JPH03207257A - 可動界磁形リニア直流モータ - Google Patents

可動界磁形リニア直流モータ

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JPH03207257A
JPH03207257A JP3802490A JP3802490A JPH03207257A JP H03207257 A JPH03207257 A JP H03207257A JP 3802490 A JP3802490 A JP 3802490A JP 3802490 A JP3802490 A JP 3802490A JP H03207257 A JPH03207257 A JP H03207257A
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JP
Japan
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coil
poles
armature coil
pitch
commutator
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JP3802490A
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English (en)
Inventor
Eiichi Yonezawa
米沢 栄一
Hiroshi Fujii
浩 藤井
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、例えばカーテン、鍛帳、引戸式扉などの開閉
駆動装置として用いる可動界磁形リニア直流モータに関
する。
〔従来の技術〕
頭記したカーテンなどの開閉駆動装置として、レールケ
ース内にリニアモータを組み込み、該リニアモータの推
進力で可動子に吊りさげたカーテンなどを直接ドライブ
して開閉操作するようにしたものが本願と同じ出願人よ
り提案されている。
(特願昭63−127928) また、かかるリニアモータとして、第8図ないし第10
図に示すように構成した可動界磁形リニア直流モータが
本願と同し出願人より提案されている。 (特願平1−
306322) まず、第8図、第9図の構成図において、1はレールケ
ース2内に組み込まれた固定子、3はレールケース2に
沿って移動する可動子であり、レールケース2の内部に
は可動子の移動経路に沿って配列する複数の電機子コイ
ル4が組み込まれ、可動子3には固定子側の電機子コイ
ル4に対向して互いに逆極性に着磁された一対の界磁永
久磁石5が搭載されている。なお永久磁石5の極間ピ・
7チrr(電気角180”)に対し電機子コイル4のコ
イルピッチは(2/3)τP (電気角120’)に設
定されている。
また、レールケース2は下面を開放した断面略コ字形を
成したチャンネル状ケースであり、固定子側の電機子コ
イル4はケース内の天井面にバックプレート6、および
詳細を後記するフレキシブル プリント配線板7を介し
て装着されている。
これに対し、可動子3の移動台車8は、その左右側面に
ガイド溝88を有し、レールケース2の下部開口面に突
出したガイド突起2aへ移動可能にガイド支持されおり
、前記電機子コイル4に僅少間隙を隔てて磁極面が対向
するように移動台車8に界磁永久磁石5が装備されてい
る。そして、前記フレキシブル・プリント配線板7の左
側面上には電機子コイル4より引出して2列に配列した
整流子片9が、また右側面上にはt源に接続した十極極
の給電レール10が導体パターンとして可動子3の移動
経路に沿って形成されている。さらに前記の整流子片9
および給電レール10に対向して可動子3側には移動台
車8の左右両側に配電ブラシ11、集電ブラシ12が設
けてあり、かつ配電ブラシ11と集電ブラシ12との間
が接続導体13で相互接続されている。
次に、前記の整流子片9.給電レール10.配電ブラシ
11.集電ブラシ12を含めた電機子コイル4の給電回
路の模式展開図を第10図に示す。すなわち、電気機コ
イル4 (各相コイルの配列をU、、 U。
ν。、〜゛1.−0.H1で示す)の一端は共通線で接
続され、他端より引出して接続した整流子片9は1個置
きに位置をずらして走行経路に沿い2列に分けて配列し
ており、かつ各整流子片9の1個の長さ寸法が電気角で
180°に設定されている。一方、整流子片9の列と摺
動し合う配電ブラシ11は十極。
−極がそれぞれ2個ずつ同軸上に並ぶ合計4個のブラシ
からなり、かつ十極側ブラシと一極側ブラシとの間のピ
ッチが界磁永久磁石5の極間ピ・ンチτ、に合わせて電
気角で180°に設定されている。
上記の構成により、集電レール10がら可動子3ムこ搭
載した集電ブラシ12.配電ブラン11.および配電ブ
ラシ11と接触する整流子片9を経由して界磁永久磁石
5に対向位置する電機子コイル4へ電流を流す閉ループ
の通電回路が形成される。ここで、可動子3が図示の位
置にあれば、↑極側の配電ブラシ11 (+)と−極側
の配電ブラシ11 (−)を通してコイルU3.ν。、
 Wo4こ電流が流れる。また、この状態ではコイルU
1に流れる電流が+1.、コイルvo、讐。の電流が一
%■、となる。これによりコイルU8.ν0.−0の作
る磁界と界磁永久磁石5の磁界との間に働<tm推進力
を受けて可動子2が右側に移動する。また、可動子2が
右側に移動すると、これに伴って整流子片9と配電ブラ
シ11との接触位置が逐次変化し、各相の電機子コイル
4に流れる電流は第11図に表すように変化して3相通
電制御される。つまり、可動子3の移動位置に対応して
常に界磁永久磁石5と対向し合う電機子コイル4のみを
励磁して可動子3が走行することになり、この走行過程
で可動子3の前後に並ぶ電機子コイルが不要に励磁され
ることはない。なお、この場合におけるリニアモータの
発注推力は第12図に表すごとくであり、その推力分布
は各コイルの推力を包絡した太線で表され、その推力ピ
ーク値T、は1コイルのみ通電した場合の推力と比べて
372倍となる。
〔発明が解決しようとする課題] ところで、第10図に示したtl!子コイル、整流子片
、配電ブラシの配置による3相通電方式では、整流子片
9の長さ、配電ブラン11の±極、−極間のピッチが共
に電気角で180°であることから、これら部品の相互
間で僅かでも寸法、取付誤差があると、可動子2の移動
に伴い整流子片9と配電ブラシ11との間で同じ整流子
片に土掻と一極のブラシが同時に接触してt源短絡を引
き起こしたり、あるいは接触位置のずれにより所定の通
電パターン通りにtWi子コイルを通電制御できなくな
る。
本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、電機
子コイル、整流子片、集電ブラシの配置を改良すること
により、多少の組立誤差に関係なく電機子コイルを安定
よく通電制御できるようにし、併せて発生推力の増大化
、並びに推力の脈動分を軽減して均一化が図れるように
した可動界磁形リニア直流モータを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明は、界磁永久磁石の
極間ピッチを基準に、電機子コイルのコイルピッチを電
気角で240゜、かつ電気子コイルに接続した整流子片
の1個の長さ寸法を電気角で120°以上から180°
以下の範囲に設定して各整流子片を一列に配列するとと
もに、配電プランを界磁永久磁石の極間ピッチと同ピッ
チで土掻、−極が交互に並ぶ合計4個のブラシで構成す
るものとする。
また、可動子の走行に伴う発生推力の脈動を抑えて走行
性の安定化図るために、前記の構成における電機子コイ
ルを、可動子を挟んでその左右両側に配列し、かつ各列
の電機子コイルの相互間に界磁永久磁石の極間ピッチを
基準にその2ピッチの位相差を設定して構成することが
できる。
〔作用〕
上記の構成により、固定子のtl!子コイルのうち、可
動子と対向位置する電機子コイルが整流子片、配電ブラ
シを介して通電が途切れることなく2相通電、3相通電
を交互に繰り返すように通電制御される。また、この場
合における2相通電による発生推力のピーク値は1コイ
ルのみ通電した場合の6−倍(3相通電では3/2倍)
となるので、その分だけ従来のiit方式(3相通電)
と比べて可動子を駆動する推力の平均値が増大する。
一方、電機子コイルを可動子の左右両側に振り分けて配
備し4.各列の電機子コイルの相互間に永久磁石の極間
ピッチの2ピッチ(電気角90°)に相応する位相差を
設定することにより、一方の電機子コイルが2相通電で
あれば他方の電機子コイルは3相通電となり、かつ可動
子の走行に合わせて各列の電機子コイルが2相通電と3
相通電とを交互に繰り返すよう通電制御される。したが
って、可動子にはその全走行域で同時に2相通電による
推力と3相通電による推力の合成推力が作用し、これに
より可動子の走行に伴う推力の脈動分が減ってほぼ均一
な推力が発生する。
なお、前記した整流子片、配電ブラシの配列条件により
、双方の間に多少の取付誤差があっても同じ整流子片に
同時に土掻と一極の配電ブラシが接触して電源短絡を引
き起すことがなくなる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、各実施例において第8図ないし第10図に対応す
る同一部材には同し符号が付しである。
実施例1: 第1図は電機子コイル給電回路の模式展開図、第2図、
第3図は可動子の移動に伴う電機子コイルの通電、およ
び発生推力の推移を表す図である。
まず第1図において、可動子3に一列に並べて搭載した
4個の界磁永久磁石5の極間ピッチτ。
(電気角180°)を基準に、固定子1側の走行経路に
沿って配列した電機子コイル4の各コイル(Uo、 L
、Vo、 V+、WO+ L) (D’:1イ)Ltヒ
ッf”F:電気角出力で240′に定めるとともに、各
電機子コイルから引出した整流子片9を一列に並べて配
列し、かつ整流子片9の1個の長さ寸法が電気角で12
0°以上から180゛以下の範囲として例えば144°
に設定されている。
一方、整流子片9の列に対向して可動子3に搭載した配
電ブラシ11は、土掻、−極をそれぞれ2個一組とした
合計4個のプラン(符号A+、Az、B+。
B2で示す)からなり、かつ各ブラシ間のピンチを界磁
永久磁石5の極間ピッチτrに合わせて電気角で180
゛に定めた上で、図示のように±極と極のブラシが交互
に並ぶように配列されている。
かかる構成で、可動子3が図示位置、つまり配電ブラシ
A、がコイルU、に対応する整流子片9の中心に接触し
ている位置を移動距離の基準点とすると、この位置では
+極側の配電ブラシA、がコイルυ1より引出した整流
子片に接触し、−極側の配電ブラシBI+ Bzがそれ
ぞれコイル−0,v、より引出した整流子片に接触して
いる。したがってコイルUを流れる電流は+11、コイ
ル屓。+ VOを流れる電流は一’A r−であり、こ
の状態で3相通電となる。
そして、電機子コイル4の通電で作る磁界と界磁永久磁
石5のN極、S極との間に働<NMi力により、可動子
3が右方向に推進力を受けて移動することになる。
一方、図示位置を基準として可動子3が右方向−1電気
角で12°だけ移動すると、−極側のブラシB、がコイ
ル−0の整流子片より離脱し、電流はコイルU、とν。
を直列に流れて2相通電に切り替わる。
なお、この状態への切り替わり過程でコイルへの通電が
途切れることはない。また、仮にブランBの取付は位置
に多少の誤差(電気角で12°の範囲内)があっても、
ブラシB2がコイルν。の整流子片に接触しているので
コイル通電が途切れるおそれはない、続いて、前記の2
相通電位置から可動子3が右方向へさらに電気角で48
°だけ走行移動すると、土掻側のブラシA!がコイル−
0の整流子片に接触し、ブラシ^、を含めてコイルII
、、 W。に流れる電流が+%1..コイルV、に流れ
る電流が一■、となり、再び3相通電に戻る。なお、前
記の位置から次にブラシB+がコイルU、の整流子片に
接触するまでには電気角で60°の余裕間隙があるので
、同時に土掻側のブラシA、と一極側のブラシB1が同
じ整流子片に接触して電源短絡を引き起こすおそれはな
い。以下同様な通電制御が繰り返し行われ、第2図で表
すように可動子3の移動に伴って3相通電と2相通電状
態とが交互に出現するようになる。
また、前記の通電制御に伴う発生推力は第3図で表すよ
うに推移する。すなわち、2相通電、3相通電による推
力ピーク値は1コイルのみ単独通電した場合の■−倍、
3/2倍となる。したがって、その推力分布は図示のよ
うに2相通電と3相通電による個々の発生推力を包絡し
た太線で表す波形となり、第12図で表した推力分布と
比べて推力の平均値が増加してそれだけ大きな駆動力が
得られる。
実施例2: 第4図ないし第7図は先記した実施例1をさらに発展さ
せた実施例を示すものであり、第4図。
第5図はリニア直流モータの構造を示す断面図、第6図
は電機子コイルの給電回路を示す模式展開図、第7図は
推力分布図である。
まず、第4図、第5図によりリニア直流モータの構造を
説明する。可動子3の組立体は実施例1と殆ど同様でり
、移動台車8には4個の界磁永久磁石5(極間ピッチτ
p=180°)が搭載されている。一方、固定子側レー
ルケース2の内部には、前記可動子3を挟んでその左右
両側に振り分けて2列のtm子コイル41(それぞれの
コイルをuo、 V、、 wo、 u+、 vl+ W
aテ示す)、および4■(それぞれのコイルをu、’ 
、 v、  、−0、U。
シ1゜、賀、゛ で示す)が走行経路に沿いバックプレ
ート6と一緒に組合わせて配備されている。さらに、プ
リント配線板7の天井部には各電機子コイル41.41
1に対応して各tm子コイルに接続した整流子片9I、
91が2列に分けて給電レール10とともに並置形成さ
れており、かつ各列の整流子片91,911および給電
レール10に対向して摺動し合う配電ブラシ111,1
11[、および給電ブラシ12が可動子3に搭載して界
磁永久磁石5の上面に配備されている。
ここで、前記2列の電機子コイル4Iと4■とは可動子
3の移動経路に沿って相対位置をずらして配置されてお
り、その相互間には界磁永久磁石5の極間ピッチτ、の
%ピッチに相当する位相差(電気角で90゛)が設定さ
れている。一方、配電ブラシIII、111[は実施例
1と同様に配列ピッチを界磁永久磁石5の極間ピッチτ
、に合わせて+極、−極が交互に並ぶ4個のブラシA+
、B+、At。
Bo、およびA+’  、 B+’ 、 At’  、
 Bt’ からなり、かつ配電ブラシ111,11■の
間で+極、−極のブラシが同軸上に並んでいる。なお電
機子コイル414■についてのコイル間ピンチは実施例
1と同様に電気角で240°に設定され、また各整流子
片91.911の長さ寸法は電気角で150゛に定めで
ある。
次に第6図により電機子コイル41.4I[に対する給
電動作を説明する。まず図示状態で電機子コイル4Iに
対応する配電ブラシA1がコイルUIの中心に一致して
いる位置を原点(移動距離の電気角0’ )とする、こ
の位置では土掻側の配電ブラシA1はコイルU1の整流
子片に接触し、−極側のブランB、、 B、がコイルW
o、V6の整流子片に接触しており、これによりコイル
U1には電流1.が、コイル脅。、ν。にはt流−z■
、が流れて3相通電となっている。また、この状態で各
ブラシ位置を電気角で表すと、ブラシ^1はコイルU1
に対して0゜ブラシB、はコイル賀。に対して、−60
゜、ブラシA2はコイルF0に対して一120゜、B、
はコイルν。に対して一60°となっている。
一方、電機子コイル4■に対しては、土掻側のプラノA
2“ がコイルν。′ の整流子片に接触し、極側のブ
ラシB+’ がコイル−0° の整流子片に接触してお
り、これによりコイルVe’ には電流I、が、コイル
−〇′ には電流−■、が流れて2相通電となっている
。また、各ブラシの位置を電気角で表すと、ブラシA1
′  はコイルU、″ に対して−90゜ブラシB1°
 はコイル−0° に対して一30゜、ブラシA2° 
はコイルv0° に対して+30°となっている。なお
、整流子片91.9I[の長さ寸法は電気角で150゛
であり、各コイルの中心から前後に+75°分だけ伸び
ている。したがって各ブラシはコイル中心から75°以
下の位置にあればブラシと整流子片とは接触状態にある
ここで、可動子3が右方向へ電気角で15°移動すると
、電機子コイル41に対してブラシB、がコイル−0の
整流子片から離脱し、電機子コイルはコイルU+、 V
oを直列に流れる2相通電状態に切り替わる。これに対
して電機子コイル4■側では、土掻のブランA、″ が
コイルUl°  の整流子片に接触するようになるので
、電流はコイルv0゛  とUI′  に十′A1.、
コイル−0゛に−1,が流れる3相通電状態に切り替わ
る。さらにこの状態から可動子3が右方向へ30°移動
すると、再び電機子コイル4Iが3相通電、電機子コイ
ル4■が2相通電に切り替わる。以下、可動子3が30
°ずつ移動するごとに上記の通電状態を繰り返す。
したがって、tIR子コイル41.4I[と可動子3と
の間で個々に発生する推力分布は、それぞれ第7図(a
)、(b)のように2相通電と3相通電による推力を包
絡した太線で表される。一方、可動子3は左右2列のt
Ml子コイル4Iと4■より同時に推力を受けるので、
トータル的に可動子3に作用する推力は(alと(bl
の推力分布を合算した第7図(C)の合成推力分布の包
絡線となる。
ところで、第7図(C)に示した合成推力分布は(a)
ら)図に示した電機子コイル41.4nの個々の推力分
布と比べ脈動分が少なく、可動子3の移動位置に関係な
くほぼ均一な推力を与える。ちなみに推力変動率を計算
したところによれば、第7図(a)。
(b)では推力変動率が約20%であるのに対しくC1
図で約3%である。また、その推力ピーク値はlコイル
のみ給電しただ場合の約1.6倍となる。これにより、
可動子3の走行が滑らかになるとともに、その駆動力も
増大する。
さらに、第8図、第9図に示した従来構造では、可動子
3に搭載した界磁永久磁石5と固定子1例のバックプレ
ート6との間に働く上下方向の磁気吸引力が大きいと、
この磁気吸引力が可動子3の走行時にレールケース2の
ガイド突起2aと移動台車8のガイド溝8aとの間の摩
擦抵抗を高めるように働いて推力を低下させる。これに
対して、この実施例のように電機子コイル41.4nと
組合わせたバックプレート6を可動子3の左右両側に配
した構造によれば、界磁永久磁石5とバックプレート6
との間に働く磁気吸引力が左右方向で相殺し合って可動
子3の走行に影響しない。したがって界磁永久磁石の磁
束密度を高めれば、それに比例して可動子の推力が高ま
ることになる。
〔発明の効果〕
本発明による可動界磁形直流リニアモータは、以上説明
したように構成されているので、次記の効果を奏する。
(1)可動子の移動に伴い、可動子と対向位置する固定
子側の電機子コイルが2相通電、3相通電を交互に繰り
返すように通電制御され、これにより従来の3相単独の
通電方式に比べて発生推力を増大することができる。
(2)特に、可動子を挟んでその左右両側に2列の電機
子コイルを配備し、かつ各列の電機子コイルの相互間に
界磁永久磁石の極間ピッチを基準にその2ピッチの位相
差を設定した構成により、可動子の全走行域で推力の脈
動を軽減することができ、これにより可動子の走行が円
滑となる。
(3)、また、整流子片、配電ブラシの配置に関して多
少の組立誤差があっても、各電機子コイルより引出した
整流子片と配電ブラシとの間で電源短絡を引き起こした
り、電機子コイルへの通電が途切れると言ったトラブル
を防ぐことができ、それだけ信転性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例1を、第4図ない
し第7図は実施例2を示すものであり、第1図は電機子
コイル給電回路の模式展開図、第2図、第3図はそれぞ
れ第1図に対応する電機子面図、横断面図、第6図は電
機子コイル給電回路の模式展開図、第7図は推力分布図
、第8図、第9図は従来における可動界磁形リニア直流
モータの構造を示す縦断面図、およびその側断面図、第
10図は従来における電機子コイル給電回路の模式展開
図、第11図、第12図はそれぞれ第10図に対応する
電機子コイルの通電、および推力の推移を表す図である
。図において、 1:固定子、2:レールケース、3:可動子、4.4I
、4I[:電機子コイル、5:界磁永久磁石、9.91
.911:整流子片、10:給電レール、11、11+
 、 IIII :配電ブラシ、12:集電ブラシ、第
1図 第10図 ]U 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)可動子の移動経路に沿って配列した固定子の電機子
    コイルと、前記電機子コイルに空隙を隔てて対向する界
    磁永久磁石を搭載した可動子とを組合せた可動界磁形リ
    ニア直流モータであり、各電機子コイルに整流子片を接
    続して配列し、該整流子片列に対向する配電ブラシを可
    動子に搭載して電機子コイルを通電制御するものにおい
    て、界磁永久磁石の極間ピッチを基準に、電機子コイル
    のコイルピッチを電気角で240゜、かつ電気子コイル
    に接続した整流子片の1個の長さ寸法を電気角で120
    ゜以上から180゜以下の範囲に設定して各整流子片を
    一列に配列するとともに、配電ブラシを界磁永久磁石の
    極間ピッチと同ピッチで+極、−極が交互に並ぶ4個の
    ブラシで構成したことを特徴とする可動界磁形リニア直
    流モータ。 2)請求項1に記載のリニア直流モータにおいて、固定
    子の電機子コイルが可動子を挟んでその左右両側に配列
    した2列の電機子コイルからなり、かつ各列の電機機子
    コイルの相互間には界磁永久磁石の極間ピッチを基準に
    その1/2ピッチの位相差を設定したことを特徴とする
    可動界磁形リニア直流モータ。
JP3802490A 1989-10-14 1990-02-19 可動界磁形リニア直流モータ Pending JPH03207257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11340515B2 (en) 2018-06-08 2022-05-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Linear motor, and lens barrel and imaging device equipped with same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11340515B2 (en) 2018-06-08 2022-05-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Linear motor, and lens barrel and imaging device equipped with same

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