JPH03184773A - ねじの締付方法 - Google Patents

ねじの締付方法

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JPH03184773A
JPH03184773A JP32195589A JP32195589A JPH03184773A JP H03184773 A JPH03184773 A JP H03184773A JP 32195589 A JP32195589 A JP 32195589A JP 32195589 A JP32195589 A JP 32195589A JP H03184773 A JPH03184773 A JP H03184773A
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JP
Japan
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tightening
torque
film
gradient
thick
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Pending
Application number
JP32195589A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Makimae
槙前 辰己
Tsutomu Yamada
勉 山田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はねじの締付方法に関する。
(従来技術) ねじの締付方法には、特公昭60−14675号公報に
示すように、被締付体に対してねじを所定のトルク設定
値まで締付ける方法等、種々のものかある。
ところで、被締付体、該被締付体に締付けられるねじは
、防錆等の観点から塗料が塗布され、被締付体に対して
ねじが締付けられたねじ締結体においては、該被締付体
とねじとの間に塗膜が介在することになっており、この
ようなねじ締結体は、一般に、第4図に示すようにねじ
(ボルト)の伸びと被締付体の縮みとによって釣合うこ
とになっている。
しかし、上記場合において、塗膜の厚みが一定値以上に
なると、締付けを終了しても塗膜は完全にはへたらす、
その締付は終了後の経時変化に伴ってへたつが進行する
ことになっている。このため、第4図と、下記式 とから明らかなように、へたりの進行に伴って、ねじが
徐々に張力を失い、ねじは回らないまま締付は軸力が低
下することになっており、その締付け軸力の低下量Fs
が大きいときには、第5図に示すように締付は終了時に
確保していたねじのゆるみ限界軸力を割り、ゆるみが発
生することになっている。
この問題を解消するために、■塗膜の厚みを、一定態上
とならないように薄く均一に管理し、塗膜のへたりを極
力生じないようにすること、■組立過程で一律に再締付
けすることによって塗膜を十分へたらして締付は軸力の
低下量を少なくすることが考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前者の場合には、防錆等の観点から塗膜の厚み
を一定値以下にできないことがあり、また、塗膜の厚み
をへたつが生じないように薄く均一に管理することは現
状においては困難となっている。
また、後者の場合には、組立過程において、塗膜の厚み
の状態にかかわらず、全てのものに対して一律に再締付
けを行うことになると、再締付けが必要のないものに対
しても行うことになり、組立工数の増加を招き、組立作
業性を低下させることになる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は
、組立作業性の低下を極力抑えつつ、ねじのゆるみを防
止するねじの締付方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)かかる目的、を
達成するために本発明にあっては、締付は初期領域で第
1のトルク勾配を求めると共に該締付は初期領域よりも
締付は終了側領域で第2のトルク勾配を求め、前記第2
のトルク勾配に対する前記第1のトルク勾配の勾配比を
演算して、該勾配比が一定値以下のとき、再締付けを行
う、構成としである。
上述の構成により、締付は初期領域では、塗膜の薄いも
ののばね性に比べて塗膜の厚いもののばね性が低くなっ
て、この締付は初期領域における第1のトルク勾配が塗
膜の薄いものよりも塗膜の厚いものの方が小さくなるこ
と、この締付は初期領域を過ぎると、塗膜の厚みの差が
さほどなくなって、その領域における第2のトルク勾配
が塗膜の厚いものも塗膜の薄いものも略等しくなること
、とを利用して、その第1のトルク勾配と第2のトルク
勾配との勾配比が一定値以下か否かを判別することによ
って塗膜の厚みが必要以上に厚いものを選択できること
になり、その塗膜の厚みの厚いものだけを再締付けする
ことによって、そのもののゆるみを防出する一方、再締
付けの必要がないものに対しては再締付けを行うことを
省くことができることになる。このため、組立作業性の
低下を極力抑えつつ、ねじのゆるみを防止することがで
きることになる。
(実施例) 以下1本発明の詳細な説明する。
本実流側においては、被締付体に室料が塗布されたもの
が対象となり、その被締付体に対してねじとしてのボル
トが締付けられたねじ締結体においては、被締付体とボ
ルトとの間に塗膜が介在されることが前提となる。
(+、 )このような前提の下、先ず、締付は初期領域
で第1のトルク勾配RT、を求めると共に該締付は初期
領域よりも締付は終了側領域で第2のトルク勾配RT2
を求める。これは、次の工程において、第1のトルク勾
配RT、と第2のトルク勾配RT2との勾配比RT、/
RT、を求めることを可能とするために行われる。
締付は初期領域で第1のトルク勾配RT、をもとめるよ
うにしたのは、締付は初期領域においては塗膜の厚みに
応じてトルク勾配が異なることから、それを、次の工程
で塗膜が薄いものと厚いものとの判別に利用したいから
である。
具体的に説明すると、ねじの締付は理論は下式にて示さ
れる。
RT=dT/dθ Q:締付は角度  Kt:ボルトのばね定数F=締付は
軸力  KC:被締付体ばね定数P:ねじピッチ  M
、N:ボルト形状等により決まる定数 T:締付はトルク μ:摩擦係数 RT:トルク勾配 このことから、トルク勾配RTは、ねじの摩擦係数とね
じ締結体剛性によって決まると言うことができ、摩擦係
数を一定として塗膜の薄いものの(例えば厚み:10〜
30um)と塗膜の厚いもの(例えば厚みニア0〜14
0tLm)とについて締付は特性を比較した場合には、
第1図に示すように、特性線A(塗膜の薄いもの:正規
の場合)、特性線B(塗膜の厚いもの)のようになる。
この第1図からも明らかなように、塗膜の薄いものも塗
膜の厚いものも、塗膜のへたり特性として初期に大部分
のへたりを生じ、その後、徐々にへたっていく傾向とな
るが、塗膜の薄いものに比べて厚くなるほど締付は初期
領域のばね性が低くなり、締付は初期領域においては、
塗膜が厚いものの第1のトルク勾配RT、’は、塗膜の
薄いものの第1のトルク勾配RT、” よりも小さくな
る。この結果を次の工程で利用しようとしているのであ
る。
締付は初期領域よりも締付は終了側領域で第2のトルク
勾配を求めるようにしたのは、摩擦係数を一定とした場
合、その領域では、へたつが徐々に進行していっても被
締付体全体のばね性としては塗膜の薄いものと厚いもの
との差がさほどなくなって、第1図に示すように塗膜の
厚いものの第2のトルク勾配RT2’ も塗膜の薄いも
のの第2のトルク勾配RT2” も略等しくなることか
ら、そのことを、次の工程で利用したいからである。
(2)次に、第2のトルク勾配RT、に対する第1のト
ルク勾配RT2の勾配比RT、/RT2を演算する。こ
れは、勾配比RT、/RT2をもって、塗膜が必要以上
に厚いものか否かをtII別するために行われる。
勾配比RT、/RT2をもって塗膜の厚みを↑11別す
ることとしたのは、前述の摩擦係数一定の場合には第1
のトルク勾配RT、を比較対象とすれば足りるのである
が、個々に摩擦係数が変わる場合には、第1、第2のト
ルク勾配RT、、RT2の絶対値が変わることから、勾
配比RT、/RT2を比較対象とすることによって、摩
擦係数の影響を受けないようにするためである。
すなわち、摩擦係数が変われば、第1、第2のトルク勾
配RT、、RT、の絶対値が変わるが、個々の摩擦係数
においては、第2のトルク勾配8丁2は塗膜の厚みに関
係なく略等しいことから、その個々の摩擦係数の場合に
おける第1のトルク勾配RT、と第2のトルク勾配RT
2との勾配比RT、/RT、をとれば、摩擦係数に係り
なく、塗膜の厚み状態に応じて異なった値となる第1の
トルク勾配RT、を勾配比RT、/RT2に活かすこと
ができることになり、その勾配比RT、/RT2を判別
することにすれば、摩擦係数を気にせずに塗膜の厚みの
状態を判定することができるのである。
(3)次に、前記勾配比RT、/RT2が一定値に以下
のとき、再締付けを行う。これは、塗膜が必要以上に厚
いものだけを選び、それだけを再締付けしてそのものの
ゆるみを未然に防止する一方、再締付けの必要がないも
の(ゆるみの生じないもの)に対しては再締付けを省く
ためである。
再締付けの対象を、勾配比RT、/RT2が一定値に下
のものにしたのは、締付は初期領域よりも締付は終了側
領域においては塗膜の厚いものの第2のトルク勾配RT
2’ も塗膜の薄いものの第2のトルク勾配RT2°°
も略等しくなる一方、締付は初期領域においては塗膜の
厚いものの第1のトルク勾配RT、°が塗膜の薄いもの
の第1のトルク勾配RT、°゛よりも小さくなり、再締
付けの対象とすべき塗膜の厚いものの勾配比RT、/R
T2が、塗膜の薄いものの場合に比べて小さいものとな
るからである。
上記一定値には、ボルト形状、被締付イ峯形状等により
決定される。
例えば、ねじサイズ:MloXl、25、座面外径:1
7.7mm、座面内径: 12.8mm、被締付長さ:
 I 1.Ommの場合について説明すると、この場合
には、塗膜薄時の軸力と締付は角度の関係が、 軸力F=]20X締付は角度θ となり、締付はトルクTと締付は角度0との関係は第6
図に示すようにある。このことから、下記表1に示す結
果が得られることになり、一定値にはに=0.78とな
る。したがってに≧RT、/RT2のとき、再締付けを
行うことになる。
(以下余白) ゑ1 上記再締付けは、前述したように、塗膜を十分へたらし
て、第5図に示すように締付は軸力の低下量を少なくし
、ゆるみが生じないようにするために行われる。
したがって、上記各工程からなる締付方法においては、
組立過程において一律に再締付けを行うのではなく、ゆ
るみが生じる塗膜の厚いものについてのみ再締付けを行
うことから、組立て作業性の低下を極力抑えつつ、ねじ
のゆるみを防止できることになる。
次に、上記締付方法を用いた締付装置について説明する
この締付装置は、第2図に示すように、ナツトランナ4
がロジック回路5に基づいて制御されるようになってい
る。上記ナツトランナ4はモータ6と該モータ6によっ
て駆動されるソケット7とを有しており、このナツトラ
ンナ4には締付はトルクを検出するトルクトランスデユ
ーサ8と締付は角度を検出する角度パルスエンコーダ9
とが備えられている。
上記l・ルクトランスデューサ8の出力は、第1、第2
、第3.第4、第5、第6比較器10、II、12.1
3.14.15に入力されるようになっている。その第
1、第2、第3、第4、第5比較器10−14には、第
1、第2、第3、第4、第5トルク設定器16.17.
18.19.20から設定トルク値がそれぞれ入力され
るようになっており、この場合、第1トルク設定器16
からは設定トルク値T2、第2トルク設定器17からは
設定トルク値T2、第3トルク設定器18からは設定ト
ルク値Tz、第4トルク設定器19からは設定トルク値
T4、第5トルク設定器20からは設定トルク値Tgが
出力され、これら設定トルク値TI  T2 、Ti 
、T−、T−はT8、Tt 、Tx 、:’r4.T−
の順に大きく設定されている。第1〜第5比較器10〜
14は、各設定トルク値とトルクトランスデユーサ8か
らの出力とを比較し、それらが等しくなったとき、出力
信号を出力する機能を有し、第6比較器15はトルクト
ランデューサ8からの出力がOか否かを比較し、該出力
がOのとき、出力信号を出力する機能を有する。この場
合、第1比較器10の出力信号は第1アナログスイツチ
21に入力され、第2比較器11の出力信号は第2アナ
ログスイツチ22に入力され、第3比較器12の出力信
号は第3アナログスイツチ23に入力され、第4比較器
13の出力信号は第4アナログスイツチ24に入力され
、第5比較器14の出力信号は第5アナログスイツチ2
5に入力され、第6比較器15の出力信号は第6アナロ
グスイツチ26に人力される。第1〜第6アナログスイ
ツチ21〜26は、比較器からの出力信号を入力したと
き作動し、前記ロジック回路5に対して出力信号を出力
するようになっており、このとき、ロジック回路5は出
力信号を出力するようになっている。
前記角度パルスエンコーダ9の出力および前記ロジック
回路5の出力信号は、第1、第2、第3角度計測ゲート
27.28.29にそれぞれ人力されるようになってい
る。各角度計測ゲート27〜29は、ロジック回路5が
第1アナログスイツチ21からの出力信号を受けて出力
信号を出力したとき、ONとされ、そのONとされてい
るときに角度パルスエンコーダの出力を受けて締付は角
度信号を取込み、それをロジック回路5に対して出力す
る機能を有しており、第1角度計測ゲート27は、ロジ
ック回路5が第2アナログスイツチ22からの出力信号
を受けて出力信号を出力したときOFFとされ、第2角
度計測ゲート28は、ロジック回路5が第3アナログス
イツチ23からの出力信号を受けて出力信号を出力した
ときOFFとされ、第3角度計測ゲート29は、ロジッ
ク回路5が第4アナログスイツチ24からの出力信号を
受けて出力信号を出力したときOFFとされるようにな
っている。
前記ロジック回路5は、前述の機能の他に、入力信号を
演算してトルク勾配RT、 、RT、を求め、そのRT
、とRT 2との勾配比RT、/RT2を演算し、その
勾配比RT、/RT、が一定値に以下のとき、再締付け
を開始させる機能、第5、第6アナログスイツチ25.
26からの出力信号を受けたとき前記モータ6を停止さ
せる機能を有しており、それに基づく出力信号がサーボ
アンプ30を介して前記ナツトランナ4のモータ6に入
力されている。
次に、上記締付装置の作用について第3図に示すフロー
チャートに従いつつ説明する。なお、Pはステップを示
す。
先ず、スタート信号を受けると、各トルク設定器16〜
20において設定トルク値TI、Tz、Tz 、T4、
T、をそれぞれ設定しくPL)、その後、サーボアンプ
30f!:fi!IJかせでナツトランナ4のモータ6
を回転させ、締付けを開始する(P2)。
締付けを開始すると、トルクトランスデユーサ8の出力
Tが第1〜第5比較器10〜14に入力されて該各比較
器の設定トルク値Tr、Tz、T、、T、、Tgと比較
される。この場合、第1比較2B t oにおいて、ト
ルクトランスデユーサ8の出力Tが設定トルク値T1未
満のときには比較が続行される一方(P3) 、TがT
1に等しくなったときには、第1比較器10から第1ア
ナログスイツチ21に対して出力信号が出力され、その
出力信号によって第1アナログスイツチ21が作動され
、該第1アナログスイツチ21はロジック回路5に対し
て出力信号を出力する。これに基づき、ロジック回路5
は、出力信号を出力して、第1〜第3角度計測ゲート2
7〜29をONとし、設定トルク値TIに対応する締付
は角度から締付は角度の計測を開始する(P4)。
締付けは進められており、その締付けによって、第2比
較器11において、トルクトランスデユーサ8の出力T
が設定トルク値12未満のときには、比較が続行される
一方(P5) 、TがT2に等しくなったときには、第
2比較器11の出力信号により第2アナログスイツチ2
2が作動され、該第2アナログスイツチ22はロジック
回路5に対して出力信号を出力する。これにより、ロジ
ック回路5は、第1角度計測ゲート27に出力信号を出
力して、該第1角度計測ゲート27をOFFとし、第1
図に示すように、区分域としてのT1〜T2間に対応す
る締付は角度幅ΔθI (又は△θ1 ゛)を求め(P
6)、その区分域でのトルク勾配RT +  (RT 
’  RT 1”)を、RTI ’ = (T2  T
1)/Δθ1゜RTI  = (T2−TI )/Δθ
に基づき求める(P7)。
締付けはさらに続行されており、第3比較器12におい
て、トルクトランスデユーサ8の出力Tが設定トルク値
下3未満のときには、比較が続行される一方(P8)、
TがT3に等しくなったときには、前述同様、第3アナ
ログスイツチ18、ロジック回路5を介して第2角度計
測ゲート28がOFFとされる(P9)。締付けはさら
に続けられ、第4比較器13.においてトルクトランス
デユーサ8の出力Tが設定トルク値下4未満のときには
、比較が続行される一方(PIO)、TがT4に等しく
なったときには、前述同様、第4アナログスイツチ24
、ロジック回路5を介して第3角度計測ゲート29がO
FFとされ、第1図に示すように区分域73〜14間に
対応する締付は角度幅Δ02 (又は△θ2 ″)が求
められ(Pll)、この区分域73〜14間におけるト
ルク勾配RT2 (RT2’ 、RT2”)が、RT2
°= (T、 −T、)/△θ□。
RT2 = (T、−T3)/△θ2 によって求められる(P l 2)。
さらに締付けが続行され、第5比較器14においてトル
クトランスデユーサ8の出力Tが設定トルク値下8未満
のときには、比較が続行される一方(PI3)、TがT
8になったときには、第5アナログスイツチ25がロジ
ック回路5に対して出力信号を出力し、これにより、ロ
ジック回路5がサーボアンプ30に停止信号を出力し、
モータ6が停止され、締付けが停止される(PI4)。
次いで、ロジック回路5は、前記P7のRT。
と前記P12のRT2との勾配比RT、/RT2を演算
しくPI3)、その勾配比RT、/RT2が一定値に以
下であるか否かを判別する(PI6)。その判別の結果
、塗膜が薄いために勾配比RT、/RT、が一定値Kを
越えるとき(第1図中、左側の特性線)には、塗膜のへ
たりを無視できることから、これをもって締付けを終了
する。
一方、塗膜が厚いため勾配比RT、/RT2が一定値に
以下のとき(第1図中、右側の特性線)には、塗膜のへ
たりが問題となることから、再締付けが行われることに
なる。このため、先ず、ロジック回路5は逆転信号をサ
ーボアンプ30に出力してモータ6を逆転させる(P 
l 7)。この場合、第6比較器15はトルクトランス
ジューサ8の出力Tが0か否かを比較しており、トルク
トランスデユーサ8の出力Tが0に等しくならないとき
には逆転を続行する一方、TがOに等しくなったときに
は第6比較器I5は第6アナログスイツチ26を作動さ
せ、該第6アナログスイツチ26は出力信号をロジック
回路5に出力する(PI8)。これを受けてロジック回
路5はモータ6の逆転を停上しくPI3)、続いてモー
タ6を正転させて締付けを開始させる(P2O)。そし
て、この後、第5比較器14において、トルクトランス
デユーサ8の出力Tが設定トルク値7.未満のときには
比較を続行させる一方(P21)、TがTsになったと
きには、前述同様、第5アナログスイツチ25を経てロ
ジック回路5からサーボアンプ30に出力信号を出力し
、これにより、モータ6を停止し、締付けを終える(P
22)。
以上実施例について説明したが本発明にあっては次のよ
うなものを包含する。
■本発明に係る方法を自動車の足回り締結部、例えばダ
ンパロッド締結部等に用いること。
■本発明に係る方法を角度法締付けに適用すること。
(発明の効果) 本発明は以上述べたように、組立作業性の低下を極力抑
えつつ、ねじのゆるみを防止するねじの締付方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る方法を説明する説明図、 第2図は本発明に係る方法を実施する締付装置の一例を
示す図、 第3図は第2図の締付装置の!II 18例を示すフロ
ーチャート、 第4図はねじ締結体におけるボルトの伸びと被締付体の
縮みとの関係を示す図、 第5図は経時変化に伴う締付は軸力の低下を説明する図
モ南j; 第6図は一定値Kを求める具体的方法を説明する説明図
である。 T1〜T2・・・締付は初期領域 T3〜T、・・・締付は初期領域よりも締付は終了側領
域 第1 図 締付11閂N、O 2丁ブ 図 第4 図 第5 図 峙 間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)締付け初期領域で第1のトルク勾配を求めると共
    に該締付け初期領域よりも締付け終了側領域で第2のト
    ルク勾配を求め、 前記第2のトルク勾配に対する前記第1のトルク勾配の
    勾配比を演算して、該勾配比が一定値以下のとき、再締
    付けを行う、 ことを特徴とするねじの締付方法。
JP32195589A 1989-12-12 1989-12-12 ねじの締付方法 Pending JPH03184773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012232386A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Toyota Motor Corp 軸力算出方法および締付工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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