JPH03212404A - ポリマーの架橋剤 - Google Patents

ポリマーの架橋剤

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JPH03212404A
JPH03212404A JP805490A JP805490A JPH03212404A JP H03212404 A JPH03212404 A JP H03212404A JP 805490 A JP805490 A JP 805490A JP 805490 A JP805490 A JP 805490A JP H03212404 A JPH03212404 A JP H03212404A
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JP
Japan
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crosslinking agent
polymer
crosslinking
methyl
benzoate
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Pending
Application number
JP805490A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyo Ishigaki
石垣 秀世
Hiromichi Hisamura
久村 弘導
Shuji Suyama
須山 修治
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、有機過酸化物を用いて架橋可能なボッマーを
架橋させる際に、特定の有機過酸化物を用いることによ
り、実用可能な架橋性能を有し、且つメチルラジカルを
生成させず、その結果、架橋反応においてメチルラジカ
ルより誘導される化合物の生成を抑制するポリマーの架
橋剤に関するものである。
(従来の技術) 従来からポリマーを架橋させる際に、種々の有機過酸化
物を用いる方法が知られていた。
これらの目的に用いられた有機過酸化物は、例えば、特
公昭47−38057号公報、特公昭52−31255
号公報、特開昭49−10947号公報、特公昭63−
65703号公報の記載によれば、一般にジアルキルペ
ルオキシド、ビスアルキルペルオキシケタール、モノペ
ルオキシカーボネートあるいはアルキルペルオキシエス
テル類であり、具体的にはジクミルペルオキシド、t−
ブチルクミルペルオキシド、2.5−ジメチル2.5−
ジt−ブチルペルオキシヘキサン、1.1−ビスt−ブ
チルペルオキシ3,3.5−トリメチルシクロヘキサン
、イソプロピルt−ブチルペルオキシカーボネート、 
t−ブチルペルオキシベンゾエートあるいはt−へキシ
ルクミルペルオキシドなどが知られていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記有機過酸化物はそれぞれ有用な架橋剤であるが、架
橋反応時において、すべてメチルラジカルを生成させる
ものでる。有機過酸化物からのメチルラジカルの生成は
、その熱分解によって生成したアルコキシラジカルの、
いわゆるβ−開裂によって生成するものである。従来ア
ルコキシラジカルを生成する有機過酸化物は一般に性能
の良い架橋剤であることが知られている。
しかしながらアルコキシラジカルを生成する架橋剤であ
って、β−開裂によりメチルラジカルを生成しないもの
は知られていなかった。メチルラジカルの生成はポリマ
ーの架橋作業においていくつかの問題を引き起こしてい
る。例えば、メタンの生成は架橋物を発泡させその成型
物を変形させたり機械強度を低下させる原因となってい
る0例えば特開昭49−10947号公報ではポリエチ
レンの回転成形において成形物が発泡しないように主鎖
中に不飽和結合を持つオリゴマーを併用する方法な開示
している。
また分解生成物は往々にして不快臭を発したり作業環境
を悪化させる原因とも成っている。このような弊害を有
しない有機過酸化物が要望されている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の従来法の問題点について研究した
結果、特定の有機過酸化物を用いることによって、実用
的な架橋性能を有し、且つメチルラジカルの生成が著し
く少ないポリマーの架橋剤を見出し本発明を完成した。
すなわち本発明は、一般式 (式中R’は水素あるいはメチル基を示し、R2はビナ
ニル基あるいはl−メチルシクロヘキシル基を表わす、
)で示す化合物を有効成分とするポリマー架橋剤である
本発明に使用される有機過酸化物はビナニルペルオキシ
ベンゾエート、1−メチルシクロへキシルペルオキシベ
ンゾエート、ビナニルペルオキシ−P−メチルベンゾエ
ート、l−メチルシクロへキシルペルオキシ−P−メチ
ルベンツエート、ビナニルペルオキシ−m−メチルベン
ツエート、1−メチルシクロへキシルペルオキシ−m−
メチルベンゾエートなどである。
上記の化合物はそれぞれ相当するヒドロペルオキシドと
酸クロライドをアルカリの存在下で合成することにより
得ることができる。
本発明に使用される架橋されるポリマーとしては、例え
ば、ポリエチレン、エチレンプロピレンコポリマーfE
PM) 、エチレンプロとレンジエンコポリマーfEP
DMl、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA) 、
テトラフルオロエチレンビニリデンフルオライドヘキサ
フルオロブロビレン三元コポリマクロルスルホン化ポリ
エチレン、塩素化ポリエチレン、ポリブテン−1、ポリ
イソブチン、エチレンビニルアセテートコポリマー、ポ
リブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ブ
タジェンスチレンコポリマー、天然ゴム、ポリアクリレ
ートゴム、ブタジェンアクリロニトリルコポリマー、ア
クリロニトリルブタジェンスチレン三元コポリマー、シ
リコーンゴム、ポリウレタン、ポリスルフィドが挙げら
れる。
架橋されるべきポリマーに対して本過酸化物は一般に0
.1−10重量%、好ましくは1〜3重量%の範囲で加
えられる。
また架橋されるべきポリマーには、架橋プロセスに一般
に用いられる種々の添加剤、例えば、架橋助剤、酸化防
止剤、顔料、紫外線安定剤、充填剤、可塑剤などを加え
ることができる。
本発明においてポリマーと有機過酸化物を混合する温度
は一般に25〜100℃が用いられる1次に架橋の温度
は一般に110〜200℃、好ましくは130〜180
℃が用いられる。
(実施例) 本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
なお実施例中に用いる有機過酸化物の略号は以下の化合
物を意味する。
BPP 、ビナニルペルオキシベンゾエートBCP :
 1−メチルシクロへキシルペルオキシベンゾエート TI)P、ビナニルペルオキシ−P−メチルベンゾエー
ト BBP ; t−ブチルペルオキシベンゾエートHCP
 ; t−へキシルクミルペルオキシドCDP+1.1
−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロドデカン なお、BPP、TPP i5よびBCPは以下のように
して製造した。
参考例1  [BPPの製造] 攪拌装置および温度計を備えた300mβの四つロフラ
スコに40%水酸化カリウム水溶液31.6g (0,
225mモル)とジオキサン75gを入れて撹拌し、水
冷して5から10℃に保ちながら、ビナニルヒドロペル
オキシド25.8g+0.15モル)およびベンゾイル
クロライド21.1g(0,15モル)を加えた。その
後lO℃で1.5時間反応を継続した。この反応混合物
から反応物をエーテルで抽出し、5%水酸化ナトリウム
で1回、次いで水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。その後溶媒を留去した。37.1gの
粘性液体を得た。ヨード法で活性酸素量を求めた結果は
、5.57%で純度95.5%であった。得られた結晶
はNMRによりビナニルペルオキシベンゾエートである
ことを確認した。
参考例2 [TPPの製造] 参考例1においてベンゾイルクロライド21.1gの代
わりにP−メチルベンゾイルクロライド 23.2g+
0.15モル)を用いたほかは参考例1と同じ操作を行
なった。39.3gの粘性液体を得た。活性酸素量は5
.34%で純度は96.2%であった。NMRによりビ
ナニルペルオキシ−P−メチルベンゾエートであること
を確認した。
参考例3 [BCPの製造] 参考例1においてビナニルヒドロペルオキシド25.8
gの代わりに1−メチルシクロへキシルヒドロペルオキ
シド19.5g (0,15モル)を用いたほかは参考
例1と同じ操作を行なった。35.3gの粘性液体を得
た。活性酸素量は6.60%で純度は96.7%であっ
た。NMRにより l−メチルシクロへキシルペルオキ
シベンゾエートであることを確認した。
■元素分析結果    ()内は理論値■半減期 (hrl 実施例1〜3 エチレン−酢酸ビニル共重合体(東ソー社製、ウルトラ
セン625) 100gに第1表に示す架橋剤2gをロ
ール温度60℃で20分間混線すした。このシートを1
60℃で15分間加熱して、架橋させた後、JIS K
63013号ダンベルを作成して引張試験を行なった。
その結果は第1表の通りであった。
比較例1 実施例1において架橋剤を用いないで、実施例1と同じ
操作を行なった。その結果引張強度104Kgf/cm
” 、伸び770%であった。
第 1 表 第 表 実施例4〜6および比較例2〜4 1O■!容量のアンプルに第2表に示す架橋剤の0、1
moi!、/ 12クメン溶液5a+j2を入れ、窒素
置換の後封管した。これを150℃の恒温槽で10時間
加熱して完全に熱分解させた。そのアンプルを100腸
!容量のガス採取管に接続し、アンプルを加熱して、ガ
ス成分を採取した。これをガスクロマトグラフでメタン
の量を分析した。その結果は第2表の通りであった。
以上の実施例および比較例より本発明の架橋剤が実用可
能な架橋効率を有し、且つメチルラジカルを生成しない
ものであることが明らかになった。
(発明の効果) 特定の架橋剤を用いる本発明は、以下に述べる特徴を有
している。
すなわち本発明によりポリマーの架橋の際に実用的な架
橋性能を有し、且つメチルラジカルの生成が著しく少な
く、成形物の発泡あるいは作業環境を悪化させることを
防止することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は水素あるいはメチル基を示し、R^2は
    ピナニル基あるいは1−メチルシクロヘキシル基を表わ
    す。)で示す化合物を有効成分とするポリマー架橋剤。
JP805490A 1990-01-17 1990-01-17 ポリマーの架橋剤 Pending JPH03212404A (ja)

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