JPH03216254A - ホイル状成形品の射出成形方法および装置 - Google Patents

ホイル状成形品の射出成形方法および装置

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JPH03216254A
JPH03216254A JP15544290A JP15544290A JPH03216254A JP H03216254 A JPH03216254 A JP H03216254A JP 15544290 A JP15544290 A JP 15544290A JP 15544290 A JP15544290 A JP 15544290A JP H03216254 A JPH03216254 A JP H03216254A
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JP
Japan
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cavity
injection
molten metal
molded product
injection sleeve
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Application number
JP15544290A
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English (en)
Inventor
Toyoaki Ueno
豊明 上野
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上下方向に型締めされた金型の断面H字形環
状のキャビティ内へその真下方向から溶融金属または溶
融樹脂を射出してホイル状成形品を成形するホイル状成
形品の射出成形方法および装置に関するものである. 〔従来の技術〕 ダイカストマシンまたはプラスチック用射出成形機等の
射出成形装置は、型締方向によって竪型締型と横型締型
とに大別され、また射出方向によって竪射出型と横射出
型とに大別される。そして車両用アルミホイルなどのホ
イル状成形品の成形には、主として竪型締竪射出形のダ
イカストマシンが用いられる。
第4図は従来における竪型締竪射出型ダイカストマシン
要部の断面図であって、これを同図に基づいて説明する
と、このダイカストマシンは、マシンベース上に固定さ
れた固定プラテン1と、その4隅に植設された図示しな
いタイロッドに沿って上下動する可動プラテン2とを備
えており、これら両プラテンl,2には、固定金型3と
可動金型4とがそれぞれ固定されている。また、上下の
金型4,3間には、4個一組のコア5,6が可動金型4
側に支持されて介装されており、図示しない駆動装置に
より図に符号Aで示す水平方向へ進退するように構成さ
れている。この例に示す金型3.4とコア5.6は、車
両用アルミホイルを成形するためのものを示しており、
金型3,4の中心部に形成された凸部き、コア5.6の
円形内周面との間には、アルミホイルと同形状である断
面H字形環状のキャビティ7が形成されている.一方、
固定プラテンlが固定されたマシンベースの下方には、
図示しない射出シリンダが起立.傾転自在に配設されて
おり、この射出シリンダで1下動するプランジャ8の頭
部であるプランジャチップ8aは、射出シリンダ側のブ
ロック9に支持された射出スリーブ10の内孔に進退自
在に嵌合されている.そして、図示しないシリンダによ
ってブロック9とともに上昇する射出スリーブ10は、
固定金型3のスリーブ孔3aに挿入されるように構成さ
れている。laは図に矢印Bで示す方向に傾動する射出
装置全体を係入させる切欠きであり、11は傾動状態で
射出スリーブlO内へ供給された溶湯である. このように構成されていることにより、図示のように可
動金型4が下降して型締されたのち、ブロック9と射出
スリーブ10とが下降している状態で射出シリンダとと
もに射出スリーブを傾動させ、射出スリーブ10内へ溶
湯11を注入したのち、射出シリンダを起立させてブロ
ック9を上昇させると、射出スリーブ!0がスリーブ孔
3aに嵌合される.そこで、射出シリンダのブランジャ
8を上昇させると、プランジャチップ8aが溶湯l1を
押上げ、溶湯11はキャビティ7内へ射出される.プラ
ンジャチップ8aを鎖線l3で示す位置に上端が達する
まで上昇させて停止させるとヰヤビティ7内への溶湯1
1の充填が終わる.溶湯1lの固化を待ち,可動プラテ
ン2を上昇させて型開きするとともに、コア5,6が外
方へ移動し、キャビティ7内で固化した製品は、図示し
ない押出シリンダによって機外へ突出される。この場合
、図に破線l2で示す線が製品の下端でありこの製品に
は、線l2と、ブランジ中チップ8aのF昇限である鎮
[13との間に残った符号I4で示す溶湯固化物、いわ
ゆるビスケットが付属しこのビスケソトI4は製品を取
出したのち別工程で切断される. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような従来の竪型締竪射出型のダイ
カストマシンにおいては、型開き後の製品突出しの関係
上、キャビティ7と射出スリーブIOとの間に形成され
る溶湯通路の径を射出スリーブの内径よりも小さくする
ことができないので、ビスケットが太き《なり、これに
要する溶湯11の量が多くなって不経済である.また、
ホイル状成形品は、後述するような溶湯射出時における
ガスの排出などの関係上、化粧面を下側にして成形した
方が良好な品質のものが得られるが、上記の装置ではこ
こがビスケットの切断面になるので、化粧面が相面にな
って美観が損なわれるという問題がある.さらに、金型
によってはここにデザインを自由に施せないという問題
がある.したがって従来は、化粧面を上にして射出をせ
ざるを得なかった.ここで化粧面を上にして射出を行う
場合における品質保持上の障害を第4図に基づいて説明
する.化粧面を上にして射出すると、ホイル成形品のリ
ム部用のキャビティは、上側7aが短く下側7bが長く
なるので、射出時に溶湯が下側7bの空間に入るときに
自然落下する形で入り、そのためにこの部分のガス排出
が確実に行われず、また、溶湯も粒状のものがばらばら
になって入り、すぐに固まり出すので、緻密で巣のない
良質の成形品が得にくいという問題がある.また、符号
l5で示す溶湯凝固相であるシェルが、鋳込時にプラン
ジ中千ノブ8aで押上げられてキャビティ7内へ侵入す
ることが多く、これが製品の内部に残り製品の品質を低
下させるという問題がある.〔課題を解決するための手
段〕 このような課題を解決するために本発明では、ホイル状
成形品の射出成形方法として、射出スリーブとキャビテ
ィとを連通させる細いランナ孔を備えキャビティの成形
品化粧面相当部に接する低い中央凸部を備えた固定金型
と、この固定金型の上方に位置し前記中央凸部よりも充
分に高い中央凸部を備えた可動金型とを用い、前記細い
ランナ孔を経てキャビティ内へ溶融物を下方から射出す
ることによりホイル状成形品を成形し、そののちに前記
細いランナ内でホイル状成形品と射出スリーブ内の不要
溶湯固化物とを切り離すという方法を採用した. また、垂直状射出スリーブ内の溶融物を上下方向に型締
された下側の固定金型と上側の可動金型とのキャビティ
内へ真下方向から射出する射出成形装置において、キャ
ビティの上面に下面を対向させた可動金型の中央凸部を
、キャビティの下面に上面を対向させた固定金型の中央
凸部よりも高さを充分高く形成し、キャビティの下面が
ホイル状成形品の化粧面となるように設けるとともに、
射出スリーブとキャビティとの間の溶融物通路に射出ス
リーブの内孔よりも断面積が充分に小さいランナ孔を設
けた. 〔作 用〕 射出スリーブを上昇させてその上端部をスリーブ孔内へ
装入係合させたのち溶融物を押すと、溶融物は細いラン
ナ孔を通ってキャビティ内に射出され化粧面が下側にな
っている状態でホイル状成形品が得られる.この場合、
射出スリーブ内で発生したシェルは細いランナ孔の手前
で遮断されて射出スリーブ内に残る.キャビティ内に充
填された溶融物が固化したのち、溶湯通路内に設けた剪
断板を移動させると、細いランナ内の固化物が剪断され
、成形品と、不要固化物であるビスケットとが切り離さ
れるので、型開きして成形品を取出し、ランナ内固化物
を切断すると化粧面は美観を保持する。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本発明に係る射出成形装置を竪型
締竪射出型ダイカストマシンに適用した例を示し、第1
図はその要部の縦断面図、第2図は第1図の■一■断面
図、第3図(a)〜(f)は動作を説明するために示す
要部の縦断面図である.図において、竪型締竪射出型ダ
イカストマシンは、図示しないマシンベース上に固定さ
れた固定プラテン21と、その4隅に植設された図示し
ないタイロッドに沿って上下動する可動プラテン22と
を備えており、これら両プラテン21.22には、固定
金型23と可動金型24とがそれぞれ固定されていて、
可動プラテン22上方の型締シリンダ(図示せず)で可
動プラテン22を昇降させることにより、固定金型23
に対する可動金型24の型締,型開が行われるように構
成されている。
さらに、上下の金型24,23間には、円弧状の内周面
を有する4個一組のコア25.26が可動金型24側に
支持されて介装されており、図示しない駆動装置により
図に符号Dで示す水平方向へ進退するように構成されて
いる.そして実施例の金型23,24とコア25.26
とは、車両用アルミホイルを鋳造するためのものを示し
ており、金型23,24の凸部と、4分割環状のコア2
5,26との間には、アルミホイルと同形状のキャビテ
ィ27が形成されている.キャビティ27は、アルミホ
イルのディスク部に対応する水平部分27Cと、その外
周に連通ずる概略円筒状のリム部に対応する部分とで形
成されており、リム部は、上側の長い部分27aと下側
の短い部分27bとで形成されている. 一方、固定プラテン21が固定されたマシンベースの下
方には、図示しない射出シリンダが起立.傾転自在に配
設されており、この射出シリンダで上下動するブランジ
ャ28の頭部であるプランジャチップ28aは、射出シ
リンダ側のブロック29に支持された射出スリーブ30
の内孔に進退自在に嵌合されている.そして、図示しな
いシリンダによってブロソク29とともに上昇する射出
スリーブ30は、固定金型23のスリーブ孔23aに挿
入されるように構成されている。21aは図に矢印Eで
示す方向に傾動する射出装置全体を係入させる切欠きで
あり、3lは傾動状態で射出スリーブ30内へ供給され
た溶湯である。こうするこ♂により射出スリーブ30を
スリーブ孔23aから抜いて切欠きIa内で傾動させ、
射出スリーブ30内へ溶湯31を注入してこの射出スリ
ーブ30を起立させ、スリーブ孔23aに装入させたの
ち、フ゜ランジ中チッフ゜28aを前進させることによ
り、溶湯31が射出されるように構成されている. 32はフ゜ランジ中28のロッド28bに設けられたシ
リンダ32aと、これに送入される圧油によって進退す
るピストンロンド32bとからなる補助シリンダであっ
て、1ランジャ2日による溶湯射出終期に作動し、ピス
トンロツド32bをプランジャチップ28bから突出さ
せて押湯を行うように構成されている。
このような溶湯鋳込装置には、溶湯通路径を縮小しかつ
溶湯固化物を剪断する装置が設けられている.すなわち
、固定金型23は方形に形成されて上下に重ねられボル
トで接合された上板23bと下板23cとで形成されて
おり、下板23cには、第2図に示すようにはり正方形
の凹陥状に形成された中央部の案内孔33と、これより
も小幅の凹陥状に形成された両側の摺動溝34.35と
が連続して設けられており、これらの案内孔33と摺動
溝34,35とは、上方への開口を上板23bで閉塞さ
れて筒状となっている.この筒状の案内孔33と摺動溝
34,25とには、溶湯固化物用の剪断板36が移動自
在に嵌合されていて、この剪断板36には、前記射出ス
リーブ30を嵌合させるスリーブ孔37と、射出スリー
ブ30の内孔と同径の溶湯孔38と、これよりもかなり
小径のくびれ孔39とが、射出スリーブ30側からこの
順に連続して同心状に形成されでおり、剪断板36はこ
れらの孔37,38.39の中心を境にして剪断板(右
)40と、剪断板(左)41とに分割形成されている。
これら剪断板(右)40と、剪断板(左)41とは、そ
れぞれ前記案内部40a,41aと、前記摺動溝34,
35と摺動自在に嵌合する摺動部40b,4lbとでT
字状に形成されていて、案内部40a,40bの嵌合公
差は片側0.5一程度に形成されており、また、摺動部
40b,4lbの嵌合公差は両側で0.1一以下程度に
形成されている。このように構成された各剪断板40.
41は、それぞれ固定金型23の下板23cに装着され
たシリンダ42.43のピストンロッド42a,43a
に固定されており、各シリンダ42.43に駆動されて
移動するように構成されている. 本実施例において、右側のシリンダ42のストロークは
図の位置から左方へはV15mであり、また、左側のシ
リンダ43のストロークは図の位置から左方へほ\30
閣に設定されている。そして、キャビティ27へ溶湯を
射出するときには、左側のシリンダ43のヘッドエンド
側に圧力が加えられて剪断板40.41は図の右方へ押
しやられ、剪断板(右)40の肩部40cが固定金型2
3の下板23cの肩部23dに押し付けられて剪断板4
0.41の図中右方向への移動が規制されている。勿論
、この右方向への移動規制は、右側のシリンダ42で行
うこともできるが、このように肩部23d,40cで行
うようにすれば射出時の剪断板40.41の位置設定調
整が確実かつ容易に行われる.このように構成されてい
ることにより、キャビティ27内へ充填された溶湯3l
が固化されると、シリンダ42のヘッドエンド側に圧力
が加えられるか、あるいはシリンダ42のヘッドエンド
側とシリンダ43のロンドエンド側とへ同時に圧力が加
えられ、剪断板(右)40と剪断板(左)41とがとも
に図の左方へは−15ms移動し、溶湯固化物を剪断す
る. このあと、シリンダ42のロッドエンド側とシリンダ4
3のロッドエンド側とへ圧力が加えられ、剪断板(右)
40と剪断板(左)41とがともに互いに離間する方向
にはV15m移動し、剪断したビスケットを剪断板40
.41から離して確実に落下させるようにする。
さらに、固定金型230前後両端には、剪断板40.4
1が移動方向と直交する方向へ移動するのを規制する規
制部材としての一対のシリンダ44,45が、ピストン
ロンド44a,45aを固定金型23の下板23cに設
けたロッド孔に嵌合させて設けられており、ヘッドエン
ド側へ圧力を加えることにより、ピストンロッド43a
,44aの先端が剪断板40.41の中央部端面へ押圧
されるように構成されている.そして、前記剪断板40
,4lの移動時には、ピストンロッド44a,45aが
後退して剪断板40.41から離れる.なお、キャビテ
ィ27とくびれ孔39との間にはランナ孔46が上板2
3bに穿設されている。
そして、本装置においては、キャビティ27の上面に下
面を対向させた可動金型24の中央凸部24aが、キ+
ビティ27の下面に上面を対向させた固定金型23の中
央凸部23dよりも高さが高く形成されており、キャビ
ティ27内で成形される成形品は、下側の中央凸部23
dの上面に対向する面が化粧面となるように設定されて
いる。
以上のように構成されたダイカストマシンの動作を第3
図(a)〜(f)に基づいて説明する。第3図(a)に
おいて、射出スリーブ30はブロック29とともに下降
しており、また、プランジャ28は射出スリーブ30内
で下降している.さらに、射出スリーブ30内には、こ
れを傾動させた状態で注入された溶湯31が所定量だけ
満たされている.第2図に示すシリンダ42のピストン
ロッド42aは後退していてシリンダ43のピストンロ
ッド43aは前進しており、剪断板(右)40の肩部4
0cが固定金型23の下板23cの肩部23cに押当て
られている.またシリンダ44.45のピストンロッド
44a,45aは前進していて剪断板40.41に圧接
されている。この状態で図示しないシリンダによりブロ
ック29を上昇させ、第3図(b)に示すように射出ス
リーブ30を固定金型のスリーブ孔23aと、剪断板4
0.41のスリーブ孔37に係入させたのち、射出シリ
ンダによりブランジ中28を上昇させると、プランジャ
チップ28aにより溶湯3lが押上げられてキャビティ
27内へ射出される.溶湯3lはランナ孔46,ディス
ク部に対応する水平部分27cを通って、リム部に対応
する上側の長い部分27aと下側の短い部分27bとに
流れ込む。この場合、上側の部分27aは長いので、こ
こでは溶湯が押上げられるような状態で進み、湯流れ,
湯回りも良く、ガスの排出も良好に行われる.なお、下
側の部分27bはきわめて短いので、ここでの湯流れや
ガスの排出はほとんど問題にならない。したがって、巣
もなく緻密で機械的強度も大きい良品質のアルミホイル
が確実かつ容易に得られる。
射出終期には、補助シリンダ32のピストンロッド32
bが上昇してプランジャチップ28aから突出し、押油
が行われる。射出時に射出スリーブ30内で発生するシ
ェルは、剪断板40.41のくびれ孔39周縁部で上昇
を規制されて蛇腹状に圧接され、キャビティ27内へ侵
入することがない.キャビティ27内への溶湯3lの充
填に際しては、溶湯3lの高熱により剪断板40.41
が熱膨張しようとし、また溶湯31の射出によって10
00kg / cjというような大きな圧力が剪断板4
0,4lの内部に作用して剪断板40.41が外方へ向
ってふくれようとするが、剪断板40,4lの側面には
、シリンダ44.45のピストンロッド44a,45a
がシリンダ圧で圧接されているので、押湯の射出によっ
て剪断板40.41がふくらみ、その案内部40a,4
1a等が案内孔33等に押付けられて焼付きその摺動が
阻止されるというようなことがない。また、剪断板40
.41が変形してくびれ孔39が開《というようなこと
がなく、このあとの溶湯固化物の剪断作動時に剪断板4
0.41の移動が重くなったり、ぼりゃ固形物の喰込み
が発生したりすることがない。
なおこの場合、剪断板(左)41開閉用シリンダ43の
ピストンロッド43aのヘッドエンド側に圧力が作用し
ていて剪断板(左)41を右方へ押しており、剪断板(
右)40の肩部40cが下板23cの肩部23dに当接
されてその右方向への移動を規制されているので、剪断
板40.41はその開閉方向へも移動することがない.
キャビティ27内の溶湯3lが固化して射出スリーブ3
0を下降させたのち、前後のエアシリンダ44.45の
ピストンロッド44a,45aを後退させ、剪断板40
.41を押圧から解放する。
そして、右側のシリンダ42のピストンロッド42aを
例えばl5■程度前進させ、これと同時にシリンダ43
のピストンロッド43aを同量だけ後退させると、第3
図(C)に示すように、溶湯固化物がランナ孔46とく
びれ孔39との境目から剪断される。この場合、剪断板
40.41は、ピストンロッド44a.45aで押圧さ
れていないので、円滑に移動する。
次いで型開きに先立ち、第3図(d)に示すように右側
のシリンダ42のピストンロッド42aを前進前の位置
まで例えばl5一程度後退させてこれと同時に左側のシ
リンダ43のピストンロッド43aを第3図(C)に示
す位置よりもさらに例えばl5鵬程度周方向へ後退させ
ると、両側の剪断板40.41がこれにくっついていた
剪断固化物いわゆるビスケット47から離れるので、ビ
スケット47が落下する。なおこのとき、第3図(d)
に鎖線で示すように先端に前記ビスケット47下面の凹
部、すなわち補助シリンダ32のピストンロッド32b
先端が押湯時に作動して形成される孔、に嵌合する凸部
を形成させたビスケット支持棒47aをビスケット47
の下から押し当て、ビスケット47の支持および左右の
移動を阻止させて剪断板40.41を開けば、ビスケッ
ト47と剪断板40.41のくっつき力が強いときでも
、ビスケット47が逃げていくことがなく、ビスケット
47を確実に下方へ落下させることができる.第3図(
e)はビスケット47が落下しているところを示してお
り、落下後は図示のようにシリンダ43のピストンロッ
ド43aを例えば30一程度前進させて射出時の元の位
置へ復帰させておく.次いで第3図(f)に示すように
可動プラテン22を上昇させて型開きを行うと、キャビ
ティ27内の製品は可動金型24側に保持されて上昇す
るので、可動金型24とともに上昇した両側のコア25
.26を外方へ開いて製品から離したのち、図示市内突
出し装置の突出しピンを下降させると、製品48が落下
する.そこで、製品48を図示しない取出装置のアーム
で受取って樹外へ搬送.放出する。製品取出し後、型締
めすることによって1回の鋳込サイクルが完了すく.取
出した製品48には、ランナ49が付属しているので、
旋盤のバイトでこれを切取る力あるいはランナ49の基
部に薄肉部を設けておいて第3図(r)に示す方向から
ポンチ等でランナ49を叩き折るようにしてもよい。
なお、以上は通常の竪型締竪射出型ダイカストシンに本
発明を通用した例を示したが、実際には射出装置と、製
品取出装置および金型スブレ装置などを別のステーショ
ンを設けたロータリ式のダイカストマシンに適用するこ
とが望ましい.すなわち、回転テーブルを円周方向へ例
えば3等分する位置に前記両金型23,24を開閉自在
に保持させてその周回軌跡上に射出ステーションと製品
取出ステーションと金型スプレステーションとを配設し
、各ステーションで間欠的に停止する金型に対して射出
ステーションにおける溶湯の射出と、製品取出ステーシ
ョンにおけるビスケット47の剪断,型開きおよび製品
の押出.取出と、金型スプレステーションにおける金型
のスプレ等をそれぞれ行わせるようにしたものを用いて
もよい.なお、前記各実施例は、本発明をアルミホイル
鋳造用のダイカストマシンに適用した例を示したが、製
品はアルミホイルに限定するものではなく、いかなる製
品でもよい。また、本発明はダイカストマシンだけでな
《、プラスチック用の射出成形機にも同様に通用するこ
とができる. 〔発明の効果〕 以上の説明により明らかなように本発明によればホイル
状成形品の射出成形方法として、射出スリーブとキャビ
ティとを連通させる細いランナ孔を備えキャビティの成
形品化粧面相当部に接する低い中央凸部を備えた固定金
型と、この固定金型の上方に位置し前記中央凸部よりも
充分高い中央凸部を備えた可動金型とを用い、前記細い
ランナ孔を経てキャビティ内へ溶融物を下方から射出し
てホイル状成形品を成形し、そののちに細いランナ内で
ホイル状成形品と射出スリーブ内の不要溶湯固化物とを
切り離すという方法を採用したし、また、垂直状射出ス
リーブ内の溶融物を、上下方向に型締された下側の固定
金型と上側の可動金型とのキャビティ内へ真下方向から
射出する射出成形装置において、キャビティの上面に下
面を対向させた可動金型の中央凸部を、キャビティの下
面に上面を対向させた固定金型の中央凸部よりも充分に
高く形成し、キャビティの下面がホイル状成形品の化粧
面相当側となるように設けるとともに、射出スリーブと
キャビティとの間の溶融物通路に、射出スリーブの内孔
よりも断面積が充分に小さいランナ孔を設けたことによ
り、製品に付属する余剰固化物が小さくなり、溶湯の消
費量が節減されて経済的であるとともに、製品のランナ
部が小さくなるので、この箇所が化粧面になっても美観
が損なわれることがなく、また、金型によってデザイン
を施すことが可能になってデザインの自由度が得られる
.さらに、剪断板を設けてランナ孔内固化物を型開き前
に剪断するようにすれば、製品を取出してから切断する
必要がなく工程が簡素化される.さらにまた、溶融物通
路の縮小により、射出時に射出スリーブ内で固化した溶
湯が縮小通路で遮断され、キャビティ内へ侵入すること
がないので、、製品の品質が大幅に向上する.また溶湯
は、ランナ孔とディスク対応部である水平部分とを通っ
て、リム対応部上側の長い部分と、下側の短い部分とに
流れ込むが、この場合、下側の短い部分では湯流れ等に
おいて問題がなく、また、上側の長い部分では溶湯が押
上げられるような状態で進むので、湯流れや湯回りが良
くてガスの排出が良好であり、巣がなく緻密で機械的強
度が大きい良品質のホイル状成形品を確実かつ容易に成
形することができ、きわめて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る射出成形装置を竪型
締竪射出型ダイカストマシンに適用した例を示し、第1
図はその要部の縦断面図、第2図は第1図の■−■断面
図、第3図(a)〜(『)は成形動作を説明するために
示す要部の縦断面図、第4図は従来における射出成形装
置の要部の縦断面図である. 23・・・・固定金型、23d,24a・・・・中央凸
部、24・・・・可動金型、27・キャビティ、28・
・・・ブランジャ、28a・・・・プランジャチソプ、
30・・・・射出スリーブ、3l・・・・溶湯、38・
・・・溶湯孔、40・・・・・剪断板(右)、41・・
・・剪断{反 (左) 。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出スリーブとキャビティとを連通させる細いラ
    ンナ孔を備えキャビティの成形品化粧面相当部に接する
    低い中央凸部を備えた固定金型と、その上方に位置しキ
    ャビティに接する前記中央凸部よりも充分に高い中央凸
    部を備えた可動金型とを用い、前記細いランナ孔を経て
    キャビティ内へ溶融物を下方から射出してホイル状成形
    品を成形し、そののちに前記細いランナ孔内でホイル状
    成形品と射出スリーブ内の不要溶湯固化物とを切り離す
    ことを特徴とするホイル状成形品の射出成形方法。
  2. (2)垂直状射出スリーブ内の溶融物を上下方向に型締
    された下側の固定金型と上側の可動金型とのキャビティ
    内へ真下方向から射出する射出成形装置において、前記
    キャビティの上面に下面を対向させた前記可動金型の中
    央凸部を、前記キャビティの下面に上面を対向させた前
    記固定金型の中央凸部よりも高さを充分高く形成し、前
    記キャビティの下面がホイル状成形品の化粧面となるよ
    うに設けるとともに、前記射出スリーブとキャビティと
    の間の溶融物通路に、前記射出スリーブの内孔よりも断
    面積が充分に小さいランナ孔を設けたことを特徴とする
    ホイル状成形品の射出成形装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016097443A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ダイカスト鋳造装置及びダイカスト鋳造方法

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