JPH0318B2 - - Google Patents
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- JPH0318B2 JPH0318B2 JP60227895A JP22789585A JPH0318B2 JP H0318 B2 JPH0318 B2 JP H0318B2 JP 60227895 A JP60227895 A JP 60227895A JP 22789585 A JP22789585 A JP 22789585A JP H0318 B2 JPH0318 B2 JP H0318B2
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Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はビスケツトやクラツカー等の可食セン
ターの表面にチヨコレート,カラーチヨコレー
ト,ホワイトチヨコレート等の油脂性菓子生地を
薄く均一な厚さで被覆することよりなる油脂性菓
子生地被覆食品の製造方法に関するものである。
ターの表面にチヨコレート,カラーチヨコレー
ト,ホワイトチヨコレート等の油脂性菓子生地を
薄く均一な厚さで被覆することよりなる油脂性菓
子生地被覆食品の製造方法に関するものである。
チヨコレート,カラーチヨコレート,ホワイト
チヨコレート等の油脂性菓子生地をビスケツトや
クラツカー等の中心物体(センター)となる食品
の上面または全面に被覆した食品は様々の色調,
風味の油脂性菓子生地と様々な風味の中心食品と
の組み合わせにより消費者に非常に興趣をもたら
すものである。
チヨコレート等の油脂性菓子生地をビスケツトや
クラツカー等の中心物体(センター)となる食品
の上面または全面に被覆した食品は様々の色調,
風味の油脂性菓子生地と様々な風味の中心食品と
の組み合わせにより消費者に非常に興趣をもたら
すものである。
従来ビスケツト,クラツカー等の中心食品の上
にチヨコレート,カラーチヨコレート,ホワイト
チヨコレート等の油脂性菓子生地を被覆する方法
としては、全面または片面のみを被覆する機構を
有するエンローバーと呼ぱれる装置を用いるのが
一般的である。即ち連続的に循環運行する金網コ
ンベアー上にセンターを載置し、金網コンベアー
上方に配設した底部に適宜間隔のスリツトを有す
る油脂性菓子生地ホツパー内に調温済みの油脂性
菓子生地を供給し、スリツトを通して油脂性菓子
生地をカーテン状に自重流下させ、この中を通過
させることにより中心食品の上面を該生地で被覆
する方法である。また、必要により底面をも被覆
する場合には、さらに金網コンベアー直下に配設
した平滑ロールにより金網コンベアー上に盛り上
げた油脂性菓子生地を該中心食品の下面に付着さ
せて被覆し、次いで該油脂性菓子生地被覆食品の
上方より温風を吹き付け、さらに金網コンベアー
を振動させて該センターの側面及び下面より余剰
の油脂性菓子生地を払い落し、しかる後、該油脂
性菓子生地被覆食品を金網コンベアーより次のベ
ルトコンベアー上に移行せしめて冷却トンネル内
を通過させ、該油脂性菓子生地被覆食品を冷却固
化させる方法がある。その他に、それ程一般的で
はないが、エンローバー装置内の金網コンベアー
の上方から油脂性菓子生地を噴霧してその上面を
被覆する方法も行われている。さらに、特公昭58
−53897号はフローパンより流下する油脂性菓子
生地を下方に約45゜傾斜させた板状のカーテンプ
レート上に落し、次いで該プレート上を流下させ
つつ生地の流れ幅を広げてフローパンからの流下
の際に生じ易い生地カーテンの切目の生成を防止
し、該プレート下端より油脂性菓子生地をカーテ
ン状に流下させて中心食品の上面を被覆する装置
を開示している。
にチヨコレート,カラーチヨコレート,ホワイト
チヨコレート等の油脂性菓子生地を被覆する方法
としては、全面または片面のみを被覆する機構を
有するエンローバーと呼ぱれる装置を用いるのが
一般的である。即ち連続的に循環運行する金網コ
ンベアー上にセンターを載置し、金網コンベアー
上方に配設した底部に適宜間隔のスリツトを有す
る油脂性菓子生地ホツパー内に調温済みの油脂性
菓子生地を供給し、スリツトを通して油脂性菓子
生地をカーテン状に自重流下させ、この中を通過
させることにより中心食品の上面を該生地で被覆
する方法である。また、必要により底面をも被覆
する場合には、さらに金網コンベアー直下に配設
した平滑ロールにより金網コンベアー上に盛り上
げた油脂性菓子生地を該中心食品の下面に付着さ
せて被覆し、次いで該油脂性菓子生地被覆食品の
上方より温風を吹き付け、さらに金網コンベアー
を振動させて該センターの側面及び下面より余剰
の油脂性菓子生地を払い落し、しかる後、該油脂
性菓子生地被覆食品を金網コンベアーより次のベ
ルトコンベアー上に移行せしめて冷却トンネル内
を通過させ、該油脂性菓子生地被覆食品を冷却固
化させる方法がある。その他に、それ程一般的で
はないが、エンローバー装置内の金網コンベアー
の上方から油脂性菓子生地を噴霧してその上面を
被覆する方法も行われている。さらに、特公昭58
−53897号はフローパンより流下する油脂性菓子
生地を下方に約45゜傾斜させた板状のカーテンプ
レート上に落し、次いで該プレート上を流下させ
つつ生地の流れ幅を広げてフローパンからの流下
の際に生じ易い生地カーテンの切目の生成を防止
し、該プレート下端より油脂性菓子生地をカーテ
ン状に流下させて中心食品の上面を被覆する装置
を開示している。
在来の通常のエンローバーによる被覆では、中
心食品を被覆したもの以外の余剰の油脂性菓子生
地を風の吹き付けや振動またはタツピングにより
除去するので、使用しうる油脂性菓子生地は粘度
10000〜30000cps程度の極めて低粘度の生地に限
定される。そして低粘度の生地とするには、ココ
アバターやココアバターの代用脂等の高価な原料
の配合量を増やさねばならないので、製品は高コ
ストにならざるを得ない。さらに、余剰生地を除
去する際に風の吹き付けを行うと、中心食品に被
覆した油脂性菓子生地上に風の吹き付けた跡が残
つて中心食品の表面形状や模様とは全くかけはな
れた外観を呈することになり好ましくない。次い
で、ネツトコンベアーの振動により、さらに余剰
生地を除去すると同時に風の吹き付け跡をある程
度軽減して滑らかな被覆状態にすることが出来る
が、油脂性菓子生地の一部は中心食品の凹部に流
れ込んで留るため、中心食品の形状とは趣を異に
する外観を呈する様になる。そして振動により金
網コンベアー上の製品はころがり状態となつて整
列配置が乱れ、極端な場合には製品同士が付着し
或いは転倒するので、中心食品同士はかなりの間
隔をあけて整列せねばならず、製造効率も悪い上
に不良品の発生率も大きい。
心食品を被覆したもの以外の余剰の油脂性菓子生
地を風の吹き付けや振動またはタツピングにより
除去するので、使用しうる油脂性菓子生地は粘度
10000〜30000cps程度の極めて低粘度の生地に限
定される。そして低粘度の生地とするには、ココ
アバターやココアバターの代用脂等の高価な原料
の配合量を増やさねばならないので、製品は高コ
ストにならざるを得ない。さらに、余剰生地を除
去する際に風の吹き付けを行うと、中心食品に被
覆した油脂性菓子生地上に風の吹き付けた跡が残
つて中心食品の表面形状や模様とは全くかけはな
れた外観を呈することになり好ましくない。次い
で、ネツトコンベアーの振動により、さらに余剰
生地を除去すると同時に風の吹き付け跡をある程
度軽減して滑らかな被覆状態にすることが出来る
が、油脂性菓子生地の一部は中心食品の凹部に流
れ込んで留るため、中心食品の形状とは趣を異に
する外観を呈する様になる。そして振動により金
網コンベアー上の製品はころがり状態となつて整
列配置が乱れ、極端な場合には製品同士が付着し
或いは転倒するので、中心食品同士はかなりの間
隔をあけて整列せねばならず、製造効率も悪い上
に不良品の発生率も大きい。
また、油脂性菓子生地の圧縮空気を利用した噴
霧装置をエンローバー内に設置したのは、中心食
品の上面に均一に薄く被覆出来るので、余剰生地
の風の吹き付けや振動による除去を行うことなく
好適に使用出来るが、油脂性菓子生地の噴霧状態
を均一に実施出来る生地は粘度約10000cps程度以
下の極めて低粘度の場合に限られる上に油脂性菓
子生地中のダマや粗い粒子により噴霧ノズルに目
づまりを生ずるために、故障頻度が大となる欠点
がある。しかも、均一な被覆を行うには噴霧ノズ
ルが複数必要で装置が高価になると共に、噴霧チ
ヤンバー内に油脂性菓子生地の霧が充満してしま
うため、作業者が該チヤンバー内を通過する中心
食品への被覆状態を観察しながら噴霧ノズルの調
整を行うことは不可能であり、都度運転を停止し
てノズルの調整を行わねばならない。さらに、エ
ンローバーの金網コンベアーは金網上の余剰生地
を自重流下させて除去するので、構造としては優
れているが、完全な掃除機能を持つていない。そ
のため、金網上には少量の油脂性菓子生地が常に
付着しており、それが中心食品の底面に付着移行
するので、食品の上面のみ被覆したい場合に、底
面の汚れをもたらすという欠点がある。
霧装置をエンローバー内に設置したのは、中心食
品の上面に均一に薄く被覆出来るので、余剰生地
の風の吹き付けや振動による除去を行うことなく
好適に使用出来るが、油脂性菓子生地の噴霧状態
を均一に実施出来る生地は粘度約10000cps程度以
下の極めて低粘度の場合に限られる上に油脂性菓
子生地中のダマや粗い粒子により噴霧ノズルに目
づまりを生ずるために、故障頻度が大となる欠点
がある。しかも、均一な被覆を行うには噴霧ノズ
ルが複数必要で装置が高価になると共に、噴霧チ
ヤンバー内に油脂性菓子生地の霧が充満してしま
うため、作業者が該チヤンバー内を通過する中心
食品への被覆状態を観察しながら噴霧ノズルの調
整を行うことは不可能であり、都度運転を停止し
てノズルの調整を行わねばならない。さらに、エ
ンローバーの金網コンベアーは金網上の余剰生地
を自重流下させて除去するので、構造としては優
れているが、完全な掃除機能を持つていない。そ
のため、金網上には少量の油脂性菓子生地が常に
付着しており、それが中心食品の底面に付着移行
するので、食品の上面のみ被覆したい場合に、底
面の汚れをもたらすという欠点がある。
また、前記特公昭58−53897号の方法では、ベ
ルト上に載置したビスケツト等の中心食品にカー
テンプレートよりカーテン状の油脂性菓子生地を
流下させて被覆するので、装置の構造は比較的簡
単で取扱いも容易ではあるが、流動性の大きい油
脂性菓子生地を使用する方法であり、エンローバ
ーの場合と同様に粘度10000〜20000cps程度の極
めて低粘度の油脂性菓子生地に限定される。しか
も、この方法で粘度20000cps程度の生地で中心食
品を被覆すると、被覆生地の厚さは1.4mm程度、
粘度10000cps程度の低粘度の生地で1.2〜1.3mm程
度の厚さとなり、通常のエンローバーで被覆する
場合の0.5〜0.8mm程度の被覆厚に比し、はるかに
厚くなる。そして、装置の構造上、随時油脂性菓
子生地の被覆量を調整することは全く不可能であ
る。さらに、油脂性菓子生地で被覆された食品と
連続してベルト上に被覆した生地とを分離する方
法については全く言及されていないのである。
ルト上に載置したビスケツト等の中心食品にカー
テンプレートよりカーテン状の油脂性菓子生地を
流下させて被覆するので、装置の構造は比較的簡
単で取扱いも容易ではあるが、流動性の大きい油
脂性菓子生地を使用する方法であり、エンローバ
ーの場合と同様に粘度10000〜20000cps程度の極
めて低粘度の油脂性菓子生地に限定される。しか
も、この方法で粘度20000cps程度の生地で中心食
品を被覆すると、被覆生地の厚さは1.4mm程度、
粘度10000cps程度の低粘度の生地で1.2〜1.3mm程
度の厚さとなり、通常のエンローバーで被覆する
場合の0.5〜0.8mm程度の被覆厚に比し、はるかに
厚くなる。そして、装置の構造上、随時油脂性菓
子生地の被覆量を調整することは全く不可能であ
る。さらに、油脂性菓子生地で被覆された食品と
連続してベルト上に被覆した生地とを分離する方
法については全く言及されていないのである。
本発明者等は上記した従来技術の諸欠点をなく
し、均一な厚さの油脂性菓子生地でピスケツトや
クラツカー等の中心食品の全体をその本来の形状
を損うことなく被覆する簡便な方法及びその装置
について検討した結果、油脂性菓子生地のカーテ
ンを連続循環運行するベルトコンベア及び該コン
ベア上に載置した中心食品の上面に流下する方法
により粘度に全く関係なく油脂性菓子生地を任意
の均一な厚さで被覆出来、しかも風の吹き付けや
振動等による余剰生地の除去を全く必要とせずに
中心食品の本来の形状をそのまま留めた外観のす
ぐれた被覆製品を製造し、次いで該被覆製品を適
宜な間隔を持たせて直列配置した後段のベルトコ
ンベ上に移行させ、前段のコンベア上に被覆した
油脂性菓子生地はそのまま反転移行させることに
より中心食品とベルトコンベア上に被覆した余剰
生地とを容易に、かつ完全に分離出来ることを確
かめ、さらに検討を重ねて本発明を完成するに到
つた。
し、均一な厚さの油脂性菓子生地でピスケツトや
クラツカー等の中心食品の全体をその本来の形状
を損うことなく被覆する簡便な方法及びその装置
について検討した結果、油脂性菓子生地のカーテ
ンを連続循環運行するベルトコンベア及び該コン
ベア上に載置した中心食品の上面に流下する方法
により粘度に全く関係なく油脂性菓子生地を任意
の均一な厚さで被覆出来、しかも風の吹き付けや
振動等による余剰生地の除去を全く必要とせずに
中心食品の本来の形状をそのまま留めた外観のす
ぐれた被覆製品を製造し、次いで該被覆製品を適
宜な間隔を持たせて直列配置した後段のベルトコ
ンベ上に移行させ、前段のコンベア上に被覆した
油脂性菓子生地はそのまま反転移行させることに
より中心食品とベルトコンベア上に被覆した余剰
生地とを容易に、かつ完全に分離出来ることを確
かめ、さらに検討を重ねて本発明を完成するに到
つた。
すなわち本発明は適宜な間隔を置いて直列配列
した少なくとも二連の循環運行式ベルトコンベア
の上方に適宜間隔を置いて回転ロールを該コンベ
アの進行直交方行に設置すると共に該該回転ロー
ルの対向位置に固定ロールまたはスリツト付きプ
レートを配設し、油脂性菓子生地を該ロール間ま
たは該ロールとプレート間に供給することにより
該回転ロール表面に該油脂性菓子生地を均一な厚
さで連続付着させ、次いで該回転ロールの下部に
当接したスクレーパーで該生地を掻き取りカーテ
ン状に流下させ、該コンベア上に載置したビスケ
ツト等の中心食品の上面及び該コンベアの上に均
一な厚さで連続的に被覆したのち該油脂性菓子生
地被覆食品を後段のコンベアへ移送し、冷却トン
ネル中に移行させて該生地を冷却固化し、一方該
コンベアの上に被覆した油脂性菓子生地は該コン
ベアに付着させたまま反転移行させ、次いでコン
ベアに当接させたスクレーパーで掻き取ることを
特徴とする油脂性菓子生地被覆食品の製造方法で
ある。
した少なくとも二連の循環運行式ベルトコンベア
の上方に適宜間隔を置いて回転ロールを該コンベ
アの進行直交方行に設置すると共に該該回転ロー
ルの対向位置に固定ロールまたはスリツト付きプ
レートを配設し、油脂性菓子生地を該ロール間ま
たは該ロールとプレート間に供給することにより
該回転ロール表面に該油脂性菓子生地を均一な厚
さで連続付着させ、次いで該回転ロールの下部に
当接したスクレーパーで該生地を掻き取りカーテ
ン状に流下させ、該コンベア上に載置したビスケ
ツト等の中心食品の上面及び該コンベアの上に均
一な厚さで連続的に被覆したのち該油脂性菓子生
地被覆食品を後段のコンベアへ移送し、冷却トン
ネル中に移行させて該生地を冷却固化し、一方該
コンベアの上に被覆した油脂性菓子生地は該コン
ベアに付着させたまま反転移行させ、次いでコン
ベアに当接させたスクレーパーで掻き取ることを
特徴とする油脂性菓子生地被覆食品の製造方法で
ある。
次に、本発明の代表的実施例につき図面を用い
て以下に説明する。
て以下に説明する。
油脂性菓子生地1を通常の方法でテンパリング
(調温)し、1対の平滑ロール2,3上に載架し
たホツパー4内に供給する。平滑ロールは回転ロ
ール2と固定ロール3とから成り、回転ロール2
と固定ロール3の内部には油脂性菓子生地の固化
防止と調温状態保持の為に29〜30℃程度の調温水
が常時循環している。また、1対の平滑ロール
2,3の間の間隔は回転ロール2に付着し移行す
る油脂性菓子生地5の厚さを調節する様に随意調
節することが出来る。ホツパー4内の油脂性菓子
生地1は回転ロール2の回転と1対の平滑ロール
2,3の間隔による一定の厚さで回転ロール2の
表面に連続的に付着して移行する。そして回転ロ
ール2の下部表面に接線方向に当接させたスクレ
ーパー6で掻き取ると、回転ロール2に付着した
油脂性菓子生地5は自重により連続したカーテン
状によつて下方のベルトコンベア7の上に流下す
る。一方、供給コンベア8上に適宜な間隔を置い
て供給し載置された中心食品9はコンベア7上に
移行し、(供給コンベア8は省略し、前方に延長
したコンベア7の上に中心食品を載置しても良
い)、回転ロール2の下方へと移送され、上方よ
りカーテン状に流下する油脂性菓子生地はベルト
コンベア7及び中心食品9の上面を連続的に被覆
する。この被覆された食品14はベルトコンベア
7の端部に到達すると、ベルトコンベア7に付着
したまま適宜な間隔を設けて配置された後段のベ
ルトコンベア10上に移行し、そのまま冷却トン
ネル11内へと移送され冷却固化される。一方、
ベルトコンベア7上の中心食品相互9,9の間に
流下した油脂性菓子生地12はベルトコンベア1
0へと移行することなくベルトコンベア7に付着
したまま反転移行し、コンベア7の下方反転移行
部に設置したスクレーパー16によりベルトコン
ベア7の表面より掻き取られて余剰生地回収装置
13内に回収される。上記機構により油脂性菓子
生地被覆食品14とベルトコンベア7に付着した
油脂性菓子生地とは完全に分離され、油脂性菓子
生地被覆食品14だけが冷却トンネル11内へと
移行する。
(調温)し、1対の平滑ロール2,3上に載架し
たホツパー4内に供給する。平滑ロールは回転ロ
ール2と固定ロール3とから成り、回転ロール2
と固定ロール3の内部には油脂性菓子生地の固化
防止と調温状態保持の為に29〜30℃程度の調温水
が常時循環している。また、1対の平滑ロール
2,3の間の間隔は回転ロール2に付着し移行す
る油脂性菓子生地5の厚さを調節する様に随意調
節することが出来る。ホツパー4内の油脂性菓子
生地1は回転ロール2の回転と1対の平滑ロール
2,3の間隔による一定の厚さで回転ロール2の
表面に連続的に付着して移行する。そして回転ロ
ール2の下部表面に接線方向に当接させたスクレ
ーパー6で掻き取ると、回転ロール2に付着した
油脂性菓子生地5は自重により連続したカーテン
状によつて下方のベルトコンベア7の上に流下す
る。一方、供給コンベア8上に適宜な間隔を置い
て供給し載置された中心食品9はコンベア7上に
移行し、(供給コンベア8は省略し、前方に延長
したコンベア7の上に中心食品を載置しても良
い)、回転ロール2の下方へと移送され、上方よ
りカーテン状に流下する油脂性菓子生地はベルト
コンベア7及び中心食品9の上面を連続的に被覆
する。この被覆された食品14はベルトコンベア
7の端部に到達すると、ベルトコンベア7に付着
したまま適宜な間隔を設けて配置された後段のベ
ルトコンベア10上に移行し、そのまま冷却トン
ネル11内へと移送され冷却固化される。一方、
ベルトコンベア7上の中心食品相互9,9の間に
流下した油脂性菓子生地12はベルトコンベア1
0へと移行することなくベルトコンベア7に付着
したまま反転移行し、コンベア7の下方反転移行
部に設置したスクレーパー16によりベルトコン
ベア7の表面より掻き取られて余剰生地回収装置
13内に回収される。上記機構により油脂性菓子
生地被覆食品14とベルトコンベア7に付着した
油脂性菓子生地とは完全に分離され、油脂性菓子
生地被覆食品14だけが冷却トンネル11内へと
移行する。
本発明で被覆食品14の上面に被覆される油脂
性菓子生地1の厚さは該生地の粘度が大であると
厚くなる通常のエンローバーによる方法の場合と
は異なり、油脂性菓子生地1の粘度とは全く関係
がなく流動性のある90000cps程度以下の広範囲の
粘度の生地で同じ厚さの被覆を行うことが出来
る。これは生地の粘度に関係なく予め設定した回
転ロール2と固定ロール3との間隔により決まる
厚さで回転ロール2に生地が付着移行するためで
あり、スクレーパー6により掻き落される単位時
間当りの油脂性菓子生地量は所定量とすることが
出来、所定の厚さのカーテン状にして流下させる
ことが出来る。
性菓子生地1の厚さは該生地の粘度が大であると
厚くなる通常のエンローバーによる方法の場合と
は異なり、油脂性菓子生地1の粘度とは全く関係
がなく流動性のある90000cps程度以下の広範囲の
粘度の生地で同じ厚さの被覆を行うことが出来
る。これは生地の粘度に関係なく予め設定した回
転ロール2と固定ロール3との間隔により決まる
厚さで回転ロール2に生地が付着移行するためで
あり、スクレーパー6により掻き落される単位時
間当りの油脂性菓子生地量は所定量とすることが
出来、所定の厚さのカーテン状にして流下させる
ことが出来る。
それ故、本発明の方法によれば、中心食品に被
覆する油脂性菓子生地の厚さは1対の平滑ロール
2,3の間隔を大きくするかまたは回転ロール2
の速度を大きくした場合に、厚手の被覆となり、
逆に平滑ロール2,3の間隔を小さくしまたは回
転ロール2の速度を小さくした場合には、薄手の
被覆となる。一方、ロール面に付着した油脂性菓
子生地5を掻き取り、該生地をカーテン状に流下
させるスクレーパー6は刃厚が小さい程、油脂性
菓子生地の流下に対する抵抗が小さくなつて均一
な流下が行われるが、これが極端に薄すぎると、
ロール2の表面に付着した生地5がスクレーパー
6の下側にまわりこんでしまうため好ましくな
い。そこで、スクレーパー6の刃厚は通常、1対
の平滑ロール2,3の間隔の約1.5〜2倍程度と
するのが好ましい。
覆する油脂性菓子生地の厚さは1対の平滑ロール
2,3の間隔を大きくするかまたは回転ロール2
の速度を大きくした場合に、厚手の被覆となり、
逆に平滑ロール2,3の間隔を小さくしまたは回
転ロール2の速度を小さくした場合には、薄手の
被覆となる。一方、ロール面に付着した油脂性菓
子生地5を掻き取り、該生地をカーテン状に流下
させるスクレーパー6は刃厚が小さい程、油脂性
菓子生地の流下に対する抵抗が小さくなつて均一
な流下が行われるが、これが極端に薄すぎると、
ロール2の表面に付着した生地5がスクレーパー
6の下側にまわりこんでしまうため好ましくな
い。そこで、スクレーパー6の刃厚は通常、1対
の平滑ロール2,3の間隔の約1.5〜2倍程度と
するのが好ましい。
また、スクレーパー6と中心食品9との垂直距
離が大きくなるに従つてスクレーパー6より流下
するカーテン状の油脂性菓子生地は両端が周期的
に波状にくびれたり、極端な場合には途中でちぎ
れてしまつて中心食品9の上面への均一な厚さの
被覆が出来なくなつてしまう。それ故に、スクレ
ーパー6の下面と中心食品9の上面との垂直距離
は出来るだけ小さくする様に対向平滑ロール2,
3、特に回転ロール2の高さを調整せねばならな
いが、その距離が20mm程度以内、好ましくは10mm
程度以内とすれば、通常安定した均一な被覆が可
能である。さらに、対向平滑ロール2,3の下方
を通過する中心食品9,9同志の間隔はベルトコ
ンベア7上での位置ズレをもたらす風の吹付け,
振動(バイブレーシヨン)或いはタツピングによ
り余剰生地の除去等を全く必要としないため、中
心食品9,9同志が重ならない程度に密に供給し
て良く、製造効率が極めて改善される。
離が大きくなるに従つてスクレーパー6より流下
するカーテン状の油脂性菓子生地は両端が周期的
に波状にくびれたり、極端な場合には途中でちぎ
れてしまつて中心食品9の上面への均一な厚さの
被覆が出来なくなつてしまう。それ故に、スクレ
ーパー6の下面と中心食品9の上面との垂直距離
は出来るだけ小さくする様に対向平滑ロール2,
3、特に回転ロール2の高さを調整せねばならな
いが、その距離が20mm程度以内、好ましくは10mm
程度以内とすれば、通常安定した均一な被覆が可
能である。さらに、対向平滑ロール2,3の下方
を通過する中心食品9,9同志の間隔はベルトコ
ンベア7上での位置ズレをもたらす風の吹付け,
振動(バイブレーシヨン)或いはタツピングによ
り余剰生地の除去等を全く必要としないため、中
心食品9,9同志が重ならない程度に密に供給し
て良く、製造効率が極めて改善される。
固定ロール3は回転ロール2への油脂性菓子生
地5の付着量を決めるスリツト的な働きと同時に
作業中断または終了時或いは油脂性菓子生地1の
品種切換時に回転ロール2の通常の回転方向と逆
方向に回転させてホツパー4内の生地をそのロー
ル面に付着移行させ、これを別のスクレーパーで
掻き取ることによりホツパー4内の生地を迅速に
回収する機能を有している。もちろん固定ロール
3の代りにホツパー4の底部に油脂性菓子生地付
着厚に対応する高さのスリツトを有するプレート
を取り付けて代用しても全く差支えない。
地5の付着量を決めるスリツト的な働きと同時に
作業中断または終了時或いは油脂性菓子生地1の
品種切換時に回転ロール2の通常の回転方向と逆
方向に回転させてホツパー4内の生地をそのロー
ル面に付着移行させ、これを別のスクレーパーで
掻き取ることによりホツパー4内の生地を迅速に
回収する機能を有している。もちろん固定ロール
3の代りにホツパー4の底部に油脂性菓子生地付
着厚に対応する高さのスリツトを有するプレート
を取り付けて代用しても全く差支えない。
さらに、ホツパー4を回転ロール2に対して直
角方向(ベルトコンベア進行方向に平行)に厚さ
0.2〜0.4mm程度の薄い仕切板で適宜間隔で仕切
り、各仕切部に2色以上の色調の異なる油脂性菓
子生地を供給すると、仕切り間隔に対応した幅と
色調とを有する縞模様のカーテン状油脂性菓子生
地を被覆することが出来る。この方法で被覆した
ものは、例えば第2図a,bに示す様に2色の油
脂性菓子生地で均一な厚さに被覆した縞状製品と
なる。
角方向(ベルトコンベア進行方向に平行)に厚さ
0.2〜0.4mm程度の薄い仕切板で適宜間隔で仕切
り、各仕切部に2色以上の色調の異なる油脂性菓
子生地を供給すると、仕切り間隔に対応した幅と
色調とを有する縞模様のカーテン状油脂性菓子生
地を被覆することが出来る。この方法で被覆した
ものは、例えば第2図a,bに示す様に2色の油
脂性菓子生地で均一な厚さに被覆した縞状製品と
なる。
この被覆の際に、回転ロール2,固定ロール
3,ホツパー4及びスクレーパー6を含めたロー
ル式被覆装置(ロールスプレツダー)をベルト7
の進行方向に対し直交方向に適宜な周期で左右に
動かすと、第3図a,bに示す様に均一な厚さの
油脂性菓子生地で被覆した縞模様の波形模様を有
する製品が得られる。さらに、このロールスプレ
ツダーを複数個配列し、各色調の異なる油脂性菓
子生地を用いて順次ロールスプレツダーにより連
続的に被覆することにより多色で多層からなる均
一な厚さの油脂性菓子生地被覆食品を製造するこ
とが出来る。
3,ホツパー4及びスクレーパー6を含めたロー
ル式被覆装置(ロールスプレツダー)をベルト7
の進行方向に対し直交方向に適宜な周期で左右に
動かすと、第3図a,bに示す様に均一な厚さの
油脂性菓子生地で被覆した縞模様の波形模様を有
する製品が得られる。さらに、このロールスプレ
ツダーを複数個配列し、各色調の異なる油脂性菓
子生地を用いて順次ロールスプレツダーにより連
続的に被覆することにより多色で多層からなる均
一な厚さの油脂性菓子生地被覆食品を製造するこ
とが出来る。
従来、色調の異なる油脂性菓子生地を薄く重ね
る場合、シート状に重層成形するか或いは重層被
覆するのであるが、下層生地を一旦冷却して固化
することにより、次工程での生地の変形発生を防
止し、しかる後シート状重層成形の場合には色調
の異なる上層生地をのせ、スクレーパーで一定の
厚さのシート状に遅延し、また多層被覆の場合に
は次のエンローバーにより色調の異なる生地を被
覆する方法がとられるため、装置が大がかりにな
ると共に、油脂性菓子生地を一旦固化してしまう
ので、次の生地との接着性が悪く、層間剥離を起
し易かつた。
る場合、シート状に重層成形するか或いは重層被
覆するのであるが、下層生地を一旦冷却して固化
することにより、次工程での生地の変形発生を防
止し、しかる後シート状重層成形の場合には色調
の異なる上層生地をのせ、スクレーパーで一定の
厚さのシート状に遅延し、また多層被覆の場合に
は次のエンローバーにより色調の異なる生地を被
覆する方法がとられるため、装置が大がかりにな
ると共に、油脂性菓子生地を一旦固化してしまう
ので、次の生地との接着性が悪く、層間剥離を起
し易かつた。
しかしながら、本発明ではスクレーパー6によ
りシート状の油脂性菓子生地に物理的な力を何等
加えることなく、静かに中心食品の上に流下させ
て被覆する方法をとつており、下層生地の冷却固
化を全く必要とせずに下層生地シートに続けて何
層でも被覆することが出来る。そのため、上記し
たロールスプレツダーを数台直列配列して、各色
調の異なる油脂性菓子生地を順次流下させ中心食
品を各ロールスプレツダーの下を連続して通過さ
せるだけで多層で、しかも均一な厚さの油脂性菓
子生地を被覆した製品を製造することが出来る。
同様に多層シート状油脂性菓子を製造する場合に
は、上記方法で冷却コンベア10の上に直接に各
生地を多層シート状に順次流下させ、そのまま冷
却トンネル11内に移行させて冷却固化したの
ち、ベルトより剥離し、さらにカツターで適宜な
大きさに切断成形すると、切断面が多色の薄い均
一な厚さの多層シート状油脂性菓子を製造するこ
とが出来る。
りシート状の油脂性菓子生地に物理的な力を何等
加えることなく、静かに中心食品の上に流下させ
て被覆する方法をとつており、下層生地の冷却固
化を全く必要とせずに下層生地シートに続けて何
層でも被覆することが出来る。そのため、上記し
たロールスプレツダーを数台直列配列して、各色
調の異なる油脂性菓子生地を順次流下させ中心食
品を各ロールスプレツダーの下を連続して通過さ
せるだけで多層で、しかも均一な厚さの油脂性菓
子生地を被覆した製品を製造することが出来る。
同様に多層シート状油脂性菓子を製造する場合に
は、上記方法で冷却コンベア10の上に直接に各
生地を多層シート状に順次流下させ、そのまま冷
却トンネル11内に移行させて冷却固化したの
ち、ベルトより剥離し、さらにカツターで適宜な
大きさに切断成形すると、切断面が多色の薄い均
一な厚さの多層シート状油脂性菓子を製造するこ
とが出来る。
かくして製造した多層油脂性菓子生地被覆食品
及び多層シート状油脂性菓子は油脂性菓子生地が
溶解している状態で各層間の接着を行うので、強
度の大きい非常に良好な製品が得られる。上記方
法により色調を異にする2種の油脂性菓子生地で
被覆した油脂性菓子生地被覆食品を第4図に、中
間に色調の異なる油脂性菓子生地をはさみ三層に
重層した重層油脂性菓子15を第5図に示す。
及び多層シート状油脂性菓子は油脂性菓子生地が
溶解している状態で各層間の接着を行うので、強
度の大きい非常に良好な製品が得られる。上記方
法により色調を異にする2種の油脂性菓子生地で
被覆した油脂性菓子生地被覆食品を第4図に、中
間に色調の異なる油脂性菓子生地をはさみ三層に
重層した重層油脂性菓子15を第5図に示す。
本発明の方法による油脂性菓子生地被覆食品は
均一な厚さで中心食品の上に被覆されるので、中
心食品の模様,形状をそのまま留めた外観のすぐ
れた製品となる。その上、該被覆食品の底面は全
く油脂性菓子生地で汚れることがなく被覆部分と
非被覆部分とが鮮やかに識別出来、外観上優れた
ものとなる。
均一な厚さで中心食品の上に被覆されるので、中
心食品の模様,形状をそのまま留めた外観のすぐ
れた製品となる。その上、該被覆食品の底面は全
く油脂性菓子生地で汚れることがなく被覆部分と
非被覆部分とが鮮やかに識別出来、外観上優れた
ものとなる。
さらに、必要により中心食品の底部をも被覆す
る場合には、上記被覆製品を反転して再度ロール
スプレツダーで被覆するかあるいはエンローバー
の底部被覆装置(ボトマー)で被覆することによ
り容易に中心食品全体を油脂性菓子生地で被覆す
ることが出来る。
る場合には、上記被覆製品を反転して再度ロール
スプレツダーで被覆するかあるいはエンローバー
の底部被覆装置(ボトマー)で被覆することによ
り容易に中心食品全体を油脂性菓子生地で被覆す
ることが出来る。
以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。なお、油脂性菓子生地の粘度は(株)東京計器
のB型粘度計でローターNo.6,4r.p.mで測定した
数値を示した。
する。なお、油脂性菓子生地の粘度は(株)東京計器
のB型粘度計でローターNo.6,4r.p.mで測定した
数値を示した。
実施例 1
両端にノーズピースを装着した幅400mmの循環
運行式ベルトコンベアの下方の反転移行部にベル
ト面を掻き取るポリカーボネート樹脂製のスクレ
ーパーを装着し、該ベルトの進行方向のほぼ直交
方向に直径100mmの回転ロール及び同径の回転ロ
ールより成る鋼鉄製の1対の平滑ロールを0.9mm
の間隔を置いて該ベルトコンベア上方に設置し
た。該ロールの内部には29.5〜30.0℃の調温水を
循環させ、該回転ロールの下部に刃厚1.8mmの真
鍮製のスクレーパーを当接させた。また、該ベル
トコンベアの前方に中心食品供給用のベルトコン
ベアを配置し、さらに該ベルトの他端の後方に12
〜13℃の冷風が循環する冷却トンネルを載設した
ベルトコンベアを約4mmの間隔を置いて設置し
た。
運行式ベルトコンベアの下方の反転移行部にベル
ト面を掻き取るポリカーボネート樹脂製のスクレ
ーパーを装着し、該ベルトの進行方向のほぼ直交
方向に直径100mmの回転ロール及び同径の回転ロ
ールより成る鋼鉄製の1対の平滑ロールを0.9mm
の間隔を置いて該ベルトコンベア上方に設置し
た。該ロールの内部には29.5〜30.0℃の調温水を
循環させ、該回転ロールの下部に刃厚1.8mmの真
鍮製のスクレーパーを当接させた。また、該ベル
トコンベアの前方に中心食品供給用のベルトコン
ベアを配置し、さらに該ベルトの他端の後方に12
〜13℃の冷風が循環する冷却トンネルを載設した
ベルトコンベアを約4mmの間隔を置いて設置し
た。
直径63mm,最大厚さ9mmのビスケツトを
1.9m/分で連続運行する中心食品供給用のベル
トコンベアにビスケツト同志の間隔が2〜3mmで
並ぶ様に供給した。スクレーパー下面とビスケツ
ト上面との垂直距離は10mmに調節しておいた。
1.9m/分で連続運行する中心食品供給用のベル
トコンベアにビスケツト同志の間隔が2〜3mmで
並ぶ様に供給した。スクレーパー下面とビスケツ
ト上面との垂直距離は10mmに調節しておいた。
テンパリングし粘度が60000cpsのミルクチヨコ
レート生地をロール間に供給し、回転ロールを
5m/分の周速度で回転させて所定の厚さの生地
を得、該生地をスクレーパーで掻き取りカーテン
状に流下して該スクレーパーの下を連続移送され
るビスケツト及びベルトコンベア上に該生地を被
覆した、次いで、冷却トンネルを載置し、1.9〜
2m/分の速度で運行する次のベルトコンベアに
該被覆ビスケツトを移送し、該冷却トンネル内を
7分間で通過させて該ミルクチヨコレートを冷却
固化させた。
レート生地をロール間に供給し、回転ロールを
5m/分の周速度で回転させて所定の厚さの生地
を得、該生地をスクレーパーで掻き取りカーテン
状に流下して該スクレーパーの下を連続移送され
るビスケツト及びベルトコンベア上に該生地を被
覆した、次いで、冷却トンネルを載置し、1.9〜
2m/分の速度で運行する次のベルトコンベアに
該被覆ビスケツトを移送し、該冷却トンネル内を
7分間で通過させて該ミルクチヨコレートを冷却
固化させた。
一方、ベルトコンベアはノーズピース部を経て
反転し、ベルトコンベア上に残存するミルクチヨ
コレートを下部のスクレーパーで完全に掻き落し
て掃除した。このようにしてビスケツトに被覆し
たミルクチヨコレートの厚さは各部分で1.5mmと
均一であり、しかもビスケツト本来の模様,形状
をそのままとどめた状態での被覆となり、外観の
優れた製品であつた。
反転し、ベルトコンベア上に残存するミルクチヨ
コレートを下部のスクレーパーで完全に掻き落し
て掃除した。このようにしてビスケツトに被覆し
たミルクチヨコレートの厚さは各部分で1.5mmと
均一であり、しかもビスケツト本来の模様,形状
をそのままとどめた状態での被覆となり、外観の
優れた製品であつた。
同様に回転ロールを1.8m/分の周速度で回転
させて被覆した場合には、被覆したミルクチヨコ
レートの厚さは0.7mmとなり、薄手の被覆状態と
なつた。さらに、粘度90000cpsのミルクチヨコレ
ートを用いて1.8m/分の周速度で回転する回転
ロールで被覆した場合でも、被覆ミルクチヨコレ
ートの厚さは0.7mmとなり、全く同じ厚さの被覆
状態の製品が得られた。
させて被覆した場合には、被覆したミルクチヨコ
レートの厚さは0.7mmとなり、薄手の被覆状態と
なつた。さらに、粘度90000cpsのミルクチヨコレ
ートを用いて1.8m/分の周速度で回転する回転
ロールで被覆した場合でも、被覆ミルクチヨコレ
ートの厚さは0.7mmとなり、全く同じ厚さの被覆
状態の製品が得られた。
実施例 2
実施例1で使用したのと同様な被覆装置につい
て、平滑ロール間隔を0.8mmに調節し、且つ0.2mm
の塩化ビニル樹脂板を加工して作成した仕切板を
該ロールの生地ホツパー内にロールに対し直角
で、しかも各10mm間隔で仕切る様に該ロール面に
当接させた、さらに、横10mm、幅5mm、厚さ3mm
のウエハース板をベルト上で密接する様に前段の
センター供給コンベアを調節し、さらにベルトコ
ンベア速度は1.0m/分、後段の劣却用コンベア
は1.0〜1.2m/分とした。
て、平滑ロール間隔を0.8mmに調節し、且つ0.2mm
の塩化ビニル樹脂板を加工して作成した仕切板を
該ロールの生地ホツパー内にロールに対し直角
で、しかも各10mm間隔で仕切る様に該ロール面に
当接させた、さらに、横10mm、幅5mm、厚さ3mm
のウエハース板をベルト上で密接する様に前段の
センター供給コンベアを調節し、さらにベルトコ
ンベア速度は1.0m/分、後段の劣却用コンベア
は1.0〜1.2m/分とした。
一方、各ロール生地ホツパー内仕切部にはテン
パリングした粘度が48000cpsのホワイトチヨコレ
ート生地と粘度が25000cpsのミルクチヨコレート
生地を交互に供給した。そして回転ロールを
3.0m/分の周速度で回転した該ロール面に茶色
と白の縞状にチヨコレートを付着させ、さらにウ
エハースまでの垂直距離が5mmになる様に高さを
調節しておいたスクレーパーで該生地を掻き落し
てウエハースの上面を被覆した。次いで、実施例
1と同様に冷却コンベアに移送して被覆チヨコレ
ート生地を冷却固化した。
パリングした粘度が48000cpsのホワイトチヨコレ
ート生地と粘度が25000cpsのミルクチヨコレート
生地を交互に供給した。そして回転ロールを
3.0m/分の周速度で回転した該ロール面に茶色
と白の縞状にチヨコレートを付着させ、さらにウ
エハースまでの垂直距離が5mmになる様に高さを
調節しておいたスクレーパーで該生地を掻き落し
てウエハースの上面を被覆した。次いで、実施例
1と同様に冷却コンベアに移送して被覆チヨコレ
ート生地を冷却固化した。
かくして得られた製品は被覆チヨコレートが10
mm幅で茶色と白色のチヨコレートが交互に並んだ
美しい築状のチヨコレート模様となり、しかも該
チヨコレートはほぼ1.2mmの均一な厚さで被覆さ
れていた。その上、ウエハース表面の格子状の凹
凸の形状をそのまま残したすぐれた外観を持つも
のであつた。
mm幅で茶色と白色のチヨコレートが交互に並んだ
美しい築状のチヨコレート模様となり、しかも該
チヨコレートはほぼ1.2mmの均一な厚さで被覆さ
れていた。その上、ウエハース表面の格子状の凹
凸の形状をそのまま残したすぐれた外観を持つも
のであつた。
同様に上記方法で被覆した時、スクレーパーを
含めたロールスプレツダー装置をベルトコンベア
の進行方向に対して左右に毎分300mmの速度で5
mm幅ずつ周期的に移動すると、該ウエハース上面
は幅10mmの茶色と白色とよりなり振幅10mmで67mm
の周期を有する美しい波形の縞状のチヨコレート
模様となつた。しかも、該チヨコレートはほぼ
1.2mmの均一な厚さで被覆され、かつウエハース
表面の格子状の凹凸の形状をそのまま残したすぐ
れた外観のものとなつた。
含めたロールスプレツダー装置をベルトコンベア
の進行方向に対して左右に毎分300mmの速度で5
mm幅ずつ周期的に移動すると、該ウエハース上面
は幅10mmの茶色と白色とよりなり振幅10mmで67mm
の周期を有する美しい波形の縞状のチヨコレート
模様となつた。しかも、該チヨコレートはほぼ
1.2mmの均一な厚さで被覆され、かつウエハース
表面の格子状の凹凸の形状をそのまま残したすぐ
れた外観のものとなつた。
これらの製品は喫食時、ミルクチヨコレートと
ホワイトチヨコレートの風味が口内で調和し、香
味的にすぐれたものであつた。
ホワイトチヨコレートの風味が口内で調和し、香
味的にすぐれたものであつた。
実施例 3
実施例1で使用したものと同様な装置を使用
し、同一方式のロールスプレツダーをさらに一組
ベルトコンベア上に直列配置し、進行方向順に第
1のロールスプレツダーにはテンパリングした粘
度が55000cpsのホワイトチヨコレート生地を供給
し、第2のロールスプレツダーにはテンパリング
した粘度が37000cpsのミルクチヨコレート生地を
供給した。そして実施例1で用いたビスケツトを
1.5m/分で連続運行するベルトコンベア上に相
互の間隔が2〜3mmで並ぶ様に供給した。
し、同一方式のロールスプレツダーをさらに一組
ベルトコンベア上に直列配置し、進行方向順に第
1のロールスプレツダーにはテンパリングした粘
度が55000cpsのホワイトチヨコレート生地を供給
し、第2のロールスプレツダーにはテンパリング
した粘度が37000cpsのミルクチヨコレート生地を
供給した。そして実施例1で用いたビスケツトを
1.5m/分で連続運行するベルトコンベア上に相
互の間隔が2〜3mmで並ぶ様に供給した。
なお、予め第1及び第2のロールスプレツダー
のロール間隔は0.68mm、スクレーパーの刃厚は
1.4mm、且つスクレーパー下面からビスケツト上
面までの垂直距離は2mmに調節しておいた。ま
ず、第1のロールスプレツダーの回転ロールを
3.3m/分の周速度で回転したホワイトチヨコレ
ート生地を被覆し、続いて第2のロールスプレツ
ダーの回転ロールを2m/分の周速度で回転して
ミルクチヨコレート生地を被覆した。しかる後、
ベルトコンベアに約4mmの間隔を設けて設置した
1.5〜1.7m/分の速度で連続運行する後段の冷却
用コンベアにチヨコレートで被覆したビスケツト
を移送してチヨコレート部を冷却固化した。
のロール間隔は0.68mm、スクレーパーの刃厚は
1.4mm、且つスクレーパー下面からビスケツト上
面までの垂直距離は2mmに調節しておいた。ま
ず、第1のロールスプレツダーの回転ロールを
3.3m/分の周速度で回転したホワイトチヨコレ
ート生地を被覆し、続いて第2のロールスプレツ
ダーの回転ロールを2m/分の周速度で回転して
ミルクチヨコレート生地を被覆した。しかる後、
ベルトコンベアに約4mmの間隔を設けて設置した
1.5〜1.7m/分の速度で連続運行する後段の冷却
用コンベアにチヨコレートで被覆したビスケツト
を移送してチヨコレート部を冷却固化した。
かくして得られた製品は外観的に均一な厚さの
ミルクチヨコレートで被覆され、ビスケツトの本
来有している凹凸をそのままの形状を残したすぐ
れたものであつた。これを喫食すると、口中でミ
ルクチヨコレートとホワイトチヨコレートの風味
が調和して美味である上に、該製品の縦断面は
0.6mmの均一な厚さの茶色のミルクチヨコレート
の層の下に同じく1.0mmの均一な厚さの白色のホ
ワイトチヨコレートの層が明瞭な色調の対比をも
つて積層しており、しかも各層は剥れることがな
く完全な接着状態にあつた。
ミルクチヨコレートで被覆され、ビスケツトの本
来有している凹凸をそのままの形状を残したすぐ
れたものであつた。これを喫食すると、口中でミ
ルクチヨコレートとホワイトチヨコレートの風味
が調和して美味である上に、該製品の縦断面は
0.6mmの均一な厚さの茶色のミルクチヨコレート
の層の下に同じく1.0mmの均一な厚さの白色のホ
ワイトチヨコレートの層が明瞭な色調の対比をも
つて積層しており、しかも各層は剥れることがな
く完全な接着状態にあつた。
本発明よれば、低粘度の油脂性菓子生地はもち
ろん、従来の技術では極めて困難であつた高粘度
の油脂性菓子生地をも使用して中心食品の上に均
一な厚さで油脂性菓子生地の被覆を行うことが出
来る。しかも、余剰生地の除去のための風の吹付
や振動乃至タツピングを全く必要としないので、
製品の配置ずれや転倒が生じない。また、中心食
品の被覆装置への供給間隔を密にすることが出
来、製品効率が極めて優れている。その上、製品
に被覆した油脂性菓子生地に対して生地の流動に
よる生地厚の偏りや変形を生じる様な力が全くか
からないので、均一な厚さの該油脂性菓子生地被
覆は中心食品表面の形状、模様をそのまま反映
し、外観のすぐれた被覆製品が得られる。
ろん、従来の技術では極めて困難であつた高粘度
の油脂性菓子生地をも使用して中心食品の上に均
一な厚さで油脂性菓子生地の被覆を行うことが出
来る。しかも、余剰生地の除去のための風の吹付
や振動乃至タツピングを全く必要としないので、
製品の配置ずれや転倒が生じない。また、中心食
品の被覆装置への供給間隔を密にすることが出
来、製品効率が極めて優れている。その上、製品
に被覆した油脂性菓子生地に対して生地の流動に
よる生地厚の偏りや変形を生じる様な力が全くか
からないので、均一な厚さの該油脂性菓子生地被
覆は中心食品表面の形状、模様をそのまま反映
し、外観のすぐれた被覆製品が得られる。
さらに、異色の油脂性菓子生地を交互に組合せ
て被覆することにより均一な厚さの縞状の油脂性
菓子生地で被覆した油脂性菓子生地被覆食品や層
間の接着性にすぐれた被覆油脂性菓子及び多層油
脂性菓子等も容易に製造することが出来る。
て被覆することにより均一な厚さの縞状の油脂性
菓子生地で被覆した油脂性菓子生地被覆食品や層
間の接着性にすぐれた被覆油脂性菓子及び多層油
脂性菓子等も容易に製造することが出来る。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は食品へ
の生地の被覆方法及びその状態を示す縦断面図、
第2図は縞模様の油脂性菓子生地による被覆した
菓子製品上面図a及び縦断面図b、第3図は波形
の縞模様の油脂性菓子生地により被覆した菓子製
品を示す上面図a及び縦断面図b、第4図は上面
を二層の油脂性菓子生地により被覆した菓子製品
を示す縦断面図、第5図は三層の油脂性菓子生地
を重ねて切断成形した菓子製品の斜視図である。 1,5……油脂性菓子生地、2………回転ロー
ル、3……固定ロール、4……ホツパー、6……
スクレーパー、7,8,10……ベルトコンベ
ア、9……中心食品、11……冷却トンネル、1
2……ベルトコンベア付着油脂性菓子生地、13
……余剰生地回収装置、14……油脂性菓子生地
被覆食品、15……重層油脂性菓子、16……ス
クレーパー。
の生地の被覆方法及びその状態を示す縦断面図、
第2図は縞模様の油脂性菓子生地による被覆した
菓子製品上面図a及び縦断面図b、第3図は波形
の縞模様の油脂性菓子生地により被覆した菓子製
品を示す上面図a及び縦断面図b、第4図は上面
を二層の油脂性菓子生地により被覆した菓子製品
を示す縦断面図、第5図は三層の油脂性菓子生地
を重ねて切断成形した菓子製品の斜視図である。 1,5……油脂性菓子生地、2………回転ロー
ル、3……固定ロール、4……ホツパー、6……
スクレーパー、7,8,10……ベルトコンベ
ア、9……中心食品、11……冷却トンネル、1
2……ベルトコンベア付着油脂性菓子生地、13
……余剰生地回収装置、14……油脂性菓子生地
被覆食品、15……重層油脂性菓子、16……ス
クレーパー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 適宜な間隔を置いて直列配列した少なくとも
二連の循環運行式ベルトコンベアの上方に適宜間
隔を置いて回転ロールを該コンベアの進行直交方
向に設置すると共に該回転ロールの対向位置に固
定ロールまたはスリツト付きプレートを配設し、
油脂性菓子生地を該ロール間または該ロールとプ
レート間に供給することにより該回転ロール表面
に該油脂性菓子生地を均一な厚さで連続付着さ
せ、次いで該回転ロールの下部に当接したスクレ
ーパーで該生地を掻き取りカーテン状に流下さ
せ、該コンベア上に載置したビスケツト等の中心
食品の上面及び該コンベアの上に均一な厚さで連
続的に被覆したのち該油脂性菓子生地被覆食品を
後段のコンベアへ移送し、冷却トンネル中に移行
させて該生地を冷却固化し、一方該コンベアの上
に被覆した油脂性菓子生地は該コンベアに付着さ
せたまま反転移行させ、次いでコンベアに当接さ
せたスクレーパーで掻き取ることを特徴とする油
脂性菓子生地被覆食品の製造方法。 2 ホツパーに0.2〜0.4mm程度の厚さの仕切板を
ベルトコンベアの進行方向に平行に適宜間隔で1
乃至複数枚配設して形成される各仕切部に色調の
異なる油脂性菓子生地を供給し、該回転ロール表
面に多色の該油脂性菓子生地を均一な厚さで連続
付着させ、次いで該回転ロールの下部に当接した
スクレーパーで該生地を掻き取り縞模様のカーテ
ン状に流下させることを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の油脂性菓子生地被覆食品の製造
方法。 3 ベルトコンベアの上方に適宜間隔を置いて回
転ロール及び固定ロールまたはスリツト付きプレ
ートよりなる装置を複数配設し、色調の異なる油
脂性菓子生地をカーテン状に流下させ、ベルト上
に載置した中心食品の上面及びベルトコンベア上
面を順次色調の異なる油脂性菓子生地で被覆する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
油脂性菓子生地被覆食品の製造方法。 4 油脂性菓子生地の粘度が90000cps程度以下で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の油脂性菓子生地被覆食品の製造方法。 5 ベルトコンベアの進行方向に対し直交して配
設した回転ロールと固定ロールとの間隔の1.5〜
2倍程度の刃厚を有するスクレーパーを使用する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
油脂性菓子生地被覆食品の製造方法。 6 回転ロール下部に当接したスクレーパーの下
面から中心食品上面までの距離を20mm程度以内、
好ましくは10mm程度以内とすることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の油脂性菓子生地被
覆食品の製造方法。 7 回転ロール,固定ロール、ホツパー及びスク
レーパーよりなるロールスプレツダー全体をベル
ト進行方向の直交方向に適宜な周期で左右に動か
すことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の油脂性菓子生地被覆食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60227895A JPS6287052A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 油脂性菓子生地被覆食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60227895A JPS6287052A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 油脂性菓子生地被覆食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6287052A JPS6287052A (ja) | 1987-04-21 |
JPH0318B2 true JPH0318B2 (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=16867994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60227895A Granted JPS6287052A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 油脂性菓子生地被覆食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6287052A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002306148A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-22 | Masakazu Deguchi | ソース類自動塗り装置・ソース類自動塗り方法と、ソース類自動塗り装置を用いた冷凍加工食品の製法 |
JP6820712B2 (ja) * | 2016-10-13 | 2021-01-27 | 株式会社紀文食品 | 練り材料成型機 |
-
1985
- 1985-10-15 JP JP60227895A patent/JPS6287052A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6287052A (ja) | 1987-04-21 |
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