JPH0318394A - 包丁等の刃物及びその製造方法 - Google Patents

包丁等の刃物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0318394A
JPH0318394A JP15318189A JP15318189A JPH0318394A JP H0318394 A JPH0318394 A JP H0318394A JP 15318189 A JP15318189 A JP 15318189A JP 15318189 A JP15318189 A JP 15318189A JP H0318394 A JPH0318394 A JP H0318394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting edge
projections
protrusion
protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15318189A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Hasegawa
長谷川 義信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hasegawa Hamono KK
Original Assignee
Hasegawa Hamono KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hasegawa Hamono KK filed Critical Hasegawa Hamono KK
Priority to JP15318189A priority Critical patent/JPH0318394A/ja
Publication of JPH0318394A publication Critical patent/JPH0318394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は包丁、ナイフ等の刃物及びその製造方l去に関
するものである。
[従来の技術] 一般に、刃先が形成された刀身と、その刀身の1&端部
に取イ1けられた柄とからなる包丁、ナイフ等の刃物に
43いては、水分の多い食物等を切ったときに、切断さ
れた食物片が刀身に吸い付《場合がある。そこで、この
食物片を刀身から剥がれ易くするために、例えば第6図
に示すように、刀身31の一方の側面に対し、刀先32
とほぼ平行に突条33を設けたものがある。この突条3
3は、刃物の焼き入れ前に刀身3lの側面に棒状金属片
を溶接固定したり、鍛造を行ったりして形成している。
また、第6図に二点鎖線で示すように、刃先32の近傍
位置に複数個の孔34を透設したタイプの刃物もある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前者の刃物においては、刀身31の側面に金
属片を溶接固定したり鍛蚕したりして突条33を形成し
、焼き入れを行い、その後さらに刃付けのために研磨等
の仕」二げ加工を行う必要かある。この場合には、刀身
31の側面において突条33の下方部分を研磨すること
になるが、このとき同突条33が研磨作業の邪魔になる
。そこで、前記突条33が研磨の邪魔にならないように
、これをある程度刃先32から離れた位置に設りること
か考えられるが、このようにすると十分な刃離れ効果が
期待できない。
一方、刃物の使用時には指をガイドとし、この指を刀身
31側面に添えて食物を切る場合があるが、後者の刃物
のように刀身31に孔34が形成されていると、孔34
が指に当たって使い勝手が悪い。また、孔34の場合に
は前記突条33に比べて刃離れ効果が小さい。さらには
、刀身31の強度の観点から孔34を刃先32の近傍位
置に設けることができないという問題もある。
本発明の目的は、水分の多い食物等を切った場合に、切
断された食物片か刀1に吸い付くのを確実に防止できる
包丁専の刃物を提供することにあり、さらには刃先が形
成された刀!l4側面に対し、その刃先に悪影響を及ぼ
すことなく後イ′−1けで突起を設けるこどが可能とな
って、その突起形成後における刃付け等の仕上げ加工を
省略できる刃物の製造方/J:を↑κ{J(することに
ある。
し課題を解決するための丁段] そこで、前記雷的を達戊するため本発明の包丁ウq・の
刃物においては、刃先近傍位置における刀Iの側面に、
接着性組底物を滴下及び硬化してなる複数の突起を設け
ている。
また、前記突起を略半球状に形成ずることが好ましく、
さらには前記刀1側面に粗面部を形成し、その粗面部上
に前記突起を設けるとよい。
本発明の包丁等の刃物の製造方法においては、刀身に刃
先を形成し、その刃先近傍位置における刀身側面上の複
数箇所に接着性組底物を滴下し、その後、これらの接着
性組戊物を硬化させて複数の突起を形成した。
[作用] 刃物を使用して水分の多い食物等を切ると、切断された
食物片がその刃物の刀身側面に吸いイ」こうとするが、
本発明の刃物においては刃先近傍位置における刀身の側
面に、複数の突起が設けられているので、刀身に吸い付
こうとする食物片には、刀身側面から離間する方曲への
力が作用する。
また、前記突起が略半球状に形成されているため、食物
片に傷が付きにくい。
さらに、前記突起は、刀舅の側面に形成された粗面部上
に設けられているので、同突起が刀身側面に対し強固に
密着する。
前記刃物を製造する場合には、まず、刀身に刃先を形成
し、その刃先近傍位置における刀身側面上の複数箇所に
接着性組成物を滴下し、その後、これらの接着性組底物
を硬化させる。すると、刀身上に複数の突起が形成され
る。
[実施例コ 以下、本発明を包丁に具体化した一実施例を第1〜4図
に従って説明する。
第1図に示すように、本実施例の包丁は刃先1が形成さ
れた刀身2と、その刀身2の後端部(第1図左端部)に
取付けられた柄3とから構威されている。前記刀身2の
一方の側面(第3図右側面)において刃先1の近傍部分
は、ブラスト、ホーニング、酸による腐蝕等の加工が施
され、帯状の粗面部4となっている。
前記粗面部4」二において刃先1の近傍位置には、合y
&樹脂により略T球状に形成された複数個の突起6が、
その刃先lに沿って所定間隔毎に列設されている。また
、前記突起6の上方において、隣接する突起6間の中央
部分と対応する位置には、同しく合戊樹脂によって突起
6よりも大径の略半球状に形成された複数個の突起7が
列設されている。
第2図に示すように本実施例では、刃先l端縁からの距
離d1=5mmの位置に、直径al=2+u+の突起6
が形成されている。また、刃先1端縁からの距離d2=
10mmの位置に、直径a2=3mmの突起7が形成さ
れている。なお、これらの突起6.7は、第3図に示す
ように、刃先1の研ぎ直しを行う際に、その研磨作業の
邪魔にならないように、同刃先1の刃付け角度αの範囲
内にあることが好ましく、この条件を満たずように本実
施例では突起6の高さh1が約045山に、また突起7
の高さh2  <第4図参照)が約11iにそれぞれ設
定されている。
前記のように構戒された本実S%例の包丁を用いて水分
の多い食物、例えば、きゅうり等の野菜を切る際には、
刀身2において突起6.7が設けられていない側面に指
を添える。この場合には、孔34を設けた従来技術とは
異なり、添えた指に何も当たらないので使い勝手が良い
前記のように本実施例の包丁で食物を切ると、その食物
が切断される過程で生ずる食物片が、突起6.7によっ
て刀身2から離間する方向へ押圧される。このため、食
物片が刀身2側面に吸い付《ことが防止される。特に、
本実施例では刃先1に近い部位に高さの低い突起6を、
刃先1から同突起6よりも離れた部位に高さの高い突起
7を設けたので、食物に対する刃先lの切り込み量が多
くなるに従い、突起6,7による押圧力が大きくなり、
その結果、前記食物片を刀身2から効果的に離間させる
ことができる。このように、本実施例の包丁によれば、
たとえ水分の多い食物等を切る場合でも、食物片を刀身
2から確実に刃離れさせることができ、食物の切断が容
易となる。
また、本実施例では各突起6,7を略半球状に形成した
ので、食物を切る際に食物片に対し傷を付けるおそれが
ない。
さらに、本実施例では刀身2の側面に対し、予め組面部
4を形成しておき、この粗面部4上に突起6,7を形成
したので、両者の密着性が良く、同粗面部4を形成しな
い場合に比べて、突起6,7の固着強度が向上する。
そして、前記突起6.7は前述したように刃先1の刃付
け角度αの範囲内に配置されているので、包丁の切れ味
が低下して刃先1の研ぎ直しを行う場合に、同突起6.
7がその研磨作業の邪魔になることがない。
次に、前記包丁の製造方法について説明すると、まず、
通常の包丁の製造と同様に、刀身2に刃先1を形成し、
この刀身2の一方の側面の所定位置にブラスト、ホーニ
ング、腐蝕等の加工を施して帯状相面部4を形成する。
そして、第4図に示すように、前記粗面部4が形或され
た面を上側にして、同粗面部4上の所定位置に接着性組
戒物としての接着剤8を滴下する。本実施例ではこの接
着剤8として、エポキシ樹脂系接着剤(セメダイン株式
会社製 セメダインBP− 1 0 8)をトルエンで
1.3〜1.7倍に希釈したものを使用した。このよう
にエボキシ樹脂系接着剤をトルエンで希釈するのは、同
エボキシ樹脂系接着剤だけでは粘度が高く、これを滴下
するときに糸を引いたりして液切れが悪いからである。
前記接着剤8を粗面部4上に滴下すると、その接着剤8
は自身の粘度により第4図に二点鎖線で示すようなきれ
いな略半球状になる。
続いて、前記接着剤8が滴下された刀身2を約150゜
Cの雰囲気下に約20分間放置する。すると、この接着
剤8が硬化して、粗面部4上に突起6.7が形成される
とともに、これらの突起67が粗面部4に密着ずる。こ
のときには、刃先1も加熱されることになるが、比較的
低い温度であるので悪影響はない。
前記のようにして得られた突起6.7はそれ自身硬く、
しかも粗面部4に対し強固に固定される。
このことを確認するために、本実施例の包丁をトルエン
、ガソリン中にそれぞれ1週間?+?Hしたが、いずれ
の場合も突起6.7が溶けたり、粗面部4から剥がれた
りすることがなかった。また、本実施例の包丁を5%の
塩水を含んだ噴霧室に30日間放置したが、突起6,7
の接着強度はほとんど変化しなかった。
このように、本実施例の製造方法によれば、刀付け作業
を完了して刃先1が形成された刀身2に対し突起6.7
を後付けするため、従来技術のように、突起6,7形成
後に刃付けのために研磨等の仕上げ加工を行う必要がな
くなる。さらに、突起6,7の成形によって刃先1に悪
影響を及ぼすことがないので、同突起6.7を刃先1の
近傍位置に設けることができ、従って、刃離れ効果の大
きな包丁を製造できる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)前記実施例における突起6.7の大きさを変更し
たり、第5図に示すように、同突起6,7を横長形状に
変更したりしてもよい。
(2)突起6,7を刃先lの近傍位置に3列以上設けた
り、ランダムに設けたりしてもよい。
(3)前記実施例における粗面部4を省略し、刀身2の
側面上に直接突起6,7を設けてもよい。
また、前記実施例では粗面部4を帯状に形成したが、突
起6.7が滴下される部分にのみ、この粗面部4を形成
してもよい。
(4)接着性組底物としては加熱により硬化するタイプ
のエポキシ樹脂系接着剤以外にもエボキシ樹脂系塗料を
用いたり、常温で硬化する2肢タイプのエボキシ樹脂系
接着剤を用いることもできる。
さらには、フェノール樹脂系接着剤、ポリウレタン樹脂
系接着剤、アクリル樹脂系接着剤等、各種接着剤を使用
してもよい。
(5)本発明は包丁以外にも、果物ナイフ等のナイフに
具体化することもできる。
(6)突起6,7を刀身20両側面に設けてもよい。
し発明の効果コ 以上詳述したように、本発四の包丁等の刃物によれば、
水分の多い食物等を切った場合に、食物片が刀身に吸い
付くのを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
特に、前記突起を略半球状に形成したので、この突起に
よって食物片を傷付けるおそれがない。
また、刀身の側面に粗面部を形成し、その粗面部に突起
を設けたので、同突起を刀身側面に強固に固定できる。
さらに、本発明の包丁等の刃物の製造方法によれば、刃
先が形成された刀身側面に対し、その刃11 12 先に悪影響を及ばずことなく後付けで突起を設けること
が可能となって、その突起形戒後における刃付け等の仕
上げ加工を省略することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明を包丁に具体化したー実施例を示し
、第1図は包丁の正面図、第2図は突起が設けられた刀
身の部分拡大正面図、第3図は第1図におけるm−m線
拡大断面図、第4図は刀身側面に接着剤を滴下して突起
を形成する状態を示す刀身の部分断面図、第5図は突起
の形状の別例を示す刀身の部分拡大正面図、第6図は従
来技術を示す包丁の正面図である。 1・・・刃先、2・・・刀身、4・・・粗面部、6,7
・・・突起、8・・・接着性組底物としての接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、刀身(2)に刃先(1)を形成してなる包丁等の刃
    物において、前記刃先(1)近傍位置における刀身(2
    )の側面には、接着性組成物(8)を滴下及び硬化して
    なる複数の突起(6、7)を設けたことを特徴とする包
    丁等の刃物。 2、突起(6、7)を略半球状に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の包丁等の刃物。 3、刀身(2)の側面に粗面部(4)を形成し、その粗
    面部(4)上に突起(6、7)を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の包丁等の刃物。 4、刀身(2)に刃先(1)を形成し、その刃先(1)
    近傍位置における刀身(2)側面上の複数箇所に接着性
    組成物(8)を滴下し、その後、これらの接着性組成物
    (8)を硬化させて複数の突起(6、7)を形成するこ
    とを特徴とする包丁等の刃物の製造方法。
JP15318189A 1989-06-15 1989-06-15 包丁等の刃物及びその製造方法 Pending JPH0318394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15318189A JPH0318394A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 包丁等の刃物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15318189A JPH0318394A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 包丁等の刃物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0318394A true JPH0318394A (ja) 1991-01-25

Family

ID=15556820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15318189A Pending JPH0318394A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 包丁等の刃物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0318394A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810457A (ja) * 1994-07-01 1996-01-16 Kameyama Hozumi バターナイフ
JP2006271959A (ja) * 2005-03-03 2006-10-12 Kyocera Corp セラミック製刃物
CN102189559A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 东京窑业株式会社 切割刀具
JP2011193974A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Tokyo Yogyo Co Ltd 切断刃具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62224390A (ja) * 1986-03-25 1987-10-02 正広鍛工株式会社 包丁等の刃物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62224390A (ja) * 1986-03-25 1987-10-02 正広鍛工株式会社 包丁等の刃物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810457A (ja) * 1994-07-01 1996-01-16 Kameyama Hozumi バターナイフ
JP2006271959A (ja) * 2005-03-03 2006-10-12 Kyocera Corp セラミック製刃物
CN102189559A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 东京窑业株式会社 切割刀具
JP2011193974A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Tokyo Yogyo Co Ltd 切断刃具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0753914Y2 (ja) ナイフブレード
JP2974625B2 (ja) 皮剥具
EP0274220A2 (en) Serrated-edge knives
EP1285620A1 (en) Ribbon tooth, cutting tool including ribbon teeth, and method of forming a ribbon tooth
US7695078B2 (en) Carbide studs for stability and motive traction of footwear
CA2579908A1 (en) Hand paddle
US20060032060A1 (en) Microprismatic shaving surface and shaving implements incorporating said surface
JPH0318394A (ja) 包丁等の刃物及びその製造方法
US5181321A (en) Process for manufacturing cutting blades
US1728192A (en) Method of making slicing knives
US4149313A (en) Edge tool
US2591973A (en) Citrus fruit utensil
JPS63283Y2 (ja)
JP2008119017A (ja) 皮剥き器
US1975200A (en) Attachment for paring knives
KR200199222Y1 (ko) 손톱 연마용 줄
EP0247217B1 (en) Self-sharpening cutting implement and method of making the same
JPH05131067A (ja) ステンレス刃物鋼製庖丁及び製造法
WO2004054402A1 (en) A progressive hair removal surface
JPS6031905Y2 (ja) 釣針研磨用やすり
JPS62224390A (ja) 包丁等の刃物
JP3512906B2 (ja) 釣りバリ用砥石
JPS598674Y2 (ja) 庖丁
JP3080549U (ja) 根菜類皮剥き機
JPS62287999A (ja) 切刃の自生切断器およびその製造方法