JPH03180106A

JPH03180106A - 種子配置材

Info

Publication number: JPH03180106A
Application number: JP32005589A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Suzuki; 信夫鈴木; Kazuo Nakamura; 和雄中村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-12-08
Filing date: 1989-12-08
Publication date: 1991-08-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、主として稲の種子（もみ）を苗箱に均等に配
置する種子配置材に関する。

（従来の技術）消毒した種子を１種子蒔き機により、苗箱に適量人４ま
た上の上に配置するものであった。

（発明が解決しようとした課題）上述の方法では種子が均等に配置されず、ば１）つきが
大きく１種子が集中した個所は苗の成育が悪く、また、
根が相互に絡み合っているため田植のとき田植機の爪が
規定本数より多く取ってしまい１次ぎに取る苗が不足し
て、密植、疎植が生じ間引きや追植の手数を要するばか
りでなく、その分を見込んで余分に苗を画成しておく必
要があり下経済であるなどの問題点があった。

本発明は、高価な種子蒔き機を必要とせず、誰でも簡単
に、苗箱内に略均等に種子を配置できる種子配置材を提
供することを目的としている。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため１本発明の種子配置材は苗箱に
合わせた大きさで、水により分解、または腐敗しやすい
紙などを主材とした薄板状主体の表面に粘着剤を塗布す
るが、または２〜３粒の種子が入る凹部を等間隔に多数
設けるだけでもよいし　前記凹部の内側に粘着剤を塗布
するとさらに効果的である。

また、上記種子配置材に１種子が脱落しない大きさの穴
を等間隔に多数設けておくと１種子の配置が更に確実で
あり根の着床がよい。

更にまた。上述のようにして種子配置材に配置した種子
の上から、水溶性ノリなどの接着剤や。

片面に水溶性接着剤を塗布したシートなどの固定材で被
覆して種子を固定すると、多数枚がさねて運搬するのに
も便利である。

なお、上述の種子配置材の厚さを従来の苗箱の土の厚さ
と同じ位に製作し、消毒剤や肥料、など（以下、薬剤と
いう）苗の成育に必要な薬剤を混入しておくとこれらを
施す手数が省けるばかりが、苗箱に上を入れる必要もな
くなる。

更になお、前記のような種子配置材は、有害物質を除去
したヘドロや、水溶性ノリなどから製作してもよい。

（作用）上記のように構成された種子配置材の上に９種子を一面
にばら蒔き、凹部を設けた種子配置材は適当な角度に傾
斜させるだけで凹部に２，３粒の種子を残して他は滑り
落ち、粘着剤を塗布した種子配置材の場合は裏返しにす
れば粘着剤に当接した種子だけを残して他は落ちるから
、このようにして種子を配置した種子配置材を苗箱内の
土の上におけばよい。

なおこのとき、穴を設けた種子配置材においては裏返し
のまま９種子を下方にしておくと根の着床がよく穴から
芽を出しやすい。

また１種子配置材に消毒剤を塗布しておくと苗箱および
土を消毒する手数が省ける。

（実施例〉実施例について図面を参照して説明すると第１図及び第
２図に示す種子配置材１は薄板状主体２の表面全体に粘
着剤３を塗布したもので、該種子配置材１に種子４を配
置した状態を示しており５は苗箱、６は土である。

第３図に示す実施例は種子配置材ｌに種子４が脱落しな
い大きさの穴７を縦横等間隔に多数設けてあり配置され
た種子４の安定性がよい。

第４図に示す実施例は種子４が２，３粒入り込む大きさ
の凹部８を主体２の表面に多数設け、凹部８の内側に粘
着剤３を塗布し、配置された種子４に水溶性ノリなどの
固定材９を被せて固定し運搬しやすくしである。

第５図に示す実施例は、第４図に示した固定材９を１片
面に接着剤ｌＯを塗布した水溶性紙などのシート１１か
らなる固定材１２としたものである。

第６図に示す実施例は、消毒剤１３や肥料１４などの薬
剤を混入した主体２の厚さを従来の苗箱５に入れた土６
の深さと同じ泣にしたもので、従来行なわれていた土６
や苗箱５の消毒を必要としないばかりか、土６が不用で
、施肥などの手数も省けるようにしである。

なお、上述したのは稲の種子（もみ）についてであるが
この種子配置材１は他の野菜などの種子にも利用できる
ものであることはいうまでもない。

（効果）４゜本発明は１以上説明したように構成されているので　以
下に記載されるような効果を奏する。

配置された種子の安定性が良い種子配置材を使用するの
で、高価な種子蒔き機を使用しなくても簡単に略均等な
種子配置が行なえ、苗の成育が良く１間引きや追植を必
要としないばかりか、運搬も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は表面に粘着剤を塗布した種子配置材に種子を配
置し、苗箱にセットした状態を示す一部切欠平面図、第
２図は第１図Ａ　−Ａ　８１１の一部切欠断面図、第３
図ないし第６図は種子配置材の実施例の要部を示す一部
切欠断面図でる。１・・・種子配置材２・・・主体３・・・粘着剤４・・・種子５・・・醒箱６・・・土７・・・穴８　・９　・１０　・１１　　・１２　・ｌ　３　・ｌ　・１　・・凹部・固定材・接着剤・シート・固定材・消毒剤・肥料第１図

Claims

【特許請求の範囲】１、水により分解、または腐敗しやすく、適当な大きさ
を有する薄板状主体２の少なくとも一方の面の略全面に
粘着材３を塗布したことを特徴とした種子配置材。２、主体２に、苗の成育に必要な薬剤を塗布、または混
入したことを特徴とした請求項１記載の種子配置材。３、水により分解、または腐敗しやすく、適当な大きさ
と厚みを有する主体２の片面に適当に配置した多数の種
子４を、固定材９，１２で固定したことを特徴とした種
子配置材。