JPH0321118Y2 - - Google Patents

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JPH0321118Y2
JPH0321118Y2 JP1983091540U JP9154083U JPH0321118Y2 JP H0321118 Y2 JPH0321118 Y2 JP H0321118Y2 JP 1983091540 U JP1983091540 U JP 1983091540U JP 9154083 U JP9154083 U JP 9154083U JP H0321118 Y2 JPH0321118 Y2 JP H0321118Y2
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JP
Japan
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diaphragm
yoke
speaker
hole
permanent magnet
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JP1983091540U
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JPS60585U (ja
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は音響を出力する動電型スピーカを内蔵
するスピーカ付電子装置に関し、特に該動電形ス
ピーカの振動板の構造に関するものである。
近年電子時計の多機能は著しく、特にデジタル
時計はアラーム、メロデイー等の発音機能が基本
機能として重要視されている。この発音機能を満
たすために、従来は電磁型音響変換器(以下電磁
ブザーと呼ぶ)を時計体内部に組み込み、時計前
面より放音するシステムを採用していた。第1図
にその構造の断面図を示す。電磁ブザーは、ヨー
ク1、コイル2、永久磁石3、可動鉄片4が固着
された振動板5、防水膜6から構成される発音部
と、時計ケース10とパツキン11を介して固定
される突起部を有する共鳴器7及びフレーム14
とによつて構成されていて、電磁ブザーの駆動信
号は駆動回路12に設けられた出力端子13から
ヨーク1の下面に具備された電磁ブザー入力端子
(ターミナルと呼ぶ)8に出力される。以上の構
成により、前述した様に、電磁ブザーは時計体内
部に無理なく組み込まれ、時計前面から美しいア
ラーム音を放音する。
しかしながら、多機能化高機能化が進む今日、
発音機能に音声を出力する機能が要求されてい
る。この要求を満たす発音体は、電磁ブザーでな
く動電形スピーカが適している。その理由は、音
声の持つ周波数帯域は1KHz以下が大部分であり、
一方電磁ブザーは可動鉄片4が永久磁石3によつ
て常にヨークに引かれる構造であるため振動板を
薄くできず、再生周波数帯を下げることが不可能
であることから、1KHz以下の周波数再生はほと
んど不可能である。これに対して、動電形スピー
カは、第2図の構造断面図に示した様に永久磁石
15、ヨーク16、プレート17から構成される
磁気回路を有し、ヨーク16とプレート17との
間のスキ間に、振動板18に固定されたボイスコ
イル19が挿入された構造である。したがつてボ
イスコイル19には外力は加わらず、電流を流し
た時だけ振動力が生じる。したがつて振動板18
は原理的には軽くでき、1KHz以下の周波数帯域
が能となる。
ところで、電子時計などの小型電子機器は内部
電子回路を保護するためかなりの気密性を保つて
いる。従つてまわりの温度変化によつて機器内部
の圧力と外圧との差が生ずる。このような機器に
動電形スピーカを組み込んだ場合、環境温度の急
激な変化あるいは、汽車がトンネルに入つた時に
生ずる機器の内圧と外圧の差により振動板が圧力
を受ける。前記電磁ブザーの場合は振動板自身に
かなりの剛性があるため、圧力差による影響は、
実用上無視できるが、動電形ブザーの場合、周波
数帯域の低域を広くするために、ナイロン系のよ
わい振動板を使つており、圧力差による影響は大
きく、振動板そのものを劣化させ、音質、音量の
劣化をひきおこす。
本考案は以上の欠点を鑑みてなされたものであ
り、少なくとも永久磁石と、プレートとヨーク
と、ボイスコイルを一体に形成して成る振動板
と、ケース部材の開口部に連結保持される共鳴器
とから構成される動電型スピーカを具備するスピ
ーカ付電子装置において、振動板のほぼ中央部に
通気用の小穴を設けると共に、ヨークは中心部に
貫通穴を持つ中空突出部と中空突出部につながる
つば部を有、かつ振動板の小穴と貫通穴を対向し
て配置する構成を特徴とし、まわりの温度変化や
圧力変化に対して影響を受けないスピーカ付電子
装置を提供するものである。
第3図は本考案の実施例で時計に組み込まれた
動電形スピーカを示している。
23は時計ケースで、パツキンにより裏ブタと
かなりの気密性が保たれている。共鳴器24はパ
ツキン25によりケースに固定されている。
動電型スピーカは永久磁石30、ヨーク31、
プレート29から構成される磁気回路を有し、ヨ
ーク31とプレート29との隙間に振動板27に
固定されたボイスコイル28が挿入されている。
振動板27はほぼ中央部に小穴を有し、ヨーク3
1は中央に貫通穴を持つ中空突出部と中空突出部
につながるつば部とを有し、かつ小穴と貫通穴を
対向して配置することにより、スピーカを内蔵す
る電子装置の内外の温度差や気圧差に起因する振
動板内外及び電子装置内外の圧力差を減少させ、
圧力差に伴う振動板圧迫による音圧低下と音質低
下を最小に抑えることができる。さらに圧力調節
作用と同時に振動板の背面容積として電子装置の
容積をあてがうことを可能とし、貫通穴を持たな
いヨークの場合に比べ大きな背面容積が得られ音
圧の向上、特に低域の音圧の向上を能とする。す
なわち、まわりの温度変化などによる時計内部と
外部の圧力差を振動板に小さな穴をあけることに
より、瞬時に前記圧力差をなくすことにより、振
動板への悪影響を除去するものである。穴の大き
さについては、急激な圧力変化でも振動板が劣化
しない程度の大きさは必要であるが、あまり大き
くすると穴から水が入りやすくなるため、本実施
例では、穴径を0.15mmとした。なお、該穴による
音質、音量に与える影響は全くない。また振動板
表面(外気と触れる側)に撥水加工を施すことに
より防水性能を更に向上させることができる。
以上のように、本考案はスピーカの振動板のほ
ぼ中央部に小穴を開けると共に、ヨークの貫通穴
を対向して配置する構成とすることにより、良好
な音質と高い音圧を可能とするスピーカ付電子装
置を提供するものであり、特に腕時計等のように
小型で携帯する機会の多い電子装置において高い
効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁ブザーの構造断面図、第2
図は従来の動電型スピーカの構造断面図である。
第3図は本考案の実施例を示す構造断面図であ
る。 1……ヨーク、2……コイル、3……永久磁
石、4……可動鉄片、5……振動板、6……防水
膜、7……共鳴器、8……ターミナル、10……
時計ケース、11…パツキン、12……駆動回
路、13……出力端子、14……フレーム、15
……永久磁石、16……ヨーク、17……プレー
ト、18……振動板、19……ボイスコイル、2
0……コイルひき出し線、21……フレーム、2
2……ターミナル、23……時計ケース、24…
…共鳴器、25……パツキン、26……フレー
ム、27……振動板、28……ボイスコイル、2
9……プレート、30……永久磁石、31……ヨ
ーク、32……ターミナル、33……出力端子、
34……駆動回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも永久磁石、プレート、ヨーク、ボイ
    スコイルを一体に形成して成る振動板、及びケー
    ス部材の開口部に連結保持される共鳴器とから構
    成される動電型スピーカを具備するスピーカ付電
    子装置において、 前記ヨークは中心部に貫通穴を持つ中空突出部
    と前記中空突出部につながるつば部を有し、前記
    つば部上に前記永久磁石と前記プレートを順に重
    ねて磁気回路となし、 前記振動板はほぼ中央部に通気用の小穴を有す
    ると共に、前記ボイスコイル部が前記ヨークの中
    空突出部と前記プレート間の隙間に挿入配置さ
    れ、かつ前記振動板の外周部は保持部材により前
    記磁気回路を構成する部品に保持されてなり、 前記振動板の小穴と前記ヨークの貫通穴とを対
    向して配置し、 前記磁気回路を構成する部品及び前記振動板が
    前記共鳴器に装着されることを特徴とするスピー
    カ付電子装置。
JP9154083U 1983-06-15 1983-06-15 スピーカ付電子装置 Granted JPS60585U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9154083U JPS60585U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 スピーカ付電子装置

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JP9154083U JPS60585U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 スピーカ付電子装置

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Publication Number Publication Date
JPS60585U JPS60585U (ja) 1985-01-05
JPH0321118Y2 true JPH0321118Y2 (ja) 1991-05-08

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ID=30221546

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JP9154083U Granted JPS60585U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 スピーカ付電子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658181B2 (ja) * 1985-02-20 1994-08-03 松下精工株式会社 吸込グリルの風量調整装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723391A (en) * 1980-07-17 1982-02-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Loudspeaker

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JPS5723391A (en) * 1980-07-17 1982-02-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Loudspeaker

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JPS60585U (ja) 1985-01-05

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