JPH03197338A - セメントクリンカ品質管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ロータリキルン等で焼成するセメントクリン
カ（以下、クリンカという）品質管理方法に関する。

［従来の技術］ クリンカ焼成に際し、キルンに供給する原料を管理し、
焼成工程でキルン焼成帯温度等を管理する。クリンカ品
質特性を制御するのは、クリンカの焼成度等微妙な要素
がからみ困難であった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、微妙な要素がからむクリンカ品質を焼成工程
で制御することを課題とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明のセメントクリンカ品質管理方法は、キルンで焼
成するセメントクリンカ品質管理方法において、焼成中
に採取したセメントクリンカ試料と、予め準備したセメ
ントクリカであって該セメントクリンカを粉砕して製造
したセメントの測色値により層別した複数個のセメント
クリンカとを対比する。

［実施例Ｊ 実施例、作用を説明する。第１図、第２図は本発明の実
施例を示す標本の斜視図である。

第１図の標本１は、透明な材料からなる標本容器を２つ
の小容器に分け、小容器４にクリンカ標本６を収納し、
小容器５にクリンカ標本６と同一焼成ロットのクリンカ
から製造したセメント標本７を収納する。容器寸法の１
例は、小容器４．５ともに、幅×奥行Ｘ高さ”　１５ｘ
　ｓｘ　２０ｃｍである。

試料クリンカを縮分し、出口幅を１０ｍｍにセットした
ショークラッシャ産物をクリンカ標本とする。この産物
を試験用ミルで石膏とともに粉砕しセメント標本とする
。

標本には品質特性値を表示する。クリンカの単位容積重
量、粉砕性、遊離石灰の化学分析値を記入した表を小容
器４に貼りつけ、セメントの測色値を小容器５に貼りつ
けておく。

本発明者らは、セメントの色、その１特性である測色値
がセメントの各種品質特性を反映している事実を発見し
て本発明を完成した。

クリンカは、原料の化学組成、キルン炉況により、品質
特性にばらつきを生じる。例えば、クリンカ中の遊離石
灰は皆無が望ましいが最低でも０１％程度含まれるのは
避けられず、これ以上の遊離石灰量となることもあり好
ましくない。

クリンカ標本の色相、セメント標本の色相の２要素には
一定の相関がある。かつ、クリンカはその品質特性値が
異なる毎に個性ある色相を示す。

クリンカの色相をみれば、クリンカの遊離石灰量を知る
ことができる。

１例を示せば以下のようである。クリンカの単位容積重
量・遊離石灰の分析値とこのクリンカから製造したセメ
ントを測色し測色値のうちＬ値を次の表に掲げる。

クリンカの遊離石灰量はセメントのＬ値が太きいほど少
ない。

第１図の標本ｌをセメントの測色値により層別して複数
個作製しておく。クリンカの遊離石灰量の異なる複数ロ
ットのクリンカそれぞれから標本ｌを複数個作製しても
よい。

キルン運転中にクリンカを採取してその色相を小容器４
内のクリンカ標本と対比すればクリンカの遊離石灰量を
知ることができる。

キルン炉況の改善策や、原料工程での改善等の処置を速
やかにとることが可能となる。

第２図の標本２は、第１図の標本容器の左に小容器３を
追加し、これにキルン運転中に採取した品質管理対象の
クリンカを入れて観察する。

［効果］ 本発明は、特別な機器、資材を必要としないで実施でき
、クリンカ品質管理に役立つ。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の実施例を示す標本の斜視図で
ある。 １．２は標本、３，４．５は小容器、６はセメントクリ
ンカ、７はセメントである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キルンで焼成するセメントクリンカ品質管理方法におい
   て、焼成中に採取したセメントクリンカ試料と、予め準
   備したセメントクリカであって該セメントクリンカを粉
   砕して製造したセメントの測色値により層別した複数個
   のセメントクリンカとを対比することを特徴とするセメ
   ントクリンカ品質管理方法。