JPH0320049Y2 - - Google Patents

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JPH0320049Y2
JPH0320049Y2 JP1985028554U JP2855485U JPH0320049Y2 JP H0320049 Y2 JPH0320049 Y2 JP H0320049Y2 JP 1985028554 U JP1985028554 U JP 1985028554U JP 2855485 U JP2855485 U JP 2855485U JP H0320049 Y2 JPH0320049 Y2 JP H0320049Y2
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light
welding
butt
line
groove
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワーク表面の溶接線を含む領域に光
を照射し、その反射光の光量分布に基づいて溶接
線位置を検出する溶接線位置検出装置に係り、特
にアーク、レザービーム又は電子ビーム等により
突き合わせ溶接するときの溶接線位置を検出する
に好適なものに関する。
〔従来の技術〕
従来かかる光を用いて溶接線(または突き合わ
せ線)を検出する溶接線位置検出装置は、実願昭
59−161387号により提案されたものや、特開昭59
−125274号公報などにより知られているところで
ある。そして、この溶接線位置検出装置により検
出された溶接線位置の情報に基づいて、アーク、
レザービーム又は電子ビームなどの溶接トーチを
移動させて溶接を行わせるいわゆる自動ならい溶
接が行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、一般にワークを突き合わせ溶接する
場合、溶接治具として定板の上にワークを突き合
わせて載置し、その突き合わせ線上方に位置させ
て溶接トーチを配置して溶接することがなされて
いる。このような場合、溶接線に沿つて溶融され
るワークが定板と溶着してしまうのを防ぐため
に、突き合わせ溶接線に対応する位置の定板上面
に逃げ溝が形成されている。
ところが、溶接溶融点のワーク下面にわたつて
発生する光がその逃げ溝の内面で反射し、突き合
わせ部のワーク間隔を通つて反射光の受光手段に
外乱光として入射し、溶接線位置の検出障害とな
り、安定した自動ならい溶接が行えないという問
題があつた。
本考案の目的は、上記従来の問題点を解決する
ことにあり、言い換えれば、溶融点において発生
された光による検出障害を防止することができる
溶接線位置検出装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、突き合わ
せ溶接されるワークの突き合わせ線を、定板上面
に形成された溝位置に配してワークを載置し、こ
のワーク上面の溶接線を含む領域に照射された光
の反射光を受光する受光手段を溶接線の上方に近
接配置し、この受光手段により検出された反射光
の光量分布に基づいて溶接線の位置を検出する溶
接線位置検出装置において、溶接溶融点にて発生
する光のうち定板の前記溝の内面で反射して前記
受光手段に入射する分散光の光路を遮ぎる光遮蔽
体を前記溝内に設けたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
このような構成とすることによつて、溶融点か
ら発生した光は光遮蔽体によつて溝の内面に達す
る前に遮ぎられるか、あるいは溝の内面で反射さ
れた光が光遮蔽体によつて遮ぎられることにな
り、溶融点から発生された光が溝の内面で反射し
て受光手段に入射するのを防止することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第1図に本考案の一実施例の要部構成図を、第
2図に第1図図示線X−Xにおける矢視図をそれ
ぞれ示す。
それらの図に示すように、溶接治具としての定
板1の上面には、例えば断面矩形状の溝2が設け
られており、この溝2内にはその溝の長手方向に
直交する面を有する光遮蔽体3が複数くしの歯状
に配列して取り付けられている。このように形成
された定板1の上面にワーク4をその突き合わせ
線5が溝2の位置に配置されるように載置され
る。溶接トーチ6は、図示されていない自動なら
い装置によつてその先端位置が制御され、突き合
わせ線5に沿つて図示矢印7の方向に移動される
ようになつている。溶接トーチ6の進行方向前方
に位置させて受光手段8がブラケツト9を介して
取り付けられている。受光手段8は、例えば複数
の受光素子を整列配置してなるイメージセンサ、
あるいは離れた位置に設けられる受光素子などか
らなる受光手段に光を導くグラスフアイバなどの
光伝導路の受光端などからなり、図示されていな
い光照射手段から出射された光が突き合わせ線5
を含むワーク4の上面の領域(図示一点鎖線1
5)にて反射された反射光を受光し、その光量分
布信号を図示されていない信号処理手段に出力す
るようになつている。そして信号処理手段では、
受光手段8により検出された反射光の光量分布に
基づいて突き合わせ線5の位置を検出し、その検
出データを前記自動ならい装置に出力するように
なつており、自動ならい装置は、そのデータに基
づいて溶接トーチ6を制御するようになつてい
る。溶接トーチ6と受光手段8との間にブラケツ
ト9に担持された光遮蔽板10が設けられてお
り、これによつて溶接トーチ6の先端部に発生す
るアーク又はビーム11の光が直接受光手段8に
入射されないようにしている。
次に、このように構成される実施例の作用動作
について説明する。
第2図において、アーク又はビーム11により
溶融されたワーク4の溶融点12のワーク下面か
ら、図示矢印13で示す強力な光が出射され、光
遮蔽体3がなければ光13は溝2の内面、特に底
面で反射され、図中破線で表わすようにワーク4
の突き合わせ隙間を通つて、受光手段8に外乱光
として入射されることになる。しかし、本実施例
によれば、外乱光14の光路が溝2内に設けられ
た光遮蔽体3によつて遮ぎられることから、この
外乱光に起因する検出障害を排除することができ
るのである。
ここで、光遮蔽体3のピツチPや形状などの考
え方について説明する。光遮蔽体3の表面は、光
の反射を少なくするように表面処理することが望
ましい。光遮蔽体3の上端位置は、ワーク下面と
のギヤツプDを溶接の障害とならない程度に、例
えば1〜2mmあけるようにする。またピツチPは
少なくとも溶融点12から溝2の底面で反射して
受光手段8に至る外乱光の光路を遮ぎることがで
きるものとし、望ましくは光遮蔽体3により反射
された光がさらに溝2の底面、他の光遮蔽体3に
反射して受光手段8に達するような外乱光の光路
を遮ぎるべく、より小さなピツチとすることが望
ましい。
なお、光遮蔽体3は、第2図に示したように必
ずしも溝2の底面またはワーク下面に対して垂直
に設ける必要はなく、要は溶融点12から発した
光が溝2の内面で反射して受光手段8に入射され
る光路を遮ぎるように配置されていればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、溶融点
から発した光のうち溝内面にて反射されて受光手
段に入射する外乱光の光路に光遮蔽体が設けられ
ていることから、溶接線位置(突き合わせ線位
置)を検出する受光手段にその外乱光が入射する
のを防止することができ、これによつて溶接線位
置検出にかかる検出障害を排除できるという効果
がある。そして、これによつて安定した自動溶接
を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の主要部外観斜視
図、第2図は第1図図示線X−X位置における断
面図である。 1……定板、2……溝、3……光遮蔽体、4…
…ワーク、5……突き合わせ線、6……溶接トー
チ、8……受光手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 突き合わせ溶接されるワークの突き合わせ線を
    定板上面に形成された溝位置に配してワークを載
    置し、このワーク上面の突き合わせ線を含む領域
    に照射された光の反射光を受光する受光手段をそ
    の突き合わせ線上方に近接配置し、この受光手段
    により検出され反射光の光量分布に基づいて突き
    合わせ溶接線の位置を検出する溶接線位置検出装
    置において、溶接溶融点にて発生する光のうち定
    板の前記溝の内面で反射して前記受光手段に入射
    する外乱光の光路を遮ぎる光遮蔽体を前記溝内に
    設けたことを特徴とする溶接線位置検出装置。
JP1985028554U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0320049Y2 (ja)

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JPS61148470U JPS61148470U (ja) 1986-09-12
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DE102011005004A1 (de) * 2011-03-03 2012-09-06 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Verfahren zur Überwachung eines Lateralversatzes eines Ist-Schweißnahtverlaufs bezüglich eines Soll-Schweißnahtverlaufs, Baugruppe sowie Kraftfahrzeugssitz

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