JPH0322681Y2 - - Google Patents
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- JPH0322681Y2 JPH0322681Y2 JP1986108883U JP10888386U JPH0322681Y2 JP H0322681 Y2 JPH0322681 Y2 JP H0322681Y2 JP 1986108883 U JP1986108883 U JP 1986108883U JP 10888386 U JP10888386 U JP 10888386U JP H0322681 Y2 JPH0322681 Y2 JP H0322681Y2
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は、装飾性ある空気浄化装置に関するも
のである。 従来技術 フアンで吸気し、フイルターを通して空気を浄
化し、清浄な空気を室内に戻す空気浄化装置は公
知であるが、いずれも単に箱型の機械的な外観を
有するものであり、装飾性に乏しいため、企業の
会議室や美術館の展示室などの一部に使用される
ことはあつても、余程必然性がない限り、あまり
使用されることはなかつた。 考案の目的 本考案は、どのような場所にも違和感なく使用
できる装飾性ある扱い易い空気浄化装置を提供す
ることを目的とする。 考案の構成 本考案の装置は、下方に通気孔を有し、上方が
開口した中空の容器、当該容器の内部に配置され
たフアン、当該フアンの駆動手段、上記通気孔の
上方に配置された空気浄化用フイルター(これは
フアンの上方であつても、下方であつてもよく、
またフアンの上下両方に配置されてもよい)、上
記フアン及びフイルターの上方に配置された通気
性を有する支持板、及び支持板の上に載置された
植木を有し、上記植木の根元が通気性ある状態で
充填物で覆われていることを特徴とする植木鉢の
外観を有するものである。 即ち、本考案の装置では、下方に通気孔を有
し、上方に開口部を有する中空容器内部にフイル
ター及びフアンを配置することによつて、フアン
の作動によつて、容器の一端から導入した空気を
フイルターを通して浄化した他端から放出できる
ものであり、また、容器上方すなわちフアン上方
には、支持板及び充填物の存在によつて、植木が
根元に通気性を有する状態で安定して配置されて
いるので、外観は通常の植木鉢の状態にして、フ
アンによる空気の移動によつて、そよ風で葉が微
かに揺らぐ、爽やかな風情を楽しむことができる
ものである。更に、本考案では植木の根元の充填
材に多孔性の素焼小片を使用することによつて、
外観をよりよく保つだけでなく、後述する如く、
充填材を利用して加湿及び消臭効果など付加的な
効果を高めることもできる。なお、ここに植木と
は、天然品、模造品又はそれらの組み合わせのい
ずれからなるものであつてもよく、草花であつて
もよい。 フアン及びその駆動手段は一般の空気浄化装置
又は排気フアンなどに使用されるものがいずれも
使用でき、例えば駆動手段モータの電機コードな
どは容器下方の通気孔から外に出しても、また容
器側面に直接取りつけられるようにしてもよい。 またフアンは容器内面に取りつけられた支持部
材によつて所定位置に支持されてもよいが、容器
内部に通気性ある支持板を設け、その上に載置さ
れるのが好ましい。 フイルターとしては不織布、濾紙などが使用さ
れる。フイルターには活性炭、消臭剤、吸塵剤、
吸湿剤、抗菌剤及び除菌剤などの空気浄化性ある
添加物の少なくとも一種が含まれるのが好まし
い。これらの添加物は主として粉末または粒状物
として使用されるが、液状のものをフイルターに
含浸又は塗布して使用してもよい。 また、フイルターはフアンの上方又は下方で容
器内部を完全に横断するように、即ちフアンによ
つて移動する空気が全て通過するように容器内部
に配置されるが、フアン載置用の支持板や植木を
載置するための支持板に沿わせて配置するのが扱
い易く便利である。 上記容器は、フイルターの交換を容易にするな
どの目的から、フイルターと植木を載置する支持
板の間で分割可能に形成してもよく、また、容器
内部に空気を加湿するための水分付与手段を設け
たり、空気の香りをよくするために芳香性物質を
存在させてもよい。 水分付与は、水を張つたシヤーレや水を含ませ
た布帛又は綿などを容器底部や植木又はフアンを
載置する支持板上に置いたり、又はフイルターや
植木の根元を覆う充填材に水分を付与することに
よつて実施できる。なお、芳香性物質も同様の手
段によつて存在させることができる。 特に、本考案では、植木の根元を覆う充填材と
して、多孔質の素焼小片を使用するが、この素焼
小片としては、例えば園芸用土壌代用品として市
販される素焼小片がいずれも使用できる。一般に
粒径8〜15mm程度のものが使用されるが、素焼小
片の少なくとも一部に、消臭剤を吸着させて使用
するのが好ましい。多孔質の素焼小片には消臭剤
が内部にまで強力に吸着され、長期間安定して消
臭効果を有し、非常に効率のよい空気浄化作用を
発揮できるものとなるのである。 消臭剤としては一般に市販のものがいずれも適
用できるが、ツバキ科植物の主として葉部より分
離した消臭成分液を含むものを使用した場合、簡
単に1年以上の長寿命で消臭効果を保持できるも
のとすることができることが確認されている。 なお、本考案では上記容器が直接装飾性ある外
観を有するように形成されてもよいが、上記容器
は透明プラスチツクなどで形成し、それを装飾性
ある外部容器、例えば陶器の鉢や木材や籐、竹な
どで作つた容器に収容して使用してもよい。 実施例 次に本考案の実施例を図面に従つて説明する。 第1図の容器2は下端に通気孔1を有し、上方
が開口した中空容器である。容器2内部には通気
性ある二枚の支持板5,8が上下に取りつけられ
ており、下方の支持板8の上には活性炭を含む不
織布からなるフイルター4を置き、その上に駆動
手段としてモータ11を備えたフアン3が上向き
に風を送るように載置されており、上方の支持板
5の上には天然木に構造の葉を付けた植木6が載
置されている。植木6の根元は多孔性の合成樹脂
片や乾燥した水苔などの充填材7で覆われてお
り、下から送られてくる空気の流通性を保ちなが
ら、植木鉢の土等の外観を有するように構成され
ている。なお、支持板5及び8としては網目状の
属属又はプラスチツク板を使用するのが好まし
い。 このような装置では、コード10を電源に繋ぐ
などして、モータ11によつてフアン3を駆動
し、外気を通気孔1を通して容器2内部に吸い込
み、フイルター4によつて浄化した後、容器2上
方から外に排気し、室内の空気を浄化するもので
あり、装置上方の植木は根元から排気される清浄
な空気によつて、葉がかすかに揺れて、自然な非
常に爽やかな外観を呈するものとなる。 本考案の装置は、容器2として装飾性あるもの
を直接使用してもよいが、第2図の如く、装飾性
ある外部容器9に容器2を収容して使用すること
もでき、この場合、外部容器9として籐製の篭や
陶製の植木鉢などを使用することによつて非常に
装飾性に富んだものとなしうる。 なお、実施例において、充填材7として白井松
新薬(株)から市販される消臭剤「フレツシユ・シラ
イマツ」を吸着させた粒径8〜15mmのレンガ色の
素焼小片を使用したところ、非常に消臭効果に優
れた効率のよい空気浄化作用を得ることができ、
喫煙家の多い部屋でも、タバコの臭いや煙があま
り問題とならなかつた。更に、この場合、フイル
ター4に静電エアーフイルターを使用することに
よつて、フイルター4でタバコの煙やニコチンを
除去し、充填材7でタバコの臭いを消すことがで
き、更に効果のよい結果を得ることができた。 上記素焼小片は、消臭剤を2〜3%含有する処
理液を含浸させ、乾燥することによつて消臭効果
を付与したものであり、その消臭効果が「50gを
1容器に入れ、1.4%アンモニア1mlを添加20
分間放置した後、残留ガスを測定した時、アンモ
ニア臭の除去率が80%以上」であることを確認し
たものである。 次に、充填材7として消臭剤を吸着させた素焼
小片の使用の効果を明らかとするために、上記素
焼小片(消臭剤を吸着したもの)を所定量収納し
た1m3の密閉容器を用いて、下記の試験を実施し
た。 A:トリメチルアミン試験 前記密閉容器に30%トリメチルアミン3mlを入
れ、密閉し、1時間放置後、ヘツドスペースガス
をとり、ガスクロマトグラフイーによる分析をし
(ピーク面積測定)、前記素焼小片を用いないで実
施した空試験の結果と比較してトリメチルアミン
の除去率を求めた。 B:アンモニア試験 前記密閉容器に28%アンモニア5mlを入れ、密
閉し、1時間放置後、ヘツドスペースガスをと
り、インドフエノール法による発色させ、分光光
度計で呈色反応を測定し(630nmにおける吸光度
測定)、前記素焼小片を用いないで実施した空試
験の結果と比較してアンモニアの除去率を求め
た。 C:硫化水素試験 前記密閉容器に硫化水素ガスを入れ、密閉し、
1時間放置後、ヘツドスペースガスをとり、メチ
レンブルー法により発色させ、分光光度計で呈色
反応を測定し(666nmにおける吸光度測定)、前
記素焼小片を用いないで実施した空試験の結果と
比較して硫化水素の除去率を求めた。 D:酢酸試験 前記密閉容器に酢酸10mlを入れ、密閉し、1時
間放置後、ヘツドスペースガスをとり、ガスクロ
マトグラフイーによる分析をし(ピーク面積測
のである。 従来技術 フアンで吸気し、フイルターを通して空気を浄
化し、清浄な空気を室内に戻す空気浄化装置は公
知であるが、いずれも単に箱型の機械的な外観を
有するものであり、装飾性に乏しいため、企業の
会議室や美術館の展示室などの一部に使用される
ことはあつても、余程必然性がない限り、あまり
使用されることはなかつた。 考案の目的 本考案は、どのような場所にも違和感なく使用
できる装飾性ある扱い易い空気浄化装置を提供す
ることを目的とする。 考案の構成 本考案の装置は、下方に通気孔を有し、上方が
開口した中空の容器、当該容器の内部に配置され
たフアン、当該フアンの駆動手段、上記通気孔の
上方に配置された空気浄化用フイルター(これは
フアンの上方であつても、下方であつてもよく、
またフアンの上下両方に配置されてもよい)、上
記フアン及びフイルターの上方に配置された通気
性を有する支持板、及び支持板の上に載置された
植木を有し、上記植木の根元が通気性ある状態で
充填物で覆われていることを特徴とする植木鉢の
外観を有するものである。 即ち、本考案の装置では、下方に通気孔を有
し、上方に開口部を有する中空容器内部にフイル
ター及びフアンを配置することによつて、フアン
の作動によつて、容器の一端から導入した空気を
フイルターを通して浄化した他端から放出できる
ものであり、また、容器上方すなわちフアン上方
には、支持板及び充填物の存在によつて、植木が
根元に通気性を有する状態で安定して配置されて
いるので、外観は通常の植木鉢の状態にして、フ
アンによる空気の移動によつて、そよ風で葉が微
かに揺らぐ、爽やかな風情を楽しむことができる
ものである。更に、本考案では植木の根元の充填
材に多孔性の素焼小片を使用することによつて、
外観をよりよく保つだけでなく、後述する如く、
充填材を利用して加湿及び消臭効果など付加的な
効果を高めることもできる。なお、ここに植木と
は、天然品、模造品又はそれらの組み合わせのい
ずれからなるものであつてもよく、草花であつて
もよい。 フアン及びその駆動手段は一般の空気浄化装置
又は排気フアンなどに使用されるものがいずれも
使用でき、例えば駆動手段モータの電機コードな
どは容器下方の通気孔から外に出しても、また容
器側面に直接取りつけられるようにしてもよい。 またフアンは容器内面に取りつけられた支持部
材によつて所定位置に支持されてもよいが、容器
内部に通気性ある支持板を設け、その上に載置さ
れるのが好ましい。 フイルターとしては不織布、濾紙などが使用さ
れる。フイルターには活性炭、消臭剤、吸塵剤、
吸湿剤、抗菌剤及び除菌剤などの空気浄化性ある
添加物の少なくとも一種が含まれるのが好まし
い。これらの添加物は主として粉末または粒状物
として使用されるが、液状のものをフイルターに
含浸又は塗布して使用してもよい。 また、フイルターはフアンの上方又は下方で容
器内部を完全に横断するように、即ちフアンによ
つて移動する空気が全て通過するように容器内部
に配置されるが、フアン載置用の支持板や植木を
載置するための支持板に沿わせて配置するのが扱
い易く便利である。 上記容器は、フイルターの交換を容易にするな
どの目的から、フイルターと植木を載置する支持
板の間で分割可能に形成してもよく、また、容器
内部に空気を加湿するための水分付与手段を設け
たり、空気の香りをよくするために芳香性物質を
存在させてもよい。 水分付与は、水を張つたシヤーレや水を含ませ
た布帛又は綿などを容器底部や植木又はフアンを
載置する支持板上に置いたり、又はフイルターや
植木の根元を覆う充填材に水分を付与することに
よつて実施できる。なお、芳香性物質も同様の手
段によつて存在させることができる。 特に、本考案では、植木の根元を覆う充填材と
して、多孔質の素焼小片を使用するが、この素焼
小片としては、例えば園芸用土壌代用品として市
販される素焼小片がいずれも使用できる。一般に
粒径8〜15mm程度のものが使用されるが、素焼小
片の少なくとも一部に、消臭剤を吸着させて使用
するのが好ましい。多孔質の素焼小片には消臭剤
が内部にまで強力に吸着され、長期間安定して消
臭効果を有し、非常に効率のよい空気浄化作用を
発揮できるものとなるのである。 消臭剤としては一般に市販のものがいずれも適
用できるが、ツバキ科植物の主として葉部より分
離した消臭成分液を含むものを使用した場合、簡
単に1年以上の長寿命で消臭効果を保持できるも
のとすることができることが確認されている。 なお、本考案では上記容器が直接装飾性ある外
観を有するように形成されてもよいが、上記容器
は透明プラスチツクなどで形成し、それを装飾性
ある外部容器、例えば陶器の鉢や木材や籐、竹な
どで作つた容器に収容して使用してもよい。 実施例 次に本考案の実施例を図面に従つて説明する。 第1図の容器2は下端に通気孔1を有し、上方
が開口した中空容器である。容器2内部には通気
性ある二枚の支持板5,8が上下に取りつけられ
ており、下方の支持板8の上には活性炭を含む不
織布からなるフイルター4を置き、その上に駆動
手段としてモータ11を備えたフアン3が上向き
に風を送るように載置されており、上方の支持板
5の上には天然木に構造の葉を付けた植木6が載
置されている。植木6の根元は多孔性の合成樹脂
片や乾燥した水苔などの充填材7で覆われてお
り、下から送られてくる空気の流通性を保ちなが
ら、植木鉢の土等の外観を有するように構成され
ている。なお、支持板5及び8としては網目状の
属属又はプラスチツク板を使用するのが好まし
い。 このような装置では、コード10を電源に繋ぐ
などして、モータ11によつてフアン3を駆動
し、外気を通気孔1を通して容器2内部に吸い込
み、フイルター4によつて浄化した後、容器2上
方から外に排気し、室内の空気を浄化するもので
あり、装置上方の植木は根元から排気される清浄
な空気によつて、葉がかすかに揺れて、自然な非
常に爽やかな外観を呈するものとなる。 本考案の装置は、容器2として装飾性あるもの
を直接使用してもよいが、第2図の如く、装飾性
ある外部容器9に容器2を収容して使用すること
もでき、この場合、外部容器9として籐製の篭や
陶製の植木鉢などを使用することによつて非常に
装飾性に富んだものとなしうる。 なお、実施例において、充填材7として白井松
新薬(株)から市販される消臭剤「フレツシユ・シラ
イマツ」を吸着させた粒径8〜15mmのレンガ色の
素焼小片を使用したところ、非常に消臭効果に優
れた効率のよい空気浄化作用を得ることができ、
喫煙家の多い部屋でも、タバコの臭いや煙があま
り問題とならなかつた。更に、この場合、フイル
ター4に静電エアーフイルターを使用することに
よつて、フイルター4でタバコの煙やニコチンを
除去し、充填材7でタバコの臭いを消すことがで
き、更に効果のよい結果を得ることができた。 上記素焼小片は、消臭剤を2〜3%含有する処
理液を含浸させ、乾燥することによつて消臭効果
を付与したものであり、その消臭効果が「50gを
1容器に入れ、1.4%アンモニア1mlを添加20
分間放置した後、残留ガスを測定した時、アンモ
ニア臭の除去率が80%以上」であることを確認し
たものである。 次に、充填材7として消臭剤を吸着させた素焼
小片の使用の効果を明らかとするために、上記素
焼小片(消臭剤を吸着したもの)を所定量収納し
た1m3の密閉容器を用いて、下記の試験を実施し
た。 A:トリメチルアミン試験 前記密閉容器に30%トリメチルアミン3mlを入
れ、密閉し、1時間放置後、ヘツドスペースガス
をとり、ガスクロマトグラフイーによる分析をし
(ピーク面積測定)、前記素焼小片を用いないで実
施した空試験の結果と比較してトリメチルアミン
の除去率を求めた。 B:アンモニア試験 前記密閉容器に28%アンモニア5mlを入れ、密
閉し、1時間放置後、ヘツドスペースガスをと
り、インドフエノール法による発色させ、分光光
度計で呈色反応を測定し(630nmにおける吸光度
測定)、前記素焼小片を用いないで実施した空試
験の結果と比較してアンモニアの除去率を求め
た。 C:硫化水素試験 前記密閉容器に硫化水素ガスを入れ、密閉し、
1時間放置後、ヘツドスペースガスをとり、メチ
レンブルー法により発色させ、分光光度計で呈色
反応を測定し(666nmにおける吸光度測定)、前
記素焼小片を用いないで実施した空試験の結果と
比較して硫化水素の除去率を求めた。 D:酢酸試験 前記密閉容器に酢酸10mlを入れ、密閉し、1時
間放置後、ヘツドスペースガスをとり、ガスクロ
マトグラフイーによる分析をし(ピーク面積測
【表】
更に、トリメチルアミンの消臭効果を、東京都
における悪臭の規制値である0.005ppm/日の割
合で計算すると、悪臭除去に前記素焼小片(消臭
剤を吸着させたもの)が有効に働く期間は次の通
りとなる。部屋の大きさ 素焼小片の量 有効期間 20畳 50g 2月 100g 4月 200g 8月 300g 1年2月 6畳 50g 6月 100g 1年2月 200g 2年5月 300g 3年7月 試験 2 素焼小片200gに消臭剤5gを含浸させて、
乾燥したものと、 市販のフイルターに同量の消臭剤を含浸させ
たもの(比較例) を使用して、前記A〜Cの試験を48時間毎に3回
繰り返して実施した。 その結果を表2及び第3図に示す。 この結果から、本考案で使用する充填材(素焼
小片)は、通常のフイルターに比較して、非常に
持続性よく効率のよい消臭効果を示すことが分か
る。
における悪臭の規制値である0.005ppm/日の割
合で計算すると、悪臭除去に前記素焼小片(消臭
剤を吸着させたもの)が有効に働く期間は次の通
りとなる。部屋の大きさ 素焼小片の量 有効期間 20畳 50g 2月 100g 4月 200g 8月 300g 1年2月 6畳 50g 6月 100g 1年2月 200g 2年5月 300g 3年7月 試験 2 素焼小片200gに消臭剤5gを含浸させて、
乾燥したものと、 市販のフイルターに同量の消臭剤を含浸させ
たもの(比較例) を使用して、前記A〜Cの試験を48時間毎に3回
繰り返して実施した。 その結果を表2及び第3図に示す。 この結果から、本考案で使用する充填材(素焼
小片)は、通常のフイルターに比較して、非常に
持続性よく効率のよい消臭効果を示すことが分か
る。
【表】
考案の効果
本考案の装置は、空気浄化機能を有しながら、
植木鉢の外観を有するため、非常に装飾性に優
れ、どのような室内にも調和よく使用できる。ま
た、植木が根元から排気される清浄な空気によつ
て、かすかに揺らぐため、生き生きとした爽やか
な外観を与えるものである。 また、本考案の装置では、充填材として、消臭
剤を吸着した素焼小片を使用することによつて、
更に空気浄化機能に優れた製品となすことができ
る。
植木鉢の外観を有するため、非常に装飾性に優
れ、どのような室内にも調和よく使用できる。ま
た、植木が根元から排気される清浄な空気によつ
て、かすかに揺らぐため、生き生きとした爽やか
な外観を与えるものである。 また、本考案の装置では、充填材として、消臭
剤を吸着した素焼小片を使用することによつて、
更に空気浄化機能に優れた製品となすことができ
る。
第1図は本考案の装置の一例を示す斜視図、第
2図は本考案の装置の異なる一例を示す斜視図、
第3図は消臭剤を吸着した素焼小片の消臭交効を
示すグラフである。 1……通気孔、2……容器、3……フアン、4
……フイルター、5,8……支持板、6……植
木、7……充填材、9……外部容器、10……コ
ード、11……モータ。
2図は本考案の装置の異なる一例を示す斜視図、
第3図は消臭剤を吸着した素焼小片の消臭交効を
示すグラフである。 1……通気孔、2……容器、3……フアン、4
……フイルター、5,8……支持板、6……植
木、7……充填材、9……外部容器、10……コ
ード、11……モータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下方に通気孔1を有し、上方が開口した中空
の容器2、容器2の内部に配置されたフアン
3、フアン3の駆動手段、通気孔1の上方に配
置された空気浄化用のフイルター4、フアン3
及びフイルター4の上方に配置された通気性を
有する支持板5、及び支持板5の上に載置され
た植木6を有し、かつ植木6の根元が通気性を
有する状態で多孔性の素焼小片からなる充填材
7で覆われており、しかもこの充填材7の少な
くとも一部に消臭剤が吸着されていることを特
徴とする植木鉢の外観を有する空気浄化装置。 (2) フイルター4と支持板5の間で容器2が分割
可能に形成されている実用新案登録請求の範囲
1項記載の装置。 (3) フアン3が通気性を有する支持板8の上に載
置されている実用新案登録請求の範囲第1項又
は第2項記載の装置。 (4) 支持板5及び8が網目状の金属又はプラスチ
ツク板からなる実用新案登録請求の範囲第3項
記載の装置。 (5) フイルター4に活性炭、消臭剤、吸塵剤、吸
湿剤、抗菌剤及び除菌剤の少なくとも一種が含
まれる実用新案登録請求の範囲第1項〜第4項
いずれか1項記載の装置。 (6) 容器2内部に水分付与手段が設けられる実用
新案登録請求の範囲第1項〜第5項いずれか1
項記載の装置。 (7) 容器2内部に芳香性物質が存在する実用新案
登録請求の範囲第1項〜第6項いずれか1項記
載の装置。 (8) 容器2を装飾性ある外部容器9に収容してな
る実用新案登録請求の範囲第1項〜第7項いず
れか1項記載の装置。 (9) 消臭剤がツバキ科植物の主として葉部より分
離した消臭成分液を含む実用新案登録請求の範
囲第1項〜第8項いずれか1項記載の装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986108883U JPH0322681Y2 (ja) | 1985-10-08 | 1986-07-15 | |
US07/011,813 US4732591A (en) | 1986-07-15 | 1987-02-06 | Air-cleaning apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15499785 | 1985-10-08 | ||
JP1986108883U JPH0322681Y2 (ja) | 1985-10-08 | 1986-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62147829U JPS62147829U (ja) | 1987-09-18 |
JPH0322681Y2 true JPH0322681Y2 (ja) | 1991-05-17 |
Family
ID=33455059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986108883U Expired JPH0322681Y2 (ja) | 1985-10-08 | 1986-07-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0322681Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089552Y2 (ja) * | 1990-06-29 | 1996-03-21 | 三洋電機株式会社 | 空気調和機 |
JP4601102B2 (ja) * | 1999-11-24 | 2010-12-22 | 勝美 松本 | 空気清浄器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS636623U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-18 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6014141Y2 (ja) * | 1979-11-06 | 1985-05-07 | 松下電器産業株式会社 | 高電圧発生装置 |
JPS6175810U (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-22 |
-
1986
- 1986-07-15 JP JP1986108883U patent/JPH0322681Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS636623U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62147829U (ja) | 1987-09-18 |
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