JPH03206992A - Ｘ線ｃｔ用検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、Ｘ線ＣＴ装置に用いられ被写体を透過したＸ
線を検出して被写体の断層像を得るための映像信号を出
力するＸＩｉＣ　Ｔ用検出器に関する。

（従来の技術） 従来、この種のＸｌｉＣＴ用検出器として、例えば第３
図に示すようなものがある。図におち）てこの検出器１
００は、入射Ｘ線量に応じて可視光を発する複数のシン
チレータ素子１０１と、各シンチレータ素子間を光学的
に遮断する金属薄板等から成るセパレータ１０２とが交
互に配列されて接合され、シンチレータ素子１０１の可
視光出射面１０１ａには、光電変換手段としてのフォト
ダイオード１０３が透明な接着剤１０４により接着され
ている。フォトダイオード１０３は１枚の半導体基板上
に複数のフォトダイオード素子が形威されており、ガラ
ス基板エポキシ樹脂系等の基板１０５に取付けられてい
る。そして、シンチレータ素子１０１とフォトダイオー
ド１０３の各チャンネルが一致するように接着されてい
る。

上記検出器１００が設けられたＸ線ＣＴ装置により被写
体の撮影を行う際には、被写体にＸ線が照射され、被写
体を透過したＸ線が図中矢印ａ方向にシンチレータ素子
１０１に入射し、それによりシンチレータ素子１０１で
発生した可視光が、このシンチレー夕素子１０１に対応
するフォトダイオード１０３のフォトダイオード素子に
入射する。フォトダイオード］０３はチャンネル毎に得
られた映像信号としての電気信号をＸＩＩＣＴ装置の情
報処理部に送り、情報処理部ではこの映像信号に信号処
理等の前処理を施した後、画像を再構成する。そして、
この再構成画像を内容とする画像信号を情報処理部から
ＣＲＴ等のディスプレイに送り、ディスプレイの画面上
に被写体の所定断面の断層像か表示される。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上記した従来技術の場合には、第３図に示
すように、シンチレータ素子１０１Ａ内のｂ点やＣ点で
発生した光が直接あるいはセパレータ３で反射してから
接着剤１０４を透過して、隣接するチャンネルのフォト
ダイオード素子１０３Ｂに入射することがあった。そし
て、このようなチャンネル間の光のクロストークが生じ
ると、フォトダイオード１０３から出力されるデータが
なまり、その結果Ｘ線ＣＴ装置に画像を表示する際のＳ
／Ｎ比や解像度が低下し、表示画像の画質が低下すると
いう問題があった。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、チャンネル間の
光のクロストークを防止して出力データのなまりを低減
し、Ｘ＠ＣＴ装置に適用して画像を表示する際には、Ｓ
／Ｎ比、解像度を向上させて、表示画像の画質低下を防
止することができるＸ線ＣＴ用検出器を提供することに
ある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 上記目的を達或するために、本発明にあっては、入射Ｘ
線量に応じて可視光を発する複数のシンチレータ素子と
各シンチレータ素子間を光学的に遮断するセパレー夕と
が交互に配列されて接合され、該シンチレータ素子の可
視光出射而に光電変換手段が接着剤により接着され、該
光電変換手段が基板に取付けられて成るＸ線ＣＴ用検出
器において、前記基板に複数の凹部と凸部が交互に設け
られ、各凹部内にそれれぞれ各シンチレータ素子に対応
する１個の光電変換手段が取付けられるとともに、各シ
ンチレータ素子を挾むセパレー夕が該シンチレータ素子
に対応する光電変換手段を挾む凸部にそれぞれ当接して
成ることを特徴とする。

（作用） 上記構或を有する本発明のＸ線ＣＴ用検出器においては
、各シンチレータ素子に対応する光電変換手段か個別に
基板の各凹部内に取付けられており、各シンチレータ素
子を挾むセパレータがこのシンチレータ素子に対応する
光電変換手段を挾む凸部にそれぞれ当接Ｉ５ているので
、各シンチレータ素子及びこれに対応する光電変換手段
は、隣接するシンチレータ素子から発する光に対して基
板の凸部及びセパレータにより隙間なく遮断されている
。

従って、各シンチレータ素子で発生した光が隣接するチ
ャンネルの光電変換手段に入射することはなく、チャン
ネル間の光のクロストークが防止される。

（実施例） 以下に、本発明の実施例を図に基いて説明する。第１図
は本発明の一実施例のＸ線ＣＴ用検出器の構或を示す縦
断面図である。

図においてこのＸ線ＣＴ用検出器１は、概略入射Ｘ線量
に応じて可視光を発する複数のシンチレータ素子２と、
各シンチレータ素子間を光学的に遮断する金属薄板等か
ら成るセパレータ３とが交互に配列されて接合され、各
シンチレータ素子２の可視光出射面２ａに、光電変換手
段としてのシングルフォトダイオード４が透明な接着剤
５により接着されている。各フォトダイオード４は、シ
ンチレータ素子２とほぼ同じ幅の１枚の半導体基板上に
１個のフォトダイオード素子が形成されており、ガラス
基材エポキシ樹脂系等の絶縁基板６に取付けられている
。

基板６にはシンチレータ素子２とほぼ同し幅の溝に形成
された凹部６ａと、セパレータ３とほぼ同じ幅（約１５
０μｍ）の実状に形成された凸部６ｂが交互に複数個設
けられており、各凹部６ａ内に１個のフォトダイオード
４が埋込まれて取付けられるとともに、このフォトダイ
オード４に接着されたシンチレータ素子２を挾むセパレ
ータ３が、このフォトダイオード４を挾む凸部６ｂにそ
れぞれ当接している。そして、各シンチレータ素子２と
これに対応するフォトダイオード４とから各チャンネル
の検出素子７が構成されている。

上記Ｘ線ＣＴ用検出器１を適用したＸ線ＣＴ装置におい
て被写体の撮影を行う際には、第２図に示すように、Ｘ
線管１０により被写体ＰにＸ線を照射し、被写体Ｐを透
過したＸ線が検出器１に入射する。このとき検出器１て
はＸ線が第１図中矢印ａ方向にシンチレータ素子２に入
射し、Ｘ線が入射したシンチレータ素子２はこのＸ線量
に応じた可視光を対応するフォトダイオード４に出射し
、可視光が入射したフォトダイオード４から映像信号と
しての電気信号が情報処理部１１に出力される。

情報処理部１１では、前処理部１２により映像信号に信
号処理等の前処理を施し、画像再構威部１３により画像
を再構或する。そして、この再構成画像を内容とする画
像信号がＣＲＴ等のディスプレイ１４に送られ、ディス
プレイ１４の画面上に被写体Ｐの所定断面の断層像が表
示される。

本実施例の検出器１においては、各チャンネルの検出素
子７は隣接するチャンネルの検出素子７に対して、基板
の凸部６ｂ及びセパレータ３により光学的に隙間なく遮
断されている。例えば第１図に示すように、シンチレー
タ素子２Ａ内のｂ点やＣ点で発生した光は、直接あるい
はセパレータ３で反射して接着剤５を透過するが、基板
の凸部６ｂで遮断されるので、この透過光が隣接するチ
ャンネルのフォトダイオード４Ｂに入射することはない
。

従って、チャンネル間の光のクロストークか防止され、
フォトダイオード４の出力データのなまりか低減される
ので、Ｘ線ＣＴ装置におけるＳ／Ｎ比、角（４像度が向
上し、表示画像の画質低下を防止することができる。

［発明の効果］ 本発明のＸｌｉＣＴ用検出器は以上の構成及び作用を有
するもので、チャンネル間の光のクロストークか防止さ
れるので、出力データのなまりが低減され、Ｘ線ＣＴ装
置に適用して画像を表示する際には、Ｓ／Ｎ比、解像度
を向上させて、表示画像の画質低下を防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＸ線ＣＴ用検出器の構成を
示す縦断面図、第２図は同実施例のＸ線ＣＴ用検出器を
適用したＸ線ＣＴ装置の電気的構成を示す説明図、第３
図は従来例のＸ線ＣＴ用検出器の構成を示す縦断面図で
ある。 １・・・Ｘ線ＣＴ用検出器 ２・・・シンチレータ ２ａ・・・可視光出射面 ３・・・セパレータ ４・・・フォトダイオー ５・・・接着剤 ６・・基板 ６ａ・・・凹部 ６ｂ・・・凸部 ７・・・検出素子 ド （光電変換手段）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 入射Ｘ線量に応じて可視光を発する複数のシンチレータ
   素子と各シンチレータ素子間を光学的に遮断するセパレ
   ータとが交互に配列されて接合され、該シンチレータ素
   子の可視光出射面に光電変換手段が接着剤により接着さ
   れ、該光電変換手段が基板に取付けられて成るＸ線ＣＴ
   用検出器において、 前記基板に複数の凹部と凸部が交互に設けられ、各凹部
   内にそれれぞれ各シンチレータ素子に対応する１個の光
   電変換手段が取付けられるとともに、各シンチレータ素
   子を挾むセパレータが該シンチレータ素子に対応する光
   電変換手段を挾む凸部にそれぞれ当接して成ることを特
   徴とするＸ線ＣＴ用検出器。