JPH03194598A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH03194598A
JPH03194598A JP1335305A JP33530589A JPH03194598A JP H03194598 A JPH03194598 A JP H03194598A JP 1335305 A JP1335305 A JP 1335305A JP 33530589 A JP33530589 A JP 33530589A JP H03194598 A JPH03194598 A JP H03194598A
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JP
Japan
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performance
pressure
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musical
key
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Pending
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JP1335305A
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Tetsuo Okamoto
岡本 徹夫
Eiichiro Aoki
栄一郎 青木
Satoshi Usa
聡史 宇佐
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は電子楽器に関し、特に弦楽器、管楽器の楽音制
御パラメータを形成するのに適した電子楽器に関する。
[従来の技術] 従来の電子楽器のリアルタイム操作子のほとんどは鍵盤
を用いていた。鍵盤には各音高に対応した複数の鍵が設
けられている。鍵を押鍵操作すると、キースイッチが閉
成(メイク)すること等によりその鍵の音高に対応した
ピッチ信号を出すことができる。ツーメイクスイッチの
場合、押鍵遠度に対応した速さで第1および第2のキー
スイッチが閉成(メイク)する、これらの2つのスイッ
チのメイク動作によって鍵に対応した音高信号と、第1
、第2のキースイッチのメイク時間差から押鍵操作の速
度に対応したタッチ信号が発生する。
このような鍵盤装置を備えた電子楽器は、ピアノ、オル
カン等の鍵盤楽器の音をシミュレートするのに適してい
る。
電子楽器としては、他にギターシンセサイサやウィンド
コントローラ等かある。ギターシンセサンザはギターの
楽音を、ウィンドコントローラは管楽器の楽音をシミュ
レートするのに適している。
ところで、ヴァイオリン等の擦弦楽器は弦を擦る弓の速
度や弦を押す弓の圧力によって楽音を表情豊かに変化さ
せる。
電子楽器でこれらの擦弦楽器の楽音をシミュレ−1〜し
ようとする場合、大きく分けて2つの方法か考えられる
1つは弓、弦、指板という擦弦楽器の基本演奏操作子を
そのまま用い、たとえば弦の振動を電気信号に変換して
電子的に処理する方法であり、他は、基本演奏操作子と
して自然擦弦楽器の弓、弦、指板等を用いず、これらと
異なる鍵盤等を用いた演奏に基づいて楽音をシミュレー
トする方法である。
第1の方法による場合、演奏操作子として自然楽器同様
の弓、弦、指板を用いて実際に弦を振動させれば、表情
豊かな演奏をすることのできる擦弦電子楽器を実現でき
る。しかし、自然擦弦楽器同様の演奏操作子を用いた演
奏は、高度の技術を必要とし、その習得には長期の練習
を必要とする。
従って、演奏技術に熟練していない者は、擦弦楽器の演
奏を楽しめないことになる。
他の方法による場合、たとえばヴァイオリンの基本的音
色の倍音構成等を調べ、基本的楽音を電子的に合成でき
るようにしておき、鍵盤操作に応じてヴァイオリン等の
音を発生させるようにする。
しかし、ヴァイオリンの音は、弓が弦に接している間、
その弓速、弓圧等に応じてその音楽的表情を豊かに変化
させられるのに対し、鍵盤入力ではこれらの表情を与え
る手段かなく、演奏は単調で表情に乏しいものになり易
い。
さらに、ヴァイオリンの奏法には、通常の弓で弦を擦っ
て演奏を行うアルコ奏法と、弓を用いず、指で弦を弾く
ピッチカート奏法等の特殊奏法が用いられる。これらの
奏法による楽音は、大きく異なった性質を有する。
同じ弦楽器のギターにおいても、通常の指で弦を弾くア
ルアイレ奏法の他、弾いた指を隣接する弦に当てるよう
に演奏して強い音を発生させるアポヤント奏法や、倍音
の節となるところを軽く押さえながら弦を弾き、倍音(
ハーモニック)を発生させるアルモニコス奏法、左手の
みで弦を叩くようにして楽音を発生させるリガード奏法
等の特殊奏法が用いられる。
これらの異なる奏法による異なる楽音を発生させるなめ
には、異なる楽音制御情報を与えることが必要である。
たとえば、ヴァイオリンのアルコ奏法においては、表情
豊かな持続音を発生させるため弓速と弓圧とが必要な情
報となるが、ピッチカート奏法においては、持続音は必
要なく、指で弾くことにより発生する瞬発的に減衰する
楽音を表現できなければならない、そこで持続的情報は
ほとんど必要でなく、ピッチカート奏法である情報と瞬
発的動作を表す情報があれば、ピッチカート演奏の音を
シミュレートすることができよう。
このように、奏法によって必要とされる楽音制御情報自
身も変化する。また、特開昭6:3−40199号公報
に開示された吹奏圧、アンプジュール(唇の構え、締め
を表わす)に応じて楽音を形成する管楽器についても、
通常(ロングトーン)奏法、タンギング奏法等の奏法の
違いによって必要とされる楽音制御情報自身を変化する
[発明が解決しようとする課頭コ 以上説明したように、従来の技術によれば、鍵盤式電子
楽器は発生できる制御情報の種類が少なく、擦弦楽器等
の演奏には不適であり、ギターシンセサイザ、ウィンド
コントローラ等はそれぞれギター、管楽器の演奏には向
いていても、他の楽器の演奏を行う上では制限があった
。さらに、アルコ奏法とピッチカート奏法のような通常
演奏と特殊演奏とを任意に切換制御することは全く考え
られていなかった。
本発明の目的は、表情豊かな弦楽器の楽音発生を容易と
する電子楽器を提供することである。
本発明の他の目的は、奏法により変化する擦弦楽器の楽
音をシミュレートするのに適した電子楽器を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、1次元以上の操作領域を有する被操作
手段と、該操作手段と組み合わせて、演奏者か演奏操作
を行うための手許演奏操作子であり、通常演奏と特殊演
奏を切り換える手段を備えた手許演奏操作子と、該切り
換え手段の出力信号に基づき、演奏操作に対して異なる
楽音制御信号を発生させる手段と、該楽音制御信号に基
づき楽音信号を発生させる手段とが提供される。
また、擦弦楽器のアルコ演奏等の場合には、検出された
速度情報に応じて楽音制御信号を変化させる電子楽器が
提供される。
さらに、擦弦楽器の演奏において、操作領域における演
奏操作の圧力を検出する手段を有する電子楽器が提供さ
れる。
[作用] ヴァイオリン等の弦楽器においては、アルコ演奏等の通
常演奏とピッチカート等の特殊演奏等が選択的に行われ
る。1次元以上の操作領域を有する被操作手段と組わせ
て演奏者が演奏操作を行う手許演奏操作子に通常演奏と
特殊演奏を切り換える手段を備えることにより、通常演
奏と特殊演奏を任意に選択することができる。
アルコ演奏等の通常演奏においては、弓速に対応する速
度情報を楽音形成のために用いるが、操作領域上での手
許演奏操作子の演奏操作から速度情報を検出する。通常
演奏においては、速度情報に応じて楽音制御信号を変化
させる事により、所望の楽音を発生することができる。
また、弦楽器の演奏においては、弦に印加される圧力が
楽音を変化させる0手許演奏操作子が被操作手段の操作
領域に与える圧力を検出し、この検出した圧力情報によ
って楽音制御信号を調整することにより、圧力に応じた
楽音を発生させることかできる。
同様に管楽器のロングトーン演奏におけるアングシュー
ルに対応する情報等において、吹奏圧等と関連し、同様
の制御が行われる。
[実施例] 第1図に本発明を擦弦楽器音形成に適用した実施例によ
る電子楽器のハードウェア構成を示す。
面操作子1は平面状の操作領域(タブレット、被操作子
)laを2つのポイントを有する手許操作子1bで操作
するものである6手許操作子1bは握り部分の両側に接
触ポイントを有する。どちらかのポイントを操作領域に
接触させるかでアルコ演奏(通常演奏)とピッチカート
演奏(特殊演奏)とが選択される。また、ポイントが接
触した位置やポイントを押圧している圧力を検出できる
機能を備えている。接触部の操作面内の座標情報、手許
操作子1bが操作子面1aを押圧する圧力情報、および
手許操作子1bに備えられた切り換え手段によって指定
される奏法選択情報を座標検出器4、圧力検出器5、奏
法検出器6を介してバス7に供給する。鍵盤2は音高を
指定する多数の92aと、楽器名等の音色を指定する音
色パッド2bと、その他の操作のための操作子20とを
含み2.それぞれの情報をバス7に供給する。タイマ3
はタイマインタラブドをかけるためのタイミング情報を
バス7に供給する。
バス7には、さらに所定の演算処理を行うCPU9、C
PUで実行するプログラム等を記憶するROM10、プ
ログラムの実行に使用する種々の情報を格納する種々の
レジスタ、ワーキングメモリ等を有するRAMII、及
び楽音信号形成回路8か接続されている。
なお、ROMl0は楽音形成のプログラムを記憶してお
り、CPU9はこのプログラムに従ってRAMII中の
レジスタ等を利用して楽音合成処理を行う。
楽音信号形成回路8はバス7から速度情報を受けとる速
度情報バッファVB12a、圧力情報を受けとる圧力情
報バッファPB12b、奏法、音色等のその他情報を受
けとるバッファ12cを有し、速度情報、圧力情報、そ
の他情報を音源19a、19b、19c、19dに供給
する。なお、音源が複数設けられている構成を示したが
、時分割を行うことによって1つの音源で同様の効果を
得ることもできる。
鍵盤2のi12 aを操作することによって与えられる
音高(ピッチ)情報は、キーバッファKYB13a、1
3b、13c、13dに格納される。
ヴァイオリン、ヴィオラのような擦弦楽器か4本の弦を
有することに対応させて、キーバッファは4つ設けであ
る。−Ir−バッファKYB13a〜13dに記憶され
るデータは、鍵のオン/オフを表すMSBビットと、ピ
ッチを表すピッチデータとを含む、MSB検出回路14
a〜14dはキーデータのMSBを検出し、MSB= 
 ”1”  (−1r−オン)であれば、キーデータを
キーバッファ13a〜13dに格納させる。なお、この
時MSBは除外してもよい、ピッチデータは、それぞれ
対応する遅延段数変換回路15a〜、15dに送られ、
乗算回路16a 〜16d、17a〜17dを介して音
源19a〜19dに供給される。遅延段数変換回路15
a、〜15bはピッチが高ければ、遅延段数を少なくし
、ピッチが低ければ遅延段数を多くして一定時間に循環
する回数(周波数)を変化させる0乗算回路16a〜1
6dにおいては、入力であるピッチに一定の係数αが乗
算され、乗算回路17a〜17dにおいては、入力であ
るピッチに一定の係数(1−α)が乗算される。この2
つの乗算は、擦弦楽器の弦は、弓が弦を擦る位置から固
定端となる駒および指板状の押弦位置までの2つの弦部
分に分けて考えられることを表している。すなわち、両
係数を加算すると1になることか、押弦位置から駒まで
のピッチを決定する基本長に対応し、一方の係数αがた
とえば擦弦位置から駒までの距itに対応するとすれば
、他方の係数(1−α)は擦弦位置から押弦位置までの
距離に対応する。このようにしてピッチを表す情報が音
源19a〜19dに供給される。速度情報バッファ12
aと圧力情報バッファ12bは面操作子1の手許操作子
1bを操作面la上で移動させる速度と押し付ける圧力
とから得た速度情報と圧力情報とを弓速と弓圧に対応さ
せて一時的に記憶するレジスタである。
ピンチ情報と速度情報、圧力情報に基づいて音ia 1
9 a〜19dで楽音信号が形成され、サウンドシステ
ム20に送られて楽音を発生する。なお、音源回1@ 
19 a〜19dは、擦弦楽器の胴の振舞いをシミュレ
ートするフォルマントフィルタを含む、また、サウンド
システム20はデジタル楽音信号をアナログ信号に変換
し、増幅し、電気信号を音響信号に変換する手段を含む
このようにして、弓速、弓圧に応じて多彩に表情を変化
させることのできる擦弦楽器の楽音が発生される。
なお、RAMに含まれるレジスタの内、主なものを以下
に説明する。
モードスイッ レジスタ MDSW) ペン型等の手許演奏操作子に備えられた奏法切り換え手
段の状態を表すデータを収納するレジスタである6通常
演奏と特殊演奏のいずれかを選んでいるかを表すデータ
である。
イベントバッファレジスタ IVTBUF)鍵盤の鍵2
aの押鍵、離鍵等に対応する鍵イベントデータを収納す
るレジスタであり、オン/オフのデータと音高を表すキ
ーデータとを含む、擦弦楽器用の場合、たとえば同時に
4弦とも演奏した場合を考慮して4つのキーイベントを
収納することのできる4つのイベントバッファレジスタ
が設けられる。これらは音高データを1時的に格納する
役割を果たす。
X位置レジスタ(X) 被操作面であるタブレット13面内での手許演奏操作子
1bの現在の操作位置のX軸方向の位置XDを記憶する
レジスタである。
X1習レジスタ(xn 前回のタイマインタラブド時の手許演奏操作子1bのX
方向位置を記憶するレジスタである。
なお、現在のX方向位置Xρと前回のタイマインタラブ
ド時のX方向位置xnの2つの値からX方向の移動距離
か算出できる。
Y位置レジスタ(Y) タブレットla内の手許演奏操作子1bの現在の操作位
置のY軸方向の位置yρを記憶するレジスタである。
1皿」し二区区ノー(yn上 前回のタイマインタラブド時の手許演奏操作子1bのY
方向位置を記憶するレジスタである。
現タイマインタラグト時のY方向位置yρと、前回のタ
イマインタラブド時のY方向位置ynの2つの値からY
方向の移動距離が算出できる。
゛庁しジスタ(V) 弓速を表す速度を格納するRAM0!Iレジスタである
。上述のX方向移動圧!、!:Y方向移動距離から移動
距離を求めて(時間で割ることによって)得た速度情報
である。
圧 レジスタ P) 面操作子1内に設けられた圧力センサの出力POから得
た圧力データを、格納するRAM側レジスタである。
なお、楽音信号形成口#18内には別個に速度情報バッ
ファVB、圧力情報バッファPB等が設けられている。
フラグOLDレジスタ フラグOLDが立っているか否かを1がOで格納するレ
ジスタである。このフラグが1である時は、その事象が
既に検出されているものであり、2回目以を妾のタイマ
インタラブドであることを示す。
タイマレジスタ T ペン等の手許演奏操作子が、タブレットに触れている間
の時間を計り、その時間を格納するレジスタである。
その他、種々の定数、変数を格納するレジスタか設けら
れるか、説明を省略する。
第2図は擦弦楽器用の音源モデルであり、楽音信号形成
回路8の要部を等価回路的に示す図面である。弓で擦弦
楽器の弦を擦ることに対応して、弓速信号が加算回路4
2に入力される。この弓迷信号は、起動信号であり、加
算回路43、除算回路44を介して非線形回路45に供
給される。非線形回路45はヴァイオリンの弦の非線形
特性を表す回路である。
第3図(A)に示すように、非線形回路45の特性53
は、原点からある範囲までのほぼ線形な領域とそれより
も外側の特性の変化した領域との2つの部分を含む、ヴ
ァイオリン等の擦弦楽器の弦を弓で擦る場合、弓速か遅
い間は、弦の変位はほぼ弓の変位と同等であり、弦の運
動は静摩擦係数によって表すことができる。これが原点
を中心としたほぼ線形の範囲の特性で表される。弓の弦
に対する相対速度がある値を越えると、弓の速度と弦の
変位速度とは同一ではなくなる。すなわち、静摩擦係数
に代わって動摩擦係数が運動を支配するようになる。こ
の静摩擦係数から動摩擦係数への切り替えが、段差部分
で表される。
第2図において、非線形回路45の出力は、乗算回路4
6を経て2つの加算回路34.35に供給される。
非線形回路45の入力側の除算回路44、出力側の乗算
回路46は、弓圧信号を受けて、非線形回路45の特性
を変更させる。入力側の除算回路44は、入力信号を除
算することによって、小さな値に変更する。すなわち、
第3図(A>の破線53aで示すように、除算口IM4
4がある場合、大きな入力を受けても小さな入力を受け
たかのような出力を与える。出力側の乗算回路46は、
非線形回路45の出力を増大させる役割を果たす。
すなわち、第3図(A)の1点鎖線特性53bで示すよ
うに、除X回絡44と非線形回路45で形成される特性
53aを出力側に増大した特性を作る。なお、同一の弓
圧信号を受けて、入力を初めに除算し、後で出力を乗算
することは、除算回路44で係数COで除算し、乗算器
8@46で同一の係数COを乗算することを表す、この
場合は、1点鎖線の総合特性53bは非線形回路45の
みの特性53の延長線上にあり、それを横軸、縦軸に0
0倍した形状を有する0乗算回路の係数を除算回路の係
数と異なるように変化させることにより、異なる形状を
作るようにさせてもよい。
加算回路34.35は循環信号路21a、21bの内に
設けられている。この循環信号路21は、擦弦楽器の弦
に対応して楽音信号を循環させる閉ループを構成する。
すなわち、弦においては振動が両端で反射して往復する
。これを信号が循環する閉ループで近似する。この循環
信号路内には、2つの遅延回路22.23.2つのLP
F (ローパスフィルタ)24.25.2つの減衰回路
28.29.2つの乗算回路32.33を含む、遅延回
路22.23は音高を表すピッチ信号と係数αないしく
1−α)との積を受け、所定の遅延時間を与える。循環
信号路21a、21bを信号が循環し、元の位置に戻る
までの全遅延時間によって、楽音の基本ピッチが定まる
。すなわち、主として2つの遅延回路22.23の遅延
時間の和、ピッチ×[α+(1−α]−ピッチ、が基本
ピッチを定める。一方の遅延回路は、弓と弦との接触す
る位置から駒までの距離、他方の遅延回路は弓と弦の接
触する位置から押指位置、までの距離に対応する。
なお、遅延回路22.23によってピッチがほぼ決定す
るが、この循環信号路中に含まれる他の要素、たとえば
LPF24.25、減衰コントロール28.29等によ
っても遅延か発生する。厳密には、発生する楽音のピッ
チを定めるのはこれらのループ中に含まれる全遅延時間
の和である。
LPF24.25は循環している波形信号の伝達特性を
変更することにより、種々の弦の振動特性をシミュレー
トする。鍵盤上の音色バッド2bの選択等によって、音
色信号を発生させ、LPF24.25に供給して、その
特性を切り替え、所望の擦弦楽器の楽音をシミュレート
する。
弦を振動が伝搬する際に、振動は次第に減衰する。減衰
コントロール28.29はこの弦を伝わる振動が減衰す
る減衰量をシミュレートするものである。
乗算器32.33は弦固定端での振動の反射に対応して
反射係数−1を乗算するものである。すなわち、減衰な
しの固定端での反射を想定して弦の振幅を逆位相に変化
させる。係数−1がこの逆相反射を示す6反射における
振幅の減衰は、減衰コントロール28.29の減衰量に
組み込んである。
このようにして、弦に相当する循環信号路21a、21
bの上を振動が循環することによって擦弦楽器の弦の運
動をシミュレートする。
また、擦弦楽器の弦の運動はヒステリシス特性を有する
。これをシミュレートするため乗算回路46の出力は、
LPF48と、乗算回路4つを介して非線形回路45の
入力側にフィードパ・yりされている。LPF48はフ
ィードバックルーズの発振を防止するためのものである
今、加算回路42から加算回路43への入力をUとし、
フィードバック路から加算回路43への入力をVとし、
除算回路44、非線形回路45、乗算回路46を合わせ
た増幅率をAとすると、乗算回路46の出力Wは、(u
十v)A=wで表される。LPF48と乗算回路49を
含む負帰還回路のゲインがBであるとする。と、帰還量
Vはv=wBで表される。これらの2つの式を整理する
と、 (u+wB)A=w 、’、w=uA/ (1−AB) となる。
フィードバックなし、すなわち、B=Oの場合は、w 
= u Aであり、入力Uが単に係数A倍されて出力す
る。ゲインBの負帰還をかけた場合、同じ出力を得るに
は、B=Oの場合の(1−AB)倍(Bは負)の入力を
印加しなければならない。
このように、フィードバックがある場合の特性を、第3
図(B)の特性53cで示す、入力がある大きさに達す
ると静摩擦係数から動摩擦係数への切り替えが起り、出
力が階段的に減少する。この開鎖をThで示す。
一旦入力が開鎖Thを越してから、再び減少する場合に
は、出力Wが小さいので、フィードバックされる量v=
Bwも小さい、すなわち、非線形回路45に入力する信
号の大きさが同じでも、靜牽擦係数領域の場合と比べて
、動摩擦係数領域の場合は、負のフィードバック量が小
さいので、加算回路42から加算回路43への入力しは
小さな値となる。
非線形回路45の入力が、開鎖になる時の加算回路42
からの入力Uの大きさを考えると、入力増大時には静摩
擦係数が支配し、小さな出力に対応して強い負帰還を受
けるので、より大きな入力Thでこの切り替えが起るが
、入力減少時には動摩擦係数が支配し、小さな出力に対
応して負帰還量が小さいので、より小さな入力Uの値で
切り替えか起る。従って、入力Uと出力Wとの関係を入
力が次第に増大するときと次第に減少する時とで求める
と、第3図(B)の曲線53cと曲線53dに示すよう
なビステリシス特性が得られる。ヒステリシスの大きさ
は、乗算回路49のゲインによって制御される。
このようにして、第2図に示す楽音信号形成回路によれ
ば、擦弦楽器の弦の運動がシミュレートでき、楽音の基
本波形を作る、ことができる。
第2図に示すように、循環信号路21a、21bのいず
れかの点から出力を取り出して、擦弦楽器の胴の特性を
シミュレートするフォルマントフィルタ51を介して出
力信号をサウンドシステムに供給する。フォルマントフ
ィルタ51も音色信号を受けてその特性を変化させるよ
うにすることができる。
第2図に示す楽音信号形成回路においては、楽音発生の
起動力となる信号が弓速によって与えられている。また
、非線形回路45の特性を制御する信号として弓圧が用
いられている。すなわち、擦弦楽器の楽音をシミュレー
トする基本的パラメータとして弓速と弓圧とが必要であ
る。これらのパラメータは演奏者の意志ないし演奏操作
に基づいて制御できることが好ましい、ピッチを指定す
るパラメータは、鍵盤2の鍵2aを操作することによっ
て得られるが、弓速情報と弓圧情報は鍵盤からは得られ
ない、そこで、第1図の構成においては、面操作子1が
用いられている0面操作子1は、たとえばタブレット1
aと手許操作子1bとを含んでいる。
第4図(A)〜(C)は面操作子の構成例を示す。
第4図(A>は手許操作子の1形態を示す6手許操作子
1bは握り部分55の両端に脚部56.57を有し、そ
れぞれの先端にポイント58a、58bを有する。
この手許操作子を第4図(B)に示すように、片側の脚
部、たとえば56を面操作子の操作面1aに接触させて
演奏操作を行う0脚部56の先端のポイント58aが操
作面59に接触し、移動することによって速度情報を与
える。また、脚部56の先端のポイント58aが操作面
59を押圧する圧力を検出することによって圧力情報が
得られる。
このような面操作子の内に組み込まれる電気回路の例を
第4図(C)に示す。
第4図(C)は電磁誘導型の位置検出型面操作子を示す
4手許操作子は1端に周波数f1の交流電源62aとコ
イル61aと、を有し、他端に周波数f2の交流電源6
2bとコイル61bとを有し、それぞれ交流磁界を発生
させる。2つの交流磁界は周波数によって区別される。
コイル61a、61bのいずれかをタブレットに近付け
ることによってタブレット面内に交流磁界を形成する。
タブレット内にはX方向に並んで1端を共通に接続され
た複数のX方向検出線63と、Y方向に並んで配置され
、1@を共通に接続された複数のY方向検出線64とが
設けられている。これらの開放端において、検出器65
.66がそれぞれX方向の隣接する検出線、Y方向の隣
接する検出線に接続され、走査される。すなわち、手許
操作子のコイル61の近傍では、交流磁界が発生してい
るので、その下部の検出線には誘導電流が生じる。この
誘導電流を検出器65.66で検出することによって手
許操作子のコイル61a、61bのいずれが操作された
かと操作位置が検出される0手許操作子1bは、たとえ
ば脚部56.57の先端近くにコイル61a、61bを
収納する。交流電源62a、62bは外部に設はリード
線で接続してもよいし、把持部55内等に組み込んでも
よい。
第5図<A)〜(F)は手許操作子の他の構成例を示す
第5図(A)はペン型の手許操作子を示す。把持部55
がペン軸状に形成され、その両端にポイント58a、5
8bが設けられている。すなわち、構成としては、第4
図(A)に示す手許操作子を1軸上に並び代えたものに
相当する。各ポイント58a、58bにはそれぞれコイ
ルと交流電源とを結合する。
第5図(B)はペン型の手許操作子の他の例を示す、上
述の実施例では通常演奏と特殊演奏とを区別するために
それぞれに独立のコイルおよび電源を設けた2つのポイ
ントを用いる例を説明したが、奏法の選択を指定するの
にスイッチを用いることもできる。第5図(B)の構成
は、1つのポイント58と1つのコイルを有し、奏法切
り換えを指示するためにはスイッチ60が設けられてい
る。演奏者は把持部55を握ったままスイッチ60を操
作することで、たとえ、ばアルコ演奏とピッチカート演
奏を任意に選択できる。たとえば、周波数の異なる交流
電源を2つ設け、ポイント58に備えられたコイルを各
電源に選択的に接続するようにすれば奏法を任意に選択
することができる。
なお、その他の方法で奏法を選択する信号を発生させて
もよい、たとえば、奏法に対応する奏法選択信号をスイ
ッチ60によって別個に発生させることもできる。
第5図(C)はペン先にスイッチを組み込んだ構成例を
示す、ペン先に相当するポイント58は操作面と係合す
る接触子であり、その周囲にスイッチのアクチュエータ
となる活動子70が設けられている。演奏者はペン軸5
5を手に握り、操作面にポイント58を押し付ける。あ
る程度以上の強い力でポイント58を押し付けると摺動
子70が動き、図示しない後方に設けられているスイッ
チを動かして奏法選択信号を発生させる。
以上説明した手許操作子は、手許操作子が被操作手段で
ある操作面に接触していることやその上を移動すること
を検出するためのらのであった。
さらに、手許操作子が操作面を押している圧力を検出す
るためには、たとえば以下に述べるような構成を取れば
よい。
第5図(D)は操作圧力を検出するための構成例を示す
0手許操作子の操作部であるペン先等を、たとえばバネ
によって押圧された可動部として、そこに磁石67を結
合し、演奏操作に応じて磁石67が上下に移動する構成
にする。この磁石67に近接してコイル68が配置され
ている。すなわち、磁石67が上下に移動すると、コイ
ル68に誘導電流が生じ、検出器Fj?I69によって
磁石の移動を検出することができる。
第5図(E)に示すように、手許操作子に、磁場発生用
のコイル61とペン先のポイントによって駆動される磁
石67と誘導コイル68を組み込むことによって、演奏
操作した位置と圧力とを検出することができる。
また、第5図(F)に示すように、ペン操作子等の手許
演奏操作子のペン先に磁石67を結合し、磁石の移動に
よって誘導を流、をコイル68に発生させ、発生した電
流を一旦コンデンサ等の電流蓄積手段69に蓄え、次に
この蓄えられた電流がコイルを逆方向に流れることによ
って発生する磁界を第4図(C)に示す面状の検出手段
によって検出することもできる。このような構成の場合
には、手許操作子に、電源を設ける必要がなくなり、コ
ードレス型構成が容易に実現される。
なお、以上に説明した構成のほか、種々の構成をとるこ
とができることは自明であろう、たとえば、面状の被操
作子に圧力検出手段を設けてもよい。
第4図(C)で示したように、面状の操作領域を有する
被操作子を用いれば、その面内で可動操作子を移動させ
ることによって馬連情報を発生することができるが、必
ずしも2次元の演奏操作領域を用いる必要はない。
第6図(A)、(B)は1次元型の演奏操作子を示す。
第6図(A>においては、摺動抵抗装置の摺動端子76
が摺動抵抗上を移動し、かつ摺動端子76上に感圧スイ
ッチ77と奏法選択スイッチ60が設けられている。た
とえば、スイッチ60のオン/オフによって摺動端子に
抵抗か接続されるようにし、スイッチオフでO〜ROの
抵抗値、スイッチオンでRO〜2ROの抵抗値を選択で
きるようにする。摺動端子から抵抗値または電圧信号を
検出し、その変化を検出することによって、奏法情報、
馬連情報を得ることができる。馬用情報は感圧スイッチ
77から得られる。特殊演奏時においては馬連情報が不
要であれば、奏法検出の情報と馬用情報のみを提供して
もよい。
第6図(B)はプーリー81.82.83の周囲にベル
ト84を周回させ、たとえば1−リ82を回すことによ
るベルト84の移動速度によって馬連情報を得る構成を
示す、たとえば、リニアエンコーダ85をベルトの1部
に設け、ベルトの移動を測定することによって馬連情報
を得る4手許操作子であるプーリー82上に設けたスイ
ッチ60によって奏法を選択し、奏法選択信号を発生さ
せる。また、プーリー82を、押し込む操作によってベ
ルトの張りが変化するようにし、小型プーリー83に掛
かるベルト84の圧力を検出することによって馬用情報
を得ることができる。
以上説明したように、1次元以上の操作領域を有する演
奏操作子を用いることによって、擦弦楽器の楽音制御情
報として必要な馬連情報を得ることができる0手許操作
子に奏法切換手段を設けることにより、奏法選択信号を
得ることができる。
また、演奏の圧力等を検出することによって、馬用情報
を得ることもできる。
次に、以上説明したような構成を用いて、擦弦楽器の演
奏を行う場合の楽音形成のフローチャートを説明する。
手許演奏操作子に設ける奏法切換手段としては、操作す
るとオンとオフとが繰り返し現れる循環型のペンスイッ
チを考える。
まず第7図にメインルーチンを示す、メインルーチンが
スタートすると、まずステップSllによって初期設定
を行う、たとえば、各レジスタのクリア等を行う0次の
ステップSL2では鍵盤の押鍵、離鍵の情報および面操
作子等の各操作子の操作情報を検出し、入力する。
演奏操作情報を入力したら、次のステップS13でイベ
ントかあるかないかを調べる。
イベントかあれば、ステップ314に移る。S14では
鍵イベントがあるかどうか、奏法切換手段であるペンス
イッチが操作されたかどうか、操作子が操作されたかど
うかを調べる。鍵イベントかあれば、ステップS15の
鍵イベントルーチンに移る。ペンスイッチが操作された
時はステップ316のフラグ処理を行う、また、その他
操作子が操作された時は、それぞれに対応する処理(ス
テップ517)を行う。
第8図は鍵イベントルーチンを示す、mイベントルーチ
ンがスタートするとステップ321において同時に生じ
た鍵イベントデータをイベントバッファレジスタIVT
BUFに取り込んで、番号nにOを設定する。
次に、ステップS22において、n番目(初めは0番目
)イベントバッファレジスタのMSBが” 1 ”か否
かを調べる。MSBが°1゛°であることは、鍵が押さ
れた押鍵状態を示す0M5Bが°。
0パであることは、離鍵された状態を示す、MSBが°
1゛′であれば、Yの矢印にしたがって次のステップ3
23に進む。
ステップ323においては、押鍵データを入力するため
空チャンネルをサーチして空いているキーバッファKY
B (N)にイベントバッファレジスタIVTBUF 
(n)のキーデータを取り込む。
本実施例では、空チャンネルが存在しない場合は、割当
てを行わないようにしているが、後述するように最古に
割当てられたチャンネルをサーチし、順に押鍵データを
書換えていくようにしてもよい。
続いて、キーデータの取り込みが終わったイベントバッ
ファレジスタIVTBUF (n)をクリアする8次に
番号nを1つカウントアツプし、n+1とする(ステッ
プ324)。
次のステップ325でイベントバッファレジスタの残り
イベントデータかあるかないかを調べる。
残りデータかなければ、処理を終了するため数nに0を
設定して(ステップS26>、リターンする(ステップ
527)。
イベントバッファレジスタの残りイベントがある場合は
、ステップS25からステップS22に戻る。
ステップS22において、n番目のイベントバッファレ
ジスタのMSBか0″ある場合、ステップ328に移り
、同じキーデータが割り当てられているチャンネルをサ
ーチする。すなわちMSB= ’□○°“は離鍵を意味
し、離鍵がされるためには、その前に押鍵がされている
からその押鍵したデータを収納しているキーバッファを
捜すわけである6割り当てられているチャンネルをサー
チしたら、離鍵に対応させて対応するキーバッファKY
B (N)をクリアし、対応する楽音を消音させる。
本実施例では、楽音を発生するには、鍵盤のいずれかの
鍵が押圧され、かつ面操作子上で手許操作子が操作面に
接触していることが必要な条件となっている。このよう
に、押鍵と手許操作子の操作の2条件を発音条件とする
電子楽器においては、鍵が離鍵されれば楽音が消音する
。KYBをクリアすることが1Iit鍵に対応する。な
お、後述する最古に割当てた押鍵データから順に書換え
ていく割当て方式を採用している場合には、離鍵イベン
トに対応した処理を省略し、楽音発生をペンの操作のみ
を条件に行ってもよい。
第9図にペンスイッチの処理ルーチンを示す。
ペンスイッチが操作された場合は、ステップ318でオ
ンイベントかどうかを調べる。オンイベントであればス
テップS19でレジスタPEN5Wに1°°を立てる。
オンイベントでなければステップ320でレジスタPE
N5Wに°0゛を立てる。その後リターンする(ステッ
プ527)。
次に、第10図を参照してタイマインタラブドのルーチ
ンを説明する。まずタイマインタラブドが生じると、ス
テップS31で圧力バッファに収納された圧力データP
Bが所定の圧力P1よりも大きく、かつキーバッファK
YBのいずれかにデータかあるか否かを調べる。すなわ
ち、面操作子に圧力か加えられており、鍵盤のいずれか
の鍵が押圧されていれば、楽音を発生させる決まりであ
る。なお、キーバッファKYBのいずれかにデータかあ
るか否かの条件は外してもよい、言い換えると、押鍵の
みまたは面操作子のみの操作では楽音を発生させないよ
うにして、誤動作による誤発音を防止している。
両条件を満す時、Yの矢印に従う次のステップS32に
おいて、面操作子1の出力である座標XD、3’Dおよ
び圧力POをそれぞれのレジスタX、Y、Pに取り込む
0次にステップ333において、レジスタPEN5Wの
データが°0°°かどうかを判断する。”o”でなく”
1”である場合は、ステップ340に移行し、後述する
サブルーチン1〜4のいずれかを行う。
0′°である、すなわち通常奏法である場合は、ステッ
プ834に移行し、フラグOLDがO゛か否かを見る。
新しいイベントであればフラグは末だ°°0゛であるの
で、ステップS39に移行し、”1”をフラグOLDに
立て、る。
既にフラグが立っていれば、ステップS35に移行し、
前回のタイマインタラブド時の座標xn、ynと今回の
座標X、Yとの間の距離を測定する。
一定の時間間隔で(たとえば3 n5ec )でタイマ
インタラブドがかかるので、前回の測定と今回の測定と
の間の長さは、速さに比例する。従って、この情報を速
度情報としてレジスタ■に格納する。
次に、■レジスタの速度データとPレジスタの筆圧デー
タとを楽音信号形成回路のラッチ手段である速度バッフ
ァVB、圧力バッファPBに収納する(ステップ336
)、ここで、筆圧データはテーブルを用いて所望の入出
力特性を利用して変換し、変換後の値を収納する。
速度データを得な後、古くなった位置データXn、yn
を新しいデータX、Yで置換する(ステップ537)、
すなわち、新データが次回の旧データになる。その後リ
ターンする(ステップ538)。
なお、ステップS31において、2つの条件の少なくと
も一方か満されない場合は、ステップS41に進み、速
度バッファVB、圧力バッファPB、フラグOLDをク
リアする。
すなわち、このプログラムによって面操作子を操作し、
かつ鍵盤を操作すれば擦弦楽器の楽音が発生する。
次に、上述したサブルーチン1〜4を第11図から第1
4図を参照して説明する。
第11図はサブルーチン1を示す、ステップ833にお
いて、PEN5Wが°0°°でない(°゛1°°)と判
定された場合、ステップS42において、定の圧力デー
タP2と一定の速度データ■1が圧力P、速度■として
設定される。すなわち、右側のグラフに示すように、ス
イッチがオンすると一定の圧力P2がスイッチオフまで
続く特性91が設定されることになる。このようなパラ
メータを設定した後リターンする(ステップ843)、
なお、速度についても圧力と同様の変化をする。
第12図はサブルーチン2を示す、ステップS33でP
EN5Wが°0゛でないと判定されると、ステップS4
4でフラグOLDが0°”か否かを判定する。
フラグがO゛°であれば、新しい現象であるので、Yの
矢印に従ってステップS45に進み、定の圧力P2を圧
力Pとし、フラグOLDを、′1゛°に設定し、所定の
時間T1を時間Tに設定する。
すなわち、右下のグラフに示すように、スイッチがオン
すると圧力P2が設定され、所定の時間T2だけ持続す
る特性92が設定される。
次のタイマインタラブト時には、フラグOLDか” i
 ”になっているので、ステップS44からNの矢印に
従ってステップS48に進み、時間TがO′°か否かを
判定する。スイッチオン後、所定の時間が経過していな
ければ、時間Tは末だ゛。
0°°ではないのでNの矢印に従ってステップS49に
進んで、設定された時間Tを低減させる。
次に、速度データとして所定の値v1をパラメータVに
設定する(ステップ346)、その後リターンする(ス
テップ547)。時間Tが低減し、”o”になった時は
、ステップ348からYの矢印に従ってステップS50
に進み圧力Pを°“O゛に設定し、速度■も °”0゛
に設定して、リターンする(ステップ547)。
第13図はサブルーチン3を示す、ステップS33でP
EN5Wが°°0゛でないと判定されると、ステップS
51に進み、フラグOLDが°′0゛°か否かを判定す
る。ステップS51において、フラグOLDが°゛O°
°であれば、Yの矢印に従いステップ352において、
定数P2を圧力Pの初期値として設定し、フラグOLD
に°°1゛を立てる。
新しい事象でなければ、フラグOLDは1“なので、N
の矢印に従ってステップ355に進む。
ステップS55では、圧力パラメータPを所定量P3づ
つ減少させる。すなわち、圧力Pがリニアに逓減する。
次に、ステップ353において、所定の値v1を速度V
として設定する。その後ステップS54でリターンする
すなわち、サブルーチン3によれば、右側のグラフに示
すように、スイッチオンで圧力Pは所定の値をP2まで
上昇し、リニアに減少する特性93が得られる。
第14図はサブルーチン4を示す、第13図のステップ
S51において、フラグOLDが°゛1゛であれば、ス
テップS55の代わりにステップS56を行う、すなわ
ち、圧力の現在値Pから一定値P3を低減させるのでは
なく、一定の値C4(く1)を乗算して、徐々に減少さ
せる。すなわち、初期値P2から一定時間経過毎に一定
の率で圧力Pが減少し、特性94に示すような指数関数
的減少をする。
以上説明したサブルーチン1〜4は、種々の楽器の種々
の演奏形態に合せて選択することができる。また、これ
らの組み合わせや一部変更等、さらに変更を行うことも
できる。
上述の実施例においては、面操作子上での圧力の存在と
いずれかの鍵の押鍵を楽音発生の条件とした。しかし、
鍵盤で演奏を行う場合、音高が大きく飛ぶ場合には演奏
する押鍵の指が瞬間的に離れてしまうことは避は器い、
ところが、擦弦楽器の演奏においては、隣合う弦を擦弦
することによって離れた音高の音を連続的に演奏するこ
ともある。このような状態に対応する他の変形実施例を
第15図に示す。
第8図に説明した鍵イベントルーチンにおいて、鍵イベ
ントの数が多く、空きチャンネルがない場合に行う鍵イ
ベントルーチンの変形例を第15図(A>に示す、すな
わち、ステップ323の代わりに、ステップ523aを
用いる。空チャンネルをサーチして空いているキーバッ
ファKYB (N)があればそこにキーデータを取り込
むが、キーバッファに空きがない場合、最古のチャンネ
ルをサーチし、そのキーバッファKYB (N)にキー
イベントバッファIVTBUFのキーデータを取り込む
第8図のステップS22において、MSBが′。
O゛°である場合、ステップ328以下の代わりに第1
5図(B)に示すステップ528a以下の処理を用いる
。すなわち、MSBがO゛で鍵盤の鍵が離されている時
は、同じキーデータが割り当てられているチャンネルを
す、−チし、対応するキーバッファKYB (N)のM
SBを°°0゛°にする。
これによってMlaがされたことが登録される。
続いて、ステップS29として全チャンネルのキーバッ
ファKYB (N)のMSBが°°0゛か否かを調べる
全チャンネルのMSBが°゛0゛°であれば、Yの矢印
に従って次にステップS30として最新チャンネルのキ
ーバッファKYB (N)のキーデータ以外をクリアす
る。すなわち、最新のキーバッファKYB (N)の情
報は残る。これによって、最新の離鍵情報に従って楽音
が発生し続ける。すなわち、鍵盤の離れた位置を連続的
に操作しようとしな時、指が止むを得ず離れても、擦弦
楽器の楽音は連続して発生する。
ステップS29においていずれかのキーバッファKYB
 (N)のMSBが′0′′でなく、′°1″′であれ
ば、Nの矢印に従ってステップ330をスキラグしてリ
ターンする(ステップ527)。
第10図のタイマインタラブドフローチャートにおいて
は、ステップS31でいずれかのキーバッファKYBに
データが格納されているか否かを調べなか、本実施例に
おいては、ステップ331に代わって、第15図(C)
に示すステップ531aを行う、圧力が所定の値21以
上であり、かつキーバッファKYBのいずれかのMSB
が゛lパか否かを調べる。すなわち、キーデータそのも
のが存在するか否かを調べる代わりに、キーがオンされ
ているか否かをMSBによって調べる。
MSB二’“1゛であれば゛、そのデータはキーバッフ
ァレジスタに収納されている(第8図ステップ323)
、そこで、第10図のステップS32に進み、さらに座
標と圧力のデータを取り込む。
以上、主としてヴァイオリンの場合を例にとって擦弦楽
器の演奏を説明したが、同様の電子楽器を用いてギター
音を発生させることもできる。
次に、第16図を参照して、ギター用のタイマインタラ
ブトフローチャートを説明する。
まず、第16図のフローチャートにおいて処理がスター
トするとステップS61で所定の圧力が存在するか、P
B>Pi 、か、つキーバッファKYBのいずれかにデ
ータがあるか否かを調べる。誤動作によって鍵盤が面操
作子の一方に触れても発音かされないように、発音は2
つの条件を必要としたものである0両条件を満す時、ギ
ターの演奏がされていることが指示されるので、ステッ
プS62に移行して、ペン操作子の位置xp、yρをそ
れぞれのレジスタX、Yに格納し、さらに圧力POをパ
ラメータPとして設定する。
次に、ステップ363に移行し、奏法選択スイッチの出
力であるPEN5Wのデータが0゛°か否かを判定する
。PEN5W= ”O”であれば、通常演奏であるので
、Yの矢印に従ってステップS64に進み、アルアイレ
用の処理を行う、ステップS64ではフラグOLDが°
°0゛′が否がを判定する。フラグOLDが0゛′であ
れば、初めての現象であるので、Yの矢印に従い、ステ
ップS69でフラグOLDに1゛を立てる。フラグOL
Dが°O0でなければ、2回目以後の検出であるので、
Nの矢印に従い、ステップS65で前回の検出位置と今
回の検出位置との値がら移動距離を求め、速度レジスタ
■に格納する。単位時間内の移動距離なので速度を表す
パラメータとなる。
次に、ステップS66に進んで、■レジスタのペン操作
子等の作速度データとPレジスタの筆圧データとを、楽
音信号形成回路のラッチVB、PBに格納する。ここで
、圧力データに関しては、一定の特性を有する入力、出
力変換テーブルにより、変換を行い、変換後の値を格納
する。
次に、フラグOLDが°0゛°が” 1 ”かを問わず
、更新のため現在の位置を示すレジスタX、Yの値を前
回位置を示すレジスタxn 、ynに収納する(ステッ
プ367)、その後リターンする(ステップ368)。
ステップS63でPEN5W=  ”1  ’“であり
、アポヤント奏法であることが検出されされた時にはN
の矢印に従ってステップS70に向かう、ステップS7
0では圧力Pに一定の値Paが加算されて新たな圧力デ
ータPとなる。この操作によって、圧力Pが増大し、増
幅された音が発音する。
これによって強い音を出すアポヤント奏法がシミュレー
トされる。
ステップ361において、2つの条件が同時に満されな
い場合は、Nの矢印に従ってステップS71に進み、レ
ジスタVB、PB、OLDをクリアして次の事象に備え
る。
このように、奏法切換手段を備えた手許操作子を用い、
弦楽器において種々の奏法を選択して楽音を発生させる
ことができる。
特に、擦弦楽器の場合は、面操作子の移動速度によって
馬連度情報を発生させると同時に、手許操作子を押す圧
力によって馬用情報を発生させ、擦弦楽器の楽音指定に
必要な馬連度、馬用の情報を得る。
また、ギター等の弦楽器の楽音をシミュレートする場合
は、アルアイレ、アポヤント等の奏法に対応して、圧力
データを変化させ、対応する楽音を発生させる。
なお、いくつかの2次元操作領域ないし1次元操作領域
を有する操作子を説明したが、これらに限定されるもの
ではない、たとえば、操作領域内の分割を任意にカーソ
ル、キーボード等によって行うもの、ライトベンと光感
知性デイスプレィ面を用いるもの、極座標を用いて3次
元入力を行うもの等を用いてもよい。
また、擦弦楽器の演奏に限らず、管楽器のロングトーン
演奏とタンギング演奏にも本発明は適用でき、その際、
ロングトーン奏法にはアルコ奏法同様に連続的な操作情
報を与えてやればよいし、タンギング奏法にはピチカー
ト奏法同様にパルス的な情報を与えてやればよい。
また、音源として上述した物理モデルの他、波形メモリ
、FM音源等を用いることもできる。CPLJ、ROM
、RAMの代りに各プログラムを実行する専用回路を用
いてもよい。
以上実施例に沿って説明したが、本発明はこれらに制限
されるものではない、たとえば、種々の変更、改良、組
み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、1次元以上の操
作領域を有する被操作手段と組み合わせて演奏者が演奏
操作を行う手許操作子に通常演奏と特殊演奏を切り換え
る手段が設けられており、任意に奏法を選択することが
できる。
従って、種々の演奏が可能な楽器の楽音を適正にシミュ
レートすることができる。
また、操作領域内で手許操作子を移動させ、移動速度に
よって速度情報を与えることができる。
この速度情報によって、たとえば、擦弦楽器の弓が弦に
対して動く馬連度の情報または管楽器演奏の際のアンプ
ジュール情報を与えることができる。
また、手許操作子で被操作手段を押圧する圧力を検出す
ることによって、圧力情報を与えることができる。たと
えば、擦弦楽器の弓が弦を押さえる馬用または管楽器に
与える吹奏圧をこの圧力情報によってシミュレートする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子楽器のハードウェアを示すブロック図、 第2図は第1図の電子楽器において形成される楽音信号
形成回路の要部を示す回路ダイアダラム、第3図(A)
、(B)は非線形回路の特性を説明するための図であり
、第3図(A)は非線形回路45の特性を変更する除算
回路44、乗算回路46のm能を説明するグラフ、第3
図(B、)はフィードバックルーズによって与えられる
ヒステリシス特性を示すグラフ、 第4図(A)〜(C)は面操作子の形態と機能を説明す
るための概略図、 第5図(A)〜(F)は手許操作子を説明するための概
略図、 第6図(A)、(B)は−次元操作子を説明するための
概略図、 第7図はメインルーチンのフローチャート、第8図は鍵
イベントルーチンのフローチャート、第9図はペンスイ
ッチルーチンのフローチャート、 第10図はタイマインタラブドルーチンのフローチャー
ト、 第11図はタイマインタラブドルーチン内のサブルーチ
ン1を示すフローチャート、 第12図はタイマインタラブドルーチン内のサブルーチ
ン2を示すフローチャート、 第13図はタイマインタラブドルーチン内のサブルーチ
ン3を示すフローチャート、 第14図はタイマインタラブドルーチン内のサブルーチ
ン4を説明するためのフローチャー1〜、第15図は変
形実施例を示すフローチャート第16図はギター用に適
用したタイマインタラブドルーチンの変形実施例を示す
フローチャートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、1次元以上の操作領域を有する被操作手段と、
    該被操作手段と組み合わせて、演奏者が演奏操作を行う
    ための手許演奏操作子であり、通常演奏と特殊演奏を切
    り換える手段を備えた手許演奏操作子と、 該切り換え手段の出力信号に基づき、演奏操作に対して
    異なる楽音制御信号を発生させる手段と、 該楽音制御信号に基づき楽音信号を発生させる手段と を有する電子楽器。
  2. (2)、さらに、該操作領域上で該手許演奏操作子を移
    動させて演奏操作を行った時、演奏操作から速度情報を
    検出する手段を有し、 前記楽音制御信号発生手段は、通常演奏の時、検出され
    た速度情報に応じて変化する、楽音制御信号を発生する
    請求項1記載の電子楽器。
  3. (3)、さらに、演奏操作において前記手許演奏操作子
    が前記操作領域を押す圧力から圧力情報を検出する手段
    と、 該圧力情報を該楽音制御信号発生手段に供給する手段と を有する請求項1ないし2記載の電子楽器。
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