JPH03200099A - X線顕微鏡 - Google Patents
X線顕微鏡Info
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- JPH03200099A JPH03200099A JP34352889A JP34352889A JPH03200099A JP H03200099 A JPH03200099 A JP H03200099A JP 34352889 A JP34352889 A JP 34352889A JP 34352889 A JP34352889 A JP 34352889A JP H03200099 A JPH03200099 A JP H03200099A
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Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、X線顕微鏡、特に生体観察や半導体検査等に
好適な高解像度軟X線顕微鏡に関するものである。
好適な高解像度軟X線顕微鏡に関するものである。
可視光を用いた通常の光学顕微鏡の分解能はほぼ0.2
μmであり、より高解像の観察には電子顕微鏡が用いら
れている。しかし、電子顕微鏡による観察を行なう為に
は脱水・固定等の前処理が必要であり、また真空中で観
察を行なわなければならないという欠点があるので、高
解像で尚且つ空気中で観察できる軟X線領域の光を用い
た軟X線顕微鏡が開発されている。特に生体観察を目的
にしたものとして、23〜43人の「水の窓」と呼ばれ
る波長領域を用いるX線顕微鏡の開発が行なわれている
。
μmであり、より高解像の観察には電子顕微鏡が用いら
れている。しかし、電子顕微鏡による観察を行なう為に
は脱水・固定等の前処理が必要であり、また真空中で観
察を行なわなければならないという欠点があるので、高
解像で尚且つ空気中で観察できる軟X線領域の光を用い
た軟X線顕微鏡が開発されている。特に生体観察を目的
にしたものとして、23〜43人の「水の窓」と呼ばれ
る波長領域を用いるX線顕微鏡の開発が行なわれている
。
軟X線顕微鏡は、光源と、光源から放射された光を試料
上に集光するコンデンサーレンズと、試料から反射或は
透過した光や蛍光等を拡大結像する対物レンズと、結像
された像を検出する検出器とから構成されている。検出
された画像は、CRT等に表示される。
上に集光するコンデンサーレンズと、試料から反射或は
透過した光や蛍光等を拡大結像する対物レンズと、結像
された像を検出する検出器とから構成されている。検出
された画像は、CRT等に表示される。
軟X線領域においては、あらゆる物質の屈折率はlに近
く、屈折・反射の現象がほとんど起こらない。また、吸
収も大きい。そこで、対物レンズとしては、全反射現象
を用いた斜入射光学系、多層膜を用いた直入射反射光学
系、回折を用いたゾーンプレート光学系が用いられてい
る。
く、屈折・反射の現象がほとんど起こらない。また、吸
収も大きい。そこで、対物レンズとしては、全反射現象
を用いた斜入射光学系、多層膜を用いた直入射反射光学
系、回折を用いたゾーンプレート光学系が用いられてい
る。
結像光学系の分解能(解像力)δは一般的に下記式で与
えられる。
えられる。
δ=0.61λ/NA
但し、λは波長、NAは対物レンズの開口数である。
使用する波長を40人とすると、斜入射光学系では全反
射角の関係からNAは最大0.06程度と見積もられ、
上記式から、分解能δは約400人、即ち0.04μm
程度となる。球面のみを用いた直入射反射光学系では、
幾何光学的な収差量からNAは0.25程度が限度と考
えられ、分解能δは約100人、即ち0.01μmとな
る。従って、軟X線顕微鏡の分解能は、0.05〜0.
O1μm程度である。今後、技術が改良されれば、更に
分解能の向上が考えられる。使い易い大きさの軟X線顕
微鏡を考えた場合、対物レンズの倍率は100倍くらい
であり、検出器の分解能は数μm以下であることが必要
となる。
射角の関係からNAは最大0.06程度と見積もられ、
上記式から、分解能δは約400人、即ち0.04μm
程度となる。球面のみを用いた直入射反射光学系では、
幾何光学的な収差量からNAは0.25程度が限度と考
えられ、分解能δは約100人、即ち0.01μmとな
る。従って、軟X線顕微鏡の分解能は、0.05〜0.
O1μm程度である。今後、技術が改良されれば、更に
分解能の向上が考えられる。使い易い大きさの軟X線顕
微鏡を考えた場合、対物レンズの倍率は100倍くらい
であり、検出器の分解能は数μm以下であることが必要
となる。
軟X線の検出器としては、マイクロチャンネルプレート
(MCP)、COD等の固体撮像素子が用いられるが、
各画素間の間隔はいずれも10μm以上あり、分解能が
不足している。従って、何らかの手段で像を再拡大して
から、MCPやCODで検出する方式が用いられている
。再拡大の手段には、電子光学的に像を拡大するイメー
ジ型検出器を用いる装置や、対物レンズによる拡大像を
更に拡大レンズによって拡大する装置が提案されて説明
する。先ず電子銃20から放出される電子をコンデンサ
ー電子レンズ21によってターゲット22上に収束し特
性X線(軟X線顕微鏡の場合は、発生するX線のうち軟
X線を用いる。)を発生させる。このX線を試料23に
照射し、試料23を透過したX線をウォルター型対物レ
ンズ24によってCalなどの光電変換面25上に拡大
投影する。この光電変換面25によってX線を一旦電子
に変換してから電子レンズ26によって電子光学的に再
拡大し、電子による拡大像をMCP27上に結像させる
。MCP27によって増幅した像は蛍光面28によって
可視光に変換し、その像をCCDカメラ29によって検
出する。以上の系はチェンバー30によって真空に保た
れている。
(MCP)、COD等の固体撮像素子が用いられるが、
各画素間の間隔はいずれも10μm以上あり、分解能が
不足している。従って、何らかの手段で像を再拡大して
から、MCPやCODで検出する方式が用いられている
。再拡大の手段には、電子光学的に像を拡大するイメー
ジ型検出器を用いる装置や、対物レンズによる拡大像を
更に拡大レンズによって拡大する装置が提案されて説明
する。先ず電子銃20から放出される電子をコンデンサ
ー電子レンズ21によってターゲット22上に収束し特
性X線(軟X線顕微鏡の場合は、発生するX線のうち軟
X線を用いる。)を発生させる。このX線を試料23に
照射し、試料23を透過したX線をウォルター型対物レ
ンズ24によってCalなどの光電変換面25上に拡大
投影する。この光電変換面25によってX線を一旦電子
に変換してから電子レンズ26によって電子光学的に再
拡大し、電子による拡大像をMCP27上に結像させる
。MCP27によって増幅した像は蛍光面28によって
可視光に変換し、その像をCCDカメラ29によって検
出する。以上の系はチェンバー30によって真空に保た
れている。
又、特開昭61−292600号公報に記載のものは軟
X線のままで拡大しようというもので、これは第3図に
示した如く、軟X線によって照明された試料31の像を
斜入射型対物レンズ(この例では、ウォルター型)32
によって拡大し、その最初の像33を更に斜入射型全反
射鏡(この例では、ウォルター型)34によって再拡大
し、再拡大された軟X線による像35をMCP36やC
CDによって検出する。
X線のままで拡大しようというもので、これは第3図に
示した如く、軟X線によって照明された試料31の像を
斜入射型対物レンズ(この例では、ウォルター型)32
によって拡大し、その最初の像33を更に斜入射型全反
射鏡(この例では、ウォルター型)34によって再拡大
し、再拡大された軟X線による像35をMCP36やC
CDによって検出する。
対物レンズによって拡大された像を更に拡大レンズによ
って再拡大する装置は、軟X線のままで拡大する為光量
損失が大きいという問題がある。
って再拡大する装置は、軟X線のままで拡大する為光量
損失が大きいという問題がある。
又、装置が大きくなるという問題もある。
又、軟X線拡大像を光電変換面で電子に変換し、電子レ
ンズによって再拡大してからMCPで検出する装置は、
装置が複雑になり、また電子レンズによる収差も問題と
なる。更に、光電変換面を変換されずに透過した軟X線
が直接検出器に入射し画像に影響するという問題もある
。
ンズによって再拡大してからMCPで検出する装置は、
装置が複雑になり、また電子レンズによる収差も問題と
なる。更に、光電変換面を変換されずに透過した軟X線
が直接検出器に入射し画像に影響するという問題もある
。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構成でlθμm程
度の分解能を持つ軟X線検出器の使用を可能にして、0
.01μmという高い分解能を有するX線顕微鏡を提供
することを目的としている。
度の分解能を持つ軟X線検出器の使用を可能にして、0
.01μmという高い分解能を有するX線顕微鏡を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明によるX
線顕微鏡は、X線光源と、該X線光源から発したX線が
照射された物体からのX線により該物体の像を形成する
X線対物レンズと、該X線対物レンズにより形成された
像を受けるフォスファーと、該フォスファーから発した
可視光により像を形成する光学対物レンズと、該光学対
物レンズにより形成された像を受ける受像手段とを備え
ていることを特徴としている。
線顕微鏡は、X線光源と、該X線光源から発したX線が
照射された物体からのX線により該物体の像を形成する
X線対物レンズと、該X線対物レンズにより形成された
像を受けるフォスファーと、該フォスファーから発した
可視光により像を形成する光学対物レンズと、該光学対
物レンズにより形成された像を受ける受像手段とを備え
ていることを特徴としている。
即ち、本発明によるX線顕微鏡は、フォスファー (p
hosphor:軟X線を可視光に変換する部材、例え
ば蛍光体、燐光体)によって軟X線を可視光に変換した
後、通常の光学顕微鏡の対物レンズによって拡大してか
らMCPやCCDによって画像を検出する構成としたも
のである。
hosphor:軟X線を可視光に変換する部材、例え
ば蛍光体、燐光体)によって軟X線を可視光に変換した
後、通常の光学顕微鏡の対物レンズによって拡大してか
らMCPやCCDによって画像を検出する構成としたも
のである。
ここで、可視光とは通常の光学顕微鏡で結像させること
ができる波長域の光を指すものであり、従って一般にい
われている赤外領域及び紫外領域の一部をも含むもので
ある。
ができる波長域の光を指すものであり、従って一般にい
われている赤外領域及び紫外領域の一部をも含むもので
ある。
軟X線拡大像の焦点深度は深いので、変換効率の点から
はフォスファーを出来るだけ厚くして多くの軟X線を可
視光に変換するのが良いが、厚過ぎると光学顕微鏡の対
物レンズで拡大するときに、デフォーカス像となって重
なり分解能を劣化させる原因となる。それを防止する為
には、フォスファーの厚さを制限する必要がある。フォ
スファーの厚さり、は、フォスファーによる蛍光像を拡
大する光学顕微鏡の対物レンズの焦点深度で制限するの
が望ましい。即ち、蛍光の波長をλ1、光学顕微鏡の対
物レンズの開口数をNAoとじて、下記条件を満足する
のが望ましい。
はフォスファーを出来るだけ厚くして多くの軟X線を可
視光に変換するのが良いが、厚過ぎると光学顕微鏡の対
物レンズで拡大するときに、デフォーカス像となって重
なり分解能を劣化させる原因となる。それを防止する為
には、フォスファーの厚さを制限する必要がある。フォ
スファーの厚さり、は、フォスファーによる蛍光像を拡
大する光学顕微鏡の対物レンズの焦点深度で制限するの
が望ましい。即ち、蛍光の波長をλ1、光学顕微鏡の対
物レンズの開口数をNAoとじて、下記条件を満足する
のが望ましい。
DF<λF/(2・NAo” )
尚、フォスファーで変換されずに透過してきた軟X線は
光学顕微鏡の対物レンズによって吸収さ1′1 れるので、像を劣化させる心配はない。但し、フォスフ
ァーで変換された可視光(赤外、紫外も含む)の波長域
が対物レンズの色収差補正領域より大きい場合には、適
切なフィルターを用いて波長領域を限定する必要がある
。
光学顕微鏡の対物レンズによって吸収さ1′1 れるので、像を劣化させる心配はない。但し、フォスフ
ァーで変換された可視光(赤外、紫外も含む)の波長域
が対物レンズの色収差補正領域より大きい場合には、適
切なフィルターを用いて波長領域を限定する必要がある
。
光学顕微鏡の対物レンズの倍率は100倍まで容易に使
うことができるから、再拡大された像は、画素間ピッチ
がlOμm程度のMCP或はCCDの様な固体撮像素子
等可視光用の検出器で検出することができる。
うことができるから、再拡大された像は、画素間ピッチ
がlOμm程度のMCP或はCCDの様な固体撮像素子
等可視光用の検出器で検出することができる。
フォスファーには感度むらが存在するが、試料の無い状
態で検出した画像のデータの逆数(或は、逆数に相当す
る値)を補正データとして、実際に試料を観察した画像
データに掛けて補正することにより感度むらは除去でき
る。これによって、同時にMCPやCCD等の固体撮像
素子、及びコンデンサーレンズによる照明のむらも補正
することができる。フォスフ7−による感度むらがフォ
スファー〇粒塊による場合は、粒塊の像が補正困難とな
るので、フォスファー面の粒塊の大きさの数分の1ずつ
光軸に垂直な方向に移動させながら露光し平均化するこ
とによって、粒塊の影響を除くことができる。
態で検出した画像のデータの逆数(或は、逆数に相当す
る値)を補正データとして、実際に試料を観察した画像
データに掛けて補正することにより感度むらは除去でき
る。これによって、同時にMCPやCCD等の固体撮像
素子、及びコンデンサーレンズによる照明のむらも補正
することができる。フォスフ7−による感度むらがフォ
スファー〇粒塊による場合は、粒塊の像が補正困難とな
るので、フォスファー面の粒塊の大きさの数分の1ずつ
光軸に垂直な方向に移動させながら露光し平均化するこ
とによって、粒塊の影響を除くことができる。
以上の様に、簡単な構成で0.05〜0.01μmとい
う高分解能X線顕微鏡を実現することができる。また簡
単な画像処理を用いた感度むら補正を行なうことによっ
て、良質の軟X線顕微鏡画像を得ることができる。
う高分解能X線顕微鏡を実現することができる。また簡
単な画像処理を用いた感度むら補正を行なうことによっ
て、良質の軟X線顕微鏡画像を得ることができる。
以下、図示した一実施例に基づき発明の詳細な説明する
。
。
第1図は本発明によるX線顕微鏡の一実施例の光学系を
示している。lは例えば出力IJ/pulse 、繰り
返しが10HzのNd:YAGレーザ等の高出力パルス
レーザ光源、2は集光レンズ、3はターゲット、4は全
反射を利用した回転楕円鏡から成るコンデンサーレンズ
であって、これらが後述の如く軟X線を発生して空気中
の試料6上に照射する軟X線光源として構成されており
、ターゲット3とコンデンサーレンズ4は射出窓5を有
する真空チェンバー7内に収容されて真空状態に保たれ
ている。尚、射出窓5は、軟X線を透過し且つ大気圧に
耐える様に例えば直径200μm。
示している。lは例えば出力IJ/pulse 、繰り
返しが10HzのNd:YAGレーザ等の高出力パルス
レーザ光源、2は集光レンズ、3はターゲット、4は全
反射を利用した回転楕円鏡から成るコンデンサーレンズ
であって、これらが後述の如く軟X線を発生して空気中
の試料6上に照射する軟X線光源として構成されており
、ターゲット3とコンデンサーレンズ4は射出窓5を有
する真空チェンバー7内に収容されて真空状態に保たれ
ている。尚、射出窓5は、軟X線を透過し且つ大気圧に
耐える様に例えば直径200μm。
厚さ0,12μmの5isN+薄膜から成っている。
材料は、他にポリイミド等が用いられる。
8は多層膜を用いた直入射反射型のシュヴアルツシルド
型対物レンズであって、例えば倍率100倍、NAo、
25、即ち分解能0.01μmである。
型対物レンズであって、例えば倍率100倍、NAo、
25、即ち分解能0.01μmである。
9はカバーガラス10上に塗布された分解能が1μm程
度の7オスフアーであって、その材料としては、Gd2
O2S : Tb、Gd2O2S : Eu。
度の7オスフアーであって、その材料としては、Gd2
O2S : Tb、Gd2O2S : Eu。
La202 S :Tb、Law Os S : Eu
等Y。
等Y。
La、Ce、Eu、Tb、Tm、Yb系の材料が用いら
れる。フォスファー9の厚さDFは、蛍光波長を0.5
45om (Tb、Euの場合は0.612μm)とす
ると、約0.6μmである。又、カバーガラスIOの厚
さは0.17ffi+1である。11は可視光に変換さ
れた像を拡大する対物レンズであって、生物用の有限設
計のもので倍率20倍、NAo、7である。12は光電
変換面、13は10μmピッチ即ち分解能が約20μm
のMCP、14は蛍光面であって、MCP13は光電変
換面12と蛍光面14で挟まれているので光量増幅され
る。
れる。フォスファー9の厚さDFは、蛍光波長を0.5
45om (Tb、Euの場合は0.612μm)とす
ると、約0.6μmである。又、カバーガラスIOの厚
さは0.17ffi+1である。11は可視光に変換さ
れた像を拡大する対物レンズであって、生物用の有限設
計のもので倍率20倍、NAo、7である。12は光電
変換面、13は10μmピッチ即ち分解能が約20μm
のMCP、14は蛍光面であって、MCP13は光電変
換面12と蛍光面14で挟まれているので光量増幅され
る。
そして、これらは、入射窓15を有する真空チェンバー
16内に収容されて真空に保たれているが、可視光に適
用される部分は空気中に存在させても良い。但し、MC
P13は真空中に置かなければならない。17はCCD
カメラである。
16内に収容されて真空に保たれているが、可視光に適
用される部分は空気中に存在させても良い。但し、MC
P13は真空中に置かなければならない。17はCCD
カメラである。
本実施例は上述の如く構成されているから、先ず高出力
パルスレーザ光源lから出力されたレーザ光が集光レン
ズ2によってターゲット3上に集光される。そして、集
光されたレーザ光によってターゲット3上に高温高密度
プラズマが生じ、軟X線が発生する。発生したX線は、
コンデンサーレンズ4によって集束せしめられ、射出窓
5を透過して試料6上に照射される。試料6を透過した
軟X線は入射窓15を透過してシュヴアルツシルド型対
物レンズ8に入射する。尚、軟X線が23〜24人の「
水の窓」の波長域のものである場合、射出窓5と入射窓
15の間隔を数mm以下にして軟X線の減衰を防ぐ必要
がある。
パルスレーザ光源lから出力されたレーザ光が集光レン
ズ2によってターゲット3上に集光される。そして、集
光されたレーザ光によってターゲット3上に高温高密度
プラズマが生じ、軟X線が発生する。発生したX線は、
コンデンサーレンズ4によって集束せしめられ、射出窓
5を透過して試料6上に照射される。試料6を透過した
軟X線は入射窓15を透過してシュヴアルツシルド型対
物レンズ8に入射する。尚、軟X線が23〜24人の「
水の窓」の波長域のものである場合、射出窓5と入射窓
15の間隔を数mm以下にして軟X線の減衰を防ぐ必要
がある。
シュヴアルツシルド型対物レンズ8で100倍に拡大さ
れた軟X線による試料6の像は、フォスファー9によっ
て可視光に変換され、対物レンズ11により更に20倍
拡大される。従って、2000倍に拡大された像がMC
P13上に結像されるが、MCP13の分解能が約20
μmであるから、2000分の1の0.01μmがほぼ
解像できることになる。最後に蛍光面14をCCDカメ
ラ17で撮像することにより最終的な画像が得られる。
れた軟X線による試料6の像は、フォスファー9によっ
て可視光に変換され、対物レンズ11により更に20倍
拡大される。従って、2000倍に拡大された像がMC
P13上に結像されるが、MCP13の分解能が約20
μmであるから、2000分の1の0.01μmがほぼ
解像できることになる。最後に蛍光面14をCCDカメ
ラ17で撮像することにより最終的な画像が得られる。
尚、軟X線から可視光への変換効率が高く光量が多い場
合には、MCP13の代りに直接CCDによって再拡大
された像を検出することもできる。
合には、MCP13の代りに直接CCDによって再拡大
された像を検出することもできる。
又、パルスレーザの1パルスで1画像検出するのが基本
であるが、ショット雑音等の軽減の為積算平均化処理等
を行なうこともある。
であるが、ショット雑音等の軽減の為積算平均化処理等
を行なうこともある。
尚、フォスファー9は感度むらがあるので、試料6を置
かないときの画像データIc (x、y)を得てNc回
積算平均し、其の逆数をC(x。
かないときの画像データIc (x、y)を得てNc回
積算平均し、其の逆数をC(x。
y)として補正に用いることにより感度むらを除去でき
る。積算平均処理を行なうのは、検出器のショット雑音
の影響を除く為である。こうすることにより、MCP1
3とCCDカメラ17の画素間の感度むら及び光源の照
明むらの影響も軽減することができる。試料6を置いた
ときの観察画像のデータのノイズ軽減の為N回積算平均
した値を1o (x、y)とすると、観察画像I
(x、y)は、 1 (x、 y) =I o (x+ y)
×C(x、y)である。
る。積算平均処理を行なうのは、検出器のショット雑音
の影響を除く為である。こうすることにより、MCP1
3とCCDカメラ17の画素間の感度むら及び光源の照
明むらの影響も軽減することができる。試料6を置いた
ときの観察画像のデータのノイズ軽減の為N回積算平均
した値を1o (x、y)とすると、観察画像I
(x、y)は、 1 (x、 y) =I o (x+ y)
×C(x、y)である。
フォスファー9の材料によっては、粒塊が目立つ場合が
ある。この場合には、フォスファー9を光軸に垂直な方
向に微小量移動しながら、画像を検出し、積算平均を取
ることにより粒塊の影響を除去する。粒塊の大きさが2
μmで、積算処理回数を10回とすると、0.2μmず
つ移動しながら検出処理を行なう(10Hzのパルスレ
ーザを用いているので1秒処理に必要である)。フォス
ファー9の移動は、振動の影響を避ける為、PZT等の
電歪素子を使うのが好ましい。
ある。この場合には、フォスファー9を光軸に垂直な方
向に微小量移動しながら、画像を検出し、積算平均を取
ることにより粒塊の影響を除去する。粒塊の大きさが2
μmで、積算処理回数を10回とすると、0.2μmず
つ移動しながら検出処理を行なう(10Hzのパルスレ
ーザを用いているので1秒処理に必要である)。フォス
ファー9の移動は、振動の影響を避ける為、PZT等の
電歪素子を使うのが好ましい。
上述の如く、本発明によるX線顕微鏡は、簡単な構成で
IOμm程度の分解能を持つ軟X線検出器の使用を可能
にして、0.01μmという高い分解能を有するという
実用上重要な利点を有している。
IOμm程度の分解能を持つ軟X線検出器の使用を可能
にして、0.01μmという高い分解能を有するという
実用上重要な利点を有している。
第1図は本発明によるX線顕微鏡の一実施例の光学系を
示す図、第2図及び第3図は夫々各従来例の像再拡大系
を示す図である。 l・・・高出力パルスレーザ光源、2・・・集光レンズ
、3・・・ターゲット、4・・・コンデンサーレンズ、
5・・・射出窓、6・・・試料、7,16・・・真空チ
ェンバー8・・・シュヴアルツシルド型対物レンズ、9
・・・フォスファー IO・・・カバーガラス、11・
・・対物レンズ、12・・・光電変換面、13・・・M
CP、14・・・蛍光面、15・・・入射窓、17・・
・CCDカメラ。
示す図、第2図及び第3図は夫々各従来例の像再拡大系
を示す図である。 l・・・高出力パルスレーザ光源、2・・・集光レンズ
、3・・・ターゲット、4・・・コンデンサーレンズ、
5・・・射出窓、6・・・試料、7,16・・・真空チ
ェンバー8・・・シュヴアルツシルド型対物レンズ、9
・・・フォスファー IO・・・カバーガラス、11・
・・対物レンズ、12・・・光電変換面、13・・・M
CP、14・・・蛍光面、15・・・入射窓、17・・
・CCDカメラ。
Claims (4)
- (1)X線光源と、該X線光源から発したX線が照射さ
れた物体からのX線により該物体の像を形成するX線対
物レンズと、該X線対物レンズにより形成された像を受
けるフォスファーと、該フォスファーから発した可視光
により像を形成する光学対物レンズと、該光学対物レン
ズにより形成された像を受ける受像手段とを備えたX線
顕微鏡。 - (2)フオスファーの厚さD_Fが下記条件を満足する
ことを特徴とする請求項(1)に記載のX線顕微鏡。 D_F<λ_F/(2・NA_o^2) 但し、λ_Fは蛍光の波長、NA_oは光学対物レンズ
の開口数である。 - (3)フォスファーによる感度むらを、試料を置かない
ときに検出した画像データの逆数に相当する値を、試料
を置いたときの観察画像データに掛け算することによっ
て除去することを特徴とする請求項(2)に記載のX線
顕微鏡。 - (4)フォスファーの粒塊による感度むらを、フォスフ
ァー自体を光軸に微小量ずつ移動しながら画像を検出し
積算平均化処理を行なうことによって除去することを特
徴とする請求項(2)に記載のX線顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34352889A JPH03200099A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | X線顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34352889A JPH03200099A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | X線顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03200099A true JPH03200099A (ja) | 1991-09-02 |
Family
ID=18362216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34352889A Pending JPH03200099A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | X線顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03200099A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0644740A4 (en) * | 1991-11-27 | 1995-11-02 | Thermotrex Corp Lorad Corp | PATIENT TABLE WITH CCD CAMERA FOR STEREOTACTIC MAMMOGRAPHY AND SAMPLING WITH BIOPIE CANNULAS. |
JP2007310231A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Hamamatsu Photonics Kk | 画像取得装置、画像取得方法、及び画像取得プログラム |
JP2010526334A (ja) * | 2007-04-26 | 2010-07-29 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 極端紫外線顕微鏡 |
JP2011247870A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-12-08 | Hamamatsu Photonics Kk | X線光電子分光装置およびx線光電子分光方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01134300A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-26 | Toshiba Corp | X線顕微鏡 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP34352889A patent/JPH03200099A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01134300A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-26 | Toshiba Corp | X線顕微鏡 |
Cited By (4)
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EP0644740A4 (en) * | 1991-11-27 | 1995-11-02 | Thermotrex Corp Lorad Corp | PATIENT TABLE WITH CCD CAMERA FOR STEREOTACTIC MAMMOGRAPHY AND SAMPLING WITH BIOPIE CANNULAS. |
JP2007310231A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Hamamatsu Photonics Kk | 画像取得装置、画像取得方法、及び画像取得プログラム |
JP2010526334A (ja) * | 2007-04-26 | 2010-07-29 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 極端紫外線顕微鏡 |
JP2011247870A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-12-08 | Hamamatsu Photonics Kk | X線光電子分光装置およびx線光電子分光方法 |
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