JPH0322527B2 - - Google Patents
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- JPH0322527B2 JPH0322527B2 JP59023780A JP2378084A JPH0322527B2 JP H0322527 B2 JPH0322527 B2 JP H0322527B2 JP 59023780 A JP59023780 A JP 59023780A JP 2378084 A JP2378084 A JP 2378084A JP H0322527 B2 JPH0322527 B2 JP H0322527B2
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- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 239000004071 soot Substances 0.000 description 2
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は発電用変圧運転貫流ボイラの出力制御
方法とその制御装置に関するものである。
方法とその制御装置に関するものである。
従来絞り併用変圧運転においては、適正なる絞
り開度を維持するために、ガバナ目標開度を設定
し、目標開度との偏差を利用して変圧特性の修正
をおこなう運転方法がとられていた。その従来例
について説明すると、これはタービンガバナを多
少絞つて運転している場合において、発電量の変
動や、系統の周波数調節動作、あるいは発電出力
の増減指令等があつた場合、先ずタービンガバナ
が動作し、負荷の増加方向であつてもガバナ絞り
を開することにより、ボイラの蓄熱分を利用して
応答の改善を図り、ボイラは、ガバナ絞りが適正
となるよう変圧制御が行なわれる。この場合主蒸
気圧力設定を純変圧運転時より多少高めに設定し
ておき、ガバナの絞り分を補完している。この従
来例の制御方法ならびに制御装置を図面について
説明すると、第1図は発電ユニツトの統括制御装
置の内部のブロツク結線図であり、ここに、この
発電ユニツトに要求される発電電力が指令され、
その電力信号Swが入力される。この電力信号Sw
は関数演算器11によりこの発電ユニツトのボイ
ラの主蒸気圧力設定指令信号Spに変換される。
他方タービン入口に設けられているタービンガバ
ナの開度設定器12よりの開度設定信号SG1およ
びガバナ開度発信器13よりの開度信号SG2が比
較器14にて比較され、その偏差△SGがPI調節
器15を経て前述の主蒸気圧力設定指令信号SPに
乗ぜられる。これは絞り併用変圧運転において
は、このガバナの開度設定器12は通常その90乃
至100%の間の適当な値に設定されており、実際
のガバナ開度であるガバナ開度発信器13よりの
信号との間に偏差が生じた場合に、その補正のた
めの偏差信号△SGが送出され、この△SGの比例積
分演算した信号△Gが乗算器16にて主蒸気圧力
設定指令信号SPに乗ぜられ、SP・△Gとして次の
比較器17に送出される。比較器17には、ボイ
ラの主蒸気系に設けられた主蒸気圧力検出器18
より検出された主蒸気圧力信号SBが入力せられ、
上記のSP・△Gと比較される。この比較器17に
おいてはSP・△Gの信号に基づき主蒸気圧力を補
正すべき差の信号の△SBとして出力せられ、これ
が次の主蒸気圧力調節器21によりPID演算さ
れ、△Bとして、加算器19において前述した元
の電力信号Swに補正が加えられ、Sw+△Bなる
信号を以つてボイラマスタ信号としボイラの給水
ならびに燃料供給が調整せられることにより、こ
のときの指令された発電電力に見合う主蒸気圧力
が維持される。従つてこの制御方法においてはガ
バナ開度設定値に対し、正負両極性の偏差が生じ
得ることが必要であり、ガバナ開度設定値が100
%に近づく程、一方の極性の偏差が発生しにくく
なる。従つてこのような制御方法においては、ガ
バナ開度設定を大きくするほどガバナ開度による
変圧特性の増方向への補正が行なわれにくくな
り、例えば蒸気系統の抽気条件の変化、復水器の
真空度低下、またはスートブロワの使用などによ
る補助蒸気使用量の増加などの現象が生じた場
合、ボイラとしては定格の主蒸気圧力が維持さ
れ、その出力が出されていても、発電ユニツトと
して要求される電力指令にたいして発電機出力が
満たされない、という欠点を有している。
り開度を維持するために、ガバナ目標開度を設定
し、目標開度との偏差を利用して変圧特性の修正
をおこなう運転方法がとられていた。その従来例
について説明すると、これはタービンガバナを多
少絞つて運転している場合において、発電量の変
動や、系統の周波数調節動作、あるいは発電出力
の増減指令等があつた場合、先ずタービンガバナ
が動作し、負荷の増加方向であつてもガバナ絞り
を開することにより、ボイラの蓄熱分を利用して
応答の改善を図り、ボイラは、ガバナ絞りが適正
となるよう変圧制御が行なわれる。この場合主蒸
気圧力設定を純変圧運転時より多少高めに設定し
ておき、ガバナの絞り分を補完している。この従
来例の制御方法ならびに制御装置を図面について
説明すると、第1図は発電ユニツトの統括制御装
置の内部のブロツク結線図であり、ここに、この
発電ユニツトに要求される発電電力が指令され、
その電力信号Swが入力される。この電力信号Sw
は関数演算器11によりこの発電ユニツトのボイ
ラの主蒸気圧力設定指令信号Spに変換される。
他方タービン入口に設けられているタービンガバ
ナの開度設定器12よりの開度設定信号SG1およ
びガバナ開度発信器13よりの開度信号SG2が比
較器14にて比較され、その偏差△SGがPI調節
器15を経て前述の主蒸気圧力設定指令信号SPに
乗ぜられる。これは絞り併用変圧運転において
は、このガバナの開度設定器12は通常その90乃
至100%の間の適当な値に設定されており、実際
のガバナ開度であるガバナ開度発信器13よりの
信号との間に偏差が生じた場合に、その補正のた
めの偏差信号△SGが送出され、この△SGの比例積
分演算した信号△Gが乗算器16にて主蒸気圧力
設定指令信号SPに乗ぜられ、SP・△Gとして次の
比較器17に送出される。比較器17には、ボイ
ラの主蒸気系に設けられた主蒸気圧力検出器18
より検出された主蒸気圧力信号SBが入力せられ、
上記のSP・△Gと比較される。この比較器17に
おいてはSP・△Gの信号に基づき主蒸気圧力を補
正すべき差の信号の△SBとして出力せられ、これ
が次の主蒸気圧力調節器21によりPID演算さ
れ、△Bとして、加算器19において前述した元
の電力信号Swに補正が加えられ、Sw+△Bなる
信号を以つてボイラマスタ信号としボイラの給水
ならびに燃料供給が調整せられることにより、こ
のときの指令された発電電力に見合う主蒸気圧力
が維持される。従つてこの制御方法においてはガ
バナ開度設定値に対し、正負両極性の偏差が生じ
得ることが必要であり、ガバナ開度設定値が100
%に近づく程、一方の極性の偏差が発生しにくく
なる。従つてこのような制御方法においては、ガ
バナ開度設定を大きくするほどガバナ開度による
変圧特性の増方向への補正が行なわれにくくな
り、例えば蒸気系統の抽気条件の変化、復水器の
真空度低下、またはスートブロワの使用などによ
る補助蒸気使用量の増加などの現象が生じた場
合、ボイラとしては定格の主蒸気圧力が維持さ
れ、その出力が出されていても、発電ユニツトと
して要求される電力指令にたいして発電機出力が
満たされない、という欠点を有している。
本発明に係る発電用ボイラの制御方法ならびに
制御装置は上記の変圧運転時における制御上の欠
点を解消し、常に要求される発電電力が維持され
る制御方法ならびに発電ユニツトを提供するもの
である。
制御装置は上記の変圧運転時における制御上の欠
点を解消し、常に要求される発電電力が維持され
る制御方法ならびに発電ユニツトを提供するもの
である。
その第1の発明は、発電電力を指令する信号に
もとづきボイラの主蒸気圧力を変化させてタービ
ンの出力調整をおこなうボイラ・タービンの運転
方法において、タービンの入力蒸気量を調整する
タービンガバナの開度目標の設定値と、ガバナの
開度の偏差と、および発電電力の指令値と実発電
電力の両者の偏差との、上記ガバナの偏差および
電力偏差の両偏差により変圧特性を修正し、この
電力偏差を発電電力を指令する信号に加えてボイ
ラへの出力指令を修正し、ボイラの主蒸気圧力の
制御をおこなうことにより所期の発電電力を出力
し得ることを特徴とする発電用ボイラの制御方法
である。
もとづきボイラの主蒸気圧力を変化させてタービ
ンの出力調整をおこなうボイラ・タービンの運転
方法において、タービンの入力蒸気量を調整する
タービンガバナの開度目標の設定値と、ガバナの
開度の偏差と、および発電電力の指令値と実発電
電力の両者の偏差との、上記ガバナの偏差および
電力偏差の両偏差により変圧特性を修正し、この
電力偏差を発電電力を指令する信号に加えてボイ
ラへの出力指令を修正し、ボイラの主蒸気圧力の
制御をおこなうことにより所期の発電電力を出力
し得ることを特徴とする発電用ボイラの制御方法
である。
その第2の発明は、発電電力を指令する信号に
基づきボイラの主蒸気圧力を変化させてタービン
の出力調整をおこなうボイラ・タービンの運転装
置の、発電電力を指令する信号を圧力設定指令信
号に変換する関数演算器と、タービンの入力蒸気
量を調整するタービンガバナの開度設定器と、実
際の開度を指令する開度発信器の偏差を求める比
較器よりの出力を加算器およびPI調節器を介
して乗算器に接続し、前記の圧力設定指令信号を
前記の開度設定器の出力にて除する除算器のその
出力を前記の乗算器に接続し、主蒸気圧力検出器
の出力信号と前記の乗算器の出力を比較する比較
器の出力をPID調節器を介して加算器に接続
し、前記の発電電力を指令する信号を加算器を
介して加算器に接続し、この発電電力を指令す
る信号と前記の比較器よりPID調節器を介して入
力される信号に基づき、これをボイラマスタ信号
としてボイラの給水および燃料を調整してその出
力を制御するボイラの制御装置において、前記の
発電電力を指令する信号と、前記タービンに接続
された発電機の実発電電力の信号の偏差を検知
し、この偏差信号を前記の加算器および加算器
に入力する回路を設けることによりボイラマス
タに対して所期の発電電力に見合うボイラの出力
を与えるように構成せられたことを特徴とする発
電用ボイラの制御装置である。
基づきボイラの主蒸気圧力を変化させてタービン
の出力調整をおこなうボイラ・タービンの運転装
置の、発電電力を指令する信号を圧力設定指令信
号に変換する関数演算器と、タービンの入力蒸気
量を調整するタービンガバナの開度設定器と、実
際の開度を指令する開度発信器の偏差を求める比
較器よりの出力を加算器およびPI調節器を介
して乗算器に接続し、前記の圧力設定指令信号を
前記の開度設定器の出力にて除する除算器のその
出力を前記の乗算器に接続し、主蒸気圧力検出器
の出力信号と前記の乗算器の出力を比較する比較
器の出力をPID調節器を介して加算器に接続
し、前記の発電電力を指令する信号を加算器を
介して加算器に接続し、この発電電力を指令す
る信号と前記の比較器よりPID調節器を介して入
力される信号に基づき、これをボイラマスタ信号
としてボイラの給水および燃料を調整してその出
力を制御するボイラの制御装置において、前記の
発電電力を指令する信号と、前記タービンに接続
された発電機の実発電電力の信号の偏差を検知
し、この偏差信号を前記の加算器および加算器
に入力する回路を設けることによりボイラマス
タに対して所期の発電電力に見合うボイラの出力
を与えるように構成せられたことを特徴とする発
電用ボイラの制御装置である。
以下本発明の実施例を図面について詳述する
と、第2図はタービン発電機の発電ユニツトの概
略の接続図であり、ボイラ2にて発生した蒸気は
主蒸気管5および蒸気加減弁6を経由して矢印の
方向にタービン3に送られ、タービン3には発電
機4が接続される。タービン3を経由した蒸気は
図示はないが復水器、給水ポンプを経由して再び
ボイラ2に給水として送られる。1は発電ユニツ
トの統括制御装置であり、ここには比較器24に
て指令電力信号SWと実発電電力信号SPを比較し、
その出力の偏差信号△SWと、蒸気加減弁に付随
しているガバナ6の開度を示す開度発信器13の
開度信号SG2と、主蒸気管5の圧力を検知する主
蒸気圧力検出器18よりの圧力信号SBと、発電を
要求される指令電力信号SWが入力され、ボイラ
2の出力を制御する出力指令の信号SOPがボイラ
マスタ信号として出力される。
と、第2図はタービン発電機の発電ユニツトの概
略の接続図であり、ボイラ2にて発生した蒸気は
主蒸気管5および蒸気加減弁6を経由して矢印の
方向にタービン3に送られ、タービン3には発電
機4が接続される。タービン3を経由した蒸気は
図示はないが復水器、給水ポンプを経由して再び
ボイラ2に給水として送られる。1は発電ユニツ
トの統括制御装置であり、ここには比較器24に
て指令電力信号SWと実発電電力信号SPを比較し、
その出力の偏差信号△SWと、蒸気加減弁に付随
しているガバナ6の開度を示す開度発信器13の
開度信号SG2と、主蒸気管5の圧力を検知する主
蒸気圧力検出器18よりの圧力信号SBと、発電を
要求される指令電力信号SWが入力され、ボイラ
2の出力を制御する出力指令の信号SOPがボイラ
マスタ信号として出力される。
第3図はこの統括制御装置内のブロツク結線
図であり上記した如く比較器24よりの電力の偏
差信号△SW、ガバナの開度発信器13よりの開
度信号SG2、主蒸気圧力検出器18よりの圧力信
号SBおよび指令電力信号SWが入力せられ、ボイ
ラに対する出力指令の信号SOPがボイラマスタ信
号として出力される。
図であり上記した如く比較器24よりの電力の偏
差信号△SW、ガバナの開度発信器13よりの開
度信号SG2、主蒸気圧力検出器18よりの圧力信
号SBおよび指令電力信号SWが入力せられ、ボイ
ラに対する出力指令の信号SOPがボイラマスタ信
号として出力される。
この統括制御装置1において指令された電力信
号SWは、関数変換器11によりこの発電ユニツ
トのボイラの主蒸気圧力設定指令信号SPに変換さ
れ、除算器22に入力される。ここでガバナの開
度設定器12よりの信号SG1と除算がおこなわれ
る。この開度設定器12は前記した如く絞り併用
変圧運転においては通常その90乃至100%の間の
適当な値に設定されており、従つてこのSG1の値
は通常0.9乃至1.0の値となり、この信号が除算器
22においてK1SP/SG1+K2の除算がおこなわれる。
号SWは、関数変換器11によりこの発電ユニツ
トのボイラの主蒸気圧力設定指令信号SPに変換さ
れ、除算器22に入力される。ここでガバナの開
度設定器12よりの信号SG1と除算がおこなわれ
る。この開度設定器12は前記した如く絞り併用
変圧運転においては通常その90乃至100%の間の
適当な値に設定されており、従つてこのSG1の値
は通常0.9乃至1.0の値となり、この信号が除算器
22においてK1SP/SG1+K2の除算がおこなわれる。
(K1およびK2は定数)これはガバナが0.9乃至1.0
の間に絞られただけボイラの圧力設定を高くする
必要があるために、SP値にたいして修正をおこな
う演算器である。更にこのSG1値は比較器14に
おいてガバナの開度発信器13よりの開度信号
SG2と比較減算され、その差△SGが出力され、次
の加算器25に入力される。この加算器25にお
いては別に入力された電力の偏差信号△SWが重
畳されK3・△SG+K4・△SWの値となり出力され
る。(K3およびK4は定数)この値は次の比例積分
型のPI調節器15にて比例積分演算され△G+
△Wとして乗算器16に入力され前記の除算器
22の出力値K1SP/SG1+K2と乗算がおこなわれ、 K5(△G+△W)・SP/SG1+K6として出力される。
の間に絞られただけボイラの圧力設定を高くする
必要があるために、SP値にたいして修正をおこな
う演算器である。更にこのSG1値は比較器14に
おいてガバナの開度発信器13よりの開度信号
SG2と比較減算され、その差△SGが出力され、次
の加算器25に入力される。この加算器25にお
いては別に入力された電力の偏差信号△SWが重
畳されK3・△SG+K4・△SWの値となり出力され
る。(K3およびK4は定数)この値は次の比例積分
型のPI調節器15にて比例積分演算され△G+
△Wとして乗算器16に入力され前記の除算器
22の出力値K1SP/SG1+K2と乗算がおこなわれ、 K5(△G+△W)・SP/SG1+K6として出力される。
(K5およびK6は定数)ここでこの信号は比較器1
7において主蒸気圧力検出器18よりの圧力信号
SBと比較される。ここで即ち発電を要求される指
令の電力信号にたいして、これを補完すべきガバ
ナ設定器の信号、ガバナ設定器とガバナ開度の偏
差、指令の電力信号と実発電電力の偏差の要素が
加味された信号が、現在のボイラの出力の圧力信
号と比較され、最終的にボイラ出力に修正を加え
るべき主蒸気圧力の偏差信号△SBとして出力され
る。この信号値は次の主蒸気圧力調節器21によ
りPID演算され△Bとして加算器19に入力され
る。
7において主蒸気圧力検出器18よりの圧力信号
SBと比較される。ここで即ち発電を要求される指
令の電力信号にたいして、これを補完すべきガバ
ナ設定器の信号、ガバナ設定器とガバナ開度の偏
差、指令の電力信号と実発電電力の偏差の要素が
加味された信号が、現在のボイラの出力の圧力信
号と比較され、最終的にボイラ出力に修正を加え
るべき主蒸気圧力の偏差信号△SBとして出力され
る。この信号値は次の主蒸気圧力調節器21によ
りPID演算され△Bとして加算器19に入力され
る。
ここで上記の信号回路の他に比較器24よりの
電力の偏差信号△SWが加算器23が入力せられ、
この信号が指令された電力信号SWに加算する回
路が設けられる。この出力K7・SW+K8・△SW
(K7およびK8は定数)が最終段の加算器19に到
り前記の圧力補正信号△Bが加算され、この
K7・SW+K8・△SW+K9・△B(K9は定数)の
信号が最終的にボイラ2の出力を指令するボイラ
マスタ信号SOPとして出力される。この△SWの信
号が加算器23に入力せられ、直接に指令の電力
信号SWに加えられるのは、電力偏差が生じた場
合に先づこの偏差が先行信号として使用され、ボ
イラの制御に寄与するためにボイラの負荷追従特
性が向上し、前記のガバナの開度制御の作動によ
り電力偏差信号が消減してもボイラ出力の再低下
は生じない。
電力の偏差信号△SWが加算器23が入力せられ、
この信号が指令された電力信号SWに加算する回
路が設けられる。この出力K7・SW+K8・△SW
(K7およびK8は定数)が最終段の加算器19に到
り前記の圧力補正信号△Bが加算され、この
K7・SW+K8・△SW+K9・△B(K9は定数)の
信号が最終的にボイラ2の出力を指令するボイラ
マスタ信号SOPとして出力される。この△SWの信
号が加算器23に入力せられ、直接に指令の電力
信号SWに加えられるのは、電力偏差が生じた場
合に先づこの偏差が先行信号として使用され、ボ
イラの制御に寄与するためにボイラの負荷追従特
性が向上し、前記のガバナの開度制御の作動によ
り電力偏差信号が消減してもボイラ出力の再低下
は生じない。
以上説明した如く本発明による方法および装置
によれば、従来の絞り併用変圧運転における欠点
を除去するとともにガバナの偏差のみならず電力
偏差をも加えることにより、純変圧運転における
ボイラ、タービン、発電機の一貫のユニツトの制
御特性の向上を図ることができ、絞り併用運転よ
り純変圧運転まで任意にガバナ目標開度設定でき
るものであり、また純変圧運転状態においても、
抽気条件の変化、スートプロワの使用などによる
蒸気使用量増加などの変化があつても、その発電
量の定常偏差が生ぜず、良好な制御ができるもの
である。
によれば、従来の絞り併用変圧運転における欠点
を除去するとともにガバナの偏差のみならず電力
偏差をも加えることにより、純変圧運転における
ボイラ、タービン、発電機の一貫のユニツトの制
御特性の向上を図ることができ、絞り併用運転よ
り純変圧運転まで任意にガバナ目標開度設定でき
るものであり、また純変圧運転状態においても、
抽気条件の変化、スートプロワの使用などによる
蒸気使用量増加などの変化があつても、その発電
量の定常偏差が生ぜず、良好な制御ができるもの
である。
第1図は従来の制御方法を説明するブロツク結
線図、第2図は発電ユニツトの概略接続図、第3
図は本発明の実施例のブロツク結線図である。 1……統括制御装置、2……ボイラ、3……タ
ービン、4……発電機、5……主蒸気管、6……
ガバナー、11……関数演算器、12……開度設
定器、13……開度発信器、14,17……比較
器、15……PI調節器、16……乗算器、18
……主蒸気圧力検出器、19,22,23,25
……加算器、20……ボイラマスタ、21……主
蒸気圧力調節器。
線図、第2図は発電ユニツトの概略接続図、第3
図は本発明の実施例のブロツク結線図である。 1……統括制御装置、2……ボイラ、3……タ
ービン、4……発電機、5……主蒸気管、6……
ガバナー、11……関数演算器、12……開度設
定器、13……開度発信器、14,17……比較
器、15……PI調節器、16……乗算器、18
……主蒸気圧力検出器、19,22,23,25
……加算器、20……ボイラマスタ、21……主
蒸気圧力調節器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 発電電力を指令する信号に基づきボイラの主
蒸気圧力を変化させてタービンの出力調整をおこ
なうボイラ・タービンの運転方法において、ター
ビンカバナの開度目標の設定値とガバナの開度の
偏差と、発電電力の指令値および実発電電力の偏
差の両偏差によりボイラへの出力指令を修正して
ボイラの主蒸気圧力の制御をおこなうことを特徴
とする発電用ボイラの制御方法。 2 発電電力を指令する信号に基づきボイラの主
蒸気圧力を変化させてタービンの出力調整をおこ
なうボイラ・タービンの運転装置の、発電電力を
指令する信号を圧力設定指令信号に変換する関数
演算器11と、タービンの入力蒸気量を調整する
タービンガバナの開度設定器12と開度発信器1
3の偏差を求める比較器14よりの出力を加算器
25およびPI調節器15を介して乗算器16に
接続し、前記圧力設定指令信号を前記開度設定器
12の出力にて除する除算器22のその出力を前
記乗算器16に接続し、主蒸気圧力検出器18の
出力信号と前記乗算器16の出力信号を比較する
比較器17の出力を主蒸気圧力調節器21を介し
て加算器19に接続し、前記発電電力を指令する
信号を加算器23を介して加算器19に接続し、
前記発電電力を指令する信号と、前記比較器17
より主蒸気圧力調節器21を介して入力される信
号に基づき、これをボイラマスタ信号としてボイ
ラの給水・燃料を調整して出力を制御するボイラ
の制御装置において、前記発電電力を指令する信
号と、前記タービンに接続された発電機の実発電
電力の信号の偏差を検知し、この偏差信号を前記
加算器25および加算器23に入力する回路を設
けたことを特徴とする発電用ボイラの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2378084A JPS60169002A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 発電用ボイラの制御方法と制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2378084A JPS60169002A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 発電用ボイラの制御方法と制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60169002A JPS60169002A (ja) | 1985-09-02 |
JPH0322527B2 true JPH0322527B2 (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=12119837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2378084A Granted JPS60169002A (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 発電用ボイラの制御方法と制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60169002A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102432715B1 (ko) * | 2020-09-28 | 2022-08-16 | 한국서부발전 주식회사 | 500mw 발전기 예비력 대체를 위한 ess 연계 순 변압운전 시스템 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824702A (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-14 | 三菱重工業株式会社 | 変圧運転ボイラにおけるbfpタ−ビンの回転数制御装置 |
JPS58133503A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-09 | 株式会社日立製作所 | 蒸気発生設備制御装置 |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP2378084A patent/JPS60169002A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824702A (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-14 | 三菱重工業株式会社 | 変圧運転ボイラにおけるbfpタ−ビンの回転数制御装置 |
JPS58133503A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-09 | 株式会社日立製作所 | 蒸気発生設備制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60169002A (ja) | 1985-09-02 |
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