JPH03221112A - 連続集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は連続集塵装置に関し、更に詳しくは集塵能を有
する蛇腹型籠状の集塵フィルターを内蔵すると共に、集
塵機の含粉塵ガス槽の１槽又は２槽以上に跨って側壁部
に開閉連通弁を装着し、方の該ガス槽の集塵運転時に他
方の該ガス槽を休止状態とし前記フィルターに付着堆積
した粉塵を払い落とし、集塵運転を続けながら交互に順
次集塵フィルターの除塵を連続的作動し得る連続集塵装
置に関する。

（従来の技術） 従来の集ＩＩ機は短時間でフィルターの目詰まりを起こ
し集塵能力が著しく低下した状態になってしまい粉塵体
が詰まったフィルターを清掃し、又使用できる状態に戻
す為の作業は極めて煩雑且つ困難である。特に摩耗性が
大きく吸湿性や付着性の強い粉塵を含んでいる場合、バ
ッグフィルタは早く目詰まりを起こし短い周期でフィル
ターを交換しなければならず、しかもフィルター〇除塵
能は短時間で低下するので集塵運転操業上も甚だ作業性
の悪いものであった。

バッグフィルターの濾布に粉塵が付着し目詰まりを起こ
すので、これを振動させて振り落とす装置が従来から知
られている。しかしその振動が例えば濾布の外側枠や外
函を振動させる方法では振動伝達が減衰、軽減され付着
粉塵の払い落とし効率が低下する結果となっている。ま
た、集塵装置に関する先行技術としては、例えば特開昭
６２１５２５１２号の如く気体の流れとは逆方向から強
力な気体の噴射を行ない表面の粉塵を吹き飛ばすパルス
ジェット方式、或いは実開昭５９−１３１２２０号の如
く含塵ガス室に多数のバングフィルターを配設し各濾布
の上端部を振動発生部材に連結して振動して払い落とす
構造、特開昭６２１５２５１１１の如くフィルターバッ
グ相互間に表面凹凸を有する仕切板を介在させた逆吹き
落とし効率を高めた局所バッグフィルター等があるが、
濾布自体が破損し易く耐久性が劣る他、高圧空気発生装
置やノズル、叩き部材装置等で構造が複雑或いは大型と
なる難点があった。このように従来の集塵機では、フィ
ルターが短時間で目詰まりを起こし集塵能力が極度に低
下した状態になってしまう為清掃又は再生を行なわねば
ならず、集塵フィルターの除塵は集塵機の連Ｍ操業にお
いて能率低下をもたらす障害となっている。

このため、例えば特開昭６３−１５８１１３号の様に複
数のブロックに分けられたフィルターと通気口を開閉す
る蓋とフィルターの表面を叩く部材との装置で蓋を時間
的に翻翻させた閉蓋時に叩き部材によって殴打する装置
、或いは実開昭５６−１７６０１８号のように集塵機本
体内を仕切板により区劃した含塵ガス室と清浄ガス室を
設は各清浄ガス室に開閉弁付きの外気取入口と連通路に
それぞれ開閉弁さらに仕切板に連通口を配設した濾過集
塵装置、実開昭５８−１９７１９号等の如く仕切区劃し
た含塵ガス室内に設けたシェーキングアームの下方部を
進退動を繰り返すロンドに弾性部材を介し連結した濾過
集塵装置、又、特開昭６０−１７２３２号の如く逆洗用
高圧空気を噴出させ一定時間の休止を経て順次粉塵を払
い落とす集塵機の運転方法等が提案されている。

（発明の解決課題及び解決手段） しかし上記提案等の集塵装置においては、例えば特開昭
６３−１５８１１３号で開閉蓋を複数のブロック毎に多
数段は更に叩き部材及び除塵殴打装置の如き複雑な機構
を備えねばならず、又、叩き乍ら含塵ガスを吸引すると
必要以上に目詰まりを助長し細かい微細塵が濾布に入り
込むと除去が更に困難となる他、殴打衝撃を片面打ちに
すると反対側が落ち難く除塵のアンバランスを生ずる。

又、実開昭５６−１７６０１８号、或いは実開昭５８−
１９７１９号公報等の場合、連続運転を続けながら所要
の清浄ガス室に懸吊された濾布に振動を与え付着粉塵の
払い落としを行なう集塵装置でも集塵能と併せて濾材へ
の固形物付着による閉塞とこれを解除する除塵能が十分
とはいえず、又含塵ガス導入用ダクトからの吸引では外
気取入口、の開閉弁から外気が供給される為吸引力が低
下する他、落下した粉塵が巻き上げられ易い。更に特開
昭６０−１７２３２号では逆洗用高圧空気を噴出し一定
時間休止を経て順次粉塵を払い落とし４得るが装置が大
型化し設備費が嵩む難点がある。

上記したように機械振動を与えることによって濾布に付
着した粉塵を払い落とす装置の場合でも、付着、堆積し
た粉塵の払い落とし作業は困難を極め集塵運転稼働能率
の低下の原因となっている。

本発明は上記のような従来の難点にかんがみなされたも
のであり、集塵機本体に濾布を張設した蛇腹型籠状の集
塵フィルターを架設すると共に、含粉塵ガス槽の１槽又
は２槽以上に跨って開閉連通弁を装着し、一方の該ガス
槽の濾過集塵運転時に他方の該ガス槽を休止状態とし前
記フィルタに付着堆積した粉塵を払い落とし、集塵運転
を続けながら交互に順次集塵フィルターの除塵を連続的
作動し得る装置に関する。本発明は集塵機本体を仕切隔
壁によって分離区劃した複数個の含粉塵ガス槽で粉塵を
捕捉し払い落とす集塵フィルタを配設した集塵機におい
て、該集塵機本体の側壁部に往復作動自在な支持枠部材
に濾布を張設した蛇腹型籠状の集塵フィルターを架設す
ると共に、前記含塵ガス槽の１槽又は２槽以上に跨って
開閉連通弁を装着した構成からなることを特徴とする連
続集塵装置を提供するものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面に基づき以下説明する。

第１図は本発明の実施例を示す一部切欠要部斜視図、第
２図は本装置の具体的−例を示す全体斜視図、第３図は
本発明の符号４．４゛の集塵フィルターの要部斜視図で
ある。

第１図〜第３図において、集ＩＩ機本体ｌのケシング７
の内側には仕切隔壁２により密閉状態に分離区劃された
含粉塵ガス槽３．３′が左右両側に相隣って形成されて
おり、該ガス槽にはそれぞれ濾布５，５°を外側に取り
付けた蛇腹型篩状の集塵フィルター４．４“が集塵機本
体ｌのケーシング７の側壁部８，８′に横架状に架設固
定された支持フレーム９，９°に懸垂状態として配設さ
れている。前記蛇腹型篩状の集塵フィルター４゜４１は
支持枠部材６，６′の外側に濾布５，５“を張設しアコ
ーディオンの如く伸縮、往復作動ができる様に該支持部
材６，６°は夏型形状の枠組を連鎖した伸縮アームの機
構であり、該フィルタの内部に配設した駆動装置（図示
しない）により支持フレーム９．９１に沿って進退、往
復作動ができる構成となっている。又、下方には除去、
剥離された粉塵が落下する集塵槽１３が設けられている
。

上記の様な構成において、集塵運転での吸引は集塵口１
６．１６’に連結した集塵管１７．１７’から合扮塵ガ
スが導入され、集塵機本体ｌ内に配設した集塵フィルタ
ー４．４°に付着、堆積した粉塵は除去、剥離され集塵
槽１３．１３’に落下し貯留される。

次に、本発明の装置において、開閉連通弁１４は第１図
に示す様に、排出口１１に連通ずる手前位置の側壁部８
．８′に装着されており、逆り字型で通気口１５．１５
°を一定時間毎に交互に閉塞するように作動せしめるロ
ータリー方式であり、集塵機本体ｌの含粉塵ガス槽３，
３′の相隣る両側に跨って設置されている。Ｍ開閉連通
弁Ｉ４はケーシング７の側壁部８，８“の外側隔壁板ｌ
ｏ。

１０’の内側を摺動し一定の角度回転できるように左右
両側の含粉塵ガス槽に跨って１個装着されている。この
開閉連通弁１４によって一方の通気口１５が閉塞状態の
場合には他方の通気口１５’が外気と連通状態となるの
で、通気口１５の閉塞状態の集塵を停止中に集塵フィル
ター４．４′の伸縮作動を行ない付着捕捉した粉塵の除
去、剥離を行なうことができる構成となっている。１２
１２°は該蛇腹型筒状の集塵フィルター４．４゛の伸縮
、往復作動で圧縮された後、負圧状態を回復し伸長する
ため蛇腹型筒状の該集塵フィルタの内部に外気を吸引す
る吸気弁でありケーシング７の内側に装着されている。

なお、第３図は別実施例であり、開閉連通弁を左右に移
動可能なスライド方式としたものであり、前記ロータリ
ー方式と同様の機能を達成することができる。更に上記
実施例では開閉連通弁は左右両側に跨って１個装着され
ケーシング７の外側隔壁板１０．１０’の内側を摺動せ
しめる構成となっているが、これを観音開きの構成とす
ることもできる。又、各含粉塵ガス槽毎にｌ　（ＩＩ配
設した構成とすることができる。

更に第４図は別実施例であり、濾布の外側に保護ネット
を設けた筒状ラッパ型の集塵フィルタで、かつ振動付与
装置１８．１８′による振動により付着粉塵の払い落と
しを行なう装置においても同様に前記ロータリー方式又
はスライド方式の開閉連通弁を装着した構成とすること
ができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば該集塵フィルターをケーシング７の頂面又は底面
の外側隔壁板に架設するか、或いは該集塵フィルター機
構自体を回転可能に装着することもできる。更に集塵槽
での粉塵巻き上げ防止の為前記含粉塵ガス槽３，３°と
と集塵室１３゜１３’との隔壁部をブラインド方式とす
ることもできる。

（作用） 本発明の集塵機では、含粉塵ガス槽３．３°へ吸引され
た粉塵ガスはケーシング７の側壁部８８゛の内側に装着
された開閉連通弁１４を一定角度回転し一方の通気口１
５を閉塞状態とし、他方の通気口１５′を開放し外気と
連通ずるので、通無口１５の閉塞状態において含粉塵ガ
ス槽３に内蔵した蛇腹型籠状の集塵フィルターに付着捕
捉された粉塵の除去剥離を行ない、又、他方の通気口１
５°は外気と連通状態の為清浄ガスを排出し通常の集塵
運転を行なう。又、通気口１５．１５゛の閉塞状態では
各含粉塵ガス槽３内に配設された蛇腹型籠状の集塵フィ
ルター４．４°は進退、往復作動自在な支持枠部材６の
作用によりアコーディオンの如く伸縮し、しかも蛇腹状
の表面積の大きい襞部分がはたかれる実質直通面積が大
きくなるように構成した該フィルター自体の振動、共振
であるため、従来の殴打、機械的振動や間接的な振動等
に比し濾布の損傷も少なく且っ濾布に付着堆積した粉塵
を的確、かつ効果的に払い落とすことができる。この為
例えば含粉塵槽の１個又は２１ｉｌｌｌ上の組合わせで
簡易、コンパクトな構成からなる集塵能、除去能共に備
えた効率よい随時移動可搬に通した装置としての機能を
備えている。

（発明の効果〉 本発明は上記のような構成からなり、集塵機本体に蛇腹
型籠状の製表面積の大きい集塵フィルターによる集塵能
を有し、ケーシングの側壁部に装着した開閉連通弁の操
作により集塵運転時には含粉塵ガス槽に導入された合粉
塵ガスは前記フィルターにより清浄化され外部へ排出さ
れる。また、開閉連通弁の閉塞状態では蛇腹型籠状の集
塵フィルターを進退、往復作動せしめて該フィルター自
体を強制的に伸縮、振動させるので除塵能においても格
段に優れている。このように、本発明の集塵機では側壁
に装着した開閉連通弁の操作により、外気と連通ずる状
態では濾過集塵運転、他方閉塞状態では該フィルターの
除塵作業を交互に順次繰り返し、連続集塵運転を続けな
がら一方で付着粉塵除去操作を行ない、しかも内蔵した
本発明の蛇腹型籠状集塵フィルターは的確、かつ効果的
な除塵能を発揮し得るものである。

従って、集塵能、除去能共に備えた効率よい簡易、コン
パクトな連続集塵、除塵装置として、特に随時屋内外を
問わず移動搬入可能な可搬型連続集装置として通してい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す一部切欠要部斜視図、第
２図は本装置の具体的−例を示す全体斜視図、第３図は
本発明の符号４．４ｆの集塵フィルターの要部斜視図、
第４図及び第５図は別実施例である。 ｌ−・集塵機本体、２・・仕切隔壁、３，３′・・含粉
塵ガス槽、４．４゛・・集塵フィルター５．５′・・濾
布、６．６”・・支持枠部材、７・・ケーシング、８．
８′・・側壁部、９，９゛支持フレーム、１０．１０’
・・外側隔壁板、１１・・排出口、１２．１２’・・吸
気弁、１３１３“・・集塵室、１４・・開閉連通弁、１
５１５°・・通気口、１６．１６’・・集塵口、１７．
１７’・・集塵管、１８．１８’・・振動付与装置 第４図 第５ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）集塵機本体を仕切隔壁によって分離区劃した複数個
   の含粉塵ガス槽で粉塵を捕捉し払い落とす集塵フィルタ
   ーを配設した集塵機において、該集塵機本体の側壁部に
   往復作動自在な支持枠部材に濾布を張設した蛇腹型籠状
   の集塵フィルターを架設すると共に、前記含塵ガス槽の
   １槽又は２槽以上に跨って開閉連通弁を装着した構成か
   らなることを特徴とする連続集塵装置。 ２）前記開閉連通弁が集塵機本体のケーシング外側隔壁
   板の内側に配設されたロータリー方式又はスライド方式
   の構成からなる請求項第１記載の連続集塵装置。