JPH03205163A - サーマルプリントヘッド - Google Patents
サーマルプリントヘッドInfo
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- JPH03205163A JPH03205163A JP4146890A JP4146890A JPH03205163A JP H03205163 A JPH03205163 A JP H03205163A JP 4146890 A JP4146890 A JP 4146890A JP 4146890 A JP4146890 A JP 4146890A JP H03205163 A JPH03205163 A JP H03205163A
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はファクシミリやプリンタなどに用いられる熱転
写印字用サーマルプリントヘッドに関するものである. (従来の技術) 熱転写印字装置では転写媒体と被転写媒体を重ねてプラ
テンローラでサーマルプリントヘッド上に押しつけ、熱
転写を行なう。
写印字用サーマルプリントヘッドに関するものである. (従来の技術) 熱転写印字装置では転写媒体と被転写媒体を重ねてプラ
テンローラでサーマルプリントヘッド上に押しつけ、熱
転写を行なう。
第5図は一般的な熱転写印字装置を表わしたものである
.2はサーマルプリントヘッドであり、その一主表面上
に発熱体が形威されて紙面垂直方向に配列されている。
.2はサーマルプリントヘッドであり、その一主表面上
に発熱体が形威されて紙面垂直方向に配列されている。
4はプラテンローラであり,転写媒体6と被転写媒体8
が重ねられてプラテンローラ4によりサーマルプリント
ヘッド2の発熱体上に押しつけられて転写が行なわれる
。印字後の転写媒体6と被転写媒体8は矢印方向に送ら
れ.転写媒体6はガイドlOを経て巻取り部12に巻か
取られていく。
が重ねられてプラテンローラ4によりサーマルプリント
ヘッド2の発熱体上に押しつけられて転写が行なわれる
。印字後の転写媒体6と被転写媒体8は矢印方向に送ら
れ.転写媒体6はガイドlOを経て巻取り部12に巻か
取られていく。
サーマルプリントヘッド部分を第6図に拡大して示す.
発熱体14がサーマルプリントヘッド2の基板の表面で
一端部2aに沿って配列されており、その端部2a側の
表面には全ての発熱体工4に共通に接続されて通電用電
源を供給する共通電極が形威されており、発熱体14の
配列に関し端部2aと反対側の表面には各発熱体14を
個別に選択する選択電極が配列されている. 第7図は発熱体14、共通電極工6及び選択電極1.8
を略線図として表わしたものである。転写媒体6と被転
写媒体8は第7図では矢印の方向に送られていく。
発熱体14がサーマルプリントヘッド2の基板の表面で
一端部2aに沿って配列されており、その端部2a側の
表面には全ての発熱体工4に共通に接続されて通電用電
源を供給する共通電極が形威されており、発熱体14の
配列に関し端部2aと反対側の表面には各発熱体14を
個別に選択する選択電極が配列されている. 第7図は発熱体14、共通電極工6及び選択電極1.8
を略線図として表わしたものである。転写媒体6と被転
写媒体8は第7図では矢印の方向に送られていく。
共通電極の幅(第6図では22)はA4サイズやB4サ
イズのサーマルプリントヘッドでは2.5〜3 m m
になる。共通電極をAgペーストなどで補強したとして
も共通電極の幅は2mm以上が必要である。プラテンロ
ーラ4によって転写媒体6と被転写媒体8をサーマルプ
リントヘッド2に押しつけると、排紙側の押しっけIl
l(発熱体l4の中心から端部2a側で押しつけられて
いる幅k1)は通常1mm程度である。したがって、印
字後、直ちに転写媒体6を被転写媒体8から剥離させた
としても,印字後少なくとも1mmは転写媒体6と被転
写媒体8が密着した状態になる。
イズのサーマルプリントヘッドでは2.5〜3 m m
になる。共通電極をAgペーストなどで補強したとして
も共通電極の幅は2mm以上が必要である。プラテンロ
ーラ4によって転写媒体6と被転写媒体8をサーマルプ
リントヘッド2に押しつけると、排紙側の押しっけIl
l(発熱体l4の中心から端部2a側で押しつけられて
いる幅k1)は通常1mm程度である。したがって、印
字後、直ちに転写媒体6を被転写媒体8から剥離させた
としても,印字後少なくとも1mmは転写媒体6と被転
写媒体8が密着した状態になる。
第8図に発熱体付近を拡大して示す。転写媒体6はベー
ス6a上にインク層6bが形成されたものである。イン
ク層6b上に被転写媒体8を重ね、プラテンローラ4に
よってベース6a側が発熱体14側になるようにしてサ
ーマルプリントヘッド2に押しつけ、印字を行なうと、
転写媒体6の加熱された部分のインク層が溶融し、その
溶融部分6cが被転写媒体8に転写される。
ス6a上にインク層6bが形成されたものである。イン
ク層6b上に被転写媒体8を重ね、プラテンローラ4に
よってベース6a側が発熱体14側になるようにしてサ
ーマルプリントヘッド2に押しつけ、印字を行なうと、
転写媒体6の加熱された部分のインク層が溶融し、その
溶融部分6cが被転写媒体8に転写される。
(発明が解決しようとする課題)
印字後直ちに転写媒体6を被転写媒体8がら剥離しても
,少なくとも1mm程度は転写媒体6と被転写媒体8が
密着状態にあり、加熱により溶融したインク層部分6c
がその間に冷却されて固まってしまうことがある。イン
ク層部分6cが固まるとベース6aとの密着がよくなり
,ベース6aへの再付着が起こる。その結果、転写媒体
6を被転写媒体8から剥離したときに、印字すべき部分
のインク層がベース6aから剥離せずに被転写媒体8か
ら剥離して、その部分のインク層がベース6aに残り、
転写効率が悪くなる。転写媒体6を被転写媒体8から剥
離する際、印字すべき部分のインク層6cとベース6a
との界面6dでの付着強度をF2とし、その部分のイン
ク層6cと被転写媒体8との界面6eでの付着強度をF
1とすれば,剥離前にインク層部分6cが固まることに
ょって付着強度F2がF1よりも大きくなれば、そのイ
ンク層部分6cがベース6aに残ってしまう。
,少なくとも1mm程度は転写媒体6と被転写媒体8が
密着状態にあり、加熱により溶融したインク層部分6c
がその間に冷却されて固まってしまうことがある。イン
ク層部分6cが固まるとベース6aとの密着がよくなり
,ベース6aへの再付着が起こる。その結果、転写媒体
6を被転写媒体8から剥離したときに、印字すべき部分
のインク層がベース6aから剥離せずに被転写媒体8か
ら剥離して、その部分のインク層がベース6aに残り、
転写効率が悪くなる。転写媒体6を被転写媒体8から剥
離する際、印字すべき部分のインク層6cとベース6a
との界面6dでの付着強度をF2とし、その部分のイン
ク層6cと被転写媒体8との界面6eでの付着強度をF
1とすれば,剥離前にインク層部分6cが固まることに
ょって付着強度F2がF1よりも大きくなれば、そのイ
ンク層部分6cがベース6aに残ってしまう。
本発明は熱転写印字用サーマルプリントヘッドにおいて
,転写効率を高めることを目的とするものである. (課題を解決するための手段) 本発明のサーマルプリントヘッドでは,基板表面で発熱
体配列より排紙側に溝又は凸部が形成されている。
,転写効率を高めることを目的とするものである. (課題を解決するための手段) 本発明のサーマルプリントヘッドでは,基板表面で発熱
体配列より排紙側に溝又は凸部が形成されている。
(作用)
印字を行なうときは,発熱体で転写媒体が加熱されてイ
ンクが溶融し、被転写紙と転写紙が合わさった状態で基
板上を走行する.発熱体配列より排紙側に溝が設けられ
ているときは,この溝により転写媒体から基板への放熱
が減少する。発熱体配列より徘紙側に凸部が設けられて
いるときは、発熱体配列とこの凸部の間ではプラテンロ
ーラと基板表面との間に隙間ができ、この隙間のある領
域を転写媒体と被転写媒体が重なった状態で走行するこ
とになり、転写媒体から基板側への放熱が減少する。こ
のように,転写媒体から基板側への放熱が減少する結果
、転写媒体のベース側の温度が高いまま搬送され,被転
写媒体が転写媒体から剥離される時点において、印字す
べき部分のインク層にはベース側で高く、被転写媒体側
で低くなる温度勾配がつく。インク層は温度が高いほど
柔らかいので、被転写媒体とインク層の間の付着強度の
方がインク層とベース間の付着強度より強くなり、イン
クが被転写媒体に転写して転写効率が高くなる。
ンクが溶融し、被転写紙と転写紙が合わさった状態で基
板上を走行する.発熱体配列より排紙側に溝が設けられ
ているときは,この溝により転写媒体から基板への放熱
が減少する。発熱体配列より徘紙側に凸部が設けられて
いるときは、発熱体配列とこの凸部の間ではプラテンロ
ーラと基板表面との間に隙間ができ、この隙間のある領
域を転写媒体と被転写媒体が重なった状態で走行するこ
とになり、転写媒体から基板側への放熱が減少する。こ
のように,転写媒体から基板側への放熱が減少する結果
、転写媒体のベース側の温度が高いまま搬送され,被転
写媒体が転写媒体から剥離される時点において、印字す
べき部分のインク層にはベース側で高く、被転写媒体側
で低くなる温度勾配がつく。インク層は温度が高いほど
柔らかいので、被転写媒体とインク層の間の付着強度の
方がインク層とベース間の付着強度より強くなり、イン
クが被転写媒体に転写して転写効率が高くなる。
(実施例)
第1図は一実施例のサーマルプリントヘッドを用いた熱
転写印字装置を示す概略断面図である。
転写印字装置を示す概略断面図である。
第1図において、サーマルプリントヘッドの基板20上
に発熱体22aが形威されており,発熱体22aは図で
紙面垂直方向に列状に配列されて形成されている。発熱
体配列よりも排紙側(図では左側)には発熱体配列に接
近して溝32が複数個形成されている.転写媒体6と被
転写媒体8は重ね合わされてプラテンローラ4により発
熱体22a上に押しつけられ、矢印方向に移動しながら
転写印字がなされていく.転写媒体6と被転写媒体8は
印字後も重ね合わされた状態で基板2o上に接触しなが
ら移動していく。
に発熱体22aが形威されており,発熱体22aは図で
紙面垂直方向に列状に配列されて形成されている。発熱
体配列よりも排紙側(図では左側)には発熱体配列に接
近して溝32が複数個形成されている.転写媒体6と被
転写媒体8は重ね合わされてプラテンローラ4により発
熱体22a上に押しつけられ、矢印方向に移動しながら
転写印字がなされていく.転写媒体6と被転写媒体8は
印字後も重ね合わされた状態で基板2o上に接触しなが
ら移動していく。
サーマルプリントヘッドの拡大断面を第2図に示す。
基板20は厚さが約0.6mmのアルミナセラミック基
板の表面を厚さが約5oμmのガラス質のグレーズ層で
被ったものを用いる。基板2oには抵抗体膜や電極膜な
どの威膜工程前に予め溝32が形成されている。各溝3
2の幅は400〜500μm程度であり、発熱体配列に
沿い,発熱体配列に接近して形成されている。発熱体配
列から基板の端部までの距離は3mm以内であり、その
領域に溝32が複数本形成されている。
板の表面を厚さが約5oμmのガラス質のグレーズ層で
被ったものを用いる。基板2oには抵抗体膜や電極膜な
どの威膜工程前に予め溝32が形成されている。各溝3
2の幅は400〜500μm程度であり、発熱体配列に
沿い,発熱体配列に接近して形成されている。発熱体配
列から基板の端部までの距離は3mm以内であり、その
領域に溝32が複数本形成されている。
基板20上には抵抗体膜が形成され,その上に電極膜が
形成された後、写真製版とエッチングによってパターン
化されで抵抗体22と電極24,26が形成されている
。抵抗体22のうち両電極24.26間で露出した部分
22aが発熱体とな?。電t424は各発熱体22aを
個別に選択するための選択電極であり,電極26は発熱
体22aに通電用電源を供給する共通電極である。抵抗
体22としては例えば厚さが約3000λのTa −S
iO■を用い、電極24.26としては厚さが約1μm
のAn−Si(シリコンを1%程度含むアルミニウム膜
)又は厚さが約500入のNiCr膜上に厚さが約90
00入のAu膜を積層したものを用いる。30は共通電
極の電流容量を大きくするための補強用電極膜であり,
例えば共通電極26がNiCr−Au膜のときは金や銅
などをメッキ法などにより厚く形成したものを用い、共
通電極26がA12−Si膜のときはAgペーストを用
いる。抵抗体22と電極26は溝32内にも形成され、
補強用電極30は溝32の領域よりも排紙側に形成され
ている。
形成された後、写真製版とエッチングによってパターン
化されで抵抗体22と電極24,26が形成されている
。抵抗体22のうち両電極24.26間で露出した部分
22aが発熱体とな?。電t424は各発熱体22aを
個別に選択するための選択電極であり,電極26は発熱
体22aに通電用電源を供給する共通電極である。抵抗
体22としては例えば厚さが約3000λのTa −S
iO■を用い、電極24.26としては厚さが約1μm
のAn−Si(シリコンを1%程度含むアルミニウム膜
)又は厚さが約500入のNiCr膜上に厚さが約90
00入のAu膜を積層したものを用いる。30は共通電
極の電流容量を大きくするための補強用電極膜であり,
例えば共通電極26がNiCr−Au膜のときは金や銅
などをメッキ法などにより厚く形成したものを用い、共
通電極26がA12−Si膜のときはAgペーストを用
いる。抵抗体22と電極26は溝32内にも形成され、
補強用電極30は溝32の領域よりも排紙側に形成され
ている。
28は保護膜であり、発熱体22aとそれにつながる電
極24.26上を被っている。ただし、保護膜28は選
択電極24のボンディングパッド部分と,共通電極26
の補強用電極膜3oが形成される領域及びボンディング
パッド部分には形威されない。保護膜28としては例え
ば厚さが約1.8μmのシリコン窒化膜を用いる。
極24.26上を被っている。ただし、保護膜28は選
択電極24のボンディングパッド部分と,共通電極26
の補強用電極膜3oが形成される領域及びボンディング
パッド部分には形威されない。保護膜28としては例え
ば厚さが約1.8μmのシリコン窒化膜を用いる。
第3図は他の実施例を表わす。
基板20、発熱体22a、電極24.26及び保護膜2
8は第2図のものと同じ構造をしている。
8は第2図のものと同じ構造をしている。
34は溝であり、溝34内には抵抗体や電極は形成され
ていない。また、補強用電極30は溝34が形威されて
いる領域よりも排紙側に形威されている。これらの溝3
4は戊膜工程完了後に形成されたものである。
ていない。また、補強用電極30は溝34が形威されて
いる領域よりも排紙側に形威されている。これらの溝3
4は戊膜工程完了後に形成されたものである。
第2図の実施例のサーマルプリントヘッドを製造すると
きは、基板20に予め溝32を形成しておき、その後従
来と同じ薄膜プロセスによってサーマルヘッドを形成す
る。第3図のサーマルプリントヘッドは、従来と同じ薄
膜プロセスで成膜した後、溝34を形成する。溝32.
34を形成するには、例えばダイヤモンドグラインダを
使用する。
きは、基板20に予め溝32を形成しておき、その後従
来と同じ薄膜プロセスによってサーマルヘッドを形成す
る。第3図のサーマルプリントヘッドは、従来と同じ薄
膜プロセスで成膜した後、溝34を形成する。溝32.
34を形成するには、例えばダイヤモンドグラインダを
使用する。
第4図はさらに他の実施例を表わす。
ガラス質のグレーズ層で被われたセラミック基板にてな
る基板20上に発熱体22aが紙面垂直方向に沿って配
列されて形威されている。発熱体22aの配列の排紙側
(図では左側)にはグレーズ層20aが紙面垂直方向に
伸びる凸条に形成されている。基板20のセラミック基
板は例えば厚さが約0.6mmのものであり、その表面
を被うグレーズ層は厚さが約50μmであり、凸楽の部
分グレーズ層20aは約100μmの高さに形成されて
いる。発熱体22aは例えば厚さが約3000入のTa
−Sing膜により形成され,その電極は厚さが約1μ
mで、シリコンを僅かに含んだアルミニウム膜により形
成されている。発熱体22a上の保護膜などの図示は省
略されている。
る基板20上に発熱体22aが紙面垂直方向に沿って配
列されて形威されている。発熱体22aの配列の排紙側
(図では左側)にはグレーズ層20aが紙面垂直方向に
伸びる凸条に形成されている。基板20のセラミック基
板は例えば厚さが約0.6mmのものであり、その表面
を被うグレーズ層は厚さが約50μmであり、凸楽の部
分グレーズ層20aは約100μmの高さに形成されて
いる。発熱体22aは例えば厚さが約3000入のTa
−Sing膜により形成され,その電極は厚さが約1μ
mで、シリコンを僅かに含んだアルミニウム膜により形
成されている。発熱体22a上の保護膜などの図示は省
略されている。
転写媒体6と被転写媒体8はプラテンローラ4により発
熱体22a上に押しつけられ、プラテンローラ4が矢印
方向(図では時計回りの方向)に回転しながら転写媒体
6と被転写媒体8を供給していく. 次に,第4図の実施例の動作について説明する.発熱体
22aより徘紙側に凸条グレーズ層20aを形威してい
るので、発熱体22aと凸条グレーズMl 2 0 a
の間ではプラテンローラ4と基板20の表面との間に隙
間ができる。この隙間のある領域を転写媒体6と被転写
媒体8が重なった状態で走行する。これにより,発熱体
22aにより加熱されて印字された部分から基板20側
への放熱が減り、転写媒体6のベース側の温度が高いま
ま搬送される.したがって,被転写媒体8から転写媒体
6を剥離する時点におけるインク層のベース側部分の温
度は高い状態に維持され、インク層に転写媒体6のベー
ス側で温度が高く,被転写媒体8側で温度が低くなる温
度勾配をつけることができる。インクは温度が高いほど
柔らかいため、被転写媒体8とインクとの間の付着強度
よりもインクと転写媒体6のベースとの間の付着強度の
方が弱くなり、転写効率が高くなる。
熱体22a上に押しつけられ、プラテンローラ4が矢印
方向(図では時計回りの方向)に回転しながら転写媒体
6と被転写媒体8を供給していく. 次に,第4図の実施例の動作について説明する.発熱体
22aより徘紙側に凸条グレーズ層20aを形威してい
るので、発熱体22aと凸条グレーズMl 2 0 a
の間ではプラテンローラ4と基板20の表面との間に隙
間ができる。この隙間のある領域を転写媒体6と被転写
媒体8が重なった状態で走行する。これにより,発熱体
22aにより加熱されて印字された部分から基板20側
への放熱が減り、転写媒体6のベース側の温度が高いま
ま搬送される.したがって,被転写媒体8から転写媒体
6を剥離する時点におけるインク層のベース側部分の温
度は高い状態に維持され、インク層に転写媒体6のベー
ス側で温度が高く,被転写媒体8側で温度が低くなる温
度勾配をつけることができる。インクは温度が高いほど
柔らかいため、被転写媒体8とインクとの間の付着強度
よりもインクと転写媒体6のベースとの間の付着強度の
方が弱くなり、転写効率が高くなる。
第4図では発熱体22aの配列の排紙側に凸部20aを
形成するのに、グレーズ層を部分的に盛り上げているが
、凸部はグレーズ層により形威することかできるだけで
はなく,セラミック基板自体に凸部を形威しておくこと
により形成することもできる。
形成するのに、グレーズ層を部分的に盛り上げているが
、凸部はグレーズ層により形威することかできるだけで
はなく,セラミック基板自体に凸部を形威しておくこと
により形成することもできる。
本発明は薄膜型サーマルプリントヘッドに限らず、厚膜
型サーマルプリントヘッドにも適用することもできる。
型サーマルプリントヘッドにも適用することもできる。
(発明の効果)
本発明では発熱体配列より排紙側の基板に溝又は凸部を
形威したので.印字後転写媒体から基板への放熱が少な
くなり、転写媒体と被転写媒体が剥離される前に転写媒
体のベース側のインク層部分が固化されるのを防ぎ、被
転写媒体への転写効率を高くすることができる。
形威したので.印字後転写媒体から基板への放熱が少な
くなり、転写媒体と被転写媒体が剥離される前に転写媒
体のベース側のインク層部分が固化されるのを防ぎ、被
転写媒体への転写効率を高くすることができる。
第1図は一実施例を用いた熱転写印字装置を示す概略断
面図、第2図は第1図におけるサーマルプリントヘッド
の要部断面図、第3図は他の実施例の要部断面図、第4
図はさらに他の実施例の要部断面図、第5図は熱転写印
字装置を示す正面断面図,第6図は熱転写印字装置の要
部を示す正面断面図、第7図はサーマルプリントヘッド
の一例の発熱体と電極を示す略線図,第8図は熱転写印
字装置の転写動作を示す概酩断面図である。 20・・・・・・基板.20a・・・・・・凸部、22
a・・・・・・発熱体,24・・・・・・選択電極、2
6・・・・・・共通電極、30・・・・・補強用電極.
32,34・・・・・・溝。
面図、第2図は第1図におけるサーマルプリントヘッド
の要部断面図、第3図は他の実施例の要部断面図、第4
図はさらに他の実施例の要部断面図、第5図は熱転写印
字装置を示す正面断面図,第6図は熱転写印字装置の要
部を示す正面断面図、第7図はサーマルプリントヘッド
の一例の発熱体と電極を示す略線図,第8図は熱転写印
字装置の転写動作を示す概酩断面図である。 20・・・・・・基板.20a・・・・・・凸部、22
a・・・・・・発熱体,24・・・・・・選択電極、2
6・・・・・・共通電極、30・・・・・補強用電極.
32,34・・・・・・溝。
Claims (2)
- (1)基板の一主表面上に発熱体を列状に配列したサー
マルプリントヘッドにおいて、前記基板表面で発熱体配
列より排紙側に溝を形成したことを特徴とするサーマル
プリントヘッド。 - (2)基板の一主表面上に発熱体を列状に配列したサー
マルプリントヘッドにおいて、前記基板表面で発熱体配
列より排紙側に凸部を形成したことを特徴とするサーマ
ルプリントヘッド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11765289 | 1989-10-05 | ||
JP1-117652 | 1989-10-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03205163A true JPH03205163A (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=14716974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4146890A Pending JPH03205163A (ja) | 1989-10-05 | 1990-02-21 | サーマルプリントヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03205163A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083436A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Seiko Instruments Inc | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ |
JP2012528021A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-11-12 | シャンドン ファリン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | サーマルプリントヘッド |
JP2014069442A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたサーマルプリンタ |
JP2014188685A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたサーマルプリンタ |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP4146890A patent/JPH03205163A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083436A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Seiko Instruments Inc | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ |
JP2012528021A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-11-12 | シャンドン ファリン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | サーマルプリントヘッド |
JP2014069442A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたサーマルプリンタ |
JP2014188685A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッドおよびそれを用いたサーマルプリンタ |
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