JPH03180578A - エアゾール繊維濃色化剤 - Google Patents

エアゾール繊維濃色化剤

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JPH03180578A
JPH03180578A JP32078389A JP32078389A JPH03180578A JP H03180578 A JPH03180578 A JP H03180578A JP 32078389 A JP32078389 A JP 32078389A JP 32078389 A JP32078389 A JP 32078389A JP H03180578 A JPH03180578 A JP H03180578A
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JP
Japan
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color
silicone
aerosol
thickening agent
refractive index
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Pending
Application number
JP32078389A
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English (en)
Inventor
Satoshi Onizuka
鬼塚 聡
Kazutoshi Ide
一敏 井手
Masaaki Yamamura
正明 山村
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は染色物の発色性を改善し、色の深み及び鮮明性
を改善する効果のある特定のシリコーン化合物を含有し
てなる家庭用エアゾール繊維濃色化剤に関するものであ
る。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、合成繊維、特にポリエステル系繊維の大きな
欠点として、ウール、綿等の天然線、維に比べて染色物
の色の深みや鮮明性が劣るという点が挙げられている。
また、天然繊維に関しても、ウールでは染色物の発色性
は良好なものの、着用を繰り返すうちに表面にテカリが
生じて結果的に色の深みが減少し、綿では着用とともに
繊維表面がa立ち、その結果色の深みが減少するという
問題点がある。
このため、染色物の鮮明性や色の深みを改善すべく研究
が続けられ、幾つかの報告がなされている。
例えば、「染料と薬品J Vol 15 ; kl、 
3〜B頁(1970)は、染色布を水で濡らすと濃く見
え且つ色が鮮やかであることを実験的及び理論的に説明
し、その理由が表面反射率を低下させるためであるとし
ている。
繊維表面に低屈折率膜を形威し、色に深みを出す方法と
して種々の提案がなされている。
特開昭53−111192号公報は屈折率が1.50以
下の重合体から形成された薄膜を形成する方法を提案し
ている。また、特開昭55−・26232号公報は繊維
構造物の表面に1.45以下の低屈折率を有する化合物
を該繊維に対し0.3%から10%薄膜状に吸着させ、
乾熱又は温熱処理を行なう方法を開示し、薄膜形成の原
料としてポリマーの屈折率が1.45以下の弗素系樹脂
、アクリル酸エステル樹脂、ビニル重合体、シリコーン
樹脂を用いることを述べ、その具体的実施例として含弗
素化合物やアクリル酸エステルの乳化物及び溶剤溶液を
用い、高温で浸漬吸着させたり、スプレー塗布した後、
乾熱又は温熱処理することにより繊維上に薄膜を作る方
法を開示している。
しかしながら、これらの報告に記載されている方法はプ
ラズマ重合やグラフト重合を必要としたり、浸漬やスプ
レー後に乾熱や温熱処理をしなければならないために一
般家庭では実施不可能である。
家庭にて処理できる可能性がある処理剤として、アミノ
変性シリコーン及び/又は第4級アンモニウム塩変性シ
リコーンを用いたテカリ防止剤に関する報告があり(特
開昭64−61576号公報)、浸漬処理、ハンディス
プレーもしくはエアゾールの形態で使用することが可能
であると記載されており、主な使用方法は水に分散させ
たエマルジョンの形態での浸漬処理又はエアゾールであ
る。しかしながら、水分散させたエマルジョンを被処理
物に処理すると浸漬処理、エアゾールのいずれの場合に
も処理剤の乾燥速度が非常に遅く、使用上不便であり、
しかも乾燥速度が遅いことが原因でシリコーン基剤が布
表面に止まらずに、市内部にまで浸透してしまい布表面
上に薄膜を作り難くなり、充分な効果を発揮することが
できない。
乾燥速度に関しては溶液に低沸点溶媒を混入して乾燥速
度を上昇させることが一般的な手段であるが、低沸点溶
媒がエマルジョンの連続層に多く混入すると乳化剤のH
LBバランスがこわれ、更に、水に近い比重を持つシリ
コーンエマルジョンと連続層の比重差が大きくなるため
にエマルジョンの安定性が非常に悪く、実用上大きな問
題となる。
また、同報告にはエタノール、アセトン、エチレングリ
コール等の有機溶媒を併用することが可能であると記載
されているが、同報告に記載されているシリコーンを全
て均一に溶解することが可能な有機溶媒はトルエン等の
ベンゼン系有機溶媒やクロロホルム等の塩素系の有機溶
媒であるために、刺激臭や安全性の観点から一般家庭で
使用するには好ましくない、また、エタノール、アセト
ン、エチレングリコール等を用いた場合にはシリコーン
がエマルジョンの形で存在するために、前記と同様のエ
マルジョンの安定性の問題が生じる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、一般家庭で手軽に繊維の濃色化処理並び
にテカリ除去処理を行なうことが可能である濃色化剤乃
至テカリ除去剤組戒物を見出すべく鋭意検討した結果、
特定のシリコーン化合物に対し特定の濃色効果向上剤を
併用することにより上記目的を達威し得ることを見出し
本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 (a)屈折率が1.50以下であるシリコーン及び/又
はシリコーン誘導体の1種又は2種以上(b)アビエチ
ン酸及び/又はアビエチン酸誘導体 (c) L P G を含有し、且つ上記(a)成分及び(b)成分が(c)
成分に均一に溶解しており、更に(d)炭素数が1〜3
の低級アルコールを、(c)/ (d)重量比で101
0〜2/8の割合で含有してなることを特徴とするエア
ゾール繊維濃色化剤を提供するものである。
(a)tc分のシリコーンとしてはジメチルポリシロキ
サン、四級アミノ変性ジメチルポリシロキサン、アミノ
変性ジメチルポリシロキサン、エポキシ変性ジメチルポ
リシロキサン、カルボキシ変性ジメチルポリシロキサン
、ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン等
の通常のシリコーン化合物で、屈折率が1.50以下の
ものが用いられる。屈折率はアツベ屈折針等を用いて測
定される。
(b)成分としてはアビエチン酸及び/又はアビエチン
酸誘導体が使用される。具体的には、アビエチン酸、テ
トラヒドロアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、テト
ラヒドロアビエチン酸イソステアリルエステル、テトラ
ヒドロアビエチルアルコール、アビエチン酸グリセリル
エステル等が挙げられる。これらの(b)11i、分が
効果的な理由は必ずしも明らかではないが、繊維表面で
のシリコーン化合物の造膜性を向上させる効果によるも
のと推測される。(b)成分はエアゾール繊維濃色化剤
中に0.01〜5重量%程度の配合量で濃色向上効果が
発揮される。
本発明の組成物においては、(a)成分及び(b)成分
を(e)成分である噴射剤1.PG中に均一に溶解させ
る。LPGに代え炭酸ガス、ジメチルエーテル等の噴射
剤を使用した場合には(a)成分は溶解しないで分離し
てしまうが、(a)成分及び(b)成分が均一に溶解し
ていないと十分な濃色化効果が得られない。
本発明の組成物を噴霧する際に選択したシリコーンの分
子量によってはシリコーンをLPG単独に溶解させると
エアゾールを噴霧した際にエアゾール微粒子が舞い上が
り、被処理物の表面に到達するシリコーンの割合が著し
く小さくなることがある。この場合には(d)炭素数1
〜3の低級アルコールを添加することにより粒子形状及
び噴霧状態が改良される。その際使用される低級アルコ
ールとしてはエタノール、イソプロピルアルコール等が
挙げられ、特にエタノールが好ましい。(d)成分は(
c)/ (d)重量比で1010〜2/8の割合で使用
するのが好ましく、更に好ましくは7/3〜3/7の割
合である。
本発明のエアゾール繊維濃色化剤において、上記シリコ
ーン及び/又はシリコーン誘導体(a)の配合量は特に
限定されないが、衣料重量に対してシリコーン及び/又
はシリコーン誘導体の合計が0.01〜5重量%付着す
るようにするのがよい、但し、通常2重量%以上付着し
ても効果は変わらない、具体的な事例は実施例に明記す
るが、例えばエアゾール中にシリコーン及び/又はシリ
コーン誘導体(a)を0.2〜5重量%配合して、組成
物を衣料に噴霧すればよい、(a)tc分と0))成分
の重量比は(a)/(b)−50/ 1〜1 /20の
範囲が好ましい。
本発明のエアゾール繊維濃色化剤は天然繊維、合成繊維
及び混紡のいずれの繊維を使用した衣料にも使用可能で
ある。
本発明のエアゾール繊維濃色化剤はLPG (c)を必
須成分として含有するために、特に他の噴射剤を混入さ
せなくてもよいが、引火性の低減、コストの低減、シリ
コーンやその他の添加物の溶解性を向上させる等積々の
目的でn−ブタン、フロンガス、炭酸ガス、ジメチルエ
ーテル等の通常の噴射剤を併用することもできる。
更に、本発明の組成物には必要に応じて上記(b)〜(
c)成分或いは更に(d)1f9.分の他に、シリコー
ンの繊維表面における定着剤としての界面活性剤、繊維
に展着性を与えるための多価アルコール、嗜好性の良い
香りを与えるための香料、エアゾール容器の防錆剤、シ
リコーンの安定化剤、布の風合いを改善するための第4
級アンモニウム塩等の柔軟剤、帯電防止剤、繊維表面で
の乾燥速度を調節するための少量の水等を配合すること
ができる。本発明の組成物は常法によりエアゾール容器
に充填して製品とされる。
〔実 施 例〕
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない、尚、例中%と
あるのは全て重量%であり、%owfとあるのは布重量
に対する重量比(ofweight of fabri
c)である。
下記に示す各種シリコーン(1)〜(4)を用いて種々
のエアゾール繊維濃色化剤を調製した。
エアゾールに使用したLPGの圧力は約3.0 kg/
cd(20℃)であるが、LPGの圧力は特にこれに限
定されるものではなく、任意に選択できる。
屈折率 1.41 (25℃) 屈折率 1.43 (25°C) 屈折率 1.41 (25’C) 屈折率 1.40 (25°C) 実10組L シリコーン(1) % G バランス エタノール 7 アビエチン酸 実1H糺i シリコーン(2) % PG バランス エタノール シリコーン(3) % G バランス エタノール シリコーン(4) PG エタノール シリコーン(1) PG エタノール 旦1和糺え シリコーン(2) PG エタノール 且fi走 シリコーン(3) PG 30 % 1 % バランス 0 バランス 7バ ランス7 バ ランスエ タノール % 北見[ シリコーン(4) PG エタノール 1  % バランス 0 上記実施例及び比較例で調製されたエアゾール繊維濃色
化剤を用いて下記の方法で濃色化効果の評価を行った。
〈濃色化効果の評価〉 木綿(平織)、ポリエステル(ジョーゼット)、ウール
(サージ)の各黒色の試験布に実施例1〜3及び比較例
1〜5のエアゾールをシリコーン基剤として0.5%o
wf噴霧した後、温度20℃、相対湿度65%の環境条
件下で30分間放置した後、各組成物の濃色化効果を評
価した.評価には日本電色工業株式会社製の色差計(M
odellool DP)を用い、試料の濃色ニーΔL
値(数値が大きい程濃色化効果が大きい)を求めた。
得られた一ΔL値より、以下のA−Fの6段階の評価を
行なった。
2.5< −ΔL     ・・・A(効果大)2.0
<  −ΔL ≦2.5  ・・・ B1.5<  −
ΔL ≦2.0  ・・・ C1、O〈 −ΔL≦1.
5  ・・・Do、5<  −ΔL ≦1.0   ・
・・ EOく −ΔL ≦0.5  ・・・ F(効果
中)これらの評価結果を表1に示す。
表   1 表1より、本発明のエアゾール繊維濃色化剤は衣類の濃
色化効果に特に優れていることが分かる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、染色物の発色性を改善し、色の深み及
び鮮明性を改善する効果のあるエアゾール繊維濃色化剤
が得られる。
また、本発明のエアゾール繊維濃色化剤は、繊維に発生
したテカリを濃色化により除去するテカリ除去剤として
使用され得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)屈折率が1.50以下であるシリコーン及び/
    又はシリコーン誘導体の1種又は2種以上 (b)アビエチン酸及び/又はアビエチン酸誘導体 (c)LPG を含有し、且つ上記(a)成分及び(b)成分が(c)
    成分に均一に溶解しており、更に(d)炭素数が1〜3
    の低級アルコールを、(c)/(d)重量比で10/0
    〜2/8の割合で含有してなることを特徴とするエアゾ
    ール繊維濃色化剤。
JP32078389A 1989-12-11 1989-12-11 エアゾール繊維濃色化剤 Pending JPH03180578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1291461A4 (en) * 2000-05-25 2004-06-16 Kao Corp COLOR RECOVERY FUNDS
CN111364250A (zh) * 2020-03-27 2020-07-03 佛山市顺德区德美瓦克有机硅有限公司 一种硫化黑棉针织物增深手感整理剂及制备方法

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