JPH03204489A - 多段弁 - Google Patents

多段弁

Info

Publication number
JPH03204489A
JPH03204489A JP48290A JP48290A JPH03204489A JP H03204489 A JPH03204489 A JP H03204489A JP 48290 A JP48290 A JP 48290A JP 48290 A JP48290 A JP 48290A JP H03204489 A JPH03204489 A JP H03204489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
casing
fluid
pilot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP48290A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuharu Shudo
克治 首藤
Tadahiko Nogami
忠彦 野上
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Ichiro Maeno
一郎 前野
Hironori Shimogama
宏徳 下釜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP48290A priority Critical patent/JPH03204489A/ja
Publication of JPH03204489A publication Critical patent/JPH03204489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多段弁に係り、特に製作容易にし制御上も高い
精度が得られる上、小さいエネルギーで大きな流量を高
い応答性をもって制御することができ、しかも小形軽量
で弁部の再生利用も容易にでき、特に多段サーボバルブ
に適用するに好適な多段弁の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の多段弁は、一般には、ノズル・フラッパやジェッ
ト・パイプを用いたパイロット弁で主弁を駆動する方式
が採られていた。
あるいは、特開昭51−67641号公報に記載されで
いるように、フォースモータ式の直動形スプール弁を用
いたパイロット弁で主弁を駆動する方式%式% また、これら従来技術における主弁は全てスプール弁で
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
丘記第−の従来技術において、パイロット弁に微細な径
のノズルやジェット・パイプを用いているため1作動流
体中の異物等によって)」詰まりを起こして動作不良を
生ずることがあるので、常に作動流体を清浄に保ってお
かなければならず、そのための設備や費用が必要であっ
た。
そこで、これを解決するものとして、上記第二の従来技
術の多段弁が発明されたのであるが、上記の問題点を解
決したものの、パイロット弁もスプール弁であるため、
特に内径部に複雑な加工を要するスリーブの製作が難し
く、また制御オリフィスのランプ量やクリアランスの調
整にも高度な測定技術と加工技術とを要するといつ問題
があった。また、一般に、スプール弁においでは、その
流量制御性能を最大限に引き出すために、スリーブにリ
ング上の溝を設けるなどして制御オリフィスにおける流
体の人出をできるが(、′j全全周均一になるようにし
ているので、パイl:]ツ[・、弁から主弁の駆動部に
至るまでの流路が複雑で長くなり、そのままでは多段弁
としての応答性が低下してしまう。そのため、パイロッ
ト弁の応答性を充分に高くしておく必要が生じ、その結
果、パイロット会の駆動手段が大きくなる。駆動エネル
ギーが大きくなるなどの問題もあった。
さらにまた、上述のスプール弁の製作上の問題点と再生
利用が困難であるという問題点は、主弁のスプール弁に
ついても共通の問題であった。さらに長期の使用などに
よって制御オリフィスのエッチが摩耗してしまった場合
など、スプール弁では、弁部を再び追加工(、・て再生
利用することが困難であるため、部品?交換しなければ
ならないという問題もあった。
本発明の目的は、製作容易にし2て制御上も高い精度が
得られる上、小さいエネルギーで大きな流量を高い応答
性をもって制御することができ、しかも小形軽量で弁部
の再生利用も容易にできる多段弁を提供することにある
(ll1題を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本発明の、多段弁の主たる特
徴は、パイロット弁を、ケーシングと該ろ−シング内に
回動可能に設けた弁体とを備え、前記弁体と前記ケージ
ングの相対運動によって流体の流れを制御するロータリ
バルブとし、特にそのパイロット弁の構造を、円筒穴を
有する弁体と、該弁体の円筒穴の内径と同等の外径に成
形され、かつ前記弁体の円筒穴と同心に設けたスリーブ
またはプラグを有するとともに、該スリーブまたはプラ
グによって互いに分離されるように構成された流路を有
するケーシングとを備え、該ケーシングで前記弁体を回
動可能に支持した弁部と、前記弁体の一部に一体的に結
合され、かつ円周方向に交互に巻方向が替わるように構
成された複数の巻線を有する可動子と、該可動子に所定
の間隙をもって対向するように前記ケーシングに固定さ
れ、かつ円周方向に交互に極性が替わるように構成され
た磁石とを備えた駆動部とを有し、前記可動子上に発生
する電磁力によって前記弁体を直接回動させ前記弁体と
ケーシングとを相対運動させて流体の流れを制御するロ
ータリバルブとしたことにある。
〔作用〕
本発明によれば、特にパイロット弁が製作容易にして制
御上も高い精度が得られる上5小形軽量であるので多段
弁全体の構造を簡単にし小形軽量化することができ、し
かもパイロット弁から主弁駆動部の圧力室に至るまでの
流路を短くてき該流路中の流体の容積を少なくできるの
で小さい駆動エネルギーで高い応答性を得ることができ
る。
また、長期の使用などによってパイロット弁の制御オリ
フィスのメータリング・エッチが摩耗してしまった場合
などには、弁部を分解して摩耗した部分を取り除いた後
で再び弁体とケーシングの間の間隙を所定の寸法に調整
しなおせば弁部は再び新品と同様の性能を回復するので
、弁部の再生利用が容易にできるようになる。
よって、本発明によれば、製作容易にして制御上も高い
精度が得られる上、小さいエネルギーで大きな流量を高
い応答性をもって制御することができ、しかも小形軽量
で弁部の再生利用も容易にできる多段弁を得ることがで
きる。
〔実施例〕
まず、第1図を用いて本発明の多段弁の一実施例を説明
する。
パイロット弁の構成及び動作の詳細は特願昭63−68
68号公報で説明しているのでここでは省略する。
本発明の多段弁は、パイロット弁と主弁から構成される
。主弁の供給ポート59.54は、パイロット弁の供給
ポート(図示せず)に接続し、主弁の排出ポート63.
53は、パイロット弁の排出ポート(図示せず)に接続
している。また主弁の制御ポート55.56は、パイロ
ット弁の制御ポート22.23に接続されている。パイ
ロット弁の弁体1が供給ポート54と制御ポート22と
を接続するように回動したときには、圧力室64に流体
が導かれ、排出ポート53は、制御ポート23と連通し
、圧力室65の流体は排出される。
またパイロット弁の弁体1が反対の向きに回動すれば、
主弁の供給ポート54はパイロット弁の制御ポート23
に接続し、圧力室65に流体が流入して圧力室64の流
体は排出される。
主弁のスプール50には、連結ロッド66を介してピス
トン51が固定され、ピストン51にはロッド67が固
定されている。差動トランス70は主弁スプール50の
変位を測定するための変位計であり、コイル71はボデ
ィ52に、コア72は連結棒68を介してロッド67に
それぞれ固定されている。主弁のボディ52はスリーブ
を兼ねている。
主弁スプール50は、例えば圧力室64に流体が作用し
た場合、矢印75の方向に移動し、制御オリフィス73
.74を開口する。この時、制御ポート58には制御オ
リフィス74を通って流体が流れ込み、制御ポート57
の流体は制御ポート73を通ってタンクへ排出される。
本実施例では、パイロット弁から主弁の圧力室64.6
5までの流路を短くし、さらにパイロット弁を余計な絞
り部、曲がり部が少なく、単純な流路を有する構造のロ
ータリバルブとしている。
従って本実施例によれば、パイロット弁から主弁のスプ
ールを駆動する圧力室に至る間の流路を短縮し単純な形
状とすることによって途中の流体の容積を小さくシ、流
体の圧縮量を小さくして圧力伝播時間を短くしているの
で主弁のスプール50の応答性が高まる。
従って、パイロット弁の応答性が必要最小限で済むので
小さな駆動エネルギで大きな流量を高い応答性をもって
制御することができるようになる。
尚、第2図に示すように、ロッド67を取り除いた構造
としても良い。
次に、第3図に本発明の他の実施例を示す。本実施例は
、パイロット弁からの制御流体を主弁スプール50の両
端部に導いて主弁を駆動する構造としたものである。
本実施例によれば、第1図及び第2.図に示した実施例
に比べると流路55,56の長さは長くなるが、スプー
ル50にはピストン51.連結ロッド66、ロッド67
が不要となるため、スプール50の質量を軽量化できる
ので7スプール50の応答性を高めることができ、王妃
の実施例と同様の効果を得ることができる。
第4図は、本発明の他の実施例有量すもので、パイロッ
ト弁のケーシング2をスリーブを兼ねる主弁のボディ5
2で兼ねた構造としている。すなわち、パイロット弁の
スリーブ14.15及び流路18,19をボディ52に
形成し、弁体1はボディ52とケーシング3によってス
ペーサ4とともに挟設している。
本実施例によれば、流路55.56をさらに短くできる
ので一層高応答化することができる。また、パイロット
弁のケーシング2が不要になるとともに、パイロット弁
と主弁の間で制御ポート22.23と流路55,56を
結合する際のパツキン及びその取付は溝の加工も不要と
なるので、より構造が簡単で小形軽量の多段弁を得るこ
とができる。
第5図は本発明の他の実施例を示すもので、第4図に示
すケーシング14,15及び流路18゜19を排除しス
リーブ16.17で流量を制御する構造としている。流
体は、スリーブ16,1.7のエッチと弁体1の円筒穴
のエッチの間の開口量だけで制御される。
本実施例によれば、流路55.56が一層短縮されるた
めさらに高応答化が可能であり、また部品点数、加工作
業量及び組立て作業量も削減できるので、安価な高応答
の多段弁を得ることができる。
第6図は本発明の他の実施例を示すもので、パイロット
弁を3方弁のロータリバルブとし、さらに、このパイロ
ット弁を主弁の側方に配置した例である。
主弁スプール50に、連結ロッド66を介し、で固定さ
れるピストン51の圧力冗64側と65側の受圧面積は
圧力室65側の方が大きくなるように構成してあり、圧
力室64は供給ポート54゜59に接続して常時供給圧
が作用するようにし、圧力室65は流路65を介してパ
イロット弁の制御ポート23と接続されている。従って
、パイロット弁の弁体1が回動し供給ポート(図示せず
)と制御ポート23が連通したときには、圧力室65に
流体が流入し、供給ポート59.54に接続された圧力
室64側から作用する力を超えるとスプール50は矢印
90の方向に移動する。また、反対に制御ポート23と
排出ポート25が連通ずると圧力室65の流体が排出さ
れ、スプール5゜は圧力室64側の供給圧によって矢印
90と反対の方向に移動する。
本実施例によれば、パイロット弁が3方弁で済むのでパ
イロット弁の構造が簡単になる上、パイロット弁と主弁
の間で接続すべき流路の数も少なくて済むので多段弁全
体としても構造をより簡単にすることができる。また、
パイロット弁を3方弁としているので弁体1の構造が簡
単となり軽量化することができるので、パイロット弁の
応答性を高くすることが容易にでき、多段弁全体として
の応答性を高めることができる。
尚1本実施例ではパイロット弁を主弁の側方に配置した
が、これは他の位置としても良い。
第7図ないし第8図は本発明の主弁の他の実施例を示す
。本実施例は主弁をロータリバルブとした多段弁の例で
ある。以下、第7図を用いて本実施例の構造を説明する
弁体100はケーシング102および104によってス
ペーサ103とともにはさまれるように設けられており
、スペーサ103の厚さは弁体100の軸方向の厚さよ
りも所定の厚み差だけ厚く成形されている。また、弁体
100の両端面からは軸106a、106bが突出して
おり、ケーシング104,102に設けた軸穴107,
131との間でラジアル軸受を構成している。従って、
弁体100は、ケーシング102,104およびスペー
サ103に対して回動中心軸108を中心として回動可
能に設けられている。ポテンショメータ140は、弁体
の角変位を検出するための角変位計であり、弁体の軸1
06bの回動中心軸108上に結合している。
さて、弁体100には、回動中心軸108と平行な円筒
穴109,110および貫通部111゜112が設けら
れている。一方、ケーシング102および104には、
弁体100の円筒穴109゜110の内径と同等の外径
に成形されたスリーブ127.128およびプラグ11
5,116と。
スリーブ127,128およびプラグ115゜116に
よって互いに分離されるように構成された流路132,
133および134,135がそれぞれ設けられており
、ケーシング104において、スリーブ127,128
の内径部には制御ポート123,124が、流路132
には排出ポート126が、また流路133には供給ポー
ト125がそれぞれ接続されている。また、流路132
と134は貫通部112を介して、流路133と135
は貫通部111を介してそれぞれ連通するように構成さ
れている。さらにパイロット弁の制御ポート22.23
は、弁体100と、弁体100に設けたベーン129と
、スペーサ103とで形成される制御油圧室圧力室11
4,113に、供給ポート24は供給ポート136に、
排出ポート25は排出ポート119にそれぞれ接続し、
排出ポート119は流路120,121に連通する。
さらにパイロット弁のケーシング2はケーシング102
と結合され、パイロット弁の供給ポート24はケーシン
グ102の流路135に連通し、貫通穴111を介して
流路133にも連通しているので1以上の各流路はほと
んど直線上にあり、曲がりのない短い流路で構成される
。またパイロット弁の排呂ポート25はケーシング10
2の流路119、スペーサ103の流路120及びケー
シング104の流路121と連通している。
次に、本実施例の主弁の駆動方法について第8図を用い
て説明する。但し、本図では、弁体100と、弁体10
0に設けたベーン129、及びスペーサ103とで形成
される圧力室114,113とで構成される流体圧アク
チュエータを揺動モータ141の油圧回路記号で表わし
ている。
弁体100は揺動モータ141の流体圧室113または
114にパイロット弁からの流体を作用させることによ
り駆動される。矢印142,143はそれぞれ圧力室1
13,114に流体が作用したときに回動する方向を示
している。第8図はパイロット弁が矢印26の方向に回
動したときを示しており、供給ポート24からの流体が
圧力室113に流入した状態を表わしている。そして、
弁体100は矢印142の方向に回動し、主弁の制御ポ
ート124には供給ポート125からの流体が流入する
。またパイロット弁が矢印26と逆に回動したときは、
主弁の圧力室114に流体が流入し、矢印143の方向
に弁体100が回動するため制御ポート123に流体が
流入する。
本実施例によれば、主弁をスプール弁とした上記実施例
の多段弁よりもさらにパイロット弁の流路22,23,
24,25から主弁の流路118゜117.136,1
19を短くできる上、各流路間の曲がり、絞りは制御オ
リフィス部だけになるので流体の流れに対する損失や抵
抗が少なくなり、流体の圧力伝播が速くなるので、より
高応答の多段弁を実現することができる。また、主弁、
パイロット弁ともに弁部を製作する際に、弁体1の円筒
穴10.11と、ケーシング2のスリーブ14゜15と
ケーシング3のプラグ16.17および弁体100の円
筒穴109,110と、ケーシング104のスリーブ1
27,128とケーシング102のプラグ115,11
6を装着する穴とを同時に加工し、その後でスリーブ1
4.15と127,128およびプラグ16.17と1
15゜116をケーシング2と104、またはケーシン
グ3と102に装着すればよい、そして、ラップ量の調
整はこの間に円筒穴の内径とスリーブおよびプラグの外
径とを所定の寸法差に調整することによってでき、また
、クリアランスの調整は弁体1とスペーサ4および弁体
100とスペーサ103の厚み差を調整することによっ
てできる。従って。
パイロット弁、主弁ともに弁部の製作方法が容易であり
、製作工数も削減できる。しかも、制御上も高い精度を
得ることができる。さらに多段弁全体の薄型化ができる
ため、より小形軽量とすることができる。
その上、制御オリフィスのエッチが、長期の使用などで
摩耗してしまった場合や、異物のかみ込み等によって一
部損傷してしまった場合などには、弁体1とケーシング
2,3および弁体100とケーシング104,102の
端面を再び研削して摩耗や損傷した部分を取り除き、そ
の上で再びスペーサ4,103の厚さを弁体1,100
の軸方向の厚さよりも所定の厚み差だけ厚くなるように
調整し直すことによって弁部は再び新品と同等の性能を
回復するので、弁部の再生利用が容易にできるようにな
る。さらに、駆動手段での消費エネルギーや発熱量も少
なくすることができることのほか、供給ポートから制御
ポートに至る高圧部が必要最小限に抑えられているので
弁部全体も小形で軽量となる。
また、第9図に、前記主弁駆動部の他の実施例を示す。
圧力室113,114は弁体100.ベーン129、ス
ペーサ173とシュー170,171により形成されて
おり、弁体100の外周のシュー170,171に接す
る部分と圧力室113゜114を形成している部分以外
の部分は空洞部172となっている。
本実施例によれば、スペーサ173を第7図のスペーサ
103のような形状に加工する必要が無いので加工が容
易になるという利点があり、また、弁体外周の摺動部が
小さいので摺動抵抗が小さくなり、駆動エネルギーが小
さくて済むようになる。
さらに、第10図に示すように、弁体100にレバー1
85を設け、このレバー185を両側からはさむように
相対向する流体圧シリンダ180゜181を設けてこれ
らの流体圧シリンダの圧力室にパイロット弁の制御ポー
トを接続する構造でも良く、あるいはまた、第11図に
示すように揺動モータを弁体100の軸106bに設け
る構造としても良い。
これらのようにしても同様の効果を得ることができる。
なお、以上の実施例では2段弁についてだけ述べている
が、3段弁またはそれ以上の多段弁についても同様の効
果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の多段弁によれば、特にパ
イロット弁が製作容易にして制御上も高い精度が得られ
る上、小形軽量であるので多段弁全体の構造を簡単にし
小形軽量化することができ、しかもパイロット弁から主
弁駆動部の圧力室に至るまでの流路を短くでき該流路中
の流体の容積を少なくできるので小さい駆動エネルギー
で高い応答性を得ることができる。従って、制御装置も
小形のもので済み、装置全体の消費エネルギーが少なく
て済む1発熱量が少なくなるなどの効果を得ることがで
きる。
また、長期の使用などによってパイロット弁の制御オリ
フィスのメータリング・エッチが摩耗してしまった場合
などには、弁部を分解して摩耗した部分を取り除いた後
で再び弁体とケーシングの間の間隙を所定の寸法に調整
しなおせば弁部は再び新品と同様の性能を回復するので
、弁部の再生利用が容易にできるようになる。
よって、本発明によれば、製作容易にして制御上も高い
精度が得られる上、小さいエネルギーで大きな流量を高
い応答性をもって制御することができ、しかも小形軽量
で弁部の再生利用も容易にできる多段弁を得ることがで
きる。また、製造原価やランニングコストを低減できる
など経済上の効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多段弁の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の主弁駆動部の他の実施例を示す断面図、第
3図ないし第6Uf!Jはパイロット弁と主弁の他の構
成を示す断面図、第7図は本発明の他の実施例を示す斜
視図、第8図は第7図の動作を示す断面図、第9図は第
7図の主弁の弁体を駆動する部分の他の実施例を示す断
面図、第10図及び第11図は主弁の弁体を駆動する部
分の変形例を示す断面図である。 1.100・・・弁体、50・・・スプール、51・・
ピストン、66・・・連結ロッド、67・・・ロッド、
64゜65.113,114,183,184.]−9
2゜193・・・圧力室、22,23.57,58,1
23゜遁 と 〔] 囁 t。 口 力 、・lり (?] /?I乙

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、作動流体の流れを制御する主弁と、該主弁の運動を
    制御するパイロット弁とを備えた多段弁において、前記
    パイロット弁は、ケーシングおよび該ケーシングに対し
    て回動可能に設けた弁体を有する弁部と、前記ケーシン
    グに固定された固定子および前記弁体の一部に一体的に
    結合された可動子を有する駆動手段とを備え、前記可動
    子上に発生する電磁力によつて前記弁体を直接駆動し前
    記弁体とケーシングとを相対運動させて流体の流れを制
    御するロータリバルブとしたことを特徴とする多段弁。 2、作動流体の流れを制御する主弁と、該主弁の運動を
    制御するパイロット弁とを備えた多段弁において、前記
    パイロット弁は、円筒穴を有する弁体と、該弁体の円筒
    穴の内径と同等の外径に成形され、かつ前記弁体の円筒
    穴と同心に設けたスリーブまたはプラグを有するととも
    に、該スリーブまたはプラグによつて互いに分離される
    ように構成された流路を有するケーシングとを備え、該
    ケーシングで前記弁体を回動可能に支持した弁部と、前
    記弁体の一部に一体的に結合され、かつ円周方向に交互
    に巻方向が替わるように構成された複数の巻線を有する
    可動子と、該可動子に所定の間隙をもつて対向するよう
    に前記ケーシングに固定され、かつ円周方向に交互に極
    性が替わるように構成された磁石とを備えた駆動部とを
    有し、前記可動子上に発生する電磁力によつて前記弁体
    を直接回動させ前記弁体とケーシングとを相対運動させ
    て流体の流れを制御するロータリバルブとしたことを特
    徴とする多段弁。 3、請求項2記載の多段弁において、前記パイロット弁
    は、円筒穴および軸方向に貫通した別の貫通孔を有する
    弁体と、該弁体の円筒穴の内径と同等の外径に成形され
    、かつ前記弁体の円筒穴と同心に設けられたスリーブま
    たはプラグを有するとともに、該スリーブまたはプラグ
    によつて互いに分離されるように構成された流路を有す
    る2つのケーシングと、前記弁体の軸方向の厚さよりも
    厚く成形したスペーサとを備え、前記2つのケーシング
    で前記弁体及び前記スペーサを狭設し前記弁体を回動可
    能に支持した弁部と、前記弁体の一部に一体的に結合さ
    れ、かつ円周方向に交互に巻方向が替わるように構成さ
    れた複数の巻線を有する可動子と、前記可動子に対向し
    前記ケーシングに固定され、かつ円周方向に交互に極性
    が替わるように構成された磁石とを備える駆動部とを有
    し、前記可動子上に発生する電磁力によつて前記弁体を
    直接回動させ前記弁体とケーシングとを相対運動させて
    流体の流れを制御するロータリバルブとしたことを特徴
    とする多段弁。 4、作動流体の流れを制御する主弁と、該主弁の運動を
    制御するパイロット弁とを備え、該パイロット弁は、ケ
    ーシングおよび該ケーシングに対して回動可能に設けた
    弁体を有する弁部と、前記ケーシングに固定された固定
    子および前記弁体の一部に一体的に結合された可動子を
    有する駆動手段とを備え、前記可動子上に発生する電磁
    力によつて前記弁体を直接駆動し前記弁体とケーシング
    とを相対運動させて流体の流れを制御するロータリバル
    ブとした多段弁において、前記主弁は、円柱状のスプー
    ルと円筒内面で該スプールを軸方向に運動可能に保持す
    るスリーブとを有し、前記スプールと前記スリーブとを
    相対運動させて流体の流れを制御するスプール弁とした
    ことを特徴とする多段弁。 5、請求項4記載の多段弁において、前記主弁のスプー
    ルの一端部に、前記パイロット弁の制御ポートに接続す
    る一対の圧力室を隣接して有する流体圧シリンダを設け
    たことを特徴とする多段弁。 6、請求項4記載の多段弁において、前記主弁のスプー
    ルの両端に、前記パイロット弁の制御ポートに接続する
    一対の圧力室を有する流体圧シリンダを設けたことを特
    徴とする多段弁。 7、請求項5または6記載の多段弁において、前記パイ
    ロット弁は3方弁とし、かつ前記流体圧シリンダの一方
    の圧力室には供給ポートを接続するとともに、他方の圧
    力室には前記パイロット弁の制御ポートを接続したこと
    を特徴とする多段弁。 8、作動流体の流れを制御する主弁と、該主弁の運動を
    制御するパイロット弁とを備え、該パイロット弁は、ケ
    ーシングおよび該ケーシングに対して回動可能に設けた
    弁体を有する弁部と、前記ケーシングに固定された固定
    子および前記弁体の一部に一体的に結合された可動子を
    有する駆動手段とを備え、前記可動子上に発生する電磁
    力によつて前記弁体を直接駆動し前記弁体とケーシング
    とを相対運動させて流体の流れを制御するロータリバル
    ブとした多段弁において、前記主弁は、ケーシングと、
    該ケーシングに対して回動可能に設けた弁体とを有する
    ロータリバルブとしたことを特徴とする多段弁。 9、請求項8記載の多段弁において、前記主弁は、円筒
    穴を有する弁体と、前記該弁体の円筒穴の内径と同等の
    外径に成形され、かつ前記弁体の円筒穴と同心に設けた
    スリーブまたはプラグを有するとともに、該スリーブま
    たはプラグによって互いに分離されるように構成された
    流路を有するケーシングとを備え、該ケーシングで前記
    弁体を回動可能に支持し、前記主弁の弁体とケーシング
    とを相対運動させて流体の流れを制御するロータリバル
    ブとしたことを特徴とする多段弁。 10、請求項8記載の多段弁において、前記主弁は、円
    筒穴および軸方向に貫通した別の貫通孔を有する弁体と
    、該弁体の円筒穴の内径と同等の外径に成形され、かつ
    前記弁体の円筒穴と同心に設けたスリーブまたはプラグ
    を有するとともに、該スリーブまたはプラグによつて互
    いに分離されるように構成された流路を有する2つのケ
    ーシングと、前記弁体の軸方向の厚さよりも厚く成形し
    たスペーサとを備え、前記2つのケーシングで前記弁体
    及び前記スペーサを挟設し前記弁体を回動可能に支持し
    、前記主弁の弁体とケーシングとを相対運動させて流体
    の流れを制御するロータリバルブとしたことを特徴とす
    る多段弁。11、請求項8ないし10のいずれか記載の
    多段弁において、前記主弁の弁体の一部にベーンを設け
    るとともに、前記ケーシングまたはスペーサに圧力室を
    形成し、該圧力室内に前記ベーンを配して前記圧力室を
    前記ベーンによつて2つに区切り、前記ベーンの両側の
    圧力室に前記パイロット弁の制御ポートを接続したこと
    を特徴とする多段弁。 12、請求項8ないし10のいずれか記載の多段弁にお
    いて、前記主弁の弁体の一部にレバーを設けるとともに
    、前記ケーシングまたはスペーサに該前記レバーを両側
    からはさむように相対向する2個の流体圧シリンダを設
    け、該流体圧シリンダに前記パイロット弁の制御ポート
    を接続したことを特徴とする多段弁。
JP48290A 1990-01-08 1990-01-08 多段弁 Pending JPH03204489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP48290A JPH03204489A (ja) 1990-01-08 1990-01-08 多段弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP48290A JPH03204489A (ja) 1990-01-08 1990-01-08 多段弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03204489A true JPH03204489A (ja) 1991-09-06

Family

ID=11474997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP48290A Pending JPH03204489A (ja) 1990-01-08 1990-01-08 多段弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03204489A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523897A (ja) * 2007-04-10 2010-07-15 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 磁気的に順序付けられた空気圧モータ
WO2011058504A1 (en) * 2009-11-10 2011-05-19 University Of Kwazulu-Natal Flow control device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523897A (ja) * 2007-04-10 2010-07-15 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 磁気的に順序付けられた空気圧モータ
WO2011058504A1 (en) * 2009-11-10 2011-05-19 University Of Kwazulu-Natal Flow control device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4646786A (en) Fluid control valves with angled metering ports
JPS63285303A (ja) 多ポート弁
EP0102884B1 (en) Direct drive servo valve
JPH0251078B2 (ja)
CN111749939A (zh) 一种大流量的二维活塞式流量伺服阀
JPH03204489A (ja) 多段弁
JPH034756B2 (ja)
CN111457127A (zh) 一种二维先导式电磁插装阀
CN116428102A (zh) 一种转轴控制双阀配流径向柱塞液压装置及其工作方法
JPS6330613Y2 (ja)
CN111365315B (zh) 容错颤振器
JP2001235044A (ja) 方向制御弁
CN113107919B (zh) 转阀内嵌式流体控制阀
JP2714156B2 (ja) 流体圧制御装置
JP2001027340A (ja) 制御バルブ
US11761461B2 (en) Rotary servo valve
CA1056263A (en) Variable delivery hydraulic equipment
CN110259746B (zh) 全桥式液压阀导控机构
CN210371410U (zh) 一种大流量的二维活塞式流量伺服阀
JP2000104672A (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP2806631B2 (ja) 高速電磁弁装置
GB2581162A (en) Rotary servo valve
JPH0751938B2 (ja) 回転流体圧力装置
CN116658475A (zh) 一种二级电液伺服旋转阀
CN113847294A (zh) 一种通过转阀放大换向频率的高速换向阀