JPH0321831A - 二次元二色放射温度計 - Google Patents

二次元二色放射温度計

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JPH0321831A
JPH0321831A JP15718089A JP15718089A JPH0321831A JP H0321831 A JPH0321831 A JP H0321831A JP 15718089 A JP15718089 A JP 15718089A JP 15718089 A JP15718089 A JP 15718089A JP H0321831 A JPH0321831 A JP H0321831A
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JP
Japan
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temperature
temp
dimensional
radiation thermometer
camera modules
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Application number
JP15718089A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kurokawa
黒川 一夫
Soichiro Okamura
総一郎 岡村
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2台の固体カメラ・モジュールを使ってパタ
ーン計測可能な二次元二色放射温度計に関する。
(従来の技術〉 従来の温度計測は、熱電対等により、成る点の温度を測
定するというポイント計測が主流であったが、近年パタ
ーン計測への要求が次第に高まりつつある。パターン計
測のメリットは、対象物の温度分布パターンや画像中に
含まれる材質や形状の異なった複数の対象物の温度を一
度に知ることができることにあり、より全体的な状況を
把握することが可能である。このパターン計測の為には
、熱電対等の適用は困難であり、放射温度計を用いるこ
とになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来の放射温度計は、その大部分がポイント
計測用のものであった。中には一部パターン計測可能な
ものもあるが、これは光学系に機械式の走査機構を設け
、一次元或いは二次元の温度分布パターンを測定可能と
したものである(計測自動制御学会1982年“温度計
測” :下間他が先行技術文献としてある。)。
従って、対象物の温度分布パターンが急速に変化するよ
うな場合には適用が困難であったし、可動部を伴うので
信頼性の面でも万全ではなかった。
そこで本発明は、そういった用途への応用も考え、二次
元の固体イメージ・センサを採用した2台のカメラ・モ
ジュールを使って、二次元的な情報を一度に捉えること
が可能でしかもマルチ・スペクトル計測により得られた
2枚の画像に対し、スムージング、放射率の推定や温度
計算、更にはクラスタリングといった各種の処理を施し
、対象物のより正確な温度分布パターンを画像(カラー
・スライス図等)として表示することのできる二次元二
色放射温度計を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明の二次元二色放射温度
計の原理を最初に説明する。
温度T〔K〕の完全放射体(黒体)の波長λ〔μm〕に
おける放射エネルギーは、Planckの放射則により
、次式で与えられることが知られている。
(以下余白) ここで、C+=3.7418X10’  (:Lm−2
・,ia’〕C2=1.4388xlO’  C即・K
〕λ<1.0μm かつT < 3000Kなる領域に
おいては、Wienの式が約1%の精度で或り立つ。ま
た、黒体以外の実際の物体の放射エネルギーは、この式
で与えられる値よりも小さくなり、その割合を放射率(
emissivity)εで表す。すなわち、その場合
の放射エネルギーは次のようになる。
なお、実際の観測系では、対象物をバンド・パス・フィ
ルタを介して観測する。従って、温度T〔K〕の物体を
観測した場合の測定値は、厳密には次式で表される。
ここで、Kは観測系の変換効率に関係した比例定数、λ
min〜λmaxは受光素子の感度保有範囲、W(λ)
はその間のフィルタ、レンズおよび受光素子を含めた観
測系の総合分光特性。
このため、BとPとは簡単な比例関係とはならない。そ
こで実際には、予めフィルタの中心波長λC〔μm〕に
おいて、温度Tに対する放射エネルギーと観測値との関
係を求めておき、測定において得られた観測値Pを放射
エネルギーBに換算して温度計算に用いる。
(2)式より温度を求めると、次のようになる。
この放射率は、波長や対象物の材質や温度、更にはその
表面状態等により大きく変化する。従って、通常のポイ
ント計測用の単色放射温度計では、対象物の材質などに
応じた適当な推定値を用いることになる。ところが、パ
ターン計測においては、各ピクセルに対応する場所の放
射率はそれぞれ異なる可能性があり、それらの推定値を
逐一与えることは実用的ではない。結局、単色放射温度
計の原理は、パターン計測用には不向きである。
さて、温度T [:K]の物体の相異なる2つの波長λ
1、λ,[μm](λ,くλ2)における放射エネルギ
ーは、それぞれ次式で表される。
・・・・・・・・・ (4) これが単色放射温度計の温度計算式である。こ   こ
の時・2°の観測波長を比較的近くに採るこの式より温
度を求める際には、放射エネルギーB  とにより1そ
れぞれの放射率はεIζε2とするの他に、放射率,の
値が必要となる。ところが、   ことができる。この
関係を使って、上式より放射率を消去し、温度を求める
と次のようになる。
ただし、R=B,/B, このようにして温度を求めるものを、標準型二色放射温
度計とする。この標準型二色放射温度計の温度計算式は
、放射率の項を含まないので、パターン計測に適してい
るが、実際には放射率の影響も無視することはできない
そこで物体の温度T (K〕と放射エネルギーBとの関
係は観測波長λ2 〔μm〕においては(6)式で与え
られる。ここでこの式を少し変形して無次元化しておく
?るが、標準型二色放射温度計では異なる波長における
放射エネルギーを観測し、ε1=ε2という条件を設け
て温度を定めている。そのようにして求まる温度をいま
仮にT。〔K〕とする。温度が定まれば、(6)式ある
いは(8)式から波長2■における推定放射率62′を
求めることができる。ところが、実際にはε1〉ε2で
あることが多く、従ってε,=ε2として求めた温度T
o [K]は、真温度よりも高めに計算され、ε2′は
小さめに見積もられる。
そこで、この温度を第l次近似とし、それを補正する。
そのためにまず(8)式の右辺における放射率による変
化分をx1温度の補正による変化分をyとする。これに
より(8)式は次のように表される。
放射エネルギーBが与えられたとき、上式を満足する放
射率ε2と温度Tの組み合わせは無数にこの式を満足す
るとXとyの組み合わせも無数に存在するが、この2つ
は共に無次元の量であるので、ここではこれらを同等に
扱う。すなわちx=y ・・・・・・・・・ αG とする。これは変化に対する放射率の寄与分と温 台y 度の寄与分を等しく採ることを意味する。従って、先に
求めたε2′から うものを改良型二色放射温度計と言うことにする。
表1 放射率の選定に対する指示温度の変化(観測波&
 :  0,839〜0.988 am,想定温度80
0’t’)ε.=  (ε2 ・・・・・・・・・ OD として放射率の補正値を求め、この放射率と観測値B2
を使って次式より指示温度を計算する。
・・・・・・・・・ (自) 表1に各種材料に対するε。/Fε2′と指示温度との
関係を示す。観測波長における放射率は第1図に従った
。この表1により第1次近似温度よりも補正温度の方が
想定温度により近くなっていることが判る。このように
して温度の補正を行温度の単位二℃ (作用) 本発明の二次元二色放射温度計によれば、高温に加熱さ
れた測定対象物が、2台の固体カメラ・モジュールの光
学系により測定部分の表百からの熱放射エネルギー分布
が計測され、これが同期信号として2台のカメラ・モジ
ュールに入る。この2台のカメラ・モジュールの出力は
画像入力回路においてクランプされた後ドットクロツク
に同期してA/D変換器によりディジタル信号に変換さ
れ、次いでコンピュータに転送され、各ビクセルのデー
タに対して温度計算を行ない、最終的に画像として表示
される。
(実施例) 本発明の二次元二色放射温度計の一実施例を第2図の測
定システム・ブロック図によって説明すると、1、l′
は2台の固体カメラ・モジュールで、これの光学系2、
2′は夫々光学干渉フィルタ3、3′と75+nm望遠
レンズ4、4′から成る。
望遠レンズ4、4′を用いたのは遠方から観測し、2つ
の光軸をなるべく平行にして位置合わせを容易にすると
共に、測定部分を拡大して観測するためである。2台の
固体カメラ・モジュールl11′は、フレーム蓄積、イ
ンターレース方式で、これにはAGC回路が付加されて
いたが測定に際しては有害であるので、取り外してある
。またγ特性はなるべく1に近くなるように調整してあ
る。5は2台の固体カメラ・モジュール1、1′からの
外部同期モードの出力であるNTSC信号をクランプす
る画像人力回路である。6はNTSC信号の出力を7M
Hzのドットクロックに同期しーてA/D変換器により
8ビットのディジタル信号に変換した後、順次格納する
外部メモリである。カメラ・モジュール1、1′の有効
画素数は、384(H) x 491 (V)であるが
、外部メモリ6にはこのうちの256 X 128ビク
セル分のデータを取り込むようになっている。7はホス
ト・コンピュータで、外部メモリ6に格納された1フィ
ールド分のデータを内部メモリに受けて、各ビクセルの
データに対して温度計算を行うと同時に、各ライン間の
データを補間して求め、最終的に256X256ビクセ
ルの画像として表示するものである。温度計算に際して
は、レンズの絞りに応じてA/D変換器の出力(0〜2
55)に表2に示した補正係数を掛け、それを観測値P
とする。本実施例の二次元二色放射温度計における観測
値Pと放射エネルギーBとの関係を第3図に示す。8は
温度分布パターンの画像表示用ディスプレイである。
表2 レンズの絞りと補正値 上記実施例の二次元二色放射温度計を用い、ガス・バー
ナにより加熱したステンレス板の表面を観測して得られ
た温度分布パターンを第4図に示す。この図を見て判る
通り、ステンレス板の表面には熱電対(アルメルークロ
メル)を溶着してあり、これにより真温度を得ることが
できる。この真温度において得られる放射エネルギーE
と実際に得られた放射エネルギーBとから、B/Eとし
て2つの観測波長における放射率を計算した結果を第5
図に示す。また熱電対の部分の9ピクセルのデータを平
均して得られた温度と真温度の関係を第6図に示す。第
5図及び第6図における矢印は測定の順序を示す。90
0℃付近で精度が悪くなっているのは、第5図を見て判
る通り2つの観測波長における放射率がたまたま近い値
となっている為である。しかし全体的に見ると改良型で
ある実施例の二色放射温度計の方は補正の効果により標
準型に比べてより真温度に近い値を指示しており、その
優位性が示されている。また点線は誤差5%(絶対温度
)を示すものであり、これにより誤差は5%の範囲内に
入っていることがわかる。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の二次元二色放射温度計
によれば、推定放射率を与えることなく、より正確な温
度分布パターンを得ることができる。
またその指示温度の精度は実験結果より5%以内(絶対
温度)と見積ることができて十分満足できるものであっ
た。
さらに本発明の二次元二色放射温度計は、二次元センサ
を使い各ピクセルのデータを同時に取り込む為ため、時
間的に温度の変動しているような対象物の測定ができ、
しかもマルチ・スペクトル計測により対象物に対する予
備知識(材質や放射率)なしに温度を計測することが可
能である。そして放射率の概略値を知ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第l図は物質の分光放射率特性を示すグラフ、第2図は
本発明の二次元二色放射温度計の測定システムのブロッ
ク図、第3図は観測値とPと放射エネルギーBとの関係
を示すグラフ、第4図は加熱したステンレス板表面を観
測して得られた温度分布パターンを示す図、第5図は放
射率の変動を示すグラフ、第6図は真温度に対する指示
温度を示すグラフである。 1,l′・・・固体カメラ・モジュール、2.2′・・
・光学系、3.3′・・・光学干渉フィルタ、4,4′
・・・75+nm望遠レンズ、5・・・画像入力回路、
6・・・外部メモリ、 7・・・ホスト ・コンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、光学干渉フィルタとレンズとから成る光学系を有す
    る2台の固体カメラ・モジュールと、この2台の固体カ
    メラ・モジュールからの外部同期モードの出力をクラン
    プする画像入力回路及び前記出力を高周波のドットクロ
    ックに同期してA/D変換器により変換したディジタル
    信号をコンピュータに転送し、各ピクセルのデータに対
    して温度計算を行い、最終的にはピクセルの画像として
    表示するホストコンピュータとより成る二次元二色放射
    温度計。
JP15718089A 1989-06-20 1989-06-20 二次元二色放射温度計 Pending JPH0321831A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7515986B2 (en) * 2007-04-20 2009-04-07 The Boeing Company Methods and systems for controlling and adjusting heat distribution over a part bed
JP2014045114A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 油入変圧器
WO2024157338A1 (ja) * 2023-01-24 2024-08-02 三菱電機株式会社 非接触温度計測装置および非接触温度計測方法

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