JPH03227166A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH03227166A
JPH03227166A JP2021498A JP2149890A JPH03227166A JP H03227166 A JPH03227166 A JP H03227166A JP 2021498 A JP2021498 A JP 2021498A JP 2149890 A JP2149890 A JP 2149890A JP H03227166 A JPH03227166 A JP H03227166A
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diode
photodiodes
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Hiromi Kakinuma
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複数のフォトダイオードをのこぎり波電圧
に基づいて順次に走査するイメージセンサに関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]イメージ
センサは、光情報を電気信号に変換するための複数の光
電変換素子と、複数の光電変換素子を電気的に走査して
電気信号を選択的に得るためのアナログスイッチとを有
している。アナログスイッチは例えば、特開昭63−2
377号公報に開示されているように電界効果トランジ
スタ(FET)から成り、複数の光電変換素子の近傍に
配置されている。
ところで、集積回路のイメージセンサにおいては、1つ
の光電変換素子即ち1つの画素の幅(例えば125μm
)に収まるように1つの電界効果トランジスタが配置さ
れなければならない、しかし、このように極めて狭い幅
に収まるように電界効果トランジスタを形成することは
容易でない。
また、電界効果トランジスタのドレインとソースとゲー
トのための3つの配線導体層を基板上の予め決められた
幅の中に設ける時には、3つの配線導体層の幅が必然的
に狭くなり、イメージセンサの製造の歩留まりが低くな
った。
この種の問題を解決するために、ダイオードの直列回路
を利用してフォトダイオードを走査する方式が、特願昭
63−190848号及びこの国内優先権主張出願であ
る特願平1−198279号に開示されている。しかし
、正確に出力を得るための具体的な方法は開示されてい
ない。
そこで、本発明の目的は、フォトダイオードに蓄積され
た光情報を有効に取り出すことができるイメージセンサ
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、実施例を示す図面
の符号を参照して説明すると、時間と共に連続的又は階
段状に増大又は減少するのこぎり波を供給するための電
圧源1と、第1の電極と第2の電極とをそれぞれ有する
複数個の第1のダイオードDa1〜Da3が直列に接続
された回路であり、その一端が前記電圧源1に接続され
、且つそれぞれの第1のダイオードDa1〜Da3の順
方向電流が前記のこぎり波に基づいて流れるような方向
性をそれぞれの第1のダイオードDa1〜Da3が有し
、且つそれぞれの第1のダイオードDa1〜Da3の前
記第1の電極が前記電圧源1の側に配置されている第1
の直列回路と、それぞれが第1のインピーダンス素子R
a1〜Ra3又はCa1〜Ca3と第2のダイオードD
b1〜Db3とを直列に接続した回路から成り、それぞ
れの第1のダイオードDa1〜Da3の前記第2の電極
と前記電圧源1の他端との間にそれぞれ接続され、且つ
それぞれの第2のダイオードDb1〜Db3の順方向電
流が前記のこぎり波に基づいて流れるような方向性をそ
れぞれの第2のダイオードDb1〜Db3が有している
複数の第2の直列回路と、それぞれの第1のダイオード
Da1〜Da3の前記第2の電極と前記電圧源lの他端
との間にそれぞれ接続された複数の第2のインピーダン
ス素子Rh1〜Rb3又はcbi〜Cb3と、前記第1
のインピーダンス素子Ra1〜Ra3又はCa1〜Ca
3と第2のダイオードDb1〜Db3とのそれぞれの接
続点PI〜Psと共通の電流出力線3との間にそれぞれ
接続された複数個のフォトダイオードSl〜S1と、前
記複数個のフォトダイオードS1〜S、の相互干渉を防
ぐために前記フォトダイオードS+〜Ssと逆の方向性
を有して前記フォトダイオードS1〜S、の電流が流れ
る通路に接続された複数個のブロッキングダイオードD
C1〜Dc3と、前記共通の電流出力線3と前記電圧源
1の他端との間に接続された共通の電流−電圧変換回路
2とから成るイメージセンサにおいて、前記電流−電圧
変換回路2の入力インピーダンスZifを前記電流−電
圧変換回路2の入力の浮遊インピーダンスZbよりも小
さくしたイメージセンサに係わるものである。
なお、ブロッキングダイオードDcl〜DC3をフォト
ダイオードS l”−S sに直列に接続する場合には
、入力インピーダンスZifを 1/2if Cdc(n−1) 以下に設定することが望ましい、上記式におけるではフ
ォトダイオードS、〜Ssの駆動周波数、Cdcはブロ
ッキングダイオードDc1〜Dc3のそれぞれの等価容
量、nはブロッキングダイオードDC1〜Dc3の数で
ある。
また、電流−電圧変換回路2は、帰還用抵抗Rfと帰還
用コンデンサCfとを伴った演算増幅器4で構成するこ
とが望ましい、この場合、Rf Of≦1/fに設定す
ることが望ましい。
[作用] 本発明に従うように構成すると、フォトダイオードS+
”Ssに蓄積された光電荷を有効に電流−電圧変換する
ことができる。
摺求項2に示すように設定すれば、走査されていないフ
ォトダイオードを通る漏れ電流の影響の少ない電流−電
圧変換が可能になる。
摺求項3によれば、SN比の良い電流−電圧変換を発振
を伴わないで行うことができる。
[実施例] 第1図に示されている本発明の実施例に従う一次元イメ
ージセンサは、電圧源と、4つの画素即ちビットに対応
した4つの単位回路Ko、IC+、Ks、Ksと、電流
−電圧変換回路2とを有する。
この−次元イメージセンサは4つよりも多い数の画素を
検出することができるように構成されている。しかし、
この−次元イメージセンサの全部の構成を図面に示すこ
とは困難であるので、その一部のみが第1図に示されて
いる。
互いに同一の3つの単位回路Ks 、 Kx 、Xsは
、第1のダイオードDal、Da2、Da3と、第2の
ダイオードDb1、Db2、Db3と、第1の抵抗Ra
1、Ra2、Ra3と、第2の抵抗Rb1、FLb2、
R113と、光検出用のフォトダイオードSs 、Ss
 、Slと、ブロッキングダイオードDC1、Dc2、
Dc3とから成る。電圧源1と単位回路に、との間に配
置されたもう1つの単位回路に、は、第2のダイオード
DbOと、第1の抵抗RaOと、フォトダイオードS0
と、ブロッキングダイオードDCOとから成る。単位回
路に、は、別の単位回路に+、Kz、Ksにおける第1
のダイオードDa1、Da2、Da3、及び第2の抵抗
Rb1、Rb2、Rb3に対応するものを有していない
、しかし、単位回路に・にも別の単位回路に+ 、Kx
 、Ksの第1のダイオードと第2の抵抗に対応するも
のを接続することができる。また、必要に応じて第1図
のイメージセンサから初段の単位回路に、を省くことが
できる。
アノード(第1の電極)とカソード(第2の電極)とを
有する3つの第1のダイオードDa1、Da2、Da3
が互いに直列に接続された回路(第1の直列回路)の一
端(左端)は電圧源1の一端に接続されている。第1の
ダイオードDa1、Da2、Da3は電圧源1の電圧に
よって順方向にバイアスされる方向性を有している。即
ち、第1のダイオードDa1〜Da3のアノード(第1
の電極)が電圧源1の側に配置されている。なお、電圧
源1の上側の端子がマイナスの時には、第1のダイオー
ドDa1〜Da3のカソードが電圧源1の側に配置され
る。
第1のダイオードDa1、Da2、Da3のカソード(
第2の電極)と電圧源1の他端(グランド)との間には
第1のインピーダンス素子としての第1の抵抗Ra1、
Ra2、Ra3と第2のダイオードDb1、Db2、D
b3とを直列にそれぞれ接続した回路(第2の直列回路
)がそれぞれ接続されている。単位回路に0においては
、電圧源1の一端と他端との間に第1の抵抗RaOと第
2のダイオードDbOとの直列回路が接続されている。
第2のダイオードDb1、Db2、Db3は電圧源1の
電圧によって順方向にバイアスされる方向性を有してい
る。第2のインピーダンス素子としての第2の抵抗Rb
1〜Rb3は第1のダイオードDa1〜Da3のカソー
ドとグランドとの間に接続されている。
各単位回路Ko 、Kt 、Kx 、Ksにおける第1
の抵抗Ra01Ra1、Ra2、Ra3と第2のダイオ
ードDbO1Db1、Db2、Db3の相互接続点P0
、P l、P2 、PsにフォトダイオードS0、Sl
、S2、SsとブロッキングダイオードDCO1DC1
、DC2、DC3との直列回路(第3の直列回路)即ち
、フォトダイオードSo〜S、のカソードが点P0〜P
、に接続され、アノードがフォトダイオード80〜S3
の相互干渉を防ぐためのブロッキングダイオードDcO
1DC1、DC2、Dc3を介して共通の電流出力線3
に接続されている。
電流−電圧変換回路2は演算増幅器4と帰還用抵抗Rf
と、帰還用コンデンサCfとから成る。
演算増幅器4の反転入力端子は共通電流出力線3に接続
され、非反転入力端子は電圧源1の他端(グランド)に
接続され、帰還用抵抗Rf及びコンデンサCfは反転入
力端子と出力端子との間に接続されている。演算増幅器
4の出力端子は反転増幅器4aを介して出力端子5に接
続されている。
なお、フォトダイオード80〜Ssは第2のダイオード
DbO〜Db3に実質的に並列接続されている。
また、フォトダイオード80〜S、は、電圧源1の電圧
で逆バイアスされるように接続されている。
このため、フォトダイオードSo〜S、に流れる電流は
極めて小さい。
第1図のイメージセンサの各部の詳細は次の通りである
電圧源1はのこぎり波を発生する回路から成り、第2図
に示すのこぎり波即ち掃引信号を周期的に発生する。第
2図ののこぎり波の最大振幅値は第1図の全部の第1及
び第2のダイオードDaO〜Da3、DbO〜Db3を
オン状態にすることができる値に設定されている。
フォトダイオード80〜Ss、第1のダイオードDa1
〜Da3、第2のダイオードDbO〜Db3、ブロッキ
ングダイオードDcO〜Dc3は、それぞれpln接合
ダイオードであって、水素化アルモファスシリコン半導
体層と、この半導体層の下側に設けられた一方の電極層
と、半導体層の上側に設けられた他方の電極層とからな
り、共通の絶縁基板(図示せず)上に設けられている。
フォトダイオード80〜S3は逆バイアスされているの
で、第3図に示すキャパシタンスCsと光強度に比例す
る電流源Isとの並列回路で等価的に示される。なお、
フォトダイオード80〜S1の等価キャパシタンスCs
に流れる電流の値は極めて小さい。
第1のダイオードDa1〜Da3及び第2ダイオードの
DbO〜Db3がオン状態になった時の両端電圧即ち順
方向電圧VfはほぼIVである。第1の抵抗RaO〜R
a3はそれぞれ100にΩであり、第2の抵抗Rbl〜
Rb3はそれぞれ1にΩであり、これ等は、T 10 
x 、T a  S i Oを又はNiCr等の物質で
形成されている。
[動作] 第1図のイメージセンサにおいて、電圧源1から第2図
に示すのこぎり波が発生すると、第1のダイオードDa
1〜Da3が順次に導通状態に成る。
まず、のこぎり波の傾斜電圧が徐々に増大すると、点P
0の電位VpOが第4図(A)に示す如く徐々に高くな
る。これによって、点Paの電位VpOが単位回路KO
の第2のダイオードDbOの順方向電圧Vfになると、
ダイオードDbOがオン状態になり、点P、の電位Vp
Oはほぼ一定値(はぼVf)即ち飽和電圧値になる。単
位回路に、の第2のダイオードDbOのオン状態への転
換とほぼ同時に単位回路に1の第1のダイオードDaI
もオン状態に転換する。単位回路に1の第1のダイオー
ドDal  が非導通(オフ状態)の期間には、第1の
ダイオードDa1のカソードはほぼ零ボルトであるが、
第1のダイオードDa1がオン状態になって更に電圧源
1の電圧Vdが高くなると、第1のダイオードDalの
カソード電圧Vdに追従して高くなる。即ち、第1のダ
イオードDalがオン状態になると、この両端電圧は順
方向電圧 Vfにほぼ固定されるため、電源電圧Vdか
らダイオードDa1の順方向電圧Vfを差し引いた電圧
が第2の抵抗Rblの両端に加わる。また、単位回路に
1の第2のダイオードDblが非導通の期間には、点P
の電位が第2の抵抗Rb1の両端電圧にほぼ等しくなる
。従って、第1のダイオードDa1がオン状態になった
後に、点P1の電位V(11が第4図(A)に示すよう
に徐々に上昇する0点P1の電位Vp1が第2のダイオ
ードDb1の順方向電圧にVfになると、これがオン状
態になり、点P1の電位Vl)1はほぼ一定値(Vf)
になる、単位回路に1の第2のダイオードDb1のオン
状態への転換とほぼ同時に単位回路に1の第1のダイオ
ードDa2のオン状態に転換し、点P1に第4図(A)
に示すように電位Vp2が得られる。電圧源lから供給
されているのこぎり波の傾斜電圧が更に増大すると、単
位回路に、の第1のダイオードDa3がオン状態に転換
し、点Pjに第4図(A)の電位Vp3が得られり、 
点P@ 〜Ps のt位Vpo−Vp3が第4t!1(
A)に示すように順次に変化すると、各点P。
〜Psとグランドとの間に電流=電圧変換回#i2を介
して接続されたフォトダイオードS、〜S。
が順次に駆動される。即ち、フォトダイオードS。〜S
、が電気的に走査される。
第1図の回路においてフォトダイオードSo〜S、は一
次元的に配置されている。このフォトダイオードSQ〜
Ssで光情報を読み取る時には、まず、第1のダイオー
ドD81〜Da3及び第2のダイオードDbO〜Db3
の全部をオン状態に゛することができる電圧を電圧源1
から発生させる。なお、第1のダイオードDa1〜Da
3及び第2のダイオードDbO〜Db3の全部をオン状
態にするための電圧は、第2図に示すのこぎり波で与え
ることができる。即ち、のこぎり波の最大値及びこの近
傍の電圧値は、第1及び第2のダイオードDa1〜Da
3及びDbO〜Db3の全部をオンにすることができる
第1のダイオードDa1〜Da3及び第2のダイオード
DbO〜Db3の全部がオン状態である期間には、点P
’o〜P、に得られる第2のダイオードDbo〜Db3
の順方向電圧Vfによって各7オトダイオードSo〜S
、が逆バイアスされ、第3図に等価的に示すキャパシタ
ンスCsが充電される。なお、等価キャパシタンスCs
は極めて小さいので、ブロッキングダイオードDCO〜
DC3の順方向電流が急峻に立上がる点よりも前の領域
の微小電流によって等価キャパシタンスOsの充電を達
成することができる。
第1図のイメージセンサに対向配置されている例えばフ
ァクシミリの原稿のような被写体(図示せず)から得ら
れる光信号がフォトダイオードS。〜S)に入力される
と、光信号の有無及び大小に対応してフォトダイオード
S、〜S、の等価キャパシタンスCsの充電電荷量が変
化する。即ち、フォトダイオード80〜S、の内で光信
号が入力したものにおいて等価キャパシタンスCsの放
電が生じ、光信号が入力しなかったものでは等価キャパ
シタンスCsの放電が生じない0等価キャパシタンスC
sの放電の量は光量によって変化する。
フォトダイオード80〜Ssに対して光入力を与える方
法は2つある。その1つはフオトダイオードS0〜S、
に常に光入力を与える方法であり、もう1つは予め決め
られた期間(例えば電圧源1の電圧Vdが零ボルトの期
間)にのみ光入力を与える方法である。
電圧源1の電圧Vdが第2図に示すように時間と共に直
線的に増大すると、点P0〜P3に第4図(A)に示す
ように電位VpO5Vpl、Vp2、Vp3が得られ、
これによって、フォトダイオードS。〜S)が順次に逆
バイアスされる。換言すれば、第3図に示す等価キャパ
シタンスCsを充電するための電圧がフォトダイオード
80〜s3に印加される。この時、フォトダイオード8
0〜S、の等価キャパシタンスCsの内で光入力で放電
したものに対しては充電電流が流れるが、光入力がなく
て放電しなかったものに対しては充を電流が流れない、
フォトダイオード80〜S、の等価キャパシタンスCs
の充電電流はブロッキングダイオードDcO〜Dc3と
電流−電圧変換回路2とを通って流れるQで、充電電流
の有無によって出力端子5の電圧VOUtが変化する。
4つのフォトダイオードS0〜Ssの全部に光入力が与
えられたために各等価キャパシタンスCsが放電してい
る状態において、第4図(A)に示す電位VpO〜Vp
3がフォトダイオード80〜S、に順次に印加されると
、出力端子5の電圧Voutは第4図(B)に示すよう
にフォトダイオード80〜Ssに充電電流が流れる毎に
変化する。即ち、各点Po〜P、の電位VpO〜Vp3
の増大につれて等価キャパシタンスCsの充を電流が増
大し、各点Pa〜P、の電位VpO〜Vp3が飽和する
と、充電電流が減少し、この充電電流の変化に対応した
出力電圧VOUtが得られる。
第4図(C)には4つのフォトダイオードS01、Sl
、S2、S、の内のS2に光入力が与えられず、So 
、St 、Slのみに光入力が与えられた時の出力端子
5の電圧Voutの変化が示されている。この場合には
、第4図(A)に示す電位■pO〜Vp3がフォトダイ
オード80〜S3に順次に与えられる時に、フォトダイ
オードS2には充電電流が流れない、即ち、第4図(A
)に示す電位Vp2に対応する出力電圧Voutの変化
が発生しない。
次ぎに、電流−電圧変換回路2の動作を説明する。共通
電流出力線3の電流I outは、電流−電圧変換回路
2の帰還用抵抗Rfを通って流れる。
従って、i outにRfを乗じた出力電圧Voutが
生じる。ところが、演算増幅器4の反転入力端子及び共
通電流出力線3とグランドとの間の浮遊インピーダンス
Zbが電流−電圧変換回路2の入力インピーダンスZi
fに比較して小さいと、出力電流が浮遊インピーダンス
Zbを通って流れてしまい、出力電圧Voutが小さく
なり、SN比が悪くなる。つまり、電流−電圧変換回路
2の入力インピーダンスZif及び浮遊インピーダンス
Zbはほぼ次式で示される。
Zif会Rf/A ここで、Aは演算増幅器4のオープンルーズゲインであ
る。
Zb:F1/2gf(n  1)Cdcここで、口は共
通電流出力線3に接続されているブロッキングダイオー
ドの個数、CdcはブロッキングダイオードDcO〜D
c3の等価容量、fは電流1 outの周波数即ちフォ
トダイオード80〜S、の駆動周波数である。
浮遊インピーダンスZbを示す式は、フォトダイオード
80〜S、の各等価容量Cs及び第2のダイオードDb
O〜Db3の各等価容量cbに比べてブロッキングダイ
オードDcO〜Dc3の等価容量Cdcが大幅に小さい
ので、フォトダイオード80〜Ssと第2のダイオード
DbO〜Db3を無視して浮遊インピーダンスを近似的
に示している。浮遊インピーダンスZbは走査中の1つ
のフォトダイオードを除外した残りのn−1個の単位回
路(ビット)に生じる。
共通電流出力線3に流れる電流1 outに次式のKを
乗じた電流K I outが電流−電圧変換回路2に流
れ込み、有効に電圧に変換される。
K=Zb/Zif =A/2xf (n−1)CdcRf 従って、Kの値は大きいほうが良い、特に、オ−プンル
ープゲインAは周波数依存性を有し、周波数fが高いほ
ど小さくなるため、周波数fの高い電流成分はど電流−
電圧変換回路2に流れ込まずに浮遊インピーダンスZb
に流れ込んでしまう。
よって、出力電流1 outの高周波成分も忠実に電流
−電圧変換するためには、少なくともZb/Zif≧1 であること、換言すれば、 Zif≦1/2gf (n−1) Cdcであることが
望ましい。
一方、演算増幅器4による発振を防止するためには、帰
還用抵抗Rfに並列にコンデンサCfを接続することが
必要になる。コンデンサCfを接続すると、時定数Rf
Cfの逆数1/RfCfに対応する周波数よりも高い周
波数成分の電流が電流−電圧変換回路2で有効に電圧に
変換されなくなる。従って、1/RfCfを駆動周波数
f以上に設定することが望ましい。
以上のように本実施例によればフォトダイオード80〜
Snの順次駆動(走査)をトランジスタを使用せずにダ
イオードで行うことができる。ダイオードは電界効果ト
ランジスタに比べてゲート電極が不要な分だけ作製が容
易である0例えばビット間隔125μmの場合において
配線導体の幅を20μm以上にすることが可能になり、
製造歩留まりが大幅に向上する。なお、スイッチ素子を
電界効果トランジスタで構成する場合には、配線導体の
幅を約10μmにすることが必要であった。
また、前述の条件を満足するように入力インピーダンス
Zif及び帰還用抵抗RfとコンデンサCfを設定する
ことによって、浮遊インピーダンスZbに信号電流1j
ulが流れ込むことによる出力電圧voutの低下即ち
SN比の低下を防ぐことができる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 光電変換素子So〜S1の相互干渉を防ぐため
のブロッキングダイオードDcO〜DC3を第1の抵抗
RaO〜Ra3に直列に接続すること、又は、第2の抵
抗Rb1〜Db3と第1の抵抗Ra1〜Ra3との間に
接続することが可能である。この場合には、浮遊インピ
ーダンスZbが、フォトダイオード80〜Ssの等価容
量Csと第2のダイオードDbO〜Db3の等価容量c
bで決定される。
(2) 第1図のイメージセンサをファクシミリに使用
する場合には、単位回路に0〜に3に相当するものを例
えば2000個設けることが必要になる。第1のダイオ
ードDa1〜Da3及び第2のダイオードDbO〜Db
3に対応する多数のダイオードを同時にオン状態にする
ためののこぎり波の最大値は極めて高くなる。第5図及
び第6図は電圧源lの最大電圧を低く抑えることができ
る1つの方式を示す、第5図では第1図の単位回路に0
〜に3に相当するn個の単位回路がm個の回路ブロック
B1 、B2 ・・・B−に分割されている。各回路ブ
ロック81〜Bmには、第1図の単位回路に0〜に3に
相当するものを数個〜数十個含み、第1図のイメージセ
ンサから電圧源1を省いた回路に相当するものである。
各回路ブロック81〜Bmは電圧源1aにマルチプレク
サ10を介して接続されている。各回路ブロック81〜
Blの出力端子は増幅器A1〜A−を介して共通に接続
されている。電圧源1aは第6図(A)に示すのこぎり
波(三角波)を繰り返して発生する。マルチプレクサ1
0は第6図(B)(C1示すように、第6図(A)のの
こぎり波を回路ブロック81〜B−に分配する。各回路
ブロック81〜B−の各フォトダイオードに対する光入
力は第6図(D)に示すように常に与える。
(3) 第7図に示すように、第1図の第2のインピー
ダンス素子としての第2の抵抗Rhl〜Rb3をフォト
ダイオードS、〜S、の等価容量よりも十分に大きいコ
ンデンサCI〜C1に置き換えることができる。また、
第7図のコンデンサCI〜C3の代りに逆バイアスされ
るようにダイオードを接続し、このダイオードを等価容
量として使用してもよい。
(4) 第8図に示すように、第1図の第1のインピー
ダンス素子としての第1の抵抗RaO〜Ra3の変りに
フォトダイオード80〜S、の等価容量よりも大きいコ
ンデンサCaO〜Ca3に置き換えることができる。ま
た、第8図のコンデンサCaO〜Ca3をこれと等価的
に機能する逆バイアスされたダイオードに置き換えるこ
とができる。
(5) 第1図の第1の抵抗RaO〜Ra3をコンデン
サ又は逆バイアスダイオードから成る第1の容量素子に
置き換えると共に、第2の抵抗Rbl〜Rb3をコンデ
ンサ又は逆バイアスダイオードから成る第2の容量素子
に置き換えることができる。
この場合、第2の容量素子の容量値を第1の容量素子の
容量値以上にすることが望ましい。
(6) のこぎり波を第9図に示すような、階段状のこ
ぎり波とすること、及び第10図に示すように2次曲線
的に増大するのこぎり波とすることができる。
(7〉 各ダイオードの極性、電圧源1の極性を逆にす
ることもできる。
(8) 実施例ではダイオードDa1〜Dan、 Db
o〜Dbnとして水素化アルモファスシリコン(非晶質
シリコン)を使用したが、非晶質シリコンカーバイト等
を使用することもできる。
(9) ダイオードDa1〜Dan、 DbO〜Dbn
、DcO〜DcnはPINS PI、IN、ショットキ
ー接合ダイオード等のいずれであってもよい。
(10) 第2のダイオードDbO〜Dbnツカソード
端子に電圧を印加してもよい、即ち、グランドと第2の
ダイオードDbO〜Db3のカソードとの間にバイアス
電源を接続してもよい、これにより、ダイナミックレン
ジの拡大を図ることができる。
(11) 第1及び第2のインピーダンス素子を、抵抗
、コンデンサ、ダイオードのいずれか1つで構成しても
よいし、これ等を直列又は並列に接続して構成してもよ
い。
(12) 第1図において、第2の抵抗の値をRblか
らRbnに向かって徐々に大きくなるように設定しても
よい、即ち、Rb1 <Rb2 ・・・・<Rbnに設
定してもよい。
[発明の効果] 上述のように本発明によれば、単純な構成のイメージセ
ンサを提供することができる。また、フォトダイオード
から信号を有効に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるイメージセンサを示す
回路図、 第2図はのこぎり波を示す波形図、 第3図はフォトダイオードの等価回路図、第4図(A)
は第1図の回路の各点P0〜P。 の電位変化を示す図、 第4図(B)は第1図の回路の出力端子の電圧変化を4
つの光電変換素子の全部に光入力があった状態で示す図
、 第4図(C)は第1図の回路の出力端子の電圧変化を4
つの光電変換素子の内の3つのみに光入力があった状態
で示す図、 第5図は単位回路の数が多いときのフォトダイオードの
駆動方式を原理的に示すブロック図、第6図は第5図の
各部の状態を示す図、第7図及び第8図は変形例のイメ
ージセンサを示す回路図、 第9図及び第10図はのこぎり波の変形例を示す波形図
である。 1・・・電圧源、Da1〜Da3・・・ダイオード、R
a1〜Ra3・・・第1の抵抗、Rb1〜Rb3・・・
第2の抵抗、81〜S、・・・フォトダイオード、2・
・・電流−電圧変換回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]時間と共に連続的又は階段状に増大又は減少する
    のこぎり波を供給するための電圧源(1)と、 第1の電極と第2の電極とをそれぞれ有する複数個の第
    1のダイオード(Da1〜Da3)が直列に接続された
    回路であり、その一端が前記電圧源(1)に接続され、
    且つそれぞれの第1のダイオード(Da1〜Da3)の
    順方向電流が前記のこぎり波に基づいて流れるような方
    向性をそれぞれの第1のダイオード(Da1〜Da3)
    が有し、且つそれぞれの第1のダイオード(Da1〜D
    a3)の前記第1の電極が前記電圧源(1)の側に配置
    されている第1の直列回路と、 それぞれが第1のインピーダンス素子(Ra1〜Ra3
    又はCa1〜Ca3)と第2のダイオード(Db1〜D
    b3)とを直列に接続した回路から成り、それぞれの第
    1のダイオード(Da1〜Da3)の前記第2の電極と
    前記電圧源(1)の他端との間にそれぞれ接続され、且
    つそれぞれの第2のダイオード(Db1〜Db3)の順
    方向電流が前記のこぎり波に基づいて流れるような方向
    性をそれぞれの第2のダイオード(Db1〜Db3)が
    有している複数の第2の直列回路と、 それぞれの第1のダイオード(Da1〜Da3)の前記
    第2の電極と前記電圧源(1)の他端との間にそれぞれ
    接続された複数の第2のインピーダンス素子(Rb1〜
    Rb3又はCb1〜Cb3)と、前記第1のインピーダ
    ンス素子(Ra1〜Ra3又はCa1〜Ca3)と前記
    第2のダイオード(Db1〜Db3)とのそれぞれの接
    続点(P_1〜P_3)と共通の電流出力線(3)との
    間にそれぞれ接続された複数個のフォトダイオード(S
    _1〜S_3)と、前記複数個のフォトダイオード(S
    _1〜S_3)の相互干渉を防ぐために前記フォトダイ
    オード(S_1〜S_3)と逆の方向性を有して前記フ
    ォトダイオード(S_1〜S_3)の電流が流れる通路
    に接続された複数個のブロッキングダイオード(Dc1
    〜Dc3)と、 前記共通の電流出力線(3)と前記電圧源(1)の他端
    との間に接続された共通の電流−電圧変換回路(2)と から成るイメージセンサにおいて、 前記電流−電圧変換回路(2)の入力インピーダンスZ
    ifを前記電流−電圧変換回路(2)の入力の浮遊イン
    ピーダンスZbよりも小さくしたことを特徴とするイメ
    ージセンサ。 [2]前記ブロッキングダイオード(Db1〜Db3)
    は前記フォトダイオード(S_1〜S_3)に直列に接
    続されており、 前記入力インピーダンスZifは、 1/2πfCdc(n−1) (ここで、fは前記フォトダイオードの駆動周波数、C
    dcは前記ブロッキングダイオードの等価容量、nは前
    記ブロッキングダイオードの個数)以下に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のイメージセンサ。 [3]前記電流−電圧変換回路(2)が、 反転入力端子が前記共通の電流出力線(3)に接続され
    、非反転入力端子が前記電圧源(1)の他端に接続され
    た演算増幅器(4)と、 前記演算増幅器(4)の一方の入力端子と出力端子との
    間に接続された帰還用抵抗(Rf)と、前記帰還用抵抗
    (Rf)に並列に接続された帰還用コンデンサ(Cf)
    と から成り、且つ前記帰還用抵抗Rfの値と前記帰還用コ
    ンデンサCfの値の積RfCfが1/f(但し、fは前
    記フォトダイオードの駆動周波数)以下に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のイメージセン
    サ。
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