JPH03193913A - 分割性複合繊維及びその製造方法 - Google Patents

分割性複合繊維及びその製造方法

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JPH03193913A
JPH03193913A JP33406989A JP33406989A JPH03193913A JP H03193913 A JPH03193913 A JP H03193913A JP 33406989 A JP33406989 A JP 33406989A JP 33406989 A JP33406989 A JP 33406989A JP H03193913 A JPH03193913 A JP H03193913A
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俣木 邦夫
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谷内 宏
Yosuke Takai
庸輔 高井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、疎水性で高強力、且つ耐熱性に優れた分割可
能な複合繊維とその製造方法に関する。
(従来技術) 従来、細デニール繊維を得る方法として分割性のある複
合繊維を利用する方法が知られている。
例えば特公昭53−47416号公報にはポリアミドと
ポリエステルとから成る複合繊維が、又特公昭61−2
5804号公報にはポリエステルとポリプロピレンから
成る複合繊維が開示されている。
又、メチルペンテン更に詳細には4−メチルペンテン−
1のホモポリマーは、他のオレフィンに比し融点が高く
(例えば240℃以上)軟化点も高く耐熱性に優れてお
り、又耐酸性、耐アルカリ性に優れている等の優れた物
性を有するが、これを溶融紡糸して繊維としても延伸性
が極めて悪いため、高強力で細繊度の繊維とすることが
できず、特開昭56−15417号公報にポリ4−メチ
ルペンテン−1ホモポリマーと、これより融点の低い他
のポリオレフィンとから成る未延伸複合繊維の製造法が
開示されている。
(発明が解決すべき課題) 前記特公昭53−47416号公報記載のポリアミドと
ポリエステルの複合繊維は親水性ポリマーと疎水性ポリ
マーから成っているため、例えば油水分離、油性ワイパ
ーのように疎水性であることを要する用途には適合せず
、特公昭61−25804号公報記載のポリプロピレン
とポリエステルから成る複合繊維はポリマーの組み合わ
せからして疎水性ではあるが耐熱性が不足する。
又、上記ポリプロピレンより耐熱性の良好な疎水性ポリ
マーであるポリメチルペンテンは延伸性に乏しく、より
延伸性の良好なこれより融点の低い他のポリオレフィン
との複合紡糸においてさえ延伸することによって更に強
度を増大させ且つ細繊度、例えば4デニール以下の繊維
とすることができない問題点を有している。
本発明の目的は実質的に疎水性で高強力且つ耐熱性に優
れた分割性複合繊維を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、メチルペンテンと他のα−オレフィンとから
成り融点が210〜245℃、ロックウェル硬度Rが2
10〜245℃、250〜320℃の範囲にあるポリメ
チルペンテンコポリマーをA成分、ポリエチレンテレフ
タレートをB成分とし、繊維断面においてA、B両成分
のうち少なくとも一成分は2個以上に分割されて各々が
繊維断面の構成単位となっており、各構成単位はして各
々を繊維断面の構成単位と隣接している分割性複合繊維
である。
又本発明は、メチルペンテンと他のα−オレフィンとか
ら成り融点が210〜245℃、250〜320℃の温
度でのメルトフローレート(加重2169g )が30
〜150g/10 rim、ロックウェル硬度Rが21
0〜245℃、250〜320℃の範囲にあるポリメチ
ルペンテンコポリマーをA成分、ポリエチレンテレフタ
レートをB成分とし、A、B両成分のうち少なくとも一
成分を2個以上に分割して各々を繊維断面の構成単位と
し各構成単位はして各々を繊維断面の構成単位と隣接さ
せるように紡糸温度250〜320 ”Cで溶融複合紡
糸し、2倍以上に延伸する分割性複合繊維の製造方法で
ある。
本発明者らは、疎水性で高強力且つ耐熱性に優れた分割
性複合繊維を得るためポリオレフィンの1種であるポリ
メチルペンテンの繊維化について稽々検討を重ね、4−
メチルペンテン−1と他のα−オレフィンとのコポリマ
ーが250〜320 ’CでJIS K 7210に準
じ加重2169gで測定したメルトフローレートが30
〜150g/10−の範囲であるとき上記250〜32
0℃でポリエチレンテレフタレートと溶融複合紡糸でき
ると共に紡糸した繊維を更に2倍以上延伸することがで
き、この時ポリメチルペンテンコポリマーのロックウェ
ル硬度Rが210〜245℃、250〜320℃の範囲
で優れた分割性を示すことを見出して本発明に到達した
本発明で使用するポリメチルペンテンコポリマーの融点
が210℃未満であるとメルトフローレートが上記範囲
にあっても曳糸性が劣り紡糸できず又、245℃を越え
ると後述する延伸条件での延伸が不可能となるので好ま
しくない。
又、溶融紡糸するに当たって、その流動性が重要であり
250〜320℃の温度でのメルトフローレート(加重
2169g )が30〜150g/10−のものであれ
ば良いことがわかった。メルトフローレートが上記30
g/10gm未満では溶融流動性が不良となり紡糸でき
ず、150g/10 waを越えると流動性過多となっ
て紡糸できない。
従って本発明は上述したメルトフローレートの範囲にあ
るポリメチルペンテンコポリマーをその測定温度範囲で
ある温度、即ち250〜320 ’Cで溶融紡糸するが
紡糸温度が250℃未満であると糸切れが多発し紡糸不
良となり、320 ’Cを越えるとポリメチルペンテン
コポリマーが熱分解を生ずることがあり紡糸し繊維とす
ることが困難である。
又、本発明におけるB成分であるポリエチレンテレフタ
レートは融点が245〜265℃の範囲であり、250
〜320℃の温度でのメルトフローレートく加重216
9g )が30〜300g/10 rimであることが
上記ポリメチルペンテンコポリマーとの複合紡糸を行う
のに適しており紡糸温度も250〜320℃が良好な紡
糸状態を与える。
又、溶融紡糸した本発明によるポリメチルペンテンコポ
リマーとポリエチレンテレフタレートとの複合繊維は水
中又は沸騰水中、蒸気中、加熱気体中もしくは加熱体接
触により90〜150℃の温度で2〜6倍延伸すること
により高強力の複合繊維となる。
本発明の目的は、疎水性で高強力且つ耐熱性に優れてい
ると同時に工業的手段によって容易に分割しうる分割性
に優れた複合繊維を得ることにある。この分割性につい
て種々検討した結果、分割性に対してポリマーの硬度が
重要な意味を持ち、ロックウェル硬度Rが210〜24
5℃、250〜320℃の硬いポリマーでなければなら
ないことを知った。Rく60では工業的手段で分割する
ことが困難である。
ここでポリマーの流動性と硬さは通常相反する特性であ
り高い流動性を有するものは硬度が低く硬度の高いもの
は流動性に劣る。この傾向はポリメチルペンテンポリマ
ーにおいても同様であり、ポリメチルペンテンホモポリ
マーはロックウェル硬度Rが90程度と高く分割性に優
れているが250〜320℃でのメルトフローレート(
加重2169g )は30g/10m以下と流動性に乏
しく紡糸できない。
そこで本発明者らはポリメチルペンテンホモポリマーの
硬度が高いという特性を残しながら流動性を向上させる
という課題について検討した結果4−メチルペンテン−
1と他のα−オレフィンと共重合させることによってこ
の課題を解決した。
本発明で使用しうる上記α−オレフィンとしては例えば
エチレン、プロピレン、ブテン−1、オクテン−1、デ
セン−1、テトラデセン−1、オクタデセン−1等の炭
素数2〜20、好ましくは8〜18のα−オレフィン又
はこれらのうち2種の混合物でありポリメチルペンテン
コポリマーに占めるこれら他のα−オレフィンは通常1
5モル%以下が適当である。
ポリメチルペンテンコポリマー(A成分)とポリエチレ
ンテレフタレート(B成分)を成分とする本発明の複合
繊維は、その断面において各成分のうち少な(とも1つ
が2個以上に分割されて構成単位になり、その各々が互
い他の成分と隣接するように配列され、各構成単位は繊
維の長さ方向に連続している。各成分比には特に制限は
なく1つの成分を少なくとも2分割できるだけの量があ
ればよい。
本発明の複合繊維の断面形状を第1図〜第5図に示す。
2つの成分から構成される場合、第1図及び第2図に示
すように両成分が積層状に交互に配列されるものと第3
図〜第5図のように歯車形に隣合ったものが配列の代表
的な例として挙げられる。
いずれの場合も両成分は交互に配列されてその1つずつ
が繊維断面の構成単位であるA成分(1)及びB成分(
2)になっている。
尚、前述したポリメチルペンテンコポリマーの融点及び
ロックウェル硬度Rは紡糸前のポリマーで測定するが、
紡糸前後の差はごく小さい、紡糸後は熱分解により分子
量は低下するが、分子量分布がシャープになり、結晶性
が高くなるため融点及びRの増減が相殺されるからであ
ろう。
もし必要ならば本発明により得られた複合繊維を分散染
料でポリエチレンテレフタレート側のみを染色し分割後
、ポリメチルペンテンコポリマーとポリエチレンテレフ
タレートに分別して各々融点とRを測定することができ
る。
(作用) 本発明の分割性複合繊維はポリメチルペンテンコポリマ
ーとポリエチレンテレフタレートから成り疎水性で且つ
耐熱性に優れているだけでなく、紡糸性が良好なため2
倍以上の延伸が可能であり高強力で例えば4デニール以
下の細繊度のものが得られる。
さらにこれら複合繊維は分割性が良好なため工業的な手
段により容易に分割され、さらに細繊度の高強力繊維と
なる。
(実施例) A成分として融点が240℃、ロックウェル硬度Rが8
0、メルトフローレート(290℃、2169g>が6
0g/10mの三井石油化学工業製ポリメチルペンテン
コポリマーDX820を、B成分として融点が285℃
、メチルフローレート(290℃、2169g)が87
g/10=の東し製ポリエチレンテレフタレートT−2
00Eを用いて第3図に示すような歯車形の断面を持つ
複合繊維を紡糸温度290℃で溶融紡糸して6.0デニ
ールの未延伸糸を得た。
両成分の容積比率は50:50とし両成分は互いに相手
成分によって8分割されている。紡糸後95℃の熱水中
で4倍延伸し1.5デニールの延伸糸を得た。
更にスタッファボックスを通して機械捲縮を与え、11
0℃のネットコンベア式熱風貫通型乾燥機で15分間乾
燥し、45m+eに切断してステーブルとした。このス
テープルファイバーをローラーカード機にかけてウェブ
とし50kg/−の圧力水で3秒間処理して分割、交絡
させて不織布とした。
この不織布をポリ塩化ビニルフィルムと貼り合わせるた
め熱風加工機で200℃で処理した。
得られた人工皮革の裏面(不織布側)は風合いが軟らか
く十分な強度を有するものであった。
(比較例) B成分をポリプロピレンとした他は実施例と同様にして
不織布を作成しポリ塩化ビニルと貼り合わせを行ったが
不織布側はポリプロピレンが溶融し風合いの固いものに
出来上がった。
(効果) 本発明のポリメチルペンテンコポリマーとポリエチレン
テレフタレートより成る分割性複合繊維は疎水性で高強
力且つ耐熱性が良好であり、分割性にも優れているため
、塩ビレザーの裏打ち等の高温処理に耐える他、油水分
離用フィルター、油性ワイパー等広い用途に適している
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本発明複合繊維の構成単位の配置の
例を示す複合繊維断面図である。 1:A成分 2:B成分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メチルペンテンと他のα−オレフィンとからなり
    融点が210〜245℃、ロックウェル硬度Rが60≦
    Rの範囲にあるポリメチルペンテンコポリマーをA成分
    、ポリエチレンテレフタレートをB成分とし繊維断面に
    おいてA、B両成分のうち少なくとも一成分は2個以上
    に分割されて各々が繊維断面の構成単位となっており、
    各構成単位は互いに異なる成分の構成単位と隣接してい
    ることを特徴とする分割性複合繊維。
  2. (2)メチルペンテンと他のα−オレフィンとからなり
    融点が210〜245℃、250〜320℃の温度での
    メルトフローレート(加重2169g)が30〜150
    g/10mm、ロックウェル硬度Rが60≦Rの範囲に
    あるポリメチルペンテンコポリマーをA成分、ポリエチ
    レンテレフタレートをB成分としA、B両成分のうち少
    なくとも一成分は2個以上に分割して各々を繊維断面の
    構成単位とし、各構成単位は互いに異なる成分の構成単
    位と隣接させるように配列して紡糸温度250〜320
    ℃で溶融複合紡糸し2倍以上に延伸することを特徴とす
    る分割性複合繊維の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05186911A (ja) * 1992-01-09 1993-07-27 Daiwabo Create Kk スルホン化極細繊維集合体およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05186911A (ja) * 1992-01-09 1993-07-27 Daiwabo Create Kk スルホン化極細繊維集合体およびその製造方法

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