JPH01134300A - X線顕微鏡 - Google Patents
X線顕微鏡Info
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- JPH01134300A JPH01134300A JP29275387A JP29275387A JPH01134300A JP H01134300 A JPH01134300 A JP H01134300A JP 29275387 A JP29275387 A JP 29275387A JP 29275387 A JP29275387 A JP 29275387A JP H01134300 A JPH01134300 A JP H01134300A
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- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、X線顕微鏡に係わり、特にX線像を電子や光
の像に変換して検出するX線顕微鏡に関する。
の像に変換して検出するX線顕微鏡に関する。
(従来の技術)
近年、試料にX線を照射し試料から得られるX線像を検
出することにより試料の観察を行うX線顕微鏡が研究開
発されている。このX線顕微鏡は、 ■ 光源としてのX線源の波長が光学顕微鏡よりも遥か
に短いので、原理的に光学顕微鏡より解像度が高い。
出することにより試料の観察を行うX線顕微鏡が研究開
発されている。このX線顕微鏡は、 ■ 光源としてのX線源の波長が光学顕微鏡よりも遥か
に短いので、原理的に光学顕微鏡より解像度が高い。
■ X線は各種試料に対して透過性が大きいので、電子
顕微鏡よりも厚い試料の観察或いは大気中や水溶液中で
の観察が可能である。
顕微鏡よりも厚い試料の観察或いは大気中や水溶液中で
の観察が可能である。
■ 照射損傷が電子顕微鏡よりも少ない。
等の特長を有しており、生物、半導体分野等からその実
現が強く要望されている。しかし、X線領域では物質の
屈折率が1に極めて近く、可視領域で得られるような実
用的な屈折光学系や反射光学系が従来得られず、X線顕
微鏡の開発は進まなかった。
現が強く要望されている。しかし、X線領域では物質の
屈折率が1に極めて近く、可視領域で得られるような実
用的な屈折光学系や反射光学系が従来得られず、X線顕
微鏡の開発は進まなかった。
ところで、理論的には、ウォルター型の斜め入射型X線
反射鏡、多層膜を利用した直入射型X線反射鏡或いはゾ
ーンプレート等を用いることにより、50人程度の高い
解像度を得ることが可能である。そして最近では、超高
精度機械加工技術、超平滑化処理技術、多層膜形成技術
及び超微細加工技術等の発展が著しく、実用可能なX線
光学素子が作られ始めている(青木貞雄; “X線光学
素子とその利用技術“、応用物理学会、 5B、 (1
987)。
反射鏡、多層膜を利用した直入射型X線反射鏡或いはゾ
ーンプレート等を用いることにより、50人程度の高い
解像度を得ることが可能である。そして最近では、超高
精度機械加工技術、超平滑化処理技術、多層膜形成技術
及び超微細加工技術等の発展が著しく、実用可能なX線
光学素子が作られ始めている(青木貞雄; “X線光学
素子とその利用技術“、応用物理学会、 5B、 (1
987)。
P342〜350)。
第3図に、西独の5cba+a1等が開発したX線顕微
鏡を例として示す。左から広い波長を持ったX線放射光
を入射させ、比較的径の大きいコンデンサ・ゾーンプレ
ートで集光分光し、集光面上に試料を置いて、対物ゾー
ンプレートで拡大像を得ている。波長4.5nmの軟X
線で、分解能50nmを得ている。像の検出は、マイク
ロチャネルプレートを用いて行っている。マイクロチャ
ネルプレートは、微小なチャネルトロンを蜂の巣状に束
ねたもので、1つのチャネルトロンの寸法が検出器の解
像度となる。チャネルトロンの寸法は約20μmである
ので、50rnの解像度の像を観察するためには、像を
少なくとも400倍程文末で拡大すればよい。
鏡を例として示す。左から広い波長を持ったX線放射光
を入射させ、比較的径の大きいコンデンサ・ゾーンプレ
ートで集光分光し、集光面上に試料を置いて、対物ゾー
ンプレートで拡大像を得ている。波長4.5nmの軟X
線で、分解能50nmを得ている。像の検出は、マイク
ロチャネルプレートを用いて行っている。マイクロチャ
ネルプレートは、微小なチャネルトロンを蜂の巣状に束
ねたもので、1つのチャネルトロンの寸法が検出器の解
像度となる。チャネルトロンの寸法は約20μmである
ので、50rnの解像度の像を観察するためには、像を
少なくとも400倍程文末で拡大すればよい。
しかしながら、この種の装置にあっては次のような問題
があった。即ち、像の検出器の解像度はCODを用いれ
ば10μm程度まで改善できる。その場合でも、50n
sの解像度を得るためには、200倍程文末像の拡大が
必要となる。1段のレンズで像を数100倍と大きく拡
大すると、収差が大きくなり解像力が低下し、その結果
歪みが大きくなる。
があった。即ち、像の検出器の解像度はCODを用いれ
ば10μm程度まで改善できる。その場合でも、50n
sの解像度を得るためには、200倍程文末像の拡大が
必要となる。1段のレンズで像を数100倍と大きく拡
大すると、収差が大きくなり解像力が低下し、その結果
歪みが大きくなる。
さらに、数100倍の拡大を1段のレンズで行うにため
は、レンズを大型化せざるを得ず、装置構成の大型化を
招く等の問題を生じる。また、レンズ段数を増加すると
、これらの問題はなくなるが、X線の減衰が大きくなり
望ましくない。
は、レンズを大型化せざるを得ず、装置構成の大型化を
招く等の問題を生じる。また、レンズ段数を増加すると
、これらの問題はなくなるが、X線の減衰が大きくなり
望ましくない。
(発明が解決しようとする問題点)
このように従来、1段のレンズでX線像を大きく拡大す
ると収差が大きくなり解像度が低下する問題があり、ま
たレンズ段数を増加するとX線の減衰が大きくなる等の
問題があった。
ると収差が大きくなり解像度が低下する問題があり、ま
たレンズ段数を増加するとX線の減衰が大きくなる等の
問題があった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、解像度の低下及びX線の減衰を最小限
に抑えることができ、良好なX線像検出を行い得るX線
顕微鏡を提供することにある。
とするところは、解像度の低下及びX線の減衰を最小限
に抑えることができ、良好なX線像検出を行い得るX線
顕微鏡を提供することにある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明の骨子は、X線像を電子線像若しくは光の像に変
換し、この電子線像若しくは光の像をレンズにより拡大
することにある。
換し、この電子線像若しくは光の像をレンズにより拡大
することにある。
即ち本発明は、試料にX線を照射し該試料からのX線像
を検出することにより試料の観察を行うX線顕微鏡にお
いて、Xaを放射するx、amと、このX線源から放射
されたX線を試料面上に照射する第1のX線光学素子と
、X線の照射により試料から得られるX線を拡大結像す
る第2のX線光学素子と、X線の照射により電子を発生
するX線−電子変換面またはX線の照射により光を発生
するX線−光変換面を有し、前記第2のX線光学素子に
よるX線結像面に配置されたX線変換部と、このX線変
換部で発生した電子又は光の像を拡大結像する手段と、
拡大結像された電子又は光の像を検出する手段とを設け
るようにしたものである。
を検出することにより試料の観察を行うX線顕微鏡にお
いて、Xaを放射するx、amと、このX線源から放射
されたX線を試料面上に照射する第1のX線光学素子と
、X線の照射により試料から得られるX線を拡大結像す
る第2のX線光学素子と、X線の照射により電子を発生
するX線−電子変換面またはX線の照射により光を発生
するX線−光変換面を有し、前記第2のX線光学素子に
よるX線結像面に配置されたX線変換部と、このX線変
換部で発生した電子又は光の像を拡大結像する手段と、
拡大結像された電子又は光の像を検出する手段とを設け
るようにしたものである。
(作用)
本発明によれば、第2のX線光学素子でX線像を拡大し
たのちに、電子又は光の光学素子により電子又は光の像
を拡大することになる。このとき、1段のレンズでX線
像を数100倍程文末拡大するのではなく、複数段のレ
ンズにより必要な拡大を行っているので、収差が大きく
なり解像度が低下するのを最小限に抑えることができる
。また、第2のX線光学素子でX線像を拡大したのちは
、減衰の少ない電子又は光の光学素子で電子又は光の像
を拡大しているので、全体としての像情報の減衰を極め
て少なくすることができる。従って、X線の減衰、収差
を少なくして解像度の高い検出が可能となる。
たのちに、電子又は光の光学素子により電子又は光の像
を拡大することになる。このとき、1段のレンズでX線
像を数100倍程文末拡大するのではなく、複数段のレ
ンズにより必要な拡大を行っているので、収差が大きく
なり解像度が低下するのを最小限に抑えることができる
。また、第2のX線光学素子でX線像を拡大したのちは
、減衰の少ない電子又は光の光学素子で電子又は光の像
を拡大しているので、全体としての像情報の減衰を極め
て少なくすることができる。従って、X線の減衰、収差
を少なくして解像度の高い検出が可能となる。
(実施例)
以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わるX線顕微鏡を示す概
略構成図である。図中11はX線を放射するX線源であ
り、このX線源11から放射されたX線はX線コンデン
サレンズ(第1のX線光学素子)12を介して被検査試
料13上に照射される。試料13は移動可能な試料台1
4上に載置されており、試料台14は試料載置領域が極
めて薄く形成、或いは試料載置領域に開口が形成されて
いる。そして、試料13を透過したX線は、X線対物レ
ンズ(第2のX線光学素子)15により、X線導入窓1
6を介して真空容器17内に導かれ、所定の位置に拡大
結像されるものとなっている。
略構成図である。図中11はX線を放射するX線源であ
り、このX線源11から放射されたX線はX線コンデン
サレンズ(第1のX線光学素子)12を介して被検査試
料13上に照射される。試料13は移動可能な試料台1
4上に載置されており、試料台14は試料載置領域が極
めて薄く形成、或いは試料載置領域に開口が形成されて
いる。そして、試料13を透過したX線は、X線対物レ
ンズ(第2のX線光学素子)15により、X線導入窓1
6を介して真空容器17内に導かれ、所定の位置に拡大
結像されるものとなっている。
真空容器17内には、X線像を電子線像に変換するため
のX線変換部18.X線変換部18に対向するアノード
19.電子レンズ20.21及びマイクロチャネルプレ
ート22が収容されている。
のX線変換部18.X線変換部18に対向するアノード
19.電子レンズ20.21及びマイクロチャネルプレ
ート22が収容されている。
前記X線対物レンズ15により拡大されたX線像は、X
線変換部18上に結像される。このX線変換部18は、
枠体18aで支持・された薄膜18bの下面に、X線照
射により電子を発生する光電面18cを取着して設けら
れている。枠体18aはX線マスクのSt枠を用いれば
よく、薄膜18bはX線マスクで良く用いられる1μm
厚のSiN或いはBNを用いることができる。光電面1
8cとしては、Cs I、Au、W、Ta等、X線の照
射による光電子放出効率の高い材料が望ましい。
線変換部18上に結像される。このX線変換部18は、
枠体18aで支持・された薄膜18bの下面に、X線照
射により電子を発生する光電面18cを取着して設けら
れている。枠体18aはX線マスクのSt枠を用いれば
よく、薄膜18bはX線マスクで良く用いられる1μm
厚のSiN或いはBNを用いることができる。光電面1
8cとしては、Cs I、Au、W、Ta等、X線の照
射による光電子放出効率の高い材料が望ましい。
なお、光電面18cには直流電源23により負の高電位
が与えられている。そして、この光電面18上に前記X
線の拡大像が形成され、この像に応じて光電面18cか
ら電子ビームが放出される。
が与えられている。そして、この光電面18上に前記X
線の拡大像が形成され、この像に応じて光電面18cか
ら電子ビームが放出される。
X線変換部18の光電面18cから放出された電子ビー
ムは、光電面18cとアノード19との空間の高電界と
容器17外に設置されたコイル24によって発生する一
様磁界とにより加速され、これによりアノード19の近
傍に電子線像Qlが形成される。この電子線像Q1は、
電子レンズ20により拡大結像されて電子線像Q2を形
成し、さらに電子レンズ21によりマイクロチャネルプ
レート22上に拡大結像されて電子線像Q3を形成する
。そして、このマイクロチャネルプレート22により、
試料の観察像に相当する電子線像が検出されるものとな
っている。
ムは、光電面18cとアノード19との空間の高電界と
容器17外に設置されたコイル24によって発生する一
様磁界とにより加速され、これによりアノード19の近
傍に電子線像Qlが形成される。この電子線像Q1は、
電子レンズ20により拡大結像されて電子線像Q2を形
成し、さらに電子レンズ21によりマイクロチャネルプ
レート22上に拡大結像されて電子線像Q3を形成する
。そして、このマイクロチャネルプレート22により、
試料の観察像に相当する電子線像が検出されるものとな
っている。
このような構成においては、収差の影響を考えると、各
種レンズの倍率は1段当り10倍以下が望ましい。ここ
では、レンズ15の倍率を10倍、レンズ20の倍率を
10倍、レンズ21の倍率を5倍とした。この場合、試
料13上で50nmの距離は光電面18c上で0.5μ
mに対応する。光電面の解像度は0.5μm以下なので
、X線−電子線変換で解像度が低下することはない。ま
た、光電面18c上で0.5μmの距離はマイクロチャ
ネルプレート22上では25μmに対応する。従って、
マイクロチャネルプレート22が25μ尻の解像度を有
していれば、X線顕微鏡として50nmの解像度が得ら
れることになる。また、マイクロチャネルプレート22
が50μmの解像度だとしても、X線顕微鏡として0.
1μmの解像度が得られることになる。なお、光電面1
8cの厚さは薄い程解像度は高くなるが、X線1発生効
率は下がるので最適値があり、0.1〜IOμm程度が
望ましい。
種レンズの倍率は1段当り10倍以下が望ましい。ここ
では、レンズ15の倍率を10倍、レンズ20の倍率を
10倍、レンズ21の倍率を5倍とした。この場合、試
料13上で50nmの距離は光電面18c上で0.5μ
mに対応する。光電面の解像度は0.5μm以下なので
、X線−電子線変換で解像度が低下することはない。ま
た、光電面18c上で0.5μmの距離はマイクロチャ
ネルプレート22上では25μmに対応する。従って、
マイクロチャネルプレート22が25μ尻の解像度を有
していれば、X線顕微鏡として50nmの解像度が得ら
れることになる。また、マイクロチャネルプレート22
が50μmの解像度だとしても、X線顕微鏡として0.
1μmの解像度が得られることになる。なお、光電面1
8cの厚さは薄い程解像度は高くなるが、X線1発生効
率は下がるので最適値があり、0.1〜IOμm程度が
望ましい。
かくして本実施例によれば、X線像を十分に拡大して試
料の状態を観察できるのは勿論のこと、次のような効果
が得られる。即ち、X線像を拡大するのはX線対物レン
ズ15の1段のみであるのでX線の減衰は極めて少ない
。さらに、このレンズ15による拡大倍率は10倍程度
であるので、収差が大きくなり解像度が低下することは
殆どない。
料の状態を観察できるのは勿論のこと、次のような効果
が得られる。即ち、X線像を拡大するのはX線対物レン
ズ15の1段のみであるのでX線の減衰は極めて少ない
。さらに、このレンズ15による拡大倍率は10倍程度
であるので、収差が大きくなり解像度が低下することは
殆どない。
また、X線像を電子線像に変換した後は、電子レンズ2
0.21により電子線像を拡大するが、このとき電子レ
ンズ20.21による電子の減衰はなく、さらにそれぞ
れのレンズの拡大倍率も10倍以下と小さいので収差の
影響も殆どない。従って、収差の影響による解像度の低
下を極力少なくし、且つ像情報の減衰を少なくすること
ができ、サブミクロンの解像度を十分に達成することが
できる。
0.21により電子線像を拡大するが、このとき電子レ
ンズ20.21による電子の減衰はなく、さらにそれぞ
れのレンズの拡大倍率も10倍以下と小さいので収差の
影響も殆どない。従って、収差の影響による解像度の低
下を極力少なくし、且つ像情報の減衰を少なくすること
ができ、サブミクロンの解像度を十分に達成することが
できる。
また、X線像を数100倍に拡大する大型のX線しンズ
を要することもなく、全体構成の小型化をはかることも
可能である。
を要することもなく、全体構成の小型化をはかることも
可能である。
第2図は本発明の他の実施例を示す概略構成図である。
なお、第1図と同一部分には同一符号を付して、その詳
しい説明は省略する。
しい説明は省略する。
この実施例が先に説明した実施例と異なる点は、試料を
透過した透過X線を用いるのではなく、試料で反射した
反射X線を用いたことにある。即ち、被検査試料13は
試料台26の下面に取付けられており、X線源11から
のX線はX線コンデンサレンズ12を介して試料13に
斜め方向から照射される。そして、X線照射により試料
13から得られる反射X線の像が、X線対物レンズ15
により先の実施例と同様に拡大結像されるものとなって
いる。
透過した透過X線を用いるのではなく、試料で反射した
反射X線を用いたことにある。即ち、被検査試料13は
試料台26の下面に取付けられており、X線源11から
のX線はX線コンデンサレンズ12を介して試料13に
斜め方向から照射される。そして、X線照射により試料
13から得られる反射X線の像が、X線対物レンズ15
により先の実施例と同様に拡大結像されるものとなって
いる。
このような構成であっても、先の実施例と同様の効果が
得られるのは勿論であり、特に反射X線を用いることか
ら比較的厚い試料の観察も可能となる。また、対物レン
ズ15と試料13との相対距離2を微調整することによ
り、試料内部の像を光電面18cに形成することができ
、さらに試料を傾けることにより、立体構造の斜面を観
察することもできる。
得られるのは勿論であり、特に反射X線を用いることか
ら比較的厚い試料の観察も可能となる。また、対物レン
ズ15と試料13との相対距離2を微調整することによ
り、試料内部の像を光電面18cに形成することができ
、さらに試料を傾けることにより、立体構造の斜面を観
察することもできる。
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
ない。例えば、前記X線変換部として、X線−電子変換
面の代りに、X線の照射により光を放出するX線−光変
換面を用いることができる。
ない。例えば、前記X線変換部として、X線−電子変換
面の代りに、X線の照射により光を放出するX線−光変
換面を用いることができる。
この場合、X線変換部以降のレンズを光学レンズとすれ
ばよく、光学的に拡大される最初の像がX線光学素子に
より既に10倍程度拡大されているので、通常の光学顕
微鏡のlO倍程度の解像度が得られる。X線−光変換面
としては、例えばCs I。
ばよく、光学的に拡大される最初の像がX線光学素子に
より既に10倍程度拡大されているので、通常の光学顕
微鏡のlO倍程度の解像度が得られる。X線−光変換面
としては、例えばCs I。
Au、W等を用いることができる。また、試料の像情報
を持つX線として、X線照射により試料から発生される
2次X線を用いることも可能である。
を持つX線として、X線照射により試料から発生される
2次X線を用いることも可能である。
さらに、電子線像や光の像等を検出する手段としては、
マイクロチャネルプレートに限らず、COD等の撮像素
子を用いることも可能である。
マイクロチャネルプレートに限らず、COD等の撮像素
子を用いることも可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
て実施することができる。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、X線像を一旦拡大
したのち電子又は光の像に変換し、この変換した像を十
分に拡大して検出しているので、解像度の低下及び減衰
を小さくすることができ、良好な試料観察を行うことが
できる。
したのち電子又は光の像に変換し、この変換した像を十
分に拡大して検出しているので、解像度の低下及び減衰
を小さくすることができ、良好な試料観察を行うことが
できる。
第1図は本発明の一実施例に係わるX線顕微鏡を示す概
略構成図、第2図は他の実施例を示す概略構成図、第3
図は従来装置を示す概略構成図である。 11・・・X線源、12・・・X線コンデンサレンズ(
第1のX線光学素子)、13・・・試料、14゜26・
・・試料台、15・・・X線対物レンズ(第2のX線光
学素子)、16・・・X線導入窓、17・・・真空容器
、18・・・X線変換部、18c・・・光電面(X線−
電子変換面)、19・・・アノード、20.21・・・
電子レンズ、22・・・マイクロチャネルプレート、2
3・・・直流電源、24・・・コイル。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第11!I 第2図
略構成図、第2図は他の実施例を示す概略構成図、第3
図は従来装置を示す概略構成図である。 11・・・X線源、12・・・X線コンデンサレンズ(
第1のX線光学素子)、13・・・試料、14゜26・
・・試料台、15・・・X線対物レンズ(第2のX線光
学素子)、16・・・X線導入窓、17・・・真空容器
、18・・・X線変換部、18c・・・光電面(X線−
電子変換面)、19・・・アノード、20.21・・・
電子レンズ、22・・・マイクロチャネルプレート、2
3・・・直流電源、24・・・コイル。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第11!I 第2図
Claims (2)
- (1)X線を放射するX線源と、このX線源から放射さ
れたX線を試料面上に照射する第1のX線光学素子と、
X線の照射により前記試料から得られるX線を拡大結像
する第2のX線光学素子と、X線の照射により電子を発
生するX線−電子変換面又はX線の照射により光を発生
するX線−光変換面を有し、前記第2のX線光学素子に
よるX線結像面に配置されたX線変換部と、このX線変
換部で発生した電子又は光の像を拡大結像する手段と、
拡大結像された電子又は光の像を検出する手段とを具備
してなることを特徴とするX線顕微鏡。 - (2)前記試料から得られるX線は、X線照射により試
料を透過した透過X線、試料で反射した反射X線、又は
試料から放射された2次X線であることを特長とする特
許請求の範囲第1項記載のX線顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29275387A JPH01134300A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | X線顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29275387A JPH01134300A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | X線顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01134300A true JPH01134300A (ja) | 1989-05-26 |
Family
ID=17785891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29275387A Pending JPH01134300A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | X線顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01134300A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03200099A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-02 | Olympus Optical Co Ltd | X線顕微鏡 |
US6002740A (en) * | 1996-10-04 | 1999-12-14 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Method and apparatus for X-ray and extreme ultraviolet inspection of lithography masks and other objects |
JP2003344597A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-03 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | X線顕微鏡の電子加速空間構造 |
US7039157B2 (en) * | 2001-08-03 | 2006-05-02 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | X-ray microscope apparatus |
-
1987
- 1987-11-19 JP JP29275387A patent/JPH01134300A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03200099A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-02 | Olympus Optical Co Ltd | X線顕微鏡 |
US6002740A (en) * | 1996-10-04 | 1999-12-14 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Method and apparatus for X-ray and extreme ultraviolet inspection of lithography masks and other objects |
US7039157B2 (en) * | 2001-08-03 | 2006-05-02 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | X-ray microscope apparatus |
JP2003344597A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-03 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | X線顕微鏡の電子加速空間構造 |
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