JPH0319288A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH0319288A
JPH0319288A JP1155216A JP15521689A JPH0319288A JP H0319288 A JPH0319288 A JP H0319288A JP 1155216 A JP1155216 A JP 1155216A JP 15521689 A JP15521689 A JP 15521689A JP H0319288 A JPH0319288 A JP H0319288A
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JP
Japan
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layer
electric field
apd
multiplication
avalanche
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Pending
Application number
JP1155216A
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English (en)
Inventor
Masanori Ito
正規 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光半導体装置に係り、詳しくは、アバランシ
エ・フォト・ダイオード(AvalancheP ho
to  D iode:以下APDという)と称される
光半導体装置に関する。
一般に、APDは光吸収層とアバランシェ増幅領域から
なるフォトダイオードであり、PINフォトダイオード
に増幅機能を持たせた受光素子である。APDでは、入
射した光を吸収層で吸収してキャリアを発生させるとと
もに、このキャリアを電界に当てて加速し、結晶格子に
衝突させて新たなキャリアを生戒するアバランシェ過程
を繰り返すことによって、大きな出力電流を得ている.
また、PINフォトダイオードと同様に逆バイアスを印
加したときに、キャリアを発生させる光収集領域が殆ん
ど空乏層化されるため応答性に優れている。
このようなAPDの場合、上記キャリアとして電子又は
正孔があるが、増倍頌域を形成している材料のイオン化
率比が大きいキャリアを注入する方がより低雑音、高速
応答性が得られる。したがって、これら各特性の向上を
図るため、イオン化率比の良い様々な材料で各種の構造
のものが提案されている。
〔従来の技術〕
APDでは、逆バイアス電圧が印加された状態で、空乏
層の一部に高電界のアバランシェ領域が設けてあり、光
にまり生威されたキャリアがこの領域に注入されると、
キャリアは高電界で加速されて十分なエネルギーを得て
、衝突イオン化により他の電子・正孔対を生或する。こ
の生戒された電子・正孔対がさらに加速されて次々と電
子・正孔対を生威することにより、アバランシエ増倍が
起こる。
APDのアバランシエ増倍を支配する最も重要なパラメ
ータはキャリアのイオン化係数である。
イオン化係数はそのキャリアが1c1l進む間に衝突イ
オン化を起こす回数で表され、これは、結晶材料、結晶
の方位、電界強度、温度、キャリアの種類などに依存す
る.通常、電界Eが場所Xの関数E (x)となること
から、電子のイオン化係数はα(E)またはα(X)、
正孔のそれはβ(E)またはβ(X)で表されるが、こ
こでは説明の都合上単にα、βで表すことにする。
従来のイオン化注入型1nGaAsAPDについてアバ
ランシェ増倍領域の設計を行うときはイオン化率α、β
を次式■■のように計算している.で表され、これから
降伏条件は 1 ・・・・・・■ で与えられ、Mn−+■のとき■式の値は1になる。
同様に、X=Wで正孔注入のみがあったとき、増倍率M
pは 但し、PN接合の電界 また、該増倍領域の幅をWとするとき高電界領域のx−
0で電子注入のみがあったとき、増倍率Mnは J Mn=         ・・・・・・■Jn  (o
) 但し、JP:正札の電流 で表され、これから降伏条件は 1 ・・・・・・■ で与えられ、Mp→■のとき■式の・値は1になる。
上記のようにα、βを別々に考えて増倍領域を決定して
いる. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような従来のAPDにあっては、イ
オン化率α、βを別々に考えてアバランシエ増倍領域を
算出していたため、イオン注入深さに対して最適なドー
ズ量が決まらなかった.例えば、GaAs結晶へのn形
イオン注入にはS tSs,Se..Teなどがあるが
、一般にはSiを選ぶ場合が多く、従来の設計法により
GB積(Gain Bandwidth)の向上をねら
う場合、注入深さとドーズ量の関係は思考錯誤的になら
ざるを得す、画一的な性能向上が図れないという問題点
があった. そこで本発明は、イオン注入深さに対して最適ドーズ量
を簡単に求めてGB積を見積り、画一的に性能向上を図
ることのできる光半導体装置を提供することを目的とし
ている. 〔課題を解決するための手段〕 本発明による光半導体装置は上記目的達戒のため、吸収
・増倍領域を分離し、増倍領域にイオン注入あるいはド
ープのうち少なくとも1つ以上の処理により不純物を注
入して高電界領域を形成し、該高電界領域でアバランシ
エ増倍を行うようなAPDを構威する光半導体装置にお
いて、前記アバランシェ増倍に関連するキャリアのイオ
ン化係数に基づいて疑似イオン化率を求め、該疑似イオ
ン化率を用いてアバランシエの降伏条件より等価増倍層
幅を算出し、等価増倍層幅に基づいてGB積を見積り、
これから前記高電界領域を形成するための不純物領域の
深さとチャージ量を決定してAPDを構成するようにし
ている. 〔作用〕 本発明では、疑似イオン化率を用いて、アバランシェの
降伏条件より等価増倍層幅が算出され、等価増倍層幅に
基づいてGB積が見積られ、これから高電界領域を形戒
するための不純物領域の深さとチャージ量を決定してA
PDが構威される.したがって、GB積の算出に際して
等価増倍層幅を考慮するのみでよく、その見積りが簡単
に行えて、APDの画一的な性能向上が図られる.〔実
施例〕 以下、本発明を図面に基づいて説明する.第1〜4図は
本発明に係る光半導体装置の一実施例を示す図である.
第1図は本発明のδドープ型のInGaAsAPDの断
面図であり、この図において、1はAuGeからなる電
極、2はInPからなるn゛基板、3はI nGaAs
からなり厚さが2μm程度の吸収層、4はInGaAs
Pからなり厚さが0.1μmのバッファ層、5はInP
からなり厚さが1.5μm程度の増倍層(増倍領域)、
6はp゛の受光部、7はAuZnからなる電極、8は増
倍層5中にSiをドープ(δドーブという)した高電界
領域である.また、中心付近における増倍層5およびバ
ッファ層4部分(InP / I n G a A s
 P部分)の降伏電圧と周辺部の増倍層5の降伏電圧の
差を利用してガードリング9が形成され、暗電流の低減
と均質な降伏による高い増倍率が得られるようになって
いる.ここで、本実施例では第1図の構造のAPDを設
計する際に疑似イオン化率(quasiイオン化率)α
qを用いて増倍層5における等価増倍層幅δWおよび降
伏条件αqδw=1より接合の最大電界が算出される.
電子および正孔のイオン化係数のα、βと疑似イオン化
率αqとの関係は次式で示される。
αq−Aq  exp  (−Bq/E)セ α、β、αqと1/Eとの関係(電界依存性)は第2図
のように示される. また、第3図(a)は各層のキャリア濃度分布を示し、
同図(b)はこれに対応して電界分布を示す図である.
等価増倍層幅δWと疑似イオン化率αqの関係は δW W ・・・・・・■ Vm −60v (見積り値)に設定すると、となる.
いま、ヘテロ電界値E,をET−200 KV/ell
とすると、リーチスルー電圧Vrt (倍増層をつき抜
ける電圧)と増倍層5におけるS1のドーズ量(高電界
領域8を造る量)Qnとの関係はq Vrtw − Qn  δW ・・・・・・[相]ε となる。
また、第3図の関係からETを用いて最大電界Ea*a
xを求めると、 として与えられる.したがって、ヘテロ電界値をトンネ
ル電流を十分小さく(例えば10− ’ A /cd以
下の値)抑えられる値(=200 K V /ci+)
に選ぶことにより、イオン注入深さδW(光の入射方向
の受光部6からの深さを指す)に対して高電界領域8を
造るためのStの最適なドーズ量Qnが決まる.これか
ら、各注入深さに対して最適なドーズ量QnのSiを受
光部6に注入して高電界領域8が形成される.このよう
にして注入したドーズ量QnによりGB積の見積りは、
次のように簡単に計算できる. 1 但し、Vs =1.7 XIO’ as/s(キャリア
の飽和速度) N:キャリア濃度 また、吸収層3のパラメータとしてキャリア濃度はNt
 = 5 XIOI−Sell−”である他、W,一δ
W雪2μm v7ζ20v w=2.66μm V−26v に設定される. 以上の構成において、いまAPDに対して逆バイアス電
圧が印加された状態で受光部6に光が照射されると、上
部の増倍層5はウィンド層で光が透過し吸収層3で吸収
される.そして、受光部6と高電界領域8との間の増倍
層5においてアバランシェ増倍されて光電流が前記のG
B積で増幅され、外部に取り出される。
この場合、本実施例ではGB積の算出に際し前記@@式
から等価増倍層幅δWを考慮するのみでよく、従来のよ
うにSiの注入深さとドーズ量の関係を思考錯誤的に算
出する必要がない。したがって、GB積の見積りが簡単
に行え、画一的な性能向上を図ることができる。
APDの構造設計に関する各パラメータの具体的数値に
ついては次の通りであり、このときGB=50(d{Z
を得ている。また、各パラメータの関係,は第4図の通
りである。
Ema x−700 KV/Cll E T =200 K V /c1l δW雪0.2μm Q n − 3 XIO”CI−z W7=2μm No = 5 XIQ”am−’ (Nllは結晶のバックグラウンド濃度)k−1.3 なお、本発明の適用は上記実施例のようなδドープ型の
APDに限るものではなく、例えばイオン注入型のAP
Dであっても適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、イオン注入深さに対して最適ドーズ量
を簡単に求めてGB積を見積ることができ、画一的に性
能向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜4図は本発明に係る光半導体装置の一実施例を
示す図であり、 第l図はその断面図、 第2図はその電界依存性を示す図、 第3図はその構造と電界分布の関係を示す図、第4図は
その各パラメータの関係を示す図である。 1・・・・・・電極、 入射光 ↓ 綽  一大 −実施例の電界依存性を示す図 第2図 2・・・・・・n″基板、 3・・・・・・吸収装置、 4・・・・・・バッファ装置、 5・・・・・・増倍層、 6・・・・・・受光部、 7・・・・・・電極、 8・・・・・・高電界領域、 9・・・・・・ガードリング、 αq・・・・・・疑似イオン化率、 δW・・・・・・等価増倍層幅、 α、β・・・・・・イオン化係数、 Qn・・・・・・ドーズ量。 jw 距離一一争 −実施例のAPDの構造と電界分布の関係を示す図第3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 吸収・増倍領域を分離し、増倍領域にイオン注入あるい
    はドープのうち少なくとも1つ以上の処理により不純物
    を注入して高電界領域を形成し、該高電界領域でアバラ
    ンシェ増倍を行うようなAPDを構成する光半導体装置
    において、 前記アバランシェ増倍に関連するキャリアのイオン化係
    数に基づいて疑似イオン化率を求め、該疑似イオン化率
    を用いてアバランシェの降伏条件より等価増倍層幅を算
    出し、 等価増倍層幅に基づいてGB積を見積り、これから前記
    高電界領域を形成するための不純物領域の深さとチャー
    ジ量を決定してAPDを構成するようにしたことを特徴
    とする光半導体装置。
JP1155216A 1989-06-15 1989-06-15 光半導体装置 Pending JPH0319288A (ja)

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JP1155216A JPH0319288A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 光半導体装置

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