JPH03208002A - モード変換素子 - Google Patents

モード変換素子

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JPH03208002A
JPH03208002A JP224590A JP224590A JPH03208002A JP H03208002 A JPH03208002 A JP H03208002A JP 224590 A JP224590 A JP 224590A JP 224590 A JP224590 A JP 224590A JP H03208002 A JPH03208002 A JP H03208002A
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JP
Japan
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mode
optical waveguide
light
waveguide
axis
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Pending
Application number
JP224590A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Endo
弘明 遠藤
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Optical Measurement Technology Development Co Ltd
Original Assignee
Optical Measurement Technology Development Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は偏光モードの変換に関する。特に、光導波路を
用いて効率よくモード変換を行う光学素子に関する。
〔概 要〕
本発明は、LiNb03基板に形成された光導波路によ
り入射光の偏光モードを変換して出力するモード変換素
子において、 光導波路の方向を結晶軸のX軸方向に一致させることに
より、 効率よいモード変換を可能とするものである。
〔従来の技術〕
光導波路を用いて伝搬光のモードを変換する素子として
は、liNb03基板にT1拡散により光導波路を形成
したものや、光導波路に沿って電極を設けたものが知ら
れている。
また、渡辺、山本、吉田、山本、土方は、第50回応用
物理学会学術講演会講演予稿集、論文番号29a−ZH
−5、「プロトン交換1+NbOs導波路におケル偏光
モード変換放射損失」において、プロトン交換により形
成されたLINbOs導波路により、TMモードの導波
光がTE偏光として放射される現象を報告している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、Ti拡敗光導波路は、入射光による光起電力効
果を用いるため、一定量以上の光の入射がないとモード
変換を行うことができない。また、変換量が安定するま
で、30秒〜60秒ほどの時間遅れが生じてしまう。さ
らに、変換効率も素子長が15mmの場合で50%程度
と低い。
光導波路に沿って電極を設けたものは、その電極のピッ
チを波長に合わせる必要があり、非常に高い精度が要求
される欠点があった。
また、渡辺等の論文によると、モード変換の効率は低く
、しかも0次のTMモードから0次のTEモードへの結
合は報告されていない。
本発明は、以上の課題を解決し、偏光モードを効率よく
変換できるモード変換素子を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
本発明のモード変換素子は、LiNbO,基板上に、結
晶軸のXwEに対して±15゜以下の角度でプロトン交
換により光導波路を形成したことを特徴とする。
基板材料として、MgOがドープされたL+NbO3を
用いることが望ましい。
〔作 用〕
L+Nb03基板上にプロトン交換法により光導波路を
形成し、この光導波路に光を入射すると、TMTEモー
ド変換が生じる。このとき、LiNbO.基板のZ軸に
入射光の偏波面を一致させ、さらに、X軸伝搬させると
、モード変換の効率が非常に高くなり、しかも導波路寸
法の最適化を行うことにより0次のTMモードから0次
のTEモードへの変換も発生することが判明した。X軸
からの角度のずれが±15゜以下であれば、60%以上
の変換効率が得られる。MgOがドープされたL+Nb
O3を用いると、モード変換効率がさらに高められる。
モード変換が生じるのは、プロトン交換によりLINb
O+結晶のy軸方向に歪が生じ、この歪によりrsIに
起因する結晶軸の軸回転が起こることによると考えられ
る。LiNbO,によるモード変換については、例えば
カザンスキイの論文([EEE J,Quan−tum
 electroq,,Vol,25, No.4,A
pril 1989, p.736)に説明されている
〔実施例〕
第1図は本発明第一実施例モード変換素子の斜視図を示
し、第2図は光導波路に沿った断面図を示す。また、第
3図は実際に作製した素子の端面のSEM像を示す。
このモード変換素子は、構造上は第二高調波発生素子(
SHG)と同等であり、LiNbO+基板1上に形成さ
れた光導波路2を備え、この光導波路2に入射したTM
モードの光をTEモードの光に変換する。
ここで本実施例の特徴とするところは、光導波路2はプ
ロトン交換により形成された導波路、すなわちLi原子
の一部がH原子に置換され形成された導波路であり、こ
の導波路がLiNb03基板1の結晶軸のX軸に対して
±15゜以下の角度で形成されたことにある。
この素子の光導波路2にTMモードの光を入射すると、
入射方向に対して角度θの方向にTEモードの放射光が
得られる。角度θの値は、導波路サイズ、入射光の波長
により変化する。
実施例および比較例として、三種類のL+NbO+結晶
を用い、光導波路をX軸方向とy軸方向とにそれぞれ形
成した場合のTM−TEモード変換効率を測定した。そ
の結果を第1表に示す。
第1表において、基板材料IはMgDがドーブされたL
+NbO3であり、基板材料■、■はMgOがドーブさ
れていないものである。基板はともに2軸に直交する面
で切り出したLiNb03であり、この基板に、プロト
ン交換により厚さ×幅×長さが1μm×2 itm x
 20mmの光導波路を形成した。入射光の偏光方向は
Z軸方向と平行とし、入射光波長は1.3μm、入射光
パワーはI Qn+I/Iとした。
(以下本頁余白) 第 1 表 第1表に示したように、光導波路を結晶軸のX方向に沿
って形成し、これに沿って光を伝搬させると、y方向に
比較して非常に大きなTM−TEモード変換効率が得ら
れる。このモード変換の効果は、基板材料にMgOがド
ープされている場合に特に大きい。
基板材料に不純物がドーブされている場合には、その材
料をプロトン交換した光導波路にもその不純物が含まれ
ることになる。したがって、この場合には、LiNb0
3基板と光導波路との双方にMgOが含まれる。MgO
の効果は、光導波路だけへのドーブで得られるかもしれ
ないが、プロトン交換されていない部分の影響があるの
かもしれない。
第2表は上述した基板材料■を用い、光導波路の方向を
変化させたとき、すなわち伝搬方向を変化させたときの
モード変換効率を示す。測定条件は第1表の場合と同じ
である。
第2表 LiNbO3はよく知られているように、X軸およびy
軸に対して結晶構造が三回対称性をもつ。したがって、
x−60゜方向およびX−120゜方向はX軸と等価で
ある。また、X軸とy軸とは互いに直交し、X−30゜
方向がy軸と等価である。
第2表を参照すると、X軸(またはそれと等価な方向)
に沿って光導波路を形成した場合には、TM−TEモー
ド変換効率が75%以上となる。また、この方向から±
15゜以内であれば、60%以上の変換効率が得られる
第4図はX伝搬の場合の遠視野像の写真であり、第6図
はy伝搬の場合の遠視野像を示す写真である。これらの
遠視野像は、基板材料として上述した■のLiNb03
を用い、光導波路長5mmでX伝搬とy伝搬とにおける
放射光を撮影したものである。
また、第5図および第7図は、それぞれ第4図、第6図
の遠視野像像を説明する図である。
第4図に示したように、X伝搬の遠視野像には、TMモ
ードの放射光が非常に弱くなり、これに対して強い0次
TEモードの放射光が得られた。このような放射モード
については、渡辺等の論文には示されていない。
これに対してy伝搬の場合には、渡辺等の論文に示され
たように、強いTMモードの放射光と、弱い1次TEモ
ードの放射光とが得られた。
第8図はX伝搬の場合のTM入射バワーP+ に対する
TE出射バワーP2の一例を示す。この図は、第4図の
撮影に用いた素子により得られた。
この図に示したように、TM入射パワーP+ とTE出
射パワーP2とは比例関係にあり、モード変換効率は入
射パワーに依存せずに一定であった。
第9図ないし第11図にモード変換素子の他の実施例を
示す。
第9図は本発明の第二実施例を示す図であり、光導波路
に沿った断面図である。第一実施例の構造では、導波路
長を長くすることにより、モード変換効率を高めること
ができる。しかしその場合には、放射方向が斜め方向で
あるため、基板を厚くする必要がある。そこで本実施例
では、LiNb口。
基板1の下側(光導波路2が設けられている面と反対側
)に、導波光に対して透明でしかもLtNbO+基板1
との接合面で全反射を生じないような下側層3を設ける
。これにより、導波路長を長くすることができる。
第10図は本発明の第三実施例を示す図であり、光導波
路に沿った断面図である。この実施例は、TEモードの
放射光が出射される面に角度をもたせ、この放射光を水
平に出力するものである。
TE放射角をθ、LiNb03の屈折率を12、結晶外
の屈折率をn,とすると、出射面の角度θ′がθ であれば、L+Nbl]+基板1の表面に平行な平面内
にTEモード放射光を取り出すことができる。
第11図は本発明の第四実施例を示す図であり、光導波
路側の平面図である。第三実施例の場合には、TE放射
光が厚み方向には平行となるが、横方向には発散光とな
る。そこで本実施例では、出射面に横方向の曲率を設け
、発散光を平行光に整形する。これにより、TEモード
放射光を集光できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のモード変換素子は、Li
Nb口。の結晶軸のX軸方向にTMモードの光を伝搬さ
せることにより、非常に高い効率でTMモードの光をT
Eモードに変換できる効果がある。
特にMgOがドープされたL+NbOs基板を用いた場
合には、素子長2Qmmあたり90%以上の変換効率が
得られる。また、光導波路の長さを適当に選択すること
により、出射光に含まれるTMモードとTEモードとの
比を自由に変えることができる。
本発明のモード変換素子は、入射光による作用(光起電
力効果)を利用せず、プロトン交換による結晶の歪を利
用しているので、入射光量に制約されず、しかも時間遅
れなしにTM−TEモード変換を行うことができる。ま
た、TMモードとTEモードとで自動的に位相が整合す
るので、素子製造における導波路寸法などの条件を厳密
にする必要がなく、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第一実施例モード変換素子の斜視図。 第2図は光導波路に沿った断面図。 第3図は端面の結晶構造を示す写真。 第4図はX伝搬の場合の遠視野像を示すオシロ波形の写
真。 第5図は第4図の各部を説明する図。 第6図はy伝搬の場合の遠視野像を示すオシロ波形の写
真。 第7図は第6図の各部を説明する図。 第8図はX伝搬の場合のTM人射バワーP.に対するT
E出射バワーP2の一例を示す図。 第9図は本発明第二実施例モード変換素子の光導波路に
沿った断面図。 第10図は本発明第三実施例モード変換素子の光導波路
に沿った断面図。 第11図は本発明第四実施例モード変換素子の光導波路
が設けられた面の平面図。 l・・・LiNbi]3基板、2・・・光導波路、3・
・・下側層。 第一実施例 第 2 図 凧 4 図 為5 図 尼 7 田 第 8 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、LiNbO_3基板上に形成された光導波路を備え
    、この光導波路に入射したTMモードの光をTEモード
    の光に変換するモード変換素子において、前記光導波路
    はLi原子の一部がH原子に置換され形成された導波路
    であり、この導波路が前記LiNbO_3基板の結晶軸
    のx軸に対して±15゜以下の角度で形成された ことを特徴とするモード変換素子。 2、LiNbO_3基板および光導波路は不純物として
    MgOを含む請求項1記載のモード変換素子。
JP224590A 1990-01-09 1990-01-09 モード変換素子 Pending JPH03208002A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103336330A (zh) * 2013-07-05 2013-10-02 中国科学院半导体研究所 一种基于非对称垂直狭缝波导的偏振旋转器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103336330A (zh) * 2013-07-05 2013-10-02 中国科学院半导体研究所 一种基于非对称垂直狭缝波导的偏振旋转器

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