JPH0320341B2 - - Google Patents

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JPH0320341B2
JPH0320341B2 JP4667883A JP4667883A JPH0320341B2 JP H0320341 B2 JPH0320341 B2 JP H0320341B2 JP 4667883 A JP4667883 A JP 4667883A JP 4667883 A JP4667883 A JP 4667883A JP H0320341 B2 JPH0320341 B2 JP H0320341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diene rubber
ethylene propylene
propylene diene
rubber compound
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP4667883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59171648A (ja
Inventor
Shinichi Toyooka
Yutaka Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP4667883A priority Critical patent/JPS59171648A/ja
Publication of JPS59171648A publication Critical patent/JPS59171648A/ja
Publication of JPH0320341B2 publication Critical patent/JPH0320341B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は例えば可撓性膜製可動堰(例えば特公
昭40−11702号、特公昭44−2371号参照)の膜材
料等に用いるエチレンプロピレンジエンゴム配合
物を用いた高性能ゴム引布に関するものである。 (従来技術とその問題点) 従来のEPDMゴム(エチレンプロピレンジエ
ンゴム)引布は織物とEPDMゴムとの低接着性
のために、第1図のような目あき織物1′でゴム
62′同志の接着によるブリツジ効果によるゴム
引布か、又は第2図のような通常の織物1では
RFL処理(レゾルシンフオルマリンラテツクス
処理、最も一般的なもの)又はイソシアネート系
接着剤3′にてゴム2′と織物1とを接着したゴム
引布か、或いは第3図のような通常の織物1で
RFL処理5′にてNR(天然ゴム)又はSBR(スチ
レンブタジエンゴム)4と織物1を接着しNR又
はSBR4にEPDM2′を接着したゴム引布がある
が、次のような欠点がある。 第1図の場合 ゴムとゴムのブリツジ効果を狙うため糸の打
込み本数があげられない、従つて引張強さが低
い。 目あきのため加工時の形態保持が劣る、従つ
て加工性が劣る。 高強度を達成するためには多層の積層が必要
である、従つて高価である。 第2図の場合 RFL処理、イソシアネート系で良い接着剤
がない、特に耐水性が問題である、従つてゴム
と織物の接着性が劣る。 上記の接着性が劣り接続部でのラツプ幅を
大きくする必要があり、信頼性が低く、従つて
高価である。 RFL、イソシアネート系接着剤が硬く糸を
拘束し、自由度が減少する、従つて引裂強さが
低い。 第3図の場合 NR、SBRの耐老化性が劣る、従つて長期の
耐久性劣る。 RFL処理が硬い、従つて引裂強さが低い。 EPDMとNR、SBRの接着が悪い、従つて信
頼性が低い。 (発明の構成) 上記に鑑み本発明はこれら問題点を解消するた
め開発されたものである。 即ち本発明のEPDMゴム引布は特殊配合のエ
チレンプロピレンジエンゴム配合物を、特殊配合
のエチレンプロピレンジエンゴム配合物からなる
接着剤を施したナイロン織物に被覆してなり、上
記特殊配合のエチレンプロピレンジエンゴム配合
物は、ポリマーとしてエチレンプロピレンジエン
ゴムを100部、接着促進剤として変性メラミン樹
脂及びレゾルシン樹脂を夫々0.5〜10部、加硫剤
の硫黄を0.2〜5部、加硫促進剤としてジチオカ
ーバメート系又はチウラム系の群から選ばれる少
くとも一つの系の加硫促進剤1〜6部及びチアゾ
ール系の加硫促進剤0〜3部少くとも配合したも
のであることを特徴とするものである。この特殊
配合EPDM配合物は上記の他に一般的にゴム配
合物に用いられる加硫助剤の亜鉛華、カーボンブ
ラツクなどの補強剤、軟化剤及び老化防止剤など
を通常は配合する。 以下本発明を例示の図面に就いて詳細に説明す
る。第4図は本発明のゴム引布の断面図を示し、
1は通常の織物即ち通常の平織物、2は特殊配合
のEPDM、3は接着剤(共糊)である。 即ち被覆ゴムとして下記のように特殊配合
EPDMを用い、接着剤として被覆ゴムと同様な
配合物をトルエンなどの有機溶剤にとかした共糊
を使用している。又織物は下記の通りである。 被覆ゴム 次のようなポリマー、接着促進剤、充填剤、
加硫剤、加硫促進剤が配合されてなる。 ○イ ポリマー EPDMの品種のうちいずれでも良い。望
ましくは第3成分がエチリデンノルボーネン
が最も良い。 ○ロ 接着促進剤 変性メラミン樹脂及びレゾルシン樹脂をそ
れぞれ0.5〜10部添加、望ましくは1.0〜5部
添加する。 ○ハ 充填剤 特に制限はないが望ましくはシリカ系充填
剤10〜60部用いる、より望ましくは15〜30部
用いる。 ○ニ 加硫剤 S→0.2〜5部望ましくは0.5〜2部を添加
する。 ○ホ 加硫促進剤 ジチオカーバメート系又はチウラム系加硫
促進剤1〜6部望ましくは2〜4部及びチア
ゾール系加硫促進剤0〜3部望ましくは0.5
〜1.5部を添加する。 織物 ナイロン織物に限定される。テトロン、ケブ
ラーでは効果はでない。 接着剤 被覆ゴムと同様なEPDM配合物をトルエン
などの有機溶剤にとかした接着剤を塗布する。
この場合はベースポリマーとしてはよう素価10
以上の高ジエン系ポリマーがより望ましい。 接着剤の塗布量は織物重量に対して2〜30%
望ましくは5〜15%(乾燥状態)又は在来の
RFL処理でも接着性は良いが、引裂は劣る。 以下に本発明の理解を助けるため実験例を述べ
る。 下記第1表※印に示す如く本発明の引布は著し
くすぐれている。
【表】 (発明の効果) 以上本発明を説明したが、それは下記のような
効果を具備する。 従来のRFL、イソシアネート系接着剤より
も特殊配合EPDM系接着剤と特殊配合EPDM
被覆ゴムの組合せが大幅に良い。即ちゴム−織
物接着性特に耐水性にすぐれ、引裂強さが著し
く改良される。 ゴム−織物接着良好なため目あき織物が不要
(100Kg=/cm<で特に有効)即ち高強度ゴム引
布が積層によらなくても達成せきる。 ゴム−織物接着良好のため接着性は良いが耐
老化性劣る汎用ゴムを使わなくても良い。即ち
高信頼性である。 接着剤の硬化後の硬さが低いため糸の自由度
が大きい、樹脂の比率が在来のRFLよりも大
幅に低い。従つて高引裂強さである。 即ち本発明は、上記〜の利点により高性能
(接着、引裂強さ、強度、信頼性等の高い)が達
成でき、周知のEPDMのすぐれた特性(耐候、
耐オゾン、耐老化、耐熱、耐水、軽量、低コス
ト)が十分に発揮でき信頼性の大幅に向上した経
済性にすぐれたゴム引布を提供できる。 なお以上の本発明のゴム引布は可撓性膜製可動
堰、粉粒体及び液体貯蔵、輸送用コンテナー、ポ
ンドライニング、ルーフイング、その他耐水、耐
熱、耐候、耐薬品用途の殆んどすべてのゴム引布
製品に適用できる(但し耐油用は除く)。
【図面の簡単な説明】
ゴム引布の断面を示す図に於いて第1,2,3
図は共に従来のもの、第4図は本発明のものを
夫々例示している。 1′……目あき織物、1……通常の織物、2′…
…EPDMゴム、2……特殊配合EPDM、3′……
接着剤、3……接着剤(共糊)、4……NR又は
SBR、5′……RFL処理。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 特殊配合のエチレンプロピレンジエンゴム配
    合物を、特殊配合のエチレンプロピレンジエンゴ
    ム配合物系接着剤を施したナイロン織物に被覆し
    てなり、上記特殊配合のエチレンプロピレンジエ
    ンゴム配合物は、ポリマーとしてエチレンプロピ
    レンジエンゴムを100部、接着促進剤として変性
    メラミン樹脂及びレゾルシン樹脂を夫々0.5〜1.0
    部、加硫剤の硫黄を0.2〜5部、加硫促進剤とし
    てジチオカーバメート系又はチウラム系の群から
    選ばれる少くとも一つの系の加硫促進剤を1〜6
    部及びチアゾール系の加硫促進剤を0〜3部少く
    とも配合したものであることを特徴とするエチレ
    ンプロピレンジエンゴム配合物を用いたゴム引
    布。 2 ポリマーとして第3成分がエチリデンノルボ
    ーネンであるエチレンプロピレンジエンゴムを用
    いた特許請求の範囲第1項記載のエチレンプロピ
    レンジエンゴム配合物を用いたゴム引布。 3 接着促進剤として変性メラミン樹脂及びレゾ
    ルシン樹脂を夫々1.0〜5部配合した特許請求の
    範囲第1項記載のエチレンプロピレンジエンゴム
    配合物を用いたゴム引布。 4 充填剤としてシリカ系充填剤を10〜60部配合
    した特許請求の範囲第1項記載のエチレンプロピ
    レンジエンゴム配合物を用いたゴム引布。 5 充填剤としてシリカ系充填剤を15〜30部配合
    した特許請求の範囲第1項記載のエチレンプロピ
    レンジエンゴム配合物を用いたゴム引布。 6 加硫剤として硫黄を0.5〜2部配合した特許
    請求の範囲第1項記載のエチレンジエンプロピレ
    ンゴム配合物を用いたゴム引布。 7 加硫促進剤としてジチオカーバメート系又は
    チウラム系の群から選ばれる少くとも一つの系の
    加硫促進剤を2〜4部配合した特許請求の範囲第
    1項記載のエチレンプロピレンジエンゴム配合物
    を用いたゴム引布。 8 加硫促進剤としてチアゾール系加硫促進剤
    0.5〜1.5部配合した特許請求の範囲第1項記載の
    エチレンプロピレンジエンゴム配合物を用いたゴ
    ム引布。 9 特殊配合のエチレンプロピレンジエンゴム配
    合物系接着剤が特殊配合のエチレンプロピレンジ
    エンゴム配合物を有機溶剤にとかしたものである
    特許請求の範囲第1項記載のエチレンプロピレン
    ジエンゴム配合物を用いたゴム引布。 10 有機溶剤がトルエンである特許請求の範囲
    第9項記載のエチレンプロピレンジエンゴム配合
    物を用いたゴム引布。 11 エチレンプロピレンジエンゴムがよう素価
    10以上の高ジエン系である特許請求の範囲第9項
    記載のエチレンプロピレンジエンゴム配合物を用
    いたゴム引布。 12 接着剤を織物に、塗布量を織物重量比に対
    して2〜30%(乾燥状態)施した特許請求の範囲
    第1項記載のエチレンプロピレンジエンゴム配合
    物を用いたゴム引布。 13 塗布量を織物重量比に対して5〜15%(乾
    燥状態)施した特許請求の範囲第12項記載のエ
    チレンプロピレンジエンゴム配合物を用いたゴム
    引布。 14 ゴム引布が可撓性膜製可動堰の膜材料であ
    る特許請求の範囲第1項記載のエチレンプロピレ
    ンジエンゴム配合物を用いたゴム引布。
JP4667883A 1983-03-21 1983-03-21 エチレンプロピレンジエンゴム配合物を用いたゴム引布 Granted JPS59171648A (ja)

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JPS59171648A JPS59171648A (ja) 1984-09-28
JPH0320341B2 true JPH0320341B2 (ja) 1991-03-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014020719A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Toshiba Corp スターリング型冷凍機

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