JPH03215004A - 鋳込成形法 - Google Patents

鋳込成形法

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JPH03215004A
JPH03215004A JP1123090A JP1123090A JPH03215004A JP H03215004 A JPH03215004 A JP H03215004A JP 1123090 A JP1123090 A JP 1123090A JP 1123090 A JP1123090 A JP 1123090A JP H03215004 A JPH03215004 A JP H03215004A
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JP
Japan
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slurry
casting
core
mold
casting space
Prior art date
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JP1123090A
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English (en)
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Mikio Murachi
村知 幹夫
Naoto Enoshima
尚登 榎島
Atsushi Tanaka
敦史 田中
Kiyoshi Hoshi
星 清
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックスなどの成形に用いる鋳込成形法
に関するものである。
[従来の技術] 「セラミックエンジニアリング」65頁(発行元技報堂
出版)には、鋳込成形法として、原料の粉体を水等の分
散媒に分散させて調整したスラリーを、石コウ等の多孔
質の鋳込型(注入し、鋳込型の吸水作用を利用してその
型面に前記粉体を着肉させ成形体を得た後、排泥する泥
漿鋳込が開示されている。また特開昭57−25905
号公開公報には、多孔質の鋳込型に排泥パイプを挿入し
、石コウ等の型内の余剰泥漿を特定速度で吸引排出する
ことにより、−均一厚みの鋳込成形品を皺や垂れ模様の
発生なしに得る泥漿鋳込成形法が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように多孔質の鋳込型に注入されたスラリーを、
鋳込型の吸水作用により粒子濃度を高めて保形する泥漿
鋳込は、肉薄で粉体の着肉量が均一となった成形体の作
製に適している。しかしこの泥漿鋳込では同一鋳込型に
よって肉薄部分と肉厚部分とをもつ肉厚の異なる成形体
を得ることが困雌であった。
本発明は上記従来の問題点を解決した鋳込成形法を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の鋳込成形法は、壁部が多孔質である鋳込型と、
この鋳込型内の定位置に配置された中子との間の鋳込空
間にスラリーを注入し多孔質の前記壁部に前記スラリー
を構成する液体を吸収させ、前記壁部に前記スラリーを
構成する粉体を着肉させる鋳込成形法において、前記中
子は、外部開口と前記鋳込空間に開口する複数の内部開
口とをもつスラリー注入路をもち、少なくとも一部のス
ラリーを該注入路を通して該鋳込型内に注入して鋳込成
形体を得ることを特徴とするものである。
鋳込型は、スラリーを構成する液体を吸収するとともに
粉体を着肉することのできる多孔質の壁部をもつ。多孔
質の鋳込型は石膏で代表されるセラミックス多孔質体、
有機石青等の有機質多孔質体、焼結体、繊維体で形成す
ることができる。鋳込型は、縦割り可能で壁部の内周面
に成形体の外周形状と同じ形状の型面を形成した有底の
一組の分割型で構成できる。この一組の分割型は、合せ
面の一部に鋳込型の表面に開口するスラリー補助注入路
をもつものを使用できる。
中子は成形しようとする鋳込成形体の内面を形成すると
ともに鋳込型の鋳込空間にスラリーを供給する役割をも
つ。この中子は、鋳込型の表面に表出する外部開口と鋳
込空間に開口する複数の内部開口とをもつスラリー注入
路をもつ。
中子の外部開口は主としてスラリー注入路へスラリーを
導入するための開口として使用される。
このため外部開口は比較的大きな開口とするのが好まし
い。また、外部開口は鋳込成形終了時にスラリー注入路
に残ったスラリーを排泥するための開口としても利用で
きる。なお、鋳込成形体の形状によっては外部開口の数
を複数とすることができる。
中子の内部開口はスラリー注入路にあるスラリーを鋳込
空間に導入し、鋳込空間内にあるスラリーを構成する液
体が鋳込型により吸収され、スラリーを構成する粉体が
鋳込型の表面に着肉することにより消費ざれるスラリー
を補うためのものでもある。鋳込空間内のスラリーの不
足は常に中子の表面側に生ずる。持k、鋳込型の型面よ
り遠い部分にある程スラリーの不足が生じやすい。従っ
て内部開口は主として鋳込型の型面より遠い部分に集中
的に配置するのが好ましい。また、中子の各単位表面当
たりの必要スラリー量を測定し、必要スラリー量に対応
した多くのスラリー量を必要とする単位表面には多くの
内部開口を形成するようにするのも好ましい。また、隣
接する内部開口間の距離を比較的短くし、中子表面に均
一に内部開口を設けることもできる。特殊な場合には中
子をスラリーが通過できる孔をもつ多孔質体で形成し、
表面に開口する多孔質体の孔そのものを内部開口とする
こともできる。内部開口の開口面積は充分なスラリーが
通過できる大きさであれば小さい程好ましい。これは開
口が大きい場合には、得られる成形体の内面に開口で区
画ざれる空間で成形される不用な突起が形成ざれるから
である。具体的には、内部開口の大きさは直径で0.5
〜5mmより好ましくは1〜3mm程度が良い。また、
各内部開口につながる各通路も必要なスラリーが供給さ
れる限り長くかつ細いものがよい。これは鋳込空間内で
の粉体の着肉が内部開口を介して中子の注入通路内にも
拡大するのをできるだけ防止するためである。
中子全体の形状は外部開口および複数の内部開口を持つ
薄肉のシェル状とするのが好ましい。このシェル状の内
部空間が本発明の注入路を構成する。しかし中子は必ず
しもシェル状に限られることはない。
中子は、得られた中空成形体より除去できる材質で形成
される。その中子の材質としては、軟質のウレタン、発
泡スチロール等の合成樹脂材およびワックス、パラフィ
ン、アントラセン等のように加熱することにより溶融、
昇華、分解する物質、溶媒により溶解除去される物質等
を用いることができる。
スラリーは、セラミックス、金属、プラスチックス等の
粉体と、粉体の分散媒となる水等の液体と、粉体を液体
中に分散させる分散剤とで構成することができる。セラ
ミックス粉体としてはアルミナ、シリカ、窒化ケイ素、
チタン酸アルミニウム、ジルコニア等の粉休を、金属粉
体としては粉末冶金(持らいられる鉄、鉄鋼、アルミニ
ウム等の粉体を、プラスチック粉休としてはフッソ樹脂
粉休を用いることができる。
[作用] 中子が鋳込型に組み込まれることにより中子の表面と鋳
込型の型面で区画される鋳込空間が形成ざれる。そして
この鋳込型の表面に表出している外部開口よりスラリー
をスラリー注入路に注入する。このスラリー注入路に注
入されたスラリーは、中子の複数個の内部開口より鋳込
空間に流れ込み鋳込空間を満たす。モして鋳込型の型面
を形成する壁部よりスラリーを構成する液体が吸収され
、かつ、スラリーを構成する粉体は、型面に着肉固化す
る。これ(より鋳込空間内のスラリーが消費され、消費
されたスラリーの体積より着肉固化した体積の方が少な
いため、減少した体積に相当する聞の新たなスラリーが
内部開口を通してスラリー注入路より鋳込空間に供給さ
れる。このようにして鋳込空間はすべて着肉した粉体で
埋められる。
これにより中空成形体を得ることができる。着肉後、余
ったスラリー注入路中のスラリーを中子の外部開口より
排出し、鋳込型を解体ずることにより、成形体を取り出
す。中子は成形体取り出し前または取り出し後に除去す
る。また得られた成形体は用途に応じ乾燥または焼成し
て製品とする。
[実施例1 本発明に係る鋳込成形法によって中空成形体を成形する
実施例を第1図〜第6図に基づいて説明する。
本実施例の鋳込成形法は、中空成形体1を成形する鋳込
型2と、鋳込型2内に配置された中子3とからなる鋳込
成形装置を使用し、中空成形体1の原料となるスラリー
を中子3の外部開口3aよリスラリー注入路30に注入
し、注入路30より多数の内部開口3bを介して鋳込空
間20に鋳込むとともに、前記中空成形体1を成形後、
中子3を中空成形体1より除去することにより行なう。
本実施例の鋳込成形法により成形する中空成形体1は、
第6図に示すエンジンのシリンダヘッドEに装着する中
空のセラミック製ボートライナーである。この中空成形
体1は、第5図に示すように筒状でその一端100側に
並列に開口する2つの排気取入ポート10、11を区分
する肉厚部分1aと、両排気取入れボート10、11の
周壁を形成するとともに両ポート10、11を途中で合
流し使喘101側に開口する1つの排気排出ポート13
の周壁を形成する肉薄部分1bとをもつ。
鋳込型2は、鋳型面として、中空成形体1の一端100
側と他端101側との間の外周而102の形状と型対称
な側部型面200と、側部型面200の両端部に連接ざ
れ中空成形体1の一端100および他喘101を形成す
る底部型面201および頂部型面202および底部型面
201に設けられ中子3の2つの他端部35、36が挿
着ざれる2個の凹部203、204をもつ。この鋳込型
2は縦方向に分割可能な一組の有底の石コウ型21、2
2とからなる。
中子3は、薄肉シェル状のバラフィン製で、中空成形体
1の内周面とほぼ類似形状の外周形状をもつ。すなわち
、中子3は、一端部31の外周形状が中空成形体1の排
気排出ポート13の内周壁とほぼ類似した形状となった
筒状であり、2つの伯端部35、36の外周形状が中空
成形体1の2つの排気取入ポート10、11とほぼ類似
した形状となった二叉の円柱状となっている。この中子
3は伯端部35、36が前記鋳込型2の底部型面201
の凹部203、204に装着され、一端部31を鋳込型
2の表面に表出している。また中子3は、鋳込型2内で
その各型面200,201、202と共に、中空成形体
1の肉厚部分1a及び肉薄部分1bを成形する肉厚鋳込
用空間20a及び肉薄鋳込用空間20bよりなる鋳込空
間20を形成している。前記スラリー注入路30は、中
子3の内部空間で形成ざれ、一端部31に開口する1個
の口径の大きな外部開口3aと鋳込空間を区画する中子
3の表面にほぼ均一に分散して設けられた多数の口径の
小さな内部開口3bをもつ。なお、内部開口3bの一つ
は型面201より最も着肉距離が遠くなる最遠着肉距離
部分Pに開口している。
スラリーは、平均粒径1μmのチタン酸アルミニウムよ
りなるセラミックス粉体60〜85wt%と、分散剤(
ポリカルボン酸アンモニウム塩)0.1〜1wt%と残
部水とからなる。
本実施例の鋳込成形法では、上記したスラリーを、中子
3の外部開口3aよりスラリー注入路30内に注入する
。このスラリーは、多数の内部聞口3bより前記鋳込空
間20に流入する。モして鋳込空間20内に注入された
スラリーはそのスラリーを構成する水分が石コウ型21
、22の吸水作用によって外部に排出される。これに伴
ってスラリーを構成するセラミックス粉体が石]ウ型2
1、22の各型面200、201、202C@肉し、か
つ肉薄鋳込用空間20a位置では肉厚鋳込用空間20b
位置より先に着肉が完了し一部の内部間口3bからのス
ラリーの供給は停1する。この後、他の内部開口3bよ
り追加のスラリーがスラリー注入路30を介して肉厚鋳
込用空間20bに送られ肉厚部の着肉が完了する。次い
で着肉後、余ったスラリーを中子3の外部開口3aより
鋳込型2の外部(排出し、石コウ型21、22を2つ割
りして中空成形体1を取り出す。この優中子3を加熱に
より溶解除去し、所定の焼成条件下で焼成して完成品と
なした。
なお、上記実施例では、スラリーを中子3のスラリー注
人路30からのみ注入する場合を説明したが、これに限
定されるものではなく、第3図および第4図に示したよ
うに、1組の石コウ型21、22の一部に一端が鋳込型
2の表面に開口し、伯端が鋳込空間20に接続するスラ
リー補助注入路203を用いるとともに、スラリーを中
子3の注入路30、補助注入路203の両方から鋳込空
間20に注入することも可能である。
また上記鋳込成形時において、中空成形体1の排気取入
ポート10、11の周壁を形成する肉薄部分1bk:タ
ベットバルブ15の軸を摺動自在に保持するシリンダヘ
ッドEの一部を収納するための2つの取付窓10a、1
1aを成形する場合には、予め前記2つ割りの一組の石
コウ型21、22のうち一方の型面に図略の2つの突出
面を形成したものを用いることにより上記中空成形体1
の鋳込成形時に同時に成形できる。
[発明の効果] 本発明の鋳込成形法では、スラリーが中子の外部開口よ
りスラリー注入路に注入され、スラリー注入路より複数
の内部開口を介して鋳込空間に導入される。中子には複
数の内部空間が設けられているため、薄肉部分とか、着
肉速度のバラツキ等で一部の内部開口からのスラリーの
導入が着肉で閉ざされても、他の内部開口よりスラリー
が導入され鋳込空間全体を着肉することができる。従っ
て肉厚部及び肉薄部をもつ肉厚の異なる成形体を安定し
て製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本実施例の鋳込成形法に用いる鋳込
型及び中子のセットされた状態を示すもので、第1図は
その一方の分割型を取外して示す部分断面図、第2図は
、2つの分割型が組合わされた状態を示す平面図である
。第3図、第4図は第1図第2図に示す鋳込型および中
子の変形例を示し、第3図はその一方の分割型を取外し
て示す部分断面図、第4図は2つの分割型が組合わされ
た状態を示す平面図である。第5図は、本実施例の鋳込
成形法によって鋳込成形された成形体の外観斜視図であ
る。第6図は、成形体の使用例を示す縦断面図である。 1・・・成形体      2・・・鋳込型21、22
・・・石コウ型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)壁部が多孔質である鋳込型と、この鋳込型内の定
    位置に配置された中子との間の鋳込空間にスラリーを注
    入し多孔質の前記壁部に前記スラリーを構成する液体を
    吸収させ、前記壁部に前記スラリーを構成する粉体を着
    肉させる鋳込成形法において、 前記中子は、外部開口と前記鋳込空間に開口する複数の
    内部開口とをもつスラリー注入路をもち、少なくとも一
    部のスラリーを該注入路を通して該鋳込型内に注入して
    鋳込成形体を得ることを特徴とする鋳込成形法。
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