JPH03219033A - 梨地調を呈する金属工芸鋳物用銅合金 - Google Patents

梨地調を呈する金属工芸鋳物用銅合金

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JPH03219033A
JPH03219033A JP1308390A JP1308390A JPH03219033A JP H03219033 A JPH03219033 A JP H03219033A JP 1308390 A JP1308390 A JP 1308390A JP 1308390 A JP1308390 A JP 1308390A JP H03219033 A JPH03219033 A JP H03219033A
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JP
Japan
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tin oxide
alloy
pear
copper alloy
copper
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Application number
JP1308390A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yoshida
吉田 良広
Chitose Hayashi
千歳 林
Shinichi Saikawa
才川 真一
Taro Yamazaki
太郎 山崎
Masaharu Uoka
羽岡 正治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAOKA BUTSUGU OROSHIGIYOU KYODO KUMIAI
TOYAMA PREF GOV
Toyama Prefecture
Original Assignee
TAKAOKA BUTSUGU OROSHIGIYOU KYODO KUMIAI
TOYAMA PREF GOV
Toyama Prefecture
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、私見 花銖 茶道具 デスクウェア等に代表
される金属工芸鋳造品に関し、特に梨地調を呈するのに
優れた金屑工芸鋳物用鋼合金を提供するものである。
(従来の技術) 一般的に、金屑工芸鋳物用鋼合金としては、黄銅系合金
及び青銅系合金を中心に、仏苑 礼法茶道具、デスクウ
ェア弘 様々な種類の装飾品ならびに実用品として利用
されている。こうした装飾品ならびに実用品は渋へ 重
厚さ、高級感をもたせるため表面を梨地調に仕上げる工
夫がなされている。
特に梨Ith調を呈する銅合金としては亜鉛8〜2(重
量%、残部銅のα単相の黄銅が用いられている。
この合金を研磨し、結晶を浮き出すことにより無数の小
さな結晶による斑点状模様、すなわち梨地調の外観を呈
する。また、焼鈍することによって結晶がさらに鮮明に
なることが知ら札 花銖 茶道具等の金属工芸鋳物に使
用されている。
また一方では、耐火蝋 金属もしくは樹脂等の粒子を金
属表面に吹き付けるサンドブラスト法や、塩化第二鉄の
腐食作用によるエツチング法等の物理株 化学的な方法
によって金属工芸品に微細な凹凸を形成させて梨地調を
呈する方法が利用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の合金では鋳造品の形状、肉厚
等により結晶粒の大きさが不均一になるとともに、湯口
、湯道等の最終凝固付近では他の部分よりも結晶粒が大
きくなる。このためキャビティ全体の凝固制御によって
結晶粒を均一化するには、鋳造方絃 溶湯及び鋳型温度
管理等を非常に厳密に行う必要がある。
さらに上記従来方法では、梨地調模様をより鮮明にする
ために熱処理を行うhζ α単相の黄銅は200℃以下
で焼鈍すると低温焼鈍砂化を生じる問題があっ九 また、サンドブラスト法やエツチング法による方法では
加工部の平滑性が損なわへ 梨地調の外観は光沢を有し
ないという欠点がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、
α単相の黄銅のみならずp1々の銅合金を用いて梨地調
の外観を呈することが可能になる。
また結晶粒の均一化を行う必要がないために鋳造伯業が
容易となるとともに、光沢のある梨地調を呈する金属工
芸鋳物用銅合金を提供することを目C白とすものである
[発明の構成コ (問題点を解決するための手段) この問題点を解決した本発明の梨地調を呈する金属工芸
vl物用鋼合金は酸化錫0,2〜10.0重量%及び淋
 亜鉛、鉛、砒素、 ニッケル、銀、金からなる8丁よ
り選択されたI PI!または2種以上を総量で40.
0重■1%以下を含有し、残りが銅と不可避不純物から
なることを特徴とする。
上記銅合金は、研磨後において小量の硫酸淋緑青等を混
合した水溶液の点液中、 または硫酸淋緑、1F1  
食塩、酢酸等からなる水溶液中に一定時間浸清し、着色
処理を行う。この過程で溶湯凝固時に析出した酸化錫と
他の合金組成とは着色される色調が5′になり、 その
結果鋳造品全体にわたって析出した酸化錫の微細な斑点
状模様が浮き上がり、美fluな梨地調の外観を呈する
という知見を得たのである。
酸化錫を添加配合し、溶湯を攪拌しながら該酸化錫を溶
湯中に均一分散させ、所望する銅合金の溶製を行う力ζ
 酸化錫は融点が高いために溶解するまでに時間を要す
る。また粉末状であるために攪拌中に飛散及び坩堝壁に
付着する等の不具合から、合金中に所望するところの酸
化錫含有量の正確さに欠ける。このため錫と酸化錫から
なる母合金のインゴットをあらかじめ作製し、該インゴ
ットを銅その他必要とする材料との添加配合が望ましい
。酸化錫としては、酸化第−錫若しくは酸化第二錫のい
ずれを用いてもよい力ζ 経済的効果を考慮する上で、
酸化第二錫が好ましい。
酸化錫を含有した銅合金の溶湯は鋳造後において、溶湯
温度が低下しやがて凝固する。この時の凝固速度は砂型
や金型尾 鋳型の種類によって異なる力ζ 何れも初品
として酸化錫が析出し、やがて溶湯は凝固する。その結
果、このような凝固過程を経た鋳造品は、微細な酸化錫
が鋳造品全体にわたって分散した状態となり、仕上げ加
工することによって梨地調を呈する鋳造品を得ることが
可能となる。
酸化錫が0.2重61%未満であると凝固時の析出量が
少なく、所望する梨地調が発現せず、また10重■1%
を超えて含有すると鋳造品が硬くて脆(なり、被削性が
低下するため酸化賜金を量は0.2〜10重量%と限定
した。
錫は酸化錫の母合金として銅合金中に含有し、一方で亜
鉛、鉛と同様に銅と比べ融点が低いことから、銅合金の
溶解温度を下げるとともに、溶湯の湯回り性を向上させ
る。
亜鉛及び鉛は、酸化錫その他必要とする合金組成の残分
として、適宜添加量が決められる。
砒素を含有した銅合金では、着色液、すなわち少量の硫
酸銅、緑青等を混合した水溶液の点液中に所定時間浸漬
すると表面が黒色調となり、その着色効果により必要に
応じ、銅80重量%砒素20重量%の母合金として添加
配合される。砒素0.2重量%未満であると着色性が悪
く黒色化度が低下し、1.5重量%を超えると黒色化度
が高いために梨地調が損なわれる。好ましくは0.2〜
1.5重量%である。
ニッケル、霊地  金等は、銅合金に含有することによ
り美Dilな金属工芸品が得られる。それぞれ洋白、朧
銀、赤銅と称さ札 各々一般的に利用されている銅基合
金である。
以上、  魅  亜鉛、  鉛、  砒素、  ニ ッ
 ケル、  銀、  金からなる訂より選択された1F
Iiまたは2種以上の材料が全体で40.0重量%を超
えて銅合金中に含有した場合には着色性が恕くなり、そ
の結果梨地調の発現性が損なわれる。
[実施例] 次に本発明の一実施例について説明する。
表1に示した組成の合金を小型高周波電気炉にて溶解し
、砂型に鋳込み、厚さ5mmX 50■■φの供試材を
iFL  鋳肌部を1■■面削しへ 次いで研豚 脱脂
後に水1000cc中に各々2gの硫酸鋼と緑青を混合
した80〜90°Cの点液中に供試材を15分間浸漬し
て梨地調の発現状態を目視観察することによって評価し
た 梨地調の発現性の度合をO,O,Xの3 Pli類
に分類し、明確に発現したものを01  発現したもの
を01  発現しなかったものを×として結果を比較合
金組成とともに併せて表1に示した。
その結果は表1に示す通りであり、本発明に係わる梨地
調を呈す銅合金No、 1〜7は何れも酸化錫の析出に
よる斑点状模様が認めら札 梨地調を皇した。なお比較
例No、8〜11は梨地調を呈しなかった。
第1図に実施例No、 1、第2図に比較例No、 9
の若色後の供試材組織状態を示す。実施例No、 1で
は析出した酸化錫が認めら枢 梨地調を呈するのに対し
、比較例No、9では該酸化錫が合金組成中に含イfし
ないことがら、斑点状模様、すなわち梨地調を得ること
ができなかっ九 以下余白 [発明の効果コ 以上の説明から容易に理解されるように、本発明の梨地
調を呈する金属工芸鋳物用銅合金は、黄銅系、青銅系の
みならずニッケル、舷 金を含有する銅合金にも美麗な
梨地調を発現することが可能となり、私見 死花 茶道
、デスクウェア等の金属工芸鋳物での有用性は大である
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1において得られた梨地調を呈する供
試材の金属組織を示す写真である。 第2図は、比較例9において得られた梨地調が発現しな
かった供試材の金属組織を示す写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重量%にて (a)酸化錫0.2〜10.0% (b)錫、亜鉛、鉛、砒素、ニッケル、銀、金からなる
    群より選択された1種または2種以上を総量で40.0
    %以下 (c)残部が銅と不可避不純物 からなることを特徴とする梨地調を呈する金属工芸鋳物
    用銅合金。
JP1308390A 1990-01-22 1990-01-22 梨地調を呈する金属工芸鋳物用銅合金 Pending JPH03219033A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100347790C (zh) * 2002-11-13 2007-11-07 住友电气工业株式会社 铜合金导体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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