JPH03196961A - 切削装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、線棒状の被削体の表面疵を効率よく自動切削
して除去する切削装置に関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕軸受鋼、
ステンレス鋼等の特殊棒鋼や線材製品の製造に於ては、
熱延前、素材の表面疵を除去した後、熱延処理してコイ
ル化している。このコイルの表面には深さ最大０．２ｍ
ｍ程度の疵が点在しており、その除去が不可欠である。

バネ鋼等の高級線材の表面疵は除去されねばならないが
、線材全周全長にわたる切削除去方法は、ロスが多く、
従って製造コストが高くなる。又、疵部分の全周を部分
的に切削するピーリング方式では処理に時間がかかり過
ぎ、生産性が落ちる。

これらの問題を解決するために、線材表面の部分圧を探
傷器（例えば、回転プローブ式渦流探傷器）により検出
し、その部分の表面疵の大きさ、円周方向及び長手方向
の位置信号を受け、バイトでその部分だけを切削除去す
る方法がある。線径と同一径の半円断面形状の溝を有す
るガイドチソプを固定台に固定し、このガイドチップの
半円形溝内に沿って線材を通過させ、ガイドチップの反
対側よりバイトで切削除去する装置があるが、ガイドチ
ップが固定台に固定されて、走行している線棒状の被削
体に常に接触しているため、ガイドチップによって被削
体が疵つけられる恐れがあり又、ガイドチップも摩耗し
て寿命が短いという問題があった。

本発明は、上記問題点を解決し、より効率よく被削体の
表面疵を切削除去する切削装置を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の切削装置は、綿棒
状の被削体の走行通路上に被削体表面の疵を検出する探
傷器と切削具が設けられ、該探傷器の検出信号を受けて
上記切削具により上記被削体表面の疵を切削除去する切
削装置に於て；被削体を上記切削具の反対側から受ける
溝付のガイド部材を設けると共に、上記切削具と該ガイ
ド部材とを被削体の中心に関して反対側から接近隔離自
在に設けると共に、該ガイド部材と切削具とを連動して
接近隔離させる連動手段を備えた。又、連動手段が、上
記ガイド部材と切削具とを同期して反対方向に同一距離
だけ移動させるように構成した。

〔作　用〕

探傷器からの被削体の表面疵検出の信号を受けて、切削
具が該表面疵を切削除去しようと働くが、この切削具と
ガイド部材が連動して被削体の中心に接近して、ガイド
部材がこの時のみ被削体に摺接し、上記表面疵を切削除
去する。切削後は被削体から隔離する。そのため、ガイ
ド部材によって被削体が疵つけられる恐れがなくなり、
又、ガイド部材の摩耗が少なくなり寿命が延びる。

〔実施例〕

以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説する。

本発明の切削装置は、例えば線材全長手入設備の各工程
の中で、部分疵取工程に於て用いられる。

Ｈｒｌち、固定ダイスと回転ダイスの引抜抵抗を利用し
て素線を一直線にし、その間に探傷Ｒ（例えば回転プロ
ーブ式渦流探傷器）と本発明の切削装置を配置し、中間
に線材防振ローラを設けて使用される。

第１図と第２図に本発明の実施例を示す、略円Ｈｉのフ
レーム２５の縁部に内嵌されるベースプレート２６に、
一対のスライドベヤリング軌道１７．１７を互いに平行
の位置に設ける。フレーム２５の裏側から、該フレーム
２５の中心部の孔にセンターガイド１６が挿入され、フ
レーム２５にボルトで固定されている。スライドベヤリ
ング軌道１７．１７上をスライド可能な正面視矩形のガ
イドブロック１８と刃物ブロック１９を設け、該刃物ブ
ロック１９の上方に加圧シリンダ２０を設けている。該
刃物ブロック１９の上・瑞にボルトで固定されたカップ
リング２４があり、ピストンロンドを受けている。刃物
ブロック１９の背面には、スライドベヤリング軌道１７
に平行に刃？クランクギア６が取付ボルト２１で固定さ
れており、かつ、刃物チップ１１を組み込んだバイトホ
ルダ８を刃物ブロック１９の正面に内嵌し、ハイド押え
９で押え、ハイド固定ボルトＩＯ・・・で螺着している
。

上記ガイドブロック１８の上端には、刃物チップ１１に
対向して、被削体１の線径と同一径の半円断面形状を有
するガイドチップ１３が設けられ、ガイド押え１４で押
えられガイドボルト１５で固定されている。又、上記刃
物チップ１１もチップ押え１２で押えられバイトホルダ
８にボルトで固定されている。

刃物チップ１１もガイドチップ１３も一番摩耗する部材
であるため、簡単に取替えられるようになっている。刃
物ブロック１９の場合と同様にガイドブロック１８にも
ガイドラックギア７が背面に、スライドベヤリング軌道
１７に平行に取付けられている。

又、ガイドプロッタ１８の右側上端にスキマ調整ネジ２
３がロックボルト２２で固定されており、刃物ブロック
１９とガイドプロッタ１８のスキマを調整して、刃物チ
ップｌｌが被削体１に切り込み過ぎないように調節して
いる。ベースプレート２６と刃物・ガイド両ブロック１
９．１８の間にセンターガイド１６に外嵌するリングギ
ア５が設けられる。該リングギア５の内周部はオイレス
メタル２７から成っている。

２は切削具で刃物チップ１１とバイトホルダ８とチップ
押え１２とボルトから構成される。３はガイド部材でガ
イドチップ１３とガイド押え１４とガイドボルト１５か
ら構成される。４は連動手段で刃物ラックギア６とリン
グギア５とガイドラックギア７から構成される。本実施
例では連動手段４にギアを用いているが、他にリンク機
構やシリンダ２本を用いる方法や一対の電気モータとス
クリューシャフトを用いる方法等を用いるのも自由であ
る。

前記部分底敷工程に於て、被削体１の表面疵を探傷器が
検出し、その検出信号を受けて、加圧シリンダ２０が作
動し、該加圧シリンダ２０の運動が刃物ラックギア６、
リングギア５、ガイドラックギア７と伝わり、刃物・ガ
イド両ブロック１９．１８が被削体ｌに対して同一距離
接近し、ガイドチップＩ３で被削体１を支持しながら刃
物チップ１１で被削体ｉの表面疵を切削除去してしまう
、連動手段４によって同期している０表面疵除去後は、
刃物ガイド両ブロック１９．１８は隔離する０部分底敷
装置全体に於ては、本発明の切削装置が複数台被削体ｌ
の長手方向に所定間隔で列設され、被削体ｌの全周３６
０′をカバー可能に設定される。

なお、ガイドチップの溝の横断面形状は、円弧状に限ら
ず、Ｖ字状、コ字伏とするも自由である。

また、ガイドチップの溝の前後端には丸味（アール部）
をとるのが望ましい。本発明は、上述の実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由で
ある。

［発明の効果〕 本発明は、上述の構成により次のような著大な効果を奏
する。

部分底敷工程に於て、通常の正常運転中は、走行中の被
削体１は、ガイドチップ１３と接触していないから、ガ
イドチップ１３によって被削体ｌに１ｉｉＥをつけると
いう事態を防げる。又、ガイドチップ１３の摩耗が減り
寿命が長くなり、従ってコストの低減につながる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は側面
断面図である。 ｌ・・・被削体、２・・・切削具、３・・・ガイド部材
、４・・・連動手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、線棒状の被削体１の走行通路上に被削体１表面の疵
   を検出する探傷器と切削具２が設けられ、該探傷器の検
   出信号を受けて上記切削具２により上記被削体１表面の
   疵を切削除去する切削装置に於て、 被削体１を上記切削具２の反対側から受ける溝付のガイ
   ド部材３を設けると共に、上記切削具２と該ガイド部材
   ３とを被削体１の中心に関して反対側から接近隔離自在
   に設けると共に、該ガイド部材３と切削具２とを連動し
   て接近隔離させる連動手段４を備えたことを特徴とする
   切削装置。 ２、連動手段４が、上記ガイド部材３と切削具２とを同
   期して反対方向に同一距離だけ移動させるように構成し
   た請求項１記載の切削装置。