JPH03197706A - 海岸浸食防止工法 - Google Patents

海岸浸食防止工法

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JPH03197706A
JPH03197706A JP33800389A JP33800389A JPH03197706A JP H03197706 A JPH03197706 A JP H03197706A JP 33800389 A JP33800389 A JP 33800389A JP 33800389 A JP33800389 A JP 33800389A JP H03197706 A JPH03197706 A JP H03197706A
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JP
Japan
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water
sand
piles
boards
permeable
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JP33800389A
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English (en)
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Takeshi Oe
健 大江
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  • Revetment (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、海岸線や砂浜に、レジンコンクリート製の杭
により骨組みして、砂利と樹脂からなる平板状の通水板
を嵌め込んで枡を多数設置して、通水板より海水を抜き
、砂を移動させず、海岸線の浸食防止を図る工法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、海岸線を海水による浸食から防止するために、海
岸線沿いにコンクリートブロック(例えば、消波ブロッ
ク〔テトラポット〕)を積み重ねたり、蛇簡などを設置
していた。
又、押し寄せた波を返す「波返し」を設置している所も
あった。特別手段を施していない所は、年々浸食が進み
、防止手段がなかった。
一方、珪砂、炭酸カルシウム、及び樹脂(エポキシ系樹
脂)に硬化剤を加えて攪拌し、レジンコンクリートを作
る技術や、砂利と樹脂に硬化剤を加えて攪拌して固め、
砂利と砂利との間に隙間を設ける技術は、既に公知のも
のであった。
(発明が解決しようとする課題) 従来において、海岸線に設置したコンクリートブロック
は、重量が大きく、自重で砂の中に沈設してしまったり
、砂を被ったりするため、定期的に積み重ねをしなけれ
ばならなかった。
又、砂を被ると浸食防止の効果が全くなくなり、コンク
リートが強アルカリ性であり、海水の各種塩類と化学反
応をおこし、体積膨張や組織を多孔質にする悪影響を及
ぼした。
又、コンクリート中の鉄筋の腐食を促進するため、近年
の大きな社会問題となっていた。
大きな波浪による繰り返し荷重、漂流固形物の衝撃など
によって、コンクリートにヒビ割れが発生し易い。漂砂
、波浪などの持続的作用によって、コンクリート表面が
摩耗してしまった。
そのため、下の方から挾られたり、基礎の腐食が進み、
転倒してしまった実例もあった。
蛇寵においても、砂などの目詰まりを起こしたり、龍の
鉄が腐食してしまって、役目を果たさなくなってしまっ
た。
従って、−時的な防止手段は図れても、コンクリートブ
ロックの場合は、積み重ねをしなければならなかった。
又、押し寄せた波が打ち砕かれて力が分散されるが、風
に乗って塩分が陸地に運ばれて塩害をもたらし、金属類
の腐食や送電線の停電事故に至ることが頻繁に発生して
いた。
波返しの場合、長年の使用においては、腐食し、やがて
は転倒に至り、立て直しを余儀無くされることもあった
いずれにしても、莫大な資金や労働力、時間などを要し
た。従来品よりも長寿命のものや、完全な対策はなかっ
た。
一方、レジンコンクリートの技術は開発されているもの
の、新用途開発は殆ど実用化されないままであった。
本発明は、これらの欠点を除くとともに、レジンコンク
リートの新用途開発を図るものである。
(課題を解決するための手段) (イ)珪砂、炭酸カルシウム、及び樹脂(エポキシ系樹
脂)に硬化剤を加えて攪拌し、予め製作された型に流し
込み、養生して硬化させ、抗(1)を成形する。
(ロ)砂利と樹脂、及び硬化剤を加えて攪拌し、予め製
作された平板状の型に流し込み、通水板(3)を成形す
る。
(ハ)海岸に適当なる間隔を設けて、抗(1)を打ち込
む。
(ニ)抗(1)、(1)の溝(2)、(2)に通水板(
3)を嵌め込む。
(ホ)通水板(3)によって形成された枡(4)内に砂
(6)を充填する。
本発明は、以上のような海岸浸食防止を図る工法である
(作 用) 本発明の工法により、レジンコンクリート製の抗(1)
を打ち込み、通水板(3)を嵌め込むことにより、波が
押し寄せ、引く際、海水は砂(6)に浸透して、通水性
の優れている通水板(3)を通過してしまう。
つまり、第2図に示すように、通水板(3)を形成する
砂利(5)と砂利(5)との隙間を海水が通過してしま
うものであり、さらには、波によって運ばれた固形物を
堰き止めてしまうものである。
レジンコンクリート製の抗(1)は、珪砂、炭酸カルシ
ウム、樹脂及び硬化剤によって作られ、通常のコンクリ
ートと比較すると、曲げ強さ、圧縮強さが3〜4倍とな
り、耐久性が大幅に改善される。
特に、コンクリートの弱点である海水に対する性能がは
るかに優れ、強さの面から鋼材には及ばないが、海水の
腐食がないため、相当数の長期的使用に耐えられるもの
である。
抗(1)の溝(2)は、杭(1)の長手方向に従って直
線状に成形してあり、通水板(3)の厚さより幅を大き
く設けているため、第7図に示すように、上から順に嵌
め込んで積み重ねができるものである。
通水&(3)は杭(1)の溝(2)に嵌め込んでいるが
、通水板(3)を支持できるものであれば、他の手段を
用いることもできる。
(実 施 例) 本発明の実施例を第1図、第2図、第3図、第7図、及
び第12図について説明すれば、(イ)珪砂、炭酸カル
シウム、及び樹脂(エポキシ系樹脂)に硬化剤を加えて
攪拌し、予め製作された、四面の中央に長手方向に溝(
2)を有する抗(1)の型に流し込み、養生して硬化さ
せ、杭(1)を成形する。
(ロ)はぼ大きさの揃った5〜10mm大の丸砂利(5
)に樹脂、及び硬化剤を加えて攪拌し、予め製作された
平板状の型に流し込み、通水Fi(3)を成形する。
(ハ)海岸に適当なる間隔を設けて、杭(1)を、陸地
に向かうに従って高くなるように打ち込む。
(ニ)抗(1)、(1)の溝(2)、(2)に通水板(
3)を嵌め込み、重ね積みをする。
(ホ)通水板(3)によって格子状に形成された枡(4
)内に砂(6)を充填する。
以上が本発明の一実施例である。
次に、本発明の他の実施例について述べれば、杭(1)
の断面形状は、通水板(3)を設置するスタイルによっ
て、又、設置する海岸の条件などにもよるが、第2図(
b)のように、相対する面の中央部に溝(2)、(2)
を有する。
第2図(C)のように、三面に溝(2)、  (2)、
  (2)を有する形も考えられる。
又、矩形にこだわることなく、第2図(d)のように、
円形であったり、第2図(e)のように、六角形、もし
くは図示しない六角形などもある。
第6図は、抗(1)の形状が六角形の場合に設置される
通水板(3)による構成を示すものである。
第3図〜第6図に示すように、通水板(3)を設置する
現場状況を考慮して、第3図のように格子状に設置した
り、第4図のように、平行線状、第5図のようにレンガ
模様状、さらには第6図のように、放射線状のように使
い分けることができる。
次に、通水板(3)の積み方として、第8図に示すよう
に、陸地方向に向かって高くなるように、階段状に段差
をつける方法、さらには、第9図に示すように、海岸(
砂浜)の勾配に出来るかぎり合致するように傾斜をつけ
て、通水板(3)を積み重ねる方法もある。
この際、最上部の通水板(3′)は、勾配を有するもの
を用いることになる。
抗(1)の打ち方として、海岸に垂直に打つ方法が一般
的であるが、第10図に示すように、傾斜(角度)をつ
けて打ち込むことができる。
尚、杭(1)の打ち込み深さ、通水板(3)の積み重ね
高さなどについては、地盤や地質、地形などの条件によ
って決定されるものである。
工事施工については、現代の土木技術を駆使すれば、何
ら問題はないものである。
一方、最近は、rウォーター・フロント」が注目を浴び
ているが、第11図に示すように、通水板(3″)を垂
直方向のみに限らず、水平方向に敷設することにより、
水はけもよく、人が座って海を観賞することにも役立つ
ものである。
(発明の効果) 海岸に、本発明の工法にて、レジンコンクリート製の杭
や通水板を設置することにより、通水板により砂を止め
て、海水のみ通過させてしまうことができることが最大
の特徴である。
砂利と砂利との隙間は、海水のみを通過させ、固形物を
堰き止める役目を果たすものである。
従って、通水効果は大変優れているものである。
従来では、波を細かく砕くコンクリートブロックや蛇籠
、波を返す波返しなどがあったが、レジンコンクリート
のもつ最大限の特徴を利用することにより、波を砕いた
り、返したりするのではな(、海水のみ通過させてしま
うという全く斬新な視点である。
特に、日本のように四方を海に囲まれている島国の状態
にあって、海岸線を海水の浸食から守り、大切な資源保
護と環境保護をすることができるものである。
通水板や杭には、着色が可能であり、通水板の設置方法
によっては、幾何学模様にもなり、景観が美しく、美の
観点からも目を楽しませてくれるものである。
又、本発明の工法は、河川においても川岸の浸食防止に
も適用できることは、論するまでもないものである。
よって、海岸に本発明の工法にて、レジンコンクリート
類の杭や通水板を設置することにより、通水板により砂
を止めて、海水のみ通過させてしまうことにより、海岸
の浸食を防止する本発明の工法は、多大なる貢献を果た
す画期的な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の工法の一実施例を示す斜視図である
。 第2図(a)〜(e)は、本発明の抗(1)の断面形状
を示す断面図である。 第3図〜第6図は、本発明の抗(1)と通水板(3)の
敷設状態の一部示す平面図である。 第7図は、本発明の通水板(3)の組立法を示す斜視図
である。 第8図及び第9図は、本発明の通水板(3)の積み方を
示す側面図である。 第10図は、本発明の杭(1)を傾斜をつけて打ち込む
ことを示す側面図である。 第11図は、本発明の通水板(3)の他の利用を示す断
面図である。 第12図は、本発明の通水板(3)を構成する砂利(5
)と樹脂(7)を示す拡大断面図である。 (1)は杭、(2)は溝、(3)、  (3’)。 (3#)は通水板、(4)は枡、(5)は砂利、(6)
は砂、(7)は樹脂、(8)は隙間、(9)は海岸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 海岸にレジンコンクリート製の杭(1)を適宜箇所打ち
    込み、各杭間に、通水板(3)を設置して枡(4)を形
    成し、枡(4)内に砂(6)を充填することを特徴とす
    る海岸浸食防止工法。
JP33800389A 1989-12-25 1989-12-25 海岸浸食防止工法 Pending JPH03197706A (ja)

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JP33800389A JPH03197706A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 海岸浸食防止工法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997036057A1 (en) * 1996-03-23 1997-10-02 Jong Chun Kim Reinforcement frame for structures and method of constructing building structures utilizing the same reinforcement frame
JP2007016461A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Tetra Co Ltd 傾斜堤の構築方法
JP2012036714A (ja) * 2010-07-12 2012-02-23 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 空間形成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957649A (ja) * 1972-10-02 1974-06-04
JPS63217013A (ja) * 1987-02-28 1988-09-09 Hideaki Otaka ブロツク

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