JPH03202521A - 木造大スパンパネル工法 - Google Patents
木造大スパンパネル工法Info
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- JPH03202521A JPH03202521A JP34320089A JP34320089A JPH03202521A JP H03202521 A JPH03202521 A JP H03202521A JP 34320089 A JP34320089 A JP 34320089A JP 34320089 A JP34320089 A JP 34320089A JP H03202521 A JPH03202521 A JP H03202521A
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本願は、大断面の集成材を用いた木造建築物にツーバイ
フォー部材、木質■型梁を床組、小屋組に用い、大スパ
ン化を図り、工場にてツーバイフォー部材で加工、組立
てられた外壁、内壁、床パネルを現場にて組込む大断面
大スパンパネル工法に係るものである。
フォー部材、木質■型梁を床組、小屋組に用い、大スパ
ン化を図り、工場にてツーバイフォー部材で加工、組立
てられた外壁、内壁、床パネルを現場にて組込む大断面
大スパンパネル工法に係るものである。
[従来の技術J
従来、この種のものにあっては、下記のようなものにな
っている。
っている。
従来の木造軸組工法は在来工法と言われ、大工の伝統的
技術で支えられてきた。
技術で支えられてきた。
[発明が解決しようとする課題]
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題
点を有していた。
点を有していた。
1、従来の木造軸組工法における在来工法では、木材資
源の不足や建築種数の増加、熟練大工不足等により主要
構造木材の断面寸法が小さくなり、仕口、継手も簡略化
され金物等により補強されるようになった。
源の不足や建築種数の増加、熟練大工不足等により主要
構造木材の断面寸法が小さくなり、仕口、継手も簡略化
され金物等により補強されるようになった。
2、資源不足により山で伐採され、すぐに製材されたり
、輸入した丸太を製材し、十分乾燥されないままに建築
物に使われており、品質、性能も均一ではなく、長物材
が取れない。
、輸入した丸太を製材し、十分乾燥されないままに建築
物に使われており、品質、性能も均一ではなく、長物材
が取れない。
3、熟練大工不足により、大工の技術の差により、建築
物の構造的強度、仕上げに太きな差ができ、均一した建
物とならない。
物の構造的強度、仕上げに太きな差ができ、均一した建
物とならない。
4.仕口、継手の金物を補強しても、木材の乾燥による
やせによりボルトナツトの緩み釘、ボルト穴部よりの木
材の割れが発生し、強度面で不安となる。
やせによりボルトナツトの緩み釘、ボルト穴部よりの木
材の割れが発生し、強度面で不安となる。
5、使用木材の乾燥が不十分なため、床の糺み、不陸、
仕上材の隙等のクレーム原因となる。
仕上材の隙等のクレーム原因となる。
本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、次のよう
な事のできるものを提供しようとするものである。
されたものであり、その目的とするところは、次のよう
な事のできるものを提供しようとするものである。
1、構造材の柱、梁を集成材とし、大断面、大スパン化
を図る。
を図る。
(1)木材の資源不足による小径木でも貼り合わせるこ
とにより大断面となり、ま た、長さも自由になるため大スパン化が可能となる。
とにより大断面となり、ま た、長さも自由になるため大スパン化が可能となる。
(2)木材を十分乾燥し、接着剤を用い、互いに強固に
接着するため、強度が増し、品質、性能の均一化を図る
ことができ る。
接着するため、強度が増し、品質、性能の均一化を図る
ことができ る。
(3)大断面木材を使用することにより火災時に表面が
燃え炭化し、内部まで燃えない木の性質を生かし、火災
時に耐力が急激に低下せず倒壊を防止できる。
燃え炭化し、内部まで燃えない木の性質を生かし、火災
時に耐力が急激に低下せず倒壊を防止できる。
(4)構造計算により安全を確認した柱、梁の断面性能
を用いることにより、より安全性の高いものとなる。
を用いることにより、より安全性の高いものとなる。
2、仕口、継手に適切な金物、ボルト、釘を用いること
により、接合部での一体性が確保される。
により、接合部での一体性が確保される。
すなわち、熟練大工不足、木材資源不足により、特に仕
口、継手部に強度の不安があり、また木材の乾燥による
ボルトの緩み、ひび割れによる強度低下の不安があった
が、十分乾燥された集成材と、それに適した金物、ボル
ト、釘を用いることにより、これらの不安がなく安全で
均一な建物となる。
口、継手部に強度の不安があり、また木材の乾燥による
ボルトの緩み、ひび割れによる強度低下の不安があった
が、十分乾燥された集成材と、それに適した金物、ボル
ト、釘を用いることにより、これらの不安がなく安全で
均一な建物となる。
3、使用木材の均一化を図ることができる。
+11主要構造材の集成材の柱、梁はもちろんのこと、
床組材、小屋組材にツーバイフォー材または木質■型梁
を用いることにより規格化された工場生産品のため、乾
燥、品質、性能等が均一であり、床の糺み、不陸等が発
生しにくく、クレームの要因とならない。
床組材、小屋組材にツーバイフォー材または木質■型梁
を用いることにより規格化された工場生産品のため、乾
燥、品質、性能等が均一であり、床の糺み、不陸等が発
生しにくく、クレームの要因とならない。
(2)壁パネル(外壁、内壁)にもツーバイフォーの部
材を用い加工するため、木材の乾燥、品質、性能の均一
化が図れ、乾燥不足による仕上材(クロス等)の隙が発
生しに<<、壁の不陸等のクレームもなくなる。
材を用い加工するため、木材の乾燥、品質、性能の均一
化が図れ、乾燥不足による仕上材(クロス等)の隙が発
生しに<<、壁の不陸等のクレームもなくなる。
また、外壁パネルには地震力や風圧力
の水平力を負担する構造用合板を貼っているため、パネ
ル自体の歪み、変形を押さえることができる。
ル自体の歪み、変形を押さえることができる。
4、構造部材として架構を構成する上で重要な柱や梁(
横架材)に工場生産による品質、性能がJASで担保さ
れている構造用大断面集成材を用いることにより均一化
された品質、性能が得られる。
横架材)に工場生産による品質、性能がJASで担保さ
れている構造用大断面集成材を用いることにより均一化
された品質、性能が得られる。
5、床組材、小屋組材にツーバイフォー材または木質■
型梁を用い大スパンに対応し、品質、性能の向上を図る
。
型梁を用い大スパンに対応し、品質、性能の向上を図る
。
6、外壁パネルには断熱材と通気性および透湿性を有す
るための穴またはピンホールを加工した構造用合板と通
気層を形成するビーズ発泡スチレンボードが組込まれて
いる。
るための穴またはピンホールを加工した構造用合板と通
気層を形成するビーズ発泡スチレンボードが組込まれて
いる。
この外壁パネルにより、地震力や風圧力等の水平力を負
担する。
担する。
7、このように工場生産による集成材、柱、梁、外壁パ
ネル、内壁パネル、ツーバイフォ一部材、木質I型梁等
を工場で加工、組立を行ない、現場にて建方、組込みを
行なうことにより、工期短縮、品質、性能の均一化を図
り、現場作業を省力化し、熟練大工を必要としない。
ネル、内壁パネル、ツーバイフォ一部材、木質I型梁等
を工場で加工、組立を行ない、現場にて建方、組込みを
行なうことにより、工期短縮、品質、性能の均一化を図
り、現場作業を省力化し、熟練大工を必要としない。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明のものは下記のよう
になるものである。
になるものである。
すなわち本願のものは、集成材による柱、梁等の構造材
、ツーバイフォー部材および木質工型梁等によって組立
て構成され大スパン化した木造軸組に、構造用合板を床
パネルとして貼った後に、当該木造軸組における柱、横
架材間にツーバイフォー部材を用いた外壁パネルを柱、
横架材間に組込むよう構成された木造大スパンパネル工
法である。
、ツーバイフォー部材および木質工型梁等によって組立
て構成され大スパン化した木造軸組に、構造用合板を床
パネルとして貼った後に、当該木造軸組における柱、横
架材間にツーバイフォー部材を用いた外壁パネルを柱、
横架材間に組込むよう構成された木造大スパンパネル工
法である。
[作用]
効果と共に説明する。
[発明の実施例]
実施例について図面を参照して説明する。
1は本発明で得た木造建築物である。(第10図参照)
そこで、木造建築物1に関する木造大スパンパネル工法
は下記の各工程から構成されている。
は下記の各工程から構成されている。
第1工程
基礎2は柱部分に大きな支持力を負担させることになる
ので、構造耐力的に安全なように鉄筋で補強する。
ので、構造耐力的に安全なように鉄筋で補強する。
第2工程
土台3は120′″/、角材を用い、特に荷重のかかる
内部土台には梁4を用い、アンカーボルト5にて基礎と
接合する。
内部土台には梁4を用い、アンカーボルト5にて基礎と
接合する。
第3工程
2階の載らない部分に配設される柱6
は集成材で構成され、かつ、この柱6の所定個所には、
先ず、梁受金物7をボルトや釘にて取付後、これを土台
上に起立させ、当該土台との接合は、柱脚金物8にボル
ト締めする。
先ず、梁受金物7をボルトや釘にて取付後、これを土台
上に起立させ、当該土台との接合は、柱脚金物8にボル
ト締めする。
2階の載る部分に配設される柱は、全て集成材による通
柱6Aとし、この通柱の所定箇所には、先ず、梁受金物
7をボルトや釘にて取付後、これを土台上に起立させ、
当該土台との接合は、柱脚金物8でボルト締めする。
柱6Aとし、この通柱の所定箇所には、先ず、梁受金物
7をボルトや釘にて取付後、これを土台上に起立させ、
当該土台との接合は、柱脚金物8でボルト締めする。
この工程(建方)の作業には、クレーン車を使用する。
そこで、柱脚金物8は第17図ないし第20図を参照し
て、断面り字状に構成されボルト用穴、ビス用穴が開設
されている。
て、断面り字状に構成されボルト用穴、ビス用穴が開設
されている。
第4工程
2階の根太受金物10を取付けた2階床梁9をクレーン
車にて吊上げ、通柱6Aの梁受金物7に連結してボルト
、釘にて接合する。
車にて吊上げ、通柱6Aの梁受金物7に連結してボルト
、釘にて接合する。
そこで、梁受金物7は第11図、第12図の如く、柱6
、通柱6Aの縦板状添着部7Aに梁受7A1を連設した
もの、第13図、第14図の如く、横断面り字状に構成
された柱6、通柱6Aの添着部7Bに、この添着部に直
交方向に梁受7B1を連設したもの、第15図、第16
図の如く、横断面り字状に構成された柱6、通柱6Aへ
の添着部7Cに、この添着部に直交方向に寸法の異なる
梁受7C1を連設したものなどのように構成されている
。
、通柱6Aの縦板状添着部7Aに梁受7A1を連設した
もの、第13図、第14図の如く、横断面り字状に構成
された柱6、通柱6Aの添着部7Bに、この添着部に直
交方向に梁受7B1を連設したもの、第15図、第16
図の如く、横断面り字状に構成された柱6、通柱6Aへ
の添着部7Cに、この添着部に直交方向に寸法の異なる
梁受7C1を連設したものなどのように構成されている
。
第5工程
根太受金物10にツーバイフォー部材または木質工型梁
でなる根太11を組込み釘打ちにて取付けたのち、構造
用合板(JIS規格)12を敷き、仮足場とし安全を図
り、建方完了後、釘と接着剤にて根太11に止付けて2
階床組を構成する。(第3図参照) 第6エ程 小屋梁13をクレーン車にて吊上げ、柱に取付けた梁受
金物7にボルト、釘止めにて接合したのち、ツーバイフ
ォー部材または木質工型梁にて野地タル木組み14をし
、屋根組みを行なったのち、野地タル木組み14の上に
野地合板15を釘打ちにて止付は小屋組を構成する。(
第4図参照)但し、野地合板15に屋根断熱を行なうた
め、硬質ウレタンボードと野地合板の複合板を用いる。
でなる根太11を組込み釘打ちにて取付けたのち、構造
用合板(JIS規格)12を敷き、仮足場とし安全を図
り、建方完了後、釘と接着剤にて根太11に止付けて2
階床組を構成する。(第3図参照) 第6エ程 小屋梁13をクレーン車にて吊上げ、柱に取付けた梁受
金物7にボルト、釘止めにて接合したのち、ツーバイフ
ォー部材または木質工型梁にて野地タル木組み14をし
、屋根組みを行なったのち、野地タル木組み14の上に
野地合板15を釘打ちにて止付は小屋組を構成する。(
第4図参照)但し、野地合板15に屋根断熱を行なうた
め、硬質ウレタンボードと野地合板の複合板を用いる。
このようにして、建物の構造体である柱、梁、小屋組材
、床組材、外壁材、内壁材等を工場生産、組立加工と一
環して製品管理された部材、加工品を現場にて組立てる
ことにより工期短縮を図ることができる。
、床組材、外壁材、内壁材等を工場生産、組立加工と一
環して製品管理された部材、加工品を現場にて組立てる
ことにより工期短縮を図ることができる。
第7エ程
基礎内における土間の地表面2Aにはポリエチレンフィ
ルム2Bを敷き詰め密閉した後、この上面に火山灰ある
いは砂2Cを所定厚さに積層養生させ、更にこの上面に
砕石あるいは玉砂利2Dが敷き詰められている。(第4
図参照) 第8工程 イ、土台の上の外側にツーバイフォー部材または木質■
型梁でなる側根太16を釘打ちにて取付ける。
ルム2Bを敷き詰め密閉した後、この上面に火山灰ある
いは砂2Cを所定厚さに積層養生させ、更にこの上面に
砕石あるいは玉砂利2Dが敷き詰められている。(第4
図参照) 第8工程 イ、土台の上の外側にツーバイフォー部材または木質■
型梁でなる側根太16を釘打ちにて取付ける。
口、側根太16、端根太16Aと同寸法の根太16Bを
所定の個所に釘打ちにて取付ける。
所定の個所に釘打ちにて取付ける。
この場合、隣接する根太16B間には
転び止め16Cを介在させるとよい。
また、上記49口はあらかじめ工場に
て組立加工した床パネルとして現場で取付けることも可
能である。(第6図、第71111参照) ハ、根太16Bに公知の方法で断熱材受を取付け、グラ
スウール等により断熱施工する。
能である。(第6図、第71111参照) ハ、根太16Bに公知の方法で断熱材受を取付け、グラ
スウール等により断熱施工する。
二、構造用台板17を外壁面(土台外面)まで貼り、プ
ラットフォーム床とする。
ラットフォーム床とする。
このように、床をブラットフオーム工
法とする場合、構造用合板は厚さ12′″八を用いるこ
とにより火打梁、火打土台を必要としない。(第5図参
照) 第9工程 工場でツーバイフォー部材によって製作された外壁パネ
ル18を床と梁の間に取付ける。(第8図参照) この外壁パネル18には、あらかじめ工場にてグラスウ
ール等の断熱材18Aと運搬時の破損を防止するネット
18B、水平耐力を受持つ穴またはピンホール付で透湿
性を有する構造用合板18c、ビーズ発泡によって通気
性を確保する凹凸が形成されたボード18Dが組込まれ
ている。(第21図番月) この場合、構造用合板に代えて壁耐力のとれるインシュ
レーションボード(軟質繊維板)に通気性を確保する凹
凸を形成したものを使用することも可能で、透湿性を確
保でき内部結露を防止できる。
とにより火打梁、火打土台を必要としない。(第5図参
照) 第9工程 工場でツーバイフォー部材によって製作された外壁パネ
ル18を床と梁の間に取付ける。(第8図参照) この外壁パネル18には、あらかじめ工場にてグラスウ
ール等の断熱材18Aと運搬時の破損を防止するネット
18B、水平耐力を受持つ穴またはピンホール付で透湿
性を有する構造用合板18c、ビーズ発泡によって通気
性を確保する凹凸が形成されたボード18Dが組込まれ
ている。(第21図番月) この場合、構造用合板に代えて壁耐力のとれるインシュ
レーションボード(軟質繊維板)に通気性を確保する凹
凸を形成したものを使用することも可能で、透湿性を確
保でき内部結露を防止できる。
第10工程
外部開口部に、公知の工法で塩ビ製、木製またはアルミ
製等のサツシ26を取付ける。(第10図会月) 図中、25は屋根用カラートタンであ る。
製等のサツシ26を取付ける。(第10図会月) 図中、25は屋根用カラートタンであ る。
!J11工程
土台、梁等外壁パネル以外の部分の通気層を連通させる
ため、透湿性を有する構造用合板とビーズ発泡によって
通気性を確保する凹凸が形成されたボード24を貼る。
ため、透湿性を有する構造用合板とビーズ発泡によって
通気性を確保する凹凸が形成されたボード24を貼る。
(第10図参照)
第12工程
外壁パネル18の内側に、公知の工法で防湿層を貼り、
厚さ12”/、のプラスターボード19を施工する。(
1階、2階共)第13工程 公知の工法で天井に厚さ12′″/、のプラスターボー
ド21を先に全て貼る。
厚さ12”/、のプラスターボード19を施工する。(
1階、2階共)第13工程 公知の工法で天井に厚さ12′″/、のプラスターボー
ド21を先に全て貼る。
21Aはグラスウールなどの断熱材である。(1階、2
階共〕 (第22図参照)第14工程 間仕切壁部にあらかじめ工場でツーバイフォ一部材によ
って製作された内壁パネル22を床と天井の間に取付け
、プラスターボード22Aを貼る。
階共〕 (第22図参照)第14工程 間仕切壁部にあらかじめ工場でツーバイフォ一部材によ
って製作された内壁パネル22を床と天井の間に取付け
、プラスターボード22Aを貼る。
22Bはパネル受は材である。
なお、第23図、第24図を参照して、第1工程におけ
る基礎2部分を下記のような基礎23に構成することが
できる。
る基礎2部分を下記のような基礎23に構成することが
できる。
そこで、基礎23は、断面上状に構成した外回り基礎体
23A内の所定個所に地中梁23Bを一体に形成し、上
記地中梁の上面には所定間隔をもって筒体23Cを植設
し、上記筒体内にはコンクリート23Dが打設せしめら
れている。
23A内の所定個所に地中梁23Bを一体に形成し、上
記地中梁の上面には所定間隔をもって筒体23Cを植設
し、上記筒体内にはコンクリート23Dが打設せしめら
れている。
加えて、この場合、第24図を参照して、外回り基礎体
23Aの内側にフオームスチレンボード23Eを、コン
クリートと同時に打ち込みし基礎断熱をする。
23Aの内側にフオームスチレンボード23Eを、コン
クリートと同時に打ち込みし基礎断熱をする。
このような基礎23を採用すると、下記のような作用効
果を期待できる。
果を期待できる。
A1機能的効果として
イ、中基礎の立ち上がりが円柱など(角柱でもよい)の
ため、空気流通が十分図られることによりナミダタケ、
カビなどの腐朽菌が発生しにくい。
ため、空気流通が十分図られることによりナミダタケ、
カビなどの腐朽菌が発生しにくい。
口、外力特に水平力(風圧力、地震力)に対して、構造
上建物全体のプロポーションを考慮して剛性の高い地中
梁を配置でき、地盤接地面が布基礎の幅と同じであるこ
とにより、垂直力(固定荷重、積載荷重)に対し、地耐
力基礎の役割を果たすので十分剛性を保った基礎ができ
る。
上建物全体のプロポーションを考慮して剛性の高い地中
梁を配置でき、地盤接地面が布基礎の幅と同じであるこ
とにより、垂直力(固定荷重、積載荷重)に対し、地耐
力基礎の役割を果たすので十分剛性を保った基礎ができ
る。
ハ1束石状体のコンクリートは現場打ちなので地中梁と
一体構造となり、水平力を外力とじ片持梁で設計してい
るため耐力上高度なものができる。
一体構造となり、水平力を外力とじ片持梁で設計してい
るため耐力上高度なものができる。
二、床下の空間が広くなるため、長期的な床下のメンテ
ナンスがよくなる。
ナンスがよくなる。
B、施工上の効果として
イ、布基礎の立ち上がり部分は外周部(特別な場合一部
内部にもンだけなので型枠付けが簡単にすむと共に、型
枠造りが内部基礎がないため入れズミ、出ズミの型枠作
成が殆どいらなくなるため、容易に外周部の型枠が取付
けられる。
内部にもンだけなので型枠付けが簡単にすむと共に、型
枠造りが内部基礎がないため入れズミ、出ズミの型枠作
成が殆どいらなくなるため、容易に外周部の型枠が取付
けられる。
口、地中梁がGL以下におさまり、コンクリートを打設
後、塩ビ管などにより、束石状体の型枠が簡単に設置で
きるので、工期の短縮ができる。
後、塩ビ管などにより、束石状体の型枠が簡単に設置で
きるので、工期の短縮ができる。
ハ1束石状体のコンクリート打設が少量ですみ、地中梁
がGL以下なので、埋め戻しを無くすることができるた
め、施工性が良いと共に、内部の基礎が点的存在の基礎
であるため、天端均一が容易にできる。
がGL以下なので、埋め戻しを無くすることができるた
め、施工性が良いと共に、内部の基礎が点的存在の基礎
であるため、天端均一が容易にできる。
加えて、従来現場で作成されてきた型
枠を加工場にて作成し搬入して、所定の場所に取付ける
ことができ、工期短縮ができる。
ことができ、工期短縮ができる。
C,コスト上の効果として
イ、地中梁がGL以下なので、特に型枠がいらない。
口1束石状体は市販の塩ビ管などを利用できるので、安
く利用できる。
く利用できる。
ハ、特別な型枠が内部にないため施工性がよく工期が短
縮され、コストダウンにつながる。
縮され、コストダウンにつながる。
二、型枠の入れズミ、出ズミが少なく、また、型枠が長
辺にわたって中断で切れることが少ないので、コンパネ
のロスが少ない。
辺にわたって中断で切れることが少ないので、コンパネ
のロスが少ない。
D、その他の効果として
イ、型枠が少量で済むことにより、運搬による荷上げ、
下げの手間が少なくなる。
下げの手間が少なくなる。
ロ、釘等の雑費が少なくなる。
ハ、型枠の切り屑が少なくなるので、現場がきれいであ
る。
る。
第7エ程では、土間は上述の如く構成されているから下
記のような作用効果を期待できる。
記のような作用効果を期待できる。
イ、土間の地表面2Aにポリエチレンフィルムを敷き詰
め密閉しているため、土中の腐食上によるカビ、ナミダ
タケ、腐朽菌の発生を防止することができると共 に、本願の建築物は冬期間床下温度が外気温度より高く
なり、土中の湿気が床下空間に向って集中するため、進
入を防止する。
め密閉しているため、土中の腐食上によるカビ、ナミダ
タケ、腐朽菌の発生を防止することができると共 に、本願の建築物は冬期間床下温度が外気温度より高く
なり、土中の湿気が床下空間に向って集中するため、進
入を防止する。
口、火山灰或は砂が積層養生されているから、配管工事
、床下のメンテナンスなどによりポリエチレンフィルム
の破損を防ぎ、更に、床下空間の湿気が多い時吸収し、
乾燥時には排出する作用も兼ねている。
、床下のメンテナンスなどによりポリエチレンフィルム
の破損を防ぎ、更に、床下空間の湿気が多い時吸収し、
乾燥時には排出する作用も兼ねている。
ハ、砕石或は玉石を敷き詰めることにより、床下空間の
空気中に含まれている温気を砕石などが吸収し、乾燥時
には湿気を排出する調温作用を行なう。
空気中に含まれている温気を砕石などが吸収し、乾燥時
には湿気を排出する調温作用を行なう。
[発明の効果]
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する
効果を奏する。
効果を奏する。
1、集成材の柱、梁等の構造体を用いることにより、加
工がしやすく、強度も従来木材より約1.5倍強くなる
。
工がしやすく、強度も従来木材より約1.5倍強くなる
。
2、JASの認定工場で品質管理された集成材を使用す
るため、乾燥による捻れ、そり、やせの心配がない。
るため、乾燥による捻れ、そり、やせの心配がない。
3、熟練大工による墨付、切込、建方が不要となり、鉄
骨造建築物のようにクレーン車により建方を行なうため
、熟練大工を必要としないため労賃が安くすみ、更に、
建方に要する日数も少なくなる。
骨造建築物のようにクレーン車により建方を行なうため
、熟練大工を必要としないため労賃が安くすみ、更に、
建方に要する日数も少なくなる。
また、従来の墨付、切込、加工用の工場が不要となり、
経費削減できる。
経費削減できる。
4、継手、仕口に適切な金物、ボルト、釘を用いること
により、接合部での一体性が確保され、従来の墨付、切
込、加工の接合部より強くなる。
により、接合部での一体性が確保され、従来の墨付、切
込、加工の接合部より強くなる。
5、床組材、小屋組材にツーバイフォー材または木質工
型梁を用いることにより、軽量で大スパン化が可能とな
り、また、木材の含水率が少ない乾燥されたものを使用
でき、床の不陸、糺み音等のクレーム防止となる。
型梁を用いることにより、軽量で大スパン化が可能とな
り、また、木材の含水率が少ない乾燥されたものを使用
でき、床の不陸、糺み音等のクレーム防止となる。
6、床をプラットフォーム工法で平に構造用合板を接着
剤と釘で貼るため、水平耐力が増し、火打梁、火打土台
を必要としない。
剤と釘で貼るため、水平耐力が増し、火打梁、火打土台
を必要としない。
7、乾燥されたツーバイフォー部材を床パネル、外壁パ
ネル、内壁パネル材として使用しパネル工場にて加工、
組立を行ない、現場にて組込み取付けるため、工期短縮
が図られ、品質が一定となるため、断熱施工、木材の乾
燥によるクレームの発生が少なくなる。
ネル、内壁パネル材として使用しパネル工場にて加工、
組立を行ない、現場にて組込み取付けるため、工期短縮
が図られ、品質が一定となるため、断熱施工、木材の乾
燥によるクレームの発生が少なくなる。
8、外壁パネルには地震力や風圧力等の水平力を負担す
る構造用合板を用いるが、あらかじめ工場にて通気性及
び透湿性を有するための穴またはピンホールを加工して
いるため、冬季時、室内側よりの水蒸気を透過しビーズ
発泡スチレンボードのビーズ発泡の間隙を通って通気層
へ抜けるため内部結露しない。
る構造用合板を用いるが、あらかじめ工場にて通気性及
び透湿性を有するための穴またはピンホールを加工して
いるため、冬季時、室内側よりの水蒸気を透過しビーズ
発泡スチレンボードのビーズ発泡の間隙を通って通気層
へ抜けるため内部結露しない。
9、大工の技術の差による建物の構造的耐力、仕上に大
きな差ができず、均一した建物となる。
きな差ができず、均一した建物となる。
るやせ、ボルト、ナツトの緩み、釘、ボルト穴部よりの
木材の割れの発生がなく、強度面での不安がない。
木材の割れの発生がなく、強度面での不安がない。
11、このほか、下記の効果を期待できる。
イ、木材資源の不足によりますます木造住宅の柱、梁材
が不足となり、高価なものになると予想され、今後ます
ます集成材が見直され、柱、梁などの構造材として使わ
れ、価格も安価なものとなる。
が不足となり、高価なものになると予想され、今後ます
ます集成材が見直され、柱、梁などの構造材として使わ
れ、価格も安価なものとなる。
ロ、工場生産でJASの規格に適合した加工により、品
質、性能が均一のものとなり、建築後の強度の不安がな
い。
質、性能が均一のものとなり、建築後の強度の不安がな
い。
ハ、熟練大工、技術者不足がますます大きな社会問題と
なると予想されるが、本発明では熟線大工による墨付、
建方が不要となり、工期短縮が図られる。
なると予想されるが、本発明では熟線大工による墨付、
建方が不要となり、工期短縮が図られる。
二、床、壁部分を工場にてパネル化にすることにより、
品質の管理ができ、均一した商品化を図ることができる
。
品質の管理ができ、均一した商品化を図ることができる
。
第1図は基礎の斜視図、
第2図は柱や梁などの関係を示す斜視図、第3図は2階
の根太などの張設状態を示す斜視図、 第4図は小屋梁なとの張設状態を示す斜視図、 第5図は構造用合板などの張設状態を示す斜視図、 第6図は1階の根太などの張設状態を示す拡大平面図、 第7図は1階の根太などの張設状態を示す拡大斜視図、 第8図、第9図は外壁パネルなどの張設状態を示す斜視
図、 第10図は完成した状態の斜視図、 第11図は梁受金物の使用状態の平面図、第12図は同
上の正面図、 第13図は他の実施例の梁受金物の使用状態の平面図、 第14図は同上の正面図、 第15図は他の実施例の梁受金物の使用状態の平面図、 第16図は同上の正面図、 第17図は柱脚金物の使用状態の平面図、第18図は同
上の正面図、 第19図は柱脚金物の使用状態の平面図、第20図は同
上の正面図、 第21図は外壁パネルの張設状態を示す横断面図、 第22図は間仕切壁部の張設状態を示す縦断面図、 第23図は他の実施例の基礎の斜視図、第24図はA−
A線拡大断面図、 第25図はB−B線拡大断面図である。
の根太などの張設状態を示す斜視図、 第4図は小屋梁なとの張設状態を示す斜視図、 第5図は構造用合板などの張設状態を示す斜視図、 第6図は1階の根太などの張設状態を示す拡大平面図、 第7図は1階の根太などの張設状態を示す拡大斜視図、 第8図、第9図は外壁パネルなどの張設状態を示す斜視
図、 第10図は完成した状態の斜視図、 第11図は梁受金物の使用状態の平面図、第12図は同
上の正面図、 第13図は他の実施例の梁受金物の使用状態の平面図、 第14図は同上の正面図、 第15図は他の実施例の梁受金物の使用状態の平面図、 第16図は同上の正面図、 第17図は柱脚金物の使用状態の平面図、第18図は同
上の正面図、 第19図は柱脚金物の使用状態の平面図、第20図は同
上の正面図、 第21図は外壁パネルの張設状態を示す横断面図、 第22図は間仕切壁部の張設状態を示す縦断面図、 第23図は他の実施例の基礎の斜視図、第24図はA−
A線拡大断面図、 第25図はB−B線拡大断面図である。
119.木造建築物、
12、、、構造用合板、
18、、、外壁パネル。
第19図
Claims (1)
- 集成材による柱、梁等の構造材、ツーバイフォー部材お
よび木質 I 型梁等によって組立て構成され大スパン化
した木造軸組に、構造用合板を床パネルとして貼った後
に、当該木造軸組における柱、横架材間にツーバイフオ
ー部材を用いた外壁パネルを柱、横架材間に組込むよう
構成されたことを特徴とする木造大スパンパネル工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34320089A JPH03202521A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 木造大スパンパネル工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34320089A JPH03202521A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 木造大スパンパネル工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03202521A true JPH03202521A (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=18359693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34320089A Pending JPH03202521A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 木造大スパンパネル工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03202521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5718093A (en) * | 1995-03-20 | 1998-02-17 | Tanaka Masakatsu Design Office Co., Ltd. | Floor panel joint structure and method of making a wooden building with the same |
CN102758537A (zh) * | 2012-07-12 | 2012-10-31 | 成军 | 木结构建筑施工方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4842521A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-20 | ||
JPS60246939A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-06 | 北海ハウジング株式会社 | フリ−ウオ−ル工法 |
JPS62258031A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-10 | 黒川 哲郎 | 建築物構造体 |
JPH01284633A (ja) * | 1988-05-10 | 1989-11-15 | Hajime Nishimura | 木造建造物 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP34320089A patent/JPH03202521A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4842521A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-20 | ||
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CN102758537A (zh) * | 2012-07-12 | 2012-10-31 | 成军 | 木结构建筑施工方法 |
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