JPH0318077Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0318077Y2 JPH0318077Y2 JP1984026694U JP2669484U JPH0318077Y2 JP H0318077 Y2 JPH0318077 Y2 JP H0318077Y2 JP 1984026694 U JP1984026694 U JP 1984026694U JP 2669484 U JP2669484 U JP 2669484U JP H0318077 Y2 JPH0318077 Y2 JP H0318077Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- powder
- horizontal
- space
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 73
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 20
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 16
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 claims description 9
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、粉末を圧粉体に圧縮形成した後に成
形された圧粉体の側面を横パンチにより加工する
横パンチ付粉末成形装置に関する。
形された圧粉体の側面を横パンチにより加工する
横パンチ付粉末成形装置に関する。
[従来の技術]
従来、粉末を圧縮成形した圧粉体の側面を加工
する場合、圧粉体への圧縮成形と側面の加工と
を、別々の装置で別々の工程で行なつていた。し
かし、圧粉体は、各粉末粒子相互間の結合力が弱
く、かつ脆いので、被削性等が悪く、所定の側面
加工を行なうためには、特別の条件や装置が必要
になり、作業能率等もよくなかつた。
する場合、圧粉体への圧縮成形と側面の加工と
を、別々の装置で別々の工程で行なつていた。し
かし、圧粉体は、各粉末粒子相互間の結合力が弱
く、かつ脆いので、被削性等が悪く、所定の側面
加工を行なうためには、特別の条件や装置が必要
になり、作業能率等もよくなかつた。
この問題に対処するために、先に本出願人によ
り、ダイス内で粉末を圧縮成形するとともに、成
形された圧粉体をダイス内で横パンチによつて側
面加工する方法が提案されている(特願昭57−
25439号)。
り、ダイス内で粉末を圧縮成形するとともに、成
形された圧粉体をダイス内で横パンチによつて側
面加工する方法が提案されている(特願昭57−
25439号)。
ところが、この方法においては、横パンチのガ
イド穴の原料粉末を除去するために横パンチを空
打ちするため、作動が複雑になるとともにエネル
ギ的に効率が良くないという問題とともに、原料
粉末の舞い上がりにより、横パンチガイド部に粉
末づまりが発生し、圧粉体に横パンチの形状通り
の成形面が得られないおそれがあつた。
イド穴の原料粉末を除去するために横パンチを空
打ちするため、作動が複雑になるとともにエネル
ギ的に効率が良くないという問題とともに、原料
粉末の舞い上がりにより、横パンチガイド部に粉
末づまりが発生し、圧粉体に横パンチの形状通り
の成形面が得られないおそれがあつた。
[考案が解決しようとする課題]
そこで、これらの問題に対処し横パンチ付き粉
末成形装置の性能をさらに向上させるために、先
に本出願人により、横パンチガイド部に侵入した
原料粉末をエアによつて吹き飛ばす方法が提案さ
れている(実願昭58−167540号)。すなわち、第
1図A,B,Cに示すように、圧粉体1の側面成
形工程(第1図B)以前の圧縮成形中に、横パン
チ2が後退端にいるとき、横パンチ2の先端面と
ダイス3の横パンチ2のガイド穴4と上パンチ5
および下パンチ6の摺動面7とによつて囲まれる
空間8に、エア通路9からエアを吹き込んで、空
間8に侵入した粉末を吹き飛ばすというものであ
つた。吹き飛ばされた粉末は、上パンチ5の穴1
1、コアロツド12の抜き穴13を通し、コアロ
ツド12の内部を通して外部に排出されていた。
末成形装置の性能をさらに向上させるために、先
に本出願人により、横パンチガイド部に侵入した
原料粉末をエアによつて吹き飛ばす方法が提案さ
れている(実願昭58−167540号)。すなわち、第
1図A,B,Cに示すように、圧粉体1の側面成
形工程(第1図B)以前の圧縮成形中に、横パン
チ2が後退端にいるとき、横パンチ2の先端面と
ダイス3の横パンチ2のガイド穴4と上パンチ5
および下パンチ6の摺動面7とによつて囲まれる
空間8に、エア通路9からエアを吹き込んで、空
間8に侵入した粉末を吹き飛ばすというものであ
つた。吹き飛ばされた粉末は、上パンチ5の穴1
1、コアロツド12の抜き穴13を通し、コアロ
ツド12の内部を通して外部に排出されていた。
しかし、このような方法においては、粉末10
がコアロツド12から排出されるとき吹き飛ばさ
れてくるため、粉末10の飛散が起こり、環境を
悪化させるおそれがあつた。
がコアロツド12から排出されるとき吹き飛ばさ
れてくるため、粉末10の飛散が起こり、環境を
悪化させるおそれがあつた。
本考案は、先に本出願人により提案した2つの
方法をさらに改良して、横パンチを空打ちするこ
となく横パンチのガイド部から確実に粉末を除去
して圧粉体の側面を所定の形状に成形、加工する
とともに、粉末の飛散のない良好な作業環境を得
ることを目的とする。
方法をさらに改良して、横パンチを空打ちするこ
となく横パンチのガイド部から確実に粉末を除去
して圧粉体の側面を所定の形状に成形、加工する
とともに、粉末の飛散のない良好な作業環境を得
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この目的に沿う本考案の横パンチ付粉末成形装
置は、ダイス内に充填された原料粉末を、上下パ
ンチにより圧粉体に圧縮成形し、圧粉体の側面を
横パンチにより加工する横パンチ付粉末成形装置
において、横パンチが後退端にあるときに横パン
チの先端面、ダイスの横パンチのガイド穴、ダイ
スの上下パンチの摺動面とによつて囲まれる空間
に、該空間からエアを吸引するときにエアを通す
エア通路を連通させ、該エア通路に、エアを吸引
して収塵する収塵装置を接続したものから成る。
置は、ダイス内に充填された原料粉末を、上下パ
ンチにより圧粉体に圧縮成形し、圧粉体の側面を
横パンチにより加工する横パンチ付粉末成形装置
において、横パンチが後退端にあるときに横パン
チの先端面、ダイスの横パンチのガイド穴、ダイ
スの上下パンチの摺動面とによつて囲まれる空間
に、該空間からエアを吸引するときにエアを通す
エア通路を連通させ、該エア通路に、エアを吸引
して収塵する収塵装置を接続したものから成る。
[作用]
このような装置においては、ダイス内に充填さ
れる原料粉末のうち横パンチのガイド穴に侵入し
た原料粉末は、ダイス内に充填された原料粉末が
圧粉体に圧縮成形された後、エア通路を通して吸
引されるエアによつて収塵装置に吸引される。し
たがつて、上下パンチにより圧縮成形された圧粉
体の側面を加工する際には、すでに横パンチのガ
イド穴からは原料粉末が除去されているので、粉
末づまりは防止され、横パンチは障害なく前進さ
れる。また、粉末除去は、エア吸引により行なわ
れ、直接収塵装置に収塵されるので、粉末の飛散
は防止される。
れる原料粉末のうち横パンチのガイド穴に侵入し
た原料粉末は、ダイス内に充填された原料粉末が
圧粉体に圧縮成形された後、エア通路を通して吸
引されるエアによつて収塵装置に吸引される。し
たがつて、上下パンチにより圧縮成形された圧粉
体の側面を加工する際には、すでに横パンチのガ
イド穴からは原料粉末が除去されているので、粉
末づまりは防止され、横パンチは障害なく前進さ
れる。また、粉末除去は、エア吸引により行なわ
れ、直接収塵装置に収塵されるので、粉末の飛散
は防止される。
[実施例]
以下に、本考案の横パンチ付粉末成形装置の望
ましい実施例を図面を参照して説明する。
ましい実施例を図面を参照して説明する。
第2図AないしEは、本考案の第1実施例に係
る方法を実施するための粉末成形装置を工程順に
示したものであり、第2図F,Gは、第2図B,
Cに対応する平面図である。
る方法を実施するための粉末成形装置を工程順に
示したものであり、第2図F,Gは、第2図B,
Cに対応する平面図である。
20は、ダイスを示しており、ダイス20はダ
イホルダ21に組み込まれている。ダイス20内
には、下パンチ22と上パンチ23が上下方向に
摺動可能に嵌合されている。下パンチ22と上パ
ンチ23は、円筒状に構成されており、上下パン
チ22,23の内周面側には、中空部24を有す
る円筒状のコアロツド25が、上下方向に摺動可
能に嵌合されている。ダイス20およびダイホル
ダ21、コアロツド25は、図示を省略した適当
な手段により、下パンチ22に対し相対的に上下
動できるようになつている。また、上パンチ23
は、図示を省略した適当な手段により、上下動さ
れるとともに、上方から下方に向けて適当な押圧
力をかけることができるようになつている。
イホルダ21に組み込まれている。ダイス20内
には、下パンチ22と上パンチ23が上下方向に
摺動可能に嵌合されている。下パンチ22と上パ
ンチ23は、円筒状に構成されており、上下パン
チ22,23の内周面側には、中空部24を有す
る円筒状のコアロツド25が、上下方向に摺動可
能に嵌合されている。ダイス20およびダイホル
ダ21、コアロツド25は、図示を省略した適当
な手段により、下パンチ22に対し相対的に上下
動できるようになつている。また、上パンチ23
は、図示を省略した適当な手段により、上下動さ
れるとともに、上方から下方に向けて適当な押圧
力をかけることができるようになつている。
ダイス20およびダイホルダ21には、これら
を横方向に貫通した横パンチのガイド穴26が設
けられており、横パンチのガイド穴26には、横
パンチ27が横パンチガイド穴26に沿つて横方
向に進退可能に挿入されている。横パンチ27の
ダイス20の上下パンチ22,23の摺動面28
側の先端部は、段付形状に形成され、その先端部
がたとえば円柱状のパンチ部29に構成されてい
る。横パンチ27には、図示を省略した横方向の
加圧力付与手段が連結されており、横パンチ27
は、後述の圧粉体打ち抜きに必要な加圧力でもつ
て前進される。なお、コア25には、パンチ部2
9に対応する抜き穴30が設けられている。
を横方向に貫通した横パンチのガイド穴26が設
けられており、横パンチのガイド穴26には、横
パンチ27が横パンチガイド穴26に沿つて横方
向に進退可能に挿入されている。横パンチ27の
ダイス20の上下パンチ22,23の摺動面28
側の先端部は、段付形状に形成され、その先端部
がたとえば円柱状のパンチ部29に構成されてい
る。横パンチ27には、図示を省略した横方向の
加圧力付与手段が連結されており、横パンチ27
は、後述の圧粉体打ち抜きに必要な加圧力でもつ
て前進される。なお、コア25には、パンチ部2
9に対応する抜き穴30が設けられている。
横パンチ27が後退端にあるとき、すなわち第
2図A,B,C,Eの状態にあるときには、横パ
ンチ27の先端面31と、ダイス20の上下パン
チ22,23の摺動面28と、ガイド穴26とに
よつて囲まれる空間32が形成されるが、この空
間32には、該空間32からエアを吸引するエア
通路33が連通されている。エア通路33は、ダ
イス20内に穿設されたエア通路33aとダイホ
ルダ21内に穿設されたエア通路33bとから構
成されており、エア通路33aが空間32へと接
続されている。空間32とエア通路33との接続
位置は、空間32の最も横パンチ27側が望まし
い。エア通路33には、さらに、エアを吸引収塵
する収塵装置34が設けられている。
2図A,B,C,Eの状態にあるときには、横パ
ンチ27の先端面31と、ダイス20の上下パン
チ22,23の摺動面28と、ガイド穴26とに
よつて囲まれる空間32が形成されるが、この空
間32には、該空間32からエアを吸引するエア
通路33が連通されている。エア通路33は、ダ
イス20内に穿設されたエア通路33aとダイホ
ルダ21内に穿設されたエア通路33bとから構
成されており、エア通路33aが空間32へと接
続されている。空間32とエア通路33との接続
位置は、空間32の最も横パンチ27側が望まし
い。エア通路33には、さらに、エアを吸引収塵
する収塵装置34が設けられている。
上パンチ23には、上パンチ23が圧縮成形の
ため下降されたときにガイド穴26の位置にくる
側面に、穴35が形成されている。穴35は、ガ
イド穴26よりも若干大に形成されており、圧縮
成形代が異なつて上パンチ23の下降時の位置が
多少ばらついても、ガイド穴26と位置が一致で
きるようになつている。
ため下降されたときにガイド穴26の位置にくる
側面に、穴35が形成されている。穴35は、ガ
イド穴26よりも若干大に形成されており、圧縮
成形代が異なつて上パンチ23の下降時の位置が
多少ばらついても、ガイド穴26と位置が一致で
きるようになつている。
このような構成を有する横パンチ付粉末成形装
置の作用について以下に説明する。
置の作用について以下に説明する。
まず、第2図Aに示すように、原料粉末36
が、ダイス20、下パンチ22、コアロツド25
によつて囲まれる空間に充填される。このとき、
原料粉末36の一部は、ダイス20の摺動面28
と横パンチガイド穴26と横パンチ27の先端面
31とによつて囲まれる空間32に侵入する。と
くに、横パンチ27の面に凹凸がある場合には、
空間32が必然的に形成されてしまうので、原料
粉末36は容易に侵入する。
が、ダイス20、下パンチ22、コアロツド25
によつて囲まれる空間に充填される。このとき、
原料粉末36の一部は、ダイス20の摺動面28
と横パンチガイド穴26と横パンチ27の先端面
31とによつて囲まれる空間32に侵入する。と
くに、横パンチ27の面に凹凸がある場合には、
空間32が必然的に形成されてしまうので、原料
粉末36は容易に侵入する。
つぎに、第2図B,Fに示すように、アンダー
フイルによりダイス20が上昇される。ダイス2
0が上昇すると、下パンチ22上にある原料粉末
36の上面は、ガイド穴26に対し相対的に下に
下げられる。
フイルによりダイス20が上昇される。ダイス2
0が上昇すると、下パンチ22上にある原料粉末
36の上面は、ガイド穴26に対し相対的に下に
下げられる。
つぎに、第2図C,Gに示すように、上パンチ
23が下降され、原料粉末36が圧粉体37に圧
縮成形される。この上パンチ23の下降の際に
は、上パンチ23の挿入によりダイス20内に閉
じ込められた空気が上パンチ23とダイス20と
の隙間から抜け、その際空気の流れとともに原料
粉末36が舞い上がり、原料粉末36がさらにガ
イド穴26に侵入する。したがつて、圧粉体37
への圧縮成形は、空間32に最初の原料充填の際
に侵入した原料粉末36と舞い上がつて侵入した
原料粉末36とが入り込んだ状態で、行なわれ
る。
23が下降され、原料粉末36が圧粉体37に圧
縮成形される。この上パンチ23の下降の際に
は、上パンチ23の挿入によりダイス20内に閉
じ込められた空気が上パンチ23とダイス20と
の隙間から抜け、その際空気の流れとともに原料
粉末36が舞い上がり、原料粉末36がさらにガ
イド穴26に侵入する。したがつて、圧粉体37
への圧縮成形は、空間32に最初の原料充填の際
に侵入した原料粉末36と舞い上がつて侵入した
原料粉末36とが入り込んだ状態で、行なわれ
る。
しかし、本考案では、圧縮成形時に上パンチ2
3の穴35が、ガイド穴26およびコアロツド2
5の穴30に一致する位置にきたとき、ガイド穴
26の空間32からエア通路33を通して収塵装
置34によりエアが吸引される。その際エアは、
コアロツド25の抜き穴30、上パンチ23の穴
35を通して、コアロツド25内から吸引され
る。この吸引されるエアによつて、空間32内の
粉末36が、エア通路33を介して収塵装置34
に収塵される。
3の穴35が、ガイド穴26およびコアロツド2
5の穴30に一致する位置にきたとき、ガイド穴
26の空間32からエア通路33を通して収塵装
置34によりエアが吸引される。その際エアは、
コアロツド25の抜き穴30、上パンチ23の穴
35を通して、コアロツド25内から吸引され
る。この吸引されるエアによつて、空間32内の
粉末36が、エア通路33を介して収塵装置34
に収塵される。
空間32から原料粉末36が除去された後、第
2図Dに示すように、ダイス20とコアロツド2
5が下降されて圧粉体37がガイド穴26の位置
まで移動され、横パンチ27が前進されて圧粉体
37が横パンチ27のパンチ部29によつて打ち
抜かれ、抜ち抜き片38がコアロツド25の中空
部24内に排出される。
2図Dに示すように、ダイス20とコアロツド2
5が下降されて圧粉体37がガイド穴26の位置
まで移動され、横パンチ27が前進されて圧粉体
37が横パンチ27のパンチ部29によつて打ち
抜かれ、抜ち抜き片38がコアロツド25の中空
部24内に排出される。
側面が横パンチ27により加工、成形された
後、第2図Eに示すように、横パンチ27が後退
されたのちダイス20が下降され、圧粉体37の
取り出しが可能な状態とされて一連の成形が完了
する。
後、第2図Eに示すように、横パンチ27が後退
されたのちダイス20が下降され、圧粉体37の
取り出しが可能な状態とされて一連の成形が完了
する。
このように、圧粉体37の側面の加工、成形の
際には、すでにエア吸引によりガイド穴26の空
間32から原料粉末36が除去されているので、
しかもこのエア吸引による粉末除去が圧縮成形工
程時の粉末の舞い上がりの後に行なわれるため空
間32内にある原料粉末36が確実に全量排出さ
れることになる。したがつて、横パンチ27と圧
粉体37との間には障害が何もなくなり、横パン
チ27が円滑に前進されるとともに、圧粉体37
の側面の所定形状への加工、成形が確実に行なわ
れる。
際には、すでにエア吸引によりガイド穴26の空
間32から原料粉末36が除去されているので、
しかもこのエア吸引による粉末除去が圧縮成形工
程時の粉末の舞い上がりの後に行なわれるため空
間32内にある原料粉末36が確実に全量排出さ
れることになる。したがつて、横パンチ27と圧
粉体37との間には障害が何もなくなり、横パン
チ27が円滑に前進されるとともに、圧粉体37
の側面の所定形状への加工、成形が確実に行なわ
れる。
つぎに、第3図A,Bに本考案の第2実施例に
係る横パンチ付粉末成形装置を示し、第2図にお
けるC,Gに相当する工程を示す。
係る横パンチ付粉末成形装置を示し、第2図にお
けるC,Gに相当する工程を示す。
本実施例においては、空間32には、空間32
からエアを吸引するエア通路40と空間32へ外
部からエアを導くエア通路41が連通される。そ
して、上パンチ42には、第1実施例の場合と異
なり穴は形成されていない。このような装置にお
いては、空間32内にあつた原料粉末36は、エ
ア通路40を通して収塵装置34によつてエア吸
引されることにより除去されるが、その際吸引さ
れるエアは、エア通路41を通して導かれる。す
なわち、コアロツド25内へはエアを通さずにダ
イス20の中だけで粉末除去を行なうようにした
ものであり、このようにすることにより、圧縮成
形工程、加工成形工程(第2図C,Dに相当)で
もエアを吸引することができるので、粉末除去時
間が長くとれ、一層確実な除去が可能になる。
からエアを吸引するエア通路40と空間32へ外
部からエアを導くエア通路41が連通される。そ
して、上パンチ42には、第1実施例の場合と異
なり穴は形成されていない。このような装置にお
いては、空間32内にあつた原料粉末36は、エ
ア通路40を通して収塵装置34によつてエア吸
引されることにより除去されるが、その際吸引さ
れるエアは、エア通路41を通して導かれる。す
なわち、コアロツド25内へはエアを通さずにダ
イス20の中だけで粉末除去を行なうようにした
ものであり、このようにすることにより、圧縮成
形工程、加工成形工程(第2図C,Dに相当)で
もエアを吸引することができるので、粉末除去時
間が長くとれ、一層確実な除去が可能になる。
つぎに、第4図A,B,Cに本考案の第3実施
例に係る横パンチ付粉末成形装置を示し、第2図
におけるC,Gに相当する工程を示す。
例に係る横パンチ付粉末成形装置を示し、第2図
におけるC,Gに相当する工程を示す。
本実施例においては、ダイス20のガイド穴2
6にガイド穴26の軸に沿う方向の溝50が設け
られ、エア通路51から吸引されるエアは、溝5
0を通して空間32から吸引される。このような
装置においては、横パンチ27の摺動面をエアが
流され、空間32とともに摺動面からも粉末が除
去されるので、横パンチ27のかじり等が防止さ
れ、横パンチ27の円滑な作動が一層確実化され
る。
6にガイド穴26の軸に沿う方向の溝50が設け
られ、エア通路51から吸引されるエアは、溝5
0を通して空間32から吸引される。このような
装置においては、横パンチ27の摺動面をエアが
流され、空間32とともに摺動面からも粉末が除
去されるので、横パンチ27のかじり等が防止さ
れ、横パンチ27の円滑な作動が一層確実化され
る。
[考案の効果]
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、横パンチのガイド穴の粉末づまりの問題を解
消して、圧粉体の側面を確実に所定形状に加工、
成形することができるという効果が得られるとと
もに、除去した粉末を収塵装置により吸引するよ
うにしたので、粉末を飛散させることなく良好な
作業環境を得ることができるという効果が得られ
る。
ば、横パンチのガイド穴の粉末づまりの問題を解
消して、圧粉体の側面を確実に所定形状に加工、
成形することができるという効果が得られるとと
もに、除去した粉末を収塵装置により吸引するよ
うにしたので、粉末を飛散させることなく良好な
作業環境を得ることができるという効果が得られ
る。
第1図A,Bは、先に本出願人により提案した
横パンチ付粉末成形装置(実願昭58−167540号)
の縦断面図、第1図Cは第1図Aに示す装置の一
部を断面にして示した平面図、第2図A,B,
C,D,Eは、本考案の第1実施例に係る横パン
チ付粉末成形装置を工程順に示した縦断面図、第
2図F,Gは、第2図B,Cの一部を断面にして
示した平面図、第3図Aは本考案の第2実施例に
係る横パンチ付粉末成形装置の縦断面図、第3図
Bは、第3図Aの一部を断面にして示した平面
図、第4図Aは本考案の第3実施例に係る横パン
チ付粉末成形装置の縦断面図、第4図Bは、第4
図Aの一部を断面にして示した平面図、第4図C
は、第4図AのX−X線に沿う部分拡大断面図、
である。 20……ダイス、22……下パンチ、23……
上パンチ、25……コアロツド、26……ガイド
穴、27……横パンチ、32……空間、33,4
0,41,51……エア通路、34……収塵装
置、36……原料粉末、37……圧粉体、50…
…溝。
横パンチ付粉末成形装置(実願昭58−167540号)
の縦断面図、第1図Cは第1図Aに示す装置の一
部を断面にして示した平面図、第2図A,B,
C,D,Eは、本考案の第1実施例に係る横パン
チ付粉末成形装置を工程順に示した縦断面図、第
2図F,Gは、第2図B,Cの一部を断面にして
示した平面図、第3図Aは本考案の第2実施例に
係る横パンチ付粉末成形装置の縦断面図、第3図
Bは、第3図Aの一部を断面にして示した平面
図、第4図Aは本考案の第3実施例に係る横パン
チ付粉末成形装置の縦断面図、第4図Bは、第4
図Aの一部を断面にして示した平面図、第4図C
は、第4図AのX−X線に沿う部分拡大断面図、
である。 20……ダイス、22……下パンチ、23……
上パンチ、25……コアロツド、26……ガイド
穴、27……横パンチ、32……空間、33,4
0,41,51……エア通路、34……収塵装
置、36……原料粉末、37……圧粉体、50…
…溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ダイス内に充填された原料粉末を、上パンチ
と下パンチにより圧縮して圧粉体に成形し、該
圧粉体の側面を、横方向に進退可能に設けられ
た横パンチにより加工する横パンチ付粉末成形
装置において、前記横パンチが後退端にあると
きに横パンチの先端面とダイスに形成された横
パンチのガイド穴とダイスの上パンチおよび下
パンチの摺動面とによつて囲まれる空間に、該
空間からエアを吸引するときにエアを通すエア
通路を連通させ、該エア通路に、エアを吸引し
て収塵する収塵装置を接続したことを特徴とす
る横パンチ付粉末成形装置。 (2) 前記上パンチに、前記圧粉体への圧縮成形時
に位置が前記横パンチのガイド穴の位置と一致
する穴を設けた実用新案登録請求の範囲第1項
記載の横パンチ付粉末成形装置。 (3) 前記空間に、該空間からエアを吸引する前記
エア通路とともに該空間にエアを供給するエア
通路を連通させた実用新案登録請求の範囲第1
項記載の横パンチ付粉末成形装置。 (4) 前記横パンチのガイド穴に、前記空間に通じ
る溝を刻設し、該溝に前記エア通路を連通させ
た実用新案登録請求の範囲第1項記載の横パン
チ付粉末成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2669484U JPS60141999U (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 横パンチ付粉末成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2669484U JPS60141999U (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 横パンチ付粉末成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60141999U JPS60141999U (ja) | 1985-09-20 |
JPH0318077Y2 true JPH0318077Y2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=30522944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2669484U Granted JPS60141999U (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 横パンチ付粉末成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60141999U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0411224A (pt) * | 2003-06-10 | 2006-07-18 | Gkn Sinter Metals Inc | método de formar um compacto de metal em pó para sinterização, peça de metal em pó e conjunto de matriz |
CN110382144B (zh) | 2017-03-09 | 2022-02-22 | Gkn烧结金属有限公司 | 形成具有水平通孔的粉末金属插入件的方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6074896U (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | 横パンチ付粉末成形装置 |
-
1984
- 1984-02-28 JP JP2669484U patent/JPS60141999U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60141999U (ja) | 1985-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5125449A (en) | Improved molding machine | |
CN108787893A (zh) | 一种低耗能联动脱模的冲压模具 | |
US6645426B1 (en) | Method and device for manufacturing powder molded body | |
JPH0318077Y2 (ja) | ||
JP4443847B2 (ja) | 傘状粉末成形体の成形方法 | |
JPH0320071Y2 (ja) | ||
CN212590301U (zh) | 一种电热丝的精准贴合的雾化芯生产设备 | |
JPS60108199A (ja) | 粉末成形における横パンチガイド部の粉末除去方法 | |
JP3097425B2 (ja) | 横孔を有する粉末成形体の成形方法およびその装置 | |
CN207508088U (zh) | 一种刹车支架自动生产模具 | |
CN219926255U (zh) | 一种注塑产品冲裁模具 | |
CN221184704U (zh) | 一种防止面取崩坏的粉末冶金轴承盖成型模具 | |
CN212042261U (zh) | 一种管状件冲孔机 | |
CN216989399U (zh) | 一种后浇带支护挡板冲压设备 | |
JPH0216879Y2 (ja) | ||
JP3878568B2 (ja) | 粉未成形体の製造方法並びに成形金型 | |
CN113828683B (zh) | 一种带孔部件的成型装置和成型方法 | |
CN218487131U (zh) | 一种组件铆合结构 | |
JP2011236447A (ja) | 焼結部品の製造方法と粉末成形装置 | |
JPS6319286B2 (ja) | ||
JP4465087B2 (ja) | 粉末成形体の製造方法 | |
JPH0788698A (ja) | 粉末成形品の横孔成形用金型 | |
JP2872069B2 (ja) | 異種粉末用成形装置 | |
EP1586441A1 (en) | Suction device for ceramic presses | |
JPS6021210Y2 (ja) | 焼結品成形装置の粉末除却機構 |