JPH03222357A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH03222357A
JPH03222357A JP1653090A JP1653090A JPH03222357A JP H03222357 A JPH03222357 A JP H03222357A JP 1653090 A JP1653090 A JP 1653090A JP 1653090 A JP1653090 A JP 1653090A JP H03222357 A JPH03222357 A JP H03222357A
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JP
Japan
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region
impurity
epitaxial layer
conductivity type
diffusion region
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Application number
JP1653090A
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English (en)
Inventor
Keimei Himi
啓明 氷見
Makio Iida
飯田 眞喜男
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、PN接合により素子の絶縁分離が行われる
半導体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、バイポーラ集積回路における素子間分離はPN接
合により行っている。即ち、第27図に示すように、シ
リコン基板l上に形成したエピタキシャル層2に拡散層
3を設けて、素子形成領域4を絶縁分離している。一方
、集積回路の高集積化にとって素子間分離領域をできる
だけ小さくすることが重要な課題となっている。そのた
めに、第28図に示すように、分離領域の幅aを減少さ
せることが行われている。即ち、シリコン基板1に不純
物を拡散して埋込層5を形成し、この埋込層5の不純物
をエピタキシャル層2中に上方拡散させ上方拡散領域6
aを形成し、この上方拡散領域6aと表面からの下方拡
散領域6bとをエピタキシャル層2の中央で交わらせる
ものである。
そして、素子間分離領域の幅aをさらに小さくするため
には、次の方法が考えられる。即ち、(1)第29図に
示すように、分離領域の表面からの拡散距離X1.を減
少させることにより幅aを減少させる。(2)エピタキ
シャル層2の厚さteoを減少させて拡散距離X4aを
減少させることにより幅aを減少させる。(3)エピタ
キシャル層2の濃度を表面近傍で増加させることにより
幅aを減少させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記(1)による方法では、上方拡散領域6
aの上方拡散距離Xjbを増加させるため上方拡散領域
6aの横方向拡散距離すが増加し、その結果、エピタキ
シャル層2の内部で表面とは逆に素子間分離領域の増加
を招いてしまう。又、上記(2)による方法では、素子
の電気特性、特に、バイポーラトランジスタのコレクタ
・ベース間のリーチスルー耐圧が低下してしまう。さら
に、上記(3)による方法では、素子の耐圧、特に、バ
イポーラトランジスタのコレクタ・ベース間のアバラン
シェ耐圧が低下してしまう。
この発明の目的は、エピタキシャル層中での絶縁分離の
ための拡散領域が横方向に拡がることが抑制できる半導
体装置及びその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体
基板の上に形成され、半導体素子形成領域となる第2導
電型のエピタキシャル層と、前記半導体基板から前記エ
ピタキシャル層に拡散にて形成された第1導電型の上方
拡散領域と、前記エピタキシャル層の表面側から前記エ
ピタキシャル層の中に拡散にて形成され、前記上方拡散
領域と共通領域を有する第1導電型の下方拡散領域と、
少なくとも前記上方拡散領域の界面に形成され、前記エ
ピタキシャル層の成長方向において成長が進むほど低濃
度であり、前記上方拡散領域の横方向の拡がりを抑制す
るための第2導電型の横方向拡散抑制領域とを備えてな
る半導体装置をその要旨とする。
第2の発明は、第1導電型の半導体基板の表面の所定領
域に第1導電型の不純物をドーピングして第1の不純物
注入領域を形成するとともに、少なくとも第1の不純物
注入領域の横方向の界面に第2導電型の不純物をドーピ
ングして第2の不純物注入領域を形成する第1工程と、
前記半導体基板の表面上を第2導電型の不純物を添加し
ながらエピタキシャル成長を行う第2工程と、前記第2
の不純物注入領域の不純物をエピタキシャル層に拡散さ
せながら前記第1の不純物注入領域の不純物をエピタキ
シャル層の上方に拡散させて上方拡散領域を形成すると
ともに、前記エピタキシャル層の表面から、第1導電型
の不純物をドーピングして前記上方拡散領域につながる
下方拡散領域を形成する第3工程と、前記エピタキシャ
ル層における前記上方及び下方拡散領域により囲まれる
領域に半導体素子を形成する第4工程とを備えてなる半
導体装置の製造方法をその要旨とする。
第3の発明は、第1導電型の半導体基板の表面の所定領
域に第1導電型の不純物をドーピングして不純物拡散領
域を形成する第1工程と、時間とともに第2導電型の不
純物の添加量を低減しながら前記半導体基板の表面上を
エピタキシャル成長させる第2工程と、前記不純物拡散
領域の不純物を上方に拡散させて上方拡散領域を形成す
るとともに、前記エピタキシャル層の表面から、第1導
電型の不純物をドーピングして前記上方拡散領域につな
がる下方拡散領域を形成する第3工程と、前記エピタキ
シャル層における前記上方及び下方拡散領域により囲ま
れる領域に半導体素子を形成する第4工程とを備えてな
る半導体装置の製造方法をその要旨とする。
〔作用〕
第1の発明は、第2導電型のエピタキシャル層内におけ
る第1導電型の上方拡散領域に対しその界面にエピタキ
シャル層の成長方向において成長が進むほど低濃度な第
2導電型の横方向拡散抑制領域が配置される。その結果
、この横方向拡散抑制領域により上方拡散領域の横方向
の拡がりを小さくすることができる。つまり、横方向拡
散抑制領域により上方拡散領域の横方向において電気的
に相殺され、第1と第2の導電型の接合面、いわゆるP
N接合面を狭くすることができる。
第2の発明は、第1工程により第1導電型の半導体基板
の表面の所定領域に第1導電型の不純物がドーピングさ
れて第1の不純物注入領域が形成されるとともに、少な
くとも第1の不純物注入領域の横方向の界面に第2導電
型の不純物がドーピングされて第2の不純物注入領域が
形成され、第2工程により前記半導体基板の表面上を第
2導電型の不純物を添加しながらエピタキシャル成長が
行われ、第3工程により前記第2の不純物注入領域の不
純物がエピタキシャル層に拡散されながら前記第1の不
純物注入領域の不純物がエピタキシャル層の上方に拡散
されて上方拡散領域が形成されるとともに、前記エピタ
キシャル層の表面から、第1導電型の不純物がドーピン
グされて前記上方拡散領域につながる下方拡散領域が形
成され、第4工程により前記エピタキシャル層における
前記上方及び下方拡散領域により囲まれる領域に半導体
素子が形成される。その結果、第1の発明の半導体素子
が製造される。
第3の発明は、第1工程により第1導電型の半導体基板
の表面の所定領域に第1導電型の不純物がドーピングさ
れて不純物拡散領域が形成され、第2工程により時間と
ともに第2導電型の不純物の添加量が低減されながら前
記半導体基板の表面上がエピタキシャル成長され、第3
工程により前記不純物拡散領域の不純物が上方に拡散さ
れて上方拡散領域が形成されるとともに、前記エピタキ
シャル層の表面から、第1導電型の不純物がドーピング
されて前記上方拡散領域につながる下方拡散領域が形成
され、第4工程により前記エピタキシャル層における前
記上方及び下方拡散領域により囲まれる領域に半導体素
子が形成される。その結果、第1の発明の半導体素子が
製造される。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。
第1図にはバイポーラトランジスタ・CMOSトランジ
スタ共存集積回路(以下、Bi−CMO8という)の一
部所面を示し、NチャネルMOSトランジスタ7とNP
Nバイポーラトランジスタ8とが素子間分離領域9にて
分離されている。又、NPNバイポーラトランジスタ8
には埋込層lOが形成されている。第2図〜第8図には
、このBi−CMO8の製造工程を示す。
まず、第2図に示すように、P−型のシリコン基板11
を用意し、そのシリコン基板11の表面の全面にレジス
ト12を形成する。そして、第3図に示すように、NP
Nバイポーラトランジスタ8の埋込層10の形成領域と
なる所定領域以外のレジスト12を除去する。引き続き
、レジスト12をマスクとしてリンをイオン注入して不
純物注入領域13を形成する。
次に、第4図に示すように、シリコン基板11の表面に
おけるNPNバイポーラトランジスタ8の埋込層10の
形成領域以外の領域にシリコン酸化膜14を形成する。
そして、シリコン酸化膜14をマスクとして、アンチモ
ンをドーピングして拡散層15を形成する。
次に、第5図に示すように、シリコン基板11上にレジ
スト16を配置し、シリコン基板11の素子間分離領域
9となる所定領域にボロンをイオン注入して不純物注入
領域17を形成する。引き続き、第6図に示すように、
エピタキシャル成長によりシリコン基板11上にエピタ
キシャル層18を形成する。このとき、リンを約1.5
X101 ’ cm−3の濃度で添加しながらエピタキ
シャル成長させエピタキシャル層18をN型にする。
次に、第7図に示すように、エピタキシャル層18の上
にパッド酸化膜19を形成するとともに、その上にパタ
ーニングしたレジスト20を形成する。その後、ボロン
をイオン注入してNチャネルMO8)ランジスタフのP
−ウェル層21と絶縁分離のためのP領域22を形成す
る。このとき、1170℃程度の高温でドライブインを
行う。
この熱処理中に不純物注入領域17中のボロンがエピタ
キシャル層18中で上方向及び横方向へ拡散し、上方拡
散領域23が形成される。同様に、不純物注入領域13
のリンは、基板界面からエピタキシャル層18上方へ拡
散して拡散領域(横方向拡散抑制領域24)が形成され
る。その結果、不純物注入領域17のボロンがエピタキ
シャル層18中で横方向へ拡散しても拡散領域(横方向
拡散抑制領域24)でのリン濃度によって電気的に相殺
され、PN接合界面がエピタキシャル層18中で横方向
へ拡がることが抑制される。
この際、上方拡散領域23と横方向拡散抑制領域24の
濃度分布はエピ/基板界面近傍にピーク値を持つガウス
型に近い分布を示す。そして、上方拡散領域23のピー
ク濃度は約5X1017cm−3である。又、横方向拡
散抑制領域24のピーク濃度は上方拡散領域23のピー
ク濃度の10%以下で、かつ、エピタキシャル層18の
不純物濃度より高い値に設定されている。
尚、この時の熱処理時間は、上方拡散領域23が充分、
上方拡散して後工程で形成する下方拡散領域30と交わ
ることができるように設定する。
同様にして、PチャネルMOSトランジスタのN−ウェ
ル領域を形成した後に、第8図に示すように、NPNバ
イポーラトランジスタ8の埋込層10につながるディー
プN+領域25を形成する。
引き続き、エピタキシャル層18の上にパッド酸化膜2
6を形成するとともに、その上にパターニングしたレジ
スト27を形成する。その後、ボロンをイオン注入して
NチャネルMOSトランジスタ7のP+チャネルストッ
パ29と絶縁分離のための下方拡散領域(P+領域)3
0とを同時に形成する。この際、上方拡散領域23がエ
ピタキシャル層18の表面付近まで延びているので、確
実に上方拡散領域23と下方拡散領域30とを交わらせ
ることができる。
そして、第1図に示すように、NチャネルMOSトラン
ジスタ7のポリシリコン電極31、NPNバイポーラト
ランジスタ8のベース領域32及びNチャネルMOSト
ランジスタ7のソース・ドレイン領域33、NPNバイ
ポーラトランジスタ8のエミッタ領域34及びPチャネ
ルMO8)ランジスタのソース・ドレイン領域を形成す
る。このようにして、Bi−0MO8が製造される。
第9図及び第10図には、上方拡散領域23の横方向へ
の拡がりの抑制効果を確認するためのシミュレーション
結果を示す。即ち、第9図には本実施例の不純物注入領
域13を形成した場合であり、第1O図が不純物注入領
域13を形威しなかった場合である。尚、このシミュレ
ーションにおいては、不純物注入領域13の不純物のド
ーピングはイオン注入法により行い、そのドーズ量は2
X I O”cm−”であり、熱履歴としては1170
℃×5時間、1050℃×5時間、1100℃×1゜2
5時間、1050℃×0.3時間とした。
これらの図から明らかに、不純物注入領域13を形成す
ることにより、PN分離領域の横方向拡がりが、抑制さ
れていることが分かる。そして、横方向拡がりの抑制効
果の尺度としてエピ/基板界面におけるPN接合の幅W
を用いると、第9図の場合のPN接合の幅Wと第10図
の場合のPN接合の幅WOとは1.その比(=W/WO
)を0゜6とすることができる。
第1t図には、不純物注入領域13の不純物のドーズ量
に対する縮小率K (=W/WO)を示す。
この図から、ドーズ量が5 X 1012cm−2のと
きにはW/WO=0.8であるが、ドーズ量が2X10
13cm−2のときにはW/WO=0.6にすることが
できることが分かる。
このように本実施例においては、P型のシリコン基板1
1の表面の所定領域にP型の不純物をドーピングして第
1の不純物注入領域17を形成するとともに、少なくと
も第1の不純物注入領域17の横方向の界面にN型の不
純物をドーピングして第2の不純物注入領域13を形成
しく第1工程)シリコン基板11の表面上をN型の不純
物を添加しながらエピタキシャル成長を行う(第2工程
)。
そして、第2の不純物注入領域13の不純物をエピタキ
シャル層18に拡散させながら第1の不純物注入領域1
7の不純物をエピタキシャル層18の上方に拡散させて
上方拡散領域23を形成するとともに、エピタキシャル
層18の表面から、P型の不純物をドーピングして上方
拡散領域23につながる下方拡散領域30を形成しく第
3工程)、エピタキシャル層18における上方及び下方
拡散領域23.30により囲まれる領域に半導体素子を
形成した(第4工程)。その結果、B i −CMO8
が製造される。
このBi−CMO8においては、P型のシリコン基板1
1と、シリコン基板11の上に形成され、半導体素子形
成領域となるN型のエピタキシャル層18と、シリコン
基板11からエピタキシャル層18に拡散にて形成され
たP型の上方拡散領域23と、エピタキシャル層18の
表面側からエピタキシャル層18の中に拡散にて形成さ
れ、上方拡散領域23と共通領域を有するP型の下方拡
散領域30と、少なくとも上方拡散領域23の界面に形
成され、エピタキシャル層18の成長方向において成長
が進むほど低濃度なN型の横方向拡散抑制領域24とを
備えている。
よって、エピタキシャル層18内におけるP型の上方拡
散領域23に対しその界面にエピタキシャル層18の成
長方向において成長が進むほど低濃度なN型の横方向拡
散抑制領域24が配置される。その結果、この横方向拡
散抑制領域24により上方拡散領域23の横方向の拡が
りを小さくすることができる。つまり、横方向拡散抑制
領域24により上方拡散領域23の横方向において電気
的に相殺され、PN接合面を狭くすることができる。こ
のようにして、上方拡散領域23の横方向の界面の拡が
りが抑制できるので、同じ分離領域の幅を有する半導体
装置においては上方拡散領域23を長くすることができ
る。
又、横方向拡散抑制領域24のないB i −CMO8
の製造工程において、低コスト化のために素子分離領域
をP−ウェルあるいはP+チャネルストッパの形成工程
で同時に形成しようとすると、P−ウェルでは濃度が低
すぎ、又、P+チャネルストッパでは拡散距離が小さく
、エピタキシャル層の中央部で充分な濃度が得られなか
った。そのため、第12図に示すように、分離領域の幅
aを大きくとる必要があり、チップサイズが大きくなっ
てしまっていた。しかしながら、本実施例では、上方拡
散領域23を狭くできエピタキシャル層18の表面付近
まで延設できるので、P−ウェル形成工程あるいはP+
チャネルストッパ形成工程で同時に下方拡散領域30を
形成することができる。
又、イトン注入しておいた不純物注入領域13が熱履歴
により活性領域(例えば、NPNバイポーラトランジス
タ8のコレクタ領域)へも拡散する。この拡散による濃
度増加が多い場合には、素子の電気特性(特に、NPN
バイポーラトランジスタ8のコレクタ・ベース耐圧)に
悪影響を及ぼす。従って、不純物注入領域13のイオン
注入量には、上限が存在する。この値は、例えば、耐圧
40Vを保証する素子の場合、5 X l 012CJ
11−2(リン)である。しかし、本実施例ではレジス
ト12にてマスクしてイオン注入したので、NPNバイ
ポーラトランジスタ8のコレクタ領域には不純物注入領
域13の上方拡散が行われず、NPNバイポーラトラン
ジスタ8の耐圧低下が未然に防止される。この結果、耐
圧を維持したまま分離領域の幅を縮小して小型化を図る
ことができる。
尚、本実施例の応用例としては、上記実施例では不純物
注入領域13の形成後に不純物注入領域17を形成した
が、不純物注入領域13の形成前に不純物注入領域17
を形成してもよい。又、上記実施例ではシリコン基板1
1をP型としエピタキシャル層18をN型としたが、そ
の導電型を逆にしてもよいことは勿論である。
さらに、上記実施例では活性領域(NPNバイポーラト
ランジスタ8のコレクタ領域)には不純物注入領域13
の上方拡散を行わないようにしたが、耐圧等を考慮する
必要のない素子を形成する場合にはシリコン基板11の
全面に不純物注入領域13を形成してもよい。又、横方
向拡散抑制領域24は少なくも上方拡散領域23の界面
に形威されていればよい。
他のBi−CMO8の製造方法を第13図〜第17図を
用いて説明すると、第13図に示すように、P−シリコ
ン基板35を用意し、そのシリコン基板35の表面にリ
ンをイオン注入して不純物注入領域36を形成する。こ
の際、不純物注入領域36の厚さは2000人程度多収
っている。次に、第14図に示すように、シリコン基板
35の全面にシリコン酸化膜37を形威し、さらに、フ
ォトリソ工程によってNPNバイポーラトランジスタ8
の埋込層10の形成領域38のシリコン酸化膜37を除
去する。
そして、レジスト39及びシリコン酸化膜37をマスク
として、2000人程度多収リコン基板35のシリコン
層をエツチングにより除去する。
これによって、所定領域38(NPNバイポーラトラン
ジスタ8の埋込層10の形成領域)の不純物注入領域3
6が取り除かれる。
次に、第15図に示すように、シリコン酸化膜37をマ
スクとしてアンチモンをドーピングして拡散層40を形
成する。そして、第16図に示すように、シリコン基板
35上にレジスト41を配置し、シリコン基板35の分
離領域となる所定領域にボロンをイオン注入して不純物
注入領域42を形成する。
引き続き、第17図に示すように、エピタキシャル成長
によりシリコン基板35上にエピタキシャル層43を形
成する。このとき、リンを添加しながらエピタキシャル
成長させエピタキシャル層43をN型にする。
その後、第7図及び第8図に示すようにして第1図に示
したBi−CMO8が製造される。この際に、P−ウェ
ル領域形成等のドライブイン時に不純物注入領域36の
拡散により不純物注入領域42の横方向の拡散が抑制さ
れる。
さらに、他のBi−CMO8の製造方法を第18図〜第
25図を用いて説明すると、第18図に示すように、P
−型シリコン基板44の全面に薄いパッド酸化膜45を
形威し、その後、シリコン窒化膜46を堆積する。そし
て、第19図に示すように、フォトリソ工程により、N
PNバイポーラトランジスタ8の埋込層10の形成領域
を除くシリコン窒化膜46を除去する。次に、第20図
に示すように、リンをイオン注入して不純物注入領域4
7を形成する。このとき、シリコン窒化膜46が残って
いる領域にはシリコン窒化膜46がマスクとなって不純
物がほんとんど注入されない。
その後、第21図に示すように、LOGO8によるフィ
ールド酸化膜48を形成し、第22図に示すように、シ
リコン窒化膜46をリン酸等で除去する。この状態では
、NPNバイポーラトランジスタ8の埋込層lOの形成
領域は薄いパッド酸化膜45で被われた状態となる。こ
こで、ライトエッチを行いパッド酸化膜45を除去する
とともにその下の所定量のシリコン基板44を除去する
る。尚、この際、NPNバイポーラトランジスタ8の埋
込層10の形成領域において不純物注入領域47が全く
形成されないときはパッド酸化膜45の下のシリコン基
板44を除去する必要はない。
引き続き、第23図に示すように、アンチモンをドーピ
ングし、拡散層49を形成する。さらに、第24図に示
すように、パターニングしたレジスト52をマスクとし
てボロンをイオン注入し、不純物注入領域50を形成す
る。
引き続き、第25図に示すように、エピタキシャル成長
によりシリコン基板44上にエピタキシャル層51を形
成する。このとき、リンを添加しながらエピタキシャル
成長させエピタキシャル層51をN型にする。
その後、第7図及び第8図に示すようにして第1図に示
したBi−CMO8が製造される。この際に、P−ウェ
ル領域形成等のドライブイン時に不純物注入領域47の
拡散により不純物注入領域50の横方向の拡散が抑制さ
れる。
〔第2実施例〕 上記第1実施例は、エピタキシャル成長を行わせる前の
シリコン基板の表面に不純物注入領域を設けているが、
エピタキシャル成長中に、ドーパントガスの添加量を、
例えば、第26図に示すように、不純物としてのリン濃
度(PH3/H2ガス)を時間とともに減少させてもよ
い。
つまり、P型のシリコン基板の表面の所定領域にP型の
不純物をドーピングして不純物拡散領域を形成しく第1
工程)、時間とともにN型の不純物の添加量を低減しな
がらシリコン基板の表面上をエピタキシャル成長させ(
第2工程)、その後、その不純物拡散領域の不純物を上
方に拡散させて上方拡散領域を形成するとともに、エピ
タキシャル層の表面から、P型の不純物をドーピングし
て上方拡散領域につながる下方拡散領域を形成しく第3
工程)、エピタキシャル層における上方及び下方拡散領
域により囲まれる領域に半導体素子を形成する(第4工
程)。このようにしても、第1図に示すBi−CMO8
を製造することができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によれば、エピタキシャル
層中での絶縁分離のための拡散領域が横方向に拡がるこ
とが抑制できる半導体装置及びその製造方法を提供する
ことができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の半導体装置を示す図、第2図〜第8図
は第1実施例の半導体装置の製造工程を示す図、第9図
及び第10図はPN接合界面の濃度分布を示す図、第1
1図はドーズ量に対するPN接合界面の縮小率を示す図
、第12図は比較のための半導体装置を示す図、第13
図〜第17図は第1実施例の別例における半導体装置の
製造工程を示す図、第18図〜第25図は第1実施例の
他の別例における半導体装置の製造工程を示す図、第2
6図は第2実施例におけるエピタキシャル成長の際のガ
ス成分を示す図、第27図〜第29図は従来技術を説明
するための図である。 11はシリコン基板、13は不純物注入領域、17は不
純物注入領域、18はエピタキシャル層、23は上方拡
散領域、24は横方向拡散抑制領域、30は下方拡散領
域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の上に形成され、半導体素子形成領域と
    なる第2導電型のエピタキシャル層と、前記半導体基板
    から前記エピタキシャル層に拡散にて形成された第1導
    電型の上方拡散領域と、前記エピタキシャル層の表面側
    から前記エピタキシャル層の中に拡散にて形成され、前
    記上方拡散領域と共通領域を有する第1導電型の下方拡
    散領域と、 少なくとも前記上方拡散領域の界面に形成され、前記エ
    ピタキシャル層の成長方向において成長が進むほど低濃
    度であり、前記上方拡散領域の横方向の拡がりを抑制す
    るための第2導電型の横方向拡散抑制領域と を備えてなる半導体装置。 2、第1導電型の半導体基板の表面の所定領域に第1導
    電型の不純物をドーピングして第1の不純物注入領域を
    形成するとともに、少なくとも第1の不純物注入領域の
    横方向の界面に第2導電型の不純物をドーピングして第
    2の不純物注入領域を形成する第1工程と、 前記半導体基板の表面上を第2導電型の不純物を添加し
    ながらエピタキシャル成長を行う第2工程と、 前記第2の不純物注入領域の不純物をエピタキシャル層
    に拡散させながら前記第1の不純物注入領域の不純物を
    エピタキシャル層の上方に拡散させて上方拡散領域を形
    成するとともに、前記エピタキシャル層の表面から、第
    1導電型の不純物をドーピングして前記上方拡散領域に
    つながる下方拡散領域を形成する第3工程と、 前記エピタキシャル層における前記上方及び下方拡散領
    域により囲まれる領域に半導体素子を形成する第4工程
    と を備えてなる半導体装置の製造方法。 3、第1導電型の半導体基板の表面の所定領域に第1導
    電型の不純物をドーピングして不純物拡散領域を形成す
    る第1工程と、 時間とともに第2導電型の不純物の添加量を低減しなが
    ら前記半導体基板の表面上をエピタキシャル成長させる
    第2工程と、 前記不純物拡散領域の不純物を上方に拡散させて上方拡
    散領域を形成するとともに、前記エピタキシャル層の表
    面から、第1導電型の不純物をドーピングして前記上方
    拡散領域につながる下方拡散領域を形成する第3工程と
    、 前記エピタキシャル層における前記上方及び下方拡散領
    域により囲まれる領域に半導体素子を形成する第4工程
    と を備えてなる半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006041056A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Sony Corp 素子分離領域を有する半導体装置とその製造方法
JP2007095827A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2010003925A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Toppan Printing Co Ltd 半導体装置

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