JPH03216205A - 傾斜ロール圧延機におけるディスクガイドシューの研掃方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は傾斜ロール圧延機におけるディスクガイドシュ
ーの研掃方法及び装置に関する．［従来の技術］ 一般に、継目無鋼管の製造ラインにおいては、第５図、
第６図に示す如く、入側面角と出側面角を有する圧延ロ
ール１、２を、一定の進み角（傾斜角）をもって傾斜配
置するとともに、両圧延ロール１、２が形成する圧延領
域の側方にディスクガイドシュー３、４を配置して構成
されたピアサー或いはエロンゲー夕と称される傾斜ロー
ル圧延機か用いられる．傾斜ロール圧延機は、ブラグ５
とともに、加熱炉から出たビレットを穿孔或いは中空ホ
ロー６を伸延することにより、継目無鋼管用素管の圧延
工程を開始する． 上記ディスクガイドシュー３、４は素管の圧延時に、両
圧延ロール１、２が形成する圧延領域の側方に素管が逃
げることを防止するものである． 上記ディスクガイドシュー３、４の外周面は熱間の素管
に高面圧下で接触しているため、素管のスケールがディ
スクガイドシュー３、４の外周面に付着し、ディスクガ
イドシュー３、４の摩耗、損傷の原因となるとともに、
素管の表面性状に著しく悪影響を及ぼし、製品管の品質
を低下せしめる。

このディスクガイドシュー３、４の外周面へのスケール
付着のメカニズムは以下の如くである．即ち、第７図に
示す如く、圧延材はディスクガイドシューの圧延入側エ
ッジ７に押し付けられながら回転し、その小鉄片を削り
取られる．これにより、削り取られた小鉄片は、上記圧
延入側エッジ７に堆積し、その後、圧延材の回転により
順次ディスクガイドシュー３、４のカリバー溝底に送ら
れる．そして、該カリバー溝底に堆積した小鉄片が圧延
材の表面に付着し、この付着鉄片が後工程て圧着、伸延
され製品欠陥として残留するものとなるのである。

このディスクガイドシュー３、４の外周面に堆積する小
鉄片をオンライン（圧延中）で、確実かつ経済的に除去
する方法として、実開昭６４−５４９０２号公報に記載
の如くのスクレーパ方式がある．このスクレーパ方式は
、ディスクガイドシューの外周近傍の両側面に、このデ
ィスクガイドシューの回転中心と同心の環状溝を設け、
この各環状溝内に嵌合するガイドローラと、このガイド
ローラの後方に位置して上記ディスクガイドシューの外
周面に圧接力調整可能に当接されるスクレーパとを備え
たホルダーを、傾斜ロール圧延機のフレームに取付けら
れたブラケットに前後摺動及び回動可能に枢支したもの
である。この時、ディスクガイトシューに堆積する小鉄
片は、そのカリバー全面に堆積するものであるから、ス
クレーパはそのカリバー全面を研掃できる総形タイプに
て構成される． ［発明が解決しようとする課題］ 黙しながら，従来技術には下記■〜■の問題点がある． ■スクレーパはディスクガイドシューのカリバー全面を
研掃する総形タイプであるため、各種のカリバー形状に
それぞれ適合する複雑形状のスクレーパを多数用意する
必要がある． ■ディスクガイドシューの設定位置を変更する場合には
、スクレーパを該ディスクガイドシューに対して追従さ
せるため、該スクレーパを備えたホルダーを、傾斜ロー
ル圧延機のフレームに取付けられたブラケットに対して
位置調整する等、追従困難である． ■ディスクガイドシューのディスク幅、カリバー形状を
変更するため該ディスクガイドシューを交換する場合、
或いはスクレーパを交換する場合には、スクレーパを備
えたホルダーを傾斜ロール圧延機のフレームに着説した
り、ホルダーが備えるガイドローラをディスクガイドシ
ューの環状清に係脱する等、複雑な交換作業を伴う。又
、ディスクガイドシューのカリバーに対するスクレーパ
の位置決め作業にも困難を伴う。

■上記■との関係で、スクレーパのメンテナンスは、ス
クレーパをディスクガイドシューまわりに設定したまま
のオンラインで行ない、オフラインでは行ない難い。こ
のため、傾斜ロール圧延機の周囲の狭い環境下で、メン
テナンスを行なうこととなり、メンテナンス性か悪い。

■ディスクガイドシューに対するスクレーパの位置設定
を、スクレーパのホルダーに設けたガイドローラとディ
スクガイドシューに設けた環状溝との接触によウて行な
っているため、ガイドローラの損傷や環状溝の摩耗に起
因するスクレーパの作動不良を招く虞れかあり、安定し
た研掃作業性の確保に困難がある。

■傾斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディスクガイト
シューを配置するに際し、下ディスクガイドシューまわ
りに従来技術の研掃装置を設置する場合には、下ディス
クガイドシューまわりのスペースか特に狭小てあるため
、研掃装置の構築に多大な困難を伴う他、前述■のディ
スクガイドシューやスクレーパの交換作業性、スクレー
パの位置決め作業性がより困難となり、又、前述■のス
クレーパのメンテナンス性がより悪化する．本発明は、
傾斜ロール圧延機におけるディスクガイドシューをオン
ラインで研掃するに際し、スクレーパ形状を単純化する
とともに、ディスクガイトシューの設定位置変更に対す
るスクレーパの追従性、ディスクガイドシューやスクレ
ーパの交換作業性、スクレーパの位置決め作業性、スク
レーパのメンテナンス性を向上し、簡素な構成により安
定した研掃作業性を確保することを目的とする。

本発明は、傾斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディス
クガイドシューを配置するに際し、特に下ディスクガイ
ドシューまわりにおける研掃装置の構築性を改善し、デ
ィスクガイドシューやスクレーパの交換作業性、スクレ
ーパの位置決め作業性、スクレーパのメンテナンス性を
向上することを目的とする． ［課題を解決するための手段］ 請求項１に記載の本発明は、傾斜ロール圧延機における
ディスクガイドシューの研掃方法において、ディスクガ
イドシューの圧延入側エッジのみをスクレーピングする
ようにしたものである．錆求項２に記載の本発明は、圧
延材を導入するためのキャノンを付帯的に備えている傾
斜ロール圧延機におけるディスクガイトシューの研掃装
置において、キャノンに対して揺動自在に取付けられる
スクレーパ支持部材と、スクレーパ支持部材に固定され
、ディスクガイドシューの圧延入側エッジに当接するス
クレーパと、スクレーパまわりをエアブローするエアブ
ロー装置とを有するようにしたものである。

請求項３に記載の本発明は、傾斜ロール圧延機の圧延領
域の上下にディスクガイドシューな配置するに際し、少
なくとも下ディスクガイドシューの研掃装置として請求
項２記載の研掃装置を用いるようにしたものである． ［作用］ 請求項１に記載の本発明によれば、下記■、■の作用か
ある． ■スクレーパはディスクガイドシューの圧延入側エッジ
に当接せしめられる。従って、エッジが圧延材から削り
取ることにて発生する小鉄片をその発生直後にスクレー
パにて除去することとなり、カリバー溝底への小鉄片の
堆積をオンラインにて確実に防止できる。

■スクレーパはディスクガイドシューの圧延入側エッジ
のみを研帰するものであるから、例えばプレート状の如
くの単純形状で足りる。

請求項２に記載の本発明によれば、下記■〜■の作用が
ある。

■スクレーパはディスクガイドシューの圧延入側エッジ
に当接せしめられる。従って、エッジが圧延材から削り
取ることにて発生する小鉄片をその発生直後にスクレー
パにて除去することとなり、カリバー溝底への小鉄片の
堆積をオンラインにて確実に防止できる。

■スクレーパはディスクガイドシューの圧延入側エッジ
のみを研掃するものであるから、例えばプレート状の如
くの単純形状で足りる．■ディスクガイドシューの設定
位置を変更する場合に、スクレーパを該ディスクガイド
シューに対して、追従させる作業は、スクレーパ支持部
材が自重のバランスによりキャノンに対して自在に揺動
することにて行なうことができ、駆動を必要とすること
がなく、スクレーパの追従性を向上できる。

■ディスクガイドシューのディスク幅、カリバー形状を
変更するため該ディスクガイドシューを交換する場合、
或いはスクレーパを交換する場合には、ディスクガイド
シューとスクレーパとを互いに独立的に交換できる．こ
の時、スクレーパのサイズ替えはキャノンのサイズ替え
と同時に行なうことができ、従ってキャノンを所定位置
にセットするたけでスクレーパを自動的に最適作業位置
（スクレーパがディスクガイドシェーの圧延入側エッジ
に当接する位置）に位置決めできる．これにより、ディ
スクガイドシューやスクレーパの交換作業性、及びスク
レーパの位置決め作業性を向上できる． ■上記■との関係で、スクレーパのメンテナンスは、キ
ャノンとともにオフラインに持ち出す等の状態で行なう
ことができ、スクレーパのメンテナンス性を向上できる
。

■ディスクガイドシューに対するスクレーパの位置設定
は、上記■の如くのキャノンの位置設定と同時に達成で
き、更に該スクレーパは上記■の如くキャノンに対する
スクレーパ支持部材の揺動とともにディスクガイドシュ
ーの圧延入側エッジに正確に追従できる．そして、スク
レーパにてディスクガイドシューの圧延入側エッジから
除去された小鉄片は、エアブロー装置にてエアブローさ
れ、カリバー溝底側へ脱落、堆積することを確実に防止
される．従って、簡素な構成により安定した研掃作業性
を確保できる． 請求項３に記載の本発明によれば、下記■の作用かある
。

■傾斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディスクガイド
シューを配置するに際し、下ディスクガイドシューまわ
りのスペースか特に狭小であるものの、本発明の研掃装
置はキャノンに支持されるものてあるため、その構築及
び作動のために広いスペースを確保できる。従って、傾
斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディスクガイドシュ
ーを配置するに際し、特に下ディスクガイドシューまわ
りにおける研掃装置の構築性を改善し、ディスクガイド
シューやスクレーパの交換作業性、スクレーパの位置決
め作業性、スクレーパのメンテナンス性を向上できる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図は第１
図の正面図、第３図はスクレーパとディスクガイトシュ
ーとの接触状態を示す模式図、第４図はスクレーパを示
す模式図である．第１図において３、４は上下のディス
クガイドシュー　９はビレット或いは中空ホローを圧延
中心に押し込むようにガイドするキャノン、９Ａはキャ
ノン取付台、９Ｂはキャノンクランパ、９Ｃはクランプ
シリンダである。又、１０は下ディスクガイドシュー４
のための研掃装置である．尚、上ディスクガイドシュー
３のための研掃装置は不図示ではあるが、研掃装置１０
と実質的に同一形状のものを用いている。

キャノン９の前面側の両側部には、第１図、第２図に示
す如く、支点ピンｌ１により研掃装置１０を構成するス
クレーパ支持部材１２の門型支持ブラケット１３が揺動
自在に取付けられている。支点ピン１１は、支持ブラケ
ット１３、キャノン９に設けた装着孔に装着され、その
フランジ１１Ａを支持ブラケット１３にボルト締結され
る．スクレーパ支持部材１２は支持ブラケット１３の上
端部にアーム１４を溶接接合等により備え、支持ブラケ
ット１３の下端部にスクレーパ取付座１５を溶接接合等
により備えている．スクレーパ取付座１５には第４図に
示す如くのプレート状スクレーパ１６がボルト締結され
る．スクレーパ１６は、キャノン９に取付けられたスク
レーパ支持部材１２のスクレーパ取付座１５に固定され
た状態で下ディスクガイドシュー４の圧延人側エッシ７
に当接するように設定される。この時、スクレーパ取付
座１５に固定されたスクレーパ１６は第３図に示す如く
、下ディスクガイドシュー４の軸心方向に対してカリバ
ー溝底側に近づく勾配αを付与される。

アーム１４の自由端にはおもり１７が取付けできる。即
ち、スクレーパ支持部材１２はキャノン９に対して自重
及びおもり１７のバランスにより自在に揺動し、スクレ
ーパ取付座１５に固定したスクレーパ１６を下ディスク
ガイドシュー４の圧延入側エッジ７に当接せしめる。

尚、キャノン９はアーム保持台１８を備えており、非研
掃時には、アーム保持台１８に連結されている〈さり１
９によりスクレーパ支持部材１２のアーム１４を上昇端
側に保持し、スクレーパ１６を下ディスクガイトシュー
４との非接触位置に保持する。

又、スクレーパ１６のサイズは、第４図に示す如く、ｆ
ｆ＋＝β２、ｔｌ＝ｔ２の如くの正方形プレートであり
、ｆｆｌ．Ｉ２２は下ディスクガイドシュー４がそのデ
ィスク幅方向に移動するストロークに余裕長を加味した
長さとされている。

又、キャノン取付台９Ａにはエアブロー配管２１に連な
るエアブローノズル２２が固定配置され、エアブローノ
ズル２２は上記スクレーパ１６まわりをエアブローする
。

ところで、上下ディスクガイドシュー３、４を交換する
等に際して、上記研掃装置１０をキャノン９とともに、
設置替えする作業は下記（１）〜（６）の如くなされる
。

（１）旧上ディスクガイドシュー３を吊上げる。

（２）旧研帰装置１０をキャノン９に取付けられた状態
で、キャノン９とともに吊上げる．この時、研挿装１！
１０は圧延時使用状態のまま吊上げられる。

（３）旧下ディスクガイドシュー４を吊上げる。

（４）新下ディスクガイドシュー４を吊下げセットする
。

（５）新研掃装置１０をキャノン９に取付けられた状態
でキャノン９とともに吊下げセットする。

（６）新上ディスクガイドシュー３を吊下げセットする
。

これにより、上下のディスクガイドシュー３、４、キャ
ノン９、研掃装置１０の交換が完了する。

次に、上記研掃装置１０の使用方法について説明する。

キャノン９とともにセットされた研掃装置１０には、ス
クレーパ支持部材１２の支持ブラケット１３及びアーム
１４の自重のバランスにより、支点ピン１１を支点とし
て第１図において時計方向に回転しようとする偶力が作
用する。この偶力がスクレーパ１６にて下ディスクガイ
ドシュー４の圧延入側エッシ７を押し付ける力となる。

この押付け力は、アーム１４の先端に設けられるおもり
１７により自由に調整可能である。

又、下ディスクガイドシュー４の設定位置を変更する場
合、■上下方向及び材料進行方向については、スクレー
パ１６の回転変位により、又■下ディスクガイドシュー
４の幅方向については、下ディスクガイドシュー４の圧
延入側エッジ７がスクレーパ１６の表面をスライトする
こと（或いは第２図において支持ブラケット１３の内法
寸法Ｗとキャノン９の外径Ｄとの関係を、Ｗ＝Ｄ十余裕
代とすることにより、この余裕代分たけ追従させ得るよ
うにすること）により、それぞれ追従可能である．この
追従代は、ディスクガイドシュー４が上述の各方向に移
動するストロークを満足する。

更に、長期間使用後、スクレーパ１６の局部摩耗か過多
となって使用不可と判断される場合には、スクレーパ１
６をスクレーパ取付座１５から外し、該スクレーパ１６
を９０度転回して再び取付座１５に取付ければ再使用可
能となる．スクレーパ１６は、前述の通り正方形プレー
トであるため、片面４ケ所、表裏２面使用でき、総計８
ケ所使用可能となる。又、第１図において、キャノン取
付台９Ａに取付けられたエアブローノズル２２はスクレ
ーパ１６により除去された小鉄片がディスクガイトシュ
ー１４のカリバー溝底に脱落、堆積したまま、圧延領域
まで送られることを防止するためのものである。

次に、上記実施例の作用について説明する。

■スクレーパ１６はディスクガイドシュー４の圧延入側
エッジ７に当接せしめられる。従って、エッジ７が圧延
材から削り取ることにて発生する小鉄片をその発生直後
にスクレーパ１６にて除去することとなり、カリバー溝
底への小鉄片の堆積をオンラインにて確実に防止できる
。

■スクレーパ１６はディスクガイドシュー４の圧延入側
エッジ７のみを研掃するものであるから、例えばプレー
ト状の如くの単純形状で足りる。

■ディスクガイトシュ−４の設定位置を変更する場合に
、スクレーパ１６を該ディスクガイドシュ−４に対して
、追従させる作業は、スクレーパ支持部材１２が自重の
バランスによりキャノン９に対して自在に揺動すること
にて行なうことができ、駆動を必要とすることかなく、
スクレーパ１６の追従性を向上できる。

■ディスクガイドシュー４のディスク幅、カリバー形状
を変更するため該ディスクガイドシュー４を交換する場
合、或いはスクレーパ１６を交換する場合には、ディス
クガイトシュー４とスクレーパ１６とを互いに独立的に
交換てきる。この時、スクレーパ１６のサイズ替えはキ
ャノン９のサイズ替えと同時に行なうことができ、従っ
てキャノン９を所定位置にセットするたけてスクレーパ
１６を自動的に最適作業位置（スクレーパ１６かディス
クガイトシュー４の圧延人側工・ソジ７に当接する位置
）に位置決めてきる．これにより、ディスクガイトシュ
ー４やスクレーパ１６の交換作業性、スクレーパ１６の
位置決め作業性を向上できる． ■上記■との関係で、スクレーパ１６のメンテナンスは
、キャノン９とともにオフラインに持ち出す等の状態で
行なうことかでき、スクレーパ１６のメンテナンス性を
向上できる。

■ディスクガイドシュー４に対するスクレーパ１６の位
置設定は、上記■の如くのキャノン９の位置設定と同時
に達成でき、更に該スクレーパ１６は上記■の如くキャ
ノン９に対するスクレーパ支持部材１２の揺動とともに
ディスクガイドシュー４の圧延入側エッジ７に正確に追
従できる。そして、スクレーパ１６にてディスクガイド
シュー４の圧延入側エッジ７から除去された小鉄片はエ
アツローノズル２２にてエアブローされ、カリハー溝底
側への脱落、堆積を確実に防止できる。従って、簡素な
構成により安定した研掃作業性を確保できる。

■傾斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディスクガイト
シュ−３，４を配置するに際し、下ディスクガイドシュ
ー４まわりのスペースが特に狭小であるものの、研掃装
置１０はキャノン９に支持されるものであるため、その
構築及び作動のために広いスペースを確保できる。従っ
て、傾斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディスクガイ
ドシュー３、４を配置するに際し、特に下ディスクガイ
ドシュー４まわりにおける研掃装置１０の構築性を改善
し、ディスクガイドシュー４やスクレーパ１６の交換作
業性、スクレーパ１６の位置決め作業性、スクレーパ１
６のメンテナンス性を向上できる． 以下、本発明者による具体的実施結果について説明する
． 圧延領域にディスクガイドシューを配置したピアサーに
おいて、上下のディスクガイドシューに上述の如くの研
掃装置１０を設置し、上下同時に研掃作業を施した。こ
の時、ディスクガイドシュー３、４の圧延入側エッジ７
に対するスクレーパ１６の押付力は５〜１０ｋｇ，スク
レーパ１６の勾配αは　５度、スクレーパ１６の材質は
ＳＮＣＭ６１６■であった．結果、ピアサーでの小鉄片
かみ込み起因の製品欠陥は皆無となった．又、ディスク
ガイドシューのサイズ替え時間の遅延もなかつた。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、傾斜ロール圧延機におけ
るディスクガイドシューをオンラインで研帰するに際し
、スクレーパ形状を単純化するとともに、ディスクガイ
ドシューの設定位置変更に対するスクレーパの追従性、
ディスクガイドシューやスクレーパの交換作業性、スク
レーパの位置決め作業性、スクレーパのメンテナンス性
を向上し、簡素な構成により安定した研掃作業性を確保
できる． 又、本発明によれば、傾斜ロール圧延機の圧延領域の上
下にディスクガイドシューを配置するに際し、特に下デ
ィスクガイドシューまわりにおける研掃装置の構築性を
改善し、ディスクガイドシューやスクレーパの交換作業
性、スクレーパの位置決め作業性、スクレーパのメンテ
ナンス性を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図は第１
図の正面図、第３図はスクレーパとディスクガイドシュ
ーとの接触状態を示す模式図、第４図はスクレーパを示
す模式図、第５図は傾斜ロール圧延機を示す模式図、第
６図はディスクガイドシューを示す模式図、第７図はデ
ィスクガイドシューへの小鉄片付着メカニズムを説明す
る模式図てある。 １、２・・・圧延ロール ３、４・・・ディスクガイドシュー ７・・・圧延入側エッジ、 ９・・・キャノン、 １０・・・研掃装置、 １２・・・スクレーパ支持部材、 １６・・・スクレーパ、 ２２・・・エアツローノズル。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）傾斜ロール圧延機におけるディスクガイドシュー
   の研掃方法において、ディスクガイドシューの圧延入側
   エッジのみをスクレーピングすることを特徴とする傾斜
   ロール圧延機におけるディスクガイドシューの研掃方法
   。
2. （２）圧延材を導入するためのキャノンを付帯的に備え
   ている傾斜ロール圧延機におけるディスクガイドシュー
   の研掃装置において、キャノンに対して揺動自在に取付
   けられるスクレーパ支持部材と、スクレーパ支持部材に
   固定され、ディスクガイドシューの圧延入側エッジに当
   接するスクレーパと、スクレーパまわりをエアブローす
   るエアブロー装置とを有することを特徴とする傾斜ロー
   ル圧延機におけるディスクガイドシューの研掃装置。
3. （３）傾斜ロール圧延機の圧延領域の上下にディスクガ
   イドシューを配置するに際し、少なくとも下ディスクガ
   イドシューの研掃装置として請求項２記載の研掃装置を
   用いることを特徴とする傾斜ロール圧延機におけるディ
   スクガイドシューの研掃装置。