JPH03204239A - 無線受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野Ｊ 本発明は無線受信機に関する。

［従来技術とその問題点］ 周波数偏移変調或いは位相偏移変調された無線信号を受
信する無線受信機における復調方式として、ダイレクト
コンバージョン方式が注目されている。

第２図は、ダイレクトコンバージョン方式で復調を行な
う無線受信機の回路構成を示すものである。すなわち、
該方式では、アンテナｌにより受信した周波数（周波数
偏移変調の場合は中心周波数）ｆＲの受信信号を、高周
波増幅回路２で増幅し、バンドパスフィルタ３で所望帯
域の周波数成分信号のみを選択し、それを混合回路４お
よび５に与える。また１局部発振回路６からの局部発振
信号の周波数ｆ［は上記受信信号の周波数ｆＲに等しく
、該局部発振信号は、直接、混合回路５に与えられると
共に位相シフト回路７で位相を９０°だけずらして、混
合回路４にも与えられる。そして、混合回路４および５
は、それぞれ上述の如くして与えられた受信信号と、局
部発振信号とを混合して送出する。バンドパスフィルタ
８は混合回路４からの信号の所定周波数帯域成分を選択
して増幅回路９に送り、増幅回路９はそれを増幅して位
相比較回路１２に送出する。他方、バンドパスフィルタ
１０は混合回路５からの信号の所定周波数帯域成分を選
択して増幅回路１１に送り、増幅回路１１は、それを増
幅して位相比較回路１２に送出する。そして、位相比較
回路１２は、増幅回路９および１１から送られてくる上
記信号の位相を比較して、ベースバンド信号を送出し、
信号処理部１３は該信号を解読し、解読結果に応じ、図
示しない各種回路に動作を指示することになる。

ところで、上述の如きダイレクトコンバージョン方式の
無線受信機においては、上記の如く、受信信号の周波数
ｆＲと局部発振信号の周波数ｆ［が同一であるためバン
ドパスフィルタ３により局部発振信号を遮断することが
できず、局部発振信号が高周波増幅回路２を逆方向に進
み、アンテナ１から出力されて他の無線受信機に妨害電
波を与える可能性がある。このため、ダイレクトコンバ
ージボン方式の無線受信機には、高周波増幅回路２の逆
方向特性の改善等の技術的に難しい問題が残っている。

［発明の目的Ｊ 本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたもので、他
のＳ線受信機への妨害電波がアンテナから放射されない
方式で周波数偏移変調或いは位相偏移変調の受信信号を
、復調する無線受信機の提供を目的とする。

［発明の要点ｊ 本発明は、上述の目的を達成するために、混合回路を利
用しての受信信号の周波数変換を前段と後段の２段に分
けて行ない、アンテナに近い前段では、受信信号の周波
数と十分に離れた周波数の局部発振信号を用いる混合回
路を利用するようにしたことを要旨とする。

［実施例］ 以下、図面に示す一実施例に基づき本発明を具体的に説
明する。なお、本実施例は、中心周波数２８０ＭＨ２の
周波数偏移変調信号を受信する無線受信機に本発明を適
用したものである。

構成 第１図は、本実施例の回路構成を示すものである。すな
わち、高周波増幅回路２２は、アンテナ２工により受信
した信号を増幅する回路であり、バンドパスフィルタ２
３は、高周波増幅回路２２からの信号より２８０ＭＨ７
を中心とする一定帯域幅の信号成分のみを選択して、そ
れを混合回路２４に送出する回路である。

局部発振回路２７は、常時、７０ＭＨｚの局部発振信号
を混合回路２６、位相シフト回路２９および周波数逓倍
器２８に送出している回路である。周波数逓倍器２８は
、局部発振回路２７からの上記７０ＭＨｚの局部発振信
号に基づき、周波数が３倍の２１０ＭＨＩの信号を得て
、これを上記混合回路２４に送出する回路である。混合
回路２４は、バンドパスフィルタ２３からの上記信号に
、周波数逓倍器２８からの２１０ＭＨｚの信号を混合し
て、混合回路２５．２６に送出する回路である。

位相シフト回路２９は、局部発振回路２７からの７０Ｍ
Ｈ１の局部発振信号の位相を９０°だけずらした信号を
得て該信号を混合回路２５に送出する回路である。混合
回路２５は、混合回路２４からの信号と、上記位相シフ
ト回路２９で位相を９０°ずらした局部発振信号とを混
合して、ベースバンド領域の周波数の信号に変換する回
路である。また、混合回路２６は、混合回路２４からの
信号と局部発振回路２７からの、上記局部発振信号とを
混合してベースバンド領域の信号に変換する回路である
。バンドパスフィルタ３０および３２は、それぞれ混合
回路２５および２６からの信号からベースバンド領域外
の成分を除くフィルタである。増幅回路３１および３３
は、それぞれバンドパスフィルタ３０および３２からの
信号を所定レベルにまで増幅する回路である０位相比較
回路３４は、増幅回路３１および３３で増幅された信号
を入力し、両信号の位相を比較して、ベースバンド信号
すなわちデジタル信号を送出する回路である。また、信
号処理部３５は、位相比較回路３４からの上記信号を解
読し１図示しない各回路を制御等する回路である。

動作 次に、以上の如くに構成された本実施例の動作について
説明する。

例えば、いま、アンテナ２１を介して高周波増幅回路２
２に中心周波９２８０ＭＨ２の周波数偏移変調信号が送
られてきたとすると、該信号は高周波増幅回路２２で所
定レベルにまで増幅され、／＜　７　トハスフィルタ２
３に送出される。このようにしてバンドパスフィルタ２
３に、送られてきた信号は上記中心周波数を中心とする
一足帯域以外のノイズ成分等をバンドパスフィルタ２３
で除かれた上で、混合回路２４に送出される。混合回路
２４は、バンドパスフィルタ２３からの中心周波数が２
８０ＭＨｚの信号と、周波数逓倍器２８からの周波数が
２１０ＭＨ２の信号とを混合して、周波数が７０ＭＨｚ
（すなわち３８０ＭＨ７２１０ＭＨ７）の信号を発生せ
しめ、これを混合回路２５および２６に送る。また、混
合回路２５は、混合回路２４からの上記７０ＭＨ７の信
号と１位相シフト回路２９からの７０ＭＨ２の信号（局
部発振回路２７からの局部発振信号を位相シフト回路２
９で９０°だけ位相をずらした信号）とを混合して、ベ
ースバンド領域の信号を得て、これをバンドパスフィル
タ３０に送出する。他方、混合回路２６は混合回路２４
からの上記７０ＭＨ７の信号と、局部発振回路２７から
の局部発振信号とを混合して、ベースバンド領域の信号
を得てこれをバンドパスフィルタ３２に送出する。

上述の如くして、バンドパスフィルタ３０および３２に
送出されてきた信号は、その後、それぞれバンドパスフ
ィルタ３０、増幅回路３１およびバンドパスフィルタ３
２、増幅回路３３で、所定周波数帯域以外の成分が除か
れると共に所定レベルにまで増幅され、共に位相比較回
路３４に入力する。そして、位相比較回路３４は上記両
信号の位相を比較しその結果に基づきベースバンド信号
を出力し、信号処理部３５はそれの解読等を行なフｅ 以上の如く、本実施例では、前段の周波数変換回路であ
る混合回路２４は、中心周波数が２８０Ｍ　Ｈｚの信号
に、この信号の周波数から十分に離れた周波数である２
１０ＭＨ１の信号を混合している。また、バンドパスフ
ィルタ２３は２８０ＭＨ２を中心とし、十分に狭い帯域
の信号のみを通過させるものである。このため、上記２
１０Ｍ　Ｈｚの信号が、混合回路２４を経てバンドパス
フィルタ２３に送られたとしても、このバンドパスフィ
ルタ２３を通過できず、高周波増幅回路２２を経て、ア
ンテナ２１から放射されて他の無線受信機に妨害電波を
与えることもない。

なお、この発明は上記実施例に限定されず、この発明を
逸脱しない範囲内において種々変形応用可能である。

例えば上記実施例では、混合回路２４では中心周波数２
８０ＭＨｚの受信信号に２１０ＭＨ１の信号を混合して
、７０ＭＨ２の信号を得て、これに混合回路２５．２６
で７０ＭＨ２の信号を混合するものであったが、これに
限らず、周波数変換回路部の前段では、受信信号に、該
受信信号の周波数から十分に離れた周波数の信号を混合
し、後段において、変換対象となる信号へ、この信号の
周波数と同一周波数の信号を混合するものであればよい
ことは勿論である。

また、上記実施例では周波数偏移変調された無線信号を
復調する場合について述べたが、無線信号が位相偏移変
調、例えば２相で位相偏移変調されてる場合であっても
同様に復調することができるものである。

［発明の効果］ 本発明は、以上詳述したように、混合回路を利用しての
受信信号の周波数変換を前段と後段の２段に分けて行な
い、アンテナに近い前段では、受＠信号の周波数と十分
に離れた周波数の局部発振信号を用いる混合回路を利用
するようにした無線受信機に係るものであるから、他の
無線受信機への妨害電波がアンテナから放射されない方
式で周波数偏移変調或いは位相偏移変調の受信信号を復
調する無線受信機の提供を可能とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路構成を示す図、第２図
は従来のダイレクトコンパージ１ン方式の無線受信機の
回路構成を示す図である。 ｌ、２１・・・・・・アンテナ、２．２２・・・・・・
高周波増幅回路、３．８．１０．２３．３０．３２・・
・・・・バンドパスフィルタ、４．５．２４．２５．２
６・・・・・・混合回路、６．２７・・・・・・局部発
振回路、７．２９・・・・・・位相シフト回路、９．１
１．３１．３３・・・・・・増幅回路、１２．３４・・
・・・・位相比較回路、１３．３５・・・・・・信号処
理部、２８・・・・・・周波数逓倍器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 周波数偏移変調又は位相偏移変調がなされている受信信
   号の周波数を変換する周波数変換回路と、 この周波数変換回路で周波数を変換された受信信号の周
   波数と同一の周波数の信号を送出する局部発振回路と、 上記周波数変換回路により周波数が変換された受信信号
   と、上記局部発振回路からの信号とを混合する第１混合
   回路と、 上記局部発振回路からの信号の位相を９０°だけずらす
   位相シフト回路と、 上記周波数変換回路により周波数が変換された受信信号
   と、上記位相シフト回路により位相を９０°だけずらさ
   れた信号とを混合する第２混合回路と、 第１混合回路で混合されて送出されてきた信号から所定
   周波数帯域の成分信号を選択する第１選択回路部と、 第２混合回路で混合されて送出されてきた信号から所定
   周波数帯域の成分信号を選択する第２選択回路部と、 第１選択回路部で選択されて送出されてきた信号の位相
   と、第２選択回路部で選択されて送出されてきた信号の
   位相とを比較し、比較結果に応じて矩形波を送出する比
   較回路とを備えることを特徴とする無線受信機。