JPH0318301A

JPH0318301A - 後部出入型スキー靴

Info

Publication number: JPH0318301A
Application number: JP2135547A
Authority: JP
Inventors: Bortoli Giuseppe De; ジュセペ　デ　ボルトリ; Claudio Zorzi; クラウディオ　ゾルジ
Original assignee: Nordica SpA
Current assignee: Nordica SpA
Priority date: 1989-05-30
Filing date: 1990-05-28
Publication date: 1991-01-25
Also published as: IT1235291B; US5079859A; DE69003482D1; ATE94730T1; DE69003482T2; EP0410091B1; EP0410091A3; EP0410091A2; IT8982550A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、スキー靴に関する。

（従来の技術）現在、スキー靴の主たる型式として知られているものに
、後部出入型および混合構造型の２通りのものがある。

後部出入型では、靴の堅い本体部分に前部腰革と後部腰
革とがつながっており、後部腰革は後方からの足の挿入
が可能となるように下に傾けることができるようになっ
ている。混合構造型は、重なるフラップを有する靴の木
体都分に前部腰革と後部腰革とがつながって構成されて
いる。

これらの型の靴においては腰革部を閉じる要素として、
後部腰革の背面に好適に取り付けられて例えばケーブル
状の一つ以上の引張り要素に張力をかける垂直レバーを
用いることが知られている。

使用に際しては、この垂直レバーを、ケーブルが張力を
かけられた状態にある閉止位置と、後部腰革の回転が可
能でしたがって足の取出しが可能なようにケーブルが緩
められる開放位置との二つの位置に固定することができ
る。

（発明が解決しようとする課題）これら従来型のスキー靴の問題点は、垂直レバーがとり
得る二つの位置のいずれにおいても、靴をはきながら容
易な歩行が不可能であるということによる。

閉止位置においては、脚を前方に曲げたままの状態を強
いられ、その一方で、開放位置では、後部腰革がふくら
はぎ上で静止せずに足を滑り出させてしまう。

これらの問題点に対する部分的な解決策として、後部腰
革につながって、後部腰革の二つの程度の異なる閉止状
態を設定する装置を備えた垂直レバーを有するようなス
キー靴がもたらされた。

この従来型の装置は、腰革部分を完全に閉止させるもの
ではあるが、レバーを閉止するか或いは歩行のためにそ
れを部分的に開放した場合に、いくつかの問題点がある
。ケーブルの張力を変えるためには、工夫された伝動要
素を作用させることが必要なことから、レバーを開放し
てそのレバーを閉止することが避けられずスキーヤーに
余分な操作を強いている。

更に、ケーブル伝動要素の大きさが小さいことから、ス
キー手袋をしている場合或いは氷がレバーに付着してい
る場合には、この要素を作動させることは容易ではない
。

この従来装置は更にまた構造上複雑なものであり、前記
伝動要素によって空間が足りなくなることから腰革部分
を閉止するためのケーブルの張力を調節する目的で、レ
バーのアームに内包される装置を挿入することができな
い。

また、一対の接続ロンドを介在させることによって、工
夫された形の羽根につなげられる垂直レバーを後部腰革
の背面に有する後部出入型のスキー靴も知られている。

この解決策には、レンズのアームの内側にケーブル張力
調節システムを挿入することができることを除いて、前
述の従来装置について示したものと同様な問題点がある
。

更に、この従来システムには別の問題点がある。レバー
を収めるための空間を本体部分に設けることが必要であ
り、この空間は前記レバーの長さに、接続ロッドの軸の
長さの２倍を加えたものに等しくなくてはいけない。

後部腰革において利用可能なスペースが、一定であるこ
とを条件とすればスキー取付け具との相互作用を避けな
ければいけないことによってレバーの長さが限定される
ことから、前記レバーの大きさを小さくしなければなら
ず、腰革を閉じるために加えられる力はしたがって増大
する。

木発明の目標は、腰革を最適に閉じることができるのと
同時にスキーヤーの足が滑り出ることなしに直立して最
適に歩行できるスキー靴をもたらすことによって従来型
における上述した問題点を取除くことにある。

上述した目標の範囲における大切な目的の一つは、工業
的に容易に製造され得る極めて少数の構成部分によって
なるスキー靴をもたらすことにある。

無視することのできない目的は、前述の特徴と、使用に
際して信頼性が高く安全である特徴とを結び付けたスキ
ー靴をもたらすことにある。

（課題を解決するための手段）上述および以下で明らかとなるその他の目標や目的は、
堅い本体部分につながる前部腰革および後部腰革とこれ
ら腰革部分を閉じるための装置とで構成されるスキー靴
であって前記装置が１個以上の引張り要素に張力をかけ
るレバーを含むものにおいて、前記レバーが開放されて
いる場合に、前記１個以上の引張り要素と一時的に係合
して前記引張り要素の動作する長さを部分的に引張る少
なくとも１つの手段を備え、前記手段が前記レバーの本
体上或いは前部および後部腰革の少なくともいずれか一
方に設けられていることを特徴とするスキー靴によって
達成される。

（作　用）本発明にあっては、第１図および第２図において示すよ
うにスキーヤーは、ケーブル６をラグ７にかけるか或い
は前記ケーブルをラグ７にかけない状態で、レバー５を
開放位置に設定し、第１図に示すような足を木体２の中
から出したり挿入したりするために、腰革部分を完全に
開放することのできる位置と第２図に示すスキーヤーが
好適に歩行できるように、後部腰革４が地面に対してほ
ぼ垂直となる腰革が部分的に開放される位置との２つの
別個な位置状態を得ることができる。

木発明の更なる特徴や効果は、添付の図面の非限定的な
例によって示されるところのこれらに限定されることの
ない実施例の詳細な説明によって明らかとなる。

（実施例）各図において、符号１は、前部腰革３と後部腰革４とに
つながる重複するフラップを有する型、或いは堅い一体
構造型の木体２によって構成される木体２によって構成
されるスキー靴を示している。

例えば後部腰革の背面に横断的に取付けられる垂直レパ
ー５のように、工夫された閉止装置によって、前部腰革
３および後部腰革４の閉止が可能となっている。

前記垂直レバーには、例えばケーブル６のような１個以
上の引張り要素がつながっている。

後部垂直レバーが開放されている場合において、前記１
個以上の引張り要素と一時的に係合して前記引張り要素
の動作する長さを部分的に引張るための手段が、垂直レ
バー５に取付けられており、この手段は、後部腰革４と
の接続の軸９の近傍においてレパー５の側面８から垂直
に突き出す１対のラグ７によって構成されている。

前記ラグ７は、好適には基部が軸９の方向を向いた半円
形状をしている。

前記ラグ７は、当然にレバー５と一体的に設けられても
よいし、或いはそこに取付けられるものであってもよい
。

第１図および第２図において示すようにスキーヤーは、
ケーブル６をラグ７にかけるか或いは前記ケーブルラグ
７にかけない状態で、レバー５を開放位置に設定するこ
とができる。

したがって、第１図に示すような足を木体２の中から出
したり挿入したりするために、腰革部分を完全に解放す
ることのできる位置と第２図に示すスキーヤーが好適に
歩行できるように、後部腰革４が地面に対してほぼ垂直
となる腰革が部分的に開放される位置との、２つの別個
な位置状態を得ることができる。

したがって、本発明は、腰革の好適な閉止を達威し且つ
足が靴から滑り出ることなしに、スキーヤーが直立で好
適に歩行できるようにするものであるといえる。

本発明にしたがった装置は、さらに使用に際して信頼性
が高く安全であり極めて少ない数の構成部品によってな
るものであり、したがって製造コストを好適に抑制する
ことができる。

そして、行うべき操作ではレバーの開放とそれに続〈閉
止を必要とせず、装置の作動はどのような状態において
も容易であり、装置の人間工学的１１長所が達成される。

本発明にしたがった装置は、当然に数多〈の変更や変化
をなし得るものであり、これらの総ては同一の発明コン
セプトの範囲にある。

例えば第４，５および６図は第２の実施例を示すもので
あり、垂直レバー５はここでもその一端において後部腰
革１０４に対して横軸に沿って回動し、腰革回動軸１０
９の近傍において例えばケーブル１０６のような１個以
上の引張り要素と一時的に係合するための手段即ち、軸
１０９に向いた湾曲端面１１０においてケーブル１０６
の一時的係合のための、みぞ１１１を有する手段を備え
ている。

レバーが最大応力を生じる位置に達する以前の閉止操作
中において、ケーブル１０６の自動的係合解除を可能に
するために、前記みぞ１１１は、双曲線状縦断面の部分
を含むことが好ましい。

このようにすれば、ケーブルはレバーの角度変化によっ
て、みぞ１１１から押し出されることになる。

１　２第７図および８図は、更に変化した実施例における靴２
０１を示すものであり、これらの実施例においてはケー
ブル２０６の一時的係合手段は、前部腰革２０３または
後部腰革２０４に対して垂直且つ側面方向に突き出す１
個以上のラグ２０７によって構成されている。

この場合においても、スキーヤーは足が木体２０２から
滑り出る心配がな〈、歩行に最適な腰革が部分的に開い
た状態を得ることができる。

本発明の個々の部分の寸法やその材料は、特別な必要に
応じて重要なこととなり得る。

（発明の効果）本発明によれば、腰革の好適な閉止を達成し且つ足が靴
から滑り出ることなしに、スキーヤーが直立で好適に歩
行でき、また使用上信頼性が高く安全である。さらに、
極めて少ない構成部品数からなるもので製造コストが低
くなり、操作上はレバーの開放とそれに続く閉止を必要
とせず、装置の作動はどのような状態においても容易で
人間工学上の長所が達成されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、スキー靴を垂直レバーを開放し腰革を完全に
開いた状態で示す側面図、第２図は、第１図に示した靴を後部レバーを開放し後部
腰革な歩行のために一部開いた状態で示す側面図、第３図は垂直レバーの詳細を示す斜視図、第４図は、１
個以上の引張り要素と一時的に係合し該引張り要素の動
作する長さの一部を引張るための手段の第２の実施例を
示す斜視図、第５図は、前図のレバーを第４図のｖ−■
に泊った断面で示す断面図、第６図は、後部腰革に取付けられた前図にしたがった垂
直レバーの部分側面概略図、第７図は、一時係合手段を後部腰革に備えたスキー靴の
側面概略図、第８図は、前部腰革上に一時係合手段を有するスキー靴
の側面概略図である。符号の説明１，２０１・・・スキー靴２　，２０２・・・靴本体３　，２０３・・・前部腰革４，１０４，２０４・・・後部腰革５，１０５・・・レバー６，１０６，２０６・・・引張り要素７，１０７，２０７・・・一時係合手段８・・・側面　
　　　　９・・・軸１１０・・・湾曲端面１ｌｌ・・・みぞｌ５く）第３図第４図／／／

Claims

【特許請求の範囲】１、前部腰革（３，２０３）と後部腰革（４，１０４，
２０４）とがつながる本体（２，２０２）とこれら腰革
部分を閉止するための装置とからなるスキー靴であって
、前記装置が１個以上の引張り要素（６，１０６，２０６
）に張力をかけるレバー（５，１０５）によって構成さ
れるスキー靴において、前記１個以上の引張り要素と一
時係合し前記レバーが開放された際に前記引張り要素の
動作する長さの一部を張る少なくとも一つの手段（７，
１０７，２０７）を有し、前記手段が前記レバーの本体
上か或いは前部および後部腰革の少なくともいずれか一
つの上に設けられていることを特徴とする後部出入型ス
キー靴。２、引張り要素（６，１０６）との一時係合手段（７，
１０７）が、レバー（５，１０５）の本体の側面（８）
に設けられていることを特徴とする請求項１記載の後部
出入型スキー靴。３、一時係合手段が、後部腰革（４，１０４）とのレバ
ーの接続軸（１０９）の近傍において、前記レバー（５
，１０５）の本体の側面（８）から垂直方向に突き出す
１対のラグ（７，１０７）によって構成されることを特
徴とする請求項１記載の後部出入型スキー靴。４、ラグ（７，１０７）が、レバーの接続軸（１０９）
に向いた湾曲端（１１０）を含む円形に類似した形状を
有することを特徴とする請求項３記載の後部出入型スキ
ー靴。５、ラグ（７，１０７）が、レバーの接続軸（１０９）
に向いた湾曲端（１１０）を含む円形に類似した形状を
有し、前記ラグが前記湾曲端において引張り要素（１０
６）の一時的収容のためのみぞ（１１１）を有すること
を特徴とする請求項１記載の後部出入型スキー靴。６、ラグまたはみぞが、少なくとも部分的に双曲線状断
面を有することを特徴とする請求項３記載の後部出入型
スキー靴。７、１個以上の引張り要素が、ケーブルによって構成さ
れることを特徴とする請求項１記載の後部出入型スキー
靴。８、レバー（５，１０５，２０５）が開放されている際
にラグ（７，１０７，２０７）が引張り要素（６，１０
６，２０６）と相互作用し、レバーが完全に開放されて
いる際には前記引張り要素がその動作する長さを部分的
に張られることを特徴とする請求項１記載の後部出入型
スキー靴。９、１個以上の引張り要素のための一時係合手段が、前
部腰革（２０３）または後部腰革（２０４）から側方向
に垂直に突き出す少なくとも一つのラグ（２０７）によ
って構成されることを特徴とする請求項１記載の後部出
入型スキー靴。