JPH03193048A

JPH03193048A - 使い捨ておむつ

Info

Publication number: JPH03193048A
Application number: JP1333496A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Aida; 合田　淳; Toshiaki Ishimura; 石村　敏明; Osamu Moriura; 理森浦; Kenji Nakaoka; 健次中岡
Original assignee: Toyo Eizai KK
Current assignee: Livedo Corp
Priority date: 1989-12-22
Filing date: 1989-12-22
Publication date: 1991-08-22
Anticipated expiration: 2013-12-02
Also published as: JP2831760B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はウェスト部に改良を加えた使い捨ておむつに関
し、詳細には該ウェスト部からの尿又は便の漏出防止に
優れた効果を発揮する使い捨ておむつに関するものであ
る。

［従来の技術］使い捨ておむつとしては透水性シートと封水性シートの
間に、粉砕パルプに高吸収性樹脂材料等を混ぜた吸収体
を装填したものが汎用されている。第７図は使い捨てお
むつのウェスト部５の構造例を示す縦断面説明図であり
、封水性シート２と透水性シート３の間にはおむつ幅方
向に沿って帯状のバリアシート５２が、吸収体４の一部
を被覆する様に配設され、該バリアシート５２は適所で
透水性シート３及び／又は封水性シート２に接着される
。また該ウェスト部５の上端部には前記封水性シート２
及びバリアシート５２の間におむつ幅方向に沿って弾性
を有する帯状の弾性材５３が添設され、伸縮自在なギヤ
ザ一部を構成している。

上記構造のウェスト部５においては、尿等がウェスト部
５の端部側へ流れ出るのをバリアシート５２によって抑
止することはできるものの、前記ギヤザ一部では、着用
者の姿勢変更等に対応して十分な密着性を確保すること
はできず、該ウェスト部５より尿や便の漏出を引き起こ
すことがあった。そこでこの漏出を防止するため、第８
図（断面説明図）に示す様な構造の使い捨ておむつが考
え出されている。すなわちウェスト部５の端部には封水
性シート２と透水性シート３の間に弾性材５１．５１を
添着してギヤザ一部を形成すると共に、上記透水性シー
ト３の表面上に別の帯状シート材１０をおむつ幅方向に
沿って接着する。

そして該シート材１０の自由端側１０ａには弾性部材１
１を添着し、該弾性部材１１を着用者の胴部皮膚面に密
着させ、透水性シート３の表面上にポケット状の漏出防
止構造を形成している。

［発明が解決しようとする課題］上記シート材１０を設けることによってウェスト部５よ
り尿等が漏出するのをある程度防止できる様になるが、
該シート材１０は吸収体４より離れた位置に設けられて
いるので、漏出をくい止めた尿等を速やかに吸収体４へ
吸収させてしまうことはできず、この尿はポケット状の
シート材１０裏面で貯留されたり、或は幅方向に流れて
着用者に不快感を与えることがあった。これを防止する
ためにシート材１０の接着層５１ｂを吸収体４側へ接近
させることも考えられるが、吸収体４の側縁部にシート
材１０を添着した場合、弾性部材１１の収縮作用によっ
て透水性シート３がこの添着部分において浮き上がる様
に挙動し、該添着部分の下を尿等が流れることになり、
漏出を防止できなくなってしまう。

他方透水性シート３の表面上に他のシート材１０を添着
することによって美観が損われると共に、上記シート材
１０を撥水性シートで形成するときには、皮膚と該撥水
性シートが直接密着することになり、むれ等の不快感を
着用者に与えることとなる。

そこで本発明者らは、着用者に不快感を与えることなく
、しかもウェスト部における尿又は便の漏出を確実に防
止することのできる使い捨ておむつを提供する目的で研
究を重ね、本発明を完成し［課題を解決するための手段
］上記目的を達成し得た本発明は、使い捨ておむつのウェ
スト部における透水性シートと封水性シートの間には中
間シート材が該おむつの幅方向に沿って介設され、該中
間シート材の一部が前記吸収体の長手方向端部側縁で透
水性シート及び／又は封水性シートに接着されると共に
、前記中間シート材には伸縮自在な弾性部材がおむつ幅
方向に引張状態で添設され、少なくとも前記弾性部材添
設部分の両端部は上記透水性シート及び／又は封水性シ
ートに接着されてなることを要旨とするものである。

［作用及び実施例コ第１図は本発明の代表的な実施例を示す平面図、第２図
は第１図のＩＩ　−ＩＩ線断面矢視図である。使い捨て
おむつ１は透水性シート３と封水性シート２及びこれら
のシートの間に装填された吸収体４からなる。ウェスト
部５においては封水性シート２と透水性シート３の間に
中間シート材７が介設される。該中間シート材７はおむ
つ長手方向へ折返され、封水性シート側の折返し部７ａ
は吸収体４の側縁で接着層７２を介しておむつ幅方向に
沿って封水性シート２と接着されると共に、該折返し部
７ａの先端側は、吸収体４と重ねられる部分で接着層７
３を介して透水性シート３と接着される。上記中間シー
ト材７としては例えば不織布やプラスチックフィルムシ
ートを用い、接着層７２．７３等を形成する接着剤とし
てはポットメルト接着剤等を使用する。

方透水性シート３側の折返し部の７ｂの先端はさらに折
返して袋体部７Ｃを形成し、該袋体部７ｃの内部にはお
むつ幅方向に引張した状態の弾性部材７１．７１を添設
する。すなわち該弾性部材７１．７１は袋体部７Ｃ内に
おいて接着剤層７１ａによって連続的又は間欠的に添着
される。

ざらに該袋体部７Ｃは少なくともその幅方向両端部（第
３図の符号７１ａ、参照）において透水性シート３に接
着される。なおこの接着は袋体部７Ｃの長さ方向の全域
に及ぶものであっても良く、或は両端部のみ接着させる
場合においては封水性シート２又は透水性シート３のい
ずれかに接着するものや両シートに共に接着するもので
あっても良い。

この様な構造のウェスト部５においては、第３図に示す
様に前記弾性部材７１．７１の収縮力によって中間シー
ト材７の折返し部７ｂ先端部でギヤザ一部を形成しつ・
つ、透水性シート３を立上る様に押し上げる。このとき
中間シート材７の折返し部７ａは接着層７２及び７３の
間において透水性シート３を引張る様に封水性シート２
側へ保持するので、接着層７３よりおむつ長手方向の中
央側では透水性シート３が浮き上がる様にたるんでしま
うことはない。すなわち前記中間シート材７及び弾性部
材７１．７１は透水性シート３内でおむつ幅方向に立体
的なバリア部Ｇを形成し、前記弾性部材７１．７１はお
むつ着用者の胴回りに密着する様に挙動する。従って尿
や軟便は鎖線矢印Ｒに示す様に中間シート月７等によっ
て流出が阻止されると共に、そのすぐ近くに存在する吸
収体４に速やかに吸収されてしまうことになる。特に中
間シート材７をポリプロピレンシート等のプラスチック
フィルムで形成したときには、この漏出はほぼ完全に防
止される。他方おむつ着用者には前記中間シート材７や
弾性部材７１が直接接触することはなく、透水性シート
３を介して接触することとなるので、着用者に不快感を
引き起こすこともない。

第４図は本発明の他の実施例を示す断面図であり、弾性
部材７１ｂとして断面矩形の帯状のものを使用すると共
に、中間シート材７は折返し方向を第２図の例とは逆と
し、弾性部材７１ｂは折返し部７ｂと透水性シート３の
間に接着剤層７１ａによって直接添着したものである。

また第５図に示す例は、中間シート材の折返し部７ｂと
透水性シート３の間には弾性部材７１゜７１を介設して
直接接着すると共に、折返し部７ａはウェスト部５の端
縁まで延設して透水性シート３及び封水性シート２の間
に接着する。さらにこの端縁には別の弾性材５１．・・
・をおむつ幅方向に引張状態で添着し、別のウェストギ
ヤザーを形成し、破線に示すバリア部Ｇと該ギヤザ一部
によって尿等の漏れ出しを２重に防ぐ様に構成したもの
である。

さらに第６図に示す例は接着層７２．７３を接近させて
中間シート材７を挟んで吸収体４の端縁に隣接して接着
し、この接着部分よりおむつウェスト部５に向けて延設
される中間シート材７に弾性部材７１を挟んで透水性シ
ート３に添着してなるものである。またウェスト部５の
端部側のギヤザ一部には帯状の弾性部材５３が使用され
ている。

上記の実施例の様に弾性部材７１はおむつ幅方向に真直
ぐに配設するものだけでなく、斜めに傾けたものや湾曲
（第１図の符号７１Ａを参照）又は屈曲させたものであ
っても良く、特に第１図の符号７１Ａの様におむつ端部
側へ向けて凸形に配設したものについては、弾性部材７
１が直線状に戻ろうとすることによってバリア部Ｇを中
央側に凹状とし、尿等の漏出防止効果をより一層高める
ことができる様になる。

［発明の効果］本発明は以上の様に構成され、透水性シートの内側でバ
リア部を形成するので、着用者に不快感を与えることは
なくなった。また該バリア部は封水性シートより離れて
浮き上がってしまうことはないので、尿や便等の漏れ出
しを可及的に防止することができ、しかも該バリア部で
漏れ出しを止められた尿等は該バリア部に隣接する吸収
体に速やかに吸収してしまうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の代表的な実施例を示す平面図、第２図
は第１図のＩＩ　−ＩＩ線断面矢視図、第３図は第２図
の使用状態を示す一部断面斜視図、第のウェスト部を示
す断面説明図である。１・・・使い捨ておむつ　２・・・封水性シート３・・
・透水性シート　　４・・・吸収体５・・・ウェスト部
　　　６・・・テープファスナー７・・・中間シート材８・・・股ギヤザー１０・・・シート材１１・・・弾性部材５１・・・弾性材７１・・・弾性部材１ａ１ｂ５３、ａ、５３ｂ、７１ａ７２．７３．７４・・・接着層

Claims

【特許請求の範囲】

　透水性シート及び封水性シートの間に吸収体が装填さ
れてなる使い捨ておむつであって、該使い捨ておむつの
ウェスト部における透水性シートと封水性シートの間に
は中間シート材が該おむつの幅方向に沿って介設され、
該中間シート材の一部は前記吸収体の長手方向端部側縁
で透水性シート及び／又は封水性シートに接着されると
共に、前記中間シート材には伸縮自在な弾性部材がおむ
つ幅方向に引張状態で添設され、少なくとも前記弾性部
材添着部分の両端部は上記透水性シート及び／又は封水
性シートに接着されてなることを特徴とする使い捨てお
むつ。