JPH03203538A - バーニア形磁石回転機 - Google Patents

バーニア形磁石回転機

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JPH03203538A
JPH03203538A JP2039729A JP3972990A JPH03203538A JP H03203538 A JPH03203538 A JP H03203538A JP 2039729 A JP2039729 A JP 2039729A JP 3972990 A JP3972990 A JP 3972990A JP H03203538 A JPH03203538 A JP H03203538A
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JP
Japan
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rotor
torque
stator core
slots
slot
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Pending
Application number
JP2039729A
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English (en)
Inventor
Akira Ishizaki
石崎 彰
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ^ 産業上の利用分野 本発明は、従来のハイブリッド形ステッピングモータの
性能を改善し、安定した定常トルクを得るバーニア形磁
石回転機に関する。
おしを回転子スロットピッチのμだけ円周方向にずらし
、上記固定子鉄心及び回転子鉄心の少なくとも一方に磁
石を配■し、 また、固定子鉄心の固定子歯に小スロットを備える場合
にはこの小スロットをスロット数21に含め、更には、
回転子位置を検出してこの位置に基づき固定子電流の位
相を制御すると共に、この固定子電流の振幅を制御して
必要なトルクを発生することにより、少ない電流であっ
ても高トルクが得られかつ安定して定常トルクを得ろよ
うにしたものである。
B 発明の概要 本発明は、ハイブリッド形ステッピングモータの短所を
補うもので、 固定子鉄心スロット数Z1、回転子鉄心スロット数Z2
、及び極対数Pの場合22= 21±Pなる関係に構成
し、固定子鉄心スロットに三相巻線を納め、回転子鉄心
を輪方向に沿い二つのブロックに分けてこの二つのブロ
ックどC3従来の技術とその課題 従来から種々のモータがあり、そのひとつにいわゆるバ
ーニアモータがある。このバーニアモータは、第7図に
示すように固定子鉄心1と回転子鉄心2とがあり、固定
子鉄心1には複数傭のスロット(スロット数Z、で第7
図では12)が設けられると共に回転子鉄心2にも複数
傭のスロット(スロット数22で第7図では10)が設
けられており、更に固定子鉄心には通常の交流機と同様
の3相巻線(図示省略)が施されている構造を有する。
しかも、この固定子鉄心1のスロット数21と回転子鉄
心2のスロット数22とを22−21=±P(ここでP
は固定子3相巻線の極数)という関係に選定した場合、
回転速度は120f / Z2(rpm )となり、回
転角速度ω、と角周波数ωとで表わすとω=2ω/Z、
となることが判明している。
したがって、角周波数ωや回転子鉄心2のスロット数2
2に依存して回転速度が変えられる。
ところが、このバーニアモータにあっては、回転子巻線
が存在せず、負荷の慣性に打勝って同期に入る最大トル
クすなわち引入れトルクが小さく、また回転子の位置ず
れに伴う脱出トルクも小さいという問題が生じている。
一方、他のものとしてステッピングモータがある。この
ステッピングモータは、第8図に示すように固定子鉄心
3とリラクタンス形の回転子鉄心4とがあり、各固定子
鉄心3にはそれぞれ独立して固定子コイル5が巻回され
る構造であって、第8図に示す例では輪方向にI、 I
I、 I相が配電されている構造である。
そして、各固定子コイルを適宜選択してパルス信号を流
すことにより、固定子鉄心3と回転子鉄心4(第8図(
b)ではI相のみ表示)との間の歯間に発生する磁気吸
引力を利用して回転を行なわしめている。
ところが、このステッピングモータにあっては、構造上
トルク脈動が必ず生じ、更に磁気吸引力により駆動させ
る関係上回転速度が上昇すると共にトルクも急激に低下
するという問題があり、安定した定常トルクが得られな
い。
本発明は、上述の問題に鑑み、トルク脈動を抑えて安定
した定常トルクを得るバーニア形磁石回転機の提供を目
的とする。
D 課題を解決するための手段 上述の目的を達成する本発明は、スロット数Z、を有す
る固定子鉄心と等ピッチにてスロット数22を有する回
転子鉄心とをPを極対数として2. = 2.±Pなる
関係に形成し、上記固定子鉄心のスロットには3相巻線
が納められ、上記回転子鉄心を輪方向に沿って二つに分
けたブロックにて固定子鉄心に対向させ、この二つのブ
ロックどおしを回転子スロットピッチの1/2だけ円周
方向に相互にずれた位置にて軸に固定し、上記固定子鉄
心及び回転子鉄心のいずれか一方又は双方に上記二つの
ブロックにて相互に逆方向に磁束が通るように永久磁石
を配電するか又は、軸に対し上記固定子鉄心を内側に上
記回転子鉄心を外側に配電して上記固定子鉄心を軸方向
に沿って二つに分けたブロック間に電磁石を備え、また
、上述の構造において、固定子鉄心の固定子歯のギャッ
プ面に小スロットを備え、この小スロットと巻線が収め
られたスロットとを加えて全スロットとしてスロット数
Zとしたことを特徴とし、 更に、検出した回転子の位置の関数として電流位相を制
御すると共に、必要なトルクを発生するように電流振幅
値を制御することを特徴とする。
E  作    用 トルク脈動を生じる条件を除くことができ、駆動トルク
及び反作用トルクを合成し、更には一方のブロックに基
づくトルクと他方のブロックに基づくトルクとを加え合
せることにより、しかも永久磁石もしくは電磁石を用い
ることにより、低電流にて安定した高トルクが得られる
F、実施例 ここで、第1図ないし第6図および第9図を参照して本
発明の実施例を原理と共に説明する。第1図は回転子1
0及び固定子11を示している。
第1図において、固定子11には、その内周ニスロット
llaが形成され、その数Z(第1図では6)である。
このスロットl1mには三相巻@12であるU、V、W
が施され、2P(Pは極対数、第1図ではP=1)の回
転磁界が生ずるようになっている。
他方、回転子10には、その外周に等ピッチのスロット
10cを有し、その数22(第1図では5)となってい
る。
そして、これらスロット数21,22とは、Z2=Z1
±P          ・・・(1)なる関係を有し
て形成されている。
更に、本実施例の回転子10は、第2図に示すように軸
方向に沿って二つのブロック10 m、  10 bに
分割されており、この二つのブロック10 a、 10
 bを連結するようにハイブリッド形ステッピングモー
タと同様の永久磁石13が備えられている。したがって
ブロック10aのギャップ面であるA−8面とブロック
10bのギャップ面であるC−D面とは、互いに異なる
方向に磁束が通ることになり、永久磁石13−ブロック
10a−固定子鉄心11−ブロック10b−永久磁石1
3という具合に閉磁路が形成されろ。
更に、ブロック10aとブロック10bとは、双方のス
ロット位置がにスロットピッチだけ円周方向に相互にず
れた関係を持つように軸14に固定されている。
このような構造において、ギャップ面、AB。
CDには、それぞれ永久磁石13によって−様な起磁力
F、がかかり、この起磁力によるギャップ磁束密度B□
は固定子11及び回転子1゜のスロット10cによって
脈動を生じ、起磁力×パーミアンスが磁束密度すなわち
F XP=B、から次式を得る。
スを示し、α、γは任意の整数を採る。
また、α2.θ、は固定子側のスロットllaによる脈
動、γZ2θ2は回転子側のスロット10cによる脈動
を表わし、θは一つの極における固定子巻線12U相の
巻線群の中央を原点として空間角で表わされた固定子座
標であり、θ2はt=0の瞬間に固定子座標θ、の原点
に最も近いスロット10cの中央を原点とした空間角で
表わされた回転子座標である。
したがって、θとθとの関係は次式(3)となる。
θ2−θ1−ζφ2−ω、t        ・・・(
3)ここで、礼は回転子10の回転角速度、φ2は空間
角で表わした回転子スロットピッチ、ζφ2は1=0の
時のθ1の原点とθ2の原点との空間角であるので、ζ
は−0,5<ζ≦0.5となる。すなわち、t=0では
θ、−θ、=−ζφ2となって、固定子原点に対する回
転子原点がζφ2となり、回転しはじめるとtに応じて
ω1[け原点0208間が広がることになる。
ここで、(3)式を(2)式に代入してθ2を除くと、
次式(4)を得る。
・・・(4) この(4)式より判明するようにBは回転磁界を表わす
一方、固定子巻線12に3相交流を流した場合の基本波
起磁力は次式(5)となる。
ここで、■!+mは電流振幅値、ωは角周波数、N1は
1相の直列導体数である。
この結果、固定子巻線に3相交流を流した場合の起磁力
F、と前述の永久磁石によるギャップ磁束密度との間に
生ずるトルクを第2図のA−B面にて求めると、z、=
z、+pの場合次式(6)となる。
T =に11 In・F、・Pl、 。tsk [(Z
、ω、−ω) t(Z2φ、)−(6)ここで、K1は
設計諸元によって算出された定数である。
この(6)式よりZω−ω=Oすなわちω=ω/Z2の
回転速度の状態にて脈動トルクが除かれて常定トルクが
得られ、その値は(7)式となる。
T、=に、 −1、、−F −P、 。m(ζZ2$2
)      −(71マタ、z2=z、−P (7)
場合にはω= −ω/ Z2の回転速度の状態にて、換
言すれば回転磁界と反対方向にω/Z2の角速度で回転
するとき、定常トルクが得られ、その値は(7)式にて
表わされるT、と同一となる。
以上の説明は定常トルクに関するものであるが、反作用
トルクも生ずる。すなわち、固定子電流による起磁力F
とスロットによるギャップパーミアンス脈動とによって
反作用トルクを生ずる。そして、そのトルクはz2=z
、+pの場合次式(8)となる。
T =に2・r 、、・P、−8,1m [2(ω−Z
2ω、、) t−2ζZ、φ、) ・(81ここで、P
  はスロットによって生ずる(−11,1 パーミアンス、K2は設計諸元から算出される定数であ
る。
この反作用トルクもω、=ω/z2の回転速度にて定常
トルクとなり、次式(9)となる。
T、=に2・I、、4.−11.、all(2ζZ2φ
2〕     ・・・(9)同様にしてz、=z、−p
の場合の反作用トルクは次式a呻となる。
T =−に、!4.・P、−8,、、ota (2(c
c++Z2ω1.) t+2 t: Z2$、)・・・
α呻 この場合も、ω1=−ω/Z2の状態で定常トルクとな
り(9)式と全く同一となる。
以上の結果、永久磁石及び固定子による起磁力による定
常トルクと反作用トルクの定常トルクとを合成すると次
式(2)となる。
T−T、+T、−に、・IIs・F、・P、。廁(ζち
φ2)−ち・■1.・P(−111、癲(2ζちφ2)
・・・(2) この場合、パーミアンスP、。” (−11,1の値は
スロットの寸法形状によって変化するので、この形状変
化にて上記(ロ)式の第1項第2項の大きさも変化する
以上の説明は回転子のブロックのAB面についての解析
であるが、CD面を着目すると、まず起磁力F、の符号
が逆になり、更にAB面とCD面とはスロット位置がス
ロットピッチの1/2だけずれているので、t=0の時
の61の原点と62の原点との空間角ζφ2はCD面で
は(ζ+v2)φ2となり、Z2φ2=2πであること
かう22(ζ+v2)φ2=z2ζφ2+πとなる。
したがって、トルク及び反作用トルクの式(71(91
において、次式(2)01が変形される。
−2(ζ+v2)φ=−幽Zζφ       ・・・
(ロ)−2Z2(ζ+v2) $2=m2Z2ζφ2・
(11そして、F、が逆符号であるためCD面でのトル
クT、T共全く同じとなり式(ロ)のトルクが得られる
。よって、AB面と、CD面とで2倍のトルクが得られ
ることになる。
以上の結果、第1図、第2図に示す電動機としては、電
源角周波数ω/z2の速度で回転する同期電動機として
使用できる。
この場合、同期電動機の始動、引入れ、税調等の問題が
生ずることとなるが、これらの問題のない制御方式とし
て、回転子位置を検出してζZ2φ2=δが指令値を保
つように固定子電流を制御することが考えられる。この
場合、−0,5(ζ≦0.5の関係上−πくδ≦πの範
囲にて変化する。したがってδが正の時は電動機運転で
反作用トルクが無視できる場合はδ=−にて最大正トル
ク、δが負の時は発電種運転でδ=−一にて最大負トル
クとなり、この負トルクは減速時の制動トルクとして利
用できろ。なお反作用トルクが大きい場合には、最大ト
ルクはδ−±−より少しずれた角度になるので、その値
を指令値とすればよい。
δの指令値δ“を保ちながら指定回転速度ωにて運転す
る場合の制御を次に述べる。
1=0の瞬間にθ、の原点に最も近いスロットの中央位
置の座標をδ5とした場合、前掲のω=ω/Z2の条件
を満足し、定常トルクを発生している時次式を得る。
fl =ω t+ζφ2=ωt/Z2+ζ/Z2   
  −(14)このためωt=(Zθ−δ)を得る。
従ってδ1を保ちながらω、なる角速度で回転させるた
めには、回転子スロットの中央の位置θ。を検出して次
式(IJを計算する。
(ωt)=(Z2θ、−δ8)        ・・・
四ついで、(2)式となるよう各相電流の位相を制御す
る。
l二=I;、αゆ [(ωt)”] i:=■;、、、働[(ωt)”−2/3π]l二=I
:、、cm[(ωt)’   4/3r]      
    ・・・(1呻一方電流の振幅値l;、について
は、ω7の指令錬ω二と実際のへとを比較し、その偏差
を零とするように■ln+の指令値■;ヨを与える。こ
のようにして、電動機に供給する各相電流の指令値、*
、i*、i*を与えることができるので、この指令値通
りの電流を流すよう電流制御形インバータを制御すれば
、電動機を常にω1でg*することができろ。
第3図にて回路を具体化するに、電流制御形インバータ
20により電動機21が制御されろが、この電動機21
に備えられろロータリーエンコーダ等の位置検出器22
では、回転子位置θ。を示す信号が出力される。この回
転子位置θ。は、電流位相計算回路23にて負荷角指令
δ1を加えて演算され、前述の(1j式に基づいて(ω
tビ計算し、二つのROMテープ得る。なお、このδ1
は加速時には正の最大トルクを生ずる負荷角、減速時に
は負の最大トルクを生ずる負荷角に設定する。
一方、位置検出@22からのパルス信号は、F/V変換
@24にて回転角速度ωに変換される。このF/V変換
器24の出力ωヨと角速度指令ωことは偏差がとられ、
ついでPI制御器25を介して電流指令I;、が決定さ
れる。こマルチプライング形D/A変換器26にてD/
A変換し、これにI;3乗することによりi:、l:が
得られる。そしてi + i + i、= 0の関係を
用いてl:演算口#127からv4a電流指令値i“が
得られる。この電流指令値l:”jV’i二どおり電流
を電動機21に供給するように電圧形インバータ2oが
制御される。
またトルクTの式から明らかなように周波数に無関係で
あるのでPI制御器の出方側にリミッタ28を設けて、
加速及び減速時には一定電流値を流すことによって、一
定トルクで加減速を行うことができる。
更にこの実施例では、ヒステリシスコンパレータ29に
よって、(ωニーω)の符号の正負に従って、これが正
の場合にはφ3の値も正として電動機運転で加速し、逆
に負の場合にはφ°の値も負として発電機運転で回生制
動を行うようになっている。
以上の説明は、z2=z、+pの場合につき述べてきた
が、z2=z、−pの場合、<171式が次のようにな
る。
−(ωt)−(z2θ。〜δ1)         ・
・・a乃また、振幅指令値I;、は前記と同様にして得
られるので、 i二= 1 ”、、、ais  ((ωt) 勺i :
” I ”、−[(ωt)”+2/3π]i、”=I 
”、、、aha  [(ωt)  ”+4/3yrE 
           ・= 01トシて各相の電流の
指令値を得ることができる。すなわちz2+ pの場合
とz2−pの場合とは固定子電流による回転磁界の方向
が逆になる。
以上電動機としての説明を行なってきたがδを負の値に
保ち、軸に機械的動力を外部から供給することによって
、発電機としても運転できる。
これまでの説明は第1図のように少数のスロットの組合
せで説明してきたが、ω=ω/Z式かられかるように回
転角速度として低速を必要とする場合にはスロット数を
ふやせばよいことがわかる。この場合Z、と22とは(
1)式の関係があるので第1図のような構造で22を増
加するには限界がある。そこで第4図のように、巻線の
入っているスロット以外に歯部に小スロットを設け、両
者の和の全スロット数をZ、としたときに、この全スロ
ット数Z。
に対して(1)式が成り立つようにZ、を選べばよいの
で、このような構造ではZ2を充分大きく出来、極低速
を容易に得ることができる。
第4図はこの変形した電動機のギャップ部を示しており
固定子鉄心11の内周側には3相巻線が挿入される巻線
スロットllaが形成され、この巻線スロットlla間
の歯11bの内周側にも回転子と対向する小スロット1
1Cが形成されている。そして、この巻線スロットll
aの入口部と小スロット11Cとは同一幅を有している
。この場合、全スロット数をZ、とすれば、固定子鉄心
11のスロットピッチφは2π/Zの等ピッチとなって
いる。なお、巻線スロットllaの入口部と小スロット
llcとは運転時のトルクリップルを低減するため同一
幅とすることは良いが、特にこれに限定されない。
他方、回転子鉄心10の外周側にもスロット数22のス
ロット10cが形成され、このスロット10cのスロッ
トピッチφ2は2π/Z。
の等ピッチとなっている。
そして、スロット数21と22との関係は、2、−2.
=±Pとなるように選定されている。
次に静止時トルクについて述べる。この電動機の3相巻
線に、120°ずっの位相差をもっているが、時間的に
は変化しない直流電流i = I 、、 rsbdr i=Ii□働(ψ−2/3π) i 、= I 1m C60(ψ−4/3π)    
  ・・・(2)を流したときに生ずるトルクは次式−
となる。
T=に11.□F、p1゜幽(ζZ2φ2−ψ)−に、
I、、pl−11,L幽2(ζZ2φ2−φ)   ・
・・(至)スロットの寸法形状によって、第1項と第2
項の割合が変化するので、全説明を簡単にするために第
1項に比べて第2項が著しく小さく無視できる場合を考
えるとトルクは次式1式%) (21) とこでψは第5図に示すように第1相の電流のピーク値
からの位相角であって、ψの値によって各相に流れろ電
流値が変化する。トルクはIlmとψとこの関数である
が、ある一定の■1□を考えた時、(21)式から明ら
かなようにz2φ2=2πであることを考えると、ζが
一1/2から+172までの範囲で第6図の実線で示す
ように正弦波形に変化する。トルクがピーク錬となるの
は ζ・2π−ψ=±π/2 の時であるので ζ=±1/4+ψ/2π の時にピーク値をとる。従ってψ=0の時にはζ=±1
/4の時にピーク値をとる正弦波となるが、ψの値が正
の時にはピーク値はφ/2πに相当するだけ右方へ移動
し、φの値が負の時にはψ/2πに相当するだけ左方へ
移動する。
ζが一1/2から+172までの範囲が回転子の1スロ
ツトピツチで、ζ=0がスロットの中央、ζ=±172
が両隣の歯の中央に相当するので、ψの値を一3π/2
から+π/2まで変化させることによって、一つのスロ
ット内の任意の位置がθ、の原点の位置に来たときに、
正のピークトルクを発生させることができろ。
またピークトルクの傭は■l□に比例するので、φとI
lmとを制御することによって、任意の位置で負荷トル
クに見合ったトルクを発生させて、その位置で静止させ
ることが出来る。四式の第2項が無視できない場合には
、第6図に示したトルク曲線が正弦波形でなく、破線の
ように歪んだ形となるが、I、詐一定としてψを変化し
たときにそのトルク曲線の形は変わらず、全体として左
右に移動するので、この場合にもψと11.、の制御に
よって、任意の負荷トルクに対して任意の位置で静止さ
せることが出来ろ。このような考え方の位置制御回路を
第3図に追加することによって、円滑かつ精密な位置制
御が可能である。
なお、本発明は回転子10に永久磁石を配電した例につ
いて説明したが、固定子11もしくは回転子10と固定
子11との双方に永久磁石を配置した構造も可能となる
以上、永久磁石を配置した例につき説明してきたが、ギ
ャップ磁束密度B、を生しさせるには永久磁石に限らず
電磁石でもよい。第1図、第2図、第4図の例ではいわ
ゆるインナーロータタイプの電動機であり、回転子10
の磁石は回転部分からの結線を考えると永久磁石の方が
好ましいが、第9図の如きアウターロータタイプの電動
機の場合には、固定子11のブロック11x、11Y間
に嵌まる磁石としては電磁石15でもよい。殊に電磁石
の場合大形の電動機でも安価に作れるという長所がある
なお、このアウターロータタイプの電動機でも固定子側
にも回転子側にも永久磁石を備えろ構成であってもよい
また、第4図に示す小スロットlie、 10cを備え
た例につきアウターロータタイプに構成することもでき
る。
G、 発明の詳細 な説明したように本発明によれば、歯の間に働く電磁力
によってトルクを得るステッピングモータとは異なり電
機子電流と永久磁石又は電磁石のつくる二つの回転磁界
の作用で生ずるトルクによって駆動する方式であるので
、安定な定常トルクが得られ、円滑な速度制御や精密な
位置制御が可能となる。また固定子と回転子のスロット
パーミアンス脈動によって生ずる磁界を活用する場合、
永久磁石や電磁石を用いているので、リラクタンス形に
比べて少ない電流で同一トルクを発生することが出来、
効率の向上や寸法の小形化の点で効果がある。
永久磁石の技術進歩は目ざましく、コスト・パフォーマ
ンスのよい磁石が開発されているので、高性能磁石の活
用によってより大きな効果が期待できる。
また、アウターロータタイプの電動機にあっては、電磁
石の利用が好都合であり、特に大形のものでは磁石が安
価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図および第9図は本発明に係り、第1
図は一実施例の簡略構成図、第2図は断面図、第3図は
制御回路のブロック図、第4図は他の実施例の部分構成
図、第5図は電流ピーク値からの位相差を示す波形図、
第6図はζに対するトルク変化の波形図、第7図はバー
ニアモータの一例の構成図、第8図(a) (b)はス
テッピングモータの説明図、第9図はアウターロータタ
イプの断面図である。 図  中、 10は回転子、 10a、10b、IIX、IIYはブロック、10c、
lla、lieはスロット、 11は固定子、 13は永久磁石、 15は電磁石、 20は電流制御形インバータ、 21はモータ、 23は電流位相計算回路である。 請求項出 株式会社 代    理

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スロット数Z_1を有する固定子鉄心と等ピッチ
    にてスロット数Z_2を有する回転子鉄心とをPを極対
    数としてZ_2=Z_1±Pなる関係に形成し、 上記固定子鉄心のスロットには3相巻線が納められ、 上記回転子鉄心を軸方向に沿って二つに分けたブロック
    にて固定子鉄心に対向させ、この二つのブロックどおし
    を回転子スロットピッチの1/2だけ円周方向に相互に
    ずれた位置にて軸に固定し、 上記固定子鉄心及び回転子鉄心のいずれか一方又は双方
    に上記二つのブロックにて相互に逆方向に磁束が通るよ
    うに永久磁石を配置した、 ことを特徴とするバーニア形磁石回転機。
  2. (2)スロット数Z_1を有する固定子鉄心と等ピッチ
    にてスロット数Z_2を有する回転子鉄心とをPを極対
    数としてZ_2=Z_1±Pなる関係に形成し、 上記固定子鉄心のスロットには3相巻線が納められ、 上記回転子鉄心を軸方向に沿って二つに分けたブロック
    にて固定子鉄心に対向させ、この二つのブロックどおし
    を回転子スロットピッチの1/2だけ円周方向に相互に
    ずれた位置にて軸に固定し、軸に対し上記固定子鉄心を
    内側に上記回転子鉄心を外側に配置して上記固定子鉄心
    を軸方向に沿って二つに分けたブロック間に電磁石を備
    えたことを特徴とするバーニア形磁石回転機。
  3. (3)固定子鉄心の固定子歯のギャップ面に小スロット
    を備え、この小スロットと巻線が収められたスロットと
    を加えて全スロットとしてスロット数Z_1としたこと
    を特徴とする請求項(1)又は(2)のバーニア形磁石
    回転機。
  4. (4)検出した回転子の位置の関数として電流位相を制
    御すると共に、必要なトルクを発生するように電流振幅
    値を制御することを特徴とする請求項(1)(2)又は
    (3)のバーニア形磁石回転機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020080607A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 株式会社豊田中央研究所 回転電機

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