JPH03188864A - オゾン脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、オゾンによって悪臭を効果的に脱臭処理する
ことができるオゾン脱臭装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来、例えば、便器内に発生する悪臭、即ち、大便、小
便時に発生ずる悪臭を脱臭する為に、オゾンが使用され
ている。

オゾンは、その酸化作用により悪臭成分を酸化分解させ
て、臭気を解消するものであり、かかるオゾンの発生器
を便器に組み込んで脱臭を行う技術として、特開昭６０
−３１７１９号公報にすでに開示されている。

即ち、この開示された技術は、便器後部にオゾン脱臭装
置を内蔵し、吸入口より悪臭を吸引して同装置内に引き
込み、オゾン発生器において、放電作用により発生ずる
オゾンと接触させて、悪臭を分解・消臭して、適当な場
所、例えば、便器外等に排出するものである。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかし、かかるオゾン脱臭装置は、未だ、以下の解決す
べき課題を有していた。

即ち、オゾン脱臭装置の脱臭流路には、オゾンを発止さ
せるオゾン発生器と、オゾンと悪臭とを混合するオゾン
混合部と、脱臭処理後の残存オゾンを分解処理する触媒
とがそれぞれ配設されていた。

そして、オゾン脱臭装置は、長期間経過すると、オゾン
発生器と触媒との性能が低下することにより、オゾン発
生器及び触媒を交換しなければならなかった。

ところが、オゾン脱臭装置は、脱臭流路にオゾン発生器
と触媒等とを一体的に構成したものである為に、オゾン
発生器及び触媒の交換をワンタッチ操作で容易に行うこ
とができなかった。

本発明は、上記した課題を解決することができるオゾン
脱臭装置に関する。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は、オゾン脱臭装置に設けた吸入口と排気口との
間のオゾン処理流路中途に、オゾン発生器と、オゾン分
解用の触媒とを介設して、悪臭をオゾンにより脱臭する
オゾン脱臭装置において、同オゾン発生器と触媒とを組
み合わせてオゾン発生力セントを形成し、同カセットを
オゾン処理流路に交換可能に構成したことを特徴とする
オゾン脱臭装置に係るものである。

また、本発明では、オゾン発生器と、触媒と、オゾン混
合部とを組み合わせてオゾン発生力セントを形成したこ
とを特徴としている。

また、本発明では、上記のオゾン発生力セントに、バッ
テリーを設けたことを特徴とするい（ホ）作用・効果 本発明では、例えば、便器を使用した排便時に、悪臭は
便器本体内に開口した吸入口より吸入されてオゾン発生
器に至り、ここで、悪臭はオゾン発生器から発生したオ
ゾンと接触し、オゾンの脱臭作用により脱臭処理され、
さらに、脱臭処理後の空気は、触媒によってオゾンを分
解し、他端の排気口より外方に排出されるものである。

しかも、オゾン脱臭装置は、長期間経過すると、オゾン
発生器及び触媒等を交換しており、その際には、オゾン
発生器と触媒とを組み合わせたオゾン発生力セントを、
オゾン処理流路より着脱可能としたことにより、その交
換をワンタッチ操作で容易に行うことかできる。

また、かかるオゾン発生力セントには、オゾン発生器と
、触媒と、オゾン混合部とを組み合わせたことにより、
オゾン混合部をも容易に交換することができる。

従って、本発明によれば、オゾン脱臭装置は、オゾン発
生器及び触媒等をワンタッチ操作で容易に交換できるこ
とにより、オゾンによる脱臭処理を円滑に行うことがで
きる。

（へ）実施例 以下、本発明に係るオゾン脱臭装置について、便器にオ
ゾン脱臭装置を装着した場合を参照して具体的に詳説す
る。

第１図は本発明の便器を示す全体斜視図であり、腰掛は
式の便器本体Ａの後部側の上面を跨いで局部洗浄洗浄装
置Ｂが配設されており、局部洗浄装置Ｂの機能部ケーシ
ング１には、便座２及び開閉自在の便蓋３を備えている
。

機能部ケーシング１内には、局部洗浄用の温水を供給す
るための温水タンクやパルプユニット等が配置されてお
り、また、便器本体Ａのボール部ａに向けて進退作動す
る局部洗浄用のノズル４を備えている。

また、かかる局部洗浄機能に加えて、後述するように、
乾燥用の温風ファン５及び温風ダクト６を備えている。

更には、温風ダクト６の近傍には、脱臭ダクト７が設け
られており、同脱臭ダクト７は、第２図及び第５図に示
すように、左側端の機能部ケーシングｌ内に伸延してオ
ゾン脱臭装置Ｍと連連している。

すなわち、まず、第４図にもとづき、温風ファン５と温
風ダクト６について述べれば、同温風ファン５は、機能
部ケーシング１の左側油部Ｌｌの上部に配設され、同フ
ァン５からは温風ダクト６が同ケーシング１の中間部１
−３の上部を這って、同ケーシング１の中間部１−３の
略中央部左寄り部分に温風吹出口８を開口している。

なお、１−２は機能部ケーシング１の右側軸部を示し、
局部洗浄装置Ｂの機能部を収納している。

かかる温風ダクト６の下方位置には、第５図に示すよう
に、脱臭ダクト７が配設されており、同ダクト７は、そ
の先端部の吸入口９を便器本体へのボール部ａに開口し
ており、その吸入口９からゲージング１の中間部１−３
に沿って左側軸部１−１の中央部にまで伸延してオゾン
処理流路Ｓを設けている。

そして、オゾン処理流路Ｓの最終流路には、排気口１０
が開口しており、同排気口１０は、ケーシング１の左側
軸部１−１に形成された垂下状のチャンバケース１１の
後側面に開口している。

このように、脱臭のためのオゾン処理流路Ｓは、吸入口
９から排気口１０に至る全流路となり、その間にオゾン
脱臭装置Ｍが介設されていることになり、かかるオゾン
脱臭装置Ｍは、チャンバケース１１に内蔵されている。

ここで、オゾン脱臭装置Ｍについて述べると、同装置Ｍ
は、オゾン処理流路Ｓの上手側に吸入ファン１２を収納
したファン流路ケース１３を配し、同ケース１３の右側
壁には脱臭ダクト７の終端部を連通している。また、同
ケース１３の下側壁には、筒状に形成されたオゾン流路
ケース１４の始端上側壁が連通しており、オゾン流路ケ
ース１４の終端開口部が排気口１０に形成している。

そして、このような脱臭ダクト７からファン流路ケース
１３、オゾン流路ケース１４に至るダクト内及びケース
内に、オゾン処理流路Ｓを形成していることになる。

また、オゾン流路ケース１４中には、ファン流路ケース
１３の下側方近傍にオゾン発生器１５が配設され、オゾ
ン処理流路Ｓの下手側には触媒１６が配設されている。

かかるオゾン発生器１５は、オゾナイザ−１７とヒータ
ー１Ｂとより構成されており、オゾナイザ−１７は、オ
ゾン流路ケース１４の外側面に設けた高電圧発生器１９
に接続されており、同発生器１９は、制御部に接続され
て、制御部Ｉからの駆動出力に基づいて高電圧発生器１
９からオゾナイザ−１７に高電圧を印加してオゾンを発
生させるものである。

さらに、便座２の後方には、着座センサＦが設けられて
おり、使用者が着座したこと、及び離座したことを検出
し、制御部■を介してオゾン発生器】５からのオゾンの
発生、停止等を行うものである。

本実施例では、高電圧発生器１９を、局部洗浄袋ＷＢの
制御部■に接続しており、同制御部■によって局部洗浄
装置Ｂと、オゾナイザ−１７とを制御している。

また、ヒーター１８は、オゾナイザ−１７を加熱して、
オゾン発生の促進を図るものである。

上記したオゾン発生器１５は各種形態が考えられるが、
その好適例を第７ａ図、第７ｂ図、第７ｃ図、第７ｄ図
に示す。

即ち、オゾナイザ−１７はセラミック基板１７ａの表面
に網状のオゾン発生電極１７ｂを設けると共に裏面に板
状のオゾン発生電極１７ｃを設けることによって形成さ
れている。

一方、ヒーター１８は、ヒーター電極１８ａを埋設した
セラミックプレート１８ｂとして形成されており、同プ
レー目８ｂは、セラミック基板１７ａに一体的に連結さ
れている。

なお、ヒーター電極１８ａをオゾナイザ−１７のセラミ
ンク基板１７ａＬこ直接埋設するようにしてもよく、こ
の場合、ヒーター付のオゾン発生器１５の構成をコンパ
クトなものにすることができる。

さらに、その下手側に配設された触媒１６は、オゾンが
酸素と活性酸素に分解させるのを助長するものであり、
これによってオゾンと悪臭との混合による脱臭作用を促
進することができる。

実際に使用する触媒１６としては、各種組成及び形態の
ものが考えられ、好ましくは、所定の金属若しくは金属
酸化物を担体に担持させたものである。この金属若しく
は金属酸化物としては、マンガン、鉄、ニッケル、コバ
ルト、銀、白金、パラジウム、ロジウム、クロム、モリ
ブデン、鉛、りングステン、銅、バナジウム等が挙げら
れ、単独若しくは混合して用いられる。

担体としては、アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、ベ
ントナイト、珪藻土、シリコン−カーバイド、チクニア
、ジルコニア、マグネシア、コブイライト、ムライト、
活性炭等が挙げられ、より好ましくは、ヂタンー珪素か
らなる二元系複合酸化物、チタン−ジルコニアからなる
二元系複合酸化物及びチタン−珪素−ジルコニアからな
る三元系複合酸化物等が挙げられる。また、触媒形状と
しては、特に限定されるものではなく、ハニカム状、粒
状、円柱状、その他各種の形状のものが適用できる。

図中、２０は吸入ファン１２のモータを示す。

また、本実施例では、オゾン発生器１５と触媒】６との
間に、オゾン混合部２１を介設しており、同混合部２１
は、その内部に複数の混合素子２２（ラシヒング等）を
収納し、同混合素子２２によってオゾンと悪臭との混合
を円滑に行うようにしている。

また、本発明では、オゾン発生器１５と触媒１６とを組
み合わせてオゾン発生カセットＣを形成し、同カセソｌ
−Ｃをオゾン処理流路Ｓに着脱可能に構成されており、
以下、その構造を詳説する。

即ち、本実施例では、オゾン発生カセットＣをファン流
路ケース１３に連通したオゾン流路ケース１４に、オゾ
ン発生器１５及び触媒１６を組み込の、そし”ζ、同ケ
ース１４をそのまま、カセット式に交換可能に構成して
いる。

かかるオゾン流路ケース１４は、第３図に示すように、
前後方向に長手状に形成されており、同ケース１４の上
面基端部に連結用突起２３を設けるとともに、その上面
先端部にフック部２４を突設している。

一方、ファン流路ケースＩ３の下面には、連結用突起２
３が挿入する為の連結用四部２５を設けるとともに、チ
ャンバケース１１の後部に、フック部２４が係合する係
止部２６を設けている。

そして、連結用突起２３と、フック部２４とによって、
チャンバケース】１にオゾン流路ケース１４を着脱自在
に構成している。

２ さらに、オゾン流路ケース１４の上面には、ファン流路
ケース１３に連通した連通口１４ａを設りており、オゾ
ン流路ケース１４をファン流路ケース１３に取付けた際
に、同連通口１４ａがファン流路ケース１３の連絡口１
３ａに合致するようにしている。

また、オゾン流路ケース１４の外側面には、第３図に示
すように、オゾン発生器Ｉ５の高電圧発生器１９を配設
しており、同高電圧発生器１９をもオゾン流路ケース１
４に一体的としてその交換を容易に行うようにしている
。

本実施例では、第９図に示すように、高電圧発生器１９
の側面に、オゾナイザ−１７を設け、しかも、一体的に
モールドしており、そして、オゾン流路ケース１４の側
面１４−１に設けた取付用孔１４−２に同オゾナイザ−
１７を装着可能に構成している。

また、高電圧発生器１９の」二面には、接続用端子２７
を突設しており、しかも、同端子２７をファン流路ケー
ス１３に設けた接続用端子２８に接続可能に構成してい
る。

そして、接続用端子２８には、１００ｖの電源部と接続
されており、高電圧発生器１９の接続用端子２７を連通
して、オゾン発生器１５の作動を行うようにしている。

なお、Ｐはカセットの挿入口を示す。

かかる構成によって、消耗品であるオゾナイザ−１７及
び触媒１６を設けたオゾン流路ケース１４のオゾン発生
カセットＣを交換する際には、ファン流路ケース１３に
連結したオゾン流路ケース１４を取り外し、同ケース１
４に新たなオゾン発生カセットＣを装着することにより
、オゾナイザ−１７及び触媒１６等の交換をワンタンチ
操作で容易に行うことができる。

また、本実施例では、オゾナイザ−１７の放電をハソテ
リー２９によって行い、オゾンを発生ずるように構成し
ており、以下、その構造を詳説する。

すなわち、機能部ケーシング１のチャンバケース１１の
前側下部には、第３図に示すように、バッテリー収納部
３１を設けており、同収納部３１は、チャンバケース１
】の前面に収納ケース３０を着脱自在に取付け、同ケー
ス３０にバッテリー２９を装着している。

かかる収納ケース３０の内側面には、補助ケース３０ａ
を取付けて、バッテリー２９を収納する空間を形成し、
さらに、補助ケース３０ａの上面に設けたバッテリー接
続端子３２に接続されている。

そして、チャンバケース１１には、高電圧発生器１９に
連通した端子３３を設けて、同端子３３にバッテリー接
続端子３２が当接して、高電圧発生器１９への通電を行
うようにしている。

また、かかるバッテリー２９をオゾン発生カセットＣに
一体に組み込みオゾン発生器１５等とともに交換するこ
とも可能としている。

以下、第８図を参照して、上記構成を具備するオゾン脱
臭装置Ｍによる便器本体Ａ内に発生した悪臭の脱臭処理
方法について説明する。

まず、オゾン脱臭装置付便器の便座上に着座すると、便
座の後方に設けた着座センサＦが検出出力を制御部Ｉに
送り、同制御部Ｉからの駆動出力によって、吸入ファン
１２を駆動するとともに、高電圧発生器１９に高電圧を
発生させ、オゾナイザ−１７に印加して、オゾン処理流
路Ｓ内にオゾンを発生する。

これによって、便器本体Ａのボール部ａ内に発生した悪
臭は脱臭ダクト７内に吸引され、オゾン混合部２０にお
いて効果的にオゾンと混合され、脱臭処理が行われる。

また、オゾン混合部２１の下流側には触媒１６が配設さ
れているので、同触媒ＩＧ中を通過する際に、悪臭とオ
ゾンとの混合を行って、脱臭処理がさらに促進されるこ
とになる。

その後、完全に脱臭された排気は、排気口１０からトイ
レ空間内に排出されることになる。

また、本実施例では、オゾン脱臭装置Ｍに設けたオゾン
流路ケース１４に、オゾナイザ−１７及び触媒１６等を
組み合わせてオゾン発生カセットＣを構成し、同カセッ
トＣをオゾン処理流路Ｓに着脱することにより、オゾナ
イザ−１７及び触媒１６の交換をワンタッチ操作で容易
に行うことができる。

なお、３４はオゾンセンサを示し、排気中のオゾン濃度
を検出するものである。

また、オゾン脱臭装置Ｍは、機能部ケーシング５ 】内に限らず、他の個所、例えば、便器本体Ａの側部や
前部に設けることもできる。

さらに、本発明に係るオゾン脱臭装置Ｍは、適宜、上記
したトイレ以外の居住空間、例えば、台所、洗面所、浴
室、居室等にも適用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るオゾン脱臭装置を具備する便器の
全体斜視図、第２図は同全体平面図、第３図は機能部ケ
ーシングの左側軸部の断面側面図、第４図は要部の平面
図、第５図は同断面正面図、第６ａ図は脱臭ダクトの平
面図、第６ｂ図は脱臭ダクトの吸入口の説明図、第６ｃ
図はオゾン処理流路の平面図、第７ａ図はオゾナイザ−
の斜視図、第７ｂ図は同縦断面図、第７ｃ図は第７ｂ図
の１−１線断面図、第７ｄ図は第７ｂ図の■−■線断面
図、第８図はオゾン脱臭装置の制御ブロック図、第９図
は他の実施例を示すオゾン脱臭装置の断面図である。 図中、 Ａ：便器本体 Ｇ ポール部 オゾン脱臭装置 オゾン発生カセット 吸入口 排気口 オゾン発生器 触媒 オゾナイザ− 高電圧発生器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、オゾン脱臭装置に設けた吸入口（９）と排気口（１
   ０）との間のオゾン処理流路中途に、オゾン発生器（１
   ５）と、オゾン分解用の触媒（１６）とを介設して、悪
   臭をオゾンにより脱臭するオゾン脱臭装置において、 同オゾン発生器（１５）と触媒（１６）とを組み合わせ
   てオゾン発生カセット（Ｃ）を形成し、同カセット（Ｃ
   ）をオゾン処理流路に交換可能に構成したことを特徴と
   するオゾン脱臭装置。 ２、オゾン発生器（１５）と、触媒（１６）と、オゾン
   混合部（２１）とを組み合わせてオゾン発生カセット（
   Ｃ）を形成したことを特徴とする請求項１に記載したオ
   ゾン脱臭装置。 ３、上記のオゾン発生カセット（Ｃ）に、バッテリー（
   ２９）を設けたことを特徴とする請求項１又は２に記載
   のオゾン脱臭装置。