JPH03198106A - 領域加工方法 - Google Patents

領域加工方法

Info

Publication number
JPH03198106A
JPH03198106A JP33653289A JP33653289A JPH03198106A JP H03198106 A JPH03198106 A JP H03198106A JP 33653289 A JP33653289 A JP 33653289A JP 33653289 A JP33653289 A JP 33653289A JP H03198106 A JPH03198106 A JP H03198106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
point
closed
curve
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33653289A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Namikado
茂樹 南角
Sachiko Kawase
川瀬 祥子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33653289A priority Critical patent/JPH03198106A/ja
Publication of JPH03198106A publication Critical patent/JPH03198106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は数値制御加工における領域加工方法に関し、
特に閉形状の回転方向を求めるのに閉形状の内部の点を
求めなくても閉形状の回転方向が求められる方法に関す
るものである。
[従来の技術] 以下、特開昭80−127952号公報に示された従来
技術について説明する。
数値制御加工としては、直線と円弧より成る外形曲線で
囲まれた領域内部を所定の深さにくり抜く加工や、領域
内部を型彫りする加工がある。かかる加工においては従
来、第8図(a)に示すように一方向(実線矢印方向)
に第(i−1)番目の切削通路PTL−1に沿って加工
を行い、切削完了後工具を所定量上昇させ、ついで該工
具を点線矢印方向に次の第1番目の切削通路PTiの加
工開始点Psの真上に位置決めし、しかるのち工具を加
工開始点Ps迄降ろし、第i切削通路PTiに沿って実
線矢印方向に工具を移動させて加工を行い以後該一方向
切削を繰り返す領域加工方法が実施されている。
又、別の領域加工方法としては、第8図(b)に示すよ
うに第(i−1)番目の切削通路PTi−1に沿った切
削完了後、加工終点Peから次の第1番目の切削通路P
Tiの加工開始点Ps迄工具を移動させ、しかる後該第
i番目の切削通路PTiに沿って、矢印方向に往復切削
する領域加工方法も実施されている。
ところで、第9図に示すように外形曲線OLCと、該外
形曲線内部の閉曲線INCとで挟まれた領域AR(斜線
部)の加工が要求される場合がある。というのは、閉曲
線INCで囲まれた領域(以後高部という)IRDに他
の部品との結合用ボルト穴を形成したり、或いは高部I
RDを別の工具を用いて領域ARより深くくり抜く必要
があるからである。
ここで特に高部が2つ以上存在するときつまり外形曲線
OLCの内部に2つ以上の高部が互いに接近して存在し
、高部を特定する閉曲線lNC1゜INCのオフセット
曲線INF  、lNF2が1 互いに交差する場合であっても領域加工できるように、
2つのオフセット曲線が互いに交差して領域加工不可能
な部分が存在するとき、該部分を加工せず残りの領域加
工可能部分のみを加工する領域加工方法が提供されてい
た。
第12図は概略説明図である。
外形曲線OLCと、該外形曲線の内部に存在する少なく
とも2つの閉曲線INC、INc2とで挾まれた領域A
Rを加工する加工方法であり、各閉曲線からその外側に
工具径に応じた該オフセットしたオフセット曲線INF
  、lNF2を求めるステップ、オフセット曲線同士
が交差するかを判別するステップ、オフセット曲線が交
差するとき、交差する第1のオフセット曲線I NF、
により囲まれる領域と第2のオフセット曲線■NF2に
より囲まれる領域の共通領域C3Aを形成する第1.第
2のオフセット曲線部分I NF    I NF  
 を除去してなる合成オフ2 セット曲線C0FCを求めるステップ、工具中心が合成
オフセット曲線の内側に進入しないように領域加工する
ステップを有する。
第13図は従来の実施例ブロック図、第14図は従来の
処理の流れ図である。以下、第12図、第13図、第1
4図・に従って従来の領域加工方法を説明する。
(イ)操作盤lot上のサイクルスタート釦を押圧すれ
ばプロセッサ102はNCデータ読取装置103をして
NCテープ104から1ブロック分のNCデータを読み
とらす。尚、NCテープには通常の通路データ、G機能
命令データ、M−5−T−機能命令データに加えて領域
加工用のデータが記録されており、NCプログラムの末
尾にはプログラムエンドを示すMコード(MO2)が記
録されている。又、領域加工用データの始めには以降の
データが領域加工用データであることを示す領域加工指
令が記録され、領域加工用データの終りには領域加工デ
ータの終りを示すコードが記録されている。
(ロ)プロセッサ102はROM 105に記憶されて
いる制御プログラムの制御により読みとったNCデータ
がプログラムエンドを示す“MO2”であるかどうかを
判別し、“MO2”であればNC処理を終了する。
(ハ)一方、プロセッサ102は読みとったNCデータ
がプログラムエンドを示す“MO2″でなければ、該N
Cデータが領域加工指令であるかどうかを判別する。
(ニ)NCデータが領域加工指令でなければプロセッサ
102は通常のNC処理を実行する。たとえば、NCデ
ータがM−S−T機能命令であればこれらをNC装置と
機械間のインタフェース回路として機能するデータ入出
力装置10Bを介して工作機械107に出力し、該工作
機械107から。
M−1S−T−機械命令に対する処理完了を示す完了信
号が発生したときNCデータ読取装置103をして次の
NCデータを読みとらす。又、NCデータが通路データ
であれば以下の通路制御処理を実行する。すなわち、各
軸のインクリメンタル値X1SYi、Ziを求め、該イ
ンクリメンタル値と指令送り速度Fとから各軸方向の速
度成分FxSFy、Fzを次式 %式% () (1) () より求め、しかる後予め定められている時間61秒(−
8msec)の間に各軸方向に移動すべき移動軸ΔX1
ΔY1Δ2を次式 %式%(2) (2) (2) より求め、これらΔx1ΔY、Δ2を時間ΔT毎にパル
ス分配器10Bに出力する。パルス分配器10Bは入力
データ(ΔX1ΔY1Δ2)に基づいて同時3軸のパル
ス分配演算を行って分配パルスXpSypSZpを発生
し、該分配パルスを各軸のサーボ回路109X 、  
109Y 、  109Zに入力し、サーボモータ 1
lOX 、  ll0Y 、  1102を回転スル。
これにより、工具はワークに対し相対的に目標位置に向
けて移動する。
又、プロセッサ102は61秒毎にワーキングメモリ 
112に記憶されている各軸方向現在位置Xa。
Ya、Zaを次式により Xa±ΔX−Xa           (3a)Ya
±ΔY 4Ya           (3b)Za±
ΔZ →Za           (3c)更新する
(符号は移動方向に依存する)。更に、プロセッサ10
2は同様に61秒毎にワーキングメモリ112に記憶さ
れている残移動量Xr、Yr。
Zr (XrSYr、Zrの初期値はインクルメンタル
値Xi、YiSZtである)を次式によりXr−ΔX−
Xr          (4a)Yr−ΔY →Yr
          (4b)Zr−ΔZ−*Zr  
        (4c)更新する。そして、プロセッ
サ102はX r −Y r −Z r −0(5)と
なればNCデータ読取装置103をして次のNCデータ
を読みとらす。
(ホ)一方、ステップ(ハ)の判別処理においてNCデ
ータが領域加工指令であれば領域加工データの終りを示
すコードが読み出される迄、NCデータ読取装置103
をして領域加工データを読みとらせ、RAMIIIに格
納する。尚、領域加工データは(1)領域の外形曲線O
LCを特定するデータ、(2)外形曲線内部の2つの閉
曲線lNC1゜lNC2を特定するデータ、(3)切削
方向データ(第12図のA矢印方向又はD矢印方向のい
ずれの方向に工具を移動させて切削するかを示すデータ
’) 、(4)切込み方向データ(第12図のB矢印方
向又はC矢印方向のいずれの方向に切削通路をシフトさ
せるかを示すデータ) 、(5)切込み方向のピッチ(
切削通路のシフト量)P、(8)切削速度、(7)切込
み方向始点P s 、 (8)切込み方向終点Pe、(
9)アプローチ平面の位置などである。以下においては
切削方向を−X方向、切込み方向を+Y力方向アプロー
チ平面をXY平面に平行で高さz 1切込方向始点Ps
をCX5s Ys)s切込み方向終点Peを(XeSY
e)とする。
(へ)領域加工データの読取が終了すればプロセッサ1
02は、外形曲線OLCから工具半径raと仕上げ代t
を加算した距離D(−ra+t)だけ内側にオフセット
したオフセット曲線OFCと、閉曲線INC、lNC2
から距離りだけ外側にオフセットしたオフセット曲線I
 NFl。
1NF2を演算してRA M 111に記憶する。尚、
D−raとしてもよい。また工具半径raは、工具番号
と工具半径との対応を記憶するオフセットメモリー13
から、指令工具番号に対応する半径値を読み取ることに
より得られる。又、オフセット曲線OFC,INF  
、lNF2は以下の処理により求められる。すなわち、
第15図に示すように外形曲線OLCを特定する2つの
直線を81、S2とすれば、直線Sl、82からそれぞ
れ距離りだけ離れた直線81’ 、82’を求め、直線
31’、S2’の交点P2を求めれば、該交点P2がオ
フセット曲線OFCを特定する1つのポイントとなる。
従って、以下同様に交点を求め、RA M 111に記
憶すればオフセット曲線OFCが求まり、同様にオフセ
ット曲線INF1゜lNF2が求まることになる。
(ト)オフセット曲線OFC,INF1゜lNF2が求
まれば、プロセッサ102は、これらオフセット曲線デ
ータを外形曲線、各閉曲線を特定するデータと共にデイ
スプレィ装置114に出力する。この結果、デイスプレ
ィ装置114は周知の方法で外形曲線OLCと各閉曲線
lNC1゜lNC2を実線で、又各オフセット曲線を点
線でCRT画面に表示する。オペレータは該表示を見て
点線で示されたオフセット曲線が互いに交差していれば
領域加工不可能な部分が存在していると認識でき、以後
の処理により実際に加工される形状と所望形状が若干界
なるであろうことを認識する。
(チ)ついで、プロセッサー02は内部的にオフセット
曲線INF  とオフセット曲線1NF2が交差するか
いなかを判別する。
さて、オフセット曲線INF  、lNF2は共■ に多数の直線と円弧(以後、直線、円弧を要素という)
により構成されている。すなわち、第16図に示すよう
にオフセット曲線INF、は要素E 11゜El2・・
・Elnにより構成され、オフセット曲線lNF2は要
素E 21.  E 22.  E 23・・・E2m
lこより構成されている。従って、プロセッサ102は
、(1)まず1−ei、1→jとする。
(2)ついで、プロセッサはオフセット曲線INF、の
第i要素Eliがオフセット曲線lNF2の第j要素E
2jに交差するか判別する。
(3)交差しなければ、j+1−jとして、jとオフセ
ット曲線lNF2の要素数mとの大小を比較する。
(4)55mであればステップ(2)以降の処理を繰り
返す。
(5)ステップ(3)の大小比較においてjamとなれ
ば1→j、i+l→iとして、iとオフセット曲線I 
NFlの要素数nとの大小を比較する。
(6)i≦nであれば、ステップ(2)以降の処理を繰
り返す。
上記処理により、交差することな(innとなればプロ
セッサー02はオフセット曲線INF1とオフセット曲
線lNF2が交差しないと判断する。
(7)一方、ステップ(2)において要素Eliが要素
E2jと交差すればプロセッサ102はオフセット曲線
INF  とオフセット曲線lNF2とが■ 交差すると判断すると共に、以下の合成オフセット曲線
を生成する処理を行う。
(8)プロセッサー02は、要素Elf、  El2.
・・・El(i−1)を合成オフセット曲線の要素であ
るとしてRA M 111に記憶すると共に、要素El
iの始点piから前記交差点Ci(第1B図参照)迄の
部分Elf’を合成オフセット曲線の要素であるとして
RA M 111に記憶し、i→Iとする。
(9)ついで、プロセッサー02は要素E 11.  
E 12・・・Elnをたどる方向並びに要素E21.
  E22.・・・E2mをたどる方向が時計方向か反
時計方向かを判別する。
(lO)共に時計方向あるいは反時計方向であれば、交
差点Ciから要素E2jの終点Qj迄の部分E2jを合
成オフセット曲線の要素であるとしてRA M 111
に記憶する。尚、方向が異なる場合には以降の゛処理と
略同様に合成オフセット曲線を生成できるから説明省略
する。
(11)ついで、プロセッサ102は1+1→i。
j+l→jとする。
(12)Lかる後、プロセッサ102はオフセット曲線
1NF2の要素E2jがオフセット曲線I NF、の要
素Eljと交差するか判別する。
(13)交差しなければ、i + 14 iとし、iと
nの大小を比較する。
(14) i≦nであれば、ステップ(12)以降の処
理を繰り返す。
(15)ステップ(13)の大小比較においてi>nで
あれば、プロセッサ102は要素E2jを合成オフセッ
ト曲線の要素であるとしてRA M 111に記憶する
と共に、■+1→L、j+1→jとしてステップ(12
)以降の処理を繰り返す。尚、janとなれば1→jと
する。
(1B)ステップ(12)の判別処理において要素E2
jが要素Eliと交差すれば、プロセッサー02ハ要素
E2j(7)始点Pi′から交差点Ci’迄の部分E2
j’及び交点C1′から要素Eliの終点Q i /迄
の部分Elf″、並びに要素E1(i+1)から要素E
ln迄の全要素を合成オフセット曲線の要素としてRA
 M 111に格納して合成オフセット曲線C0FCの
生成処理を終了する。
尚、オフセット曲線INF  、lNF2の各構成要素
をたどる方向が異なる場合には、予め一方の構成要素を
逆順に並び換えて他方と同一方向にしておけばステップ
(9)の方向判別処理は不要になる。
以上の処理により、第1のオフセット曲線INF1によ
り囲まれる領域と第2のオフセット曲線lNF2により
囲まれる領域の共通領域C8Aを形成する第1.第2の
オフセット曲線部分INF   、INF   を除去
してなる合成オ2 フセット曲線C0FCが生成される。
(す)オフセット曲線I NF、とlNF2が交差しな
ければ領域加工不可能部分がなく、従ってプロセッサ1
02は従来と同一手法により1方向あるいは往復切削に
基づいて領域加工する。尚、以後1方向切削により領域
加工するものとする。
(1)プロセッサー02はまず1→にとする。
(2)ついで、プロセッサー02は第に番目の切削通路
PTk (第17図参照)を特定する処理を行う。
すなわち、プロセッサー02はまず直線SLkを生成す
る。尚、直線SLkは次式 %式% により表現される。
(3)シかる後、プロセッサー02は直線SLkとオフ
セット曲線OFCとの交点Pk、Qkを算出すると共に
、直線SLkとオフセット曲線INF  、lNF2と
の交点Rk、Sk : Tk。
■ U、kを求める。尚、交点Pk、Qkのうち、X座標値
が大きいほうの交点が加工開始点となり、小さいほうが
加工終了点となる。
(4)交点、Rk、Tkが存在しなければ(当然交点S
k、Ukも存在しない)、プロセッサー02はステップ
(ニ)と同様の通路処理を行って切削送りで工具を加工
開始点Pkから加工終了点Qk迄移動させ、第に番目の
切削順路PTkに沿った切削を行う。
(5)交点Rk、Tkの一方のみが存在する場合には(
Rk点のみが存在するものとする)プロセッサは切削送
りで工具を加工開始点PkからRk点迄移動させ、Rk
点への工具が到達線早送りで工具を+Z軸方向にアプロ
ーチ平面連用き上げ、アプローチ平面到達後、該アプロ
ーチ平面上をSk点の真上迄工具を早送りで移動させ、
ついで工具をSk点迄切削送りで移動させ、しかる後S
k点から加工終了点Qk迄切削送りで移動させ、第に番
目の切削通路PTkに沿った切削を行う。
(6)交点Rk、Tkの両方が存在する場合には、(4
)において工具をSk点から加工終了点Qk迄、移動さ
せず、交点Tk迄で切削送りで移動させ、Tk点へ工具
が到達後早送りで工具を+2軸方向にアプローチ平面連
用き上げ、アプローチ平面到達後該アプローチ平面上を
Uk点の真上迄工具を早送りで移動させ、ついで工具を
Uk点迄切削送りで移動させ、しかる後Uk点から加工
終了点Qk迄切削送りで移動させ、第に番目の切削通路
P T、 kに沿った切削を行う。
(7)切削通路PTkに沿った加工が終了すれば、プロ
セッサー02はY軸方向の現在位置座標値(ワーキング
メモリー12に記憶されている)Yaと切り込み方向終
点PeのY軸座標値Yeとの差分ΔY(−Ye−Ya)
を求め、該差分がピッチ値Pより大きいかいなかを判別
する。
(8)ΔY≧Pであればプロセッサ102はに+l→に の演算を行って、ステップ(2)以降の処理を繰り返す
(9)一方、ΔY<Pであれば、プロセッサー02は、
オフセット曲線OFC,INF  、lNF2に沿って
切削送りで工具を移動させて削り残し部を加工し、領域
加工を終了する。しかる後、次のNCデータを読取って
上記処理を繰り返す。
(ヌ)一方、オフセット曲線INF1とlNF2が交差
する場合にはステップ(す)と同様に直線SLkとオフ
セット曲線OFCとの交点、直線SLkと合成オフセッ
ト曲線C0FCとの交点を求め、これら各交点の座標値
を用いてステップ(す)と同様に切削通路PTkの切削
を行って領域加工を行う。
次に、特に(9)の閉形状をたどる方向が時計方向か反
時計方向か判定する方法を述べる。
第18図や第19図に示す様な閉形状の回転方向を求め
る方法を第20図のフローチャートを元に述べる。
まず最初に、閉形状を定義した点Pl−P2−P3−P
4−P5で囲まれた閉領域のX軸方向Y軸方向の最大値
、最小値を求める。
X軸方向最大値をMaxX  最小値をMinXY軸方
向最大値をMaxY  最小値をMinYとする。
すると中点Cの座標値は (MaxX+MinX  MaxY+MInY。
2      2    となる。
ついでこの中点が領域内にあるかどうかを判定し、領域
内になければ、人間に中点を入力してもらう。その後角
度和をクリアして、中点Cから始点P1への角度を求め
る。ついでP2への角度ヲ求めて2点の角度の差θ1を
求める。この時この角度の差は反時計回りを正、時計回
りを負とする。
θ1を角度和に加える。後は順次P3とP2の差、P4
とP3の差というようにすべての点の角度差を求める。
θ 〜θ5までを求めその総和の角度和を求める。する
と中点が閉形状内にあれば形状の定義方向が時計回りな
らば角度和は−2π反時計回りならば2πになるはずで
ある。
それ以外は中点が閉形状内に存在しないと判断出来るの
で再度中点を入力させてやり直す。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の領域加工方法では、数値制御加工に
おける領域加工の定義閉形状の回転方向の判定処理方法
が以上の様になされていたため、閉形状の内部に存在す
る点を求める必要があったため、比較的内に近い凸多角
形では、比較的容易に回転方向を求めることが出来るが
、第21図の様な、凹条角形では閉形状の内部にある点
を求めることが困難であり、人間が入力する時も作図し
なければならないので手間がかかり、閉形状の回転方向
を求めるのが困難であるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、閉形状の内部の点を求めなくても確実に閉形
状の回転方向を求めることが出来ることによって、領域
加工の数値制御加工が手間をかけないで可能である領域
加工方法を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る領域加工方法は、複数の閉曲線のオア形
状を求めるに際し、形状を定義した点の内1点を基準に
他の点への角度を求めて閉形状の回転方向を求めるもの
である。
また、この発明の別の発明に係る領域加工方法は、複数
の閉曲線のオア形状を求めるに際し、閉形状のX軸方向
又はY軸方向の最大又は最小の座標値を持つ1点を求め
、この点から前後の形状に垂直に進行方向右側又は左側
に、ある一定の長さの法線ベクトルを作成し、その外積
の正負により回転方向・を求めるものである。
[作 用] この発明においては、形状を定義した点の内1点を基準
に他の点への角度を求めて閉形状の回転方向を求めるか
ら、閉形状の内部の点を求めなくても閉形状の回転方向
が求められる。
この発明の別の発明においては、閉形状のX軸方向又は
Y軸方向の最大又は最小の座標値を持つ1点を求め、こ
の点から前後の形状に垂直に進行方向右側又は左側に、
ある一定の長さの法線ベクトルを作成し、その外積の正
負により回転方向を求めるから、閉形状の内部の点を求
めなくても閉形状の回転方向が求められる。
[実施例] この発明の実施例は従来例における第13図のROM 
105内に書き込まれている制御用プログラムが異なり
、その他は同一である。即ち、閉形状の回転方向を求め
る方法に特徴を有するので、以下この特徴とする閉形状
の回転方向を求める方法について説明する。
第1図はこの発明の一実施例の動作を示すフローチャー
ト、第2図及び第3図は閉形状の一例を説明する説明図
である。
以下、第1図のフローチャートを元に第2図の形状の回
転方向を求める場合について説明する。
従来例の角度を求める基準の点(中点)の代りに、この
発明では基準の点を定義した点のうち任意の点で良い。
以下の説明ではこの点を始点として説明しているが、他
の点でもよい。
先ずフローチャートについて説明する。ステップS1で
、角度を求める基準の点を始点とする。
ステップS2で、角度和をクリアする。ステップS3で
、角度を求める相手の点を始点の次の点とする。ステッ
プS4で始点と角度を求める相手の点の角度を演算し、
メモリ上に設けた領域STへ書き込む。ステップS5で
角度を求める相手の点を1つ進めて次の点にする。ステ
ップS6で、相手の点は始点か否か判断し、NOならば
、ステップS7で、始点と相手の点の角度を演算し、メ
モリ上に設けた領域ETへ書き込む。ステップS8で、
角度和十ET−STを演算し、角度和のデータを更新す
る。ステップS9で、STにあるデータをETにあるデ
ータで書き換えて、ステップS6へ戻る。
ステップS6で、YESならばステップSlOで、角度
和が正か負かを判断し、正ならば反時計回り、負なら時
計回りと判定する。
第2図に示す形状について説明すると以下のようになる
まずPIF2の角度を求め、ついでPIP3の角度を求
めその差θ1を求める。この時この進行方向が反時計回
りなら正、時計回りなら負とする。
このようにしてθ 、θ3まで求める。
この時角度和−θ■+θ2+θ3であるがこの角度和が
正なら反時計回り負なら時計回りと判定する。
これは第3図における角度和−θ1+02+θ3+・・
・θ6でも同様である。
ここで、基準となる点(例では始点)の両側の点のなす
角、つまり第2図ではP I P 5゜PIF2.第3
図ではPIP8.PIF2の角度も加えれば角度和は2
π又は−2πとなる。ただし、この角度は結果には影響
を与えないので必ずしも加えなくても良い。
次に、他の実施例について説明する。第4図は他の実施
例の動作を示すフローチャート、jis図は閉形状の他
の例を示す説明図、第6図は回転方向の判定を説明する
説明図、第7図は閉形状の回転方向を各種の場合につい
て示した説明図である。
以下、第4図のフローチャートを第5図に適用した場合
を例に述べる。
まず、第5図の閉形状のX軸方向又はY軸方向の最大値
又は最小値を持つ最高4点の内1点を求める(ステップ
S 41)。
第5図ではX軸方向最大値を持つ点Ql、Y軸方向最小
値を持つ点Q2、X軸方向最小値を持つ点Q4.Y軸方
向最大値を持つ点Q3の4点が候補である。この4点の
内例えばQ2を選んだとするとその点から前後の形状(
P2P3とPBr3)に垂直に進行方向右側又は左側に
、ある一定の長さの法線ベクトルVl、V2を作成して
、その外積VI XV2の正負によりその形状全体の回
転方向を判定出来る(ステップS43.544)。
例えば第6図では外積〉0、ベクトルは進行方向左側に
作成しているので凹つまり形状は時計回りの回転方向で
ある。
同様にQlを選んだとすると外積−0ベクトルは左側C
W 4 Cwであるので凹つまりやはり時計回りの回転
方向という判定になる。
第7図はステップS44で回転方向を判定するために使
う表を説明図として示したものである。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、形状を定義した点の内
1点を基準に他の点への角度を求めて閉形状の回転方向
を求めるようにしたので、閉領域の内部の点を求める必
要がなくなり、演算速度が早く、人間が中点を入力する
手間を省略出来る効果がある。
この発明の別の発明は以上説明したとおり、閉形状のX
軸方向又はY軸方向の最大又は最小の座標値を持つ1点
を求め、この点から前後の形状に垂直に進行方向右側又
は左側に、ある一定の長さの法線ベクトルを作成し、そ
の外積の正負により回転方向を求めるようにしたので、
閉領域の内部の点を求める必要がなくなり、演算速度が
速く、人間が中点を入力する手間を省略出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の動作を示すフローチャー
ト、第2図及び第3図は閉形状の一例を説明する説明図
、第4図はこの発明の他の実施例の動作を示すフローチ
ャート、第5図は閉形状の他の例を説明する説明図、第
6図は回転方向の判定を説明する説明図、第7図は閉形
状の回転方向を各種の場合について示した説明図、第8
図(a)及び(b)は一方向切削、往復切削による従来
の領域加工方法説明図、第9図及び第1O図は具部が存
在する場合の従来の領域加工方法説明図、第11図は従
来の領域加工方法の欠点説明図、第12図は欠点を改善
した従来の領域加工方法の概略説明図、第13図は領域
加工方法を実現する装置のブロック図、第14図は従来
の領域加工方法の処理のフローチャート、第15図はオ
フセット処理説明図、第16図は合成オフセット曲線生
成処理説明図、第17図は領域加工不可能な部分が存在
しない場合の加工方法説明図、第18図及び第19図は
閉形状の更に他の例を説明する説明図、第20図は閉形
状の回転方向を求める従来の方法を示すフローチャート
、第21図は凹条角形を説明する説明図である。 図において、P  、P  、P  、P  、P  
。 2345 P  、P  、P  、P  、P、oは閉形状を定
義し6    7    8    9 た点、θ 、θ 、θ 、θ 、θ5.θ6゜1   
 2    3    4 θ 、θ 、θ は角度、QlはX軸方向最大値7  
  8    9 を持つ点、Q はY軸方向最小値を持つ点、Q3はY軸
方向最大値を持つ点、Q4はX軸方向最小値を持つ点、
Vl、V2は法線ベクトルである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直線と円弧で構成された外形曲線と、該外形曲線
    の内部に存在する、やはり、直線と円弧で構成された1
    つ以上の閉曲線とで挟まれた領域を加工する領域加工方
    法において、複数の閉曲線のオア形状を求めるに際し、
    形状を定義した点の内1点を基準に他の点への角度を求
    めて閉形状の回転方向を求めることを特徴とした領域加
    工方法。
  2. (2)直線と円弧で構成された外形曲線と、該外形曲線
    の内部に存在する、やはり、直線と円弧で構成された1
    つ以上の閉曲線とで挟まれた領域を加工する領域加工方
    法において、複数の閉曲線のオア形状を求めるに際し、
    閉形状のX軸方向又はY軸方向の最大又は最小の座標値
    を持つ1点を求め、この点から前後の形状に垂直に進行
    方向右側又は左側に、ある一定の長さの法線ベクトルを
    作成し、その外積の正負により回転方向を求めることを
    特徴とした領域加工方法。
JP33653289A 1989-12-27 1989-12-27 領域加工方法 Pending JPH03198106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33653289A JPH03198106A (ja) 1989-12-27 1989-12-27 領域加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33653289A JPH03198106A (ja) 1989-12-27 1989-12-27 領域加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03198106A true JPH03198106A (ja) 1991-08-29

Family

ID=18300107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33653289A Pending JPH03198106A (ja) 1989-12-27 1989-12-27 領域加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03198106A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR880002560B1 (ko) 수치 제어방식
JPH0246346B2 (ja)
JPH022663B2 (ja)
JPH0152141B2 (ja)
JP2000094131A (ja) 溶接姿勢教示方法及びその装置
JPH03198106A (ja) 領域加工方法
EP0160705A1 (en) Machining method for machine tools
JPH0683422A (ja) 数値制御方法
US4669041A (en) Blank profile specifying method
JP2836633B2 (ja) 数値制御情報作成機能における加工工程決定装置
JPH06110534A (ja) 工作機械における位置制御方法
JP2629759B2 (ja) 数値制御加工用データ生成方法
JPS62169210A (ja) Ncデ−タ作成装置における工具軌跡生成方式
JPS62221004A (ja) 2次元工具軌跡生成方法
JPH0358858B2 (ja)
JPS62221003A (ja) 2次元工具軌跡生成方法
JPH07182016A (ja) ロボットの加工経路補正方法
JPS62235606A (ja) 複合曲面のncデ−タ作成方法
JP2599206B2 (ja) 数値制御情報作成装置
JPS6359604A (ja) 数値制御装置の加工径路変更方法
JP2597978B2 (ja) 切断作業を行うロボツト制御データの作成方法
JPH05346814A (ja) 三次元加工方法
KR101340983B1 (ko) 오프셋 공구경로 생성방법
JPH0215304A (ja) 数値制御情報作成方法
JPS62119607A (ja) 自動プログラミング装置