JPH0319966Y2 - - Google Patents

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JPH0319966Y2
JPH0319966Y2 JP1984086139U JP8613984U JPH0319966Y2 JP H0319966 Y2 JPH0319966 Y2 JP H0319966Y2 JP 1984086139 U JP1984086139 U JP 1984086139U JP 8613984 U JP8613984 U JP 8613984U JP H0319966 Y2 JPH0319966 Y2 JP H0319966Y2
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liner
wear
hopper
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vibration
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 この考案は、耐摩耗用ライナに係り、特に、石
炭粉砕機等の微粉炭分級器等の内面の摩耗を防止
するために取り付ける耐摩耗用ライナに関するも
のである。
〔考案の背景〕 第5図は、縦形石炭粉砕機の微粉炭分級器の内
面に耐摩耗用ライナを取付けた状況と、微粉炭分
級器内を流動する微粉炭の流動経路とを示す図、
第6図は第5図のA−A断面図である。
第5図および第6図に示すように、給炭管9に
よつて点線の矢印10で示す方向に石炭粉砕機1
内に供給される石炭は、図示しない粉砕装置によ
つて粉砕されて微粉炭となる。微粉炭は、一次空
気によつて実線の矢印11で示す方向に吹き上げ
られ、矢印12で示す方向に微粉炭分級器2のベ
ーン3に送入されて旋回させられる。旋回させら
れた微粉炭は、矢印13で示す方向に進み、ホツ
パ4内を給炭管9を軸として旋回しながら定めら
れた粒度に分級される。分級された微粉炭は、矢
印14で示す方向に進路を変え、矢印15および
矢印16で示す方向に進んで図示しないボイラの
微粉炭燃焼バーナに到達する。
微粉炭が旋回させられるベーン3の表面および
旋回させられた微粉炭が分級されるホツパ4の内
表面は、摩耗性の高い微粉炭と接触するので、摩
耗して穴があいたりする。その結果、微粉炭の流
動が不均一になつたり、微粉炭の分級性能が低下
して微粉炭燃焼バーナに送られる微粉炭の粒度が
粗くなつたりする。
これらの防止策として、ベーン3の表面および
ホツパ4の内表面に、ステライトの図示しない溶
接ビードを微粉炭の流動方向に直角に約10mm間隔
に肉盛溶接したり、あるいは、ベーン3およびホ
ツパ4の材質を炭素鋼からステンレス鋼に変更し
たりしているが、摩耗の発生を長期間抑えること
ができない。
したがつて、ベーン3の微粉炭との接触面およ
びホツパ4の内面に、高Cr鋳鉄製ライナすなわ
ちベーンライナ5およびホツパライナ6が取付ボ
ルト8によつて夫々取付けられている。そして、
ベーン3の微粉炭との接触面と高Cr鋳鉄製ベー
ンライナ5の曲面との不一致を補うため、また、
ホツパ4の内面と高Cr鋳鉄製ホツパライナ6の
曲面との不一致を補うため、緩衝用としてプラス
チツクコート7が夫々挿入されている。しかし、
高Cr鋳鉄製のベーンライナ5およびホツパライ
ナ6は硬度は大きいが脆いため、石炭粉砕機1の
振動による衝撃によつて、ベーンライナ5および
ホツパライナ6の取付ボルト8の穴の周辺に亀裂
が発生し、発生した亀裂が生長してベーンライナ
5およびホツパライナ6が破損して脱落すること
がある。特に、1個所のホツパライナ6が破損し
て脱落すると、脱落したホツパライナ6に隣接す
る他のホツパライナ6の取付が緩くなつて、次々
に脱落してゆく可能性がある。脱落したホツパラ
イナ6は、ホツパ4の下端の図示しないフラツパ
部に引掛つたり、あるいは、フラツパを破損した
りするので、微粉炭の流動通路がバイパスされて
微粉炭分級器2の微粉炭分級性能が阻害されるた
め、石炭粉砕機1の運転を継続することができ
ず、従来から問題となつていた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記の問題を解決するためになさ
れたもので、隣接する耐摩耗用ライナが、互いに
辺面を抑え合つて振動による衝撃を分担すること
により、耐摩耗用ライナに亀裂が発生して脱落す
ることがないように為された耐摩耗用ライナを提
供することを目的とするものである。
〔考案の概要〕 この考案は、耐摩耗用ライナの、粉粒体が流動
する方向に面する辺面と、粉粒体が流動する方向
と逆の方向に面する辺面とに、傾斜または段差を
夫々設け、隣接する耐摩耗用ライナの辺面を互に
重ね、かつプラスチツクコートなどの振動衝撃緩
衝用部材を介してホツパ内面等の壁面に密接させ
て取り付けるようにすることを特徴とするもので
ある。このような構成にすることにより、相隣接
して取り付けられる耐摩耗用ライナの辺面同士が
最も座りのよい面接触になり易く、またライナ本
体がホツパ内面等の壁面に密着して設けられるの
で、振動によりがたつくことなく、石炭粉砕機等
からの振動が全ライナに均等に分散され、したが
つて耐摩耗性ライナの亀裂の発生および脱落を効
果的に防止することができる。
〔考案の実施例〕
この考案に係る実施例を図に基づいて説明す
る。第1図および第2図は、この考案の耐摩耗用
ライナを取付けた場合の第5図のB−B断面図で
あつて、第1図は耐摩耗用ライナの辺面に傾斜を
設けた場合を、また、第2図は耐摩耗用ライナの
辺面に段差を設けた場合を、夫々示す図である。
第1図において、ホツパライナ6が、緩衝用プ
ラスチツクコート7を挟んでホツパ4の内面に、
図示しない取付ボルトによつて取り付けられてい
る。ホツパライナ6の、矢印Xで示す微粉炭の流
動方向に面する辺面CDと、矢印Xで示す微粉炭
の流動方向と逆の方向に面する辺面EFとに、角
度θの傾斜が夫々設けられている。そして、隣接
するホツパライナ6の辺面CDおよびEFが互いに
重ね合わされている。これによつて、隣接するホ
ツパライナ6が互いに辺面CDとEFとで抑え合う
ので、石炭粉砕機の振動による衝撃が、ホツパ4
の内面の周方向の全部の隣接するホツパライナ6
によつて互いに分担される。したがつて、ホツパ
ライナ6一枚当りの石炭粉砕機の振動による衝撃
が緩和されるので、ホツパライナ6に亀裂が発生
しない。
この場合、角度θが例えば30度以下であると、
ホツパライナ6は高Cr鋳鉄製であるため、製作
が困難であるとともに脆いので破損し易い。ま
た、角度θが例えば45度以上であると、隣接する
ホツパライナ6どうしの接触面積が小さいので、
振動による衝撃の分担が不充分である。したがつ
て、角度θは30度〜45度の範囲の角度が適当であ
る。
なお、ホツパライナ6とホツパ4との接触面に
接着剤を塗布し、更に取付ボルトによつてホツパ
ライナ6をホツパ4に取付けることもできるが、
石炭粉砕機の内部温度の影響によつて接着剤が劣
化し接着効果が低下するため、長期間の使用がで
きない。
第2図において、ホツパライナ6が、緩衝用プ
ラスチツクコート7を挟んでホツパ4の内面に、
図示しない取付ボルトによつて取り付けられてい
る。ホツパライナ6の、矢印Xで示す微粉炭の流
動方向に面する辺面と、矢印Xで示す微粉炭の流
動方向と逆の方向に面する辺面とに、段差GHIJ
と段差KLMNとが夫々設けられている。そして、
隣接するホツパライナ6の段差GHIJおよび段差
KLMNが互いに重ね合わされている。これによ
つて、隣接するホツパライナ6が互いに段差
GHIJと段差KLMNとで抑え合うので、石炭粉砕
機の振動による衝撃が、ホツパ4の内面の周方向
の全部の隣接するホツパライナ6によつて互いに
分担される。したがつて、ホツパライナ6一枚当
りの石炭粉砕機の振動による衝撃が緩和されるの
で、ホツパライナ6に亀裂が発生しない。
第3図は第1図に示すこの考案の他の実施例を
示す図である。第1図は、ホツパライナ6の辺面
CDと辺面EFとの角度θの傾斜の方向が同じ方向
である場合を示しているが、第3図は、ホツパラ
イナ6の辺面CDと辺面EFとの角度θの傾斜の方
向が逆の方向である場合を示している。
第4図は第2図に示すこの考案の他の実施例を
示す図である。第2図は、ホツパライナ6の辺面
の段差GHIJと段差KLMNとの段差の方向が同じ
方向である場合を示しているが、第4図は、ホツ
パライナ6の辺面の段差GHIJと段差KLMNとの
段差の方向が逆の方向である場合を示している。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように、耐摩耗用ラ
イナの、粉粒体が流動する方向に面する辺面と、
粉粒体が流動する方向と逆の方向に面する辺面と
に、傾斜または段差を夫々設け、隣接する耐摩耗
用ライナの辺面を互いに重ねて取り付けることに
よつて、隣接する耐摩耗用ライナが互いに辺面を
押え合うようにし、かつ振動衝撃緩衝用部材を介
してホツパ内面等の壁面に密接させて設けている
ので耐摩耗性ライナのがたつきが生じない。
したがつて、振動による衝撃が隣接する耐摩耗
用ライナによつてほぼ均等に分担されるので、耐
摩耗用ライナに亀裂が発生して脱落することがな
い効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の耐摩耗用ラ
イナを取付けた場合の第5図のB−B断面図、第
3図および第4図は夫々第1図および第2図に示
すこの考案の他の実施例を示す図、第5図は、縦
形石炭粉砕機の微粉炭分級器の内面に耐摩耗用ラ
イナを取り付けた状況と、微粉炭の流動経路とを
示す図、第6図は第5図のA−A断面図である。 1……石炭粉砕機、2……微粉炭分級器、3…
…ベーン、4……ホツパ、5……ベーンライナ、
6……ホツパライナ、7……プラスチツクコー
ト、8……取付ボルト、9……給炭管、10〜1
6……矢印。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動および粉粒体が流動することにより摩耗を
    受ける壁面の摩耗を防止するために、上記壁面に
    互に隣接させて内張りする所定の厚さを持つ多角
    形状の耐摩耗用ライナであつて、該耐摩耗用ライ
    ナは、上記粉粒体が流動する方向に面する辺面
    と、その逆の方向に面する辺面とに所定の接触面
    積を持つ傾斜もしくは段差を設け、上記耐摩耗用
    ライナの辺面を重ねて互に押さえ合う構成で配置
    し、かつ振動衝撃緩衝用部材を介して上記壁面に
    密接させて配設し、振動による衝撃を全ライナに
    分散させる構造としたことを特徴とする耐摩耗用
    ライナ。
JP8613984U 1984-06-12 1984-06-12 耐摩耗用ライナ Granted JPS614780U (ja)

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JP8613984U JPS614780U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 耐摩耗用ライナ

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JP8613984U JPS614780U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 耐摩耗用ライナ

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JPS614780U JPS614780U (ja) 1986-01-13
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JPS614780U (ja) 1986-01-13

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