JPH03217426A - 帯電防止フィルム - Google Patents

帯電防止フィルム

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JPH03217426A
JPH03217426A JP1270790A JP1270790A JPH03217426A JP H03217426 A JPH03217426 A JP H03217426A JP 1270790 A JP1270790 A JP 1270790A JP 1270790 A JP1270790 A JP 1270790A JP H03217426 A JPH03217426 A JP H03217426A
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antistatic
density polyethylene
antistatic agent
corona discharge
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Yukio Inoue
井上 幸夫
Shigeru Kondo
滋 近藤
Osamu Kitagawa
修 北川
Shoichi Kato
彰一 加藤
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Okura Industrial Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
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Okura Industrial Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気製品などの静電気により損傷のおそれが
ある製品の包装材として適用できる帯電防止フィルムに
関する. (従来の技術) 従来、電気製品は、汚染防止および保護のため、通常,
樹脂フィルムや袋でその表面を覆い、がっWR@緩衝材
で保護し、外装用包装箱に収められて出荷されたり,帯
電防止処理をされた通箱に入れられて出荷される.これ
らの包装材や外装材は、製品の使用時には除去され、実
使用時の機能付加には何等の寄与をしないため、一般的
には保護するための強度をもち,かつできるだけ安価な
ものが要求される. これらの目的に合うものとして石油原料から大量に生産
される合成樹脂フィルムが最も有効なものの一っである
.さらに包装袋は、外部から内部の品物を確認するため
に透明なものが要望されることが多い.特に透明度,強
度,コストなどの点からポリエチレン袋が多用されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような用途に使用されるポリエチレンは低密度ポ
リエチレンであり,この低密度ポリエチレンは分子の枝
分れが多いために結晶性が阻害され,透明性,柔軟性,
加工性にすぐれ,帯電防止剤である界面活性剤との相溶
性も比較的良好であるので,数多く使用されているが、
機械的強度が小さいために通常50μm以上の厚いフィ
ルムとして使用され,コスト高となるという問題がある
また、高密度ポリエチレンは前記低密度ポリエチレンに
比較して結晶化度が大きいため、帯電防止剤の表面への
移行がしにくく、従来使用されている帯電防止剤では帯
電防止性能の持続性を向上させることができない。
一方,アルミニウムや銅などの金属を,真空蒸着法で樹
脂フィルムの上に非常に薄く付着させたものや、インジ
ウムや錫の酸化物を同様に付着したものも帯電防止包装
材として使用されているが、価格が高く、また蒸着層が
数千人(オングストローム)と極めて薄いため、取扱い
時に切れたり、剥れたりするという問題がある。
さらに、樹脂中に金属やカーボンなどの導電性粉体や繊
維を練り込んで、帯電防止性を付与したものがあるが、
これらは不透明で包装材の中の品物が見られなかったり
、練り込んだ導電粒子が樹脂中から分離して短絡不良を
起こしたりするという問題がある。
本発明の目的は、高強度で、かつ安価であって、et?
!防止能力の保持時間が長い帯電防止フイルムを提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は,高密度ポリエチ
レンフイルムに帯電防止剤を練り込んだ後、コロナ放電
処理を施して形成したことを特徴とする。
(作 用) 上記の手段を採用して,コロナ放電処理をすることによ
り高密度ポリエチレンフイルムの表面に官能基が生成さ
れ、フイルム表面が酸化されて親水化し、帯電防止剤の
帯電防止性を長期にわたって効果的に発揮させることに
なる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
高密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレンに比較して
分子の枝分かれが少ないため、引張強さや引裂強さなど
の機械的強度が大きく、同じ強度の特性であれば、フイ
ルムの厚さを薄くできるため安価となる.しかし,あま
りに結晶性が発達しすぎると帯電防止剤の表面への移行
が悪くなり,経時変化により帯電防止性が悪くなる.こ
のバランスをとるために25℃における比重が0.94
0〜0.970の高密度ポリエチレンが最も良好な結果
を示す・ また、添加する帯電防止剤も一種類だけを使用するより
、グリセリン脂肪酸エステルとジエタノールアミドを併
用して使用する方が帯電防止効果、すなわちフィルムの
絶縁抵抗を小さくできる。
使用するグリセリン脂肪酸エステルの具体例としては,
グリセリンモノラウレート,グリセリンモノミリステー
ト,グリセリンモノパルミテート,グリセリンモノステ
アレート,グリセリンモノベヘネートなどが挙げられる
また,使用するジエタノールアミドの具体例としては,
ラウリン酸ジエタノールアミド,ミリスチン酸ジエタノ
ールアミド,パルミチン酸ジエタノールアミド,ステア
リン酸ジエタノールアミド,ベヘニン酸ジエタノールア
ミドなどが挙げられる。
前記グリセリン脂肪酸エステルとジエタノールアミドの
重量比は8/2〜2/8が好ましく、グリセリン脂肪酸
エステルが80重量%以上になると帯電防止性能低下や
フイルム表面の白化が生じ、逆にジエタノールが80重
量%以上になるとフイルム表面にベタツキが生じるよう
になる。
上記の混合帯電防止剤は、ポリエチレンに対して、0.
05〜2.0重量%添加され、0.05重量%以下では
帯電防止効果が少な<,2.0重量%以上では帯電防止
剤の析出が多くなり過ぎて白粉となり,このフィルムで
電気製品を包んだ場合、電気製品に付着して短絡不良を
起こしたりする欠点がある.また、この混合した′M電
防止剤を添加した高密度ポリエチレンはインフレーショ
ン法により押し出された直後に、放電間隔0.5〜1 
. 5 am ,放電電圧2.0−7.Ok V ,フ
ィルム走行速度10〜60m/+iinの条件で連続的
に放電処理することによりコスト高とならないで処理す
ることができる。このコロナ放電処理をすることにより
ポリエチレンフィルムの表面にーCOや−COOHなど
の官能基を生成させることになり、フィルム表面が酸化
されて親水化し、帯電防IL性を一層良くする事ができ
る。
これらの官能基の生成は、ポリエチレンフィルムの臨界
表面張力を測定することにより実証することができる。
臨界表面張力の適性範囲は、36〜56ダインで35ダ
イン以下では帯電防止性能が悪く、57ダイン以上にな
ると、ポリエチレンフィルムの分解を生しピンホールが
発生するなどの不都合が生じる。
表1にグリセリンモノステアレートとステアリン酸ジエ
タノールアミドからなる帯電防止剤の混合比と添加量お
よびコロナ放電処理条件を変えた本発明の実施例(1〜
3)と、これらの実施例と異なる条件で形成した比較例
(1〜8)の比較テストの結果を示した。
・実施例1〜3,比較例1〜5 密度0.955g/ cc , M I O.05g/
 lOminのポリエチレン(HDPE)にグリセリン
モノステアレートとステアリン酸ジエタノールアミドか
ら成る帯電防止剤(比較例5のみN,N−ビスヒドロキ
シエチルミリスチルアミンを使用)を表1記載の重量比
で添加し、インフレーション成形を行った後、フィルム
にコロナ放電処理機により50ダインの処理を行ない、
厚さ30μの試料を作成した.本実施例では、表面固有
抵抗の変化が少なく、6ケ月後の外観の変化もなく、比
較例に比べて優れていることが分る。
・比較例6〜8 密度0.955g/ cc , M I 0.05g7
 10minのポリエチレン(HDPE)にグリセリン
モノステアレートとステアリン酸ジエタノールアミドか
ら成る帯電防止剤を表1記載の重量比で添加し,インフ
レーション成形を行ない、厚さ30μの試料を作成した
この比較例では本実施例と比べて,表面固有抵抗の変化
が大きい. 表  1 以上の各試料の測定評価方法は以下の通りである。
・帯電防止性 各試料を20℃X60%RHの恒温恒湿室に放置し、製
膜3日後,3ケ月後,4ケ月後,6ケ月後において放圃
条件と同条件下で表面固有抵抗を測定した.表面固有抵
抗10”Ω1以下については帯電防1ト性能が良好であ
るが、1013Ωl以上になると帯電防止性能不良と評
価される(8ll1定法はJIS−K −6911). ・外観 各試料を20℃×60%RHの恒温恒湿室に放置し、製
膜3日後,3ケ月後,4ケ月後,6ケ月後において,そ
れぞれの表面の白化度合を次の基準で目視評価した。
0:白化していない Δ:薄く白化している ×:白化している 上記のような方法により安価で長寿命の帯電防止フィル
ムを提供することができるやさらに、このような帯電防
止フィルムを包装材として使用することにより静電気に
よる機器の性能劣化や破壊を防止するだけでなく、フィ
ルム自身の帯電が防止できるので、シートや袋状となっ
た包装材が静電気で吸着されて、たとえば袋の口を開け
にくくするようなことがなくなるので,包装の作業性が
向上する利点があるし、また包装材を取除くときにIF
電して感電する事故も防止することができる。
このように電気機器などの包装材として安価で丈夫で、
しかも透明な帯電防止フィルムを提供することにより、
包装の作業性を向上し内部の電気機器の静電気による誤
動作や破壊を防市し得る利点がある。帯電防止効果の長
寿命化は、実施例の示すように極めて有効であり、適切
な処理条件を設定することにより6ケ月以上の長寿命を
保証し得るものである。
このように本実施例は、高密度ポリエチレンフィルム本
来の外観及びその他の諸物性に悪影響を及ぼすことなく
、高密度ポリエチレンフィルムの**防止性能の持続性
を向上させたものであり,ほこりの付着や静電気の帯電
を嫌う電気部品や精密機械部品などを静電気から保護す
ることができる。
(発明の効果) 本発明によれば、高密度ポリエチレンフィルムの帯電防
止性を長期にわたって発揮させることができ、高強度で
、かつ安価であって、帯電防止性に優れた帯電防止フィ
ルムを提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高密度ポリエチレンフィルムに帯電防止剤を練り
    込んだ後、コロナ放電処理を施して形成したことを特徴
    とする帯電防止フィルム。
  2. (2)前記帯電防止剤としてグリセリン脂肪酸エステル
    とジエタノールアミドとの重量比が8/2〜2/8のも
    のを、高密度ポリエチレンに対し0.05〜2.0重量
    %添加したことを特徴とする請求項(1)記載の帯電防
    止フィルム。
  3. (3)前記コロナ放電処理の条件を、放電間隙0.5〜
    1.5mm、放電電圧2.0〜7.0kV、フィルム走
    行速度10〜60m/min、36〜56ダインのコロ
    ナ処理として形成したことを特徴とする請求項(1)記
    載の帯電防止フィルム。
  4. (4)前記高密度ポリエチレンとして25℃における比
    重が0.940〜0.970のものを使用したことを特
    徴とする請求項(1)記載の帯電防止フィルム。
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