JPH0320810Y2 - - Google Patents

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JPH0320810Y2
JPH0320810Y2 JP4564384U JP4564384U JPH0320810Y2 JP H0320810 Y2 JPH0320810 Y2 JP H0320810Y2 JP 4564384 U JP4564384 U JP 4564384U JP 4564384 U JP4564384 U JP 4564384U JP H0320810 Y2 JPH0320810 Y2 JP H0320810Y2
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microscope
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observation
shear
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JP4564384U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、顕微鏡の載物台上に配設された培養
標本を適正な保温状態において顕微鏡により観察
し得るようにした顕微鏡の試料保温装置に関す
る。
従来技術 従来、細胞培養を行なうための培養容器として
例えばガラス製シヤーレが使用されていたが、近
年になつてガラス製シヤーレに代つて第1図に示
したプラスチツク製シヤーレ1や第2図に示した
プラスチツク製フラスコ2が使用されるようにな
つてきた。このようなプラスチツク製容器1,2
は一般に底面の平坦性を保持し且つ傷つきを防止
するためにその底面外周縁部に糸底の如き形状の
脚として役立つ環状突起1a及び2aを有してい
る。従つて、顕微鏡の載物台の少なくとも一部を
直接的または間接的に加温することにより該載物
台上に載置された培養観察容器を該載物台からの
熱伝導によつて加温し培養観察容器の培養標本を
保温しようとする場合、底面に環状突起1a,2
aを有するプラスチツク製シヤーレ1またはプラ
スチツク製フラスコ2の如き培養観察容器を使用
すると、その環状突起1a,2aのみが顕微鏡の
載物台と接触し且つその底面と該載物台との間に
は空気層が存在することになり、かくして培養観
察容器の温度が一様にならず、培養観察容器内の
培養標本の適正な保温が行なわれ得ず、また熱効
率が低く而も応答時間が長くなつてしまうという
問題があつた。
目 的 本考案は、以上の点に鑑み、載物台を加温する
ことにより、該載物台上に載置された底面の環状
突起を有する培養観察容器を加温し培養観察容器
内の培養標本を保温する場合にも、培養観察容器
の温度分布が一様で且つ熱効率が高く応答時間が
短い顕微鏡の試料保温装置を提供することを目的
としている。
概 要 この目的は、少なくとも一部が直接的または間
接的に加温される顕微鏡の載物台と、該載物台上
面に載置された底面に環状突起を有する培養観察
容器の環状突起内側に嵌合し得る外形を備えてい
て且つ観察用開口を有しており、前記培養観察容
器の環状突起内側に嵌合した状態で該培養観察容
器と前記載物台との間に介装され得る板座と、か
ら構成されていることを特徴とする、顕微鏡の試
料保温装置により解決される。
実施例 以下図面に示した一実施例に基づき本考案を説
明すれば、第3図は倒立顕微鏡に本考案を適用し
た場合の実施例であり、10は倒立型顕微鏡の載
物台、11は顕微鏡の載物台10の一部として構
成されまたはこれに取付けられた発熱部、12は
倒立型顕微鏡の対物レンズ、13は載物台10の
発熱部11の上面に載置された第1図のプラスチ
ツク製シヤーレ1の環状突起1aの内側に嵌合し
得る外形を備えていて且つ観察用開口13a(第
4図参照)を有している金属等の熱伝導性の良好
な材料から成る板座で、使用時にはシヤーレ1の
環状突起1aの内側に嵌合した状態で該シヤーレ
1と載物台10の発熱部11との間に介装される
ようになつている。尚、板座13の厚さはシヤー
レ1の環状突起1aの高さよりも僅かに大きく選
定されているので、第3図に示された使用状態に
おいて板座13はその全面でシヤーレ1の底面に
接触してこれを支持し、また観察用開口13a
は、顕微鏡の観察視野より大きく且つ熱伝導を良
好に維持するためにできるだけ小さく選定されて
いる。
本案実施例は以上のように構成されているか
ら、載物台10の発熱部11の上面に、板座13
をその環状突起内側に嵌合せしめるように、該板
座13を介してシヤーレ1を載置すると、該シヤ
ーレ1はその底面が板座13によりほゞ全面に亘
つて載物台10の発熱部11と接触することにな
り、シヤーレ1は載物台10の発熱部11からの
熱伝導により良好に保温され、その温度分布は一
様となり且つ熱効率が高く而も応答時間が短い。
尚、例えば対物レンズの切換等により観察視野が
変わる場合、外形が同一であつて観察用開口の大
きさが異なる板座を揃えておき、そのときの観察
視野に適合する観察用開口を有している板座に交
換すれば、簡単に最適な板座に交換することがで
きる。また第5図に示した板座14はスロツト状
の観察用開口14aを有しており、載物台10の
発熱部11に対するシヤーレ1及び板座14の長
手方向への移動とシヤーレ1のみの該板座14に
対する回動とによつて、シヤーレ1の内部のほゞ
全面に亘つて観察を行なうことができ、而も観察
用開口14aの面積が比較的小さいので、熱伝導
が良好に維持され得る。
第6図は、第2図のプラスチツク製フラスコ2
のための板座15を示しており、外形が該フラス
コ2の底面の外周縁部にある突起の内側に嵌合し
得る形状に形成されていると共に、該フラスコ2
の種々の部分の観察を行なうことができるように
複数の観察用開口15aを有していて、その作用
は前記実施例と同様である。
尚、板座13,14,15はアルミニウム,真
ちゆう,ステンレス等の金属材料から作られ得る
が、さらに例えば熱伝導性の良好なシリコンゴム
シート等を用いてもよく、この場合保温を行なう
前に前以て観察位置を決定しそれに合せて前記シ
リコンゴムシート等を例えばハサミで切り抜くよ
うにすれば、所望の観察位置に容易に観察用開口
を設けることができる。
また以上の説明では、発熱部の上面にシヤーレ
またはフラスコを載置した場合について説明した
が、顕微鏡の載物台全体あるいは顕微鏡全体を保
温空調箱内に収容せしめる場合にも保温された空
気から培養標本への熱伝導に比べて該空気により
加温された載物台から培養観察容器を介して培養
標本への熱伝導が支配的であると考えられるか
ら、このような場合にも本考案を適用すれば極め
て有効であり、また培養観察容器は前述したプラ
スチツク製シヤーレ及びフラスコに限らず他の形
状の底面に環状突起を備えた培養観察容器であつ
てもよい。
考案の効果 以上述べたように本考案によれば、顕微鏡の載
物台の上面に載置された底面に環状突起を有する
培養観察容器と該顕微鏡の載物台との間に板座を
介装することにより、前記培養観察容器と顕微鏡
の載物台との間の空気層をなくしたから、培養観
察容器の温度分布が一様になるので、培養観察容
器内の培養標本の適正な保温が行なわれ得、また
熱効率が高く而も応答時間の短い、顕微鏡の試料
保温装置が提供され、極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスチツク製シヤーレの一例を示す
断面、第2図はプラスチツク製フラスコの一例を
示す断面図、第3図は本考案による顕微鏡の試料
保温装置の一実施例を示す断面図、第4図は第3
図の実施例で使用される板座の平面図、第5図は
板座の他の形態を示す平面図、第6図はプラスチ
ツク製フラスコを使用する場合の板座の一例を示
す平面図である。 1……プラスチツク製シヤーレ、2……プラス
チツク製フラスコ、10……顕微鏡の載物台、1
1……発熱部、12……対物レンズ、13,1
4,15……板座、13a,14a,15a……
観察用開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一部が直接的または間接的に加温さ
    れる顕微鏡の載物台と、該載物台上面に載置され
    た底面に環状突起を有する培養観察容器の環状突
    起内側に配設し得る外形を備えていて且つ観察用
    開口を有するとともに熱伝導性の良好な材料から
    なる板座とを備えていることを特徴とする、顕微
    鏡の試料保温装置。
JP4564384U 1984-03-28 1984-03-29 顕微鏡の試料保温装置 Granted JPS60156521U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4564384U JPS60156521U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 顕微鏡の試料保温装置
US06/671,732 US4629862A (en) 1984-03-28 1984-11-15 Sample heater for use in microscopes
DE19853511165 DE3511165A1 (de) 1984-03-28 1985-03-27 Probenheizeinrichtung fuer mikroskope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4564384U JPS60156521U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 顕微鏡の試料保温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60156521U JPS60156521U (ja) 1985-10-18
JPH0320810Y2 true JPH0320810Y2 (ja) 1991-05-07

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ID=30559322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4564384U Granted JPS60156521U (ja) 1984-03-28 1984-03-29 顕微鏡の試料保温装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041086A (ja) * 2006-06-16 2016-03-31 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 培養物観察システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980293B1 (en) 2002-06-11 2005-12-27 Olympus Optical Co., Ltd. Immersion medium supply apparatus, fluorescence spectrometry inspection apparatus, and culture microscope
CN101793826B (zh) * 2004-06-07 2016-04-13 先锋生物科技股份有限公司 用于微流体器件的光学透镜系统和方法

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JPS60156521U (ja) 1985-10-18

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