JPH0322733Y2 - - Google Patents

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JPH0322733Y2
JPH0322733Y2 JP6738881U JP6738881U JPH0322733Y2 JP H0322733 Y2 JPH0322733 Y2 JP H0322733Y2 JP 6738881 U JP6738881 U JP 6738881U JP 6738881 U JP6738881 U JP 6738881U JP H0322733 Y2 JPH0322733 Y2 JP H0322733Y2
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JP
Japan
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plate
lens frame
leg seat
guide groove
slide
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JP6738881U
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JPS57180312U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は身体の首に吊り掛けて使用する型式の
拡大鏡に関する。
作業者が紐などを用いて、身体の首に吊り掛け
て使う拡大鏡は既知であるが、この種従来品では
その構成上レンズ枠と、これを身体の腹などに当
てがつて位置決め固定する脚座とが一体物となつ
ており、そのレンズの焦点が言わば常時固定状態
にある。
つまり、そのレンズの中心と身体の腹などとの
間隔距離が常時一定の不変に構成されており、従
い作業者における体格の大小相違などとも相俟つ
て、目的物を非常に見難いことが起り、視線を焦
点へ正しく合致させるにつき、不自然な且つ無理
な作業姿勢を強要されてしまうこととなつて、取
扱い使用上著しく不便であるばかりでなく、眼の
早期疲労も生じ易い問題がある。
本考案はこのような問題点を解決するため、レ
ンズ枠と脚座とを予じめ別体物として作成の上、
その両者を相対的に進退スライド操作するのみ
で、そのスライド調整作用と、その調整位置の固
定状態とを一挙自動的に得られるよう組合わせた
ことを特徴とするものである。
以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的構
成を詳述すると、その首掛け式の拡大鏡を表わし
た第1〜7図において、1はABS樹脂やその他
の硬質な合成樹脂材から円形や角形などの環状に
成形されたレンズ枠であり、言うまでもなくその
内部にはレンズ2が嵌着固定されている。3はそ
のレンズ枠1の周縁一部から180度の向かい合う
一対として一体に張り出された吊持用耳片であ
り、その通孔4に取付けられる紐(図示省略)な
どによつて、作業者が身体の首から吊り下げて使
用できるようになつている。
5は同じくレンズ枠1の周縁一部から、両耳片
3の張り出し方向と直角な方向に向かつて連続一
体に張り出された連結受板であり、補強リブ6群
の立設などによつて、その中央部には後述する化
粧蓋板と相俟ち、その合掌面に脚座挿入空室を形
作るスライドガイド凹溝7が区画形成されてい
る。8はそのガイド凹溝7の開口長手中心線上に
臨むよう、該受板5から一体に起立された係止爪
であつて、その周辺位置にほぼU字型輪郭の切欠
9が開口されることにより、適度の弾性力を発揮
し得るように定められている。10は同じくガイ
ド凹溝7の周縁部に開口された複数のビス挿通用
バカ孔、11はバカ孔10と連通する径大なビス
頭逃し凹所である。
又、12は上記連結受板5と対応合致する大き
さ・形状の化粧蓋板12であり、好ましくはレン
ズ枠11と異なる着色が施された合成樹脂材から
成形されている。13はその受板5のバカ孔10
と合致する盲状のネジ孔であり、これに螺入され
るビス14の複数によつて、上記ガイド凹溝7を
施蓋する如く、蓋板12が受板5へ着脱自在に取
付け固定される。その結合状態のもとにあつて
は、脚座15がレンズ枠1からの離脱不能であ
り、レンズ2からの距離を長短に進退変化させる
如く、上記空室内をガイド凹溝7に沿つてスライ
ド作用のみ可能となつている。
その脚座15もレンズ枠1と同様な合成樹脂製
であり、第3図のような全体としてほぼ倒立T字
型に成形されている。即ち、16は上記レンズ枠
1側の空室内に挿入されて、そのガイド凹溝7に
沿い進退スライド作用するスライド板であり、そ
れ自身第6,7図のような断面ほぼH字型とし
て、上記空室内において振れ動いたり、或いはガ
タつくようなことなく、直進的にスライドし得る
ようになつている。又、その鉄道用レールの断面
形状に似たH字型により、折損すること無き強度
が与えられてもいる。
17はそのスライド板16の背面に列設された
鋸歯状の係止溝であつて、受板5の上記弾性係止
爪8と向かい合い、その係止爪8と弾力的の係脱
自在に係止される。その場合、係止爪8には上記
した通り弾性力が与えられているため、その弾性
力に抗しつつスライド板16を進退スライドさせ
ることができる。18はそのスライド板16の基
端部から直交状態に張り出し連成されたスカート
板であり、身体の腹などに安定良くフイツトする
よう、円弧状に弯曲されている。19はそのスカ
ート板18に接着剤などを介して固着一体化され
たフエルトやゴムなどのクツシヨン座であり、直
接にはこれが腹などへ当てがわれることになる。
上記の構成によれば、その使用に当つて第4,
5図の矢印Pで示す如く、レンズ枠1の連結受板
5を片手における手の平に載せて軽く握り持ち乍
ら、残る片手で脚座15を押すか又は引くことに
より、レンズ2の焦点へ容易に正しく視線を合わ
せることができる。レンズ2の中心と身体の腹な
どとの間隔距離を、作業者の希望に応じて長短に
変化・調整することができるからである。
その場合、脚座15は上記のようにスライド板
16と、これと直交するスカート板18とから成
るほぼ倒立T字型をなしているため、片手の指先
2本をスライド板16の挟み持ち状態として、そ
のスカート板18へ引つ掛けることにより、上記
進退スライド操作を頗る軽快に安定良く加えるこ
とができる。
又、スライド板16は第6,7図のように、レ
ンズ枠1における受板5と蓋板12との合掌面に
画定された空室内に拘束されており、それ自体一
定帯幅を有する所謂板形態として、これに付与さ
れた鋸歯状の係止溝17が、受板5の弾性係止爪
8と係止作用し合うようになつているため、上記
スライドの進退作用が著しく安定・円滑に行なわ
れることとなる。その係止作用し合う部分に、外
部から塵埃などの異物が侵入することも効果的に
防止される。
更に、上記係止溝17に対しては係止溝17が
弾力的に係止作用することになつているので、そ
の係止溝17の鋸歯状であることとも相俟ち、上
記人為的な進退スライド操作を停止させれば、そ
の停止の調整位置において、自づと固定保持され
ることになり、その調整状態も著しく安定するの
である。その係止溝17の刻設によつて、微調整
も行なえること勿論である。又、レンズ枠1と脚
座15の何れも合成樹脂製であり、従い首掛け式
の拡大鏡として、特にその軽量さに有益と言え
る。
以上のように、本考案の首掛け式拡大鏡はその
構成上、身体の首に吊り掛けて使用する合成樹脂
製レンズ枠1と、そのレンズ枠1を腹などに当て
がうための合成樹脂製脚座15とから成り、特に
そのレンズ枠1の周縁一部から一体に張り出した
連結受板5には、脚座15の挿入空室を形作るべ
きスライドガイド凹溝7と、そのガイド凹溝7の
開口長手中心線に臨むよう起立する弾性係止爪8
とを設けると共に、その受板5に上記ガイド凹溝
7を施蓋する如く、化粧蓋板12を着脱自在に取
付け固定し、 他方、脚座15を上記空室内へ離脱不能に挿入
されるスライド板16と、そのスライド板16の
基端部に直交する如く張り出し連成されたスカー
ト板18とから全体的なほぼ倒立T字型に形作
り、そのスライド板16に列設した鋸歯状の係止
溝17を、上記受板5の弾性係止爪8と係止作用
させることによつて、そのレンズ枠1と脚座15
とを相対的に進退スライドのみ行なえるよう組合
わせてあるため、冒頭に述べたこの種従来品の問
題点を確実に解消できる効果がある。
つまり、レンズ枠1に対して脚座15を押すか
又は引くことにより、そのレンズ2の中心と身体
の腹などとの間隔距離を長短に変化・調整するこ
とができ、従い不自然な作業姿勢を強要されるこ
となく、誰もが容易に視線を焦点へ正しく合致さ
せることができるのである。
その場合、レンズ枠1側の弾性係止爪8と、脚
座15側の鋸歯状係止溝17とが係止作用し合う
ように構成されているため、上記進退操作力の付
与を停止しさえすれば、そのままで調整位置の安
定な固定状態に保持されるであり、その停止固定
のための別途な人為的操作力を加える必要も全然
ない。従い、その操作性と調整状態の安定性など
に著しく優れる。
又、上記係止溝17の刻設されたスライド板1
6は、レンズ枠1における受板5と蓋板12との
相互間に区画された空室内へ、離脱不能に挿入さ
れており、その拘束された状態のもとで、上記進
退スライド作用されるようになつているため、そ
の作用としても著しく円滑に安定良く行なわれる
ことになり、横振れやガタツキなどを起すことが
ない。その蓋板12は受板5に対して、着脱自在
に取付け固定されるようになつているため、全体
としての組合せ作業も簡便に行なうことができ、
加えてレンズ枠1と脚座15の何れも合成樹脂製
であるから、首掛け式として軽量さや量産効果、
化粧効果の達成上有益と言え、実用向きである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案におけるレンズ枠を開蓋状態と
して示す正面図、第2図はその蓋板の背面図、第
3図は脚座を抽出して示す背面図、第4図はレン
ズ枠と脚座との組合わせ状態を示す正面図、第5
図は第4図のA−A線断面図、第6,7図は同じ
く第4図のB−B線とC−C線に沿う各断面図で
ある。 1……レンズ枠、5……連結受板、7……スラ
イドガイド凹溝、8……弾性係止爪、9……切
欠、12……化粧蓋板、15……脚座、16……
スライド板、17……係止溝、18……スカート
板、19……クツシヨン座。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 身体の首に吊り掛けて使用する合成樹脂製レン
    ズ枠1と、そのレンズ枠1を腹などに当てがうた
    めの合成樹脂製脚座15とから成り、 そのレンズ枠1の周縁一部から一体に張り出し
    た連結受板5には、脚座15の挿入空室を形作る
    べきスライドガイド凹溝7と、そのガイド凹溝7
    の開口長手中心線上に臨むよう起立する弾性係止
    爪8とを設けると共に、その受板5に上記ガイド
    凹溝7を施蓋する如く、化粧蓋板12を着脱自在
    に取付け固定し、 他方、脚座15を上記空室内へ離脱不能に挿入
    されるスライド板16と、そのスライド板16の
    基端部に直交する如く張り出し連成されたスカー
    ト板18とから全体的なほぼ倒立T字型に形作
    り、そのスライド板16に列設した鋸歯状の係止
    溝17を、上記受板5の弾性係止爪8と係止作用
    させることによつて、そのレンズ枠1と脚座15
    とを相対的に進退スライドのみ行なえるよう組合
    わせたことを特徴とする首掛け式拡大鏡。
JP6738881U 1981-05-08 1981-05-08 Expired JPH0322733Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6738881U JPH0322733Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6738881U JPH0322733Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57180312U JPS57180312U (ja) 1982-11-16
JPH0322733Y2 true JPH0322733Y2 (ja) 1991-05-17

Family

ID=29863392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6738881U Expired JPH0322733Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

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JP (1) JPH0322733Y2 (ja)

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JPS57180312U (ja) 1982-11-16

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