JPH03213954A - 抽出機の抽出完了表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコーヒーメーカーなどの抽出機の抽出完了表示
装置に関する。

従来の技術 近年、コーヒーメーカーなどの抽出機は広（普及し、使
用者の使用頻度が多くなっている。

従来、この種の抽出機は第５図に示すような構成が一般
的であった。以下、その構成について説明する。第５図
において、容器１の下方局部には発熱体２を装着し、底
面外部には第１の温度調節器３を配設している。容器１
の上方には、容器蓋４を容器１と密閉状態に設けている
。容器蓋４の上方にはタンク５を設け、タンク５の底面
に開口部５ａを設け、この開口部５ａに給水バイブロの
一端を連結し、この給水バイブロの他端を容器蓋４の第
１の開口部４ａをＨ通させて容器１内の下方に開口して
配設している。容器蓋４の第２の開口部４ｂは、前記タ
ンク５の上方で開口する空気筒７と貫通させて設けてい
る。容器蓋４の第３の開口部４ｃは、導水パイプ８の貫
通穴として設け、この導水パイプ８は一端を容器１内の
上方に位置させた吸水口８ａと、略Ｕ字状に折曲して他
端に吐出口８ｂを設けている。吐出口８ｂの下方にはコ
ーヒー粉などを収納するバスケット９およびバスケット
９の下方にコーヒー液などを溜めるデカンタ１０を配設
している。前記タンク５の上方には水を入れる給水口１
１ａを設けた蓋１１を配設している。

上記構成において動作を説明する。給水口１１ａより水
を入れると、タンク５の開口部５ａより給水バイブロを
介して容器１内に水がはいる。容器１の水位が上昇して
導水パイプ８の上方迄給水されると、容器１内の水は導
水パイプ８を通じて吐出口８ｂより排水される。排水さ
れて水位が下がり、吸水口８ａと同水位になると、容器
１内へは空気筒７により空気が同時に入ってきているの
で、導水パイプＳ内へも吸水口８ａより空気が入り、導
水パイプ８内においてサイフオンの原理が働かな（なり
、排水が停止する。この状態で発熱体２に電気を通して
加熱すると、容器１の水は加熱される。水温が上昇して
第１の温度調節器３の設定温度になると、第１の温度調
節器３が動作して発熱体２への通電を停止する。この後
バスケット９にコーヒー粉をいれてセットし、給水口１
１ａより再び水を供給すると、容器１内の加熱された湯
が、導水パイプ８を介して吐出口８ｂから排出され、バ
スケット９内のコーヒー粉上に注がれ、デカンタ１０ヘ
コーヒー液が滴下する。

発明が解決しようとする課題 このような従来の抽出機においては、湯の吐出時間が約
３分くらいかかり、さらにバスケット９内でコーヒー粉
とふれあって抽出が完了するにはさらに１〜２分の時間
が必要である。しかも抽出中であるかどうかは、バスケ
ット９とデカンタ１０の間の間隙からコーヒー液の滴下
を確認するしか方法がなく、しかも見えにくいため、抽
出中にバスケット９を引き出して抽出中のコーヒー液を
こぼしたり、火傷をするなどの課題を有するものであっ
た。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、抽出完了
時に表示灯により表示して外部から確認できるようにし
、抽出中に誤ってバスケットやデカンタを引き出すこと
を防止し、安全性を向上することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、水を加熱する発熱
体を装着した容器と、前記容器からコーヒー粉などを収
納するバスケットへ湯を供給する導水パイプと、コーヒ
ー液などを溜めるデカンタとを持つ抽出機を備え、容器
底部に装着した発熱体を制御する常閉型の第１の温度調
節器と、手動式で常開型の第２の温度調節器と、前記第
２の温度調節器を復帰させる復帰ボタンと、前記第２の
温度調節器に直列接続した表示灯とからなり、前記第２
の温度調節器の動作により表示灯を点灯させて抽出完了
を表示するようにしたことを課題解決手段としている。

作用 本発明は上記した課題解決手段により湯沸かしが完了し
てコーヒー等を抽出するとき容器内に水を供給してから
復帰ボタンを押すと、水の供給により容器内の水温が低
下し、発熱体を制御する第１の温度調節器はこの水温を
検知して動作して発熱体への通電を開始する。第２の温
度調節器は復帰ボタンを押したことにより、接点が開放
状態になり表示灯は消灯状態になっている。容器内のお
湯が導水パイプを介してバスケットへ供給され、コーヒ
ーの抽出が完了するときの容器の温度に第２の温度調節
器の動作温度を設定すると、表示灯は抽出完了時に点灯
することになる。また第１の温度調節器は、湯沸かしが
完了すると動作して発熱体への通電を停止する。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図から第４図を参
照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成は同じ符
号を付し、説明を省略する。

第１図（ａ）に示すように、第２の温度調節器１２は手
動式で常開型のもので、容器１の底部に装着している。

この第２の温度調節器１２と直列に第３図のように表示
灯１３とランプ抵抗１４を結線し、電源回路に接続して
いる。表示灯１３は第１図（ｂ）または第２図のように
外部から確認できる位置に配設している。復帰ボタン１
５は連結棒１６を介して、第２の温度調節器１２のリセ
ットができるように配設している。

つぎに、上記構成において動作を説明する。

給水口１１ａより水を入れると、タンク５の開口部５ａ
より給水バイブロを介して容器１内に水がはいる。容器
１の水位が上昇して導水パイプ８の上方迄給水されると
、容器１内の水は導水パイ２゛８を通じて吐出口８ｂよ
り排水される。排水されて水位が下がり、吸水口８ａと
同水位になると、容器１内へは空気筒７により空気が同
時に入ってきているので、導水パイプ８内へも吸水口８
ａより空気が入り、導水パイプＳ内においてサイフオン
の原理か働かなくなり、排水が停止する。この状態で通
電を開始すると、第１の温度調節器３を介して発熱体２
が加熱され、容器１内の水は加熱される。水温が上昇し
て第１の温度調節器３の設定温度になると、第１の温度
調節器３が動作して発熱体２への通電を停止する。この
後バスケット９にコーヒー粉をいれてセットし、給水口
１１ａより再び水を供給してから復帰ボタン１５を押す
と、容器１内の加熱された湯が、導水パイプ８を介して
吐出口８ｂから排出され、バスケット９内のコーヒー粉
上に注がれ、デカンタ１０ヘコーヒー液が滴下する。こ
のとき、水の供給により容器１内の水温は第４図のよう
に低下し、第１の温度調節器３が動作して発熱体２への
通電を開始する。一方、第２の温度調節器１２はリセッ
トされているので接点は開放状態で、表示灯１３は消灯
している。抽出が完了するときの容器１の温度に合わせ
て、第２の温度調節器１２の動作温度を設定することに
より、抽出が完了すると、第２の温度調節器１２が動作
し、表示灯１３が点灯する。この表示灯１３は、復帰ボ
タン１５を押すまで点灯して、抽出が完了していること
を表示する。なお、表示灯１３は点灯させるとき、連続
点灯でもよく、点滅点灯であってもよい。

このように本発明の実施例の抽出機の抽出完了表示装置
によれば、抽出完了時の容器底部の温度に設立した手動
式の第２の温度調節器により表示灯を抽出完了表示でき
、外部から目で確認できる。したがって、抽出中に誤っ
てバスケットやデノノンタを引き出すこともなく、安全
に使用できる。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば抽出
完了時の容器底部の温度に設定した手動式の第２の温度
調節器により表示灯を抽出完了表示でき、外部から目で
確認ができる。したがって誤ってバスノｒットやデフ１
ンタを引き出すこともなく安全て、しかも簡単な構成で
安価に供給できるなど、実用的価値大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例の抽出完了表示装置を
備えた抽出機の縦断面図、第１図（ｂ）は量刑の断面の
要部断面図、第２図は同外観斜視図、第３図は同電気回
路図、第４図は抽出時における容器底面の温度特性図、
第５図は従来の抽出機の縦断面図である。 １・・・・・・容器、２・・・・・・発熱体、３・・・
・・・第１の温度調節器、８・・・・・・導水パイプ、
９・・・・・・バスケット、１０・・・・・・デカンタ
、］２・・・・・・第２の温度調節器、３・・・・・・
表示灯、 ５・・・・・・復帰ボタン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水を加熱する発熱体を装着した容器と、前記容器からコ
   ーヒー粉などを収納するバスケットへ湯を供給する導水
   パイプと、コーヒー液などを溜めるデカンタとを持つ抽
   出機を備え、容器底部に装着した発熱体を制御する常閉
   型の第１の温度調節器と、手動式で常開型の第２の温度
   調節器と、前記第２の温度調節器を復帰させる復帰ボタ
   ンと、前記第２の温度調節器に直列接続した表示灯とか
   らなり、前記第２の温度調節器の動作により表示灯を点
   灯させて抽出完了を表示するようにしてなる抽出機の抽
   出完了表示装置。