JPH0320123Y2 - - Google Patents

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JPH0320123Y2
JPH0320123Y2 JP1984080082U JP8008284U JPH0320123Y2 JP H0320123 Y2 JPH0320123 Y2 JP H0320123Y2 JP 1984080082 U JP1984080082 U JP 1984080082U JP 8008284 U JP8008284 U JP 8008284U JP H0320123 Y2 JPH0320123 Y2 JP H0320123Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子計算機、特にパソコン等の出力
装置として用いられる各種プリンタ、タイプライ
タ等において用いられる用紙送りのためのピント
ラクタに関するものである。
(従来の技術) 一般に、電子計算機等の出力装置として用いら
れる各種プリンタ、タイプライタ等において、そ
れらに使用される用紙を送るために、エンドレス
のピン付ベルトのピンを前記用紙の両側縁の送り
孔に係合せしめ、ピン付ベルトを回転させること
により用紙を送るピントラクタが採用されてい
る。
ところが、そのようなピントラクタは、従来、
米国特許第4214691号明細書に記載されているよ
うに、送られる用紙を押える押え部材がフレーム
にピンにて回動可能に枢支され、該押え部材の開
閉が、押え部材とフレームとの間に介設したコイ
ルスプリングにて、思案点を境として開方向又は
閉方向に付勢されるようになつている。
(考案が解決しようとする課題) 上述したピントラクタでは、押え部材を回動可
能とするために、ピン(4本)、コイルスプリン
グ等を要し、部品点数が多くなり、高価になると
共に、組立て性に劣るという問題がある。
そこで、本考案は、上述した如きピントラクタ
において、部品点数の減少を図り、安価でかつ組
立て性を良好とすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、フレー
ム及び押え部材を合成樹脂で形成すればその弾性
を利用できることに着想し、押え部材のアーム部
の先端爪部とフレームの支持部の凹所との弾性嵌
合により押え部材を所定開度に保持できるように
したものである。
そのための具体的な解決手段は、合成樹脂から
なるフレームと、該フレームの支持部に回動可能
に枢支され合成樹脂からなる押え部材と、前記フ
レームに回転可能に設けられたスプロケツトと、
該スプロケツトに巻回されベルト基帯の表面にピ
ンが、該ベルト基帯の裏面に歯部がそれぞれ設け
られたエンドレスのピン付ベルトとを有し、該ピ
ン付ベルトのピンに係合する前記用紙を、前記フ
レームと押え部材との間に挟持して紙送りするピ
ントラクタにおいて、 前記押え部材より突設された少なくとも1対の
アーム部と、該アーム部の少なくとも1つの先端
部に形成された先端爪部と、前記各対のアーム部
において反対方向に突設され前記フレームの支持
部に回動可能に支持された少なくとも1対の軸部
と、前記フレームの支持部に形成され、前記アー
ム部の先端爪部が弾性嵌合されて前記押え部材を
所定開度に保持する凹所とを具備する構成とする
ものである。
(作用) 1対のアーム部が互いに近接するように弾性変
形させて、軸部をフレームの支持部に取付けるこ
とで、押え部材がフレームにワンタツチで組付け
られる。
また、その組付け状態において、押え部材を軸
部を回動軸として回動すれば、その回動角度に応
じて、支持部及びアーム部が弾性変形し、アーム
部の先端爪部が支持部の凹所に弾性嵌合され、そ
の結果、押え部材は所定の角度(開度)に保持さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
第1図に示す紙送り装置において、1,1はピ
ントラクタで、相互に略平行に配設された断面四
角形状の駆動軸2と断面円形状の案内軸3とにつ
いて、用紙Sの幅Lに応じた間隔だけ離れて取付
けられている。
前記各ピントラクタ1は、用紙Sの両側縁に設
けた送り孔S1に係合する複数のピン4が一定間
隔でもつてベルト基帯の表面に突設され、歯部5
が裏面に設けられたエンドレスのピン付ベルト6
を有し、該ピン付ベルト6を回転駆動することに
より、用紙を略一定速度で送るようになつてい
る。ピン付ベルト6の歯部は、駆動軸2に連係さ
れ周方向にのみ固定された駆動スプロケツト7に
噛合し、それによつて、ピン付ベルト6が回転駆
動されるようになつている。
前記ピントラクタ1のフレーム8は合成樹脂か
らなり、第2図乃至第4図に示すように、本体フ
レーム9と、該本体フレーム9に嵌着固定される
案内フレーム10とにより構成される。
前記本体フレーム9は、第5図に示すように、
略矩形状の基板部11の上下左右四隅に、合成樹
脂からなる押え部材12,12が回動可能に枢支
される支持部13,114,15,16が一方の
側に突出して形成されるとともに、軸方向のスプ
ライン溝18a,19aを有する係合ピン18,
19が他方の側に突出して形成されている。フレ
ーム8と押え部材12との間に、ピン付ベルト6
のピン4に係合した用紙Sが保持される。
一方、案内フレーム10は、第6図乃至第8図
に示すように、基板部20の一側には、一端部に
2つの平面部21a,21bと1つの曲面21c
とからなる案内面を有する案内部21が、他側に
は、後述のロツク手段40が取付けられる凹所2
2がそれぞれ設けられている。
また、案内フレーム10の基板部20と案内部
21とを貫通して取付孔23,24が形成され、
該取付孔23,24に係合ピン18,19が嵌合
され、それによつて、案内部21が本体フレーム
9に接した状態で、本体フレーム9と案内フレー
ム10とが一体に連結されている。
前記案内部21の案内面(平面21a,21
b,曲面21c)には、ベルト進行方向に沿つて
複数の平行溝17が設けられ、前記案内面とピン
付ベルト6の歯部5との接触面積が、全面接触の
場合の60%以下となるように設定されている。
さらに、前記本体フレーム9の開孔25及び案
内フレーム10の開孔26には、駆動軸2に嵌着
され一体的に回転する駆動スプロケツト7が回転
可能に支承され、また前記両フレーム9,10の
開孔27,28には、ロツク手段40を介して案
内軸3が摺動可能に挿通されている。
前記ピン付ベルト6は、第9図に示すように、
歯部5が、ベルト基帯の略全幅に亘つて形成され
た歯部5aと、該歯部5aの歯幅の略50%以下で
ベルト基帯の一側にのみ位置する別の歯部5bと
からなり、前記歯部5は、一定ピツチでもつて歯
幅の狭い歯部5bとなつている。これに対応し
て、駆動スプロケツト7の谷部29も形成され、
軸方向に長い谷部29aと短い谷部29bとから
なつている。
前記押え部材12は、第10図に示すように、
ピン付ベルト6のピン4の移動経路に対応する位
置に長孔30が穿設され、前記本体フレーム9の
支持部13,14(又は15,16)の係合孔1
3a,14aに係合する軸部31,32,33,
34が設けられている。軸部31,32,33,
34は、それぞれ、基板部35から同一方向に突
出したアーム部36,37,38,39より突設
されている。内方側のアーム部37,38は、外
方側のアーム部36,39よりも長く、かつ先端
爪部37a,38aが支持部13,14(又は1
5,16)の凹所13b,13c,14b,14
cに弾性嵌合し、押え部材12を所定開度に保持
するようになつている。また、軸部31,33及
び32,34は、それぞれ、反対方向に突出して
いる。
ピントラクタ1を案内軸3に固定するロツク手
段40は、第11図乃至第14図に示すように、
本体フレーム9に設けられ案内軸3に外嵌される
筒状の固定部材41と、該固定部材41に回動可
能に外嵌されたレバー部材42とを有する。
前記固定部材41は、矩形状の基部43と、該
基部43に連設された筒状部44とを有し、該両
部43,44を貫通し案内軸3が挿通される貫通
孔45が設けれている。筒状部44には軸方向の
割り溝46,47が対向して設けられると共に、
該割り溝46,47より周方向に略90度ずれた位
置に、両側が対称に切欠かれてなる凸部48,4
9がそれぞれ設けられている。
一方、レバー部材42は、筒状部44の外径と
略同径の内径を有する筒状部54と、該筒状部5
4に連設された半径方向に延びるレバー部55と
からなる一方、前記筒状部54の内周面には、内
径を小さくする規制面56,57が設けられてい
る。
これによつて、レバー部材43を回動して規制
面56,57にて固定部材41の凸部48,49
を押圧すれば、ピントラクタ1は案内軸3に移動
不能に固定される。
なお、上記案内フレーム10は、ポリカーボネ
ート、ポリブタジエンテレフタレート、ポリアセ
タール、ポリアミド等のエンジニアリングプラス
チツクスに対し、5〜30重量%の潤滑油を混入し
てなる含油エンジニアリングプラスチツクスを用
いて形成されている。駆動スプロケツト7も同様
である。
上記のように構成すれば、アーム部36,37
及び38,39が相互に近接するように該アーム
部36,37及び38,39を弾性変形させるこ
とで、アーム部36,37及び38,39の軸部
31,32,33,34を、フレーム9(本体フ
レーム8)の支持部13,14の係合孔13a,
13a,14a,14aに容易に係合させること
ができる。すなわち、押え部材12を本体フレー
ム9(フレーム8)に対しワンタツチで組付ける
ことができる。
また、その組付け状態において、押え部材12
を回動すれば、その回動角度に応じて、支持部1
3,14(又は15,16)及びアーム部37,
38が弾性変形し、その先端爪部37a,38a
が支持部13,14の凹所13b,14b又は1
3c,14cに弾性嵌合される。その結果、押え
部材12は、所定の角度に保持されることになる
(第4図鎖線参照)。
なお、上記実施例では、押え部材12の開度保
持をスプリングを用いることなく、本体フレーム
9の支持部13,14(又は15,16)と押え
部材12との弾性嵌合により行つているが、その
ほか、第15図に示すように、本体フレーム61
の支持部(62,63のみ図示)の凹所(62
a,63aのみ図示)に板バネ64を設け、該板
バネ64により押え部材65のアーム部66の先
端爪部66aを前記凹所に弾性嵌合させ、それに
よつて押え部材65の開度保持を行うようにして
もよい。
また、上述した実施例は、いずれも、ピン付ベ
ルトが駆動スプロケツトと案内部(フレーム)と
の間に巻回してなるピントラクタであるが、その
ほか、ピン付ベルトが駆動スプロケツトと従動ス
プロケツトとの間に巻回してなるピントラクタに
対しても同様に適用することができる。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、従来のピ
ン、コイルスプリング等を省略でき、部品点数が
減少し、安価で、組立作業性が向上するのに加え
て、アーム部の先端爪部が支持部の凹所に弾性嵌
合して押え部材を所定開度に保持するようにした
から、押え部材の保持角度を任意に設定できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はピント
ラクタを用いた紙送り装置の斜視図、第2図乃至
第4図はそれぞれピントラクタの正面図、平面図
及び側面図、第5図は本体フレームの平面図、第
6図乃至第8図はそれぞれ案内フレームの正面
図、平面断面図及び側面図、第9図はピン付ベル
トと駆動スプロケツトとの斜視図、第10図は押
え部材の平面図、第11図及び第12図はそれぞ
れ固定部材の側面図及び一部断面平面図、第13
図及び第14図はそれぞれレバー部材の平面図及
び側面図、第15図は変形例についての第4図と
同様の図である。 1……ピントラクタ、2……駆動軸、3……案
内軸、4……ピン、5,5a,5b……歯部、6
……ピン付ベルト、7……駆動スプロケツト、8
……フレーム、12……押え部材、13b,13
c,14b,14c……支持部、22……凹所、
31,32,33,34……軸部、36,37,
38,39……アーム部、37a,38a……先
端爪部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂からなるフレームと、該フレームの支
    持部に回動可能に枢支され合成樹脂からなる押え
    部材と、前記フレームに回転可能に設けられたス
    プロケツトと、該スプロケツトに巻回されベルト
    基帯の表面にピンが、該ベルト基帯の裏面に歯部
    がそれぞれ設けられたエンドレスのピン付ベルト
    とを有し、該ピン付ベルトのピンに係合する前記
    用紙を、前記フレームと押え部材との間に挟持し
    て紙送りするピントラクタにおいて、 前記押え部材より突設された少なくとも1対の
    アーム部と、該アーム部の少なくとも1つの先端
    部に形成された先端爪部と、前記各対のアーム部
    において反対方向に突設され前記フレームの支持
    部に回動可能に支持された少なくとも1対の軸部
    と、前記フレームの支持部に形成され、前記アー
    ム部の先端爪部が弾性嵌合されて前記押え部材を
    所定開度に保持する凹所とを具備することを特徴
    とするピントラクタ。
JP8008284U 1984-05-30 1984-05-30 ピントラクタ Granted JPS60191447U (ja)

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JP8008284U JPS60191447U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 ピントラクタ
US06/737,539 US4614287A (en) 1984-05-30 1985-05-24 Pin tractor
CA000482563A CA1250606A (en) 1984-05-30 1985-05-28 Pin tractor
EP85106687A EP0164077B1 (en) 1984-05-30 1985-05-30 Pin tractor
DE8585106687T DE3563824D1 (en) 1984-05-30 1985-05-30 Pin tractor

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JP8008284U JPS60191447U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 ピントラクタ

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JPS60191447U JPS60191447U (ja) 1985-12-19
JPH0320123Y2 true JPH0320123Y2 (ja) 1991-04-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123049U (ja) * 1982-02-12 1983-08-22 株式会社精工舎 ペ−パ−トラクタの紙押えカバ−開閉構造

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JPS60191447U (ja) 1985-12-19

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