JPH0321510A - 車輌タイヤにおける滑り止めバンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利弔分野 本発明は凍結路面、雨雪路面等の車輌走行に際し、タイ
ヤの路面接地面に巻装して使用する車輌タイヤにおける
滑り止めバンドに関する．従来の技術 従来の車輌タイヤの接地面に巻装する代表的な滑り止め
手段としては、タイヤチェーンが知られている． このタイヤチェーンは伸縮性を有する例えばゴム輪と、
このゴム輪とタイヤチェーンを連結する複数個のフック
とより成る緊締具を含めて一式とされている． 発明が解決しようとする問題点 然しながら、上述したタイヤチェーンは、腰が弱くねじ
れ、もつれを生じがちであり、又多くの緊締具を必要と
して着脱操作が極めて煩雑且つ時間がかかり、又タイヤ
チェーンは特定径のタイヤに限定され、径の異なるタイ
ヤには装着不能なる問題があった． 問題点を解決するための手段 本発明は、上述した従来の問題点を解決する手段として
、滑り止め用バンドの両端部に係脱可能な連結具を具備
させると共に、バンド径を縮径して緊縮したり、拡径し
て弛緩したりするバンド締付機構を具備させ、上記連結
具の係脱操作と、上記締付機構の操作によりバンドをタ
イヤに対し着脱するように構成したものである． 作用 本発明によれば、バンドをタイヤの接地面（周面）に巻
き、連結具により連結した上で、締付機構によりバンド
径を縮径してタイヤ接地面に緊縮し装着され、又締付機
構によりバンドを拡径して弛緩し、タイヤから取外しさ
れる． 上記によりバンドのタイヤへの着脱操作が簡便且つ迅速
に行なえる．又上述したように、バンド径を縮径．拡径
することにより、径の異なるタイヤに装着できるように
なっている． 実施例 以下本発明に係る車輌タイヤにおける滑り止めバンドの
具体的構成例を一実旅例として示した図面につき詳述す
る． 図において１は可撓性を有する合成樹脂製、ゴム製等の
バンドであって、このバンド１の路面と接する接地面側
には該接地面に摩擦抵抗を与える、例えばトレッド２又
は摩擦粒子を保有しており、バンドの長手方向両側＠縁
部にはバンド一端から他端へ貫通する平行なローブ挿通
孔３．３が設けられ、一条のローブ９が挿通され、その
両端がバンド一端から導出されるよう巡回されている． ４は上記パンドｌの一端に取付ピン５によって固装され
た固定バックルであって、この固定バックル４の前端に
は軸受部６が設けられ、該軸受部６の間に欠込部７が陥
設されている． ８は上記固定バックル４に回転可に設けたローブ９の巻
取り，巻戻し子、１０は上記軸受部６に回転可に支丞さ
れた上記を取り．巻戻し千８をローブ巻取り方向或は巻
戻し方向へ回転する駆動軸であって、この駆動軸ｌＯと
上記巻取り．巻戻し子８とでウオームギャ１１を形成し
て連動するように構成されている． 又上記駆動軸１０を上記軸受部６にその両端を支持しつ
つ、その中央部を上記欠込郎７内Ｃ延在させ、該欠込部
７内に延在する駆動軸部にて角軸形の連結軸ｌ２を形成
すると共に、上記駆動軸１０の両端を上記軸受部６．６
より突出し、該軸端を例えば角軸形にして工具止部１３
を形成する．１４は該工具止部１３に係合する工具先１
５を有する回動操作工具である． 更に１６は上記バンド１の他端部に固装されたローブ引
留金具であって、該ローブ引留金具１６にはローブ９の
引張力をバンド端に伝達するローブ引留子１８を一体に
設ける．１９はバンド１の他端部に具備させた可動バッ
クルであって、この可動バックル１９には上記ローブ引
留子１８を滑合し、その移動を案内するガイド孔２０．
２０を設けると共に、該ローブ引留子１８の両側に位置
して後述するロープ９を掛け回すローブガイド２１を設
け、前記ロープ９の折返し部をバンド１の他端より導出
して上記ローブガイド２１に掛け、更に該ガイド２１間
においてローブ引留子１８に引留めする構成とする． 又この可動バックル１９の前端中央郎には上記連結軸１
２に掛止めしバンド両端を連結するフック２２を有する
連結片２３が先方へ向け突設されている． 上記ローブ９は上記バンド１に設けた挿通孔３．３に移
動可に押通し、同ローブ９の両端を上記巻取り．巻戻し
子８に巻取り或は巻戻し可に固定し、同ローブ９の上記
ローブ引留具１６より外部に導出された折返し部は前記
の如く上記ローブガイド２１に掛け、該ロープガイド２
１間においてローブ引留子１８に引留固定すると共に、
バンド端と可動バックル１９間にバネ２４を介在し、該
バネ２４の弾発力により上記バンド端と可動バックル１
９とを互いに離間する方向に弾持する． 実施に応じ上記バンド１のタイヤ周面と接する面には、
タイヤを確実に捕捉して装着できるように摩擦手段、例
えば摩擦粒子を付着することができる。

而して、第４図及び第５図に示すように、上記バンド１
はタイヤ２５の接地面２６に沿わせながらタイヤ２５に
一周させてバンド両端を連結具にて連結する．即ち、第
３図に示すように連結具を例示した固定バックル４側の
連結軸１２に可動バックル１９側のフック２２を掛止め
してバンド両端を連結し、同バンド１をタイヤ２５に巻
装する．然る後に駆動軸１０の工具止部１３に回勅操作
工具１４の工具先！５を結合して回動操作することによ
り、ウオームギャｉｔ，１１を介して巻取り，巻戻し子
８をローブ巻取り方向に回転し、該ローブ９を同巻取り
．巻戻し子８に巻取りする．このローブ９の巻取りによ
り、同ローブは緊張されてローブ引留子ｌ８を介し可動
バックル１９を装備している側のバンド端に引張力を与
え、これをパネ２４に抗しながらガイド孔２０を案内と
して縮径方向に移動させ、バンド１をタイヤ２５の接地
面２６に緊締する． 斯くしてバンド１のタイヤ２５に対する装着操作が完了
する．第３図に示すように固定バックル４と可動バック
ル１９との連結、即ちバンド両端の連結及び緊締はバネ
２４の弾持力下で角形連結軸１２にフック２２が掛止め
されることによって保持される． 次にタイヤ２５よりバンド１を取り外すには、駆動軸１
０の工具止郎１３に回１１１１作工具１４の工具先１５
を係合して、これを前記とは逆に回動操作することによ
り、駆動軸１０と巻取り．巻戻し子８のウオームギャ１
１がローブ巻戻し方向に回転されてローブ９が拡径方向
に巻戻され弛緩する．即ち、この巻戻し操作により可動
バックル１９を装備している側のバンド端はバネ２４の
弾力でローブ引留子１８をガイド孔２０内を拡径方向に
移動しバンド１の緊締が解除され、連結軸１２からフッ
ク２２を外すことにより、バンド１をタイヤ２５より取
り外すことができる．尚、上述したバンド連結具は実施
例図に示した連結軸１２とフック２２に限定されること
ｆｔ＜、例えば両方がフックであっても良く、バンド両
端を連結又は解除できる構造であれば良い．又バンド締
付機構は実施例図に示したウオームギャ１１によってロ
ーブ９を緊締、又は弛緩する前記手段に限定されること
なく、要はバンド端を縮径及び拡径方向に引張ったり解
除できる構造であれば良い． 発明の効果 本発明はバンドを単にタイヤ周面に掛け回してバンド両
端を連結具により連結した上でバンド端に設けたバンド
締付機構により、同バンドを緊縮したり弛緩しタイヤへ
の装着．取外しが簡便に行なえ、従来のタイヤチェーン
の如きに比してタイヤへの着脱が極めて容易且つ迅速に
行なえる．又本発明は上述したようにバンド径を簡単に
縮径，拡径して径の異なるタイヤに対しても装着して使
用することができ、互換性を有し、極めて経済的である
等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係る滑り止め用バンドの一実施例を示し
、第１図はバンド端のバックルを断面して示すバンド平
面図、第２図は同バックル及びバンド噛を断面して示す
バンドの側面図、第３図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第４
図はタイヤにバンドを巻装した状態の側面図、第５図は
第４図Ｂ−Ｂ線断面図である． ■・・・バンド、４・・・固定バックル、８・・・巻取
り，巻戻し子、９・・・ローブ、１０・・・駆動軸、１
１・・・ウオームギャ、１２・・・連結軸、１６・・・
ロープ引留金具、１８・・・ロープ引留子、１９・・・
可動バックル、２２・・・フック％　２４・・・バネ、
２５・・・タイヤ、２６・・・タイヤ接地面．

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車輌タイヤの接地面に巻装する滑り止め用バンド
   であって、該バンドの両端部に係脱可能なバンド連結具
   を具備させると共に、該バンド径を縮径、拡径するバン
   ド締付機構を具備させたことを特徴とする車輌タイヤに
   おける滑り止めバンド。
2. （２）上記連結具はフック止め機構としたことを特徴と
   する請求項１記載の車輌タイヤにおける滑り止めバンド
   。
3. （３）上記締付機構は巻取り、巻戻し子でバンドの一端
   部を縮径、拡径方向に移動するように構成したことを特
   徴とする請求項１記載の車輌タイヤにおける滑り止めバ
   ンド。