JPH03227780A - 四輪操舵装置 - Google Patents

四輪操舵装置

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JPH03227780A
JPH03227780A JP2021412A JP2141290A JPH03227780A JP H03227780 A JPH03227780 A JP H03227780A JP 2021412 A JP2021412 A JP 2021412A JP 2141290 A JP2141290 A JP 2141290A JP H03227780 A JPH03227780 A JP H03227780A
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Yasutaka Kato
加藤 廉享
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
Susumu Oda
小田 享
Junichi Miyagi
淳一 宮城
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1機械的伝達装置を介して前輪舵取り装置と後
輪舵取り装置を連動して、後輪を前輪の操舵角に応じて
操舵するようにした四輪操舵装置に関する。
(従来の技術) この種の四輪操舵装置においては、前後の舵取り装置を
連動する伝達装置として回転軸や操作ケーブルを使用し
ている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来技術においては1例えば後輪が溝に脱輪
などしてその操舵が阻止された場合に。
操舵ハンドルに力をこめて回そうとすると、伝達装置に
無理な力が加わって破損させたりする問題がある。特に
操作ケーブルを使用したものの場合は、操作ケーブルが
伸びるなどして破損するおそれが大きい。
このような問題を解決するために、前後の舵取り装置の
ハウジング内に、第6rMに示すようなアシスト遅れ回
避機構を組み込むことが考えられる。
このアシスト遅れ回避機構は、前輪の操舵と連動して回
転する入力回転部材2と後輪を操舵する出力回転部材3
を軸受6a、6bによりハウジング1内に支持し、この
両回転部材2,3の間の伝達トルクが所定値以上となれ
ば相対回動するようにこの両部材を渦巻ばね5により連
結したもので。
アシスト遅れ回避機構の外径を小さくするために渦巻ば
ね5を2つに分けてハウジング1内に軸承した中間回転
部材4により連結している。
しかしながら第6図の構造のものは、中間回転部材4の
外周に軸受7を挟み込むような形をとっているため、2
つの部分4A、4Bを4本のボルト4Cで連結する必要
があり、このため部品点数が多くなり、また一方の部分
4Aは、117図に示すように、各渦巻ばね5の内端が
係合する係合ボス9a、9bの一部を接離可能に当接す
る面4bを形成するために複雑な形状の切欠き4aを必
要とし、このため加工費も大となる。また、中間回転部
材4の外周をハウジング1に支持させており。
これに使用する軸受7が大径となるので、部品価額が上
昇すると共に余分のスペースを必要とする。
本発明は、このような各問題を解決して、部品点数が少
なく、部品コストが少なく加工及び組立が容易で、しか
もコンパクトに構成することができるアシスト遅れ回避
機構を備えた四輪操舵装置を提供することを目的とする
(課題を解決するための手段) このために1本発明による四輪操舵装置は、第11!N
〜第5wiに例示するごとく、前輪を操舵する前輪舵取
り装置10と、後輪を操舵する後輪舵取り装置20と、
この両舵取り装置を連動する伝達装置よりなる四輪操舵
装置において、前記前輪舵取り装置10及び後輪舵取り
装置20の何れか一方のハウジング21に軸承されて前
輪の操舵と連動して回転する入力回転部材41と、この
入力回転部材と同軸的にかつ軸方向に間をおいて前記ハ
ウジング21に軸承されて後輪を操舵する出力図1部材
43と、この入力及び出力回転部材41゜43の内周側
に軸受52,53を介してそれぞれ同軸的に回転自在に
支持された第1及び第2係合ボス46.47と、前記入
力及び出力回転部材41.43の間にそれぞれと軸方向
に隙間をおいてかつ同軸的に配置され前記第1及び第2
係台ボス46.47の何れか一方により内周側が軸受5
4を介して回転自在に支持された単一部材の中間回転部
材42と、この中間回転部材42の内側部の一部から軸
線方向両側に突出して固定された内側係合ピン42aと
、前記入力及び中間回転部材41.42の間に設けられ
外端44aがこの両回転部材41.42の一部に円周一
方向から同時に係合可能でありかつ内端44bが前記第
1係合ボス46を介して前記入力回転部材41の一部及
び前記中間回転部材42の内側係合ピン42aに円周他
方向から同時に係合可能である第1渦巻ばね44と、前
記中間回転部材42と出力回転部材43の間に設けられ
外端45aがこの両回転部材42゜43の一部に円周一
方向から同時に係合可能でありかつ内#45bが前記j
12係金ボス47を介して前記中間回転部材42の内側
係合ピン42a及び前記出力回転部材43の一部に円周
他方向から同時に係合可能である第2渦巻ばね45より
なるアシスト遅れ回避機構40を備えたことを特徴とす
るものである。
(作用) 通常の作動状態においては1前後の舵取り装置10.2
0間の伝達トルクは両渦巻ばね44.45の初期トルク
よりも小さいのでアシスト遅れ回避機構40は作動せず
、入力回転部材41の回転はそのまま出力回転部材43
に伝達され、後輪舵取り装置20は前輪の操舵に連動し
て正常に作動する。溝への脱輪などにより後輪の操舵が
阻止された状態において操舵ハンドルを無理に回すと前
後の舵取り装置10.20間の伝達トルクは増大する。
しかしながらこの伝達トルクが第1及び第2渦巻ばね4
4,45の初期トルクを越えれば、この両渦巻ばね44
,45が撓んでアシスト遅れ回避機構40が作動するの
で伝達トルクの増大は防止され、前後の舵取り装置10
.20間の伝達装置に無理な力が加わることはなくなる
中間回転部材42は内周側が軸受54を介して第1また
は第2係合ボス46.47により支持されているので、
アシスト遅れ回避機構40の第1及び@2渦巻ばね44
,45より外側への突出量は少なくなる。また中間回転
部材42は内側係合ピン42aにより第1及び第2係合
ボス46,47と係合させているので、複雑な切欠き(
第7図の4a参照)は不要となる。
(発明の効果) 上述のごとく、本発明によれば、前後の舵取り装置の間
の伝達装置に無理な力が加わって破損したりする恐れが
なくなり、またアシスト遅れ回避機構の外径が渦巻ばね
を1個だけ用いたものに比較上で小となる。また本発明
では、中間回転部材を支持する軸受を内周側としたので
アシスト遅れ回避機構の全体外径が一層小となり、この
軸受も安価となる。更に中間回転部材は単一部材である
と共に複雑な切欠きを必要としないので加工及び組立コ
ストも少なくなる。従って、部品コストが少なく、加工
及び組立が容易で、しかもコンパクトに構成することが
できるアシスト遅れ回避機構を備えた四輪操舵装置を得
ることができる。
(実施例) 以下に、第1図〜第5図に示す実施例により、本発明の
説明をする。
先ず第5図により、四輪操舵装置の全体構造の説明をす
れば、自動車のエンジン73により駆動される供給ポン
プ70によりリザーバ72から吸入されて送り出された
所定量の作動流体は1分流弁71により所定比率で分流
されて、その一方は前輪舵取り装置10に供給され、他
方は後輪舵取り装!20に供給され、使用後の作動流体
はリザーバ72に戻される。
前輪動力舵取り装置10は、操舵ハンドル15の回転を
前輪作動ロッド13の往復動に変換するラックピニオン
機構12に伝達するハンドル軸16の途中に設けたロー
タリータイプの前輪サーボ弁11と前輪作動ロッド13
に設けた前輪パワーシリンダ14を主要な構成部材とし
ている。前輪サーボ弁11は操舵ハンドル15から入力
されたハンドルトルクに応じて作動し、分流弁71を介
して供給ポンプ70から前輪パワーシリンダ14の左右
の作動室に供給される作動流体の給排を制御し、これに
より増幅された操舵力が前輪作動ロッド13に出力され
、その両端に設けたタイロッド17及びナックルアーム
18を介して左右の前輪19を操舵するようになってい
る。
後輪動力舵取り装置20は、第1図及び第5図に示すご
とく、ロータリータイプの後輪サーボ弁60と後輪パワ
ーシリンダ24を備え、更に操舵特性付与機構30及び
アシスト遅れ回避機構40を備えている。後輪パワーシ
リンダ24のピストン26に固定された後輪作動ロッド
23はシリンダ25の両端部から液密にかつ摺動自在に
突出し、その両端はタイロッド27及びナックルアーム
28を介して後輪29に連結されている。
第1図及び第4図に示すごとく、操舵特性付与機構30
は、互いに偏心した回転軸線01,02回りにそれぞれ
回転自在にハウジング21内に支持された入力軸31及
び従動回転部材34を備えており、入力軸31に略V字
状に形成された案内溝32には、従動回転部材34に設
けた従動子33が係合されている。従動子33は、回転
軸線02から偏心して従動回転部材34に固定された支
持ピン33aの前部に回転自在に支持されたローラ33
bよりなり、支持ピン33aの後端は従動回転部材34
より後方に突出している。
前後輪の操舵中立状態においては、従動子33のローラ
33bは第4図に示す状態にある。操舵中立状態から入
力軸31が回転すれば、入力軸31に対する従動回転部
材34の回転角の特性はυのようになる。すなわちロー
ラ33bが案内溝32の外側面に当接するまでは従動回
転部材34は回転せず、その後は入力軸31の回転角が
増大するにつれて従動回転部材34の回転角の増大の即
金は次第に増大する。
15図に示すごとく、中間部にケーブル長さ訓整装T1
36を設けた一対の操作ケーブル35a。
35bにより前後の動力舵取り装置10.20を連動す
る伝達装置が構成されている。各操作ケーブル35 a
、  35 bはインナワイヤ及びアウタチューブより
なり、各インナワイヤの一端は前輪作動ロッド13の両
#Mtaに設けた突起にそれぞれ連結され、各インナワ
イヤの他端は入力軸31に形成したプーリ31aに巻き
付けられている。また各アウタチューブの両端はそれぞ
れ前輪動力舵取り装置10のハウジング(図示省略)及
びハウジング21に取り付けられている。これにより前
輪作動ロッド13の往復動に応じて入力軸31が回動さ
れる。
後輪サーボ弁60は、主として181図に示すごとく、
後述するアシスト遅れ回避機構40を間において操舵特
性付与機構30の従動回転部材34と同軸的にハウジン
グ21内に設けられている。
後輪サーボ弁60はトーションバー66により弾性的に
連結された出力軸61と作動軸62を有し。
出力軸61の後部に形成したピニオン22は後輪作動ロ
ッド23に形成したランク23aと噛合している。作動
軸62の先端にセレーション結合されて抜は止め固定さ
れたヨーク68は、後述するアシスト遅れ回避機構40
を介して従動回転部材32と同軸的に連結されている。
後輪サーボ弁60の要部は作動軸62の一部に形成され
たロータ弁部材63と、ピン65により出力軸61に連
結されたスリーブ弁部材64よりなる通常のロータリー
形のサーボ弁である。この後輪サーボ弁60は作動軸6
2に加わる入力トルクに応じて作動し、入力ポートロ0
aに供給された作動流体の後輪パワーシリンダ24に対
する給排を、2つの分配ポー) 60 c、  60 
dを介して制御し、使用後の作動流体を排出ポート60
bを経てリザーバ72に排出して、後輪29への操舵ア
シスト力を生ずるようになっている。
アシスト遅れ回避機構40は、111図に示すごとく、
従動回転部材34と同軸的に一体形成された入力回転部
材41及びこれと同軸的に軸方向に間をおいて配置され
た環状の出力回転部材43を有し、この両回転部材41
.43の外周は間にカラー27をおいてハウジング21
内面に嵌合された大径の軸受50,51により支持され
ている。
各回転部材41.43の内周には小径の軸受52゜53
を介して第1及び第2係合ボス46,47が同軸的に支
持され、この第2係合ボス47には両回転部材41.4
3の間にそれぞれ軸方向に隙間をおいて同軸的に配置さ
れた中間回転部材42の内周が小径の軸受54を介して
支持されている。
各第1及び第2係合ボス46.47には、それぞれ各回
転部材41.42及び42.43の間に位置する渦巻ば
ね44.45が巻回して設けられている。3個の回転部
材41,42.43は何れも単一部材である。
第1図〜第3図に示すごとく、互いに対向する入力回転
部材41及び中間回転部材42の外周部の一部には、互
いに接近する軸線方向に突出してそれぞれの先端が多少
の隙間をおいて互いに対向する第1係合ピン41b及び
第2係台ピン42bが、圧入等により固定されている6
 *た互いに対向する中間回転部材42及び出力回転部
材43の外周部の一部にも、同様の第3係合ビン42c
及び第4係合ピン43aがそれぞれ固定されている。
中間回転部材42の内周部の一部には内側停台ピン42
aが軸線方向両側に突出して固定され、また出力回転部
材43の内周部の一部にも第5係合ピン43bが軸線方
向両側に突出して固定されている。!11係合ボス46
の前後面には支持ピン33a及び内側係合ピン42aと
それぞれ係合可能な第1及び第2突起46a及び46b
が形成され、また第2係合ボス47の前後端には内側係
合ピン42a及び第5係合ビン43bとそれぞれ係合可
能な第3及び第4突起47a及び47bが形成されてい
る。
第1渦巻ばね44はばね綱等の帯板を渦巻状に巻回して
なり、入力及び中間回転部材41.42の間にトルクが
加わっていない状態において、初期トルクが与えられて
その両端がそれぞれ両回転部材41.42の一部に同時
に係合している。すなわち、第1図及び第2図に示すご
とく、Wi1渦巻ばね44の折曲された外端44aは入
力回転部材41の第1係台ピン41b及び中間回転部材
42の第2係合ビン42bに逆時計回転方向から同時に
係合している。また、第1渦巻ばね44の折曲された内
端44bは第1係台ボス46の第2突起46bjζ時計
回転方向から係合すると共に、この第2突起46b及び
第1突起46aは、それぞれ同時に中間回転部材42の
内側係合ピン42aの前端及び入力回転部材41の支持
ビン33aの後端に時計回転方向から係合している。
同様に、第1図及び第3図に示すごとく、中間及び出力
回転部材42.43の間にトルクが加わっていない状態
において、初期トルクが与えられたj12渦巻ばね45
は、外端45aが中間回転部材42の第3係合ピン42
c及び出力回転部材43の第4係台ピン43aに逆時計
回転方向から同時に係合し、また内端45bは第2係合
ボス47前後の第3及び第4突起47a、47bを介し
て中間回転部材42の内側係合ビン42aの後端及び出
力回転部材43の第5係台ピン43bの前端に時計回転
方向から同時に係合している。第1及びtff2渦巻ば
ね45,46の素材及び諸元は初期トルクを含め互いに
同一である。
このアシスト遅れ回避機構40は、両回転部材41.4
3の間の伝達トルクが各渦巻ばね44゜45の初期トル
ク以下の場合は入力回転部材41の回動をそのまま出力
回転部材43に伝達するが。
伝達トルクがそれ以上になれば各渦巻ばね44゜45が
撓んで入力回転部材41の回動が出力回転部材43に伝
達されなくなるようにするものである。前記後輪サーボ
弁60の作動軸62先端に固定したヨーク68は、半径
方向に形成した切欠き68aが出力回転部材43の第5
係台ビン43bの後端に係合されて、アシスト遅れ回避
機構40に連結されている。
次に上記実施例の作動の説明をする。
操舵ハンドル15を中立位置から第5図の矢印に示すご
とく右回りに回動すれば、前輪動力舵取り装置1oは前
述のごとく作動し、前輪作動ロッド13は矢印のごとく
右向きに移動して左右の前輪19を右向きに操舵する。
これにより操舵特性付与機構30の入力軸31は、操作
ケーブル35a、35bを介して、後から見て逆時計回
転方向に回動される。また反対に、!l舵ハンドル15
を左回りに回動すれば、各部分は上記と逆向きに作動し
て前輪19は左向きに操舵され、入力軸31は後から見
て時計回転方向に回動される。この入力軸31の回動に
応じて従動回転部材32は前述した特性で回動する。
正常な状態においては、後輪操舵トルクは小さいのでア
シスト遅れ回避機構40は作動せず、従動回転部材32
の回動はそのままヨーク68から作動軸62に伝達され
て後輪サーボ弁60を作動させる。前輪19を右向きに
操舵すれば、入力軸31並びに後輪サーボ弁60の作動
軸62及び出力軸61は後から見て逆時計回転方向に回
動し、後輪29は後輪作動ロッド23を介して左向きに
操舵される。この際、後輪操舵トルクに応じて後輪サー
ボ弁60が作動し、後輪パワーシリンダ24により後輪
作動ロッド23にアシスト力を与える。前輪19を左向
きに操舵すれば、各部分は上記と逆向きに作動して後輪
29は右向きに操舵される。すなわち、後輪29は前輪
19の操舵に応じて逆相に操舵される。
後輪29が溝に落輪するなどして操舵が阻止された状態
で、操舵ハンドル15に力を込めて回せば、出力軸61
と作動軸62の間に設けたマニアルストッパ59がすぐ
に当接して、アシスト遅九回避機構40に加わる伝達ト
ルクは増大しようとする。しかしながらこの伝達トルク
が第1及び第2渦巻ばね44.45の初期トルクよりも
大となれば各渦巻ばね44,45が撓むので入力回転部
材41の回動は出力回転部材43に伝達されなくなり、
伝達トルクの増大は防止される。
この際の各渦巻ばね44.45の撓みはその両端部の各
隣接する回転部材41及び42または42及び43へ同
時に係合している箇所の一方が離れることにより行われ
る。例えば第2図及び第3図において、入力回転部材4
1から出力回転部材4゛3への伝達トルクが時計回転方
向の場合には、tl渦巻ばね44は第1係合ピン41b
により外111if”44 a−が時計回りに回され、
内側係合ピン42aにより内端44bの回動に抵抗が与
えられることにより撓み、第2渦巻ぼね45はm3係合
ピン42cにより外端゛45aが時計回りに回され、第
5係台ピン43bにより内端45bの回動が阻止される
ことにより撓む。この場合には、支持ピン33aと第1
突起46a、外端44aと第2係合ビン42b、内側係
合ピン42aと第3突起47a、外1m 45 aとj
14’係合ビン43aの間に隙間が生じる。入力回転部
材41から出力回転部材43への伝達トルクが逆時計回
転方向の場合には上記と逆の作動がなされ、IJl係合
ピン41bと外端44a、第2突起46bと内側係合ピ
ン42a、第3係台ピン42cと外端45a、第4突起
47bと第5係合ピン43bの間に隙間が生じるように
第1及び第2渦巻ばね44,45は撓む。この様な作用
により伝達トルクの増大が防止され、各操作ケーブル3
5 a、  35 bに無理な力が加わって破損を生ず
るなどの恐れはなくなる。
また上記実施例では、入力回転部材41と出力回転部材
43の間に中間回転部材42を設けて渦巻ばねを第1及
びfli2渦春ばね44,45の2つに分割しているの
で各渦巻ばね44.45の外径は1つの渦巻ばねのみを
使用した場合に比して小となる。中間回転部材42は内
周側が小径の軸受54を介してjlI2係合ボス47に
より支持されているので、アシスト遅れ回避機構40が
両渦巻ばね44,45より外側へ突出することも少なく
なり、ハウジング21内にコンパクトに紐み込むことが
でき、また軸受54も安価となり、カラー27も1個で
足りる。更に中間回転部材42は単一部材であると共に
内側係合ピン42aにより第1及び第2係合ボス46.
47と係合させているので、複雑な切欠き(第7図の4
a参照)は不要となり、加工及び組立コストは少なくな
る。
本発明は、アシスト遅れ回避機構40を上記実施例のご
とく後輪動力舵取り装置20のハウジング21に設ける
代わりに、前輪動力舵取り装置10のハウジングに設け
て実施することもできる。
また、動力舵取り装置を使用しない四輪操舵装置に適用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明による四輪操舵装置の一実施例
を゛示し、第1図は要部の縦断面図、第2図は第1図の
■−■新面図、第3図は第1図の■−m断面図、第4図
は第1図のIV−IV噺画面図第5図は全体の概略平面
図である6 第6図及び第7図は改良前の状態を示し、
第6図は要部の縦噺面図、第7歯は中間回転部材の一部
の正面図である・符  号  の  説  明 10・・・前輪舵取り装置、20・・・後輪舵取り装置
、21・・・ハウジング、40・・・アシスト遅れ回避
機構、41・・・入力回転部材、42・・・中間回転部
材、42a・・・内側係合ピン、43・パ・出力回転部
材、44・・・第1渦巻ばね、44a・・・外端、44
b・・・内端。 45・・・第2渦巻ばね、45a・・・外端、45b・
・・内端、46・・・第1係合ボス、47・・・第2係
台ボス、52,53.54・・・軸受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  前輪を操舵する前輪舵取り装置と、後輪を操舵する後
    輪舵取り装置と、この両舵取り装置を連動する伝達装置
    よりなる四輪操舵装置において、前記前輪舵取り装置及
    び後輪舵取り装置の何れか一方のハウジングに軸承され
    て前輪の操舵と連動して回転する入力回転部材と、この
    入力回転部材と同軸的にかつ軸方向に間をおいて前記ハ
    ウジングに軸承されて後輪を操舵する出力回転部材と、
    この入力及び出力回転部材の内周側に軸受を介してそれ
    ぞれ同軸的に回転自在に支持された第1及び第2係合ボ
    スと、前記入力及び出力回転部材の間にそれぞれと軸方
    向に隙間をおいてかつ同軸的に配置され前記第1及び第
    2係合ボスの何れか一方により内周側が軸受を介して回
    転自在に支持された単一部材の中間回転部材と、この中
    間回転部材の内側部の一部から軸線方向両側に突出して
    固定された内側係合ピンと、前記入力及び中間回転部材
    の間に設けられ外端がこの両回転部材の一部に円周一方
    向から同時に係合可能でありかつ内端が前記第1係合ボ
    スを介して前記入力回転部材の一部及び前記中間回転部
    材の内側係合ピンに円周他方向から同時に係合可能であ
    る第1渦巻ばねと、前記中間回転部材と出力回転部材の
    間に設けられ外端がこの両回転部材の一部に円周一方向
    から同時に係合可能でありかつ内端が前記第2係合ボス
    を介して前記中間回転部材の内側係合ピン及び前記出力
    回転部材の一部に円周他方向から同時に係合可能である
    第2渦巻ばねよりなるアシスト遅れ回避機構を備えたこ
    とを特徴とする四輪操舵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62155065U (ja) * 1986-03-25 1987-10-01

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