JPH03214024A - 静電容量型測長器 - Google Patents

静電容量型測長器

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JPH03214024A
JPH03214024A JP915590A JP915590A JPH03214024A JP H03214024 A JPH03214024 A JP H03214024A JP 915590 A JP915590 A JP 915590A JP 915590 A JP915590 A JP 915590A JP H03214024 A JPH03214024 A JP H03214024A
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JP
Japan
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voltage
electrode
measurement
square wave
ring electrode
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Application number
JP915590A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kanayama
金山 淳
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Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、機械的な変位量を静電容量の変化量として
電気信号に変換する測長器に関するもので、特に変位量
と静電容量の関係が線形の関係にあるが比例定数が負と
なる測長器に間する。
〈従来の技術〉 従来のこの種の静電容量型測長器としては、第6図に示
すような構造を有するものがあった。
図に示すように、この測長器の要部は、円筒状の基準電
極1と測定電極2と、この電極1.2内に同心状に配置
された円柱状の共通のコア電極3と、電極1とコア電極
3との間を中心軸に沿って可動する円筒状のスクリーン
4とから構成されている。
この電極1.2にはそれぞれ基準方形波電圧V1と測定
方形波電圧V1が印加されている。この電圧Vr、■、
は同一周波数で位相差180度(逆相)の方形波電圧で
あり、電圧Vrは一定、電圧V、は可変される。
このような構成からなる測長器の検出部において、電極
1とコア電極3との間には測定キャパシタC,(キャパ
シタンスCab)が形成され、電極2とコア電極3との
間には基準キャパシタC,(キャパシタンスC7)が形
成される。
この測長器においては、スクリーン4が変位して測定キ
ャパシタC1のキャパシタンスC,が変化すると、コア
電極3に誘導されるA、 C電圧が零となるように電子
装置により測定方形波電圧■。
が変化される。即ち、これは測定キャパシタC。
に基準方形波電圧Vrを印加することによりコア電極3
に発生する電流と、基準キャパシタC,,に測定方形波
電圧V、、を印加することによりコア電極3に発生する
電流との和が零となるように測定方形波電圧V1を変化
させることである。
この関係から次のような関f系式が成り立つ。
crm ” r +CrV @ =O Vm−Vr Cm i” Cr       ・・(1
)ここで、(1)式において電圧V、−V、はその位相
差が180度であるため異符号となり、■rニーV、’
と表すと、 V m = V r ’ Cm / Cr      
   ・・・(2)となる。
このく2)式において比例定数V 、 ’ / Crは
正となり、測定キャパシタC,のキャパシタンスC1と
測定方形波電圧■、との関係は、キャパシタンスC1が
増加すると電圧V、mも増加し、又キャパシタンスco
+が減少すると電圧■1も減少する。
第6図において、スクリーン4を電極1内に差し込むよ
うに移動(図中右方向に移動)させたときの変位Xを正
とすると、測定キャパシタC,,のキャパシタンスC,
,は次の式で表される。
c  m  =  c  o   (1a  X  )
−acoX+cr、      −(3)ここでCQは
スクリーン4が基準位置にあるとき(X=O>の測定キ
ャパシタCff1のキャパシタンスを表すものであり、
aは正の比例定数である。
上記(2)、(3)式より、測定方形波電圧V、は次の
ような変位Xの一次式として表すことができる。
V、=−(V、’acoX/cr )+ (Vr’co
 /cr)            ・・・(4)(4
)式に示すように、比例定数−V 1’ a C+3/
 c rは、必ず負の値となり、これにより第7図に示
すように、変位Xが増加すると測定方形波電圧■1は減
少し、変位Xが減少すると電圧■、は増加することにな
る。
このように、スクリーン4の変位Xを電極1内に差し込
む方向を正とすると、変位Xと測定方形波電圧V、の増
加、減少の関係は逆になり、変位Xと電圧V、は線形の
関係にはあるが比例関係にないことになる。
一般に、スクリーン4にはスピンドルが直結されており
、このスピンドルが押し込まれる方向、即ちスクリーン
4が電極1内に差し込まれる方向を正の値として表示し
ている。
従って、前述したような変位Xと測定方形波電圧V、ど
の関係において、この電圧V、を電圧計等で計測して変
位Xを表示する場合、電圧V、と変位Xとの線形の関係
を保ちながらその比例定数が正となるように電圧V、を
更に変換することが必要となる。
このため、この変換には精度の良い演算回路等の電子回
路が必要であった。
〈発明が解決しようとする課題〉 ・上記のように、従来の静電容量型測長器において、実
際に測定方形波電圧Vmを利用して変位Xを表示するに
は、電子回路を使用することが必要である。このような
電子回路の付加はコストアップにつながると共に、回路
の安定性及び温度特性を低下させる要因になるという課
題を生じさせるものであった。
又、従来の静電容量型測長器における測定基点の調整は
、電子装置のみでしか行うことができず、同じ電子装置
を使用して複数の測長器を構成した場合には、測定基点
を各測長器の検出部にそれぞれ合わせることが必要であ
った。
本発明は、上記従来例における変換用の電子回路を使用
することなく、直接方形波電圧を使用して変位を表示可
能にすると共に、測定基点を検出部内で調整可能とする
ことにより、コストダウンを図り、又温度特性及び安定
性を向上させ、更に検出部内で測定基点を調整すること
ができる静電容量型測長器を提供することを目的とする
く課題を解決するための手段〉 本発明の静電容量型測長器は、円筒状の測定リング電極
と、同一中心線上に配置された円筒状の補正リング電極
及び基準リング電極と、測定リング電極内をその中心軸
に沿って可動する略円柱状の測定コア電極と、補正リン
グ電極及び基準リング電極内に同心状に配置され且つ測
定コア電極に電気的に接続された円柱状の基準コア電極
とを備えており、測定リング電極と測定コア電極との間
に測定キャパシタC1を形成し、補正リング電極及び基
準リング電極と基準コア電極との間にそれぞれ補正キャ
パシタC2及び基準キャパシタC3を形成している。
この測定リング電極、補正リング電極及び基準リング電
極には、それぞれ基準方形波電圧Em、補正方形波電圧
E2及び測定方形波電圧E3が印加されている。この補
正方形波電圧E2は基準方形波電圧Emと同一周波数で
逆相になるように設定されており、又測定方形波電圧E
mは基準方形波電圧E1と同一周波数で同相に設定され
ている。
そして、測定コア電極の変位Xの方向は、測定キャパシ
タ1のキャパシタンスC1が減少する方向となっている
又、この測長器においては、補正方形波電圧E2と、補
正キャパシタC2のキャパシタンスC2のいずれか一方
又は両方を調整することにより、測定コア電極の変位X
が零のときの測定キャパシタCIのキャパシタンスCQ
と基準方形波電圧E1の積C3lEzlと、補正キャパ
シタC2のキャパシタンスc2と補正方形波電圧E2の
積c2E2 1とが等しくなるように設定されている。
更に、測定コア電極の変位により測定キャパシタC1の
キャパシタンスc1が変化すると、測定コア電極及び基
準コア電極に誘導される帰還電圧Eヨが零となるように
、電子装置により一定のDC電圧と可変の測定DC電圧
E0との間を交互に切り換えることによって測定方形波
電圧E3が可変している。
〈作用〉 本発明の静電容量型測長器においては、測定コア電極及
び基準コア電極に誘導される帰還電圧Emが零となるよ
うに測定方形波電圧Emを変化させている。
即ち、帰還電圧Emを零にするには、測定キャパシタC
1、補正キャパシタC2及び基準キャパシタC3により
それぞれ測定コア電極及び基準コア電極に誘導される電
流の相を零にするように測定力形波電圧E3を可変する
本発明においては、測定キャパシタC1と補正キャパシ
タC2にそれぞれ印加される基準方形波電圧E!と補正
方形波電圧E2が逆相の電圧であるため、これにより誘
導される電圧は互いに打ち消I−合うことになる。
更に、変位Xが零のときに、測定キャパシタC1及び補
正キャパシタC2により誘導される電流値、即ちCo 
 IE+  lとC21E2 1とが等しくなる2よう
に設定されている。
この条件下において、変位Xが零のときには、測定キャ
パシタ〈:1と補正キャパシタC2により誘導される電
流は等しいのでその和は零になる。
従って5基準キヤパシタC3により誘導される電流を零
にするため、即ちC3E3 =0とするため測定方形波
電圧E3は零になる。
又、測定コア電極が変位して測定キャパシタC1のキャ
パシタンスC1が減少すると、基準方形波電圧Elは一
定であるため、誘導される電流は滅’J/ ’する、こ
のときに補正キャパシタC2により誘導される電流は一
定であるため、これらの誘導電流の総和を零にするため
には、基準キャパシタC3に印加する測定方形波電圧E
mを増加することが必要であり、この電圧E3は電子装
置により増加される。
このように、本発明における測長器では、測定コア電極
の変位に応じて測定方形波電圧E3が零から徐々に増大
する比例間係を持つことになる。
〈実施例〉 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る静電容量型測長器の検
出部の構造を示す概略説明図である。
9.10.11はそれぞれ円筒状をした測定リング電極
、補正リング電極及び基準リング電極である。この補正
リング電極10と基準リング電極11は、その中心が同
一中心線上に位置するように配置されており、本実施例
においては測定リング電極9もその中心がほぼ他のリン
グ電極に一致するように配置されている。
12は略円柱状の測定コア電極であり、その−端面測か
ら中心軸に冶って形成された取1寸六12、復ヒ 他端
面側に設けられた突起12bとを有すもものである2 この測定コア電極12の取付穴12aには、円、笥ff
1状の絶縁物14を介して軸受16により支持されてい
るスピンドル15が挿入されて一体的に収り付けられて
おり、このスピンドル15の移動により測定コア電極1
2の中心軸が測定リング電極9の中心軸上を移動するよ
うに構成されている。
13は円筒状の基準コア電極であり、補正り〉′7’t
flilOと基準リング電Illの中心軸に沿ってこれ
らの電極10.11を挿通するように配置され固定され
ている。
二の基準コア電極13と測定コア電極12は、測定コア
電極12の移動を妨げないようにバネ41等の可撓性物
体を介して電気的に導通している、上記測定リング電極
つと測定コア電極12との間には測定キャパシタC1が
形成され、又補正り2・り電極10及び基準リング電極
11と基準コア電極13との間にはそれぞれ補正キャパ
シタC2及び基準キャパシタC3か形成される、これら
測定キャパシタC1、補正キャパシタC2及び基準キャ
パシタC3のキャパシタンスは、それぞれC1、C2及
びC3であり、キャパシタンスClは測定コア電極12
の変位により、対向する測定リング電極9と測定コア電
極12の面積が変わることにより可変される。
又、測定リング電極9、補正リング電極10及び基準リ
ング電極11には、それぞれ基準方形波電圧E1、補正
方形波電圧E2及び測定方形波電圧Emが印加されてい
る。この基準方形波電圧E1は常に一定であり、又補正
方形波電圧E2はこの電圧E1の周波数と同一周波数を
有し、位相差が180度となる逆相の電圧に設定されて
おり、これも常に一定に保たれている。測定方形波電圧
E3は、電圧E1と同一周波数で同相の電圧であり、後
述する電子装置により可変される。この測定方形波電圧
E3の可変は、3つのキャパシタC1〜C3により測定
コア電極12と基準コア電極13に誘導される帰還電圧
Emが零になるように電子装置により可変される。
更に、測定コア電極12の変位Xが零のときのキャパシ
タC1のキャパシタンスをc(、とすると、COIEI
  1=c2 1E2 1となるように予め補正方形波
電圧E2とキャパシタンスc2のいずれか一方又は両方
が調整されている。
次に数式にて本実施例の静電容量型測長器の検出部にお
ける変位Xと測定方形波電圧E3との関係を説明する。
スピンドル15が移動し、これにより測定コア電極12
が第1図中右方向に変位すると、キャパシタCIのキャ
パシタンスC1は変化する。これと同時に、後述する電
子装置が働いて、測定コア電極12と基準コア電極13
に誘導される帰還電圧Emが零となるように測定方形波
電圧E3が可変される。
即ち、キャパシタC1〜C3によりそれぞれ測定コア電
′!f112と基準コア電極13に誘導される電流をi
l、i2、i3とすると、次式を満足するように測定方
形波電圧E3が可変される。
il +i2 +i3 =O・・(5)キャパシタC1
〜C3のキャパシタンスがそれぞれc1〜c3であり、
測定リング電極9、補正リング電極10及び基準リング
電Illに印加される電圧がそれぞれE1〜E3である
ことがら、(5)式は次のように表せる。
CI Em+C2E2 +c3 E3 =0従って、測
定方形波電圧E3は次式のように表すことができる。
E3 =  (c HEl +C2E2 ) / C3
・・・(6) 電圧E3とElは同相の方形波電圧であり、又電圧E3
とE2は逆相の方形波電圧であることがら、E2=−E
2’と置き換えて(6)式を書き換えると、測定方形波
電圧E3は次式のようになる。
E3 = (02E2’  ClEs )/C3・・・
(7)一方、スピンドル15が第1図中右方向に移動し
、測定コア電極12が測定リング電極9から抜は出る方
向即ち、キャパシタンスC2が減少する方向を正と設定
し、X−0のときの測定キャパシタC1のキャパシタン
スをC8とすると2キヤパシタンスC8は次式で表すこ
とができる。
C1=(o (1bX)       −(8)ここで
bは測定キャパシタC1を形成する測定リング電極9の
内径、測定コア電極12の外径及びキャパシタンスC(
、をキャパシタC1の誘電体の誘電率(Emで割った商
C6/Em)により定まる値であり、正の定数である。
この(8)式を(7)式に代入すると測定方形波電圧E
3は、 E3 = (COEl bx/c3 )+ (C2E2
−CoEl)/C3・・・(9) と表すことができ、 α=c0Elb/c3及び β=(C2Ez°−c o E t ) / c 3 
・= (10)とおくと、(9)式は次のように変形さ
れる。
E3=αX+β         ・・・(11)本実
施例においては、c2|E2|=c0 1Eとなるよう
に設定してあり、これはC2E2=c0Elと置き換え
ることができ、これを(10)式に代入するとβ=0と
なる。従って、測定方形波電圧E3は次式で表すことが
できる。
E3 =C1X=c(、Em b X7’C3・・(1
2)この比例定数αは、正の値であるため、電圧E3と
変位Xとの関係は、第2図に示すように変位Xが増加す
ると電圧E3は変位Xに正比例して増加し、又変位Xが
減少すると電圧Emは変位Xに正比例して減少し、更に
変位Xが零のときは電圧E3も零となる関係になる。
尚、(9)式に示すように、電圧EmはC87/。3、
C2/C3というようにキャパシタンスの比で構成され
ているので、キャパシタC1〜C3が同一誘電体で構成
されていれば誘電率の影響を受けることは全くない。
又、C21E’21≠Co lEt  lの場合、βは
零でない定数となるので、電圧E3はβ分だけ増加し、
測定した長さの表示値は見掛は上X=0の点がβ/αだ
けマイナス側に移動することになる。
従って、c2|E2|=co IEI  lの関係に設
定することが必要であるが、このように設定するには前
述したようにキャパシタンスc2及び電圧E2の一方又
は両方を調整することが必要である。本実施例において
キャパシタンスc2を調整するには、補正リング電極1
0に取り付けられている径の大きい調整ネジ42でおよ
その調整を行い、次に径の小さい調整ネジ43で微調整
を行って調整する。
又、一般に電圧E2を調整する場合には、電子装置側に
温度特性良好なポテンショメータ等の電気部品が用いら
れるが、更に厳しい温度特性良好なることが要求される
場合には、このような電気部品を使用しないことが望ま
しい。この場合にも、本実施例においては補正キャパシ
タC2を調整することにより電気部品により電圧E2を
調整することなくX;00点の調整が可能である。又、
この補正キャパシタC2及びその調整ネジ42.43を
設けたことにより、複数の検出部を同時に使用する場合
て′ら、その全ての測定原点を一致させることが可能で
ある。
更に5本実施例における基準キャパシタC3のキャパシ
タンスc3は、大きな調整ネジ18によりおよその調整
が行われ、次に小さな調整ネジ】9により微調整が行わ
れることにより調整される。
このため、複数の検出部を使用する場合でも各検出部に
おけるキャパシタンスc3を同一の値に調整することが
でき、異なる検出部を同一の電子装置に接続することが
可能である。
又、本実施例における測定キャパシタC5は、円筒状の
測定リング電極つと円柱状の測定コア電極12とから構
成されており、更にこの測定コア電極12はスピンドル
15と共に測定リング電極9の中心軸に沿って移動する
ものであり、この移動方向以外への動きは拘束されてい
る。又、補正キャパシタ2及び基準キャパシタC3は、
円筒状の補正リング電極10、基準リング電極11と円
柱状の基準コア電極13とからそれぞれ構成されていて
、この補正リング電極10及び基準リング電極11と基
準コア電極13の中心軸も一致するように固定されてい
る。
このため衝撃などにより、中心軸同志の距離が僅かに変
(ヒしても、(12)式の比例定数を構成しているbの
変動は非常に微小であり、電圧E3にはほとんど影響が
ない。
又、基本的にこの検出部においては、測定コア電〜i2
gtび基準コア電極13に誘導される帰還電圧Emが励
起用の方形波電圧E 1、E2 、 E3の影響を受け
ないようにする必要があり、更にこの電圧E1.E2、
E3も互いに影響し会わない1つにする必要がある。
そのため、本実施例では電圧E1.E2、E3Eヨを導
くための検出部と電子装置とを結ぶ線をシールド21〜
24によりシールドしている。
特に、帰還電圧E1を導く線は完全にシールドすること
が要求されるが、以下の方法によりシールドを簡略化す
ることも可能である。
即ち、第3図に示すように検出部内において、基準コア
電極13にインピーダンス変成器26の入力端と放電用
抵抗27の一方側を接続し、又放電用抵抗27の他方側
を接地すると共に、インピーダンス変成器26の出力側
を電子装置に接続する、これにより、検出部内に設けら
れたインピーダンス変成器26と電子装置間のインピー
ダンスを小さくすることができ、シールドを簡略1ヒす
ることができる。
このため、高感度、高精度が要求されない場合には、電
圧E+ 、E2 、E3.E−″を導く線を一本ずつで
なく、まとめてシールドすることが可能になる。但し、
高感度、高精度が要求される場合には、線を一本ずつシ
ールドすることが望ましい。
又、測定リング電極9、補正リング電110、基準リン
グ電極11、測定コア電極12及び基準コア電極13の
材質を同一とすることにより、部品の熱膨張が同一とな
り、温度変化によるキャパシタのアンバランスを防止で
き、検出部の温度性能の向上を図ることができる。
第4図は検出部に電圧を印加する電子装置の回路構成を
示す図であり、第5図はその出力電圧の位相関係を示す
タイムチャートである。
30は基準となる方形波電圧E oscを出力する発振
器である。この発振器30は水晶式、CR式のどちらで
も良いものであり、水晶式の場合には分周器を用いて希
望の周波数を得るように構成することもできる。
31.32は電子スイッチであり、電子スイッチ31は
DC電圧Emと接地レベルとの間を電圧E O8Cに応
答して切り換えて基準方形波電圧E1として出力し、電
子スイッチ32はDC電圧−Emと接地しベルとの間を
電圧E oscに応答して切り換えて補正方形波電圧E
2として出力する。
33は帰還電圧Emを入力する入力増幅器であり、34
はその出力電圧E4を入力して電圧EosCの半周期ご
と(1+□、t1□、t13    及びt2□、t2
□、t23   ・ごと)に復調する復調器、35は復
調された電圧を入力する差動積分器、36はその出力す
るDC電圧E。と接地レベルとの間を電圧E oscに
応答して切り換えて測定方形波電圧E3として出力する
電子スイッチである。
上記電子装置において、電圧Ei、E2は、それぞれ異
なる極性のDC電圧が同一タイミングで断続的に電子ス
イッチ31.32から出力されるので、同一周波数で逆
相の方形波電圧となる。
又、電圧E3は、差動積分器35がらのDC電圧E。が
電圧E oscのタイミングで断続的に電子スイッチ3
6から出力されることにより合成される。
このDCt圧E。は、次のようにして合成される。
はじめに、帰還電圧Em、が入力増幅器33にて増幅さ
れ、増幅された電圧E4は復調器34にて半周期ごとに
復調される。更に、復調された電圧が零でない場合に復
調された電圧の振幅及び極性の関数としてこの復調され
た電圧が零に達するまで差動積分器35が出力するDC
t圧E。は変化される。
この結果、電圧E3はDC電圧Eoと共に差動積分器3
5の入力電圧が零に達するまで変化する。
これにより電圧Emは(9)式の関係を満足することに
なり、変位Xに正比例し、更に比例定数は正の値となる
く二発明の効果〉 本発明によれば、測定コア電極の変位Xは、測定コア電
極が測定リング電極から抜は出る方向即ち2測定キヤパ
シタのキャパシタンスが減少する方向を正とすると、こ
の変位Xに正比例すると共に比例定数が正となる測定方
形波電圧E3から検出する二とができる。従って、従来
例のような演算回路等の電子回路が不要となり、このよ
うな電子回路による安定度への影響や温度特性の影響を
排除することがてき、安定性及び温度特性を向上し、更
にコストダウンを図ることもできる。
又、補正キャパシタとそのキャパシタンス調整用の調整
ネジを設けたことにより、検出部の零点調整をポテンシ
ョメータ等の電気部品なしで行うことが可能となり、こ
の電気部分の安定度への影響や温度特性の影響を排除す
ることができ、安定性及び温度性能の向上を図ることが
できる。
特に、検出部を移動することなく検出部側で零点調整す
ることができるため、機械類に取り付けて使用する場合
、一般に機械側に設けられる微動の零点調整装置を不要
とすることができる。このため、1つの電子装置に多数
の検出部を切り換え使用する場合に特に有効である。
更に、基準キャパシタと補正キャパシタにキャパシタン
ス調整用の調整ネジをそれぞれ設けたことにより、異な
る検出部を共通の電子装置に測定原点等の校正をするこ
となしに接続することができる。
又、測定方形波電圧Emはキャパシタンスの比で構成さ
れてるので、全てのキャパシタの誘電体を同一とするこ
とにより誘電率の影響を全く受けることがない。
更に、測定リング電極と測定コア電極の中心軸を一致さ
せると共に、補正リング電極、基準リング電極と基準コ
ア電極の中心軸も一致させているため、中心軸同志の距
離が僅かに変化しても、測定電圧への影響を非常に小さ
くすることができる。
又、スピンドルの軸受にボールリテーナを用いて、予圧
状態にしておくことにより、スピンドルのガタを零とす
ることができ、スピンドルのガタの影響をなくすことが
できる。
更に、検出部内にインピーダンス変成器と放電用抵抗を
設けることにより、高感度、高精度が要求されない場合
には、電圧Er 、 E2 、 El 、Em−を導く
線をまとめてシールドすることができる。
又、キャパシタC1〜C8を構成する測定リング電極9
、補正リング電極10、基準リング電極11、測定コア
電極12及び基準コア電極13の材質を同一とすること
により、検出部の温度性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る静電容量型測長器の検
出部の構造を示す図、 第2図は第1図に示す測定コア電極の変位Xと測定方形
波電圧E3との関係を示す図、第3図は第1図に示す検
出部に取り付けられたインピーダンス変成器を示す回路
図、 第4図は本発明の実施例に係る静電容量型測長器の電子
装置の構成を示す図、 第5図は第4図における電圧の位相関係を示すタイムチ
ャート、 第6図は従来の静電容量型測長器の検出部の構造を示す
図、 第7図は第6図に示す測長器における基準方形波電圧V
、、とスクリーンの変位Xとの関係を示す図である。 9 ・ 0 11 ・ 2 13 ・ 15 ・ 16 ・ 18. 21. 41 ・ 26 ・ 27 ・ ・測定リング電極、 ・補正リング電極、 ・基準リング電極、 ・測定コア電極、 ・基準コア電極、 ・スピンドル、 ・軸受、 1つ、42.43・・ 調整ネジ、 22.23.24・・・ シールド、 バネ、 ・インピーダンス変成器、 ・放電用抵抗、 30 ・ 31. 33 ・ 34 ・ 35 ・ I 2 3 E。 C′l 2 3 ・発振器、 32.36・・・電子スイッチ、 ・入力増幅器、 ・復調器、 ・差動積分器、 基準方形波電圧、 ・補正方形波電圧、 ・測定方形波電圧、 帰還電圧、 ・測定キャパシタ、 ・補正キャパシタ、 ・基準キャパシタ。 第 2 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状の測定リング電極と、同一中心線上に配置
    された円筒状の補正リング電極及び基準リング電極と、
    前記測定リング電極内をその中心軸に沿って可動する略
    円柱状の測定コア電極と、前記補正リング電極及び基準
    リング電極内に同心状に配置され且つ前記測定コア電極
    に電気的に接続された円柱状の基準コア電極とを備え、
    前記測定リング電極と測定コア電極との間に測定キャパ
    シタC_1を形成し、前記補正リング電極及び基準リン
    グ電極と基準コア電極との間にそれぞれ補正キャパシタ
    C_2及び基準キャパシタC_3を形成し、前記測定リ
    ング電極には基準方形波電圧E_1が印加され、前記補
    正リング電極には基準方形波電圧E_1と同一周波数で
    逆相の補正方形波電圧E_2が印加され、前記基準リン
    グ電極には基準方形波電圧E_1と同一周波数で同相の
    測定方形波電圧E_3が印加され、前記測定コア電極の
    変位Xの方向は、測定キャパシタC_1のキャパシタン
    スc_1が減少する方向を正とし、前記測定コア電極の
    変位Xが零のときに、測定キャパシタC_1の前記変位
    Xが零のときのキャパシタンスc_0と基準方形波電圧
    E_1の絶対値との積c_0|E_1|と、補正キャパ
    シタC_2の補正キャパシタンスc_2と補正方形波電
    圧E_2の絶対値との積c_2|E_2|とが等しくな
    るように設定され、且つ前記測定コア電極の変位により
    測定キャパシタC_1のキャパシタンスc_1が変化す
    ると、測定コア電極及び基準コア電極に誘導される帰還
    電圧E_mが零となるように、電子装置により一定のD
    C電圧と可変の測定DC電圧E_0との間を交互に切り
    換えることによって測定方形波電圧E_3が可変される
    ことを特徴とする静電容量型測長器。
  2. (2)前記測定コア電極に取り付けられたスピンドルの
    軸受にボールリテーナを用いて予圧状態としたことを特
    徴とする請求項1記載の静電容量型測長器。
  3. (3)インピーダンス変成器の入力側と放電用抵抗の一
    方側を前記基準コア電極に接続し、インピーダンス変成
    器の出力側を前記電子装置に接続し、放電用抵抗の他方
    側を接地したことを特徴とする請求項1又は2記載の静
    電容量型測長器。
  4. (4)前記測定リング電極、補正リング電極、基準リン
    グ電極、測定コア電極及び基準コア電極の材質を同一と
    することを特徴とする請求項1乃至3記載の静電容量型
    測長器。
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