JPH03199235A - 繊維強化樹脂成形体 - Google Patents
繊維強化樹脂成形体Info
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- JPH03199235A JPH03199235A JP33661989A JP33661989A JPH03199235A JP H03199235 A JPH03199235 A JP H03199235A JP 33661989 A JP33661989 A JP 33661989A JP 33661989 A JP33661989 A JP 33661989A JP H03199235 A JPH03199235 A JP H03199235A
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Landscapes
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は優れた耐熱特性を有する繊維強化芳香族ポリエ
ーテルケトン樹脂成形体に関する。
ーテルケトン樹脂成形体に関する。
芳香族ポリエーテルケトン樹脂は機械的及び化学的に優
れたエンジニアリングプラスチックであり、繊維強化熱
可塑性樹脂複合材料用マトリックス樹脂としての応用が
期待されている。
れたエンジニアリングプラスチックであり、繊維強化熱
可塑性樹脂複合材料用マトリックス樹脂としての応用が
期待されている。
しかしながら、上記芳香族ポリエーテルケトン樹脂のマ
トリックス樹脂への適用を考えた場合、該樹脂のガラス
転移点は比較的低く、高温時の機械強度が大きく低下す
るという問題がある。
トリックス樹脂への適用を考えた場合、該樹脂のガラス
転移点は比較的低く、高温時の機械強度が大きく低下す
るという問題がある。
以上の様に該ポリエーテルケトン樹脂は複合材料用マト
リックス樹脂として考えた場合、耐熱性の面で欠点を未
だ有するものである。
リックス樹脂として考えた場合、耐熱性の面で欠点を未
だ有するものである。
本発明の目的は芳香族ポリエーテルケトン樹脂の本来有
する化学的性質を損なうことなく高温時においても優れ
た機械特性を有する繊維強化芳香族ポリエーテルケトン
樹脂成形体を提供することにある。
する化学的性質を損なうことなく高温時においても優れ
た機械特性を有する繊維強化芳香族ポリエーテルケトン
樹脂成形体を提供することにある。
本発明者らは前記問題点を解決する為に鋭意検討を行っ
た結果、芳香族ポリエーテルケトンに特定量のポリエー
テルイミドを添加した樹脂組成物が本発明の繊維強化樹
脂成形体のマトリックスとして有効であること、さらに
該繊維強化樹脂成形体にある特定の熱処理を施すことに
より該繊維強化樹脂成形体の機械物性が向上することを
見い出し本発明を完成させた。
た結果、芳香族ポリエーテルケトンに特定量のポリエー
テルイミドを添加した樹脂組成物が本発明の繊維強化樹
脂成形体のマトリックスとして有効であること、さらに
該繊維強化樹脂成形体にある特定の熱処理を施すことに
より該繊維強化樹脂成形体の機械物性が向上することを
見い出し本発明を完成させた。
ここで驚くべきことは、該樹脂組成物をマトリックスと
する繊維強化樹脂成形体にある特定の熱処理を施すこと
により該成形体が芳香族ポリエーテルケトンのガラス転
移点においても高い機械特性を保持することである。
する繊維強化樹脂成形体にある特定の熱処理を施すこと
により該成形体が芳香族ポリエーテルケトンのガラス転
移点においても高い機械特性を保持することである。
即ち、本発明は(1)式で表わされる繰り返し単位を有
する芳香族ポリエーテルケトン60〜95重景%と(2
)式で表わされる繰り返し単位を有する芳香族ポリエー
テルイミド5〜40重量%とから威る樹脂m放物と繊維
状補強剤よりなる繊維強化樹脂成形体を加圧下、150
℃以上350°C以下の温度範囲に5分以上保持して熱
処理することを特徴とする繊維強化樹脂成形体である。
する芳香族ポリエーテルケトン60〜95重景%と(2
)式で表わされる繰り返し単位を有する芳香族ポリエー
テルイミド5〜40重量%とから威る樹脂m放物と繊維
状補強剤よりなる繊維強化樹脂成形体を加圧下、150
℃以上350°C以下の温度範囲に5分以上保持して熱
処理することを特徴とする繊維強化樹脂成形体である。
本発明で用いる芳香族ポリエーテルケトン樹脂としては
、例えば英国インペリアル・ケミカル・インダストリー
ズ社の「ピクトレックスポリエーテルケトンPEK (
商標)」が挙げられる。又、本発明で用いられるポリエ
ーテルイミド樹脂としては米国ゼネラル・エレクトリッ
ク社製の商品名「ウルテム」が広く知られており、例え
ば特開昭56−826号公報に記載された方法によって
容易に製造することができる。
、例えば英国インペリアル・ケミカル・インダストリー
ズ社の「ピクトレックスポリエーテルケトンPEK (
商標)」が挙げられる。又、本発明で用いられるポリエ
ーテルイミド樹脂としては米国ゼネラル・エレクトリッ
ク社製の商品名「ウルテム」が広く知られており、例え
ば特開昭56−826号公報に記載された方法によって
容易に製造することができる。
上記樹脂組成物の組成割合は芳香族ポリエーテルケトン
樹脂60〜95重量%、好ましくは70〜90重量%、
ポリエーテルイミド樹脂5〜40重量%、好ましくは1
0〜30重量%である。芳香族ポリエーテルケトン樹脂
が95重量%を越え、ポリエーテルイミド樹脂が5重量
%未溝の場合には目的とする繊維強化樹脂成形体の高温
での機械特性向上効果が不十分であり、又芳香族ポリエ
ーテルケトン樹脂が60重量%未満、ポリエーテルイミ
ド樹脂が40重量%を越えた場合においては上記機械特
性向上効果が不十分となるばかりか芳香族ポリエーテル
ケトンの化学的性質が損なわれる為好ましくない。
樹脂60〜95重量%、好ましくは70〜90重量%、
ポリエーテルイミド樹脂5〜40重量%、好ましくは1
0〜30重量%である。芳香族ポリエーテルケトン樹脂
が95重量%を越え、ポリエーテルイミド樹脂が5重量
%未溝の場合には目的とする繊維強化樹脂成形体の高温
での機械特性向上効果が不十分であり、又芳香族ポリエ
ーテルケトン樹脂が60重量%未満、ポリエーテルイミ
ド樹脂が40重量%を越えた場合においては上記機械特
性向上効果が不十分となるばかりか芳香族ポリエーテル
ケトンの化学的性質が損なわれる為好ましくない。
本発明の繊維強化樹脂成形体を熱処理することは該成形
体の機械物性、特に高温時の曲げ弾性率の向上に極めて
有効である。該熱処理は該成形体の製造過程の何れの時
点でも良く、例えば成形中、成形後において加圧下、あ
る温度範囲に一定時間以上保持することにより達成され
る。該温度範囲としては150〜350°C1好ましく
は200〜300°Cである。この範囲外では該成形体
の高温時の機械強度の向上が望めないので好ましくない
。又、該保持時間は5分以上、好ましくは10分以上で
ある。5分以下では該成形体の高温時の機械物性の向上
が不十分となる為、好ましくない。
体の機械物性、特に高温時の曲げ弾性率の向上に極めて
有効である。該熱処理は該成形体の製造過程の何れの時
点でも良く、例えば成形中、成形後において加圧下、あ
る温度範囲に一定時間以上保持することにより達成され
る。該温度範囲としては150〜350°C1好ましく
は200〜300°Cである。この範囲外では該成形体
の高温時の機械強度の向上が望めないので好ましくない
。又、該保持時間は5分以上、好ましくは10分以上で
ある。5分以下では該成形体の高温時の機械物性の向上
が不十分となる為、好ましくない。
尚、加圧力は5 kg/cT1以上あれば十分である。
本発明に用いる補強繊維の種類としてはE−ガラス、S
−ガラス等のガラス繊維、ポリアクリルニトリル系、ピ
ッチ系、レーヨン系等の炭素繊維、日本カーボン社の「
ニカロン」 (商標)等の炭化ケイ素繊維、金属繊維等
が挙げられる。上記補強繊維のうち炭素繊維はその高強
度、高弾性率という面から特に本発明においては好まし
い繊維である。尚、これらの補強繊維は単独或いは組合
せて用いることができる。
−ガラス等のガラス繊維、ポリアクリルニトリル系、ピ
ッチ系、レーヨン系等の炭素繊維、日本カーボン社の「
ニカロン」 (商標)等の炭化ケイ素繊維、金属繊維等
が挙げられる。上記補強繊維のうち炭素繊維はその高強
度、高弾性率という面から特に本発明においては好まし
い繊維である。尚、これらの補強繊維は単独或いは組合
せて用いることができる。
本発明において繊維径は繊維の種類によっても異なる。
例えば炭素繊維の場合、通常5〜7μmであるが、機械
特性の面からは細い方が好ましい。
特性の面からは細い方が好ましい。
又、補強繊維を表面処理することは該樹脂組成物との接
着性の面から好ましく、例えばガラス繊維の場合、、シ
ラン系、チタネート系カップリング剤で処理することは
特に好ましい。該補強繊維の繊維強化樹脂成形体におけ
る充填率は30〜80重量%、好ましくは60〜75重
量%である。30重景%未満では補強繊維の補強効果が
不十分であり、又80重量%以上では補強繊維を該樹脂
組成物で十分被覆することができず好ましくない。
着性の面から好ましく、例えばガラス繊維の場合、、シ
ラン系、チタネート系カップリング剤で処理することは
特に好ましい。該補強繊維の繊維強化樹脂成形体におけ
る充填率は30〜80重量%、好ましくは60〜75重
量%である。30重景%未満では補強繊維の補強効果が
不十分であり、又80重量%以上では補強繊維を該樹脂
組成物で十分被覆することができず好ましくない。
本発明で用いる補強繊維の形態は炭素繊維の「トウJの
様な一方向繊維、織布、マット等何れでも良く、又これ
らに限定されるものではないことは熱論である。
様な一方向繊維、織布、マット等何れでも良く、又これ
らに限定されるものではないことは熱論である。
次に本発明の繊維強化樹脂成形体の製法の一例を示すが
、これらに限定されるものではない事は熱論である。そ
の一つは、プリプレグを必要枚数積層、成形する方法で
ある。プリプレグの形態としては一方向繊維強化型でも
織布繊維強化型プリプレグでも良く、又マット繊維強化
型プリプレグ等他の形態も熱論可能である。
、これらに限定されるものではない事は熱論である。そ
の一つは、プリプレグを必要枚数積層、成形する方法で
ある。プリプレグの形態としては一方向繊維強化型でも
織布繊維強化型プリプレグでも良く、又マット繊維強化
型プリプレグ等他の形態も熱論可能である。
上記プリプレグを得る方法に特に制限はなく、例えば溶
融状態の該樹脂&llll香物強繊維に含浸させる溶融
含浸法、粉末状の該樹脂組成物を空気中に浮遊、または
水などの液体中に懸濁させた状態で含浸させる流動床法
が挙げられる。
融状態の該樹脂&llll香物強繊維に含浸させる溶融
含浸法、粉末状の該樹脂組成物を空気中に浮遊、または
水などの液体中に懸濁させた状態で含浸させる流動床法
が挙げられる。
溶融含浸法の代表的な例は特開昭61−229534号
、同61−229535号、同61−229536号及
び特願昭61216253号に開示されている。
、同61−229535号、同61−229536号及
び特願昭61216253号に開示されている。
もう一つの方法は該樹脂組成物のフィルムと織布等の繊
維を交互に置き、含浸と成形を同時に行う方法である。
維を交互に置き、含浸と成形を同時に行う方法である。
この場合、フィルムの代りに該樹脂粉末を用いることも
可能である。
可能である。
本発明の繊維強化樹脂成形体中の繊維配列方向に特に制
限はなく、補強を必要とする方向に繊維を多く配列する
様に上記プリプレグ又は繊維を積層すべきである。
限はなく、補強を必要とする方向に繊維を多く配列する
様に上記プリプレグ又は繊維を積層すべきである。
本発明の繊維強化樹脂成形体の成形方法に特に制限はな
く、圧I11戒形、オートクレーブ底形、スタンピング
モールド成形、フィラメントワインディング、テープワ
インディング成形等が採用できる。
く、圧I11戒形、オートクレーブ底形、スタンピング
モールド成形、フィラメントワインディング、テープワ
インディング成形等が採用できる。
本発明の繊維強化樹脂成形体の形状に制限はなく、平板
、チャンネル、アングル、ストリンガ−1丸棒パイプ等
が挙げられる。尚、これらに限定されるものではなく、
あらゆる形状のものが可能であることは熱論である。
、チャンネル、アングル、ストリンガ−1丸棒パイプ等
が挙げられる。尚、これらに限定されるものではなく、
あらゆる形状のものが可能であることは熱論である。
この様にして得られた本発明の繊維強化樹脂成形体は機
械特性、特に高温時の機械特性に優れているため、高温
において高い機械特性を必要とされる機械部品、航空機
部品、自動車部品に特に好適に用いられる。
械特性、特に高温時の機械特性に優れているため、高温
において高い機械特性を必要とされる機械部品、航空機
部品、自動車部品に特に好適に用いられる。
(実施例)
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明の範
囲がこれらの実施例によって制限的に解されるものでは
ない。
囲がこれらの実施例によって制限的に解されるものでは
ない。
実施例1〜4
特願昭63−113385に示される装置を用い以下の
様にして一方向繊維強化ブリプレグを作成した。
様にして一方向繊維強化ブリプレグを作成した。
尚、樹脂組成物としては、芳香族ポリエーテルケトン(
PEK)として英国インペリアル・ケミカル・インダス
トリーズ社の「ピクトレックスポリエーテルケトンP
E K220P (商標)jとポリエーテルイ果ド(P
EJ)としては米国ゼネラル・エレクトリック社製の商
品名「ウルテム100OJを用いた。
PEK)として英国インペリアル・ケミカル・インダス
トリーズ社の「ピクトレックスポリエーテルケトンP
E K220P (商標)jとポリエーテルイ果ド(P
EJ)としては米国ゼネラル・エレクトリック社製の商
品名「ウルテム100OJを用いた。
100本のボビンから引き出された炭素繊維(東邦レー
ヨン製;ベスファイトHTA−7−3K (商標))の
トウ100本を整列器で一方向に整列させた後、張力調
整ロールを通過させて150mm幅の繊維シートとした
。
ヨン製;ベスファイトHTA−7−3K (商標))の
トウ100本を整列器で一方向に整列させた後、張力調
整ロールを通過させて150mm幅の繊維シートとした
。
一方、表1に示す樹脂組成物を押出機で加熱溶融し、つ
いでダイを経由して400°Cに加熱した下ヘルド表面
に70μmの厚みで塗布した。
いでダイを経由して400°Cに加熱した下ヘルド表面
に70μmの厚みで塗布した。
次いで前記シートを下ヘルドと上ヘルドに挾んだ状態で
400°Cに加熱された径24(Jamの3本の含浸ロ
ールの間を150kgの張力をかけながら50cm/分
の速度で通過させて樹脂Mi威物を繊維フィラメント間
に含浸せしめ、ついで150″C迄冷却した後引取機で
引き取って一方向繊維を65重量%含むプリプレグを得
た。
400°Cに加熱された径24(Jamの3本の含浸ロ
ールの間を150kgの張力をかけながら50cm/分
の速度で通過させて樹脂Mi威物を繊維フィラメント間
に含浸せしめ、ついで150″C迄冷却した後引取機で
引き取って一方向繊維を65重量%含むプリプレグを得
た。
この様にして得られた一方向繊維プリプレグを長さ20
0mmに切断し、一方向に繊維が配列する様に10枚重
ねて次の様にして繊維強化樹脂成形体を得た。390℃
に加熱した一対の平面加熱板の間に上記10枚重ねたプ
リプレグを挿入し、100kg/cfflの圧力で20
分間加圧したのち加圧下に50°C/分の速度テ250
℃迄冷却し、ついでこの温度で加圧下に30分間保持し
たのち、さらに加圧下150℃迄50”C/分の速度で
冷却、脱型して繊維強化樹脂成形体を得た。
0mmに切断し、一方向に繊維が配列する様に10枚重
ねて次の様にして繊維強化樹脂成形体を得た。390℃
に加熱した一対の平面加熱板の間に上記10枚重ねたプ
リプレグを挿入し、100kg/cfflの圧力で20
分間加圧したのち加圧下に50°C/分の速度テ250
℃迄冷却し、ついでこの温度で加圧下に30分間保持し
たのち、さらに加圧下150℃迄50”C/分の速度で
冷却、脱型して繊維強化樹脂成形体を得た。
得られた繊維強化樹脂成形体から曲げ試験片を切り出し
、23°C及び160°Cにおける曲げ弾性率を測定し
、次式から弾性率保持率を求めた。
、23°C及び160°Cにおける曲げ弾性率を測定し
、次式から弾性率保持率を求めた。
結果を表1に示すが高温時における弾性率の低下がほと
んどなく、高温時の機械特性に優れていることが分る。
んどなく、高温時の機械特性に優れていることが分る。
比較例1〜4
実施例1〜4で得たプリプレグを用いて次の様にして繊
維強化樹脂成形体を得た。
維強化樹脂成形体を得た。
長さ200間の該プリプレグを一方向に繊維が配列する
様に10枚重ね、390”Cに加熱した一対の平面加熱
板の間に挿入し、100kg/dの圧力で20分間加圧
したのち加圧下に50°C/分の速度で150″C迄冷
却し、脱型して繊維強化樹脂成形体を得た。
様に10枚重ね、390”Cに加熱した一対の平面加熱
板の間に挿入し、100kg/dの圧力で20分間加圧
したのち加圧下に50°C/分の速度で150″C迄冷
却し、脱型して繊維強化樹脂成形体を得た。
得られた成形体を実施例1と同様にして評価した結果を
表2に示す。
表2に示す。
この結果から分る様に本発明の熱処理を施さない場合、
高温時の弾性率保持率の低い事が分る。
高温時の弾性率保持率の低い事が分る。
比較例5〜8
表2に示す樹脂組成物を用いた以外は実施例1と同様に
処理して繊維強化樹脂成形体を得、ついで同様に評価し
た。結果を表2に示すが樹脂組成比がある範囲外では本
発明の熱処理を施しても高温時の弾性率低下の激しいこ
とが分る。
処理して繊維強化樹脂成形体を得、ついで同様に評価し
た。結果を表2に示すが樹脂組成比がある範囲外では本
発明の熱処理を施しても高温時の弾性率低下の激しいこ
とが分る。
実施例5
実施例2で得たプリプレグを2001に切断し、一方向
に繊維が配列する様に10枚積層し、400℃のオープ
ンで10分間予熱後、150℃に加熱した一対の平面加
熱板の間に挿入し、100kg/c+6の圧力で5分間
加圧した。脱型後250°Cの乾燥器に3時間1置して
繊維強化樹脂成形体を得た。得られた成形板を実施例1
と同様に評価した。結果を表1に示す。
に繊維が配列する様に10枚積層し、400℃のオープ
ンで10分間予熱後、150℃に加熱した一対の平面加
熱板の間に挿入し、100kg/c+6の圧力で5分間
加圧した。脱型後250°Cの乾燥器に3時間1置して
繊維強化樹脂成形体を得た。得られた成形板を実施例1
と同様に評価した。結果を表1に示す。
実施例6
実施例2において一方向繊維を平織織布(東邦レーヨン
;ベスファイトW−1103)を用いた以外は同様に処
理して織布プリプレグを得た。ついで該プリプレグを1
0枚重ねた後、実施例1と同様に処理して繊維強化樹脂
成形体を得た。該成形体を実施例1と同様に評価した結
果を表1に示す。
;ベスファイトW−1103)を用いた以外は同様に処
理して織布プリプレグを得た。ついで該プリプレグを1
0枚重ねた後、実施例1と同様に処理して繊維強化樹脂
成形体を得た。該成形体を実施例1と同様に評価した結
果を表1に示す。
実施例7
実施例2で得たプリプレグを用い、最外層の繊維方向を
O″Cとした時に次の様に各層の繊維が配列する様に積
層構成を変えた以外は実施例1と同様に処理して繊維強
化樹脂成形体を得た。
O″Cとした時に次の様に各層の繊維が配列する様に積
層構成を変えた以外は実施例1と同様に処理して繊維強
化樹脂成形体を得た。
積層構成
得られた成形体を実施例1と同様に評価した結果を表1
に示す。
に示す。
実施例8
実施例2において、炭素繊維のかわりにガラス繊維を用
いた以外は同様に処理して表1に示す結果を得た。
いた以外は同様に処理して表1に示す結果を得た。
実施例9
実施例7において、平面加熱板のかわりにアングル型加
熱金型を用いた以外は同様に処理してアングル形状の繊
維強化樹脂成形体を得た。該成形体を実施例1と同様に
評価した結果を表1に示す。
熱金型を用いた以外は同様に処理してアングル形状の繊
維強化樹脂成形体を得た。該成形体を実施例1と同様に
評価した結果を表1に示す。
実施例IO
実施例2で得た一方向繊維プリプレグを用い、一方向に
繊維が配列する様に10枚重ねた後、390°Cに加熱
した一対の平面加熱板の間に挿入し、1(10kg/c
aの圧力で20分間加圧した後加圧下に1℃/分の速度
で150℃迄冷却、脱型して繊維強化樹脂成形体を得た
。
繊維が配列する様に10枚重ねた後、390°Cに加熱
した一対の平面加熱板の間に挿入し、1(10kg/c
aの圧力で20分間加圧した後加圧下に1℃/分の速度
で150℃迄冷却、脱型して繊維強化樹脂成形体を得た
。
該成形体を実施例Iと同様に評価した結果を表1に示す
。
。
(発明の効果)
本発明の繊維強化樹脂成形体は、ポリエーテルケトン樹
脂が本来持つ優れた化学的特性を有しつつ、かつ高温で
の機械特性が大幅に改良された成形体である。
脂が本来持つ優れた化学的特性を有しつつ、かつ高温で
の機械特性が大幅に改良された成形体である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(1)式で表わされる繰り返し単位を有する芳香族
ポリエーテルケトン60〜95重量%と(2)式で表わ
される繰り返し単位を有する芳香族ポリエーテルイミド
5〜40重量%とから成る樹脂組成物と繊維状補強剤よ
りなる繊維強化樹脂成形体を加圧下、150℃以上35
0℃以下の温度範囲に(1)▲数式、化学式、表等があ
ります▼ 5分以上保持して熱処理することを特徴とする繊維強化
樹脂成形体。 2、請求項1において該補強繊維が30〜80重量%該
樹脂組成物が70〜20重量%から成ることを特徴とす
る繊維強化樹脂成形体。 3、請求項1において補強繊維が炭素繊維であることを
特徴とする繊維強化樹脂成形体。4、請求項1において
補強繊維が連続繊維であり、該成形体全体にわたって連
続して存在する事を特徴とする繊維強化樹脂成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33661989A JP2916187B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 繊維強化樹脂成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33661989A JP2916187B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 繊維強化樹脂成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03199235A true JPH03199235A (ja) | 1991-08-30 |
JP2916187B2 JP2916187B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18301029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33661989A Expired - Lifetime JP2916187B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 繊維強化樹脂成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916187B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06207035A (ja) * | 1993-01-11 | 1994-07-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 炭素繊維強化多官能性マレイミド系樹脂複合材料用プリプレグ |
JP2005220335A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-08-18 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 樹脂組成物及びこれを用いた成形体 |
JP2019182921A (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-24 | 株式会社トクヤマデンタル | ポリアリールエーテルケトン樹脂材料の製造方法 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP33661989A patent/JP2916187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06207035A (ja) * | 1993-01-11 | 1994-07-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 炭素繊維強化多官能性マレイミド系樹脂複合材料用プリプレグ |
JP2005220335A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-08-18 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 樹脂組成物及びこれを用いた成形体 |
JP2019182921A (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-24 | 株式会社トクヤマデンタル | ポリアリールエーテルケトン樹脂材料の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2916187B2 (ja) | 1999-07-05 |
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